JP5191997B2 - アークスタート制御方法 - Google Patents
アークスタート制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5191997B2 JP5191997B2 JP2009544632A JP2009544632A JP5191997B2 JP 5191997 B2 JP5191997 B2 JP 5191997B2 JP 2009544632 A JP2009544632 A JP 2009544632A JP 2009544632 A JP2009544632 A JP 2009544632A JP 5191997 B2 JP5191997 B2 JP 5191997B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding wire
- arc
- base material
- welding
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 35
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 350
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 98
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 9
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 18
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 15
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 11
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 9
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/06—Arrangements or circuits for starting the arc, e.g. by generating ignition voltage, or for stabilising the arc
- B23K9/067—Starting the arc
- B23K9/0671—Starting the arc by means of brief contacts between the electrodes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/12—Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
- B23K9/124—Circuits or methods for feeding welding wire
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
Description
(1)時刻t1〜t2のワイヤスローダウン期間
時刻t1において、図6(A)に示すように、溶接開始信号Stが入力されてHighレベルになると、図6(B)に示すように、送給制御信号Fcの値はスローダウン送給速度設定値Firとなり、溶接ワイヤの前進が開始される。スローダウン送給速度設定値Firは、通常は、1〜2m/min程度の遅い速度に設定される。これは、スローダウン送給速度を速くすると、溶接ワイヤが母材と物理的に接触したときに溶接ワイヤが母材に強く押し付けられて変形したり、溶接トーチ4が持ち上げられたりして、アークスタート性が悪くなる虞があるためである。同時に、溶接電源PSの出力が開始されて、図6(C)に示すように、溶接電圧Vwが印加される。時刻t1時点では無負荷状態であるため、溶接電圧Vwは最大出力電圧値(70〜100V程度)の無負荷電圧Vnlとなる。時刻t1以降、溶接ワイヤは前進させられるため、図6(E)に示すように、ワイヤ先端・母材間距離Lwは次第に短くなる。
(2)時刻t2〜t3の接触期間
時刻t2において、溶接ワイヤの先端が母材に接触して短絡すると、図6(E)に示すように、ワイヤ先端・母材間距離Lwは0となり、図6(C)に示すように、溶接電圧Vwは数V程度の短絡電圧値を示し、図6(D)に示すように、溶接電流Iwは低電流値(10〜100A程度)の初期電流設定値Iirを示す。このときに、図6(C)に示すように、溶接電圧Vwが予め定めた電圧基準値Vth未満になったことを検出して、溶接ワイヤと母材との短絡が判別される。またこのとき、図6(B)に示すように、送給制御信号Fcの値は負の値を示す後退送給速度設定値Fbrとなり、溶接ワイヤの後退が開始される。しかし、時刻t2〜t3の短絡期間中は、ワイヤ送給モータが正回転から逆回転へと反転するときに生じる遅れ時間や、溶接トーチ内において溶接ワイヤの遊びに相当する長さを後退させるのに要する遅れ時間によって、図6(E)に示すように、溶接ワイヤの先端と母材との接触が維持されている。この短絡期間は、ワイヤ送給モータの種類、溶接トーチの長さ等によって変化するものの、通常は、10〜100ms程度である。
