JP2018120380A - 情報共用連携システム、管理サーバー及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子化されていない情報を扱う施設において、電子化されていない情報の存在の可能性を明らかにする。
【解決手段】複数の施設のそれぞれが所有する情報を施設間で共用する情報共用連携システムにおいて、管理サーバーには、複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を管理するための情報保管形式管理テーブルT5が記憶されている。情報保管形式管理テーブルT5には、各施設に対して、施設ID、施設名、情報の種類(カルテ、処方、レセプト等)ごとの電子化フラグが対応付けられて格納される。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報共用連携システム、管理サーバー及びプログラムに関する。
近年、インターネット等の通信ネットワークを介して、複数のメンバー間で情報を共用する情報共用連携システムが利用されている。例えば、チーム医療・介護のためのグループ、共通の趣味に関するグループ、ビジネス上つながりがあるグループ等、その利用シーンは様々である。
例えば、患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして指定された複数の医療従事者が記憶されているデータ管理サーバーに対して、チームを構成する医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該チームに対応する患者の在宅診療情報の入力及び参照を許可する在宅診療連携システムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2015−55887号公報
しかし、施設間で情報を共用する際に、情報共用連携システムに参加する全ての施設と、共用される情報の全てが電子化に対応していないと、情報の連携を行うことができないという問題があった。そのため、共用対象となるあらゆる種類の情報について完全に電子化された施設でないと、情報共用連携システムに参加できなかった。
また、施設内で扱われる情報の少なくとも一部が電子化されていない施設において、何らかの情報が登録されていない状況では、電子化されていないために情報を登録することができないのか、あるいは、そもそも施設内に情報が存在しないのか、不明である。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、電子化されていない情報を扱う施設において、電子化されていない情報の存在の可能性を明らかにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の施設のそれぞれが所有する情報を施設間で共用する情報共用連携システムであって、前記複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を記憶する記憶手段を備える管理サーバーを有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報共用連携システムにおいて、前記管理サーバーと通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続されたクライアント端末を有し、前記管理サーバーは、前記記憶手段に記憶されている情報保管形式に基づいて、前記複数の施設のそれぞれについて、前記情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを一覧表示させるための表示用データを生成する生成手段と、前記生成された表示用データを前記クライアント端末に提供する提供手段と、を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報共用連携システムにおいて、前記管理サーバーは、患者ごとに、当該患者の診療に携わる施設を対応付けて記憶する第2記憶手段を備え、前記生成手段は、処理対象として指定された患者に対応付けられた施設を前記第2記憶手段から取得し、当該取得された施設のみに限定して、前記情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを一覧表示させるための表示用データを生成する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報共用連携システムにおいて、前記管理サーバーは、前記複数の施設のそれぞれが所有する情報の存在を示す登録情報を、当該情報に係る患者、当該情報を所有する施設及び当該情報の種類と対応付けて記憶する第3記憶手段を備え、前記生成手段は、前記処理対象として指定された患者について、当該患者の診療に携わる施設及び前記情報の種類ごとに、前記第3記憶手段を参照して前記登録情報の有無を判断し、前記登録情報がない施設及び前記情報の種類の組み合わせについては、前記登録情報がないことを識別可能に表示させるための表示用データを生成する。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の情報共用連携システムにおいて、前記管理サーバーは、前記複数の施設ごとに、当該施設の連絡先を対応付けて記憶する第4記憶手段と、前記クライアント端末において、前記表示用データに基づいて一覧表示される前記複数の施設のいずれかについて、電子化されていない情報の種類が選択された場合に、当該選択された情報の種類に分類される情報を所有する施設に対応付けられた連絡先を前記第4記憶手段から取得し、当該取得された連絡先を前記クライアント端末に通知する通知手段と、を備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報共用連携システムにおいて、前記記憶手段は、複数の期間に分けて、前記情報保管形式を記憶可能である。
請求項7に記載の発明は、複数の施設のそれぞれが所有する情報を施設間で共用する情報共用連携システムを管理する管理サーバーであって、前記複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を記憶する記憶手段を備える。
請求項8に記載の発明は、複数の施設のそれぞれが所有する情報を施設間で共用する情報共用連携システムを管理する管理サーバーを制御するコンピューターに、前記複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を記憶手段に記憶させる機能を実現させるためのプログラムである。
本発明によれば、電子化されていない情報を扱う施設において、電子化されていない情報の存在の可能性を明らかにすることができる。
本発明の実施の形態における情報共用連携システムのシステム構成図である。 管理サーバーの機能的構成を示すブロック図である。 患者情報テーブルの例である。 チーム情報テーブルの例である。 スタッフ情報テーブルの例である。 施設情報テーブルの例である。 情報保管形式管理テーブルの例である。 登録情報管理テーブルの例である。 クライアント端末の機能的構成を示すブロック図である。 情報保管形式登録処理を示すラダーチャートである。 電子化情報登録処理を示すラダーチャートである。 非電子化情報登録処理を示すラダーチャートである。 非電子化情報登録画面の例である。 情報保管形式一覧表示処理を示すラダーチャートである。 情報保管形式一覧画面の例である。 患者単位情報保管形式一覧表示処理を示すラダーチャートである。 患者単位情報保管形式一覧画面の例である。 変形例1における表示用データ生成処理を示すフローチャートである。 変形例1における患者単位情報保管形式一覧画面の例である。 変形例2における情報保管形式管理テーブルの例である。 変形例2における患者単位情報保管形式一覧画面の例を示す。
以下、図面を参照して、本発明に係る情報共用連携システムの一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
〔情報共用連携システムの構成〕
図1に、本実施の形態における情報共用連携システム100のシステム構成を示す。情報共用連携システム100は、複数の施設のそれぞれが所有する情報を施設間で共用するためのシステムである。
図1に示すように、情報共用連携システム100は、管理サーバー10と、複数のクライアント端末20と、を備えて構成されている。管理サーバー10とクライアント端末20とは、インターネット等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。なお、クライアント端末20の台数は、限定されない。
管理サーバー10は、クライアント端末20から登録される情報を蓄積し管理する。この情報には、複数の医療・介護・福祉関係者で共用連携される医療・介護・福祉情報が含まれる。以下、医療・介護・福祉情報を総称して、医療情報という。
クライアント端末20は、医療施設に所属する医療従事者(医療・介護・福祉関係者)により使用されるPC(Personal Computer)、タブレット端末等である。医療施設としては、主治医が所属する病院や診療所、在宅患者の訪問看護を行う看護師が所属する訪問看護ステーション、在宅患者のケアプランを作成するケアマネージャーや、在宅患者の訪問介護を行う訪問介護員が所属する訪問介護事業所等が挙げられる。
患者の診療に携わるメンバー(各医療施設のスタッフ)は、クライアント端末20から患者に関する医療情報を施設内のサーバー等に登録する。各施設が所有する医療情報のうち電子化されている情報については、管理サーバー10にも保存され、患者に対して形成されたチーム内のメンバーに公開される。一方、電子化されていない情報については、その存在を示す情報が管理サーバー10に登録される。
〔管理サーバーの構成〕
図2に、管理サーバー10の機能的構成を示す。
図2に示すように、管理サーバー10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM(Random Access Memory)15、記憶部16等を備えて構成されており、各部はバス17により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、管理サーバー10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、制御部11は、記憶部16に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM15に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、カーソルキー、文字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェース等により構成され、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM15は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部16から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部16には、クライアント端末20に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介してクライアント端末20のユーザーに情報共用連携サービスを提供するためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
記憶部16には、患者情報テーブルT1、チーム情報テーブルT2、スタッフ情報テーブルT3、施設情報テーブルT4、情報保管形式管理テーブルT5、登録情報管理テーブルT6が記憶されている。
図3に、患者情報テーブルT1の例を示す。患者情報テーブルT1は、患者ごとに、患者に関する情報を管理するためのテーブルである。患者情報テーブルT1には、患者ごとに、患者ID、患者名、チームID等が対応付けられて格納されている。
患者IDは、患者に付与された識別情報である。
患者名は、患者の氏名である。
チームIDは、患者の診療に携わる複数のメンバーにより構成されるチームに付与された識別情報である。
図4に、チーム情報テーブルT2の例を示す。チーム情報テーブルT2は、チームごとに、チームに関する情報を管理するためのテーブルである。チーム情報テーブルT2には、チームごとに、チームID、チームメンバー数、チームメンバー数分のスタッフIDが対応付けられて格納される。
チームメンバー数は、チームを構成するメンバーの数である。
スタッフIDは、チームを構成するメンバー(スタッフ)に付与された識別情報である。
図5に、スタッフ情報テーブルT3の例を示す。スタッフ情報テーブルT3は、スタッフごとに、スタッフに関する情報を管理するためのテーブルである。スタッフ情報テーブルT3には、スタッフごとに、スタッフID、スタッフ名、施設ID等が対応付けられて格納されている。
スタッフIDは、スタッフの識別情報である。
スタッフ名は、スタッフの氏名である。
施設IDは、スタッフが所属する施設に付与された識別情報である。
図6に、施設情報テーブルT4の例を示す。施設情報テーブルT4は、施設ごとに、施設に関する情報を管理するためのテーブルである。施設情報テーブルT4には、施設ごとに、施設ID、施設名、連絡先等が対応付けられて格納される。
施設IDは、施設の識別情報である。
施設名は、施設の名称である。
連絡先は、施設の連絡先であり、例えば、施設の電話番号である。
図7に、情報保管形式管理テーブルT5の例を示す。情報保管形式管理テーブルT5は、複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を管理するためのテーブルである。すなわち、情報保管形式管理テーブルT5を記憶する記憶部16は、記憶手段として機能する。情報保管形式管理テーブルT5には、各施設に対して、施設ID、施設名、情報の種類(カルテ、処方、レセプト等)ごとの電子化フラグが対応付けられて格納される。
電子化フラグは、該当する種類に分類される情報が施設内で電子化されているか否かを示す情報であり、電子化されている場合には「1」、電子化されていない場合(紙ベースで保管されている場合)には「0」となる。
図8に、登録情報管理テーブルT6の例を示す。登録情報管理テーブルT6は、情報共用連携システム100内に登録される情報を管理するためのテーブルである。登録情報管理テーブルT6には、登録される情報ごとに、登録情報ID、患者ID、施設ID、種類、登録日時、名称、電子化フラグ、ファイル格納先が対応付けられて格納される。
登録情報IDは、管理サーバー10にて管理される情報に対して付与された識別情報である。
患者IDは、登録される情報が、どの患者についての情報かを示している。
施設IDは、登録される情報を所有する施設を示す情報である。
種類は、登録される情報の種類を示す情報である。情報の種類としては、例えば、カルテ、処方、レセプト、検体検査、画像、レポート、文書、バイタルサイン、看護記録、介護記録、ケアプラン等が挙げられる。
登録日時は、情報が登録された日時である。登録日時は、情報が管理サーバー10に登録された日時であってもよいし、各施設内で登録された日時であってもよい。
名称は、情報の名称である。登録される情報が電子化されている場合には、ファイル名等から自動的に名称を抽出してもよいし、ユーザーに対して名称の入力を求めてもよい。登録される情報が電子化されていない場合には、登録時にユーザーにより名称が入力される。
電子化フラグは、登録される情報が電子化されているか否かを示す情報であり、電子化されている場合には「1」、電子化されていない場合には「0」となる。
ファイル格納先は、登録された情報のファイルの格納先を示す情報であり、電子化フラグが「1」の場合にのみ使用される。
制御部11は、記憶部16(情報保管形式管理テーブルT5)に記憶されている情報保管形式に基づいて、複数の施設のそれぞれについて、情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを一覧表示させるための表示用データを生成する。すなわち、制御部11は、生成手段として機能する。
制御部11は、生成された表示用データをクライアント端末20に提供する。すなわち、制御部11は、提供手段として機能する。
制御部11は、処理対象として指定された患者に対応付けられた施設を記憶部16から取得し、当該取得された施設のみに限定して、情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを一覧表示させるための表示用データを生成する。具体的には、制御部11は、指定された患者の「患者ID」に対応付けられた「チームID」を患者情報テーブルT1から取得し、この「チームID」に対応付けられた「スタッフID」をチーム情報テーブルT2から取得し、この「スタッフID」に対応付けられた「施設ID」をスタッフ情報テーブルT3から取得することで、患者に対応付けられた施設を特定する。すなわち、患者情報テーブルT1、チーム情報テーブルT2及びスタッフ情報テーブルT3を記憶する記憶部16は、患者ごとに、当該患者の診療に携わる施設を対応付けて記憶する第2記憶手段として機能する。
制御部11は、クライアント端末20において、表示用データに基づいて一覧表示される複数の施設のいずれかについて、電子化されていない情報の種類が選択された場合に、当該選択された情報の種類に分類される情報を所有する施設に対応付けられた連絡先を記憶部16(施設情報テーブルT4)から取得し、当該取得された連絡先をクライアント端末20に通知する。すなわち、制御部11は、通知手段として機能する。また、施設情報テーブルT4を記憶する記憶部16は、複数の施設ごとに、当該施設の連絡先を対応付けて記憶する第4記憶手段として機能する。
制御部11は、記憶部16に記憶されている、各施設から登録された電子化された医療情報(電子化情報)のそれぞれを、この医療情報に係る患者に対応付けられているチーム内のメンバーに公開する。具体的には、制御部11は、或る電子化情報の「登録情報ID」に対応付けられた「患者ID」を登録情報管理テーブルT6から取得し、この「患者ID」に対応付けられた「チームID」を患者情報テーブルT1から取得し、この「チームID」に対応付けられた「スタッフID」をチーム情報テーブルT2から取得し、この「スタッフID」が示すユーザーに対して、当該電子化情報を参照可能とする。
〔クライアント端末の構成〕
図9に、クライアント端末20の機能的構成を示す。
図9に示すように、クライアント端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM25、記憶部26等を備えて構成されており、各部はバス27により接続されている。
制御部21は、CPU等から構成され、クライアント端末20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、制御部21は、操作部22から入力される操作信号又は通信部24により受信される指示信号に応じて、記憶部26に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM25に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部22は、カーソルキー、文字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部21に出力する。また、操作部22が、表示部23に積層されたタッチパネルにより構成され、操作者の指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部21に出力することとしてもよい。
表示部23は、LCD等のモニターを備えて構成されており、制御部21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。例えば、表示部23は、管理サーバー10から受信した各種Web画面の表示用データに基づいて各種Web画面を表示する。
通信部24は、ネットワークインターフェース等により構成され、インターネット、LAN、WAN等の通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM25は、制御部21により実行制御される各種処理において、記憶部26から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部26は、HDDや不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部26には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
〔情報共用連携システムにおける動作〕
次に、情報共用連携システム100における動作について説明する。以下の処理において、管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、クライアント端末20における処理は、制御部21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
図10は、情報共用連携システム100において実行される情報保管形式登録処理を示すラダーチャートである。情報保管形式登録処理は、各医療施設の管理者が、施設における情報保管形式を登録する処理である。
まず、クライアント端末20において、管理者による操作部22からの操作により、管理者が所属する医療施設の施設情報が入力されると(ステップS1)、制御部21により、入力された施設情報が、通信部24を介して管理サーバー10に送信される。施設情報として、施設ID、施設名、連絡先等が入力される。
管理サーバー10では、通信部14により、クライアント端末20から施設情報が受信されると、制御部11により、記憶部16の施設情報テーブルT4に新レコードが作成される(ステップS2)。具体的には、制御部11により、施設情報テーブルT4に、施設ID、施設名、連絡先等が対応付けられて格納される。
次に、クライアント端末20において、管理者による操作部22からの操作により、管理者が所属する医療施設における情報保管形式が、情報の種類ごとに入力されると(ステップS3)、制御部21により、情報の種類ごとの情報保管形式が、通信部24を介して管理サーバー10に送信される。
管理サーバー10では、通信部14により、クライアント端末20から情報の種類ごとの情報保管形式が受信されると、制御部11により、記憶部16の情報保管形式管理テーブルT5に新レコードが作成される(ステップS4)。具体的には、制御部11により、情報保管形式管理テーブルT5に、施設ID、施設名、情報の種類ごとの電子化フラグが対応付けられて格納される。
以上で、情報保管形式登録処理が終了する。
なお、システムの管理者が各施設における情報保管形式を、管理サーバー10の操作部12から直接入力することとしてもよい。
図11は、情報共用連携システム100において実行される電子化情報登録処理を示すラダーチャートである。電子化情報登録処理は、各医療施設のクライアント端末20から電子化されている情報を登録する処理である。
まず、クライアント端末20において、ユーザーによる操作部22からの操作により、新規情報が電子データとして施設内に登録されると(ステップS11)、制御部21により、新規情報とともに、患者ID、施設ID、情報の種類等が、通信部24を介して管理サーバー10に送信される(ステップS12)。
例えば、「**診療所」ではカルテが電子化されているため(図7参照)、「**診療所」で診察が行われ、クライアント端末20においてカルテが作成されると、カルテ内の共用情報として設定されている内容が管理サーバー10に送信される。
管理サーバー10では、通信部14により、クライアント端末20から送信された情報が受信されると、制御部11により、クライアント端末20から受信した施設ID及び情報の種類に基づいて、電子化情報であることが確認される(ステップS13)。具体的には、制御部11により、記憶部16の情報保管形式管理テーブルT5が参照され、施設ID及び情報の種類に対応する電子化フラグが「1」であることが確認される。
次に、制御部11により、クライアント端末20から受信した新規情報(電子データ)が記憶部16に登録されるとともに(ステップS14)、記憶部16の登録情報管理テーブルT6に情報が登録される(ステップS15)。具体的には、制御部11により、登録情報IDが生成され、登録情報管理テーブルT6の「登録情報ID」フィールドに、当該生成された登録情報IDが格納され、「患者ID」フィールドに、クライアント端末20から受信した患者IDが格納され、「施設ID」フィールドに、クライアント端末20から受信した施設IDが格納され、「種類」フィールドに、クライアント端末20から受信した情報の種類が格納される。また、制御部11により、登録情報管理テーブルT6の「登録日時」フィールドに、新規情報が登録された日時が格納され、「名称」フィールドに、新規情報のファイル名、又は、ユーザーにより指定された名称が格納され、「電子化フラグ」フィールドに、「1」が格納され、「ファイル格納先」フィールドに、管理サーバー10における新規情報のファイルの格納先が格納される。
以上で、電子化情報登録処理が終了する。
なお、施設内の電子カルテ装置やレセプトコンピューター等、新規情報を作成するための業務システムが、通信ネットワークNを介して管理サーバー10と接続されている場合には、ステップS12に代えて、業務システムから管理サーバー10に新規情報等を送信するようにしてもよい。
図12は、情報共用連携システム100において実行される非電子化情報登録処理を示すラダーチャートである。非電子化情報登録処理は、各医療施設のクライアント端末20から電子化されていない情報の存在を登録する処理である。
まず、クライアント端末20において、ユーザーによる操作部22からの操作により、紙ベースで新規情報が施設内にあることが入力されると(ステップS21)、制御部21により、患者ID、施設ID、情報の種類、名称等が、通信部24を介して管理サーバー10に送信される(ステップS22)。新規情報の名称は、操作部22から入力される。
例えば、「××クリニック」ではカルテが電子化されていないため(図7参照)、「××クリニック」から管理サーバー10にカルテ情報を電子データとして送信することはできない。そのため、クライアント端末20においてカルテが作成されると、カルテが存在することの登録指示が管理サーバー10に送信される。
図13に、「××クリニック」のクライアント端末20の表示部23に表示される非電子化情報登録画面231の例を示す。非電子化情報登録画面231には、患者名表示領域31、登録日時表示領域32、カルテ情報登録ボタンB1、処方情報登録ボタンB2が含まれる。
患者名表示領域31には、処理対象の患者の氏名が表示される。
登録日時表示領域32には、情報の登録日時が表示される。
カルテ情報登録ボタンB1は、電子化されていないカルテ情報の存在の登録を指示するためのボタンである。
処方情報登録ボタンB2は、電子化されていない処方情報の存在の登録を指示するためのボタンである。
非電子化情報登録画面231を表示するための表示用データは、管理サーバー10から提供される。管理サーバー10では、制御部11により、情報保管形式管理テーブルT5から「××クリニック」に対応するレコードから、電子化フラグが「0」の情報の種類が抽出され、抽出された種類に分類される情報を登録するためのボタンを含む表示用データが生成される。
管理サーバー10では、通信部14により、クライアント端末20から送信された情報が受信されると、制御部11により、クライアント端末20から受信した施設ID及び情報の種類に基づいて、非電子化情報であることが確認される(ステップS23)。具体的には、制御部11により、記憶部16の情報保管形式管理テーブルT5が参照され、施設ID及び情報の種類に対応する電子化フラグが「0」であることが確認される。
次に、制御部11により、クライアント端末20から受信した情報が記憶部16の登録情報管理テーブルT6に登録される(ステップS24)。具体的には、制御部11により、登録情報IDが生成され、登録情報管理テーブルT6の「登録情報ID」フィールドに、当該生成された登録情報IDが格納され、「患者ID」フィールドに、クライアント端末20から受信した患者IDが格納され、「施設ID」フィールドに、クライアント端末20から受信した施設IDが格納され、「種類」フィールドに、クライアント端末20から受信した情報の種類が格納される。また、制御部11により、登録情報管理テーブルT6の「登録日時」フィールドに、新規情報が登録された日時が格納され、「名称」フィールドに、クライアント端末20から受信した名称が格納され、「電子化フラグ」フィールドに、「0」が格納される。
以上で、非電子化情報登録処理が終了する。
図14は、情報共用連携システム100において実行される情報保管形式一覧表示処理を示すラダーチャートである。情報保管形式一覧表示処理は、各医療施設のクライアント端末20において、各施設の情報保管形式を確認する際の処理である。
まず、クライアント端末20では、ユーザーによる操作部22からの操作により、各施設の情報保管形式について情報閲覧が指示されると、制御部21により、情報閲覧要求が、通信部24を介して管理サーバー10に送信される(ステップS31)。
管理サーバー10では、通信部14により、クライアント端末20から情報閲覧要求が受信されると、制御部11により、記憶部16の情報保管形式管理テーブルT5に基づいて、施設ごと、情報の種類ごとに、電子化/非電子化を一覧表示させるための表示用データが生成される(ステップS32)。
次に、制御部11により、生成された表示用データが、通信部14を介してクライアント端末20に提供される(ステップS33)。
クライアント端末20では、通信部24により、管理サーバー10から表示用データが受信され、制御部21により、表示用データに基づいて、情報保管形式一覧画面が表示部23に表示される(ステップS34)。
以上で、情報保管形式一覧表示処理が終了する。
図15に、クライアント端末20の表示部23に表示される情報保管形式一覧画面232の例を示す。情報保管形式一覧画面232には、縦方向に医療施設が並べられ、横方向に情報の種類が並べられており、複数の施設のそれぞれについて、情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かが表示されている。図15では、情報共用連携システム100に含まれる各施設について、電子化されている情報の種類に対応する領域には、電子化マークM1が表示されている。一方、各施設について、電子化されていない情報の種類に対応する領域は、空欄となっている。
このように、情報共用連携システム100に含まれる各施設の電子化状態が一目でわかるようになっている。なお、図15では、電子化されている情報の種類に対応する領域に電子化マークM1が表示される場合について図示したが、電子化されていない情報の種類に対応する領域の方に、電子化されていないことを示すマークを表示することとしてもよい。
図16は、情報共用連携システム100において実行される患者単位情報保管形式一覧表示処理を示すラダーチャートである。患者単位情報保管形式一覧表示処理は、各医療施設のクライアント端末20において、指定患者の診療に携わる各施設の情報保管形式を確認する際の処理である。
まず、クライアント端末20では、ユーザーによる操作部22からの操作により、患者が指定され、各施設の情報保管形式について情報閲覧が指示されると、制御部21により、患者IDを含む情報閲覧要求が、通信部24を介して管理サーバー10に送信される(ステップS41)。
管理サーバー10では、通信部14により、クライアント端末20から患者IDを含む情報閲覧要求が受信されると、制御部11により、記憶部16の患者情報テーブルT1が参照され、患者IDに対応するチームIDが取得される(ステップS42)。
次に、制御部11により、記憶部16のチーム情報テーブルT2が参照され、チームIDに対応する複数のスタッフIDが取得される(ステップS43)。
次に、制御部11により、記憶部16のスタッフ情報テーブルT3が参照され、スタッフIDのそれぞれに対応する施設IDが取得される(ステップS44)。
このようにして、クライアント端末20において指定された患者に対応付けられた施設が特定される。
次に、制御部11により、患者の診療に携わる施設に限定して、記憶部16の情報保管形式管理テーブルT5に基づいて、施設ごと、情報の種類ごとに、電子化/非電子化を一覧表示させるための表示用データが生成される(ステップS45)。具体的には、制御部11により、情報保管形式管理テーブルT5に含まれるレコードのうち、「施設ID」フィールドが、ステップS44で取得された施設IDであるレコードのみが抽出され、処理対象とされる。
次に、制御部11により、生成された患者単位の表示用データが、通信部14を介してクライアント端末20に提供される(ステップS46)。
クライアント端末20では、通信部24により、管理サーバー10から患者単位の表示用データが受信され、制御部21により、患者単位の表示用データに基づいて、患者単位の情報保管形式一覧画面が表示部23に表示される(ステップS47)。
図17に、クライアント端末20の表示部23に表示される患者単位情報保管形式一覧画面233の例を示す。患者単位情報保管形式一覧画面233には、縦方向に患者の診療に携わる医療施設が並べられ、横方向に情報の種類が並べられており、複数の施設のそれぞれについて、情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かが表示されている。図17では、「小西○○」という患者の診療に携わる各施設について、電子化されている情報の種類に対応する領域には、電子化マークM11が表示され、電子化されていない情報の種類に対応する領域には、非電子化マークM12が表示されている。
クライアント端末20において、ユーザーによる操作部22からの操作により、患者単位の情報保管形式一覧画面内の非電子化領域が選択されると(ステップS48;YES)、制御部21により、選択された領域を示す選択領域情報が、通信部24を介して管理サーバー10に送信される(ステップS49)。
管理サーバー10では、通信部14により、クライアント端末20から選択領域情報が受信されると、制御部11により、選択された領域に対応する施設が特定される。そして、制御部11により、記憶部16の施設情報テーブルT4が参照され、選択された領域の施設に対応する連絡先が取得される(ステップS50)。
次に、制御部11により、選択された領域の施設に対応する連絡先が、通信部14を介してクライアント端末20に通知される(ステップS51)。
クライアント端末20では、通信部24により、管理サーバー10から選択された領域の施設に対応する連絡先が受信され、制御部21により、連絡先が表示部23に表示される(ステップS52)。例えば、図17に示す患者単位情報保管形式一覧画面233において、非電子化マークM12がクリックされると、クリックされた非電子化マークM12に対応する施設の連絡先が表示される。
ステップS48において、患者単位の情報保管形式一覧画面内の非電子化領域が選択されない場合(ステップS48;NO)、又は、ステップS52の後、患者単位情報保管形式一覧表示処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、管理サーバー10に、複数の施設のそれぞれについて、情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かが記憶されているので、電子化されていない情報を扱う施設において、電子化されていない情報の存在の可能性を明らかにすることができる。例えば、図7に示す情報保管形式管理テーブルT5によると、「**診療所」という施設の「処方」に分類される情報は、電子化されていないが、電子化されていない状態で情報が存在する可能性があることがわかる。このように、情報の一部が電子化されていない施設であっても、情報共用連携システム100に参加し、他の施設との間で情報を共用することができる。
また、クライアント端末20では、複数の施設のそれぞれについて、情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かが一覧表示されるので、ユーザーは、各施設において、各種類に分類される情報が電子化されているか否かを、容易に認識することができる。
また、処理対象として指定された患者に対応付けられた施設のみに限定して、情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かが一覧表示されるので、指定された患者の診療に携わる施設の電子化状態を、容易に認識することができる。
また、クライアント端末20において、一覧表示される複数の施設のいずれかについて、電子化されていない情報の種類が選択された場合に、当該選択された情報の種類に分類される情報を所有する施設に対応付けられた連絡先が通知されるので、ユーザーは施設に電話等で問い合わせることで、電子化されていない情報を利用することができる。
〔変形例1〕
次に、変形例1について説明する。変形例1では、患者単位で情報保管形式を一覧表示する際に、情報が存在しないものについては、それを明示する。変形例1における情報共用連携システムは、上記実施の形態に示した情報共用連携システム100と同様の構成であるため、同一の構成については同一の符号を使用し、図示及び説明を省略する。以下、変形例1に特徴的な構成及び処理について説明する。
図8に示す登録情報管理テーブルT6には、複数の施設のそれぞれが所有する情報の存在を示す登録情報(登録情報ID)が、当該情報に係る患者(患者ID)、当該情報を所有する施設(施設ID)及び当該情報の種類と対応付けられている。すなわち、登録情報管理テーブルT6を記憶する記憶部16は、第3記憶手段として機能する。
制御部11は、処理対象として指定された患者について、当該患者の診療に携わる施設及び情報の種類ごとに、記憶部16(登録情報管理テーブルT6)を参照して登録情報の有無を判断し、登録情報がない施設及び情報の種類の組み合わせについては、登録情報がないことを識別可能に表示させるための表示用データを生成する。
変形例1では、図16に示した患者単位情報保管形式一覧表示処理のステップS45に代えて、図18に示す表示用データ生成処理が行われる。
図18に示すように、管理サーバー10において、制御部11により、患者の診療に携わる施設に限定して、記憶部16の情報保管形式管理テーブルT5に基づいて、施設ごと、情報の種類ごとに、電子化/非電子化を一覧表示させるための表示用データが生成される(ステップS61)。ステップS61の処理は、ステップS45の処理と同様である。
次に、制御部11により、処理対象とする施設と情報の種類の組み合わせが設定される(ステップS62)。具体的には、制御部11により、指定患者の患者単位の情報保管形式一覧画面に含まれる施設及び情報の種類のうち、いずれかの施設と情報の種類の組み合わせが選択される。
次に、制御部11により、設定された施設と情報の種類の組み合わせについて、対象患者の情報があるか否かが判断される(ステップS63)。具体的には、制御部11により、記憶部16の登録情報管理テーブルT6が参照され、「患者ID」フィールドが対象患者の患者IDであり、「施設ID」フィールドが設定された施設の施設IDであり、「種類」フィールドが設定された情報の種類であるレコードがあるか否かが判断される。
設定された施設と情報の種類の組み合わせについて、対象患者の情報がある場合には(ステップS63;YES)、制御部11により、表示用データ内の、設定された施設と情報の種類の組み合わせに対応する領域の電子化/非電子化の表示が維持される(ステップS64)。
一方、ステップS63において、設定された施設と情報の種類の組み合わせについて、対象患者の情報がない場合には(ステップS63;NO)、制御部11により、表示用データ内の、設定された施設と情報の種類の組み合わせに対応する領域が空欄に変更される(ステップS65)。
ステップS64又はステップS65の後、制御部11により、未処理の施設と情報の種類の組み合わせがあるか否かが判断される(ステップS66)。
未処理の施設と情報の種類の組み合わせがある場合には(ステップS66;YES)、ステップS62に戻り、施設と情報の種類の組み合わせを変更して、処理が繰り返される。
ステップS66において、未処理の施設と情報の種類の組み合わせがない場合(ステップS66;NO)、すなわち、全ての施設と情報の種類の組み合わせについて処理が終了した場合には、表示用データ生成処理が終了する。
図19に、変形例1において、クライアント端末20の表示部23に表示される患者単位情報保管形式一覧画面234の例を示す。患者単位情報保管形式一覧画面234には、縦方向に患者の診療に携わる医療施設が並べられ、横方向に情報の種類が並べられている。図19では、「小西○○」という患者の診療に携わる各施設について、電子化されている情報の種類に対応する領域であって、かつ情報が存在する領域には、電子化マークM21が表示され、電子化されていない情報の種類に対応する領域であって、かつ情報が存在する領域には、非電子化マークM22が表示され、情報が存在しない領域A1〜A6は、空欄となっている。
変形例1によれば、指定された患者について、登録情報がない施設及び情報の種類の組み合わせについては、対応する領域が空欄で表示されるので、ユーザーは、各施設及び情報の種類の組み合わせに対応する情報の有無を、容易に識別可能となる。
変形例1では、登録情報がない施設及び情報の種類の組み合わせについて、登録情報がないことを識別可能に表示させる方法として、対応する領域を空欄にする場合を説明したが、電子化マークM21、非電子化マークM22とは異なる別のマークを表示することとしてもよい。また、登録情報がない施設及び情報の種類の組み合わせに対応する領域に、電子化情報として登録され得るか否かを識別可能に表示することとしてもよい。
〔変形例2〕
次に、変形例2について説明する。変形例2では、情報保管形式が運用途中で変更された場合について説明する。変形例2における情報共用連携システムは、上記実施の形態に示した情報共用連携システム100と同様の構成であるため、同一の構成については同一の符号を使用し、図示及び説明を省略する。以下、変形例2に特徴的な構成及び処理について説明する。
変形例2では、管理サーバー10の記憶部16に、図7に示した情報保管形式管理テーブルT5に代えて、図20に示す情報保管形式管理テーブルT15が記憶されている。
情報保管形式管理テーブルT15は、複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を管理するためのテーブルであり、一つの施設に対し、対象期間を分けて、複数のレコードが登録可能となっている。情報保管形式管理テーブルT15には、施設ID、施設名、期間、情報の種類ごとの電子化フラグが対応付けられて格納される。図20に示すように、「**診療所」では、カルテとレセプトについて、或る日を境として、情報が電子化されている。期間が特に入力されていないレコードに対応する施設においては、情報保管形式の変更はない。
図21に、変形例2において、クライアント端末20の表示部23に表示される患者単位情報保管形式一覧画面235の例を示す。患者単位情報保管形式一覧画面235には、縦方向に患者の診療に携わる医療施設が並べられ、横方向に情報の種類が並べられており、複数の施設のそれぞれについて、情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かが表示されている。図21では、「**診療所」において、情報の種類が「カルテ」と「レセプト」の情報については、電子化マークM31と非電子化マークM32が表示されており、運用途中で情報が電子化されたことがわかる。また、非電子化マークM32の上にマウスポインターが置かれた際に、「yyyy/mm/dd以前のデータは施設へ問い合わせてください」等のメッセージ41が表示されることとしてもよい。
変形例2によれば、一つの施設に対し、複数の期間に分けて、それぞれ情報保管形式を記憶可能であるため、或る施設において途中で情報が電子化された場合にも、電子化前及び電子化後の両方の情報を管理することができる。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る情報共用連携システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、情報保管形式管理テーブルT5,T15における情報保管形式の登録方法は一例であり、フラグの立て方はこれに限定されない。他の方法として、情報の種類ごとに、「電子データ」として情報が保管されているか否かを示すフラグと、「紙ベース」で情報が保管されているか否かを示すフラグと、で情報保管形式を管理する方法が挙げられる。
また、施設間で共用される情報のうち、電子化されている情報については、管理サーバー10にも記憶されることとしたが、各施設において利用したい場合に、その情報を所有する施設から取得可能であれば、データ自体が管理サーバー10に記憶されていなくてもよい。
また、情報共用連携システムにおいて共用される情報は、医療情報に限定されない。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてHDDや不揮発性メモリーを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 管理サーバー
11 制御部
14 通信部
16 記憶部
20 クライアント端末
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
26 記憶部
100 情報共用連携システム
N 通信ネットワーク
T1 患者情報テーブル
T2 チーム情報テーブル
T3 スタッフ情報テーブル
T4 施設情報テーブル
T5 情報保管形式管理テーブル
T6 登録情報管理テーブル
T15 情報保管形式管理テーブル
232 情報保管形式一覧画面
233 患者単位情報保管形式一覧画面
234 患者単位情報保管形式一覧画面
235 患者単位情報保管形式一覧画面

Claims (8)

  1. 複数の施設のそれぞれが所有する情報を施設間で共用する情報共用連携システムであって、
    前記複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を記憶する記憶手段を備える管理サーバーを有する情報共用連携システム。
  2. 前記管理サーバーと通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続されたクライアント端末を有し、
    前記管理サーバーは、
    前記記憶手段に記憶されている情報保管形式に基づいて、前記複数の施設のそれぞれについて、前記情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを一覧表示させるための表示用データを生成する生成手段と、
    前記生成された表示用データを前記クライアント端末に提供する提供手段と、
    を備える請求項1に記載の情報共用連携システム。
  3. 前記管理サーバーは、患者ごとに、当該患者の診療に携わる施設を対応付けて記憶する第2記憶手段を備え、
    前記生成手段は、処理対象として指定された患者に対応付けられた施設を前記第2記憶手段から取得し、当該取得された施設のみに限定して、前記情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを一覧表示させるための表示用データを生成する請求項2に記載の情報共用連携システム。
  4. 前記管理サーバーは、前記複数の施設のそれぞれが所有する情報の存在を示す登録情報を、当該情報に係る患者、当該情報を所有する施設及び当該情報の種類と対応付けて記憶する第3記憶手段を備え、
    前記生成手段は、前記処理対象として指定された患者について、当該患者の診療に携わる施設及び前記情報の種類ごとに、前記第3記憶手段を参照して前記登録情報の有無を判断し、前記登録情報がない施設及び前記情報の種類の組み合わせについては、前記登録情報がないことを識別可能に表示させるための表示用データを生成する請求項3に記載の情報共用連携システム。
  5. 前記管理サーバーは、
    前記複数の施設ごとに、当該施設の連絡先を対応付けて記憶する第4記憶手段と、
    前記クライアント端末において、前記表示用データに基づいて一覧表示される前記複数の施設のいずれかについて、電子化されていない情報の種類が選択された場合に、当該選択された情報の種類に分類される情報を所有する施設に対応付けられた連絡先を前記第4記憶手段から取得し、当該取得された連絡先を前記クライアント端末に通知する通知手段と、
    を備える請求項2から4のいずれか一項に記載の情報共用連携システム。
  6. 前記記憶手段は、複数の期間に分けて、前記情報保管形式を記憶可能である請求項1から5のいずれか一項に記載の情報共用連携システム。
  7. 複数の施設のそれぞれが所有する情報を施設間で共用する情報共用連携システムを管理する管理サーバーであって、
    前記複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を記憶する記憶手段を備える管理サーバー。
  8. 複数の施設のそれぞれが所有する情報を施設間で共用する情報共用連携システムを管理する管理サーバーを制御するコンピューターに、
    前記複数の施設のそれぞれについて、当該施設が所有する情報の種類ごとに当該種類に分類される情報が電子化されているか否かを示す情報保管形式を記憶手段に記憶させる機能を実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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