JP2008059316A - 回答依頼システム及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】患者が抱えている不安を払拭すべく適時に回答依頼を受け付け、回答を提示する回答依頼システムを提供する。
【解決手段】患者からのクリニカルパスの要求に応じて、クリニカルパスとバリアンスを患者端末240に送信し、患者端末240にてクリニカルパスを表示しつつバリアンスを顕示し、このバリアンスを表示しているときに回答依頼を受け付けて回答依頼サーバ110が受信し、回答依頼サーバ110が回答担当者端末230に回答依頼を送信し、回答依頼に対する回答をさらに受信し、患者端末240に回答担当者からの回答を送信するので、患者はバリアンスの発生を表示されたクリニカルパス上で気付き、必要があれば回答依頼を指定した回答担当者に要求することができ、患者に不安を与えるバリアンスの発生に対して即座に回答担当者への回答機会を付与することで患者が安心して医療を受けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者がコンピュータを用いて回答依頼を回答担当者に依頼する回答依頼システムに関する。
本発明の背景技術として、特開2003−303240号公報に開示されるセカンドオピニオン支援システムがある。
この背景技術のセカンドオピニオン支援システムは、患者に関するデータおよび前記患者を診断した第1の医師に関するデータが記憶された病院システムから所定の通信回線を介して前記第1の医師および患者に関するデータを受信する受信手段と、前記受信したデータを第1の医師とは異なる第2の医師に開示する第1のデータと前記第2の医師に開示しない第2のデータに選別する選別手段と、前記第1のデータのみを前記第2の医師に対して送信する送信手段とを具備するものである。
特開2003−303240号公報
前記背景技術は以上のように構成され、患者からセカンドオピニオンの要請を受けた医師がセカンドオピニオン支援システムを用いて、セカンドオピニオン医師に対してセカンドオピニオン診断に必要な情報を送信するので、患者はセカンドオピニオン医師の元で再び始めから検査を受ける必要がなく、経済的及び精神的な負担を抑えつつセカンドオピニオンを受けることができる。
しかしながら、背景技術のセカンドオピニオン支援システムは、患者の主治医が適切な時期にセカンドオピニオンを受けるか否かを患者に問うか、患者が自ら気付いてセカンドオピニオンを主治医に申し出ることによって、始めてなされるものであり、主治医が適時にセカンドオピニオンを促すことなく、また、患者もセカンドオピニオンを主治医に要求しなければ、セカンドオピニオンが実施されないという課題を有する。セカンドオピニオンができることを患者が知っていたとしても、主治医にどのタイミングで依頼すればよいかも難しい。たとえば、主治医によって検査等を行って診断がなされる前であれば早すぎで、逆に、手術直前となっては遅すぎる。ところで、海外ではセカンドオピニオンの制度が、医師及び患者の双方で十分に理解がなされ、医師がセカンドオピニオンについて患者に問うことは当然のことであるとされている国もある。一方、日本ではセカンドオピニオンは患者が有する当然の権利としての認識も十分ではない。よって、主治医との信頼関係の崩壊を憂慮する患者は、セカンドオピニオンに対する十分な知識があったとしても、中々主治医に言い出せないという背景もある。医師側もセカンドオピニオンに理解があったとしても、問診、検査、診断、治療、手術といった一連の医療プロセスの中で患者に対してセカンドオピニオンを促すといった状況までは現在のところ至っていない。
患者が例えば医師から予め提示されたクリニカルパスでバリアンスが発生している場合等で不安を感じていたとしても、主治医が患者の不安を完全に汲み取ってその不安の解消一手法としてセカンドオピニオンを勧めることも、他人の感情を完全に汲み取ることが難しいこと、並びに、現状の医師一人当たりの仕事量を考えると極めて難しい。単に治療を実施するのではなく患者が不安を抱えることなく安心して治療を受けることができるといった観点からすると、入院患者が抱えている疑問点、不明点に対して十分に回答する仕組みは病院内では十分に機能していない。クリニカルパスでバリアンスが発生している場合とは、クリニカルパスを構成する医療行為が予定・計画通りに実施されない場合と同義である。医療行為が予定・計画よりも後に実施されること、未だに実施されないこと、予定・計画よりも前に実施されることを含む。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、適時に患者にセカンドオピニオンの実施を促し、セカンドオピニオンを受け付ける回答依頼システムを提供することを目的とする。また、より広い本発明の目的は、患者が抱えている不安を払拭すべく適時に回答依頼を受け付け、回答を提示する回答依頼システムを提供することである。つまり、セカンドオピニオンの依頼も患者からの回答依頼の一つだと捉える。
(1)
本発明に係る回答依頼システムは、患者が使用する患者端末が患者を特定したクリニカルパスの取得を要求する手段を含み、回答依頼サーバが、クリニカルパスを構成する予定のうちスケジュール外となった予定をバリアンスとして検出する手段と、患者端末からのクリニカルパスの要求に応じて、バリアンスを特定した該当患者のクリニカルパスをクリニカルパスの取得を要求した患者端末に送信する手段とを含み、患者端末が、受信したクリニカルパスをバリアンスを顕示して表示する手段と、バリアンスを顕示している場合に回答担当者及び回答依頼内容の入力又は選択からなる回答依頼を受け付ける手段と、受け付けた回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼サーバに送信する手段とをさらに含み、回答依頼サーバが、受信した回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼した患者と関連付けて記録する手段と、受信した回答担当者が使用する回答担当者端末に回答依頼内容を送信する手段とをさらに含み、回答担当者端末が、受信した回答依頼内容を表示する手段と、受信した回答依頼内容に対する回答を受け付ける手段と、回答依頼を特定する情報と受け付けた回答を回答依頼サーバに送信する手段とを含み、回答依頼サーバが、受信した回答を記録している回答依頼と関連付けて記録する手段と、記録した回答を回答依頼した患者が使用する患者端末に送信する手段とをさらに含み、患者端末が受信した回答を表示する手段をさらに含むものである。
クリニカルパスとは、患者に対して日単位で医療関係者が行う医療行為の予定・計画や実施記録などを表現するものである。従来は紙に記載された表形式のクリニカルパスが使用されていたが、現在では電子化されたものが使用されている。医療行為は、注射、採血などの処置、検査などの他に、食事、入浴なども含む。
バリアンスとは、クリニカルパス上の予定・計画から外れることをいい、言い換えると、クリニカルパスのスケジュール外になることである。
スケジュール外となるのは、予定の日時を過ぎるだけでなく、予定より早く実施された場合も含まれる。予定の日時には予定実施期間が存在することが望ましい。例えば、予定実施日時から1時間前後を予定実施期間とし、この期間に実施がなされれば予定通りとする。どの予定項目についても所定期間の予定実施期間を設定してもよいが、予定項目によっては予定項目が長時間要するもの、予定項目が時間の変動が大きいものもあり、予定項目毎に設定するか、デフォルトの予定実施期間を設けて使用者が必要に応じて設定する構成であってもよい。
バリアンスを特定した該当患者のクリニカルパスは、例えば、クリニカルパスのデータとバリアンスとなっている予定を特定したデータ、または、バリアンスの有無を示すフィールドを設けた該当患者のクリニカルパスのデータである。
このように本発明においては、患者からのクリニカルパスの要求に応じて、クリニカルパスとバリアンスを患者端末に送信し、患者端末にてクリニカルパスを表示しつつバリアンスを顕示し、このバリアンスを表示しているときに回答依頼を受け付けて回答依頼サーバが受信し、回答依頼サーバが回答担当者端末に回答依頼を送信し、回答依頼に対する回答をさらに受信し、患者端末に回答担当者からの回答を送信するので、患者はバリアンスの発生を表示されたクリニカルパス上で気付き、必要があれば回答依頼を指定した回答担当者に要求することができ、患者に不安を与えるバリアンスの発生に対して即座に回答担当者への回答機会を付与することで患者が安心して医療を受けることができるという効果を奏する。
(2)バリアンスの内容に応じて自動的に回答担当者選択、回答依頼
本発明に係る回答依頼システムは必要に応じて、患者端末が、回答依頼の原因となったバリアンスの選択を受け付ける手段と、選択された回答依頼の原因となったバリアンスを回答依頼サーバに送信する手段とを新たに含み、回答依頼サーバが予定と医療従事者を関連付けて記録している担当者記憶手段からバリアンスに係る予定と関連付いている回答担当者を特定し、デフォルト回答担当者として患者端末に送信する手段とを新たに含み、患者端末が受信したデフォルト回答担当者を回答依頼の回答担当者とするものである。
