JP5188778B2 - オーダ情報管理システム - Google Patents

オーダ情報管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5188778B2
JP5188778B2 JP2007286488A JP2007286488A JP5188778B2 JP 5188778 B2 JP5188778 B2 JP 5188778B2 JP 2007286488 A JP2007286488 A JP 2007286488A JP 2007286488 A JP2007286488 A JP 2007286488A JP 5188778 B2 JP5188778 B2 JP 5188778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
order
unit
information
practitioner
implementer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007286488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009116468A (ja
Inventor
明人 向澤
芳之 山下
拓 正木
和寛 大串
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Medical Systems Corp
Original Assignee
Olympus Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Medical Systems Corp filed Critical Olympus Medical Systems Corp
Priority to JP2007286488A priority Critical patent/JP5188778B2/ja
Publication of JP2009116468A publication Critical patent/JP2009116468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5188778B2 publication Critical patent/JP5188778B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、医療施設などにおける業務支援技術に関し、特に、病院内において、医療行為にかかるオーダと非医療行為にかかるオーダを管理するオーダ情報管理システムに関する。
病院等において、看護師等の業務は多忙をきわめる。従来、看護師による医療ミスの防止と医療行為の実施の記録を効率的におこなうことを目的とするシステムが提案されている。たとえば、特許文献1の看護支援システムは、携帯型コンピュータを用いて、看護作業、担当者、使用物などを、これらを特定するコードにより照合し、記録する。また、特許文献2には、被災地における被災者のバイタルサインデータを、測定手段および医療補助者が入力し、医師が確認したのちに登録する電子カルテシステムが開示されている。
特開2002−24376号公報 特開2007−86855号公報
病院では、看護師が医療行為にかかる業務に集中して取り組めるよう、カルテの搬送、食事の配膳、シーツ交換などの非医療業務を看護助手(以下、助手とも呼ぶ)に委託することが広く行われている。こうした状況では、看護師および助手が、各々割り当てられる仕事を効率的に実行することで、医療施設内の業務が円滑に遂行される。従来は、看護師が助手に口頭で仕事を依頼することが一般的に行われていたが、特に、看護師および助手の人数が多いと、業務を効率的に割り振ることが困難になる。また、人員を最適に配置するために、実施した作業の内容や実施者、時間などを記録したいという要求もあった。しかしながら、看護師と助手との分業そのものを効率的に行い、また作業状況を把握できるシステムが存在していなかった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、看護師が実施可能な医療行為にかかるオーダと、助手でも実施可能な非医療行為にかかるオーダを管理するオーダ情報管理技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のオーダ情報管理システムは、医療行為に関する第1オーダと、助手が実施可能な行為に関する第2オーダとを発行するオーダ発行部と、複数種類のオーダを、それぞれの種別とともに記憶するオーダ種別記憶部と、発行された第1オーダまたは第2オーダを取得するオーダ受付部と、取得したオーダの種別をオーダ種別記憶部から取得し、オーダの実施者を決定する実施者決定部と、オーダを、実施者決定部により決定された実施者の端末装置に送信する送信部とを備える。
この態様によると、看護師と助手とが実施すべき作業に関する情報を共有し、仕事を効果的に分担することができる。また、非医療行為にかかる業務についても、作業記録、統計をとることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、医療行為にかかるオーダと、非医療行為にかかるオーダとを効率的に管理することができる。
図1は、本発明の実施形態にかかるオーダ情報管理システム30を含む病院情報システム10の全体構成図である。病院情報システム10は、病院情報管理サーバ20、オーダ情報管理システム30、医師用パーソナルコンピュータ40(以下、「医師用PC40」と呼ぶ)、ナースステーション用パーソナルコンピュータ42(以下、「ナースステーション用PC42」と呼ぶ)を含み、これらは、イントラネットなどのネットワーク80によって、相互にデータ送受信可能に設定されている。
オーダ情報管理システム30は、医師や看護師などにより発行されるオーダを管理する。オーダには、医療行為、あるいは医療行為に付随する非医療行為の内容を特定する情報が含まれる。なお、オーダ情報管理システム30は、アクセスポイント50a、50b、助手用携帯端末装置60a、60b、看護師用携帯端末装置70a、70bなどを含んでもよい。以下、アクセスポイント50a、50bを総称して、「アクセスポイント50」、または「A.P.50」とも呼ぶ。また、看護師用携帯端末装置70a、70bを総称して「看護師用携帯端末装置70」とも呼び、助手用携帯端末装置60a、60bを総称して「助手用携帯端末装置60」とも呼ぶ。
図2は、オーダ情報の構造例を示す。オーダ情報は、実施すべき作業内容を示すオーダ内容の他に、属性として、実施予定時刻などを示す時刻情報、行為の対象となる患者の名前、IDなどを示す対象患者情報、オーダの実施場所を示す場所情報、オーダを実施する者を指定する実施者情報、オーダ情報の送信先を示す宛先情報などを含んでもよい。
図1にもどる。病院情報管理サーバ20は、医師が医師用PC40において入力したオーダを発行するオーダ発行部110を備える。オーダ発行部110は、医療行為に関するオーダ(以下、「看護師用オーダ」とも呼ぶ)を発行する看護師用オーダ発行部112と、非医療行為に関するオーダ(以下、「助手用オーダ」とも呼ぶ)を発行する助手用オーダ発行部114とを含んでもよい。
ナースステーション用PC42から入力されたオーダは、オーダ情報管理システム30のオーダ発行部120によって発行される。オーダ発行部120もまた、看護師用オーダ発行部122と助手用オーダ発行部124とを含んでもよい。なお、看護師、助手は、それぞれが携帯する看護師用携帯端末装置70または助手用携帯端末装置60から、オーダを入力することができてもよい。この場合も、入力されたオーダは、オーダ情報管理システム30のオーダ発行部120によって発行される。
オーダ情報管理システム30のオーダ受付部140は、発行されたオーダを受け付け、実施者決定部150に供給する。実施者決定部150は、オーダ対応テーブル記憶部160に格納されるオーダ対応テーブルを参照し、オーダが医療行為に属するか否かを判断する。
図3は、オーダ対応テーブル300の構造例を示す。オーダ対応テーブル300は、業務内容欄302と、業務種別欄304とを含む。業務内容欄302には、具体的な業務の内容が記述される。業務種別欄304には、その業務が医療行為であるか、非医療行為であるかが記述される。
図1にもどる。実施者決定部150は、オーダが医療行為に属する場合には看護師を実施者として決定し、医療行為に属さない場合には看護師および助手を実施者に決定する。実施者がすでに決定されている場合には、その実施者がそのオーダを実施する資格を有する者であるかを判定してもよい。「実施者がすでに決定されている場合」とは、オーダ入力時に実施者が指定されている場合、またはあらかじめ、たとえば患者や業務ごとに担当する実施者が決められており、オーダ対応テーブル300等に記述されている場合等である。実施者決定部150は、これらのオーダおよび実施者に関する情報を、オーダ割り当て状況管理部200に供給する。
なお、オーダ発行部120は、オーダを発行する時点でオーダ対応テーブル300を参照し、オーダが医療行為に属するのかどうかを判断してもよい。そして、看護師用オーダ発行部122が医療行為にかかるオーダを発行し、助手用オーダ発行部124が非医療行為にかかる助手用オーダを発行してもよい。この場合、実施者決定部150は、看護師用オーダについては看護師を実施者として決定し、助手用オーダについては、看護師および助手を実施者として決定する。
また、医師用PC40、ナースステーション用PC42および看護師用携帯端末装置70が、オーダ対応テーブル記憶部160を有してもよい。そして、医師用PC40、ナースステーション用PC42、看護師用携帯端末装置70において、助手用オーダと看護師用オーダとを、区別して入力することができてもよい。たとえば、タブを切り替えて表示したり、色分け表示したりしてもよい。この場合についても、実施者決定部150は、看護師用オーダについては看護師を実施者として決定し、助手用オーダについては、看護師および助手を実施者として決定する。
オーダ割り当て状況管理部200は、オーダおよび決定された実施者を記録し、各オーダが誰に割り当てられているのか、また、実施済みであるかといったオーダ割り当て状況を管理する。さらに、関連のあるオーダを対応づけるグループ化処理を行ってもよく、オーダごとに表示形態を指定して表示情報を生成してもよい。たとえば、表示する際の文字色、背景色、マーク、アイコン、表示順序などを、オーダ種別に応じて設定してもよい。
送信先決定部180は、オーダ割り当て状況管理部200または実施者決定部150から取得したオーダ情報または実施者に関する情報をもとに、端末対応情報記憶部170に記憶される端末対応情報テーブルを参照して、送信先を決定する。
図4は、端末対応情報テーブル310の構造例を示す。端末対応情報テーブル310は、端末ID欄312、ユーザID欄314、ユーザ属性欄316を含む。端末ID欄312には、看護師用携帯端末装置70または助手用携帯端末装置60それぞれに、一意に与えられる識別番号が記述される。ユーザID欄314には、看護師または助手であるユーザそれぞれに、一意に与えられる識別番号が記述される。ユーザ属性欄316には、ユーザが看護師であるか助手であるかの情報が記述される。
図1にもどる。通信部190の送信部194は、助手用携帯端末装置60、看護師用携帯端末装置70のうち送信先決定部180が決定した送信先に、アクセスポイント50を介して、オーダを送信する。オーダを受信した看護師または助手は、そのオーダ業務を完了した際に、看護師用携帯端末装置70または助手用携帯端末装置60に作業済みであることを示す済情報を入力する。この済情報は、通信部190の受信部192が受信する。オーダ割り当て状況管理部200は、済情報を取得し、記録する。
看護師または助手は、自分宛に送信されたオーダ、または全員に送信されたオーダなどを、特定の看護師または助手、または特定のグループに割り当てることができてもよい。この場合、看護師用携帯端末装置70等に実施者指定情報が入力されると、受信部192がそのオーダ情報および実施者指定情報を受信して、実施者指定情報受付部130が受け付ける。実施者指定情報受付部130は、オーダ情報および実施者指定情報を実施者決定部150に供給する。以降、前述の場合と同様に、オーダ情報が、あらたに割り当てた実施者の携帯端末に送信される。
図5は、図1のオーダ割り当て状況管理部200の構成を示す。オーダ割り当て状況管理部200は、オーダ情報取得部202、済情報取得部204、表示情報生成部208、実施状況記憶部212を備える。さらに、グループ化処理を行うためのオーダグルーピング部206および組み合わせテーブル記憶部210を備えてもよい。オーダ情報取得部202は、図1の実施者決定部150からオーダ情報および実施者情報を取得し、実施状況記憶部212に格納されるオーダ実施状況管理テーブルに記録する。済情報取得部204は、助手用携帯端末装置60または看護師用携帯端末装置70から送信された済情報を取得し、実施状況記憶部212に格納されるオーダ実施状況管理テーブルを更新する。オーダ情報取得部202および済情報取得部204は、オーダ実施状況管理テーブルへの書き込み処理が完了した時点で、表示情報生成部208にテーブル更新情報を供給する。
図6は、実施状況記憶部212に格納されるオーダ実施状況管理テーブル320の構造例を示す。オーダ実施状況管理テーブル320は、オーダID欄321、オーダ内容欄322、日時欄323、場所/患者欄324、実施者欄325、実施状況欄326、組み合わせコード欄327、グループ情報欄328を含む。オーダ実施状況管理テーブル320は、さらに、至急の対応が必要なオーダであることを示す至急フラグ欄を含んでもよい。もしくは、至急実行すべきオーダについて、日時欄323に、至急実行すべきオーダであることを示す値を記述可能であるような設定としてもよい。
オーダID欄321には、各オーダそれぞれに一意に与えられるオーダIDが記述される。オーダ内容欄322には、実施すべき作業内容を示すオーダ内容が記述される。日時欄323には、オーダの実施予定日時などが記述される。場所/患者欄324には、オーダの実施場所や行為の対象となる患者の名前などが記述される。実施者欄325には、決定された実施者名が記述される。実施状況欄326には、オーダが実施済みであるか否かが記述される。組み合わせコード欄327、グループ情報欄328は、グループ化処理を行う場合に使用される。
「グループ化処理」とは、複数のオーダを対応づける処理である。看護師・助手の業務を携帯端末で表示する場合、表示画面が小さいという制約がある。たとえば、同室の8人分のシーツを交換する必要がある場合、一部屋のシーツ交換のみで8件の作業内容が、小さい画面に表示されると、他の作業内容を確認するために画面をスクロールしなければならず、下の方に表示されている業務を見落とす可能性がある。また、同室のシーツ交換のように、まとめて作業したほうが効率がよいものについて、気付かずに数回に分けて作業したり、別々の助手に割り当てたりする可能性もある。さらに、緊急ではないが、他の業務のついでに、業務を頼みたいような場合も生じうる。たとえば、明後日までに、薬剤部に薬をとりにいくオーダがある場合、薬剤部の近くにある手術部への患者搬送オーダとグループ化することで、合理的に業務を行うことができる。
グループ化処理を行う場合、オーダ実施状況管理テーブル320の組み合わせコード欄327には、組み合わせ可能なオーダを示す、組み合わせコードが記述される。組み合わせコードは、組み合わせテーブル記憶部210に格納されるオーダ組み合わせテーブルを参照することで、決定される。ひとつのオーダに対して、複数の組み合わせコードが記述されてもよい。グループ情報欄328には、たとえば、グループ化されたオーダのグループそれぞれに一意に与えられるグループIDが記述される。たとえば図6においては、同じ組み合わせコードを有する、オーダID「1003」と「1005」のオーダについて、グループ情報欄328に同じグループID「G1」が記述されており、二つのオーダがグループ化されていることが示されている。
図7は、組み合わせテーブル記憶部210に格納されるオーダ組み合わせテーブル330の構造例を示す。オーダ組み合わせテーブル330は、たとえば、場所/患者欄332、場所/患者組み合わせコード欄334を含む。図7においては、場所については、いくつかのブロックに区切って同じブロック内にある場所には同じ組み合わせコードを与えているが、他の方法で場所の組み合わせを決めてもよい。たとえば、病院内の地図にもとづいて、距離を計算することで、組み合わせを決めてもよい。患者については、たとえば、同室の患者に、同じ組み合わせコードを与えてもよい。その他にも、処置内容や、食事内容が同じ患者に、同じ組み合わせコードを与えるなどしてもよい。図7においては、オーダ情報に含まれる、患者または場所に関する情報によってグループ化処理を行う場合のテーブルの例を示しているが、他の情報についても、あらかじめテーブルを用意しておくことで、様々な観点からグループ化処理を行うことが可能である。テーブルは複数のテーブルを適用してもよい。その場合、テーブルごとに優先順位を設定してもよく、適宜、参照するテーブルを使い分けてもよい。
図5にもどる。グループ化処理を行う場合、オーダ情報取得部202は、図1の実施者決定部150からオーダ情報および実施者情報を取得し、オーダグルーピング部206に供給する。オーダグルーピング部206は、オーダ組み合わせテーブル330を参照し、供給されたオーダ情報に記述される場所、患者などに対応する組み合わせコードを取得する。オーダグルーピング部206は続いて、オーダ実施状況管理テーブル320の組み合わせコード欄327を参照し、取得したオーダの組み合わせコードと同じ組み合わせコードを付されているオーダを検索する。同じ組み合わせコードを付されているオーダについては、さらに実施者欄325、実施状況欄326を参照し、グループ化の可否を判断する。グループ化が可能であればオーダグループ情報を生成し、オーダ情報、実施者情報、グループ化情報をオーダ実施状況管理テーブル320に記録する。必要であれば、オーダ実施状況管理テーブル320に記述されている他のオーダについても、グループ情報欄328を更新する。そして、オーダ実施状況管理テーブル320への書き込み処理が完了した時点で、表示情報生成部208に、テーブルを更新したことを通知するテーブル更新情報を送信する。
表示情報生成部208は、テーブル更新情報を受信すると、オーダ実施状況管理テーブル320から該当箇所を読み出し、表示情報を生成する。表示情報は、送信部194から、送信先決定部180が決定した送信先である助手用携帯端末装置60または看護師用携帯端末装置70に送信される。図5においては、表示情報生成部208はオーダ割り当て状況管理部200内にあるとしたが、助手用携帯端末装置60および看護師用携帯端末装置70の内部に設けられてもよい。この場合、オーダ実施状況管理テーブル320の更新が完了した時点で、テーブル更新情報が送信される。
なお、本実施例においては、オーダグルーピング部206および済情報取得部204は、表示情報生成部208に、テーブル更新情報を供給するとしたが、更新情報ではなく、オーダ情報、グループ化情報など、データそのものを直接供給してもよい。
図8は、本実施形態にかかる看護師用携帯端末装置70の機能ブロック図である。看護師用携帯端末装置70は、指定情報送信部73を含む通信部72、入出力処理部74、入力受付部76、表示部78を備える。なお、助手用携帯端末装置60も同様の機能ブロックで構成されるが、助手がオーダの実施者を指定する必要がない場合は、指定情報送信部73は、なくてもよい。
通信部72は、アクセスポイント50との間で、データを無線で送受信する。表示部78は、液晶パネルなどのディスプレイであり、図5の表示情報生成部208で生成された表示情報をもとに、画面を表示する。なお、前述のように、助手用携帯端末装置60または看護師用携帯端末装置70が、表示情報生成部208を有してもよい。表示画面は、GUI(Graphical User Interface)で構成され、ユーザは、タッチペンやタッチパネルなどの入出力インタフェースを利用して、所望の入力を行う。ユーザからの入力は、入力受付部76が受け付ける。入出力処理部74は、オーダ情報管理システム30から受信した表示情報データを表示部78に供給し、また、入力受付部76が受け付けたユーザ入力等を処理し、通信部72からオーダ情報管理システム30に送信させる機能をもつ。
図1、図5、図8に示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
図9は、オーダが入力されてから、助手用携帯端末装置60または看護師用携帯端末装置70へ送信されるまでの手順を示すフローチャートである。この手順は、医師が医師用PC40からオーダを入力する場合、看護師がナースステーション用PC42からオーダを入力する場合、看護師等が看護師用携帯端末装置70等からオーダを入力する場合などに実施される。
まず、オーダ入力画面を表示し、オーダ入力を受け付ける(S10)。オーダを入力する際は、看護師用オーダであるか、助手用オーダであるかを指定して入力してもよいし、指定せずに、作業内容のみ入力してもよい。実施者は指名してもしなくてもよい。指名する場合は、特定のグループに所属する複数の者を指名することができてもよい。また、フリーモードを設定することができてもよい。
「フリーモード」とは、仕事量に余裕のある者を、オーダ情報管理システムに実施者として決定させる設定である。一般的に、看護師については患者ごとに担当者が決められていることが多いが、助手については、たとえばフロアや病棟ごとに、複数の担当者が配置されることが多い。このように、おおまかに各人の担当業務の範囲が決められている場合、個々の業務を各助手に割り振る必要がある。従来は、看護師のリーダなどが、各人の作業状況を確認しながら、業務を割り振っており、看護師や助手は各人が別の場所で作業したり、移動したりすることが多いため、仕事を割り振る作業自体が、負担となる状況であった。フリーモードを利用すると、オーダ情報管理システムが、オーダを手のあいている者に割り振るため、効率的に仕事を割り振ることができる。
医師が医師用PC40からオーダを入力した場合は、病院情報管理サーバ20のオーダ発行部110が、オーダを発行する(S12)。看護師がナースステーション用PC42からオーダを入力した場合、または、看護師等が、看護師用携帯端末装置70等からオーダを入力した場合には、オーダ情報管理システム30のオーダ発行部120が、オーダを発行する(S12)。発行されたオーダは、オーダ受付部140が受け付け(S14)、実施者決定部150に供給する。
実施者決定部150は、取得したオーダ情報に、属性として実施者情報が記述されているか判断する(S16)。記述されていない場合(S16のN)、実施者決定部150は、取得したオーダが医療行為にかかるものか否か、オーダ対応テーブル300を参照して判断する(S18)。医療行為である場合(S18のY)、実施者決定部150は、実施者を看護師に決定する(S20)。非医療行為である場合(S18のN)、実施者決定部150は、実施者を看護師および助手に決定する(S22)。一連の作業の流れにより、非医療行為であっても、看護師が行ったほうが効率的である場合もあるので、非医療行為である場合でも、実施者を助手に限定しない方が望ましい。
一方、S16において、属性として実施者情報が記述されている場合(S16のY)も同様に、取得したオーダが医療行為にかかるものか判断する(S24)。医療行為でない場合には(S24のN)、指定された者を実施者と決定する(S26)。医療行為である場合は(S24のY)、実施者情報にて指定された者が看護師であれば(S28のY)、指定された者を実施者と決定する(S26)。医療行為であるにもかかわらず、実施者情報にて指定された者が助手である場合(S28のN)、オーダ入力元に、エラーメッセージを送信する(S30)。エラーメッセージは、オーダ入力元である、医師用PC40、ナースステーション用PC42、看護師用携帯端末装置70等で受信され(S32)、表示(S34)される。
なお、S16からS34の手順は、本実施例においては、オーダ情報管理システム30内で実行するものとしたが、医師用PC40、ナースステーション用PC42、看護師用携帯端末装置70等において、オーダの入力時に実行されてもよい。
S20、S22、S26にて実施者が決定されると、続いてオーダ割り当て状況管理部200は、オーダ割り当て処理を実行する(S36)。具体的には、オーダ情報取得部202がオーダ情報および実施者情報を取得し、実施状況記憶部212に格納されるオーダ実施状況管理テーブル320に記録する。オーダ割り当て処理には、グループ化処理を含めてもよい。グループ化処理を行う場合の手順については後述する。
オーダ割り当て処理が完了すると、表示情報生成部208が、表示情報を生成する(S38)。表示情報には、看護師用オーダと、助手用オーダを区別しやすい形態で表示させるための情報が含まれてもよい。たとえば、色分け表示や、マークを付した表示、表示画面の切り替え、表示順序の変更などにより、区別しやすい形態で表示する。看護師用携帯端末装置70には、医療行為にかかる看護師用オーダと、非医療行為にかかる助手用オーダがともに送信される場合がある。たとえば、自分の担当患者についての、医療行為である検温、非医療行為である体位変換がともに送信される。このような場合、看護師用オーダと、助手用オーダを、たとえば色分けして表示するような表示形態とすることで、どの業務を助手に任せることができるのか、容易に把握できる。これによって、看護師と助手の仕事を効果的に切り分けることが可能となる。
表示情報にはこの他にも、緊急性の高い医者からのオーダをめだたせるように、たとえば赤で表示させたり、オーダを緊急度の高い順に並べて表示させたりするための情報を含めてもよい。オーダを緊急度の高い順に並べて表示させることで、画面をスクロールさせることなく、緊急度の高いオーダが確認できるため、オーダの見落としなどのミスを防ぐことができる。また、時間上の制限から全ての作業が遂行できない場合でも、重要な作業から取り組むことができる。この場合、オーダごとにあらかじめ定めた優先順位を、たとえばオーダ対応テーブル300に記述しておき(図示せず)、参照してもよいし、オーダ入力時に優先順位を指定できるようにしてもよい。
続いて送信先決定部180は、端末対応情報テーブル310を参照して、実施者決定部150が決定した実施者情報、すなわちユーザIDに対応する端末IDを読み出し、オーダ情報の送信先を決定する(S40)。そして、通信部190の送信部194は、オーダ情報を、決定された送信先に送信する(S42)。
なお、本フローチャートでは、S18またはS24において、実施者決定部150が、オーダが医療行為にかかるものであるか否か判断することとしたが、オーダ発行部110またはオーダ発行部120が、オーダを発行する際に判断してもよい。すなわち、S12において、オーダ発行部110またはオーダ発行部120が、オーダ対応テーブル300を参照し、業務種別をオーダの属性情報として付加して発行してもよい。さらに、看護師用オーダ発行部112または看護師用オーダ発行部122が医療行為にかかるオーダを発行し、助手用オーダ発行部114または助手用オーダ発行部124が医療行為に属さない助手用オーダを発行してもよい。この場合、本フローチャートのS18、S24において、オーダが看護師用オーダであるか、助手用オーダであるかによって分岐させればよい。そして、実施者決定部150は、看護師用オーダについては看護師を実施者として決定し、助手用オーダについては、看護師・助手を実施者として決定してもよい。
送信されたオーダは、送信先の助手用携帯端末装置60、看護師用携帯端末装置70で受信され、表示情報にしたがって、表示される。図10は、看護師用携帯端末装置70の表示画面例として、看護師BBBの、本日の業務一覧表示画面を示す。「体位変換」オーダには、「助」マークが付加して表示されており、すでにある助手が実施者として指定されていることを示している。医療行為にかかるオーダと、非医療行為にかかるオーダは背景色を変えて表示されているが、文字色を変えたり、マークを付して、区別できるように表示してもよい。また、図10の例においては、看護師用オーダと助手用オーダを同じリスト上に、時間順に並べて表示しているが、看護師用オーダと助手用オーダは分けて表示してもよい。たとえば、看護師用オーダを先にまとめ、助手用オーダを後にまとめて表示してもよく、画面を切り替えて表示してもよい。
なお、本日の業務一覧画面においては、未実施業務一覧と、実施済み業務一覧を、タブの選択などにより、切り替えて表示させることができてもよい。たとえば、図10の未実施業務一覧タブの表示画面で、ユーザが、「済」をタッチペンなどで指示することにより、実施済み業務一覧タブを表示させることができてもよい。未実施業務一覧に表示されたオーダを実施し、済情報を入力すると、そのオーダは、未実施業務一覧からは削除され、実施済み業務一覧に表示される。
前述のように、看護師は、自分が受信したオーダを他の看護師または助手に割り当てることができてもよい。また、助手は、自分が受信したオーダを他の助手に割り当てることができてもよい。もちろん、他の者にオーダを割り当てることができる者には、所定の制限を設けることができてもよい。たとえば、リーダ以外の助手がオーダを他の者に割り当てることはできない設定としてもよい。
例として、看護師が助手にオーダ「シーツ交換」を割り当てる際の手順を、図10、および、同じく看護師用携帯端末装置70の表示画面例を示す図11、図12を用いて説明する。図10において、看護師が、「シーツ交換」の右端に表示されているボタンをタッチペンで指示すると、図11の実施者指定情報入力画面に遷移し、オーダを割り当て可能な助手、チーム、またフリーモードなどの選択肢一覧が表示される。この画面で、たとえば助手3を選んで指示すると、看護師用携帯端末装置70の通信部72から実施者指定情報が送信され、実施者指定情報受付部130で受け付けられる。これ以降は、図9の実施者指定ありの場合(S16のY)と同様の手順で実施者が決定され(S26)、オーダ割り当て処理が実行され(S36)、表示情報が生成され(S38)、送信先が決定され(S40)、送信される(S42)。
看護師用携帯端末装置70の通信部72が、送信された表示情報を受信すると、図11の表示画面は、図12の画面に遷移する。あらたに助手に割り当てたオーダである「シーツ交換」には、助手に割り当てたことを示す「助」マークが付加して表示されるが、そのオーダ自体は削除されずに、画面に残る。オーダを割り振られた助手がそのオーダを実施し、助手用携帯端末装置60に済情報を入力し、送信すると、オーダ割り当て状況管理部200が、済情報を記録する。そして、オーダを割り当てた看護師の看護師用携帯端末装置70においても、更新されたオーダ割り当て状況に関する情報を受信することで、助手が実施したオーダが未実施業務一覧タブから削除され、実施済み業務一覧タブに表示される。
このような設定とすることで、助手に仕事を割り当てた看護師は、助手がオーダを実行したかどうか確認することができる。さらに、一旦は助手に割り当てたものの、一連の作業の流れにより、やはり自分で実施したほうがいいと判断したような場合にも、柔軟に対応できる。すなわち、看護師が、一旦は助手に割り当てたオーダを実施した場合、作業済み情報を入力することで、助手の画面においても、そのオーダが実施済画面に移される。これにより、口頭で変更指示を伝えなくとも、オーダに関する情報の共有化をはかることができ、効率的に業務を切り分け、実行することができる。
前述のように、医師、看護師等は、オーダ入力時(図9のS10)に、フリーモードを指定することができてもよい。この場合、たとえばオーダ情報の属性である実施者情報として、フリーモードであることが書き込まれる。オーダは、オーダ発行部110またはオーダ発行部120が発行し(図9のS12)、オーダ受付部140が受け付ける(図9のS14)。
図13は、フリーモードを採用した場合に、実施者決定部150が、実施者を決定する手順を示すフローチャートである。実施者決定部150は、取得したオーダ情報の属性である実施者情報を参照して、フリーモードが指定されているか判断する(S50)。指定されていない場合は(S50のN)、図9のS16以降の手順と同様に処理される。指定されている場合は(S50のY)、オーダ対応テーブル300を参照して、取得したオーダが医療行為にかかるものであるか判断する(S52)。医療行為である場合(S52のY)、実施者候補として看護師を設定し(S56)、非医療行為である場合(S52のN)、実施者候補として看護師、助手を設定する(S54)。なお、非医療行為である場合の実施者候補は、助手のみとしてもよい。
実施者決定部150は、オーダ情報の属性である時刻情報を参照し(S58)、実施時刻が指定されている場合(S58のY)、オーダ実施状況管理テーブル320の日時欄323を検索し、指定された時刻の属する時間帯に属する時刻が指定されているオーダについて、実施者欄325を参照する(S60)。そしてS54またはS56で設定された候補者のうちから、その時間帯に割り当てられているオーダの数が少ない看護師または助手を、業務負荷が少ない者であると判定し、実施者として決定する(S64)。一方、実施時刻が指定されていない場合(S58のN)、実施者決定部150は、オーダ実施状況管理テーブル320の日時欄323および実施状況欄326を検索し、その日が指定されているオーダのうち未実施のものについて、実施者欄325を参照する(S62)。そして、設定された候補者のうちから、その日、割り当てられている未実施のオーダの総数が少ない看護師または助手を選択し、実施者として決定する(S64)。以降は、図9と同様の手順で、オーダ割り当て処理が実行され(S36)、表示情報が生成され(S38)、送信先が決定され(S40)、送信される(S42)。
なお、上記の例では、オーダの数にもとづいて看護師または助手の業務負荷を判定し、実施者を決定したが、この他の判定方法を採用してもよい。たとえば、実施者決定部150が、各候補者についてその時間帯、またはその日に割り当てられているすべてのオーダを実施するのに要する予想所用時間を算出して、予想所用時間の短い者を実施者として決定してもよい。この場合、割り当てられている各オーダについて、あらかじめ設定した標
準所用時間の和を計算してもよい。
また、過去の実施状況にもとづき、看護師または助手のうちから、過去の作業量の少ない者をオーダの実施者として決定する構成としてもよい。具体的には、はじめに、作業量算出部(図示せず)が、実施状況記憶部212に記憶された実施状況に関する情報を取得する。この際、1日前まで、1週間前まで、1ヶ月前までなど、直近の指定された期間を対象として情報を取得してもよく、前年の同月、前年の同日など、予め設定された期間を対象として情報を取得してもよい。作業量算出部は、取得した情報にもとづき、対象期間中の候補者の総作業量もしくは、対象期間中の平均作業量、すなわち、1時間当たり、1日当たりなどの単位期間あたりの作業量を算出し、実施者決定部150に供給する。実施者決定部150は、算出された過去の作業量を比較し、過去の作業量の少ない者に対して、オーダを割り振ることを決定する。
実施者決定部150はこの他にも、たとえば、勤務終了時刻、各実施者の熟練度などで、バイアスをかけた各人のオーダ件数や予想所要時間、過去の作業時間などにもとづいて、実施者を決定してもよい。
また、ユーザから、発行済みのオーダを、フリーモードで手のあいている者に割り振るよう指示を受けた際、実施者決定部150が実施者を決定する前に、オーダの実施状況を確認する構成としてもよい。具体的には、実施者決定部150が実施者決定処理を開始する前に、実施情報判定部(図示せず)が、発行済みのオーダがすでに看護師もしくは看護助手により実施されているか否かを判定し、実施者決定部150に供給する。実施者決定部150は、供給された情報にもとづいて、未実施のオーダについてのみ、実施者決定処理を実行する。これにより、特定の実施者を決定する前に、看護師もしくは看護助手により発行済みオーダが実施されていた場合などに、各端末間もしくは、端末とサーバ間でデータが不整合となる時間を短縮し、必要な処理のみを実行することができる。なお、この際、オーダが実施済みである旨の通知を、該当オーダが送信されている者全員、実施者全員、または指定された者に対して送信する設定としてもよい。
フリーモードを利用することにより、看護師・助手の作業予定をいちいち確認せずとも、仕事を適切に振り分けることができ、看護師・助手の管理に要する手間、時間を節約することができる。
次に、グループ化処理について説明する。図14は、グループ化処理を行う場合の、オーダ割り当て状況管理部200におけるオーダ割り当て処理の手順(図9のS36)の詳細を示すフローチャートである。まず、オーダ情報取得部202が、オーダ情報を取得し(S80)、オーダグルーピング部206に供給する。オーダグルーピング部206は、オーダ組み合わせテーブル330を参照し、供給されたオーダ情報の属性として記述されている場所情報、対象患者情報などに対応する組み合わせコードを取得する(S82)。ひとつのオーダに対して、複数の組み合わせコードを取得してもよい。
オーダグルーピング部206は続いて、オーダ実施状況管理テーブル320を参照し、S82で取得した組み合わせコードと同じ組み合わせコードを付されているオーダを検索する(S84)。同じ組み合わせコードを付されているオーダについては、実施者、日時情報を参照し、グループ化の可否を判断する(S86)。たとえば、実施者が異なる場合や、指定された日時が属する時間帯が異なる場合は、グループ化は不可能であると判定する。グループ化が可能であれば(S86のY)、オーダグループ情報を生成し(S88)、不可能であれば(S86のN)、オーダグループ情報は生成しない。そして、オーダ情報およびオーダグループ情報を、オーダ実施状況管理テーブル320に記録して(S90)、オーダ割り当て処理を終了する。
グループ化処理が行われた場合の助手用携帯端末装置60の表示画面例を、図15、図16、図17に示す。図15は、助手用携帯端末装置60において、助手CCCの本日の業務一覧画面が表示され、未実施業務一覧タブが選択されている状態を示す。表示画面の大きさに制約のある携帯端末においては、グループ化されたオーダ(以下、「グループオーダ」とも呼ぶ。)を、他のオーダと区別できる形態で、コンパクトに表示することが求められる。図15の例では、グループオーダを、グループオーダに属する1のオーダで代表させて表示し、「G」マークを付すことで、他のオーダと区別できるようにしている。この他にもたとえば、アイコンやグループIDなどで、グループオーダを代表させて表現してもよく、文字色や背景色、表示順序などを変えることで、他のオーダと区別できるようにしてもよい。グループオーダを代表する1のオーダとしては、たとえば、期限の最も早いオーダを選択するように設定してもよい。
図15の業務一覧表示画面において、ユーザである助手が、グループオーダのひとつを指定すると、グループオーダ表示画面に遷移し、指定したグループオーダに含まれるオーダの一覧が表示される。たとえば、「シーツ交換」を指示すると、図16のグループオーダ表示画面が表示される。これは、同じ時間帯の、同室の患者のシーツ交換をグループ化した例である。また、図15の画面において、「カルテ搬送」を指示すると、図17のグループオーダ表示画面が表示される。これは、オーダを実施する場所、たとえば搬送先などの近いオーダをグループ化した例である。
このようにオーダをグループ化することにより、移動や同じ作業の繰り返しにより生ずる無駄な時間を削減でき、作業効率を高めることができる。また、携帯端末などの小さい画面に多数の業務を表示させる場合でも、容易に業務を把握することができる。
なお、グループ化処理を行う場合であって、かつフリーモードが指定されている場合には、グループ化処理を先に行ってから、実施者を決定してもよいし、実施者を決定するにあたって、オーダ実施状況管理テーブル320を参照する際(図13のS60、S62)に、グループ化処理を実行してもよい。グループ化処理とフリーモードを併用することで、同じ人に関連のある業務をまとめて割り当てることができ、効率よく、業務を分担することができる。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
本実施の形態におけるオーダ情報管理システムを含む病院情報システムの全体構成図である。 本実施の形態におけるオーダ情報の構造例を示す図である。 本実施の形態におけるオーダ対応テーブルの構造例を示す図である。 本実施の形態における端末対応情報テーブルの構造例を示す図である。 本実施の形態におけるオーダ割り当て状況管理部の構成を示す図である。 本実施の形態におけるオーダ実施状況管理テーブルの構造例を示す図である。 本実施の形態におけるオーダ組み合わせテーブルの構造例を示す図である。 本実施形態における看護師用携帯端末装置の機能ブロック図である。 本実施の形態において、オーダが入力されてから、携帯端末装置へ送信されるまでの手順を示すフローチャートである。 本実施の形態において、看護師用携帯端末装置に表示される本日の業務一覧表示画面例を示す図である。 図10の本日の業務一覧表示画面において、オーダのひとつを選択したときに表示される実施者指定情報入力画面例を示す図である。 図11の実施者指定情報入力画面において、助手の一人を選択したときに表示される本日の業務一覧画面例を示す図である。 本実施の形態において、フリーモードを採用する場合に、実施者を決定する手順を示すフローチャートである。 本実施の形態において、グループ化処理を行う場合の、オーダ割り当て処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態において、グループ化処理を行った場合に、助手用携帯端末装置に表示される業務一覧表示画面例を示す図である。 図15の本日の業務一覧表示画面において、グループオーダのひとつを選択したときに表示される、グループオーダ表示画面例を示す図である。 図15の本日の業務一覧表示画面において、別のグループオーダを選択したときに表示される、グループオーダ表示画面例を示す図である。
符号の説明
10・・・病院情報システム、20・・・病院情報管理サーバ、30・・・オーダ情報管理システム、50・・・アクセスポイント、60・・・助手用携帯端末装置、70・・・看護師用携帯端末装置、72・・・通信部、73・・・指定情報送信部、74・・・入出力処理部、76・・・入力受付部、78・・・表示部、120・・・オーダ発行部、122・・看護師用オーダ発行部、124・・・助手用オーダ発行部、130・・・実施者指定情報受付部、140・・・オーダ受付部、150・・・実施者決定部、160・・・オーダ対応テーブル記憶部、170・・・端末対応情報記憶部、180・・・送信先決定部、200・・・オーダ割り当て状況管理部、202・・・オーダ情報取得部、204・・・済情報取得部、206・・・オーダグルーピング部、208・・・表示情報生成部、210・・・組み合わせテーブル記憶部、212・・・実施状況記憶部。

Claims (7)

  1. 医療行為に関する第1オーダと、看護助手が実施可能な行為に関する第2オーダとを発行するオーダ発行部と、
    複数種類のオーダを、それぞれの種別とともに記憶する記憶部と、
    発行された前記第1オーダまたは前記第2オーダを取得するオーダ受付部と、
    前記オーダ受付部が取得したオーダの種別を前記記憶部から取得し、そのオーダ種別にもとづいて該オーダの実施者を決定する実施者決定部と、
    オーダと決定された実施者とを記録するオーダ割り当て状況管理部と、
    オーダを表示するための表示部を含む端末装置と、
    前記オーダを、前記実施者決定部により決定された実施者の端末装置に送信する送信部とを備え
    前記実施者決定部は、前記実施者決定部が決定した第1の実施者の端末装置に送信されたオーダについて、該第1の実施者の端末装置から受け付けた第2の実施者を指定する指定情報にもとづいて、第2の実施者を決定し、
    前記オーダ割り当て状況管理部は、前記第2の実施者の端末装置において作業済みであることを示す済情報が入力された際にそれを取得して記録し、
    前記第1の実施者の端末装置の表示部は、前記オーダ割り当て状況管理部が記録した済情報を表示することを特徴とするオーダ情報管理システム。
  2. 前記オーダ割り当て状況管理部は、前記第1の実施者の端末装置において作業済みであることを示す済情報が入力された際にそれを取得して記録し、
    前記第2の実施者の端末装置の表示部は、前記オーダ割り当て状況管理部が記録した済み情報を表示することを特徴とする請求項1に記載のオーダ情報管理システム。
  3. 前記実施者決定部は、第1オーダについては実施者を看護師と決定し、第2オーダについては実施者を看護師および看護助手と決定することを特徴とする請求項1または2に記載のオーダ情報管理システム。
  4. 前記実施者決定部は、
    オーダを入力する際に直接指定された者を実施者に決定する第1のモードと、
    作業依頼可能な者を実施者に設定する第2のモードと、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のオーダ情報管理システム。
  5. 記オーダ割り当て状況管理部は、前記割り当てられたオーダのうち、2以上のオーダが組み合わせ可能かどうか判定するオーダグルーピング部を備え、
    前記送信部は、前記組み合わせ可能と判定されたオーダを、組み合わせた形式で送信することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のオーダ情報管理システム。
  6. 記表示部は、前記第1オーダと前記第2オーダをそれぞれ異なる表示形態で表示することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のオーダ情報管理システム。
  7. 記表示部は、前記第1オーダと前記第2オーダを、種別毎の優先順位にもとづき表示順序を決定して表示することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のオーダ情報管理システム。
JP2007286488A 2007-11-02 2007-11-02 オーダ情報管理システム Expired - Fee Related JP5188778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007286488A JP5188778B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 オーダ情報管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007286488A JP5188778B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 オーダ情報管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009116468A JP2009116468A (ja) 2009-05-28
JP5188778B2 true JP5188778B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=40783574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007286488A Expired - Fee Related JP5188778B2 (ja) 2007-11-02 2007-11-02 オーダ情報管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5188778B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012203759A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Nomura Research Institute Ltd 端末認証システム、端末認証方法
JP5592417B2 (ja) * 2012-01-31 2014-09-17 東芝テック株式会社 画面作成サーバ、携帯端末およびプログラム
JP6472595B2 (ja) * 2013-12-26 2019-02-20 日立ヘルスケアシステムズ株式会社 医療業務システムおよび医療業務システムによる処理方法、医療業務システムの医療業務情報サーバ
JP5770329B2 (ja) * 2014-03-26 2015-08-26 株式会社野村総合研究所 端末認証システム、端末認証方法、サーバ、及び、プログラム
JP2015191378A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 富士通株式会社 支援経過記録プログラム、支援経過記録装置及び支援経過記録方法
JP2014211911A (ja) * 2014-07-30 2014-11-13 東芝テック株式会社 画面作成サーバ、携帯端末およびプログラム
JP6489826B2 (ja) * 2014-12-25 2019-03-27 キヤノン株式会社 会議支援システム、会議支援方法及びプログラム
JP6293066B2 (ja) * 2015-01-14 2018-03-14 富士フイルム株式会社 診療支援装置、診療支援装置の作動方法および作動プログラム、並びに診療支援システム
JP6280056B2 (ja) * 2015-01-14 2018-02-14 富士フイルム株式会社 診療支援装置、診療支援装置の作動方法および作動プログラム、並びに診療支援システム
JP6295213B2 (ja) * 2015-01-30 2018-03-14 富士フイルム株式会社 診療支援装置、診療支援装置の作動方法および作動プログラム、並びに診療支援システム
JP6679885B2 (ja) * 2015-10-30 2020-04-15 富士通株式会社 ワークフロー処理プログラム、ワークフロー処理方法及びワークフロー処理装置
JP6738538B2 (ja) * 2016-10-07 2020-08-12 清水建設株式会社 看護業務改善装置、看護業務改善システム及びプログラム
WO2018110295A1 (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 コニカミノルタ株式会社 ケア計画出力装置、該方法および該システムならびに被監視者監視システム
JP7039177B2 (ja) * 2017-03-31 2022-03-22 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用情報処理装置及び医用情報処理方法
JP7235239B2 (ja) * 2019-03-26 2023-03-08 新東工業株式会社 スケジューリング装置、スケジューリング方法、及びスケジューリングプログラム
JP2020091929A (ja) * 2020-03-13 2020-06-11 清水建設株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
CN113822559B (zh) * 2021-09-14 2024-04-09 北京天健智慧科技有限公司 互联网护理平台锁定订单的处理方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006072828A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Hitachi Medical Corp 医療情報システム
JP2006260437A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Hitachi Medical Corp 看護業務管理システム
JP4455410B2 (ja) * 2005-06-02 2010-04-21 株式会社東芝 リスクマネジメントシステム、シミュレーション方法およびプログラム
JP2007025956A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Nec Software Hokkaido Ltd 看護情報管理システムおよび方法ならびに看護情報管理サーバ,看護情報管理端末およびプログラム
JP2007193620A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Hitachi Ltd 作業管理装置及びその方法。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009116468A (ja) 2009-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5188778B2 (ja) オーダ情報管理システム
JP4781085B2 (ja) 手術予定表示システム
US10721333B2 (en) Integrated system for producing procedural data change sets communicated to multiple client devices
US20130339969A1 (en) Scheduling and Decision System
US20130204635A1 (en) Schedule presentation device
US20230090000A1 (en) Operating room management system with mobile app
JP2009282670A (ja) 医療情報アクセス制御装置および医療情報アクセス制御プログラム
JP2009110363A (ja) 医療情報管理システム
JP5134938B2 (ja) 組立作業支援方法及び組立作業支援システム
JP4891678B2 (ja) 電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法
US20150286788A1 (en) Operating Room Management System with Smart Chart for Anesthesia Monitoring
JP7395659B2 (ja) 外科支援システム、外科支援方法、及びプログラム
US8862483B2 (en) Data capture and workflow management technique
JP2009116667A (ja) 医療業務支援システム
JP2011044041A (ja) 医療運用評価システム及び医療運用評価プログラム
JP2005293046A (ja) 手術室管理システム
JP5543511B2 (ja) 業務支援装置、携帯端末及びプログラム
JP7395660B2 (ja) 外科支援システム、外科支援方法、及びプログラム
JP6225531B2 (ja) プログラム、情報処理装置、および方法
JP6497037B2 (ja) 患者情報表示プログラム、患者情報表示方法及び患者情報表示装置
JP2018120380A (ja) 情報共用連携システム、管理サーバー及びプログラム
JP2006048471A (ja) 勤務予定表作成管理装置および勤務予定送受信システム並びにプログラム
Jirjis et al. Seeing stars: the creation of a core clinical support informatics product
JP2006120103A (ja) 診察情報確認通知システム
JP2024030738A (ja) 勤務シフト作成支援システム、勤務シフト作成支援プログラム、および勤務シフト作成支援方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5188778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees