JP5188266B2 - インバータ装置、インバータシステムおよびインバータ装置用コネクタ - Google Patents

インバータ装置、インバータシステムおよびインバータ装置用コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、モータなどの負荷に電力を供給するインバータ装置、およびインバータ装置を複数台備えたインバータシステム、ならびにインバータ装置との接続用に供されるインバータ装置用コネクタに関するものである。
先行技術に見受けられるインバータ装置の概要について説明する。インバータ装置は、例えば誘導電動機を商用電源にて可変速駆動するための駆動装置である。このため、インバータ本体内においては、インバータ主回路として、商用電源に接続されたコンバータ部、突入電流抑制抵抗、誘導電動機に接続されたインバータ部、およびこのインバータ部のスイッチング素子をオン/オフ制御するためのインバータ駆動ICなどが設けられている。
また、インバータ装置では、商用電源の電力からインバータ本体内にて制御電源が作り出される。具体的には、商用電源電圧を整流して直流電圧に変換し、変換された直流電圧にてコンデンサを充電し、充電されたコンデンサ電圧を用いてトランジスタにてオン/オフ制御し、オン/オフ制御によって発生する電圧を電源トランスを介して降圧することで、必要とする各種制御電源が生成される。
なお、制御電源としては、例えばインバータ主回路内においては、インバータ駆動IC用の制御電源、突入電流抑制抵抗を短絡するリレー用の制御電源であり、インバータ本体内においては、ROMやマイコンを有するインバータ制御部用の制御電源、マイコンを有する内部オプションの制御電源であり、インバータ本体外においては、マイコンを有するパラメータユニット用の制御電源である。
また、インバータ装置では、インバータ本体内にて生成された各種制御電源が、インバータ本体を含むインバータ装置内のマイコンやその周辺回路に接続され、インバータ制御部、パラメータユニット、内部オプションなどにおける各相互間の通信が可能となっている。
ところで、上述のインバータ装置では、商用電源から各種制御電源を生成しているので、これらの各制御電源を用いてインバータ装置内のマイコンやその周辺回路での設定状態を確認したり変更したりする場合、すなわち、インバータ主回路を駆動させる必要がない場合であっても、商用電源をインバータ本体に接続する必要があった。したがって、インバータ装置が故障している場合、あるいはインバータ装置の移動中やインバータ装置の設置中などの場合、すなわち、インバータ本体に商用電源が接続できない場合には、各々のマイコンやその周辺回路に給電が行われずパラメータユニットや内蔵オプション相互間の通信を確立することができなかった。すなわち、インバータ本体に商用電源が接続できない状態では、インバータ装置のマイコンや周辺回路での設定状態を確認したり変更したりすることができなかった。
なお、上記インバータ装置のように商用電源などの主電源以外に、制御電源などの補助電源を有する装置として、例えば下記特許文献1,2などに示されたものがある。
例えば、特許文献1に示された省電力装置では、電気機器の待機状態における電力消費量を節減する発明が記載され、温水洗浄装置や暖房便座やリモコン部などの周辺装置が接続される制御基板に各電気部品を制御するマイコンが組込まれており、このマイコンには商用電源に接続される主電源と補助電源とが接続されている。このような電源構成において、電源スイッチがオフのとき、商用電源と主電源とは切断されて待機状態となり、この待機状態においては補助電源によってマイコンのみに給電が維持され、その後、電源スイッチがオンになるとマイコンから電源スイッチに信号が送られ商用電源と主電源の接続が復帰するように動作することが記載されている。
また、特許文献2に示される電源装置では、オプション機器側に給電する電源系統に異常が生じた場合にオプション機器への駆動系電源のみを遮断し、制御系電源のみを接続する発明が記載されている。すなわち、オプション機器側の駆動系電源の電圧や電流を監視し、異常があると、オプション機器側の電源系統を停止し、その代わり本体側電源系よりオプション機器制御系電源を供給することが記載されている。
特開平11−146573号公報 特開2000−92744号公報
上記特許文献1に示される省電力装置では、電源は制御基板のマイコンのみに接続される構成のため、洗浄トイレのように周辺機器が近くにある場合には問題点は生じない。しかしながら、周辺機器がマイコンから離れている場合には、制御部であるマイコンにのみ制御電源が供給され周辺機器には電源が供給されないので、周辺機器についての操作が不可能になるという課題があった。すなわち、特許文献1では、商用電源が主電源に供給されない限り、周辺機器には電源が供給されないという課題があった。
また、特許文献2に示される電源装置では、駆動系電源は停止していても通信系電源が残り、本体とオプション機器との間の通信が継続可能とはなるものの、オプション機器への電源供給は商用電源が必要であり、商用電源がない場合には、オプション機器は本体と通信することができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、商用電源が接続できず、自己の制御電源が遮断状態においても、マイコンや周辺機器に対する電源供給を可能とするインバータ装置、インバータシステムおよびインバータ装置用コネクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるインバータ装置は、商用電源からの供給電力に基づいて負荷を駆動するインバータ装置において、前記商用電源から電力が供給されているときに動作するインバータ主回路と、前記商用電源を用いて生成される内部回路用電源と、前記商用電源から電力が供給されているときには、前記内部回路用電源が生成した制御電源電圧を外部に供給するように動作し、前記商用電源から電力が供給されていないときには、外部で生成された制御電源電圧を内部に引き込むように動作する供給制御回路と、前記内部回路用電源または前記外部で生成された制御電源電圧の供給を受けて動作する制御回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかるインバータ装置によれば、インバータ装置内に具備される供給制御回路は、商用電源から電力が供給されているときには、内部回路用電源が生成した制御電源電圧を外部に供給するように動作し、商用電源から電力が供給されていないときには、外部で生成された制御電源電圧を内部に引き込むように動作するので、商用電源が接続できない場合や、自己の制御電源が遮断状態であっても、マイコンや周辺機器に対する電源供給が可能になるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に好適なインバータ装置、インバータシステムおよびインバータ装置用コネクタにかかる実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1にかかるインバータ装置の構成を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかるインバータ装置10は、交流遮断スイッチ54を介し交流電源50から供給された交流電力に基づき負荷として接続されたモータ52を駆動するための構成として、コンバータ20、平滑コンデンサ22、インバータ主回路(以下単に「主回路」という)12、内部回路用電源14、制御回路16および供給制御回路18を備えて構成されている。
コンバータ20は、例えば複数のダイオードがフルブリッジ回路を構成し、交流電源50からの3相交流出力を直流出力に変換する。平滑コンデンサ22は、コンバータ20によって変換された直流電圧を蓄積し、内部回路用電源14に出力する。
内部回路用電源14は、一次巻線および複数の二次巻線を有するトランス14aを備えている。内部回路用電源14では、平滑コンデンサ22からの印加電圧が入力される一次巻線および一次巻線に挿入されるスイッチング素子(以下「SW素子」と表記)14fを含んで電源制御部14bが構成されるとともに、各二次巻線をそれぞれ含んで主回路電源14c、制御回路電源14dおよび供給制御回路電源14eが構成される。主回路電源14c、制御回路電源14dおよび供給制御回路電源14eの出力電圧は、一次巻線と各二次巻線との巻数比に基づき、SW素子14fを好適に制御することにより所望の直流電圧に制御される。
主回路12は、ブリッジ接続されたSW素子を有するSW素子回路12aおよびSW素子制御回路12bを備えており、SW素子制御回路12bがSW素子回路12aの各SW素子を例えばPWM制御することで、主回路電源14cから印加された直流電圧を所望の交流電圧に変換してモータ52に出力する。なお、SW素子回路12aを構成するSW素子としては、例えば逆並列ダイオードが内蔵されたIGBT素子が好適である。
制御回路16は、CPU16a、メモリ16bおよび通信回路16cを備えている。CPU16aは、インバータ装置全体の制御を行う。メモリ16bは、インバータ装置の動作状態を監視した監視情報、インバータ装置に対する設定情報などの各種情報を保持する。通信回路16cは、通信信号線26と接続され、メモリ16bに記憶されている監視情報、設定情報の読み出しや、メモリ16bに対する設定情報の書き込みなどを行う。
供給制御回路18は、例えばFET18aaとダイオード18abとが逆並列に接続されたSW素子18aを備えている。SW素子18aの一端は制御回路16および内部回路用電源14の制御回路電源14dに接続され、他端は共通制御電源線24に接続され、また、制御端(FET18aaのゲート端)は内部回路用電源14の供給制御回路電源14eに接続されている。供給制御回路18の機能は、制御電源の供給源内部と外部とで切り替えることにあるが、当該機能の詳細については後述する。
つぎに、実施の形態1のインバータ装置における要部動作について、図1を参照して説明する。
まず、インバータ装置10に交流電源が印加されているときには、内部回路用電源14の制御回路電源14dで生成された電源電圧が制御回路16に供給されるとともに、供給制御回路18のSW素子18aにおけるダイオード18abを介して共通制御電源線24に供給される(図示の矢印線25aを参照)。なお、FET18aaのゲート端には、供給制御回路電源14eによる制御電圧(正電圧)が印加されるが、FET18aaはP型であるためオフに制御される。
また、インバータ装置10に交流電源が印加されていないときには、主回路電源14c、制御回路電源14dおよび供給制御回路電源14eには出力電圧が発生しない。この場合、主回路12および制御回路16に対する内部回路用電源14からの電圧供給は絶たれる。一方、FET18aaのゲート端には供給制御回路電源14eによる制御電圧が印加されないので、P型であるFET18aaはオンに制御される。その結果、制御回路16に対しては、供給制御回路18のSW素子18aにおけるFET18aaを介して共通制御電源線24による制御電源が供給される(図示の矢印線25bを参照)。
なお、供給制御回路18については、図示の構成に限定されるものではない。肝要な点は、交流電源の供給が遮断されたときに、外部制御電源である共通制御電源線24から供給された電源電圧をインバータ装置の内部に引き込むことができればよく、この機能を具現する任意の構成を採用することができる。
このように、実施の形態1のインバータ装置によれば、交流電源がオフのときであっても、インバータ装置内部の所要の構成部(図1の例では、制御回路16)に対して外部制御電源の供給が可能となる。その結果、インバータ装置に交流電源が接続されていない場合であっても、インバータ装置内部のメモリに記憶されている設定情報の読み出しや、書き込みが可能となる。また、制御回路16に電源電圧が供給されているため、CPU16aは動作可能であり、メモリ16bに記憶されていない情報の読み出しも可能となる。
また、インバータ装置では、メンテナンスを行う際には安全上の観点から、交流電源をオフにして作業を行うことが通常である。このとき、例えば、停止時の動作情報や設定情報などを確認したい場合などがある。従来のインバータ装置では、交流電源を再度オンにするか、あるいは外部電源などの装置を携行して制御回路に電源電圧を供給するなどの作業が必要であり、作業効率の低下を余儀なくされていた。
しかしながら、この実施の形態のインバータ装置では、インバータ装置における駆動系回路(図1の例では主回路12)に電源電圧を供給することなく、制御系回路(図1の例では制御回路16)のみに電源電圧を供給する機能を、交流電源を遮断することのみで実現できるので、メンテナンス作業の安全かつ円滑な遂行が可能となる。
また、この実施の形態のインバータ装置では、交流電源がない状態でもインバータ装置に対する設定を行うことができるので、インバータ装置を現場に設置することなく、例えば倉庫内での事前設定あるいは事前確認等の作業も可能となる。
なお、上記の説明では、交流電源をオフにして作業を行う場合について説明したが、停電などによって交流電源が供給されていない場合に適用できることは無論である。
以上説明したように、この実施の形態のインバータ装置によれば、インバータ装置に設けられた供給制御回路は、交流電源からの電力が供給されているときには、内部回路用電源が生成した制御電源電圧を共通制御電源線に供給するように動作し、交流電源からの電力が供給されていないときには、共通制御電源線を通じて供給される制御電源電圧を内部に引き込むように動作するので、商用電源が接続できない場合や、制御電源が遮断状態であっても、CPU、メモリ、通信回路等に対する電源供給が可能となる。
<実施の形態2>
図2は、本発明の実施の形態2にかかるインバータシステムの構成を示す図であり、複数台のインバータ装置を通信信号線を介して監視・制御するシステムの一態様を示すものである。
図2において、複数台のインバータ装置10a〜10c(図2では3台を例示)は、実施の形態1で説明したインバータ装置10と、同一または同等の構成および機能を有するものである。このインバータシステムでは、インバータ装置10a〜10cの各制御電源線28a〜28cは共通制御電源線24に接続され、各通信線29a〜29cは通信信号線26に接続されるとともに、各入力端には、それぞれ交流電源50a〜50cからの交流電力が供給されている。
つぎに、実施の形態2にかかるインバータシステムの要部動作について、図1および図2を参照して説明する。
いま、図2に示すように、インバータ装置10a,10cには交流電源が供給され、インバータ装置10bには交流電源が供給されない場合を考える。この場合、インバータ装置10a,10cの各供給制御回路18は、内部で生成された制御電源電圧を外部に供給するように動作する。その結果、インバータ装置10a,10cの内部で生成された制御電源電圧は、共通制御電源線24に供給される(図示の矢印線27a,27bを参照)。
一方、インバータ装置10bには交流電源が供給されていないので、インバータ装置10bの供給制御回路18は、外部の制御電源電圧を自身の内部に引き込むように動作する。その結果、共通制御電源線24に供給されている制御電源電圧は、供給制御回路18を介してインバータ装置10bに供給される(図示の矢印線27cを参照)。
複数台のインバータ装置が通信にて監視・制御するように構成されたインバータシステムでは、一部のインバータ装置が駆動状態にあり、残りのインバータ装置がスタンバイ状態にあるとき、スタンバイ状態のインバータ装置が誤って動作しないように、交流電源をオフに制御することが通常である。このとき、スタンバイ状態のインバータ装置に対し、例えば停止時の動作情報や設定情報などを確認したい場合などがある。従来のインバータシステムでは、交流電源を再度オンにするか、あるいは外部電源などの装置を携行して制御回路に電源電圧を供給するなどの作業が必要であり、作業効率の低下を余儀なくされていた。
一方、この実施の形態のインバータシステムでは、スタンバイ状態のインバータ装置の駆動回路に電源電圧を供給することなく監視・制御する機能を、交流電源を遮断することのみで実現できるので、メンテナンス作業の安全かつ円滑な遂行が可能となる。
このように、実施の形態2のインバータシステムによれば、一部のスタンバイ状態のインバータ装置においても、通信の継続が可能であり、当該インバータ装置内部のメモリに記憶されている設定情報の読み出しや書き込みが可能となり、さらには、メモリに記憶されていない情報の読み出しも可能となる。
以上説明したように、この実施の形態のインバータシステムによれば、各インバータ装置に設けられた供給制御回路は、交流電源からの電力が供給されているときには、内部回路用電源が生成した制御電源電圧を共通制御電源線に供給するように動作し、交流電源からの電力が供給されていないときには、通制御電源線を通じて供給される制御電源電圧あるいは他のインバータ装置の内部回路用電源が生成した制御電源電圧を内部に引き込むように動作するので、商用電源が接続できない場合や、制御電源が遮断状態であっても、CPU、メモリ、通信回路等に対する電源供給が可能となる。
<実施の形態3>
図3は、本発明の実施の形態3にかかるインバータ装置の構成を示す図である。図3において、実施の形態3にかかるインバータ装置10Aは、図1に示した実施の形態1のインバータ装置10の構成において、交流電源50からコンバータ20に供給される交流電圧を検出する交流電圧検出回路30と、交流電圧検出回路30の検出電圧をSW素子18aのFET18aaに印加するための絶縁回路32と、を備えている。絶縁回路32は、検出された交流電圧がSW素子18aに直接印加されないようにする機能部であり、例えばフォトカプラなどを用いて構成される。なお、その他の構成部については、実施の形態1の構成と同一または同等であり、その詳細な説明を省略する。
図3において、内部回路用電源14からFET18aaの一端に向かう電源線23aは、例えば5Vの電源線であり、また、内部回路用電源14および絶縁回路32の各々からFET18aaの制御端に向かう制御線23bは、例えば15Vの制御線である。
図1のように、FET18aaの導通を制御する制御信号が内部回路用電源14のみから供給される構成の場合、FET18aaが導通するよりも、内部回路用電源14から電源線23aを通じて供給される制御電圧の立ち下がりの方が早くなる場合も想定される。この場合、CPU16aに対する制御電圧の供給が遅延し、一時的な瞬断状態が生じてしまう虞がある。
一方、内部回路用電源14の電源電圧は、交流電源50の交流電圧がコンバータ20によって変換され、平滑コンデンサ22に蓄積された直流電圧に基づいて生成される構成であるため、交流電源の遮断による電圧変化は、内部回路用電源14よりも交流電圧検出回路30の方が早く表れる。したがって、交流電源の遮断は、交流電圧検出回路30によって早期に検出することができ、CPU16aに瞬時的な電圧低下が生じる前に、CPU16aに対する制御電圧の供給を確実に行うことができる。
<実施の形態4>
図4は、本発明の実施の形態4にかかるインバータ装置用コネクタの構成を示す図である。図4において、インバータ装置10Bは、標準的なインバータ装置であり、図1に示す構成から、供給制御回路18を除いた各構成部を有している。なお、インバータ装置10Bでは、図示のように、通信信号用入出力端子62T、電源端子64Tおよび制御端子66Tを備えている。
また、図4に示す構成では、実施の形態4にかかるインバータ装置用コネクタを具現するコネクタ40の構成が示されている。コネクタ40は、通信信号用入出力端子70T,76T、電源端子72T,78T、および制御端子74Tを備えるとともに、電源端子72T,78Tの間に、例えばSW素子42aである供給制御回路42を有している。なお、SW素子42aは、図1などに示したSW素子18aと同等の機能を有するものである。
実施の形態4にかかるインバータ装置用コネクタを用いるようにすれば、このインバータ装置用コネクタの各端子を通信信号線26、電源線23a、制御線23bおよび外部の共通信号線、共通電源線に接続することにより、インバータ装置側に特別な機能を設けることなく、実施の形態1、2に示した機能の実現が可能となる。すなわち、実施の形態4にかかるインバータ装置用コネクタを用いることにより、インバータ装置に商用電源が接続できない場合や、当該インバータ装置内の制御電源が遮断状態であっても、制御部や周辺機器に対する電源供給が可能となる。
なお、コネクタ40に入力部、表示部を有する操作パネル等を接続するようにすれば、インバータ装置を操作することなく、外部からの遠隔操作ができるように構成することも可能である。
以上説明したように、この実施の形態のインバータ装置用コネクタによれば、インバータ装置内の通信回路との電気的接続がなされる第1の通信端子(通信信号用入出力端子70T)と、内部回路用電源との電気的接続がなされる第1の電源端子(電源端子72T)および制御端子(制御端子74T)と、外部通信線との接続用として設けられた第2の通信端子(通信信号用入出力端子76T)と、外部制御電源線との接続用として設けられた第2の電源端子(電源端子78T)とが設けられ、第1の電源端子と第2の電源端子との間に接続される供給制御回路42は、制御端子を通じて入力された制御信号に基づき、交流電源からの電力が供給されていないときには、外部制御電源線から第2の電源端子を通じて入力された制御電源電圧を第1の電源端子を通じてインバータ装置に供給するように動作し、交流電源からの電力が供給されているときには、インバータ装置から第1の電源端子を通じて入力された内部回路用電源が生成した制御電源電圧を第2の電源端子を通じて外部に供給するように動作するので、インバータ装置に対し、交流電源が接続できない場合や、インバータ装置内部の制御電源が遮断状態であっても、インバータ装置に対する制御電源の供給が可能となる。
以上のように、本発明にかかるインバータ装置、インバータシステムおよびインバータ装置用コネクタは、商用電源が接続できず、自己の制御電源が遮断状態においても、CPUや周辺機器に対する電源供給を可能とする発明として有用である。
本発明の実施の形態1にかかるインバータ装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるインバータシステムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかるインバータ装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4にかかるインバータ装置用コネクタの構成を示す図である。
符号の説明
10,10a,10b,10c,10A,10B インバータ装置
12 主回路
12a SW素子回路
12b SW素子制御回路
14 内部回路用電源
14a トランス
14b 電源制御部
14c 主回路電源
14d 制御回路電源
14e 供給制御回路電源
14f,42a SW素子
16 制御回路
16a CPU
16b メモリ
16c 通信回路
18,42 供給制御回路
18a SW素子
18aa FET
18ab ダイオード
20 コンバータ
22 平滑コンデンサ
23a 電源線
23b 制御線
24 共通制御電源線
25a,25b,27a,27b 矢印線
26 通信信号線
28a〜28c 制御電源線
29a〜29c 通信線
30 交流電圧検出回路
32 絶縁回路
40 コネクタ
50,50a,50b,50c 交流電源
52 モータ
54 交流遮断スイッチ
62T,70T,76T 通信信号用入出力端子
64T,72T,78T 電源端子
66T,74T 制御端子

Claims (5)

  1. 商用電源からの供給電力に基づいて負荷を駆動するインバータ装置において、
    前記商用電源から電力が供給されているときに動作するインバータ主回路と、
    御電源電圧の供給を受けて動作する制御回路と、
    前記商用電源から電力が供給されているときには、当該商用電源を用いて前記制御電源電圧を生成すると共に、生成した制御電源電圧を前記制御回路および外部にある他のインバータ装置に対して出力する電源回路と、
    前記商用電源から電力が供給されているときには、前記電源回路が生成した前記制御電源電圧を前記制御回路および他のインバータ装置に供給するように動作し、前記商用電源から電力が供給されていないときには、他のインバータ装置で生成された制御電源電圧を内部に引き込んで前記制御回路に供給するように動作する供給制御回路と、
    を備えたことを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記外部で生成された制御電源電圧が、他のインバータ装置の内部回路用電源によって生成された制御電源電圧であることを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記商用電源による電力供給の有無を検出する検出回路を備え、
    前記検出回路の検出結果に応じて前記供給制御回路を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のインバータ装置。
  4. 用電源からの供給電力に基づいて負荷を駆動するインバータ装置を複数台備えたインバータシステムにおいて、
    前記インバータ装置は、
    制御電源電圧の供給を受けて動作する制御回路と、
    前記商用電源から電力が供給されているときには、当該商用電源を用いて前記制御電源電圧を生成し、生成した制御電源電圧を前記制御回路および外部にある他のインバータ装置に対して出力する電源回路と、
    前記商用電源から電力が供給されているときには、前記電源回路が生成した前記制御電源電圧を前記制御回路および他のインバータ装置に供給するように動作し、前記商用電源から電力が供給されていないときには、他のインバータ装置で生成された制御電源電圧を内部に引き込んで前記制御回路に供給するように動作する供給制御回路と、
    備えたことを特徴とするインバータシステム。
  5. 商用電源からの供給電力に基づいて負荷を駆動するとともに、前記商用電源を用いて生成される内部回路用電源による電源電圧の供給を受けて、外部との間で通信線を介した各種情報の授受が可能となるように構成されたインバータ装置との接続用に供されるインバータ装置用コネクタであって、
    前記インバータ装置との接続用として設けられ、前記インバータ装置内の通信回路との電気的接続がなされる第1の通信端子と、
    前記インバータ装置との接続用として設けられ、前記内部回路用電源との電気的接続がなされる第1の電源端子および制御端子と、
    外部通信線との接続用として設けられた第2の通信端子と、
    外部制御電源線との接続用として設けられた第2の電源端子と、
    前記第1の電源端子と前記第2の電源端子との間に設けられ、前記制御端子を通じて入力された制御信号に基づき、前記商用電源から電力が供給されていないときには、前記外部制御電源線から前記第2の電源端子を通じて入力された制御電源電圧を前記第1の電源端子を通じて前記インバータ装置に供給するように動作し、前記商用電源から電力が供給されているときには、前記インバータ装置から前記第1の電源端子を通じて入力された前記内部回路用電源が生成した制御電源電圧を前記第2の電源端子を通じて外部に供給するように動作する供給制御回路と、
    を備えたことを特徴とするインバータ装置用コネクタ。
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