(3)時刻t3〜t4の初期アーク引き上げ期間Td
時刻t3において、図6(E)に示すように、溶接ワイヤの先端が母材から離れると、初期電流設定値Iirに相当する電流が流れて初期アークが発生する。初期アークが発生すると、図6(C)に示すように、溶接電圧Vwは、数十Vのアーク電圧値を示し、電圧基準値Vth以上の値となる。予め定めた初期アーク引き上げ期間Td(時刻t3〜t4)は、図6(B)に示すように、溶接ワイヤの後退が継続される。これは、初期アーク発生直後に溶接ワイヤを後退から前進に切り換えると、アーク長が非常に短いために再び接触状態になる虞があるためである。これを防止すると共に定常アーク状態へと円滑に移行させるため、この期間中は、初期アークを維持しつつ溶接ワイヤの後退を継続して、アーク長を増大させる。そして、アーク長が定常アーク長と略等しくなるまで、溶接ワイヤの後退を継続させる。初期アークに低電流値の初期電流を流す目的は、初期アークによって溶接ワイヤの先端が溶融してアークが燃え上がるのを抑制するためである。溶接ワイヤの後退にアークの燃え上がりが付加されると、アークを所望値まで正確に引き上げることが困難になる。このため、初期電流の電流値を低く抑えることで、アークの燃え上がりを抑制している。また、再短絡を防止するため、時刻t3において初期アークが発生したときに、短時間パルス電流である再短絡防止電流を流すこともある。この方法によれば、高電流値のパルス電流を流すことによって、アークを瞬時に長くすることができ、再短絡が防止される。
(4)時刻t4以降の定常アーク状態の期間
時刻t4において、初期アーク引き上げ期間Tdが経過すると、図6(B)に示すように、送給制御信号Fcの値は定常送給速度設定値Fcrとなり、再び溶接ワイヤの前進が開始される。同時に、図6(C)に示すように、溶接電圧Vwが予め定めた電圧設定値Vrと等しくなるように定電圧制御されて、図6(D)に示すように、定常送給速度に応じた定常の溶接電流Icが流れるようになる。こうして、図6(E)に示すように、初期アーク発生状態から定常アーク状態へと円滑に移行する。なお、定常アーク状態では、アークが定常アーク長Lcを示す。
(1)母材及び送給ロール間の溶接ワイヤの送給経路上で撓んでいた溶接ワイヤが母材に向けて一気に飛び出すため、再短絡が発生する。
(2)溶接ワイヤの押付力の反力によって持ち上げられていた溶接トーチが一気に元の位置に戻ろうとするため、再短絡が発生する。
上述した課題を解決するため、本発明の第一の態様によれば、ワイヤ送給モータを駆動して溶接ワイヤの前進を開始するステップ1と、溶接ワイヤの前進により溶接ワイヤの先端が母材と接触して溶接ワイヤ及び母材間に短絡が発生したことを判別するステップ2と、短絡判別時においてワイヤ送給モータの送給トルク値を短絡判別時トルク値として検出し、短絡判別時トルク値が基準トルク値以上であるときにステップ4に移行させ、短絡判別時トルク値が基準トルク値未満であるときにステップ5に移行させるステップ3と、溶接ワイヤの後退を開始すると共にアークを発生させない状態で溶接ワイヤの先端を母材から引き離してステップ1に戻すステップ4と、溶接ワイヤの後退を開始して溶接ワイヤの先端を母材から引き離すことにより、溶接ワイヤ及び母材間に初期アークを発生させるステップ5と、初期アークを維持したまま溶接ワイヤの後退を継続してアーク長を長くするステップ6と、溶接ワイヤの後退を停止し、溶接ワイヤの前進を開始して、アークの状態を初期アークから定常アークへと移行させるステップ7とを備えたことを特徴とするアークスタート制御方法が提供される。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。図1に示す溶接電源を含む溶接装置の構成は、この溶接電源PSを含む図5に示す溶接装置の構成と同一である。
(1)時刻t1〜t2のワイヤスローダウン期間
時刻t1において、図2(A)に示すように、溶接開始信号Stが入力されてHighレベルになると、図2(B)に示すように、送給速度設定信号Frの値はスローダウン送給速度設定値Firとなり、溶接ワイヤが前進し始める。同時に、駆動信号Dvの出力が開始され、電源主回路PMの出力が開始されるため、図2(C)に示すように、溶接電圧Vwが印加される。時刻t1時点では無負荷状態であるため、溶接電圧Vwは高電圧値の無負荷電圧となる。時刻t1以降、溶接ワイヤは前進させられるため、図2(E)に示すように、ワイヤ先端・母材間距離Lwは次第に短くなる。
(2)時刻t2〜t3の短絡状態ではない接触期間
時刻t2において、溶接ワイヤが更に前進すると、溶接ワイヤの先端が母材と物理的に接触する。しかし、溶接ワイヤはその先端に付着した絶縁物を介して母材と接触するため、溶接ワイヤ及び母材間は電気的に接続されず、短絡状態にならない。このため、図2(G)に示すように、短絡判別信号Sdは非短絡状態を示すLowレベルに維持される。よって、図2(B)に示すように、送給速度設定信号Frはスローダウン送給速度設定値Firに維持され、溶接ワイヤの前進が継続される。つまり、溶接ワイヤは、その先端を母材と接触させた状態で更に前進させられる。このため、上述したように、溶接ワイヤは強い押付力によって張りつめた状態になるか、又は溶接トーチが強い押付力の反力によって持ち上げられた状態になる。同時に、図2(F)に示すように、溶接ワイヤの押付力によって送給トルク信号Qdの値は著しく増大する。
(3)時刻t3〜t4の短絡期間
時刻t3において、溶接ワイヤの前進による強い押付力によって、溶接ワイヤの先端に付着した絶縁物の一部が破壊及び除去される。すると、溶接ワイヤ及び母材間が電気的に接続されて、短絡した状態になる。そして、図2(G)に示すように、短絡判別信号Sdは、Lowレベルから短絡状態を示すHighレベルへと変化する。この時点での送給トルク信号Qdの値は、図2(F)に示すように、基準トルク値Qt以上である。このため、図2(I)に示すように、電流設定信号Irは、低電流設定値Ilrに維持される。このとき、図2(H)に示すように、外部特性切換信号SpはLowレベルである。このため、外部特性は定電流特性となり、低電流設定値Ilrに相当する溶接電流Iwが流れる。低電流設定値Ilrは、約1A以下のアークを維持できない程度の値に設定されている。短絡判別時の送給トルク信号Qdの値(以下、短絡判別時トルク値と称す)は、基準トルク値Qt以上である。このため、図2(B)に示すように、送給速度設定信号Frは後退送給速度設定値Fbrになり、溶接ワイヤが後退し始める。しかしながら、送給経路内で張りつめた溶接ワイヤを後退させるのに時間を要するため、この期間中は、図2(E)に示すように、ワイヤ先端・母材間距離Lwは0に維持される。すなわち、溶接ワイヤの先端は、依然として母材と接触し、短絡し続ける。このような溶接ワイヤの後退により、母材への溶接ワイヤによる押付力は解消される。このため、図2(F)に示すように、送給トルク信号Qdの値は減少して、最終的には負の値を示す。
(4)時刻t4〜t5の溶接ワイヤ引き上げ期間
溶接ワイヤの後退に伴い、時刻t4において、溶接ワイヤの先端が母材から離れる。しかしながら、図2(I)に示すように、電流設定信号Irは、依然として低電流設定値Ilrに維持される。このため、初期アークは発生せず、図2(C)に示すように、無負荷電圧が印加される。このため、図2(G)に示すように、短絡判別信号Sdは、Highレベルから非短絡状態を示すLowレベルへと変化する。短絡判別信号SdがLowレベルになった時点から予め定めた初期遅延期間Tid経過するまでの間は、溶接ワイヤの後退が継続される。この結果、図2(E)に示すように、ワイヤ先端・母材間距離Lwは次第に増大する。
(5)時刻t5〜t6の再ワイヤスローダウン期間
時刻t5において初期遅延期間Tidが終了すると、図2(B)に示すように、送給速度設定信号Frは、再びスローダウン送給速度設定値Firになる。その結果、溶接ワイヤは、再び前進させられる。よって、図2(E)に示すように、ワイヤ先端・母材間距離Lwは次第に小さくなる。
(6)時刻t6〜t7の再接触期間
時刻t6において、溶接ワイヤの前進によって、溶接ワイヤの先端が母材と物理的に接触する。このとき、溶接ワイヤの先端から絶縁物が既に除去されているため、溶接ワイヤ及び母材間は瞬時に電気的に接続され、短絡した状態になる。このため、図2(C)に示すように、溶接電圧Vwは低い値の短絡電圧値になり、電圧基準値Vth未満になる。このため、図2(G)に示すように、短絡判別信号Sdは、LowレベルからHighレベルへと変化する。この時点で、溶接ワイヤの先端は、母材に接触した直後であるため、母材に対し押し付けられていない。このため、図2(F)に示すように、送給トルク信号Qdの値は基準トルク値Qt未満である。このため、図2(I)に示すように、電流設定信号Irは、低電流設定値Ilrから予め定めた初期電流設定値Iirへと変化する。そして、図2(D)に示すように、初期電流設定値Iirに相当する溶接電流Iwが流れる。初期電流設定値Iirは、10〜100A程度のアークを維持できる程度の低電流値に設定されている。同時に、図2(B)に示すように、送給速度設定信号Frは、スローダウン送給速度設定値Firから負の値の後退送給速度設定値Fbrへと変化する。このため、溶接ワイヤは後退させられる。しかしながら、ワイヤ送給モータWMの反転遅れ時間が生じたり、送給経路の溶接ワイヤの遊び分の解消に時間を要したりするため、この期間中は、図2(E)に示すように、ワイヤ先端・母材間距離Lwは0に維持される。すなわち、溶接ワイヤの先端は、依然として母材と接触し、短絡し続ける。
(7)時刻t7〜t8の初期アーク引き上げ期間Td
時刻t7において、溶接ワイヤの後退によって、溶接ワイヤの先端が母材から離れる。すると、初期電流設定値Iirに相当する電流が流れて、溶接ワイヤ及び母材間に初期アークが発生する。この時点では、母材への溶接ワイヤによる押付力は弱いため、溶接ワイヤが飛び出して再短絡することはない。また、溶接トーチも持ち上げられていないため、溶接トーチの落下による再短絡も発生しない。すなわち、溶接ワイヤの押付力解除に伴う再短絡が発生することはない。初期アークが発生すると、図2(C)に示すように、溶接電圧Vwは、数十Vのアーク電圧値に上昇して電圧基準値Vth以上になる。この結果、図2(G)に示すように、短絡判別信号Sdは、HighレベルからLowレベルへと変化する。この時点から予め定めた遅延期間Td経過するまでの間は、溶接ワイヤの後退が継続されて、アーク長が所定の距離にまで増大する。この初期アークが発生した時点で、従来技術のように、パルス状の再短絡防止電流を流してもよい。
(8)時刻t8以降の定常アーク状態の期間
時刻t8において遅延期間Tdが終了すると、図2(B)に示すように、送給速度設定信号Frは、後退送給速度設定値Fbrから予め定めた定常送給速度設定値Fcrへと変化する。そして、溶接ワイヤは、再び前進させられる。同時に、図2(H)に示すように、外部特性切換信号SpがLowレベルからHighレベルへと変化し、外部特性が定電流特性から定電圧特性へと変化する。このため、図2(C)に示すように、溶接電圧Vwは、電圧設定信号Vrに相当する電圧値に基づいて制御される。その結果、定常送給速度設定値Fcrに対応する定常の溶接電流Icが流れる。そして、図2(E)に示すように、アークの状態が、定常アーク長Lcを有する定常アーク状態へと円滑に移行する。
(1)ステップ1
送給速度設定信号Frをスローダウン送給速度設定値Firに設定して出力する。これにより、溶接ワイヤは、スローダウン送給速度設定値Firに基づき前進させられる。同時に、外部特性切換信号SpをLowレベルにして出力する。これにより、溶接電源の外部特性は定電流特性になる。
(2)ステップ2
溶接ワイヤの前進によって、溶接ワイヤの先端が母材と接触する。そして、溶接ワイヤと母材とが電気的に接続して短絡したことを判別し、短絡判別信号SdがHighレベルになる。
(3)ステップ3
短絡判別信号SdがHighレベルになったときの送給トルク信号Qdの値(短絡判別時トルク値)と基準トルク値Qtとを比較する。そして、Qd≧Qtのときはステップ4に進み、Qd<Qtのときはステップ5に進む。
(4)ステップ4
電流設定信号Irを、アークを維持できない微小値の低電流設定値Ilrに設定して出力する。同時に、送給速度設定信号Frを後退送給速度設定値Fbrに設定して出力する。これにより、溶接ワイヤは後退させられて、溶接ワイヤの先端は母材から離れる。このとき、電流設定信号Irの値は小さいため、アークは発生しない。溶接ワイヤの先端が母材から離れたことを短絡判別信号SdがLowレベルになったことで判別した時点から初期遅延期間Tid経過するまでの間、溶接ワイヤの後退が継続される。この後ステップ1に戻る。
(5)ステップ5
送給速度設定信号Frを後退送給速度設定値Fbrに設定して出力する。同時に、電流設定信号Irを、アークを維持できる低電流値の初期電流設定値Iirに設定して出力する。これにより、溶接ワイヤの先端が母材から離れると、初期電流設定値Iirに相当する電流が流れて、溶接ワイヤ及び母材間に初期アークが発生する。
(6)ステップ6
この初期アークを維持しつつ遅延期間Td経過するまでの間、溶接ワイヤの後退を継続して、アークを長くする。
(7)ステップ7
送給速度設定信号Frを定常送給速度設定値Fcrに設定して出力する。同時に、外部特性切換信号SpをHighレベルにして出力し、溶接電源の外部特性を、定電流特性から定電圧特性へと切り換える。これにより、溶接ワイヤは、再び定常送給速度設定値Fcrで前進させられ、対応する定常の溶接電流Icが流れる。このようにして、アークの状態が、定常アーク状態へと円滑に移行する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るアークスタート制御方法について図3を参照して説明する。第2実施形態において、図3の時刻t1〜t3までの期間の動作は図2と同一であるため、その説明は省略する。
(3)時刻t3〜t4の短絡期間
時刻t3において、溶接ワイヤの前進による強い押付力によって、溶接ワイヤの先端に付着した絶縁物の一部が破壊及び除去される、すると、溶接ワイヤ及び母材間が電気的に接続されて、短絡した状態になる。そして、図3(G)に示すように、短絡判別信号Sdは、LowレベルからHighレベルへと変化する。この時点での送給トルク信号Qdの値(短絡判別時トルク値)は、図3(F)に示すように、基準トルク値Qt以上である。この時点で、図3(I)に示すように、電流設定信号Irは初期電流設定値Iirである。またこのとき、図3(H)に示すように、外部特性切換信号SpはLowレベルである。このため、外部特性は定電流特性となり、初期電流設定値Iirに相当する溶接電流Iwが流れる。短絡判別時において、送給トルク信号Qdの値は基準トルク値Qt以上である。このため、図3(B)に示すように、送給速度設定信号Frは低後退送給速度設定値Flrになる。その結果、溶接ワイヤの先端が母材から離れないように遅い送給速度で、溶接ワイヤが後退させられる。よって、このような溶接ワイヤの後退によって、溶接ワイヤが張りつめた状態から徐々に解消される。この結果、図3(F)に示すように、送給トルク信号Qdの値は徐々に小さくなる。この場合、送給トルク信号Qdの値が予め定めた低基準トルク値Qlに減少するまで、溶接ワイヤが後退し続ける。この期間中は、溶接ワイヤの先端が母材から離れないように溶接ワイヤを後退させることが重要である。このため、低後退送給速度設定値Flrは、遅い送給速度に設定されている。ワイヤ送給モータWMは速度制御されているが、この期間中は低基準トルク値Qlを目標値とするトルク制御を行ってもよい。
(4)ステップ4
送給速度設定信号Frを低後退送給速度設定値Flrに設定して出力する。そして、溶接ワイヤの先端が母材に接触した状態を保持できる低後退送給速度で、送給トルク信号Qdの値が低基準トルク値Qlに減少するまで、溶接ワイヤを後退させてから、ステップ5に進む。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るアークスタート制御方法について図4を参照して説明する。第3実施形態では、図2とは異なる動作機関について説明する。
(3)ステップ3
短絡判別時よりも前の溶接電圧値が無負荷電圧よりも低い状態が所定期間以上継続したときはステップ4に進む。一方、短絡判別時よりも前の溶接電圧値が無負荷電圧よりも低い状態が所定期間以上継続しないときはステップ5に進む。
Claims (3)
- ワイヤ送給モータを駆動して溶接ワイヤの前進を開始するステップ1と、
前記溶接ワイヤの前進により前記溶接ワイヤの先端が母材と接触して前記溶接ワイヤ及び前記母材間に短絡が発生したことを判別するステップ2と、
前記短絡判別時において前記ワイヤ送給モータの送給トルク値を短絡判別時トルク値として検出し、前記短絡判別時トルク値が基準トルク値以上であるときにステップ4に移行させ、前記短絡判別時トルク値が基準トルク値未満であるときにステップ5に移行させるステップ3と、
前記溶接ワイヤの後退を開始すると共にアークを発生させない状態で前記溶接ワイヤの先端を前記母材から引き離して前記ステップ1に戻すステップ4と、
前記溶接ワイヤの後退を開始して前記溶接ワイヤの先端を前記母材から引き離すことにより、前記溶接ワイヤ及び前記母材間に初期アークを発生させるステップ5と、
前記初期アークを維持したまま前記溶接ワイヤの後退を継続してアーク長を長くするステップ6と、
前記溶接ワイヤの後退を停止し、前記溶接ワイヤの前進を開始して、アークの状態を前記初期アークから定常アークへと移行させるステップ7と
を備えたことを特徴とするアークスタート制御方法。 - ワイヤ送給モータを駆動して溶接ワイヤの前進を開始するステップ1と、
前記溶接ワイヤの前進により前記溶接ワイヤの先端が母材と接触して前記溶接ワイヤ及び前記母材間に短絡が発生したことを判別するステップ2と、
前記短絡判別時において前記ワイヤ送給モータの送給トルク値を短絡判別時トルク値として検出し、前記溶接ワイヤの前進時の前記短絡判別時トルク値が基準トルク値以上であるときにステップ4に移行させ、前記溶接ワイヤの前進時の前記短絡判別時トルク値が基準トルク値未満であるときにステップ5に移行させるステップ3と、
前記溶接ワイヤの先端が前記母材に接触した状態を保持できる低後退送給速度で前記溶接ワイヤの後進を開始し、前記溶接ワイヤの後進時の前記送給トルク値が低基準トルク値に減少するまで前記溶接ワイヤを後退させてから前記ステップ5に移行させるステップ4と、
前記溶接ワイヤの後退を開始して前記溶接ワイヤの先端を前記母材から引き離すことにより、前記溶接ワイヤ及び前記母材間に初期アークを発生させるステップ5と、
前記初期アークを維持したまま前記溶接ワイヤの後退を継続してアーク長を長くするステップ6と、
前記溶接ワイヤの後退を停止し、前記溶接ワイヤの前進を開始して、アークの状態を前記初期アークから定常アークへと移行させるステップ7と
を備えたことを特徴とするアークスタート制御方法。 - ワイヤ送給モータを駆動して溶接ワイヤの前進を開始するステップ1と、
前記溶接ワイヤの前進により前記溶接ワイヤの先端が母材と接触して前記溶接ワイヤ及び前記母材間に短絡が発生したことを判別するステップ2と、
前記短絡判別時以前の溶接電圧値が無負荷電圧よりも低い状態が所定期間以上継続したときにステップ2からステップ4に移行させ、前記短絡判別時以前の溶接電圧値が無負荷電圧よりも低い状態が所定期間以上継続しないときはステップ2からステップ5に移行させるステップ3と、
前記溶接ワイヤの後退を開始すると共にアークを発生させない状態で前記溶接ワイヤの先端を前記母材から引き離して前記ステップ1に戻すステップ4と、
前記溶接ワイヤの後退を開始して前記溶接ワイヤの先端を前記母材から引き離すことにより、前記溶接ワイヤ及び前記母材間に初期アークを発生させるステップ5と、
前記初期アークを維持したまま前記溶接ワイヤの後退を継続してアーク長を長くするステップ6と、
前記溶接ワイヤの後退を停止し、前記溶接ワイヤの前進を開始して、アークの状態を前記初期アークから定常アークへと移行させるステップ7と
を備えたことを特徴とするアークスタート制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009544632A JP5191997B2 (ja) | 2007-12-03 | 2008-11-21 | アークスタート制御方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007312543 | 2007-12-03 | ||
JP2007312543 | 2007-12-03 | ||
PCT/JP2008/071240 WO2009072407A1 (ja) | 2007-12-03 | 2008-11-21 | アークスタート制御方法 |
JP2009544632A JP5191997B2 (ja) | 2007-12-03 | 2008-11-21 | アークスタート制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009072407A1 JPWO2009072407A1 (ja) | 2011-04-21 |
JP5191997B2 true JP5191997B2 (ja) | 2013-05-08 |
Family
ID=40717589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009544632A Active JP5191997B2 (ja) | 2007-12-03 | 2008-11-21 | アークスタート制御方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8362397B2 (ja) |
EP (1) | EP2216125B1 (ja) |
JP (1) | JP5191997B2 (ja) |
CN (1) | CN101842183B (ja) |
WO (1) | WO2009072407A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160130212A (ko) * | 2014-03-10 | 2016-11-10 | 가부시키가이샤 다이헨 | 아크 용접 제어 방법 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10562124B2 (en) * | 2010-12-14 | 2020-02-18 | Lincoln Global, Inc. | Welding apparatus with automated welding retraction |
US10058948B2 (en) * | 2010-12-29 | 2018-08-28 | Illinois Tool Works Inc. | Weld cell system with communication |
JP5862935B2 (ja) * | 2011-05-23 | 2016-02-16 | 株式会社ダイヘン | アークスタート制御方法 |
CN102489831B (zh) * | 2011-12-07 | 2014-07-16 | 唐山松下产业机器有限公司 | 一种熔化极气体保护电弧焊的引弧控制方法及其焊机 |
JP2014054655A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Daihen Corp | 溶接電源及びタック溶接方法 |
JP6134601B2 (ja) * | 2013-07-23 | 2017-05-24 | 株式会社ダイヘン | 溶接電源のくびれ検出制御方法 |
US10456852B2 (en) * | 2014-04-22 | 2019-10-29 | Daihen Corporation | Arc welding control method |
KR102245586B1 (ko) * | 2014-11-18 | 2021-04-27 | 가부시키가이샤 다이헨 | 아크 용접 제어 방법 |
US11801569B2 (en) | 2017-06-28 | 2023-10-31 | Esab Ab | Stopping an electroslag welding process |
CN111989182B (zh) * | 2018-04-18 | 2022-10-18 | 松下知识产权经营株式会社 | 电弧焊接控制方法 |
US20200130094A1 (en) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | Illinois Tool Works Inc. | Systems and methods to start arc welding |
WO2020218288A1 (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | アーク溶接制御方法及びアーク溶接装置 |
KR102186992B1 (ko) | 2019-07-16 | 2020-12-04 | 한국생산기술연구원 | 아크 용접 제어 방법 |
EP3984681A1 (de) | 2020-10-19 | 2022-04-20 | FRONIUS INTERNATIONAL GmbH | Verfahren zur vorbereitung eines automatisierten schweissverfahrens auf einen schweissprozess und schweissvorrichtung zur durchführung eines automatisierten schweissverfahrens |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6114080A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | Daihen Corp | 消耗電極式ア−ク溶接装置 |
JP2002248572A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-03 | Daihen Corp | アークスタート制御方法 |
JP2008200693A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Daihen Corp | ロボットアーク溶接のアークスタート制御方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3039217B2 (ja) * | 1993-08-26 | 2000-05-08 | 松下電器産業株式会社 | 消耗電極アーク溶接機 |
JPH09295143A (ja) * | 1996-05-08 | 1997-11-18 | Toyota Motor Corp | 溶接ワイヤ突き出し量調整方法 |
JP3885313B2 (ja) | 1997-02-03 | 2007-02-21 | 日本軽金属株式会社 | 溶接ワイヤ送給装置 |
US7301124B2 (en) * | 2005-01-26 | 2007-11-27 | Illinois Tool Works Inc. | System and method for coordinating wire feeder motor operation |
JP4809014B2 (ja) | 2005-07-29 | 2011-11-02 | 株式会社ダイヘン | ロボット溶接のアークスタート制御方法 |
JP2006231414A (ja) | 2006-05-30 | 2006-09-07 | Daihen Corp | アークスタート制御方法 |
-
2008
- 2008-11-21 JP JP2009544632A patent/JP5191997B2/ja active Active
- 2008-11-21 EP EP08856011.5A patent/EP2216125B1/en active Active
- 2008-11-21 US US12/682,741 patent/US8362397B2/en active Active
- 2008-11-21 WO PCT/JP2008/071240 patent/WO2009072407A1/ja active Application Filing
- 2008-11-21 CN CN200880114028.0A patent/CN101842183B/zh active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6114080A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | Daihen Corp | 消耗電極式ア−ク溶接装置 |
JP2002248572A (ja) * | 2001-02-23 | 2002-09-03 | Daihen Corp | アークスタート制御方法 |
JP2008200693A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Daihen Corp | ロボットアーク溶接のアークスタート制御方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160130212A (ko) * | 2014-03-10 | 2016-11-10 | 가부시키가이샤 다이헨 | 아크 용접 제어 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100213181A1 (en) | 2010-08-26 |
CN101842183A (zh) | 2010-09-22 |
CN101842183B (zh) | 2013-01-09 |
US8362397B2 (en) | 2013-01-29 |
EP2216125A4 (en) | 2012-09-26 |
WO2009072407A1 (ja) | 2009-06-11 |
EP2216125A1 (en) | 2010-08-11 |
JPWO2009072407A1 (ja) | 2011-04-21 |
EP2216125B1 (en) | 2015-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5191997B2 (ja) | アークスタート制御方法 | |
JP4807479B2 (ja) | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 | |
KR102056043B1 (ko) | 아크 용접 방법 및 아크 용접 장치 | |
JP3844004B1 (ja) | パルスアーク溶接制御方法及びパルスアーク溶接装置 | |
WO2013136643A1 (ja) | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 | |
JP2012081501A (ja) | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 | |
JP6145694B2 (ja) | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 | |
JP5998355B2 (ja) | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 | |
JP2012006020A (ja) | アーク溶接制御方法 | |
WO2020067074A1 (ja) | 溶接電源、溶接システム、溶接電源の制御方法及びプログラム | |
JP2009154173A (ja) | 2ワイヤ溶接の終了制御方法 | |
WO2020218288A1 (ja) | アーク溶接制御方法及びアーク溶接装置 | |
CN111097992A (zh) | 用于起动电弧焊的系统和方法 | |
JP2009195952A (ja) | 消耗電極アーク溶接の短絡判別方法 | |
JP5557249B2 (ja) | 短絡を伴うアーク溶接の送給制御方法 | |
JP2014083571A (ja) | 短絡期間の溶接電流制御方法 | |
JP5026289B2 (ja) | 消耗電極アーク溶接の短絡判別方法 | |
JP6019380B2 (ja) | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 | |
JP5943460B2 (ja) | 消耗電極アーク溶接のアークスタート制御方法 | |
JP2012206167A (ja) | 消耗電極アーク溶接のアークスタート制御方法 | |
JP7396779B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP2022185998A (ja) | アーク溶接電源 | |
JP5871360B2 (ja) | 消耗電極アーク溶接のくびれ検出制御方法 | |
JP5863365B2 (ja) | 2ワイヤ溶接のクレータ制御方法 | |
EP4052831B1 (en) | Arc welding apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111026 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121023 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5191997 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |