JP5186869B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電流還流用のダイオード(以下、FWDという)を内蔵した絶縁ゲート型トランジスタ(以下、IGBTという)を備えた半導体装置に関する。
従来より、FWD内蔵型IGBTが、例えば特許文献1で提案されている。具体的に、特許文献1では、IBGTユニット毎にPベース層に第1サイド拡散領域を設けることで、当該ユニット内に形成されたダイオード部におけるダイオード動作の際に、Pベース層より注入されるキャリアの量を比較的少なくし、FWDとして機能する被内蔵ダイオードのリカバリ特性を向上させる構造が提案されている。
特開2005−101514号公報
しかしながら、上記従来の技術では、リカバリ動作前にIGBTとFWDの外周領域にホールが蓄積しやすく、この蓄積ホールに起因した電流がリカバリ時に特定の箇所に集中して破壊を引き起こすという問題がある。
具体的には、FWD内蔵IGBTは、IGBTとFWDとがそれぞれ専用領域を持って隣接して配置されている。IGBT領域およびFWD領域の外周はトレンチゲートの配線を引き回すためのゲートランナ領域となっている。リカバリ電流は、FWDがオンしているときに素子内部に蓄積されていたホールに起因するものであり、蓄積ホールが多いほどリカバリ電流も大きくなる。この蓄積ホールは、発明者らのシミュレーション結果によると、ゲートランナ領域に多く蓄積されており、この蓄積ホールがリカバリ時にIGBT領域とFWD領域とゲートランナ領域とが交差する3重点付近に集中する。このため、3重点に近いIGBTセルに電流が集中し、リカバリ破壊に至るという問題がある。
なお、IGBTがトレンチに挟まれた構造の場合、ゲートランナ部に蓄積したホールがゲートトレンチ端部の狭間からIGBTセルに侵入する。このゲートトレンチ端部の狭間の幅は狭く、その外周部と比較して電流密度がより高くなる。したがって、電流集中による破壊が起きる。
他方、外周領域にホール抜き取り用コンタクトがある構造においては、蓄積ホールがFWDに近いホール抜き取りコンタクトに集中してリカバリ破壊するという問題もある。
本発明は、上記点に鑑み、FWD内蔵型IGBTを備えた半導体装置において、IGBTとFWDとゲートランナ領域とが交差する3重点付近に集中するリカバリ電流による破壊を防止することを第1の目的とし、外周領域に設けられたホール抜き取り用コンタクトに集中するリカバリ電流による破壊を防止することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴では、第1導電型の層(4)を含む半導体基板の表層部に第2導電型ウェル(5)が形成され、当該第2導電型ウェル(5)にIGBT領域(1)とFWD領域(2)とが交互に繰り返しレイアウトされており、IGBT領域(1)およびFWD領域(2)の外周に外周領域(3)が配置されてなる半導体装置であって、IGBT領域(1)は、第2導電型ウェル(5)を四角形状に囲うと共に、第2導電型ウェル(5)を貫通して第1導電型の層(4)に達するものであり、各辺のうち少なくとも一辺(7a)がIGBT領域(1)とFWD領域(2)とが繰り返される方向に延びる直線上に揃えられてIGBT領域(1)とFWD領域(2)とが繰り返される方向に並べられた複数の四角形状のトレンチ(7)と、各四角形状のトレンチ(7)の間の隙間に設けられた素子領域(5〜10)と、複数の四角形状のトレンチ(7)のうちもっともFWD領域(2)側の2つの隣接した四角形状のトレンチ(7)の各一辺(7a)に接続されてその2つの隣接した四角形状のトレンチ(7)間の隙間と外周領域(3)とを仕切る仕切りトレンチ(13)とを備えていることを特徴とする。
これによると、ホールの侵入口となっている各トレンチ(7)の間の隙間、すなわち素子領域(5〜10)が配置された領域と外周領域(3)とを仕切りトレンチ(13)によって分離することができる。これにより、外周領域(3)に蓄積したホールがIGBT領域(1)に侵入することを防止することができる。したがって、IGBT領域(1)のうちもっともFWD領域(2)側への電流集中を抑制することができ、ひいては半導体装置の破壊を防止することができる。
この場合、仕切りトレンチ(13)が、2つの隣接した四角形状のトレンチ(7)の間であって、2つのトレンチ(7)の各一辺(7a)が延びる直線上に配置されているようにすることができる。
他方、仕切りトレンチ(13)が、外周領域(3)に弧の字型にレイアウトされていると共に、2つの隣接した四角形状のトレンチ(7)の各一辺(7a)に接続されるようにすることもできる。
本発明の第2の特徴では、複数の四角形状のトレンチ(7)のうちもっともFWD領域(2)側の四角形状のトレンチ(7)の一辺(7a)に接続されると共に、その四角形状のトレンチ(7)の外側で外周領域(3)内に引き伸ばされ、複数の四角形状のトレンチ(7)が並んだ方向に外周領域(3)をIGBT領域(1)側とFWD領域(2)側とに仕切る仕切りトレンチ(17)とを備えていることを特徴とする。
このような仕切りトレンチ(17)により、リカバリ時に外周領域(3)に蓄積したホールが外周領域(3)のうちFWD領域(2)側からIGBT領域(1)側に流れにくくすることができ、IGBT領域(1)とFWD領域(2)と外周領域(3)とが交差する3重点付近にリカバリ電流が集中しにくくすることができる。
本発明の第3の特徴では、外周領域(3)は、第2導電型ウェル(5)の表層部であって、IGBT領域(1)とFWD領域(2)とが繰り返される方向に複数の第2導電型のコンタクト領域(18)を有しており、複数のコンタクト領域(18)は、少なくとも複数のトレンチ(7)のうちもっともFWD領域(2)側のトレンチ(7)の一辺(7a)に垂直な方向に位置する領域を除いた領域に配置されていることを特徴とする。
これによると、コンタクト領域(18)がFWD領域(2)から遠ざけられている。これにより、IGBT領域(1)とFWD領域(2)と外周領域(3)とが交差する3重点付近の外周領域(3)にホールが蓄積しにくくすることができ、蓄積ホールがコンタクト領域(18)に集中してリカバリ破壊することを防止することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。また、以下の各実施形態で示されるN型、N−型、N+型は本発明の第1導電型に対応し、P型、P−型、P+型は本発明の第2導電型に対応している。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本発明の半導体装置は、モータ等の機器を駆動させるためのインバータ用のパワーデバイスとして用いられるFWD内蔵型IGBT素子を備えたものである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。図2は、図1のB部拡大図である。以下、図1および図2を参照して説明する。
図1に示されるように、半導体装置はIGBT素子として動作するIGBT領域1とダイオード素子として動作するFWD領域2と、IGBT領域1およびFWD領域2の外周に設けられたゲートランナ領域3とを備えている。これらIGBT領域1およびFWD領域2は、交互に繰り返しレイアウトされている。
これらIGBT領域1およびFWD領域2は、例えばN型シリコン基板上に形成されたN−型ドリフト層4の表層部にそれぞれ設けられている。N型シリコン基板の裏面にはIGBT領域1に対応する領域に図示しないP+型領域が形成され、FWD領域2に対応する領域に図示しないN+型領域が形成されている。
このうち、IGBT領域1においては、N−型ドリフト層4の表層部にチャネル領域を設定するP型ウェル5が形成されている。このP型ウェル5の表層部にN+型ソース領域6が形成されている。
以下では、N型シリコン基板、N−型ドリフト層4によって構成される基板を半導体基板と定義する。
また、図1(b)に示されるように、半導体基板には、N+型ソース領域6およびP型ウェル5を貫通してN−型ドリフト層4に達するようにトレンチ7が形成されている。そして、このトレンチ7の内壁にSiOで構成されたゲート絶縁膜8とPolySiで構成されたゲート電極9とが順に形成され、これらトレンチ7、ゲート絶縁膜8、ゲート電極9からなるトレンチゲート構造7〜9が構成されている。
さらに、各トレンチ7の間にN+型ソース領域6を貫通してP型ウェル5に達するトレンチ7よりも浅い溝部10が設けられている。この溝部10は、チャネル領域からエミッタコンタクトまでの距離を小さくして、トレンチ7から溝部10までの抵抗を小さくする役割を果たすものである。また、PN接合のホールの注入を抑え、リカバリ耐量を向上させる役割も果たす。
以下では、P型ウェル5、N+型ソース領域6、トレンチゲート構造7〜9、溝部10を素子領域と定義する。
図1(a)に示されるように、上記トレンチ7は四角形状に形成され、P型ウェル5を囲むと共に、IGBT領域1とFWD領域2とが交互に繰り返し配置される方向と同じ方向に複数並べられている。各トレンチ7は、各トレンチ7の各辺のうち少なくとも一辺7aがIGBT領域1とFWD領域2とが繰り返される方向に延びる直線上に揃えられてIGBT領域1とFWD領域2とが繰り返される方向に並べられている。
そして、隣り合う各トレンチ7の間に素子領域が配置されている。すなわち、素子領域は、IGBT領域1とFWD領域2とが繰り返される方向に垂直な方向に延設されている。
他方、FWD領域2においては、P型ウェル5の表層部にP−型層11が形成され、当該P−型層11を貫通してP型ウェル5に達するP+型領域12が設けられている。このP+型領域は、IGBT領域1とFWD領域2とが繰り返される方向に垂直な方向に直線状に延設されている。
ゲートランナ領域3は、IGBT素子やダイオード素子の配線を引き回すための領域である。なお、ゲートランナ領域3は、本発明の外周領域に相当する。
このような構成の半導体装置では、図2に示されるように、複数のトレンチ7のうちもっともFWD領域2側の2つのトレンチ7の隙間とゲートランナ領域3とを仕切る仕切りトレンチ13が設けられている。本実施形態では、この仕切りトレンチ13は、2つのトレンチ7の間であって、2つのトレンチ7の各一辺7aが延びる直線上に配置されていると共に、2つのトレンチ7の各一辺7aに接続されている。また、仕切りトレンチ13は、P型ウェル5を貫通してN−型ドリフト層4に達している。なお、仕切りトレンチ13の深さは本実施形態に限定されるものではない。
仕切りトレンチ13は、リカバリ電流が集中するIGBT領域1とFWD領域2とゲートランナ領域3とが交差する3重点付近に配置することが好ましく、当該3重点に近いトレンチ7の少なくとも1つに対して実施することが好ましい。全てのトレンチ7に対して仕切りトレンチ13を設けることが望ましいが、本実施形態のように少なくとも3重点に近い一部のトレンチ7のみに対して実施しても良い。以上が、本実施形態に係る半導体装置の全体構成である。
次に、上記構成の半導体装置の作動について図3を参照して説明する。図3は、図1に示される半導体装置を組み合わせて形成したインバータ回路の回路図を示したものである。
インバータ回路は、図3に示されるように6組のFWD内蔵型IGBT素子14によって構成され、IGBT素子がスイッチングされることにより、直流電圧を交流電圧に変換して負荷15に印加する。このようなインバータ回路では、IGBT素子をスイッチオフした際に負荷であるモータに流れている電流を還流させるためのダイオードが必要であるため、6組のIGBT素子はそれぞれダイオード素子が並列に接続された回路形態になっている。
このようなインバータ回路において、上述のように、仕切りトレンチ13はホールの侵入口となっているトレンチ7間の狭間とゲートランナ領域3とを分離している。これにより、FWD内蔵型IGBT素子14のリカバリ動作時では、仕切りトレンチ13がIGBT領域1およびFWD領域2の外周のゲートランナ領域3に蓄積したホールがIGBT領域1に侵入してくることを阻止する。すなわち、仕切りトレンチ13がゲートランナ領域3からIGBT領域1に電流が侵入することを防止し、ゲートランナ領域3からIGBT領域1への電流集中を抑制して半導体装置の破壊を防止する。
発明者らは、IGBT領域1とFWD領域2とゲートランナ領域3とが交差する3重点に近い一部のトレンチ7に仕切りトレンチ13を設けたものと仕切りトレンチ13を設けない従来構造との比較を行った。具体的には、図2に示されるトレンチ7間のうちもっともゲートランナ領域3側の領域であるボディコンタクト部16での電流密度をシミュレーションした。その結果を図4に示す。
図4に示されるように、従来構造に対して本発明の仕切りトレンチ13を設けた構造では電流密度を20%削減することができることがわかる。すなわち、仕切りトレンチ13によって、ゲートランナ領域3からIGBT領域1への電流の侵入が抑制されている。
以上説明したように、本実施形態では、IGBT領域1に設けられた各トレンチ7のうちもっともFWD領域2側の2つのトレンチ7の各一辺7aに、2つのトレンチ7間とゲートランナ領域3とを仕切る仕切りトレンチ13を接続したことが特徴となっている。
これにより、ホールの侵入口となっている各トレンチ7の間の素子領域が配置された領域とゲートランナ領域3とを仕切りトレンチ13によって分離することができる。このため、ゲートランナ領域3に蓄積したホールがIGBT領域1に侵入することを防止することが可能となる。したがって、IGBT領域1のうちもっともFWD領域2側への電流集中を抑制することができ、ひいては半導体装置の破壊を防止することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図5は、本実施形態に係る半導体装置の平面図を示したものであり、図1(a)のB部拡大図に相当する図である。この図に示されるように、仕切りトレンチ13が、ゲートランナ領域3に配置されていると共に、2つのトレンチ7の各一辺7aに接続されている。
このように、仕切りトレンチ13は、トレンチ7の端部に限らず、素子領域に電流が侵入することを防止できる部位であれば良く、図5に示されるように仕切りトレンチ13が弧の字型にレイアウトされていても良い。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図6は、本実施形態に係る半導体装置の平面図を示したものであり、図1(a)のB部拡大図に相当する図である。この図に示されるように、本実施形態では、複数のトレンチ7のうちもっともFWD領域2側のトレンチ7の一辺7aに仕切りトレンチ17が接続されている。この仕切りトレンチ17は、ゲートランナ領域3内に引き伸ばされ、ゲートランナ領域3をIGBT領域1側とFWD領域2とに分離している。このような仕切りトレンチ17により、FWD領域2側からIGBT領域1側にリカバリ電流が流れにくくすることができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。ラッチアップを抑制する目的でゲートランナ領域3にコンタクト領域が配置されている場合がある。このような構造の場合は、ゲートランナ領域3に蓄積したホールがIGBT領域1とFWD領域2とゲートランナ領域3との3重点に近いコンタクト領域に集中して破壊に至る。そこで、本実施形態では、コンタクト領域をFWD領域2から遠ざけて配置する、あるいはコンタクト領域をすべて無くすことが特徴となっている。
図7は、本実施形態に係る半導体装置の平面図である。この図に示されるように、ゲートランナ領域3には、P型ウェル5の表層部であって、IGBT領域1とFWD領域2とが繰り返される方向に複数のP型のコンタクト領域18が設けられている。各コンタクト領域18は、少なくとも複数のトレンチ7のうちもっともFWD領域2側のトレンチ7の一辺7aに垂直な方向に位置する領域を除いた領域に配置されている。
すなわち、3重点に近いゲートランナ領域3の、少なくとも1つのコンタクト領域18を無くす。リカバリ特性を改善する目的ではすべてのコンタクト領域18をなくすことが望ましいが、本実施形態のように、3重点に近い一部のホール抜き取り用のコンタクト領域18をなくした構造でもよい。
これによると、コンタクト領域18がFWD領域2から遠ざけられて配置されている。これにより、リカバリ時にIGBT領域1とFWD領域2とゲートランナ領域3とが交差する3重点付近での電流集中を抑制することができ、ひいては半導体装置のリカバリ耐量を向上させることができる。具体的な効果として、すべてのコンタクト領域18を無くした構造では、コンタクト領域18が設けられている構造よりもリカバリ破壊耐量を2倍以上高くすることができる。
(他の実施形態)
第1実施形態では、仕切りトレンチ13は、P型ウェル5を貫通してN−型ドリフト層4に達しているが、仕切りトレンチ13はP型ウェル5を貫通していない形態であっても良い。
図1や図7では、FWD領域2のP+型領域12とP−型層11とがストライプ状に配置されているが、FWD領域2の構造としてはこれに限定されるものではない。例えば、P+型領域12が全面に形成されたパターン、あるいはドット状に形成されたパターンでも良く、ダイオードとして機能する構造であれば良い。
また、上記各実施形態に示されたIGBT素子はトレンチ型のものであるが、IGBT素子としてはこれに限らず、プレーナ型でも良く、IGBTとして機能する構造であれば良い。
(a)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の平面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図1のB部拡大図である。 図1に示される半導体装置を組み合わせて形成したインバータ回路の回路図である。 図2に示される構造と従来構造との電流密度のシミュレーション結果を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の一部を拡大した平面図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の一部を拡大した平面図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の平面図である。
符号の説明
1…IGBT領域、2…FWD領域、3…ゲートランナ領域、4…N−型ドリフト層、5…P型ウェル、6…N+型ソース領域、7…トレンチ、7a…トレンチの一辺、8…ゲート絶縁膜、9…ゲート電極、10…溝部、13、17…仕切りトレンチ、18…P型のコンタクト領域。

Claims (5)

  1. 第1導電型の層(4)を含む半導体基板の表層部に第2導電型ウェル(5)が形成され、当該第2導電型ウェル(5)にIGBT領域(1)とFWD領域(2)とが交互に繰り返しレイアウトされており、前記IGBT領域(1)および前記FWD領域(2)の外周に外周領域(3)が配置されてなる半導体装置であって、
    前記IGBT領域(1)は、
    前記第2導電型ウェル(5)を四角形状に囲うと共に、前記第2導電型ウェル(5)を貫通して前記第1導電型の層(4)に達するものであり、各辺のうち少なくとも一辺(7a)が前記IGBT領域(1)と前記FWD領域(2)とが繰り返される方向に延びる直線上に揃えられて前記IGBT領域(1)と前記FWD領域(2)とが繰り返される方向に並べられた複数の四角形状のトレンチ(7)と、
    前記各四角形状のトレンチ(7)の間の隙間に設けられた素子領域(5〜10)と、
    前記複数の四角形状のトレンチ(7)のうちもっとも前記FWD領域(2)側の2つの隣接した四角形状のトレンチ(7)の各一辺(7a)に接続されてその2つの隣接した四角形状のトレンチ(7)間の隙間と前記外周領域(3)とを仕切る仕切りトレンチ(13)とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記仕切りトレンチ(13)は、前記2つの隣接した四角形状のトレンチ(7)の間であって、前記2つのトレンチ(7)の各一辺(7a)が延びる直線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記仕切りトレンチ(13)は、前記外周領域(3)に弧の字型にレイアウトされていると共に、前記2つの隣接した四角形状のトレンチ(7)の各一辺(7a)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 第1導電型の層(4)を含む半導体基板の表層部に第2導電型ウェル(5)が形成され、当該第2導電型ウェル(5)にIGBT領域(1)とFWD領域(2)とが交互に繰り返しレイアウトされており、前記IGBT領域(1)および前記FWD領域(2)の外周に外周領域(3)が配置されてなる半導体装置であって、
    前記IGBT領域(1)は、
    前記第2導電型ウェル(5)を四角形状に囲うと共に、前記第2導電型ウェル(5)を貫通して前記第1導電型の層(4)に達するものであり、各辺のうち少なくとも一辺(7a)が前記IGBT領域(1)と前記FWD領域(2)とが繰り返される方向に延びる直線上に揃えられて前記IGBT領域(1)と前記FWD領域(2)とが繰り返される方向に並べられた複数の四角形状のトレンチ(7)と、
    前記各四角形状のトレンチ(7)の間の隙間に設けられた素子領域(5〜10)と、
    前記複数の四角形状のトレンチ(7)のうちもっとも前記FWD領域(2)側の四角形状のトレンチ(7)の一辺(7a)に接続されると共に、その四角形状のトレンチ(7)の外側で前記外周領域(3)内に引き伸ばされ、前記複数の四角形状のトレンチ(7)が並んだ方向に前記外周領域(3)を前記IGBT領域(1)側と前記FWD領域(2)側とに仕切る仕切りトレンチ(17)とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  5. 第1導電型の層(4)を含む半導体基板の表層部に第2導電型ウェル(5)が形成され、当該第2導電型ウェル(5)にIGBT領域(1)とFWD領域(2)とが交互に繰り返しレイアウトされており、前記IGBT領域(1)および前記FWD領域(2)の外周に外周領域(3)が配置されてなる半導体装置であって、
    前記IGBT領域(1)は、前記第2導電型ウェル(5)を四角形状に囲うと共に、前記第2導電型ウェル(5)を貫通して前記第1導電型の層(4)に達するものであり、各辺のうち少なくとも一辺(7a)が前記IGBT領域(1)と前記FWD領域(2)とが繰り返される方向に延びる直線上に揃えられて前記IGBT領域(1)と前記FWD領域(2)とが繰り返される方向に並べられた複数のトレンチ(7)と、
    前記各トレンチ(7)の間に設けられた素子領域(5〜10)と有し、
    前記外周領域(3)は、前記第2導電型ウェル(5)の表層部であって、前記IGBT領域(1)と前記FWD領域(2)とが繰り返される方向に複数の第2導電型のコンタクト領域(18)を有しており、
    前記複数のコンタクト領域(18)は、少なくとも前記複数のトレンチ(7)のうちもっともFWD領域(2)側のトレンチ(7)の一辺(7a)に垂直な方向に位置する領域を除いた領域に配置されていることを特徴とする半導体装置。
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