JP5189323B2 - 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 - Google Patents
難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5189323B2 JP5189323B2 JP2007181907A JP2007181907A JP5189323B2 JP 5189323 B2 JP5189323 B2 JP 5189323B2 JP 2007181907 A JP2007181907 A JP 2007181907A JP 2007181907 A JP2007181907 A JP 2007181907A JP 5189323 B2 JP5189323 B2 JP 5189323B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- parts
- polycarbonate resin
- resin composition
- polyorganosiloxane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L69/00—Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y30/00—Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/02—Elements
- C08K3/04—Carbon
- C08K3/041—Carbon nanotubes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/12—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
- C08L27/18—Homopolymers or copolymers or tetrafluoroethene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L51/00—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L51/08—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
- C08L51/085—Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds on to polysiloxanes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
例えば、有機ハロゲン系化合物や有機リン系化合物が従来から添加されている。しかし、これらの難燃剤の多くは毒性面で問題があり、特に有機ハロゲン系化合物は、燃焼時に腐食性ガスを発生するという問題があった。そのため、近年、非ハロゲン・非リン系難燃剤による難燃化の要求が高まっている。
さらに、カーボン繊維複合ポリカーボネート樹脂組成物は、有機金属塩化合物を添加することで0.8mm厚におけるV−0化の難燃性が可能と報告されており(特許文献3参照)、またカーボンナノチューブを複合化した難燃性ポリカーボネート樹脂組成物についても検討されている(特許文献4参照)。しかし、いずれの技術においても、難燃フィルム及び難燃シート分野で要求される薄肉(特に0.5mm厚以下)での難燃性の記載はなく、さらに上記の難燃技術では薄肉化の達成が困難であり、難燃化の技術躍進が必要とされる。
すなわち本発明は、
1.(A)芳香族ポリカーボネート樹脂100質量部に対し、(B)カーボンナノチューブを0.1〜5質量部、(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体を0.1〜10質量部含むことを特徴とする難燃性ポリカーボネート樹脂組成物、
2.さらに(D)フィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエチレンを0.05〜2質量部含む上記1に記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物、
3.カーボンナノチューブの非晶カーボン粒子の含有量が10質量%以下である上記1又は2に記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物、
4.上記1〜3のいずれかに記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形品、
5.自動車用部品、電気・電子用部品又は通信用機器用部品に用いられる上記4に記載の成形品、
6.フィルム又はシートである上記4に記載の成形品、
を提供するものである。
[(A)芳香族ポリカーボネート樹脂]
本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物は、(A)芳香族ポリカーボネート樹脂(以下、単に「(A)成分」ということがある)を含む組成物である。
(A)成分としては、特に制限はなく種々のものが挙げられる。通常、二価フェノールとカーボネート前駆体とを溶液法あるいは溶融法により反応させて製造された芳香族ポリカーボネートを用いることができる。具体的には、二価フェノールとホスゲンの反応、二価フェノールとジフェニルカーボネート等とのエステル交換法により反応させて製造されたものを使用することができる。
また、カーボネート前駆体としては、カルボニルハライド、カルボニルエステル、ハロホルメート等であり、具体的にはホスゲン、二価フェノールのジハロホーメート、ジフェニルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等である。この他、二価フェノールとしては、ハイドロキノン、レゾルシン、カテコール等が挙げられる。これらの二価フェノールは、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
なお、(A)成分は、分岐構造を有していてもよく、分岐剤としては、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α’,α”−トリス(4−ビドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、フロログリシン、トリメリット酸、イサチンビス(o−クレゾール)等がある。また、分子量の調節のためには、フェノール、p−t−ブチルフェノール、p−t−オクチルフェノール、p−クミルフェノール等が用いられる。
さらに、(A)芳香族ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量は、機械的強度および成形性の点から、10,000〜100,000のものが好ましく、特に14,000〜40,000のものが好適である。
本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物は、(B)カーボンナノチューブ(以下、単に「(B)成分」ということがある)を含む組成物である。
(B)成分は、ポリカーボネート樹脂組成物の難燃性、導電性、耐衝撃性を向上させるために添加される成分であり、カーボンナノチューブの該特性を発揮させるためにはポリカーボネート樹脂組成物中で十分に分散させる必要がある。本発明の(B)成分は、炭素からなる、平均繊維径が5〜80nmで、平均繊維長が1〜50μmの円筒状の中空繊維状物質であり、好ましくは、平均繊維径が5〜20nm、平均繊維長が1〜10μmである。カーボンナノチューブの平均繊維径が5nm未満では、分散が困難であり、導電性が低下し、直径が80nmを超えると、成形品の外観が不良で、導電性も低下する。また、カーボンナノチューブの長さが1μm未満では、導電性が低下し、50μmを超えると、分散が困難となり、成形品の外観が不良となる。
さらに、燃焼残渣の増量、ドリップの防止の観点より、カーボンナノチューブに不純物として含まれる非晶カーボン粒子は10質量%以下が好ましい。非晶カーボン粒子を10質量%以下にすることにより、燃焼残渣量が増加するとともに、ドリップの防止に効果がある。
カーボンナノチューブは、ゼオライトの細孔に鉄やコバルト系触媒を導入した触媒化学気相成長法(CCVD法)、気相成長法(CVD法)、レーザーアブレーション法、炭素棒・炭素繊維等を用いたアーク放電法等によって製造することができる。
カーボンナノチューブの末端形状は、必ずしも円筒状である必要はなく、例えば、円錐状等変形していても差し支えない。また、カーボンナノチューブの末端が閉じた構造でも、開いた構造のどちらでも用いることができるが、好ましくは末端が開いた構造のものが良い。カーボンナノチューブの末端が閉じた構造のものは、硝酸等化学処理をすることにより開口することができる。さらに、カーボンナノチューブの構造は、多層でも単層でも良い。
また、カーボンマイクロコイルは、機械的強度・弾性力等に優れた特性を有し、特異な二重らせん構造のマイクロメートルサイズの非晶質コイル状炭素繊維である。
本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物は、(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体(以下、単に「(C)成分」ということがある)を含む組成物である。
(C)成分は、ポリカーボネート樹脂組成物に難燃性を付与するために難燃剤として添加される成分である。本発明の(C)成分には特に制限はないが、好ましい具体例としては、(E)ポリオルガノシロキサン粒子40〜90質量部の存在下に、(F)多官能性単量体(f−1)100〜50質量%及びその他の共重合可能な単量体(f−2)0〜50質量%からなるビニル系単量体0.5〜10質量部を重合し、さらに(G)ビニル系単量体5〜50質量部[(E)、(F)及び(G)合わせて100質量部に対し]を重合して得られるポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体が挙げられる。
さらに、好ましい(C)成分は、(E)ポリオルガノシロキサン粒子60〜80質量部の存在下に、(F)ビニル系単量体1〜5質量部を、さらに(G)ビニル系単量体15〜39質量部を合計量が100質量部になるように重合して得られるものである。
上記(C)成分は、単独で又は2種以上を組合せて使用することができる。
本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物には、難燃性を向上させるために、(D)フィビリル形性能を有するポリテトラフルオロエチレン(PTFE)(以下、単に「(D)成分」ということがある)を配合することができる。この(D)成分は、本発明の樹脂組成物に溶融滴下防止効果を付与し、優れた難燃性を発現させる。
(D)成分は、フィブリル形成能を有するものであれば特に制限はない。ここで、「フィブリル形成能」とは、せん断力等の外的作用により、樹脂同士が結合して繊維状になる傾向を示すことをいう。本発明の(D)成分としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン系共重合体(例えば、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体等)等を挙げることができる。これらの中では、ポリテトラフルオロエチレンが好ましい。
フィブリル形成能を有するPTFEは、極めて高い分子量を有し、標準比重から求められる数平均分子量で、通常50万以上、好ましくは50万〜1500万、より好ましく100万〜1000万である。具体的には、テトラフルオロエチレンを水性溶媒中で、ナトリウム、カリウムあるいはアンモニウムパーオキシジスルフィドの存在下で、7〜700kPa程度の圧力下、温度0〜200℃程度、好ましくは20〜100℃で重合することによって得ることができる。
上記フィブリル形成能を有するPTFEは、単独で又は2種以上を組合せて使用することができる。
本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物には、上記(A)〜(D)成分以外に、本発明の目的が損なわれない範囲で、必要に応じ、その他の合成樹脂やエラストマー、さらには各種添加剤、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、他の難燃性剤、滑剤、各種無機充填剤等を適宜含有させることができる。
本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物は、上記(A)芳香族ポリカーボネート樹脂、(B)カーボンナノチューブ及び(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体、必要に応じて用いられる、(D)フィブリル形性能を有するポリテトラフルオロエチレンや各種の添加剤を常法により配合し、溶融混練することにより得ることができる。例えば、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、ドラムタンブラー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー押出機等を用いて行うことができる。溶融混練における加熱温度は、通常250〜300℃が適当である。
本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物は、公知の成形方法、例えば、中空成形、射出成形、押出成形、真空成形、圧空成形、熱曲げ成形、圧縮成形、カレンダー成形、回転成形等を適用することにより、難燃性の優れた薄肉の成形品とすることができる。
とりわけ、本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物は、使用時に薄い肉厚(0.5mm以下)で難燃性が要求される部位に用いられる成形品、例えば、自動車用部品、電気・電子用部品、通信機器用部品等あるいは薄い肉厚(0.5mm以下)のフィルム及びシートの製造に好適に使用される。
なお、樹脂組成物の物性測定及び評価は、以下の方法により行った。
(1)難燃性
UL規格94に準じて作製した厚さ1/64インチ(0.4mm)の試験片を用いて垂直燃焼試験を行った。試験の結果に基づいてUL94V−0、V−1、又はV−2の等級に評価し、V−2に達しないものをV−2outとした。
なお、UL規格94とは、鉛直に保持した所定の大きさの試験片にバーナーの炎を10秒間接炎した後の残炎時間から難燃性を評価する方法である。
(2)ノッチ付きアイゾット衝撃強度(IZOD)
射出成形機で作製した厚さ3.2mm(1/8インチ)の試験片を用いて、ASTM規格D−256に準拠して、測定温度23℃及び−30℃にて衝撃強度を測定した。
(3)曲げ弾性率
射出成形機で作製した厚さ4mm、長さ130mmの試験片を用いて、ASTM規格D−790に準拠し、支点間距離90mm、荷重速度20mm/minで3点曲げ試験を行い、その荷重―歪曲線の勾配より、曲げ弾性率を算出した。
(4)体積固有抵抗値
JIS K6911に準拠して測定した(試験平板:80×80×3mm)。
(5)成形品外観
100×100×2mm角板を成形し、目視観察した。評価基準は、成形体表面に凝集体を確認できるものをブツ、成形体表面に気泡が確認できるものをシルバー、上記いずれも無いものを良とした。
(ポリオルガノシロキサン粒子の製造)
純水251質量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(SDBS)1質量部、オクタメチルシクロテトラシロキサン95質量部、メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン5質量部からなる水溶液をミキサーにより10000rpmで5分間撹拌してエマルジョンを調製した。このエマルジョンを撹拌機、還流冷却器、窒素吹込口、単量体追加口、温度計を備えた5口フラスコに一括して仕込んだ。系を撹拌しながら、10質量%ドデシルベンゼンスルホン酸水溶液1質量部(固形分)を添加し、約40分かけて80℃に昇温後、さらに6時間反応させた。その後、25℃に冷却して、20時間放置後、系内のpHを水酸化ナトリウムで6.5として重合を終了させ、ポリオルガノシロキサン粒子を含むラテックスを得た。
重合転化率は88%、ポリオルガノシロキサン粒子のラテックスの平均粒子径は、0.14μmであり、トルエン不溶分量(ラテックスから乾燥させて得られたポリオルガノシロキサン粒子の固体0.5gを室温にてトルエン80mlに24時間浸漬し、12000rpmにて60分間遠心分離してポリオルガノシロキサン粒子のトルエン不溶分の重量分率(%)を測定したもの。)は0%であった。
撹拌機、還流冷却器、窒素吹込口、単量体追加口および温度計を備えた5口フラスコに、純水300質量部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート(SFS)0.2質量部、エチレンジアミン4酢酸2ナトリウム(EDTA)0.01質量部、硫酸第一鉄0.0025質量部及び上記の製造で得られたポリオルガノシロキサン粒子70質量部を仕込み、系を撹拌しながら窒素気流下、60℃まで昇温させた。60℃到達後、ビニル系単量体としてメタクリル酸アリル3質量部とラジカル重合開始剤としてクメンハイドロパーオキサイド0.01質量部の混合物を、一括で追加したのち、60℃で1時間撹拌を続けた。
その後、さらにビニル系単量体のメタクリル酸メチル及びラジカル重合開始剤のクメンハイドロパーオキサイド0.06質量部を3時間かけて滴下追加し、追加終了後1時間撹拌を続けることによってグラフト共重合体のラテックスを得た。つづいて、ラテックスを純水で希釈し、固形分濃度を15質量%にした後、10質量%塩化カルシウム水溶液2質量部(固形分)を添加して、凝固スラリーを得た。凝固スラリーを80℃まで加熱した後、50℃まで冷却して脱水、乾燥させてポリオルガノシロキサン系グラフト共重合体の粉体を得た。
得られたグラフト共重合体の重合転化率は99%であり、平均粒子径は0.5μm、アセトン不溶分量は88質量%であった。
表1に示した難燃性ポリカーボネート樹脂組成物の各成分(A)〜(D)をそれぞれ乾燥した。次に、(A)芳香族ポリカーボネート樹脂100質量部に対して、(B)カーボンナノチューブ、(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体及び(D)フィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエチレンを表1に示した割合で配合し、タンブラーを用いて均一ブレンドした後、径35mmのベント付き二軸押出成形機(東芝機械株式会社、機種名:TEM35)に供給し、温度300℃で混練し、ペレット化した。
得られたペレットを、100℃で10時間乾燥した後、射出成形機を用いて、シリンダー温度280℃、金型80℃で射出成形し、所望の試験片を得た。この試験片を用いて、上記(1)〜(4)の物性測定及び評価を行い、結果を表1に示した。
<比較例1〜24>
表2及び表3に示した割合で各成分を配合し、実施例と同様に試験片を成形し、物性測定及び評価を行い、結果を表2及び表3に示した。
(A)成分
A−1:粘度平均分子量17,500のビスフェノールAポリカーボネート(商品名:A1700、出光興産株式会社製)
A−2:分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート(商品名:FB2500、出光興産株式会社製)
(B)成分
B−1:マルチウォールカーボンナノチューブ、平均繊維径10〜30nm、平均繊維長1〜10μm(透過型電子顕微鏡、日立H-600、電圧75kVにて観察)、両端開口、非晶カーボン粒子量5質量%未満(サンナノテック社製)
B−2:マルチウォールカーボンナノチューブ、平均繊維径7〜13nm、平均繊維長5〜15μm、両端開口、非晶カーボン粒子量2質量%未満(商品名:Aligned-MWNTs-10、NTP社製)
B−3:カーボンファイバー、平均繊維径6μm、平均繊維長1.3mm(商品名:HTA-C6-SRS、東邦テナックス株式会社製)
(C)成分
C−1:ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体型難燃剤(商品名:MR-01、株式会社カネカ製)
C−2:製造例により製造されたポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体
C−3:パーフルオロブチルスルホン酸塩(商品名:メガファックF-114、大日本インキ化学工業株式会社製)
C−4:ビスフェノールAビスジフェニルホスフェート(商品名:PX-200、大八化学工業株式会社製)
(D)成分
D(PTFE):フィブリル形成能を有するPTFE(商品名:CD-076、旭硝子株式会社製)
〈1〉実施例1〜15より、厚さ0.4mmで、難燃性(V−0)、衝撃強度、剛性、導電性に優れた材料となることが分かった。また、(B)カーボンナノチューブを用いることで難燃性、導電性、耐衝撃性に優れた成形品が得られた。
〈2〉比較例1〜6より、(B)カーボンナノチューブの添加量が、0.1質量部よりも少ないと、難燃性がV−0とならず、体積抵抗値が低下しないことが分かった。
〈3〉比較例7〜10より、(B)カーボンナノチューブの添加量が、5質量部よりも多いと、難燃性がV−2outとなり、耐衝撃性が低いことが分かった。
〈4〉比較例11〜17より、(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体の添加量が0.1質量部よりも少ないと、難燃性がV−2outとなり、耐衝撃性が低いことが分かった。一方、10質量部よりも多いと、(C)成分の分散不良が生じ、成形品表面にブツが発現し、さらに難燃性がV−2outとなり耐衝撃性も低いことが分かった。
〈5〉比較例18〜20より、(B)カーボンナノチューブの代わりにカーボンファイバーを用いると、難燃性、耐衝撃性が低下することが分かった。
〈6〉比較例21〜24より、(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体の代わりに、難燃剤としてパーフルオロブチルスルホン酸塩やリン酸エステルを用いると、厚さ0.4mmのV−0が困難であり耐衝撃性も低下することが分かった。
Claims (7)
- (A)芳香族ポリカーボネート樹脂100質量部に対し、(B)カーボンナノチューブを0.1〜5質量部、(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体を0.1〜10質量部含むことを特徴とする難燃性ポリカーボネート樹脂組成物であって、
前記(B)カーボンナノチューブ中の非晶カーボン粒子の含有量が10質量%以下であり、
前記(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体が、(E)ポリオルガノシロキサン粒子40〜90質量部の存在下に、(F)多官能性単量体(f−1)100〜50質量%及びその他の共重合可能な単量体(f−2)0〜50質量%からなるビニル系単量体0.5〜10質量部を重合し、さらに(G)ビニル系単量体5〜50質量部を重合して得られるポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体である(ただし、(E)、(F)及び(G)の合計量が100質量部である)、難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 - さらに(D)フィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエチレンを0.05〜2質量部含む請求項1に記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記(A)芳香族ポリカーボネート樹脂が、分岐構造を有する芳香族ポリカーボネート樹脂を含む、請求項1又は2に記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
- 前記(C)ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体が、(E)ポリオルガノシロキサン粒子60〜80質量部の存在下に、(F)ビニル系単量体1〜5質量部を重合し、さらに(G)ビニル系単量体15〜39質量部を重合して得られるポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体である(ただし、(E)、(F)及び(G)の合計量が100質量部である)、請求項1〜3のいずれかに記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる成形品。
- 自動車用部品、電気・電子用部品又は通信用機器用部品に用いられる請求項5に記載の成形品。
- フィルム又はシートである請求項5に記載の成形品。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007181907A JP5189323B2 (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 |
EP08777821A EP2166038B1 (en) | 2007-07-11 | 2008-07-03 | Flame-retardant polycarbonate resin composition and molded article thereof |
AT08777821T ATE542859T1 (de) | 2007-07-11 | 2008-07-03 | Feuerfeste polycarbonatharzzusammensetzung und formartikel daraus |
KR1020107000210A KR20100031533A (ko) | 2007-07-11 | 2008-07-03 | 난연성 폴리카보네이트 수지 조성물 및 그 성형품 |
CN200880020026A CN101679739A (zh) | 2007-07-11 | 2008-07-03 | 阻燃性聚碳酸酯树脂组合物及其成形品 |
US12/667,591 US20110054107A1 (en) | 2007-07-11 | 2008-07-03 | Flame-retardant polycarbonate resin composition and molded article thereof |
PCT/JP2008/062069 WO2009008326A1 (ja) | 2007-07-11 | 2008-07-03 | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 |
TW097125730A TW200918601A (en) | 2007-07-11 | 2008-07-08 | Flame retardant polycarbonate resin composition and molded article thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007181907A JP5189323B2 (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009019090A JP2009019090A (ja) | 2009-01-29 |
JP5189323B2 true JP5189323B2 (ja) | 2013-04-24 |
Family
ID=40228505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007181907A Expired - Fee Related JP5189323B2 (ja) | 2007-07-11 | 2007-07-11 | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20110054107A1 (ja) |
EP (1) | EP2166038B1 (ja) |
JP (1) | JP5189323B2 (ja) |
KR (1) | KR20100031533A (ja) |
CN (1) | CN101679739A (ja) |
AT (1) | ATE542859T1 (ja) |
TW (1) | TW200918601A (ja) |
WO (1) | WO2009008326A1 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100856137B1 (ko) * | 2007-08-08 | 2008-09-02 | 제일모직주식회사 | 전기전도성 열가소성 수지 조성물 및 그 성형품 |
JP5342804B2 (ja) * | 2008-05-07 | 2013-11-13 | 出光興産株式会社 | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形体 |
JP2011057725A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-24 | Ube Industries Ltd | 導電性熱可塑性樹脂組成物 |
JP5616612B2 (ja) * | 2009-11-27 | 2014-10-29 | 出光興産株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
FR2973382B1 (fr) * | 2011-03-31 | 2014-06-20 | Arkema France | Materiau composite renfermant des nanotubes de carbone et des particules de structure coeur-ecorce |
US9309407B2 (en) | 2013-05-02 | 2016-04-12 | Sabic Global Technologies B.V. | Polycarbonate-siloxane copolymer flame retarded with a silicone based core shell modifier |
KR101662368B1 (ko) * | 2013-07-26 | 2016-10-04 | 롯데첨단소재(주) | 전도성 시트 조성물 |
US10400080B2 (en) | 2015-03-16 | 2019-09-03 | Sabic Global Technologies B.V. | Fibrillated polymer compositions and methods of their manufacture |
CN105694375A (zh) * | 2016-03-14 | 2016-06-22 | 彭珂 | 一种阻燃型电热复合材料组合物 |
CN105623236A (zh) * | 2016-04-06 | 2016-06-01 | 汤卓群 | 一种抗静电的聚合纳米薄膜及其制备方法 |
AU2018278833B2 (en) * | 2017-05-31 | 2023-09-21 | Eric V. Gonzales | Smoke device and smoke detection circuit |
JP6411588B6 (ja) * | 2017-06-19 | 2022-10-07 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 摺動性ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 |
CN109897386A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-06-18 | 深圳烯湾科技有限公司 | 聚碳酸酯组合物及其制备方法和应用 |
CN109867966A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-06-11 | 深圳烯湾科技有限公司 | 聚碳酸酯组合物及其制备方法和应用 |
TWI725912B (zh) * | 2020-08-26 | 2021-04-21 | 大陸商漢達精密電子(昆山)有限公司 | 高性能無鹵阻燃pc/cnt導電材料及其製品 |
CN115181406A (zh) * | 2022-08-10 | 2022-10-14 | 横店集团得邦工程塑料有限公司 | 一种薄膜级无卤阻燃pc材料及其制备方法 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3892389B2 (ja) * | 2002-12-03 | 2007-03-14 | 出光興産株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物及び成形体 |
EP1471114B1 (en) * | 2002-01-30 | 2007-07-25 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Thermoplastic resin composition, polycarbonate resin composition, and molded article thereof |
JP3892307B2 (ja) * | 2002-01-30 | 2007-03-14 | 出光興産株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物および成形品 |
JP4122160B2 (ja) * | 2002-01-30 | 2008-07-23 | 出光興産株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物および成形体 |
JP3884661B2 (ja) * | 2002-02-15 | 2007-02-21 | 株式会社カネカ | グラフト共重合体及びそれを含有する難燃性樹脂組成物 |
JP3871962B2 (ja) * | 2002-05-08 | 2007-01-24 | 株式会社カネカ | グラフト共重合体及びそれを含有する耐衝撃性、難燃性樹脂組成物 |
TWI317749B (en) * | 2002-02-15 | 2009-12-01 | Kaneka Corp | Graft copolymers and impact-resistant flame-retardant resin compositions containing the same |
JP2005036200A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-02-10 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 熱可塑性樹脂組成物およびその成形品 |
JP4381114B2 (ja) * | 2003-11-28 | 2009-12-09 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 難燃性を有する導電性熱可塑性ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 |
CN1950411A (zh) * | 2004-04-28 | 2007-04-18 | 株式会社钟化 | 接枝共聚物及含该共聚物的树脂组合物 |
JP4746861B2 (ja) * | 2004-10-05 | 2011-08-10 | 出光興産株式会社 | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物、該樹脂組成物の製造方法及び該樹脂組成物の成形体 |
JP2006227177A (ja) * | 2005-02-16 | 2006-08-31 | Canon Inc | 転写材担持部材、中間転写部材およびこれを用いた画像形成装置 |
JP5276765B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2013-08-28 | 出光興産株式会社 | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びそれを用いた成形体 |
JP4907899B2 (ja) * | 2005-04-27 | 2012-04-04 | 帝人化成株式会社 | カーボンナノチューブを含有する樹脂組成物、およびカーボンナノチューブ配合用濃縮物 |
JP5073203B2 (ja) * | 2005-12-21 | 2012-11-14 | 出光興産株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品並びにフィルム及びシート |
-
2007
- 2007-07-11 JP JP2007181907A patent/JP5189323B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-07-03 AT AT08777821T patent/ATE542859T1/de active
- 2008-07-03 CN CN200880020026A patent/CN101679739A/zh active Pending
- 2008-07-03 EP EP08777821A patent/EP2166038B1/en not_active Not-in-force
- 2008-07-03 KR KR1020107000210A patent/KR20100031533A/ko not_active Application Discontinuation
- 2008-07-03 US US12/667,591 patent/US20110054107A1/en not_active Abandoned
- 2008-07-03 WO PCT/JP2008/062069 patent/WO2009008326A1/ja active Application Filing
- 2008-07-08 TW TW097125730A patent/TW200918601A/zh unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2166038B1 (en) | 2012-01-25 |
TW200918601A (en) | 2009-05-01 |
WO2009008326A1 (ja) | 2009-01-15 |
EP2166038A4 (en) | 2010-07-14 |
US20110054107A1 (en) | 2011-03-03 |
CN101679739A (zh) | 2010-03-24 |
KR20100031533A (ko) | 2010-03-22 |
JP2009019090A (ja) | 2009-01-29 |
EP2166038A1 (en) | 2010-03-24 |
ATE542859T1 (de) | 2012-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5189323B2 (ja) | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 | |
JP5225584B2 (ja) | グラフト共重合体およびその製造方法、並びに該グラフト共重合体含有樹脂組成物 | |
JP5073203B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物、その成形品並びにフィルム及びシート | |
US8044127B2 (en) | Thermoplastic resin composition, polycarbonate resin composition, and molded article thereof | |
JP3662424B2 (ja) | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物および射出成形品 | |
JPWO2003072620A1 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、及びエンジニアリングプラスチック組成物 | |
JP2000327901A (ja) | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 | |
TW200838930A (en) | Impact resistant, flame retardant thermoplastic molding composition | |
JP4664001B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形体 | |
WO2001007520A1 (fr) | Composition de resine de polycarbonate | |
JP5214143B2 (ja) | 共重合体、グラフト共重合体、グラフト共重合体粒子、難燃剤、および樹脂組成物 | |
JP5276765B2 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びそれを用いた成形体 | |
JP3892389B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及び成形体 | |
JPWO2008026575A1 (ja) | ポリエステル含有樹脂組成物 | |
JP5290483B2 (ja) | 難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JP4778601B2 (ja) | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物および成形品 | |
JP3616791B2 (ja) | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物および成形品 | |
JP3892307B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物および成形品 | |
JPWO2007132657A1 (ja) | ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体、それからなる難燃剤、及びそれを含有する樹脂組成物 | |
JP3623117B2 (ja) | 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物および成形品 | |
JP5560001B2 (ja) | 摺動性ポリカーボネート樹脂組成物および成形品 | |
JP4022324B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及び射出成形品 | |
WO2009136523A1 (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形体 | |
JP5616612B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JP5805949B2 (ja) | ポリオルガノシロキサン含有グラフト共重合体からなる流動性改良剤、及びこれを用いた樹脂の流動性を高める方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121016 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130124 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |