以下、図面に基づいて、本願の開示する支援経過記録プログラム、支援経過記録装置及び支援経過記録方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、本実施例の介護管理システム1の一例を示す説明図である。図1に示す介護管理システム1は、介護事業者の作業者(介護者)の介護作業を管理し、作業者が自分の実施すべき作業を確認でき、更に、介護事業者が作業者の作業状態を確認できるシステムである。介護管理システム1は、複数の端末装置2と、サーバ3と、支援経過情報データベース(以下、単にDBと称する)4と、通信ネットワーク5とを有する。端末装置2は、通信機能、例えば、無線通信機能を内蔵したタブレット端末やスマートフォン等のモバイル端末に相当し、作業者が携帯する通信端末である。
端末装置2は、通信部21と、操作部22と、表示部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。通信部21は、例えば、無線通信する通信インタフェースである。表示部22は、各種情報を画面表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の出力インタフェースである。操作部22は、例えば、表示部23に表示画面上のタッチ操作を検出するタッチパネル機能等の入力インタフェースである。記憶部24は、各種情報等を記憶する領域である。制御部25は、端末装置2全体を制御する。制御部25は、表示部23に自分の作業を実施すべき、作業スケジュール及び作業内容をTODO画面として画面表示する。その結果、利用者は、端末装置2の表示部23に画面表示された、TODO画面(図7参照)を見て実施すべき作業スケジュール、作業内容や現在の作業状態を視認できる。
サーバ3は、例えば、作業者の介護作業を管理するコンピュータ等である。サーバ3は、通信部31と、操作部32と、表示部33と、ROM(Read Only Memory)34と、RAM(Random Access Memory)35と、HDD(Hard Disk Drive)36と、制御部37とを有する。通信部31は、通信ネットワーク5と接続する通信インタフェースである。表示部33は、各種情報を画面表示する出力インタフェースである。操作部32は、コマンド等の各種情報を入力する入力インタフェースである。ROM34は、例えば、支援経過記録プログラム等の各種情報を記憶する領域である。
RAM35は、各種情報を記憶する領域である。HDD36は、利用者DB41と、マスタDB42と、関連DB43とを記憶している。図2は、利用者DB41のレコード構成の一例を示す説明図である。図2において利用者DB41は、例えば、要介護者等の利用者毎に、氏名41A、年齢41B及び性別41Cを対応付けて管理するレコードを管理している。利用者DB41は、作業者が介護作業を担当する利用者の情報をレコードとして管理している。利用者は、例えば、作業者が介護作業を実施する要介護者等の対象者である。氏名41Aは、利用者の氏名である。年齢41Bは、利用者の年齢である。性別41Cは、利用者の性別である。
図3は、マスタDB42のレコード構成の一例を示す説明図である。図3においてマスタDB42は、端末装置2に対して作業者のTODO画面を提供するレコードを管理している。マスタDB42は、識別番号42A毎に、TODO項目42B、属性情報42C、利用者名42D、期日42E、時間帯42F、ステータス情報42G、自動化設定内容42H、メモ内容42I及びコード番号42Jを対応付けて管理するレコードを管理している。識別番号42Aは、レコードを識別する情報である。TODO項目42Bは、例えば、作業者が実施すべき作業項目である。尚、TODO項目42Bは、作業者が端末装置2を使用して新規登録や編集可能である。
属性情報42Cは、作業者が実施する作業項目の属性を識別する情報に相当し、作業項目の実施対象、例えば、利用者及びケアマネージャ等を識別する情報である。利用者名42Dは、作業対象者の氏名である。期日42Eは、対象作業を実施すべき予定期日である。時間帯42Fは、対象作業を実施すべき予定時間帯である。ステータス情報42Gは、対象作業の状態情報である。ステータス情報42Gには、“完了”、“未完了”及び“期日超過”等がある。“完了”は、対象作業が完了の状態を示している。“未完了”は、対象作業が未完了の状態を示している。“期日超過”は、対象作業が予定期日を超過している状態を示している。自動化設定42Hは、対象作業のTODOを自動的に設定するか否かを示し、更に、自動的に設定する場合に、その設定タイミングを示す情報である。メモ内容42Iは、対象作業の内容を示す情報である。コード番号42Jは、対象作業を識別するTODO項目42Bと関連DB43とを関連付ける情報である。
制御部37は、例えば、マスタDB42の識別番号“1”を参照した場合、TODO項目“利用者宅訪問”、属性情報“利用者”、利用者名“太郎”、期日“毎月21日”、時間帯“10:00〜11:00”、ステータス情報“完了”を識別できる。更に、制御部37は、自動化設定“毎月”、メモ内容“なし”、コード番号“001”のTODO項目を識別できる。
図4は、関連DB43のレコード構成の一例を示す説明図である。図4において関連DB43は、マスタDB42のTODO項目42Bと支援経過情報DB4内の支援内容とを関連付けたDBである。関連DB43は、コード番号43A毎に、支援経過記録事項43B、連携初期値43C及び連携有無43Dを対応付けて管理するレコードを管理している。コード番号43Aは、マスタDB42内のTODO項目42Bと関連付けた情報である。支援経過記録事項43Bは、支援経過情報DB4に登録すべき、TODO項目42Bに対応した支援内容に記録する記録事項に相当する。連携初期値43Cは、経緯431と、対象432とを有する。経緯431は、作業対象者への応対方法、例えば、電話431A、来所431B及び訪問431C等である。例えば、作業者が、対象者に対して電話で作業に応対する場合、電話431Aに“○”、対象者の来所で作業に応対する場合、来所431Bに“○”、対象者宅への訪問で作業に応対する場合、訪問431Cに“○”に設定している。対象432は、作業対象者の種別、例えば、利用者本人432A、利用者の家族432Bや、その他432C等である。連携有無43Dは、制御部37がTODO項目42Bに対応した作業完了の入力操作を検出した場合に、TODO項目42Bに対応した支援経過記録事項43Bを支援経過情報DB4内に自動的に登録するか否かを示すフラグ情報である。連携有無43Dは、自動的に登録する場合に“○”、自動的に登録しない場合に“×”を設定している。
制御部37は、例えば、関連DB43のコード番号“001”を参照した場合、支援経過記録事項“利用者宅訪問”、経緯“訪問”、対象“本人”及び連携有無“○”の関連情報を識別できる。
図5は、支援経過情報DB4のレコードの構成の一例を示す説明図である。図5に示す支援経過情報DB4は、支援経過情報を作業者毎に管理するレコードを管理している。尚、説明の便宜上、支援経過情報DB4は、サーバ3と別個に配置するようにしたが、サーバ3内のHDD36内に配置しても良い。図5において支援経過記録DB44のレコードは、作業対象である利用者毎に、支援日44A、時間帯44B、経緯44C、対象44D、支援内容44E及びメモ内容44Fを有している。支援日44Aは、作業者が対象者である利用者に対して作業を実施した日付である。時間帯44Bは、作業者が作業を実施した時間帯である。経緯44Cは、利用者への応対方法、例えば、電話441C、来所442C及び訪問443C等である。対象44Dは、作業対象者の種別、例えば、利用者本人441D、利用者の家族442D及びその他443D等である。支援内容44Eは、実施した作業に関わる支援経過の記録事項である。メモ内容44Fは、対象作業に関するメモ情報である。
制御部37は、支援経過情報DB4内の支援日“2014/3/21”及び時間帯“11:00〜12:00”を参照した場合、経緯“訪問”、対象“本人”、支援内容“計画書配布”、メモ内容“あああああああ…”の支援経過情報を識別できる。
サーバ3内の制御部37は、ROM34に格納された支援経過記録プログラムを読み出し、支援経過記録プログラムに基づき各種プロセスを機能として実行する。
制御部37は、機能として、変更部37Aと、追加部37Bと、表示制御部37Cとを有する。変更部37Aは、作業者の端末装置2からTODO項目の作業完了の入力を検出すると、マスタDB42を参照する。変更部37Aは、TODO項目42Bに対応するステータス情報42Gを“完了”に更新登録する。その結果、利用者は、端末装置2からの簡単な操作でTODO項目の作業完了をマスタDB42に更新登録できる。
更に、追加部37Bは、TODO項目の作業完了の入力を検出すると、TODO項目42Bのコード番号42Jに対応する連携有無43Dを参照する。追加部37Bは、連携有無43Dが有りの“○”の場合、コード番号43Aに対応した支援経過記録事項43Bを取得する。そして、制御部37は、支援経過記録事項43Bを取得すると、支援経過情報DB4にアクセスし、取得した支援経過記録事項43Bを支援経過情報DB4内の該当利用者の支援内容44Eに自動登録する。その結果、作業者は、支援経過情報DB4に自分からアクセスして該当利用者の支援内容を入力しなくても、TODO項目の記録事項を支援経過情報DB4内の支援内容44Eとして自動登録できる。
例えば、変更部37Aは、利用者名“太郎”に対応するTODO項目“ケアプランの交付”の作業完了の入力を検出すると、識別番号“2”のTODO項目“ケアプランの交付”に対応するステータス情報42Gを“完了”に更新登録する。更に、追加部37Bは、TODO項目“ケアプランの交付”の作業完了の入力を検出すると、識別番号“2”のTODO項目“に対応するコード番号“005”をマスタDB42から取得する。更に、制御部37は、関連DB43を参照し、コード番号“005”に対応する連携有無43Dを参照し、連携有無43Dが“○”の場合、コード番号“005”に対応した支援経過記録事項43Bの“計画書配布”を取得する。そして、制御部37は、支援経過情報DB4にアクセスし、関連DB43から取得した支援経過記録事項43B“計画書配布”を支援経過情報DB4内の該当利用者の支援内容44Eに自動登録する。その結果、作業者は、TODO項目“ケアプランの交付”の作業完了の入力操作に応じて支援経過情報DB4内の支援内容44Eに“計画書配布”を自動登録できる。
表示制御部37Cは、マスタDB42の各TODO項目42Bに対応したステータス情報42Gを参照し、参照結果に基づき、作業者の端末装置2に提供する、TODO画面上の該当TODO項目のステータス情報を識別表示する。例えば、表示制御部37Cは、ステータス情報42Gが“完了”の場合、図7に示すTODO画面110の該当TODO項目のステータス情報111Cをチェックマークで識別表示する。
また、表示制御部37Cは、ステータス情報42Gが“作業未完了”の場合、TODO画面110の該当TODO項目のステータス情報111Cを“○”で識別表示する。表示制御部37Cは、ステータス情報42Gが“期日超過”の場合、TODO画面110の該当TODO項目のステータス情報111Cを感嘆符“!”で識別表示する。尚、制御部37は、現在時間を参照しながら、マスタDB42内のTODO項目42Bに対応する期日42E及び時間帯42Fを監視する。そして、制御部37は、監視結果に基づき、現在日時がTODO項目の期日及び時間帯を超過した場合、ステータス情報42Gを“期日超過”として更新登録する。
制御部37は、利用者DB41、マスタDB42、関連DB43及び支援経過情報DB4にアクセスし、操作部32からの入力操作に応じて、利用者DB41、マスタDB42、関連DB43及び支援経過情報DB4の内容を新規登録や編集可能にしている。端末装置2も、利用者DB41、マスタDB42、関連DB43及び支援経過情報DB4にアクセスし、操作部22からの入力操作に応じて、利用者DB41、マスタDB42、関連DB43及び支援経過情報DB4の内容を新規登録や編集可能にしている。
図6は、端末装置2側の登録画面の一例を示す説明図である。図6に示す登録画面100は、タイトル入力欄101と、利用者名入力欄102と、期日指定欄103と、時間帯指定欄104と、メモ入力欄105と、保存ボタン106と、キャンセルボタン107とを有する。タイトル入力欄101は、マスタDB42内のTODO項目42Bを編集可能に入力する欄である。利用者名入力欄102は、マスタDB42内のTODO項目42Bに対応した利用者名42Dを編集可能に入力する欄である。期日指定欄103は、マスタDB42内のTODO項目42Bに対応した期日42Eを指定する指定欄である。時間帯指定欄104は、マスタDB42内のTODO項目42Bに対応した時間帯42Fを指定する指定欄である。メモ入力欄105は、マスタDB42内のTODO項目42Bに対応したメモ内容42Iを入力する入力欄である。保存ボタン106は、登録画面100に入力した内容をマスタDB42内に保存するボタンである。キャンセルボタン107は、登録画面100に入力した内容をキャンセルするボタンである。つまり、作業者は、端末装置2の表示部23に表示中の登録画面100からマスタDB42の内容を編集可能にしている。尚、介護事業者は、サーバ3の表示部33にも登録画面100を表示可能にし、登録画面100からマスタDB42の内容を編集可能にしている。
図7は、端末装置2側のTODO画面110及び編集画面112の一例を示す説明図である。図7に示すTODO画面110は、端末装置2の作業者が指定期間内に実施すべきTODO詳細情報をTODO項目毎に一覧表示している。尚、指定期間は、作業者の指定操作で適宜変更可能である。TODO詳細情報111は、TODO項目111A、作業対象者の氏名111B、TODO項目に対応する現在のステータス情報111C及び、TODO項目の作業の実施期限111D及びメモ内容111Eを有する。尚、ステータス情報111Cは、前述した通り、“完了”、“未完了”及び“期日超過”等である。更に、TODO画面110には、TODO項目111A毎に編集ボタン111Fを有し、編集ボタン111Fのボタン操作に応じて、指定したTODO項目111Aの編集画面112を起動する。つまり、作業者は、端末装置2の表示部23に表示中のTODO画面110から指定期間中のTODOの作業スケジュール、作業内容及び作業状態を確認できる。尚、介護事業者は、サーバ3の表示部33にもTODO画面110を表示可能にし、TODO画面110から各作業者の指定期間中のTODOの作業スケジュール、作業内容及び作業状態を確認できる。
編集画面112は、完了期日指定欄112Aと、編集ボタン112Bと、削除ボタン112Cとを有する。完了期日指定欄112Aは、指定したTODO項目の作業完了時の期日を指定する。端末装置2の制御部25は、完了期日指定欄112Aの指定に応じて指定したTODO項目の作業完了をサーバ3に通知する。更に、編集ボタン112Bは、指定したTODO項目の情報を編集可能にする。更に、削除ボタン112Cは、指定したTODO項目の情報をマスタDB42から削除可能にする。
図8は、端末装置2側の支援経過記録一覧画面の一例を示す説明図である。図8に示す支援経過記録一覧画面120は、利用者毎の指定期間内の支援経過記録情報121を有する。支援経過記録一覧画面120は、利用者の氏名122と、利用者の年齢123と、利用者の性別124と、利用者の識別情報125とを有する。支援経過記録情報121は、支援日121A、時間帯121B、実施作業のTODO項目に対応した支援内容121Cと、メモ内容121Dとを有する。更に、支援経過記録一覧画面120は、新規登録ボタン126を有する。つまり、作業者は、端末装置2の表示部23に表示中の支援経過記録一覧画面120から担当する利用者の支援経過記録情報を確認できる。尚、介護事業者は、サーバ3の表示部33にも支援経過記録一覧画面120を表示可能にし、支援経過記録一覧画面120から各利用者の支援経過記録情報を確認できる。
端末装置2は、支援経過記録情報121内のTODO項目に対応した支援内容121C又はメモ内容121Dに対するタップ操作を検出すると、TODO項目に対応した支援経過記録情報121の詳細内容を画面表示する支援経過記録参照画面130を表示する。図9は、端末装置2側の支援経過記録参照画面130の一例を示す説明図である。図9に示す支援経過記録参照画面130は、利用者の氏名131、利用者の年齢132、利用者の性別133及び識別情報134の他に、基本情報135と、支援情報136とを有する。基本情報135は、支援経過情報DB4内の支援日44A、時間帯44B、経緯44C及び対象44Dに基づき、支援日135A、時間帯135B、経緯135C及び対象135Dを有する。経緯135Cは、作業を実施したTODO項目に対応する応対方法を示す情報である。更に、対象135Dは、TODO項目の作業対象を示す情報である。支援情報136は、支援経過情報DB4内の支援内容44E及びメモ内容44Fに基づき、支援内容136A及び内容136Bを有する。支援内容136Aは、支援経過情報DB4内のTODOの実施作業に対応した記録事項である。内容136Bは、TODOの実施作業に対応するメモ内容である。支援経過記録参照画面130は、削除ボタン137と、編集ボタン138とを有する。削除ボタン137は、支援経過記録参照画面130の内容を削除するボタンである。編集ボタン138は、支援経過記録参照画面130の内容を編集する図10に示す支援経過記録編集画面140を起動するボタンである。つまり、作業者は、端末装置2の表示部23に表示中の支援経過記録参照画面130から支援経過情報DB4の内容を編集可能にしている。尚、介護事業者は、サーバ3の表示部33にも支援経過記録参照画面130を表示可能にし、支援経過記録参照画面130から支援経過情報DB4の内容を編集可能にしている。
図10は、端末装置2側の支援経過記録編集画面140の一例を示す説明図である。図10に示す支援経過記録編集画面140は、利用者の氏名141、年齢142及び性別143の他に、基本情報入力欄144と、支援情報入力欄145と、保存ボタン146と、キャンセルボタン147とを有する。基本情報入力欄144は、支援日指定欄144Aと、時間帯指定欄144Bと、経緯指定欄144Cと、対象指定欄144Dとを有する。支援日指定欄144Aは、支援経過情報DB4内の該当TODO項目の作業完了の支援日44Aを指定する指定欄である。時間帯指定欄144Bは、支援経過情報DB4内の該当TODO項目に対応した予定時間帯を指定する指定欄である。経緯指定欄144Cは、対象者の応対方法を指定する指定欄である。対象指定欄144Dは、対象者を指定する指定欄である。
支援情報入力欄145は、支援内容入力欄145Aと、メモ内容入力欄145Bとを有する。支援内容入力欄145Aは、TODO項目の実施作業に対応した支援内容を入力する欄である。メモ内容入力欄145Bは、TODO項目の実施作業に対応したメモ内容を入力する欄である。保存ボタン146は、支援経過記録編集画面140内の入力内容を支援経過情報DB4内に登録するボタンである。キャンセルボタン147は、支援経過記録編集画面140の入力内容をキャンセルするボタンである。つまり、作業者は、端末装置2の表示部23に表示中の支援経過記録編集画面140から支援経過情報DB4の内容を編集可能にしている。尚、介護事業者は、サーバ3の表示部33にも支援経過記録編集画面140を表示可能にし、支援経過記録編集画面140から支援経過情報DB4の内容を編集可能にしている。
図11は、サーバ3側のマスタ画面150の一例を示す説明図である。図11に示すマスタ画面150は、介護事業者の作業者毎に、作業者が担当するマスタDB42のTODOのレコード情報及び関連DB43のレコード情報を関連付けたマスタ情報151を画面表示する。
マスタ情報151は、識別情報151A毎に、TODO項目151Bと、属性151Cと、自動化151Dと、連携151Eと、記録事項151Fと、連携初期値151Gとを対応付けて管理している。識別情報151Aは、マスタ情報151のレコードを識別する情報である。TODO項目151Bは、マスタDB42のTODO項目42Bの内容である。属性151Cは、マスタDB42の属性42Cの内容である。自動化151Dは、マスタDB42の自動化設定42Hの内容である。連携151Eは、TODO項目42Bに対応した作業完了の入力操作を検出した場合に、TODO項目42Bに対応した支援経過記録事項43Bを支援経過情報DB4内に自動的に登録するか否かを示すフラグ情報である。記録事項151Fは、関連DB43内の支援経過記録事項43Bの内容である。連携初期値151G内の経緯152は、関連DB43内の経緯431の内容である。連携初期値151G内の対象153は、関連DB43内の対象432の内容である。つまり、介護事業者は、表示部33に表示中のマスタ画面150から作業者毎のTODOに関するマスタ情報を確認できる。更に、介護事業者は、マスタ画面150から作業者毎のマスタ情報の内容の編集も可能である。
次に本実施例の介護管理システム1の動作について説明する。図12は、支援経過記録処理に関わるサーバ3の処理動作の一例を示すフローチャートである。図12に示す支援経過記録処理は、作業者の端末装置2からTODO項目に対応する作業完了の入力を検出すると、TODO項目に対応した支援経過記録事項43Bを支援経過情報DB4内の該当利用者の支援内容44Eとして自動登録する処理である。
図12においてサーバ3内の制御部37内の変更部37Aは、作業者の端末装置2から、複数のTODO項目42Bの内、TODO項目42Bに対応した作業完了の入力を検出したか否かを判定する(ステップS11)。尚、変更部37Aは、端末装置2の作業完了のTODO項目の編集画面112上の完了期日指定欄112Aの作業者の指定操作に応じて、TODO項目に対応した作業完了の入力を検出する。変更部37Aは、TODO項目42Bに対応した作業完了の入力を検出した場合(ステップS11肯定)、マスタDB42内の該当TODO項目42Bのステータス情報42Gを“完了”に更新登録する(ステップS12)。その結果、作業者は、マスタDB42に直接アクセスすることなく、端末装置2からマスタDB42内に該当TODO項目42Bのステータス情報42Gを簡単に登録できる。
制御部37内の表示制御部37Cは、マスタDB42内のステータス情報42Gを参照して、TODO項目42Bの内、“未完了”のTODO項目のステータス情報111Cを識別表示すべく、作業者の端末装置2に指示する(ステップS13)。その結果、作業者は、図7に示すTODO画面110の“○”のステータス情報111Cで“未完了”のTODO項目を識別できる。更に、表示制御部37Cは、ステータス情報42Gを参照して、TODO項目42Bの内、“完了”のTODO項目42Bのステータス情報111Cを識別表示すべく、作業者の端末装置2に指示する。その結果、作業者は、TODO画面110のチェックマークのステータス情報111Cで“完了”のTODO項目を識別できる。
制御部37内の追加部37Bは、作業完了の入力を検出したTODO項目42Bのコード番号42JをマスタDB42から取得し、コード番号42J(43A)に対応する支援経過記録事項43Bが関連DB43内にあるか否かを判定する(ステップS14)。
追加部37Bは、作業完了のTODO項目42Bのコード番号42J(43A)に対応した支援経過記録事項43Bが関連DB43内にある場合(ステップS14肯定)、支援経過情報DB4にアクセスする。更に、追加部37Bは、支援経過情報DB4内の該当利用者に関わる支援内容44Eに作業完了のTODO項目に対応した支援経過記録事項43Bを登録し(ステップS15)、図12に示す処理動作を終了する。その結果、作業者は、支援経過情報DB4に直接アクセスすることなく、端末装置2のTODO項目42Bの作業完了の入力操作に応じて、該当TODO項目42Bの支援内容44Eを簡単に登録できる。
追加部37Bは、作業者の端末装置2からTODO項目42Bに対応した“完了”の入力を検出しなかった場合(ステップS11否定)、図12に示す処理動作を終了する。追加部37Bは、“完了”の入力を検出したTODO項目42Bのコード番号42Jに対応する支援経過記録事項43Bが関連DB43内にない場合(ステップS14否定)、図12に示す処理動作を終了する。
図12に示す支援経過記録処理を実行する制御部37は、端末装置2からTODO項目42Bの“完了”の入力を検出すると、“完了”のTODO項目42Bのステータス情報42Gを“完了”に登録する。その結果、作業者は、作業完了のTODO項目42Bのステータス情報42Gを簡単に登録できる。
更に、制御部37は、“完了”のTODO項目42Bに対応した支援経過記録事項43Bが関連DB43内にあるか否かを判定する。制御部37は、“完了”のTODO項目42Bに対応した支援経過記録事項43Bが関連DB43内にある場合、支援経過情報DB4にアクセスし、“完了”の支援経過記録事項43Bを該当利用者の支援内容44Eとして登録する。その結果、作業者は、支援経過情報DB4にアクセスしなくても、端末装置2の表示画面のTODO項目42Bの“完了”の入力操作だけで、“完了”のTODO項目42Bに対応した支援内容44Eを支援経過情報DB4内に簡単に自動登録できる。そして、作業者は、支援経過情報作成に要する入力負担を大幅に軽減できる。
制御部37は、マスタDB42内のTODO項目42B毎のステータス情報42Gを参照し、“未完了”のTODO項目を識別表示すべく、端末装置2に指示する。その結果、作業者は、TODO画面110上のステータス情報111Cの“○”を見て、“未完了”のTODO項目を識別できる。
制御部37は、マスタDB42内のTODO項目42B毎のステータス情報42Gを参照し、“完了”のTODO項目を識別表示すべく、端末装置2に指示する。その結果、作業者は、TODO画面110上のステータス情報111Cのチェックマークを見て、“完了”のTODO項目を識別できる。
制御部37は、マスタDB42内のTODO項目42B毎のステータス情報42Gを参照し、“期日超過”のTODO項目を識別表示すべく、端末装置2に指示する。その結果、作業者は、TODO画面110上のステータス情報111Cの感嘆符を見て、“期日超過”のTODO項目を識別できる。
上記実施例では、サーバ3を介護事業者で管理するコンピュータとしたが、サーバ3の各種機能や情報をクラウドコンピューティングで実現するようにしても良い。上記実施例では、端末装置2を無線端末としたが、有線通信の端末であっても良い。
上記実施例のサーバ3の制御部37は、端末装置2から作業完了の入力操作を検出すると、作業完了のTODO項目42Bのコード番号42Jに対応した支援経過記録事項43Bを関連DB43から取得する。更に、制御部37は、取得した支援経過記録事項43Bを支援経過情報DB4内の作業完了のTODO項目に対応した支援内容44Eに登録した。しかしながら、支援内容44Eのみでなく、作業完了のTODO項目に対応した経緯431や対象432等を支援経過情報DB4内に自動登録するようにしても良い。また、関連DB43内に、TODO項目のコード番号に対応付けて、支援経過記録事項43Bの他に、メモ内容を記憶するようにしても良く、この場合、作業完了のTODO項目に対応したメモ内容を支援経過情報DB4内に自動登録できる。
上記実施例では、利用者DB41、マスタDB42及び関連DB43を記憶したHDD36と、支援経過情報DB4とを別個に管理したが、HDD36内に支援経過情報DB4を一緒に管理するようにしても良い。また、利用者DB41、マスタDB42、関連DB43及び支援経過情報DB4を夫々別個に分散配置するようにしても良い。
上記実施例では、ステータス情報を3種類としたが、これらに限定されるものではない。更に、上記実施例では、ステータス情報に応じてTODO項目を識別表示するようにしたが、識別表示の表示内容は適宜変更可能である。更に、上記実施例では、ステータス情報に応じてTODO項目を視覚的に識別表示するようにしたが、例えば、聴覚等で識別するようにしても良い。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、サーバ及びクライアントをそれぞれ構成する各コンピュータで行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図13は、支援経過記録プログラムを実行するコンピュータ200の一例を示す説明図である。
図13において支援経過記録プログラムを実行するコンピュータ200では、通信インタフェース210と、HDD220と、ROM230、RAM240、CPU250、バス260とを有する。
そして、ROM230には、上記実施例と同様の機能を発揮する支援経過記録プログラムが予め記憶されている。尚、ROM230ではなく、図示せぬドライブで読取可能な記録媒体に支援経過記録プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ、SDカード等の可搬型記録媒体、HDD、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。支援経過記録プログラムとしては、変更プログラム230A及び追加プログラム230Bである。尚、変更プログラム230A及び追加プログラム230Bについては、適宜統合又は分散しても良い。
そして、CPU250は、これらのプログラム230A及び230BをROM230から読み出し、これら読み出された各プログラムを実行する。そして、CPU250は、各プログラム230A及び230Bを、変更プロセス250A及び追加プロセス250Bとして機能させる。
CPU250は、登録された複数の実行すべき介護作業項目のうちの特定の介護作業項目について作業の完了を示す入力に応じて、前記特定の介護作業項目についてのステータス情報を作業完了に変更する。更に、CPU250は、前記作業の完了を示す入力がなされた前記特定の介護作業項目に対応づけられたメッセージを、支援経過記録情報の新たな記録事項として追加する。その結果、作業完了に応じて支援経過記録情報への記録事項の入力負担を軽減できる。