このように本発明においては、回答依頼の回答担当者がバリアンスに係る予定と関連付いている回答担当者となるので、患者が予定に係る者を知らなくとも患者の予定に係る医療従事者を回答担当者として回答依頼することができるという効果を有する。デフォルト回答担当者は標準での回答担当者であって患者が他の回答担当者を指定することもできる。例えば、主治医や看護師のことは知っていても、自分を担当している薬剤師や栄養士は知らないことが多い。
複数の医療従事者が一の予定と関連付いている場合には予め設定している予定種別毎の医療従事者の優先順位により一の医療従事者を決定する。または、一の予定と関連付いている複数の医療従事者を患者端末で提示し、患者からの医療従事者の選択を受け付けることで回答担当者を決定する。
(3)期限の指定、期限管理
本発明に係る回答依頼システムは必要に応じて、患者端末が前記回答依頼時に回答依頼への回答担当者の回答の期限について入力又は選択を受け付ける手段を新たに含み、前記「受け付けた回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼サーバに送信する手段」で入力又は選択を受け付けた回答依頼への回答担当者の回答の期限も回答依頼サーバに送信し、前記「受信した回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼した患者と関連付けて記録する手段」で受信した回答依頼への回答担当者の回答の期限も記録し、回答依頼サーバが回答期限を経過したとき、又は、回答依頼の回答期限まで所定期間内になったときに未だ回答依頼への回答がなされていない回答依頼の回答担当者の回答担当者端末に督促する手段を新たに含むものである。
回答担当者端末への督促は、回答担当者端末に督促するメッセージをメールで送信する、回答担当者端末に督促するメッセージを回答担当者がログイン時に送信する等で行われる。
このように本発明においては、患者が回答依頼時に回答の期限を指定して回答依頼し、回答期限を経過したとき、回答期限に近づいたときに回答依頼サーバが該当回答依頼の回答担当者の回答担当者端末に督促するので、回答担当者が回答依頼がなされていることを失念している場合に督促がなされ、より確実に回答依頼への回答を患者が回答担当者から受け取ることができるという効果を有する。
(4)回答担当者毎の最低要回答期間の指定
本発明に係る回答依頼システムは必要に応じて、回答担当者端末が、回答担当者の少なくとも回答依頼までに必要となる回答期間である最低要回答期間を受け付ける手段と、回答担当者を特定する情報及び回答担当者の最低要回答期間を回答依頼サーバに送信する手段とを新たに含み、回答依頼サーバが、回答担当者に関連付けて回答担当者の最低要回答期間を記録する手段と、最低要回答期間を患者端末に送信するステップとを新たに含み、前記「回答依頼時に回答依頼への回答担当者の回答の期限について入力又は選択を受け付ける手段」で該当回答担当者の最低要回答期間の条件を満たす回答期限について入力又は選択を受け付けるものである。
このように本発明においては、回答期限を回答依頼に指定する場合において回答担当者の最低要回答期間の条件を満たす回答期限について入力又は選択を受け付け、最低要回答期間の条件を満たさない回答期限について入力又は選択を受け付けないので、回答担当者が回答依頼の回答に少なくとも要する期間がない回答期限の指定を患者が行うことができず、回答担当者に対して回答依頼がなされた後に回答期限が短いことを理由として回答依頼を断れることを事前に防止し、無駄な回答依頼を抑制することができるという効果を有する。
(5)セカンドオピニオン
本発明に係る回答依頼システムは、前記患者からの患者端末を用いた回答依頼はセカンドオピニオンであり、前記「受信した回答担当者が使用する回答担当者端末に回答依頼内容を送信する手段」で該当患者の記録している主治医の診断及び/又は該当患者の記録している検査結果も回答担当者端末に送信するものである。
このように本発明においては、回答依頼の内容がセカンドオピニオンであってセカンドオピニオンに必要な情報を回答担当者端末に送信するので、バリアンスが生じて不安を抱えている患者が、医師に気兼ねなくセカンドオピニオンを適時になすことができるという効果を有する。
セカンドオピニオンは、診断や治療方針についての主治医以外の医師の意見や判断であり、これらの意見や判断を求めることを意味することもある。
セカンドオピニオンの回答を受け付けるトリガとなるバリアンスは、特定の予定種別であることが望ましい。予定種別は、治療(処方、注射、処置等)、検査(内視鏡、生理検査等)、看護、その他等がある。全ての予定種別ではなく、特に、診断を左右する予定種別であることが好ましい。このようなセカンドオピニオン可能予定種別を予め設定する。回答依頼サーバが実績からセカンドオピニオン可能予定種別を決定する構成であることが望ましい。具体的には、セカンドオピニオン回数が所定回数となっている予定種別をセカンドオピニオン可能予定種別とする。
セカンドオピニオンをこれ以降は実施できない期日を設けることも望ましい。例えば、手術当日、投薬開始日等が該当する。具体的には、予定にセカンドオピニオン依頼最終日のフィールドを設け、そのフィールドに値がある場合に処理する。予定種別によってはセカンドオピニオン依頼最終日のフィールドにその予定の予定日時の値が入力される構成としてもよい。実際にはセカンドオピニオン自体にも時間を要するために、その要する期間分遡った日が該当する。この日をセカンドオピニオン依頼最終日として回答依頼サーバが特定し、患者端末のクリニカルパス上で表示又は顕示し、セカンドオピニオン依頼最終日又はそれよりも所定前の日にセカンドオピニオンの依頼を受け付けることが望ましい。セカンドオピニオン依頼最終日又はさらにそれよりも所定前の日に回答依頼サーバがセカンドオピニオンを紹介するメッセージを患者端末に送信し、セカンドオピニオンの依頼を受け付けることもできる。そうすることで、バリアンスをトリガとするセカンドオピニオンの受け付けがなかったとしても、セカンドオピニオンの依頼を受け付ける機会を患者に与えることができる。
(6)対比(診断、治療)
本発明に係る回答依頼システムは必要に応じて、回答依頼サーバが回答依頼した患者が使用する患者端末に主治医の診断を送信する手段を新たに含み、患者端末が受信した主治医の診断と回答依頼の回答担当者であるセカンドオピニオン医師による診断を対比させて表示する手段を新たに含むものである。
このように本発明においては、患者端末がセカンドオピニオン医師の診断だけでなく主治医の診断も有し、患者に対して主治医の診断、セカンドオピニオン医師の診断を対比させて表示しているので、患者は主治医の診断とセカンドオピニオン医師の診断を対比しつつ参照して最終判断を円滑且つ自発的に決定することができるという効果を有する。
(7)主治医、家族医への転送
本発明に係る回答依頼システムは必要に応じて、患者端末が回答依頼を主治医及び/又は家族医に伝達することの指定を受け付け、回答依頼サーバに送信する手段を新たに含み、回答依頼サーバが回答依頼を指定された該当患者の主治医の使用する端末及び/又は指定された該当患者の家族医が使用する端末に送信する手段を新たに含むものである。
このように本発明においては、回答担当者の回答担当者端末だけでなく、主治医の端末及び/又は家族医の端末にも回答依頼を送信する指定を行うことができ、指定した場合には指定端末に回答依頼が送信されるので、患者が望めば主治医、家族医にセカンドオピニオンの実施を通知することができるという効果を有する。主治医や家族医がセカンドオピニオンの実施を知ることで、例えば、セカンドオピニオン医師は診断に必要な情報を主治医や家族医から取得することができ、より適切な診断を行うことができる。
(8)医師毎のセカンドオピニオンの実績の患者への提示
本発明に係る回答依頼システムは必要に応じて、回答依頼サーバが、回答依頼及び/又は回答を回答担当者毎に集計する手段と、患者端末からの回答依頼回数及び/又は回答回数の要求に応じて集計した回答依頼回数及び/又は回答回数を要求した患者端末に送信する手段とを新たに含むものである。
このように本発明においては、患者が要求すれば回答担当者が受けた回答依頼回数及び/又は回答回数を回答依頼サーバから受信するので、患者は複数いる回答担当者から回答依頼する回答担当者を選択する場合の判断基準とすることができるという効果を有する。
回答依頼回数、回答回数の降順、昇順に並べて回答担当者と共に患者端末で表示することもできる。
回答担当者毎に回答依頼回数で回答回数を除算して回答率を回答依頼サーバ又は患者端末で求めて患者端末で表示することもできる。回答率も降順、昇順に並べて回答担当者と共に表示することができる。
さらに、回答担当者毎の平均回答期間を回答依頼サーバで求めて、患者端末で表示することもできる。
さらにまた、予定種別毎に集計することもできる。そうすることで、患者自身が自分のクリニカルパスのバリアンスによってどの程度の患者がセカンドオピニオンを依頼したのかを把握することができる。
(9) 医師毎のセカンドオピニオンの該当病院での実績の患者への提示
本発明に係る回答依頼システムは必要に応じて、回答依頼サーバが、回答依頼及び/又は回答を回答担当者毎に該当患者がいる病院からなされた回答依頼について集計する手段と、患者端末からの回答依頼回数及び/又は回答回数の要求に応じて集計した該当患者がいる病院からなされた回答依頼についての回答依頼回数及び/又は回答回数を要求した患者端末に送信する手段とを新たに含むものである。
このように本発明においては、該当患者がいる病院からなされた回答依頼についての回答担当者毎の回答依頼回数及び/又は回答回数を集計して患者端末で受信するので、患者が自分が治療又は入院している病院からなされた回答依頼について回答担当者毎に受けた回答依頼回数と返した回答回数を知ることができ、患者は複数いる回答担当者から回答依頼する回答担当者を選択する場合の判断基準とすることができるという効果を有する。特に、自分がいる病院からなされた回答依頼についての情報を知ることができ、利便性が高い。
回答担当者端末と回答依頼サーバ、又は、患者端末と回答依頼サーバの通信においては、必ずしも回答担当者、患者を特定する情報を含ませて情報を送信する必要はない。というのは、一旦回答担当者端末と回答依頼サーバの間、又は、患者端末と回答依頼サーバの間でコネクションが成立し、回答依頼サーバはそのコネクションを使用する患者、回答担当者が特定されると、以降そのコネクションを使用する者はその患者、回答担当者として処理することができるからである。
患者端末、回答担当者端末は、後説実施形態においては、利用者端末、外部利用者端末に該当する。より詳細には、実施形態においては、患者端末が患者がログインした利用者端末又は外部利用者端末、回答担当者端末が回答担当者がログインした利用者端末又は外部利用者端末である。ただし、これらの一例に本発明は限定されない。
前記各回答依頼システムは方法としても把握することができ、又は、システムの構成要素のプログラムとして把握することもできる。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明は多くの異なる形態で実施可能である。したがって、本実施形態の記載内容のみで解釈すべきではない。また、本実施の形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
本実施の形態では、主にシステムについて説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明はコンピュータで使用可能なプログラム及び方法としても実施できる。また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、または、ソフトウェア及びハードウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置または磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
(本発明の第1の実施形態)
[1.システム構成]
図1は本実施形態に係る回答依頼システムを含む病院内外に構築されるシステム構成図である。
回答依頼サーバ110が構築されているコンピュータ、クリニカルパスサーバ120が構築されているコンピュータ、電子カルテを記録する電子カルテデータベース130が構築されているコンピュータ、医事データを記録する医事データベース140が構築されているコンピュータが病院(ZZZ病院)内に構築される構内情報通信網(LAN)に接続されて通信可能となっている。これらのコンピュータの他、院内の各所に配設され、医師、看護師、薬剤師、栄養士等の医療従事者が使用する利用者端末210、220、230、240、250、260、270、280も病院内のLANに接続されて通信可能となっている。他病院(YYY病院、VVV病院)内に配設されてその病院の医療従事者が使用する外部利用者端末310、410、420はその病院のLANに接続され、インターネット等のネットワークを介して病院(ZZZ病院)のコンピュータとも通信可能となっている。本実施形態では各端末はログインすることで各医療従事者の端末となる構成であり、同じ端末であっても異なる医療従事者が使用可能である。ベッドサイド端末240は患者がログインして使用する端末であるが、医療従事者もベッドサイド端末240でもログインして使用することができる。
回答依頼サーバ110は、患者の端末を用いた患者からの要請を受けて回答担当者の端末に回答依頼を送り、回答担当者の端末を用いた回答担当者からの回答を回答依頼した患者の端末に送るものである。回答依頼サーバ110は患者の回答依頼を支援する機能(医師選択、依頼本文作成時の文例選択、回答期限、回答種別、主治医転送、家庭医転送、クリニカルパス上の回答依頼の予定表示)、医師の回答を支援する機能(回答不可)を有する。
クリニカルパスサーバ120は、医師が端末を用いて該当患者を対象として作成したクリニカルパスを記録し、端末からの患者を特定した要求に対して記録しているクリニカルパスを要求した端末に送信する。クリニカルパスサーバ120は医師のクリニカルパス作成を支援する機能を有する。
利用者端末210、220、230、240、250、260、270、280には必要に応じて各種クライアントプログラムがインストールされている。利用者端末に回答依頼クライアントプログラムがインストールされることで回答依頼サーバ110からサービスを受けることができる。クリニカルパスクライアントプログラム、電子カルテクライアントプログラム及び医事クライアントプログラムについても同様である。このように利用者端末に各種クライアントプログラムをインストールする代わりに、ASPを利用しても同様のサービスを受けることもできる。
[2.ハードウェア構成]
前記各コンピュータは、標準的に図2に示すハードウェアの構成を有する。つまり、コンピュータは、CPU11、RAM12、ROM13、HD(ハードディスク)14、LANカード(NICカード)15、マウス16、キーボード17、ビデオカード18、ディスプレイ18a、サウンドカード19、スピーカー19a、ドライブ(CD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブ等)20及びバーコードリーダー21からなる。
[データ]
主要なデータの構成を以下に示す。ただし、所謂当業者で具体的システム環境に合わせてデータモデリングを行うために、一例に過ぎない。
クリニカルパスデータは、予定ID、予定種別(治療(処方、注射、処置等)、検査(内視鏡、生理検査等)、看護、その他等)、発行日時、発行者、内容、予定日時、指示受日時(値があれば指示受け)及び実施日時(値があれば指示受け)からなる。指示受日時、実施日時とは別に指示受けしているか否かのフラグ、実施しているのか否かのフラグを持たせてもよい。
バリアンスデータは、予定IDからなる。この予定IDは回答依頼サーバ110により現日時と予定日時の比較により特定される。
回答依頼データは、回答依頼ID、患者ID、セカンドオピニオン医師、依頼内容、指定回答期限、指定回答種別、指定主治医転送の有無、指定家族医転送の有無及びクリニカルパスでの予定表示の有無からなる。
医師データは、病院、所属科、氏名、職歴、手術回数、専門、セカンドオピニオン回数、連絡先及び最低要回答期間からなる。
回答データは、回答依頼ID、回答内容(診断、治療)、回答日時及び回答種別からなる。
[3.動作]
[3.1 クリニカルパスの作成処理]
図3は本実施形態に係るクリニカルパス作成処理のフローチャートを示す。
医師は利用者端末210(医師は他の利用者端末を用いてもよい)でクリニカルパス作成用のログイン画面に対してログインID及びパスワードを入力してログインを試みる。利用者端末210は医師からログインを受け付け、入力した情報に基づく認証が成功した場合には、利用者端末210が患者選択画面をディスプレイに表示し、医師は表示された患者の中から選択する。
その選択を利用者端末210が受け付け、現在使用している医師と選択した患者が特定されて表示されている図4の初期画面を利用者端末210が表示する(ステップ101)。選択された患者の情報として、氏名、年齢、生年月日、血液型、身長及び体重を初期画面の上部中央に表示する。この患者の情報は例えば電子カルテデータベース130から読み出す。現在ログインしている医師の情報が、氏名及び所属を初期画面の上部右側に表示する。初期画面中略中央位置の作成パス表示フレームに既に作成したクリニカルパスの属性情報を表示する。クリニカルパスの属性情報は、パス名、コメント、開始日、終了日及び評価の済/未済である。クリニカルパスの評価は、原則クリニカルパスで計画された医療の終了後、計画されたクリニカルパスと結果の対比について医師が入力する。クリニカルパスで計画された通りに医療が進む場合もあるが、患者(例えば患者の体調、患者の同意)、病院(例えば医師のスケジュール、治療器具のメンテナンス、故障)を原因としてバリアンスが生じる。図4の初期画面に対して医師は新たなクリニカルパスを選択している患者を対象として作成すべく、「パス適用」を指示し、「新規」ボタンを押下する。
利用者端末210は医師からのクリニカルパス作成の要求を受けて、クリニカルパスサーバ120に標準クリニカルパスリストを要求する。クリニカルパスサーバ120は利用者端末210からの要求を受けて現在記録している標準クリニカルパスのリストを読み出し(ステップ111)、要求してきた利用者端末210に送信する。利用者端末210は受信した標準クリニカルパスリストを図5の標準クリニカルパス選択画面の左フレームにツリー状に表示する(ステップ121)。関連する標準クリニカルパスは一つのフォルダ内に格納され、フォルダ内の標準クリニカルパスは展開して表示される。医師は標準クリニカルパス選択フレームから対象となる患者の疾患に合致した標準クリニカルパスを選択する。利用者端末210は医師により選択された標準クリニカルパスをクリニカルパスサーバ120に要求する。クリニカルパスサーバ120は利用者端末210の要求に係る標準クリニカルパスを読み出して(ステップ131)利用者端末210に送信する。利用者端末210は受信した標準クリニカルパスをクリニカルパス選択画面の右フレームに表示する。現在表示されている標準クリニカルパスを対象患者に用いるならば、医師はクリニカルパス選択画面の上部右側の「パスで適用」ボタンを押下する。現在表示されている標準クリニカルパスを用いない場合には、再度標準クリニカルパス選択フレームから標準クリニカルパスを選択する。
選択された標準クリニカルパスの適用を受け、利用者端末210がクリニカルパス編集画面を表示し、医師に対し対象標準クリニカルパスの適用開始日の選択を促す。医師からの適用開始日の入力を受け付け、利用者端末210が適用開始日を基準として対象標準クリニカルパスに日付を組み込んで図6のクリニカルパス編集画面を表示する(ステップ141)。適用開始日を医師から受け付けるまではクリニカルパスが中央フレームに表示されない。利用者端末210はクリニカルパス編集画面で各種設定変更を受け付ける。例えば、休日、祝日等の特定日の計画除外、予定項目(検査、処方等)の移動である。また、検査で獲得すべき情報(局部X線画像)が既に検査済みで電子カルテ上に記録されている場合には、予定項目に既に実施された印を表示する。この印を選択することで、記録されている検査で獲得した情報を表示することもできる。
クリニカルパスの編集が終了すると、クリニカルパス編集画面の上部右側の「適用開始」ボタンを医師が押下する。利用者端末210がこの押下を受け付け、対象患者のクリニカルパスが完成したとしてクリニカルパスサーバ120に送信する。クリニカルパスサーバ120は対象患者のクリニカルパスの一つとして記録する(ステップ151)。
[3.2 クリニカルパスの運用処理]
次に、作成されたクリニカルパスを用いた運用について説明する。
作成されたクリニカルパスは医師以外の看護師、栄養士、薬剤師、検査技師、リハビリ師等の医療従事者が参照しながらその患者の業務に当たる。医療従事者が利用者端末230(他の利用者端末であってもよい)を用いてログイン及び患者の選択をすることで、クリニカルパスサーバ120にクリニカルパスの参照を要請する。クリニカルパスサーバ120が対象患者のクリニカルパスを読み出して、要請した利用者端末230に送信する。利用者端末230は受信した該当患者のクリニカルパスを表示する。なお、複数のクリニカルパスが該当患者に複数存在する場合には医療従事者が要請前に該当患者のクリニカルパスのリストから選択するか、全てのクリニカルパスを利用者端末230が受信して切替表示可能にする。利用者端末230では今日の日付を基準にクリニカルパスが表示される。基準となる日付を過去又は将来に移動させることもできる。また、クリニカルパスの表示期間も「3日間」、「1週間」、「2週間」と切替表示可能である。
本システム上のクリニカルパスはそれに係る医療従事者が参照するだけの機能だけでなく、指示受け機能、実施機能、アウトカム機能、バリアンス機能、評価機能等の機能を有する。
指示受け機能は、クリニカルパス上の配置された予定項目を医療従事者から利用者端末を用いて指示受けを示す入力を受け付け、その指示受けを指示受け日時、医療従事者識別情報(医療従事者ID又は氏名)及び予定項目とともにクリニカルパスサーバ120の記録に残す機能である。
実施機能は、クリニカルパス上の配置された予定項目を指示受けした医療従事者から利用者端末を用いて実施したとの入力を受け付け、その実施を実施日時、医療従事者識別情報(医療従事者ID又は氏名)及び予定項目とともにクリニカルパスサーバ120の記録に残す機能である。
アウトカム機能はクリニカルパス上の各時点での目標の入力を利用者端末を介して受け付け、受け付けた目標を医療従事者識別情報(医療従事者ID又は氏名。ここでの医療従事者は通常は医師である)及び日付とともにクリニカルパスサーバ120の記録に残す機能である。
バリアンス機能は、クリニカルパス上の配置された予定項目のうち予定日時を経過しても実施されていないものをアイコン等で顕示する機能、発生したバリアンスに対する理由の入力を利用者端末を介して受け付け、受け付けた理由を医療従事者識別情報(医療従事者ID又は氏名)及びバリアンスとともにクリニカルパスサーバ120に記録する機能である。なお、予定日時前に実施された場合もバリアンスの一つとなるので、バリアンス機能の対象としてもよい。
評価機能は、クリニカルパスの予定日数と実際にかかった日数を対比し、予定通りか、早く達成か、遅く達成か、中断であるかの入力を利用者端末を介して受け付け、その理由の入力を利用者端末を介して受け付け、医療従事者識別情報(医療従事者ID又は氏名)とともにクリニカルパスサーバ120に記録する機能である。
これらの各機能は記録した情報の表示も提供する。
本実施形態ではクリニカルパスサーバ120に記録する構成としたが、電子カルテデータベース130に記録し、クリニカルパスサーバ120が必要に応じて電子カルテデータベース130から読み出す構成にすることもできる。また、本実施形態ではクリニカルパスの機能として指示受け機能、実施機能を有するとしたが、別途オーダリングシステムとして構成させ、クリニカルパスシステムと連携させてもよい。電子カルテシステムが、オーダリングシステムの機能、クリニカルパスシステムの機能を包含して実装することもできる。
図7は本実施形態に係るクリニカルパスへの入力処理のフローチャートである。医療従事者は利用者端末230(他の利用者端末であってもよい)を用いて、クリニカルパス作成時と同様に、ログイン及び患者選択を経ると、クリニカルパスサーバ120側で該当患者のクリニカルパスが読み出される(ステップ201)。クリニカルパスサーバ120は読み出されたクリニカルパス上の予定項目の中で当日の日付又は日時を基準として実施日を徒過している予定項目があるか否かを判定し(ステップ211)、徒過している予定項目を特定する(ステップ212)。クリニカルパスサーバ120は読み出したクリニカルパスを徒過した予定項目を特定して要求のあった利用者端末230に送信する。利用者端末230は受信してクリニカルパスを通常通りに表示する(ステップ221)と共に、特定された期限を徒過した予定項目を表示されたクリニカルパス上で顕示する(ステップ222)。顕示方法としては、文字色、書体、背景色、フォントを変更する、アイコンを表示する、バリアンスの行を設けバリアンス発生日の列に「バリアンス」と表示する等の方法がある。該当患者に係るクリニカルパス表示以降の各機能の実現は、利用者端末がそれぞれの機能の入力を受け付け、クリニカルパスサーバ120にその入力を送信し、クリニカルパスサーバ120が受信した情報をクリニカルパスとともに記録することでなされる。なお、ここでの動作では負のバリアンスのみを特定することになるが、予定項目の実施日よりも早期に実施された場合にも予定項目を特定し、正のバリアンスとして負のバリアンスと識別可能に顕示してもよい。
図8は本実施形態に係るクリニカルパスへの指示受け、実施入力画面である。該当患者のクリニカルパスを利用者端末230で表示させた状態で、医療従事者からの特定の入力を受け付けることで表示されるメニュー(右クリックメニュー)から「指示受け」又は「実施」を選択する。利用者端末230がその選択を受け付け、当日の予定項目を各予定項目に実施の有無、指示受けの有無、確認の有無も含めて表形式で表示する(図8中右側ウィンドウ)。指示受け又は実施は複数表示している予定項目の中から指示受け又は実施する予定項目を特定するために選択して行う。ここでの指示受け又は実施を受けて、利用者端末230は指示受け又は実施した予定項目、医療従事者識別情報及び指示受日時又は実施日時をクリニカルパスサーバ120に送信し、クリニカルパスサーバ120は受信して記録する。記録した後にクリニカルパスを参照した場合には、指示受け、実施について更新されたクリニカルパスが利用者端末230で表示される。
図9は本実施形態に係るクリニカルパスのバリアンス入力画面である。該当患者のクリニカルパスを利用者端末230で表示させた状態で、医療従事者からの特定の入力を受け付けることで表示されるメニュー(右クリックメニュー)から「バリアンス入力」を選択する。利用者端末230がその選択を受け付け、バリアンス入力画面(図9中右側ウィンドウ)を表示する。バリアンスには予定項目の実施日よりも早い正のバリアンスと予定項目の実施日よりも遅い負のバリアンスがある。バリアンス入力画面では複数表示されるバリアンスの中からバリアンスを選択した状態でそのバリアンスの種別を選択でき、また、その予定日と実施日の変動大きさのステータス(「小変動」、「中変動」、「逸脱」)を選択でき、バリアンス入力画面の右側に配置された上下のテキストボックスではそれぞれ理由、備考を受け付ける。ここでのバリアンス入力を受けて、利用者端末230はバリアンス入力されたバリアンス種別、変動ステータス、理由、備考及び医療従事者識別情報をクリニカルパスサーバ120に送信し、クリニカルパスサーバ120は受信して記録する。記録した後にクリニカルパスを参照した場合には、バリアンスについて更新されたクリニカルパスが利用者端末で表示される。記録されたバリアンス種別、変動ステータス、理由、備考及び医療従事者識別情報が含まれた文書を閲覧可能にクリニカルパスサーバ120に記録し、クリニカルパス上にはその文書に係る予定項目にバリアンス発生文書のアイコンを表示する(図10参照)。図10には右側上部にアウトカム入力画面も示されている。このアウトカム入力画面は表形式で表示されたクリニカルパスのアウトカム行で特定の入力を受け付けることで表示されるメニュー(右クリックメニュー)から「アウトカム入力」を選択することで表示される。このアウトカム入力画面では達成目標をテキストで入力できる他、設けた達成目標に対する結果も後日入力することができる。ここでのアウトカム入力を受けて、利用者端末230はアウトカム入力された目標、結果及び医療従事者識別情報をクリニカルパスサーバ120に送信し、クリニカルパスサーバ120は受信して記録する。記録した後にクリニカルパスを参照した場合には、アウトカムについて更新されたクリニカルパスが利用者端末で表示される。
図11は本実施形態に係るクリニカルパスの評価画面である。該当患者のクリニカルパスを利用者端末210で表示させた状態で、クリニカルパス表示画面の上部の「パス評価」ボタンを押下すると、利用者端末210が評価画面を表示する。クリニカルパスを策定した医師が利用者端末210を用いて、「予定通り」「早く達成」「遅く達成」「中断」の効果項目を選択し、その理由を理由が列挙された別画面から選択し、要した日数をリストボックスから選択する。この選択の際、評価に深く係るバリアンス一覧及びアウトカム一覧を評価画面下にリスト形式で表示するので、医師はこれを参考に入力を行うことができる。ここでの評価入力を受けて、利用者端末210は評価入力された効果項目、理由、要した日数、医療従事者識別情報をクリニカルパスサーバ120に送信し、クリニカルパスサーバ120は受信して記録する。記録した後にクリニカルパスを参照した場合には、評価について更新されたクリニカルパスが利用者端末で表示される。
アウトカム機能、バリアンス機能、評価機能に係る情報については、全医療従事者のログインで利用者端末において参照できるのではなく、一部の権限を有する者のログインのみで参照できるようにした方が望ましい。特に、評価機能に係る情報は各病院で使用される標準のクリニカルパスを修正する場合の参考情報となる。つまり、評価機能でバリアンスが多発しているクリニカルパスについては修正の必要性が高いということになる。また、評価機能に係る情報は策定した医師毎に参照すると、医師の評価情報としても用いることができる。すなわち、負のバリアンスを生じさせている医師はその標準クリニカルパスが正常であることを前提にマイナスの評価となり、逆に、正のバリアンスを生じさせている医師はその標準クリニカルパスが正常であることを前提にプラスの評価となる。勿論、医師だけでなく医師をサポートする指示を受けて実施する医療従事者のミスが主な原因となり、負のバリアンスに繋がっているケースもあり、正負のバリアンスだけでなく他の情報も含めて総合的に評価することが求められる。このように医師の評価として評価機能に係る情報を使用する場合には、策定した医師毎に評価機能に係る情報を出力するレポート機能を利用者端末又はクリニカルパスサーバ120が有していることが好ましい。また、評価機能に係る情報を策定した医師毎に集計して出力するレポート機能を有することも望ましい。このとき、集計は例えば効果項目毎に行い、ある医師について「予定通り」が10件、「早く達成」が20件、「遅く達成」が2件、「中断」が0件で第1四半期計32件であるという結果を得る。つまり、医師毎に評価機能に係る情報の一項目を基準として集計する機能を有する。
[3.3 回答依頼処理]
図12又は図14は本実施形態に係る回答依頼システムの動作フローチャートである。図1に示すように各患者のベッド周辺にはその患者が専用に使用するベッドサイド端末240が備えられる。以下は各患者にベッドサイド端末240が用意されていることを前提に説明するが、病室毎、階毎、病棟毎、病院毎に患者が使用できる端末が用意されており、患者がその端末を使用しても本実施形態に係る回答依頼システムを利用することができる。
患者はベッドサイド端末240にログインID及びパスワードを入力することでログインを試みる。ベッドサイド端末240はクリニカルパスサーバ120に前記入力されたログインID及びパスワードで認証を要求する。認証が成功したとして、クリニカルパスサーバ120が該当患者のクリニカルパスを読み出す(ステップ301)。読み出したクリニカルパスの予定項目の中に当日を基準として徒過している予定項目があるか否かを判断し(ステップ302)、該当予定項目をバリアンスの予定項目として特定する(ステップ303)。クリニカルパスサーバ120からバリアンスの予定項目がある場合にはそれを特定して読み出したクリニカルパスを要求してきたベッドサイド端末240に送信する。ベッドサイド端末240は受信したクリニカルパスを表示する(ステップ311)と共に、特定されたバリアンスの予定項目を顕示する(ステップ312)。既にバリアンスの予定項目の顕示方法については顕示したが、本実施形態ではバリアンスの行で且つバリアンスが生じた日の列から特定されるセルに「バリアンス」と表示することで顕示することとする。また、前説したバリアンス発生文書がある場合にはその文書の記録を示すアイコンも表示するものとする。なお、クリニカルパスの表示は医療従事者に表示されるクリニカルパスと異ならせることができる。専門的な事項は極力省き、文字部分をアイコンで示す等患者向けの情報に変換してベッドサイド端末240に送信する。
前記「バリアンス」のセル又はバリアンス発生文書はベッドサイド端末240では押下可能となっている。患者がベッドサイド端末240上で押下すると、回答依頼画面が表示される(ステップ321)。
回答依頼の対象となる医療従事者は様々である。というのは、患者が不安となって質問したい場合には医師だけではなく、薬については薬剤師、食事については栄養士等に質問したい場合もある。患者が望む医療従事者が回答することで患者の不安は和らぐ。必要であれば医療従事者の回答は医師にも送信されるか、医師の許可を受けてから患者に送信する構成にすることもできる。また、他の医師に再度診断を求めたい場合には主治医とは別の医師に診断の回答を求めることもできる。これは所謂セカンドオピニオンを行うことに等しい。対象となる医師は院内であっても院外であってもよい。
以下はセカンドオピニオンについて説示するが、セカンドオピニオン以外の医師、薬剤師、栄養士、看護師等の医療従事者に対する質問も同様の処理で実現できる。セカンドオピニオン以外の質問は原則として対比することができないので、ステップ392の主治医診断治療とセカンドオピニオン対比の処理は特にセカンドオピニオンに特有の処理である。
図13は本実施形態に係るセカンドオピニオン依頼画面である。セカンドオピニオンの上部左側には現在ログインしている患者名が表示されている。その他、セカンドオピニオン医師項目群、依頼本文項目群、回答期限項目群、回答種別項目群、チェックボックスにてその有無を指定できるその他の項目群がある。
セカンドオピニオン医師項目群は、「医師選択」ボタン、病院、所属及び氏名のテキストボックスからなる。このテキストボックスには「医師選択」ボタンを押下することで、ベッドサイド端末240が回答依頼サーバ110に回答担当者であるセカンドオピニオン医師情報を要請する。回答依頼サーバ110はこの要請を受け、セカンドオピニオン医師情報を読み出し(ステップ331)、要請したベッドサイド端末240に送信する。ベッドサイド端末240はセカンドオピニオン医師情報を受信して、図示しない医師選択画面にセカンドオピニオン医師情報を選択可能表示する。セカンドオピニオン医師情報は、例えば、その医師の病院、所属、氏名の他、各疾患の取り扱い件数、各疾患の手術件数、医師歴、専門、所属学会、受賞歴、セカンドオピニオン回数、現在ログインしている患者が入院している病院へのセカンドオピニオン回数が含まれる。医師の経歴以外に、セカンドオピニオン回数を表示しているのは、セカンドオピニオンの依頼し易さ、セカンドオピニオンへの理解、セカンドオピニオン経験を示すためである。さらに、患者が入院している病院に対するセカンドオピニオン実施回数を示しているのは、より依頼し易さを示すためである。つまり、これまでの実績がある場合が利用し易いということである。医師選択画面からセカンドオピニオン医師を選択することで、選択したセカンドオピニオン医師の病院、所属及び氏名がテキストボックスに表示される。セカンドオピニオン医師の登録は病院が連携して相互の医師を登録したり、セカンドオピニオンのコミュニティを通してコミュニティに所属するセカンドオピニオン医師を登録したり、医師の所属会を通してセカンドオピニオン医師を登録する。
依頼本文項目群は配置されるテキストボックスに患者が直接キーボードで入力することもできるが、より利便性を高めるために「文例選択」ボタンを配置している。「文例選択」ボタンを選択すると、予めシステム(回答依頼サーバ110、ベッドサイド端末)に登録されている文例が選択可能に文例選択画面(不図示)に表示される。患者は文例選択画面で文例を選択すると、前記依頼本文項目群のテキストボックスに選択した文例が挿入される。文例内には置換項目があり、文例選択の前にセカンドオピニオン医師を選択することで、選択したセカンドオピニオン医師の氏名が文例内の置換項目と置き換わり、テキストボックスに挿入される構成にすることもできる。文例の登録は既に処理された回答依頼の依頼本文から個人情報を削除したものをシステム管理者が登録することで容易に行うことができる。
回答希望期限項目群は患者回答依頼に対する回答について回答期限を設けたいときに使用する。配置される「カレンダー表示」を押下すると、カレンダーが日付を選択可能にカレンダー選択画面(不図示)に表示される。患者がカレンダー選択画面の日付を選択すると、選択した日付が回答希望期限のテキストボックスに表示される。回答期限を設けた理由を理由のテキストボックスに入力する。なお、回答希望期限は各セカンドオピニオン医師が予め最低回答要日数を設定してセカンドオピニオン医師情報にその設定を含める場合には、カレンダー選択画面に当日から選択したセカンドオピニオン医師に係る最低回答要日数内に該当する日付は選択できないようにする構成が望ましい。また、仮に設定していない日付が選択できたとしても「その日付は指定できません」との旨の警告画面を出力することが好ましい。そうすることで、回答期限を理由に断られた後に新たにセカンドオピニオン医師を選択するのではなく患者は新たなセカンドオピニオン医師を選択することもでき、セカンドオピニオン医師もわざわざ回答期限を理由に断る手順を負わなくて済む。
回答種別項目群は回答担当者からの回答する手段の種別を患者に選択させるためにある。回答種別としては、電子文面、直接面会、テレビ会議による間接面会、電話等がある。配置される「回答種別選択」ボタンを押下することで、予め登録されている回答種別が選択可能に回答種別選択画面(不図示)に表示される。回答種別をそのように選択した理由を理由のテキストボックスに入力することができる。なお、回答種別は各セカンドオピニオン医師が予め選択できる回答種別を設定してセカンドオピニオン医師情報にその設定を含める場合には、回答種別選択画面にセカンドオピニオン医師に係る回答種別のみを選択可能に表示する構成が望ましい。また、仮に設定していない回答種別が選択できたとしても「その回答種別は指定できません」との旨の警告画面を出力することが好ましい。そうすることで、回答種別を理由に断られた後に新たにセカンドオピニオン医師を選択するのではなく患者は新たなセカンドオピニオン医師を選択することもでき、セカンドオピニオン医師もわざわざ回答種別を理由に断る手順を負わなくて済む。
その他の項目群はセカンドオピニオンを依頼することを主治医、家庭医に知らせるか否かを指定するため、並びに、依頼したセカンドオピニオンに係る依頼日及び回答期限をクリニカルパス上に表示するか否かを指定するためである。主治医、家庭医に知らせるとした場合には、依頼情報の全部又はその一部を送信することができる。例えば、セカンドオピニオン医師を秘匿することができる。主治医、家庭医に知らせているか否かはセカンドオピニオン医師に対しても知らせることが望ましく、そのことを把握することでセカンドオピニオン医師はセカンドオピニオンを依頼したことを主治医が知っている場合には主治医に対して質問をすることもでき、円滑にセカンドオピニオンを勧めることができる。逆に、セカンドオピニオン医師が主治医を知らないことで公平にセカンドオピニオンを実施することができる。セカンドオピニオンを公平に実施することを強化するならば、病院、患者名をセカンドオピニオン医師に対して明らかにしないことも求められる。
以上、セカンドオピニオン依頼画面で設定した情報を依頼情報としてベッドサイド端末240が回答依頼サーバ110に送信する。回答依頼サーバ110は受信した依頼情報を記録する(ステップ341)。回答依頼サーバ110は回答依頼した患者の検査、診断情報を電子カルテサーバ130又はクリニカルパスサーバ120から取得する(ステップ342)。なお、主治医が閲覧に許可を出さないと通常患者が参照できない情報も無条件にセカンドオピニオン医師に送信する構成、主治医からの許可がない限りはその情報については送信しない構成、主治医にセカンドオピニオンを知らせない設定とした場合には主治医の上司の許可を得ることでその情報を送信できる構成を採ることができる。
回答依頼サーバ110は取得した患者情報及び依頼情報を該当セカンドオピニオン医師宛に送信する(ステップ351)。直ぐに送信する構成にすることもできるが、本実施形態ではまず回答依頼サーバ110内の該当セカンドオピニオン医師用の記憶領域に患者情報及び依頼情報を記録する。そして、該当セカンドオピニオン医師が外部利用者端末310(他の外部利用者端末、利用者端末であってもよい)上でログインした状態で、回答依頼サーバ110から該当セカンドオピニオン医師のログインを認識したことをトリガとして記録された患者情報及び依頼情報を該当セカンドオピニオン医師がログインしている外部利用者端末310に送信する。外部利用者端末310は記録された患者情報及び依頼情報を受信し、図15に示すセカンドオピニオン依頼受画面を表示する(ステップ361)。なお、利用者端末又は外部利用者端末で専用の画面を表示する方法は、周知技術として2つの方法がある。1つ目は回答依頼システムのクライアントプログラムをインストールして実行すること、2つ目はASP(Application Service Provider)を利用者端末又は外部利用者端末で利用することである。なお、セカンドオピニオン医師のログインは回答依頼サーバ110に対して実行してもよいし、クリニカルパスサーバ120等の他の本システムのサービスを提供するコンピュータに対して実行してもよい。回答依頼サーバ110以外でログインした場合には、ログインを実行したコンピュータから回答依頼サーバ110に該当セカンドオピニオン医師のログインを通知する。回答依頼サーバ110は回答依頼を受けた場合に、他のコンピュータに対して回答依頼に係るセカンドオピニオン医師のログインを通知することを要請する。他のコンピュータには病院毎に本システム構築している場合には他の病院のシステムを構成するコンピュータも含まれる。さらには、回答依頼サーバ110は自己が管理対象とする医療従事者外に対して回答依頼を送信する場合には、その医療従事者を管理対象とする回答依頼サーバが依頼情報の送信、回答情報の受信、回答期限管理を代理処理する構成であってもよい。代理処理した回答依頼サーバは回答情報を受信した場合には、回答依頼サーバ110に転送する。
セカンドオピニオン依頼受画面では上部左側に現在ログインしている医師の氏名が表示される。セカンドオピニオン依頼受画面には、患者の病院、処置科、氏名を示す患者項目群、患者が入力した依頼本文項目群、回答期限項目群、回答種別項目群、患者情報を構成するファイルを示した患者情報項目群がある。依頼本文項目群には「回答文作成」ボタンがあり、回答文作成画面(不図示)が表示され、医師が診断結果を回答文にて作成する。回答文作成画面では医師がテキスト入力して回答文を作成してもよいが、病名、治療をリストの中から選択して回答する構成であってもよい。そうすることで、病名、治療の表現の統一を図れ、後説する主治医とセカンドオピニオン医師との診断、治療の対比を円滑に行うことができる。
回答期限項目群には「回答不可」ボタンが配置される。このボタンは該当患者が指定する回答希望期限に沿うことができないため回答依頼を断るためのボタンであり、押下することで回答希望期限に沿えないことを理由に回答依頼を受けられない旨の回答拒否画面(不図示)が表示される。
回答種別項目群にも「回答不可」ボタンが配置される。このボタンは指定された回答種別に沿うことができないため回答依頼を断るためのボタンであり、押下することで回答種別に沿えないことを理由に回答依頼を受けられない旨の回答拒否画面(不図示)が表示される。これらの「回答不可」ボタンの他、依頼受画面の上部右側に「回答不可」ボタンが配置される。この「回答不可」ボタンは他の理由により回答依頼を断るためのボタンである。
該当患者がセカンドオピニオン依頼画面で「主治医にも転送」のチェックボックスを有効にしている場合には、セカンドオピニオン依頼受画面に「主治医にも転送済みです。」と表示する。家庭医も同様である。なお、主治医、家庭医への情報送信も前記ステップ351のタイミングで送信される。主治医、家庭医もセカンドオピニオン医師の場合と同様に依頼情報を送信し、閲覧することができる他、単純に予め登録している主治医、家庭医のメールアドレス宛にメールを送信する構成であってもよい。
セカンドオピニオン医師が回答文作成画面で診断結果を記載して「OK」ボタンを押下すると、セカンドオピニオン医師が作成した回答文が抽出されて(ステップ371)回答依頼サーバ110に送信される。回答依頼サーバ110は該当患者と関連付けて回答情報を記録する(ステップ381)。該当患者がベッドサイド端末240でログインした場合に、回答依頼サーバ110は回答情報をベッドサイド端末240に送信する(ステップ383)。ベッドサイド端末240は受信した回答情報を表示する(ステップ391)。ベッドサイド端末240は主治医とセカンドオピニオン医師の診断結果(病名、治療)を対比する機能を具備する。対比は主に病名と治療の同一点、相違点をそれぞれ顕示する機能である。
前記ステップ351の後に、回答依頼サーバ110では定義済みステップ352であるセカンドオピニオン回答期限管理が実行される。このセカンドオピニオン回答期限管理は、回答期限までの日数が所定期間となった場合に該当セカンドオピニオン医師に回答期限を促す機能であり、セカンドオピニオン医師がログイン時にセカンドオピニオン回答依頼に対する回答を促すメッセージを送信する。セカンドオピニオン医師が暫くの間ログインしていない場合には他の通信手段(メール、FAX等)を用いてそのセカンドオピニオン医師又はセカンドオピニオンに係る人(上司、部下、同僚、システム管理者、)に通知する。セカンドオピニオン回答期限管理は、ステップ381の回答情報の記録後に、停止する(ステップ382)。
ステップ383の回答情報の該当患者への送信後に、セカンドオピニオンに要した費用を医事データベース140に更新する(ステップ384)。患者が入院している病院に勤める医師がセカンドオピニオン医師となった場合にはセカンドオピニオンに要した費用を計上することになる。他の病院の医師がセカンドオピニオン医師となった場合にはセカンドオピニオンに要した費用を外注扱いにした場合には要した費用を計上する。患者がその他の病院に直接支払う場合には費用を計上しない。これらは病院の経理上の扱いにより異なる。
回答種別が「電子文面」の場合について説示したが、他の回答種別でセカンドオピニオン医師が該当患者に対して回答した場合には依頼受画面の「回答未済」ボタンを押下することで、ステップ391に移行する。
[4.実施形態の他の構成]
[4.1 セカンドオピニオン医師へのメールでの回答依頼及び回答]
セカンドオピニオン医師が使用する利用者端末又は外部利用者端末が回答依頼システムのクライアントプログラムをインストールしておらず、且つ、ASPで回答依頼システムを利用できない場合には、通常専用画面を用いることができない。
この場合には依頼情報をメール本文とし、患者情報を添付ファイルとし、セカンドオピニオン医師の予め登録されたメールアドレスに回答依頼サーバ110が送信する構成にすることもできる。このメールをメーラーで表示させた画面が図16である。添付ファイルはセキュリティの観点から暗号化することが望ましい。場合によっては、添付ファイルの患者情報のみは別途データサーバから受信する構成であってもよい。
メール以外に、FAXによる送信も可能である。回答依頼サーバ110がFAX機能を具備し、依頼情報及び患者情報をFAXのデータ形式に変換してセカンドオピニオン医師の予め登録されたFAX番号に送信する。
[4.2 回答担当者の選択]
本実施形態ではセカンドオピニオン医師の選択について説示した。セカンドオピニオン医師以外の回答担当者の選択について説示する。
セカンドオピニオン医師の選択と同様に、その担当者の経歴、回答回数、院内患者への回答回数、平均回答期間を選択の基準として表示する構成にできる。
回答担当者を院内に限定する構成にできる。さらに、現在担当している医療従事者を自動的に選択する構成にでき、必要であれば患者が自動的に選択された担当医療従事者以外のものを選択できる構成にすることもできる。予定項目の予定医療従事者、指示受け医療従事者、予定項目の実施医療従事者、予定項目を指示した医療従事者、予定項目を管理する医療従事者又はクリニカルパスを作成した医療従事者と予定項目とを関連付けて記録していないものについては関連付けて記録する必要がある。患者は医師、看護師とは直接会うことができるため、機会があればその折に質問することもできる。しかし、薬剤師、栄養士等とは直接会える機会がないか、会えたとしてもその頻度は医師、看護師と比較した場合と比べ一般的に少ない。場合によっては担当している薬剤師、栄養士を患者が知らないこともある。このような医療従事者に患者が必要としたときに質問の回答を求めることができる仕組みを提供することで、患者の利便性は大きく向上し、入院中の不安も解消される。
(その他の実施形態)
[主治医の診断治療とセカンドオピニオン対比機能の詳細]
図17は本実施形態に係る回答画面の1つである診断治療対比画面である。
診断治療対比画面中には病名、治療、備考の項目が表示され、主治医とセカンドオピニオン医師の病名診断と治療を比較可能に表示している。図17では病名診断が同じで両方のテキストボックスを繋ぐ点線上に同一を示す「○」が表示されている。一方、治療は異なり両方のテキストボックスを繋ぐ点線上に相違を示す「×」が表示されている。この図17は例示であり、診断、治療が同一か否かを患者に容易に識別できる情報を画面上に示せればよい。
[クリニカルパスから外れた予定に対する理由の患者への提示]
前記図9ではバリアンスが生じたとき、医療従事者がバリアンス発生の理由を入力する画面を示している。この画面で入力されるバリアンスの理由を患者に示す構成にすることもできる。病院の業務管理上入力しているバリアンスの理由をそのまま患者に示してもよいが、図9の理由の入力ボックス以外に患者向けの理由の入力ボックスを配置することもでき、そこで入力された情報を患者に提示する構成であってもよい。患者に患者向けのバリアンス理由を提示するタイミングとしては、バリアンスの予定項目の顕示方法で顕示されたクリニカルパス上の文字、アイコン等を患者が押下したタイミングで表示する。回答依頼画面は患者向けのバリアンス理由を提示した後に表示する。例えば、患者向けのバリアンス理由を提示した画面に回答依頼画面のボタンを配置し、そのボタンが患者から押下されたときに回答依頼画面を表示させる。
このように構成することで、患者からの頻繁な回答依頼を抑制しつつ、バリアンスの理由を患者に伝えても回答依頼が必要な重要な回答依頼のみに医療従事者が回答することができる。
前記各実施形態に関し、次の付記を記す。
(付記)
(付記1) 患者が使用する患者端末が患者を特定したクリニカルパスの取得を要求する手段を含み、回答依頼サーバが、クリニカルパスを構成する予定のうちスケジュール外となった予定をバリアンスとして検出する手段と、患者端末からのクリニカルパスの要求に応じて、バリアンスを特定した該当患者のクリニカルパスをクリニカルパスの取得を要求した患者端末に送信する手段とを含み、患者端末が、受信したクリニカルパスをバリアンスを顕示して表示する手段と、バリアンスを顕示している場合に回答担当者及び回答依頼内容の入力又は選択からなる回答依頼を受け付ける手段と、受け付けた回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼サーバに送信する手段とをさらに含み、回答依頼サーバが、受信した回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼した患者と関連付けて記録する手段と、受信した回答担当者が使用する回答担当者端末に回答依頼内容を送信する手段とをさらに含み、回答担当者端末が、受信した回答依頼内容を表示する手段と、受信した回答依頼内容に対する回答を受け付ける手段と、回答依頼を特定する情報と受け付けた回答を回答依頼サーバに送信する手段とを含み、回答依頼サーバが、受信した回答を記録している回答依頼と関連付けて記録する手段と、記録した回答を回答依頼した患者が使用する患者端末に送信する手段とをさらに含み、患者端末が受信した回答を表示する手段をさらに含む回答依頼システム。
(付記2) 患者端末が、回答依頼の原因となったバリアンスの選択を受け付ける手段と、選択された回答依頼の原因となったバリアンスを回答依頼サーバに送信する手段とを新たに含み、回答依頼サーバが予定と医療従事者を関連付けて記録している担当者記憶手段からバリアンスに係る予定と関連付いている回答担当者を特定し、デフォルト回答担当者として患者端末に送信する手段とを新たに含み、患者端末が受信したデフォルト回答担当者を回答依頼の回答担当者とする前記付記1に記載の回答依頼システム。
(付記3) 患者端末が前記回答依頼時に回答依頼への回答担当者の回答の期限について入力又は選択を受け付ける手段を新たに含み、前記「受け付けた回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼サーバに送信する手段」で入力又は選択を受け付けた回答依頼への回答担当者の回答の期限も回答依頼サーバに送信し、前記「受信した回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼した患者と関連付けて記録する手段」で受信した回答依頼への回答担当者の回答の期限も記録し、回答依頼サーバが回答期限を経過したとき、又は、回答依頼の回答期限まで所定期間内になったときに未だ回答依頼への回答がなされていない回答依頼の回答担当者の回答担当者端末に督促する手段を新たに含む前記付記1に記載の回答依頼システム。
(付記4) 回答担当者端末が、回答担当者の少なくとも回答依頼までに必要となる回答期間である最低要回答期間を受け付ける手段と、回答担当者を特定する情報及び回答担当者の最低要回答期間を回答依頼サーバに送信する手段とを新たに含み、回答依頼サーバが、回答担当者に関連付けて回答担当者の最低要回答期間を記録する手段と、最低要回答期間を患者端末に送信する手段とを新たに含み、前記「回答依頼時に回答依頼への回答担当者の回答の期限について入力又は選択を受け付ける手段」で該当回答担当者の最低要回答期間の条件を満たす回答期限について入力又は選択を受け付ける前記付記3に記載の回答依頼システム。
(付記5) 前記患者からの患者端末を用いた回答依頼はセカンドオピニオンであり、前記「受信した回答担当者が使用する回答担当者端末に回答依頼内容を送信する手段」で該当患者の記録している主治医の診断及び/又は該当患者の記録している検査結果も回答担当者端末に送信する前記付記1に記載の回答依頼システム。
(付記6) 回答依頼サーバが回答依頼した患者が使用する患者端末に主治医の診断を送信する手段を新たに含み、患者端末が受信した主治医の診断と回答依頼の回答担当者であるセカンドオピニオン医師による診断を対比させて表示する手段を新たに含む前記付記5に記載の回答依頼システム。
(付記7) 患者端末が回答依頼を主治医及び/又は家族医に伝達することの指定を受け付け、回答依頼サーバに送信する手段を新たに含み、回答依頼サーバが回答依頼を指定された該当患者の主治医の使用する端末及び/又は指定された該当患者の家族医が使用する端末に送信する手段を新たに含む前記付記5に記載の回答依頼システム。
(付記8) 回答依頼サーバが、回答依頼及び/又は回答を回答担当者毎に集計する手段と、患者端末からの回答依頼回数及び/又は回答回数の要求に応じて集計した回答依頼回数及び/又は回答回数を要求した患者端末に送信する手段とを新たに含む前記付記5に記載の回答依頼システム。
(付記9) 回答依頼サーバが、回答依頼及び/又は回答を回答担当者毎に該当患者がいる病院からなされた回答依頼について集計する手段と、患者端末からの回答依頼回数及び/又は回答回数の要求に応じて集計した該当患者がいる病院からなされた回答依頼についての回答依頼回数及び/又は回答回数を要求した患者端末に送信する手段とを新たに含む前記付記5に記載の回答依頼システム。
(付記10) 患者が使用する患者端末が患者を特定したクリニカルパスの取得を要求するステップと、回答依頼サーバがクリニカルパスを構成する予定のうちスケジュール外となった予定をバリアンスとして検出するステップと、患者端末からのクリニカルパスの要求に応じて、バリアンスを特定した該当患者のクリニカルパスをクリニカルパスの取得を要求した患者端末に送信するステップと、患者端末が、受信したクリニカルパスをバリアンスを顕示して表示するステップと、バリアンスを顕示している場合に回答担当者及び回答依頼内容の入力又は選択からなる回答依頼を受け付けるステップと、受け付けた回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼サーバに送信するステップとをさらに含み、回答依頼サーバが、受信した回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼した患者と関連付けて記録するステップと、受信した回答担当者が使用する回答担当者端末に回答依頼内容を送信するステップとをさらに含み、回答担当者端末が、受信した回答依頼内容を表示する手段と、受信した回答依頼内容に対する回答を受け付けるステップと、回答依頼を特定する情報と受け付けた回答を回答依頼サーバに送信するステップとを含み、回答依頼サーバが、受信した回答を記録している回答依頼と関連付けて記録するステップと、記録した回答を回答依頼した患者が使用する患者端末に送信するステップとをさらに含み、患者端末が受信した回答を表示する手段とをさらに含む回答依頼方法。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
本発明の第1の実施形態に係る回答依頼システムを含む病院内外に構築されるシステム構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るクリニカルパス作成処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るクリニカルパスの初期画面である。 本発明の第1の実施形態に係るの標準クリニカルパス選択画面である。 本発明の第1の実施形態に係るクリニカルパス編集画面である。 本発明の第1の実施形態に係るクリニカルパスへの入力処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るクリニカルパスへの実施入力画面である。 本発明の第1の実施形態に係るクリニカルパスのバリアンス入力画面である。 本発明の第1の実施形態に係るバリアンスのアイコンの表示である。 本発明の第1の実施形態に係るクリニカルパスの評価画面である。 本発明の第1の実施形態に係る回答依頼システムの動作フローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る回答依頼の1つであるセカンドオピニオン依頼画面である。 本発明の第1の実施形態に係る回答依頼システムの動作フローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る回答依頼受画面の1つであるセカンドオピニオン依頼受画面である。 本発明の第1の実施形態に係る回答依頼受画面の1つであるセカンドオピニオン依頼受画面<メール>である。 その他の実施形態に係る回答画面の1つである診断治療対比画面である。
符号の説明
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 HD
15 LANカード
16 マウス
17 キーボード
18 ビデオカード
18a ディスプレイ
19 サウンドカード
19a スピーカー
20 ドライブ
21 バーコードリーダー
110 回答依頼サーバ
120 クリニカルパスサーバ
130 電子カルテデータベース
140 医事データベース
210、220、230、240、250、260、270、280 利用者端末
310、410 外部利用者端末

Claims (5)

  1. 患者が使用する患者端末が患者を特定したクリニカルパスの取得を要求する手段を含み、
    回答依頼サーバが、クリニカルパスを構成する予定のうちスケジュール外となった予定をバリアンスとして検出する手段と、患者端末からのクリニカルパスの要求に応じて、バリアンスを特定した該当患者のクリニカルパスをクリニカルパスの取得を要求した患者端末に送信する手段とを含み、
    患者端末が、受信したクリニカルパスをバリアンスを顕示して表示する手段と、バリアンスを顕示している場合に回答担当者及び回答依頼内容の入力又は選択からなる回答依頼を受け付ける手段と、受け付けた回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼サーバに送信する手段とをさらに含み、
    回答依頼サーバが、受信した回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼した患者と関連付けて記録する手段と、受信した回答担当者が使用する回答担当者端末に回答依頼内容を送信する手段とをさらに含み、
    回答担当者端末が、受信した回答依頼内容を表示する手段と、受信した回答依頼内容に対する回答を受け付ける手段と、回答依頼を特定する情報と受け付けた回答を回答依頼サーバに送信する手段とを含み、
    回答依頼サーバが、受信した回答を記録している回答依頼と関連付けて記録する手段と、記録した回答を回答依頼した患者が使用する患者端末に送信する手段とをさらに含み、
    患者端末が受信した回答を表示する手段をさらに含む回答依頼システム。
  2. 前記患者からの患者端末を用いた回答依頼はセカンドオピニオンであり、
    前記「受信した回答担当者が使用する回答担当者端末に回答依頼内容を送信する手段」で該当患者の記録している主治医の診断及び/又は該当患者の記録している検査結果も回答担当者端末に送信する
    前記請求項1に記載の回答依頼システム。
  3. 回答依頼サーバが回答依頼した患者が使用する患者端末に主治医の診断を送信する手段を新たに含み、
    患者端末が受信した主治医の診断と回答依頼の回答担当者であるセカンドオピニオン医師による診断を対比させて表示する手段を新たに含む
    前記請求項2に記載の回答依頼システム。
  4. 回答依頼サーバが、回答依頼及び/又は回答を回答担当者毎に該当患者がいる病院からなされた回答依頼について集計する手段と、患者端末からの回答依頼回数及び/又は回答回数の要求に応じて集計した該当患者がいる病院からなされた回答依頼についての回答依頼回数及び/又は回答回数を要求した患者端末に送信する手段とを新たに含む
    前記請求項2に記載の回答依頼システム。
  5. 患者が使用する患者端末が患者を特定したクリニカルパスの取得を要求するステップと、
    回答依頼サーバがクリニカルパスを構成する予定のうちスケジュール外となった予定をバリアンスとして検出するステップと、患者端末からのクリニカルパスの要求に応じて、バリアンスを特定した該当患者のクリニカルパスをクリニカルパスの取得を要求した患者端末に送信するステップと、
    患者端末が、受信したクリニカルパスをバリアンスを顕示して表示するステップと、バリアンスを顕示している場合に回答担当者及び回答依頼内容の入力又は選択からなる回答依頼を受け付けるステップと、受け付けた回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼サーバに送信するステップとをさらに含み、
    回答依頼サーバが、受信した回答担当者及び回答依頼内容を回答依頼した患者と関連付けて記録するステップと、受信した回答担当者が使用する回答担当者端末に回答依頼内容を送信するステップとをさらに含み、
    回答担当者端末が、受信した回答依頼内容を表示する手段と、受信した回答依頼内容に対する回答を受け付けるステップと、回答依頼を特定する情報と受け付けた回答を回答依頼サーバに送信するステップとを含み、
    回答依頼サーバが、受信した回答を記録している回答依頼と関連付けて記録するステップと、記録した回答を回答依頼した患者が使用する患者端末に送信するステップとをさらに含み、
    患者端末が受信した回答を表示する手段とをさらに含む回答依頼方法。

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