JP5186330B2 - 同軸コネクタ及び同軸多極コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ及び同軸多極コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、同軸コネクタ及び同軸多極コネクタに関するものである。
従来、電気機器、電子機器等において、高周波信号を伝送する同軸ケーブルをプリント回路基板等の基板に接続する場合、同軸ケーブルの信号線に接続される信号端子と、該信号端子を取囲み、同軸ケーブルのシールドに接続されるシールド端子とを備え、基板に実装された同軸多極コネクタに、同軸ケーブルを接続するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
図6は従来の同軸多極コネクタのシールド端子を示す図である。
図において、851は同軸多極コネクタのシールド端子であり、下端が図示されない基板の表面から突出するグランドピンに接続され、上端が図示されない同軸ケーブルのシールドの端部に接続され、前記同軸ケーブルのシールドを前記基板のグランドラインに電気的に接続させる。また、空洞状の前記シールド端子851の中央には、基板の表面から突出する図示されない信号ピンが挿入され、同軸ケーブルの図示されない信号線に接続される。
ここで、前記シールド端子851は、同軸ケーブルのシールドの端部に接続される円筒部852と、該円筒部852の下端に一体的に接続された同軸の半円筒部853とを有する。そして、該半円筒部853は、半円の両端から外側に延出する一対のグランド接続部854と、該グランド接続部854の各々の下端から下方に延出するとともに、内側に向けてくの字状に屈曲するピン接触部855とを備える。また、前記円筒部852は、内側に向けて切起こされた一対のシールド接触部856を備える。
そして、前記基板の表面から突出するグランドピンを一対のピン接触部855が両側から挟込むことによって、前記シールド端子851は基板のグランドラインに接続される。一方、前記同軸ケーブルのシールドの端部を一対のシールド接触部856が両側から挟込むことによって、前記シールド端子851は同軸ケーブルのシールドに接続される。
特公平8−21446号公報
しかしながら、前記従来の同軸多極コネクタにおいては、信号ピンと該信号ピンを取囲むシールド端子851とによって構成される高周波信号の伝送線路の構造が、同軸ケーブルのシールドとシールド接触部856との接触箇所からグランドピンとピン接触部855との接触箇所との間において急激に変化するので、伝送線路の構造に依存する伝送線路の伝送モードが急激に変化し、周波数帯域によっては、反射、減衰、共振、放射等の損失が発生し、高周波信号の伝送特性が低下してしまう。
また、同軸ケーブルによって伝送する信号のチャンネル数の増加により、同軸多極コネクタの本数並びに基板の表面から突出する信号ピン及びグランドピンの本数が増加した場合、コネクタ全体の寸法が増加してしまう。そのため、基板が実装されている電子機器等の寸法に余裕がなく、コネクタの幅方向の寸法に制限がある場合、伝送する信号のマルチチャンネル化、すなわち、多極化の要求に十分に対応することができなかった。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、同軸ケーブルの端から露出する信号ラインの半周を取囲む半円筒接地部と、前記信号ラインに接続された平板状の信号線及び前記半円筒グランド部に接続された平板状の接地線が平行に上面に配設された帯状の中継基板とを軸方向に直列に配設することによって、信号端子とグランド端子とにより構成される高周波信号の伝送線路における反射、減衰、共振、放射等の損失の発生を防止することができ、幅方向及び厚さ方向の寸法を増加させることなく多数本の同軸ケーブルを相手方の基板に接続することができ、構成が簡素でコストが低く、小型でありながら、信号の多極化に適切に対応することができ、耐久性が高く、信頼性の高い同軸コネクタ及び同軸多極コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明の同軸コネクタにおいては、同軸ケーブルの信号ラインに接続される信号端子、及び、前記同軸ケーブルの接地ラインに接続されるグランド端子を備え、高周波信号を伝送する端子ユニットを有する同軸コネクタであって、前記端子ユニットは、円筒状部と、該円筒状部の前方に配設された半円筒状部と、該半円筒状部の前方に配設された舌状部とを備え、前記信号端子は、前記半円筒状部において前記信号ラインに接続される信号テール部と、前記舌状部において前記相手方コネクタの相手方信号端子と接触する信号接触部とを備え、前記グランド端子は、前記円筒状部において前記接地ラインに接続されるグランドテール部と、前記半円筒状部において前記信号テール部の上方を覆うグランド本体部と、前記舌状部において前記相手方コネクタの相手方グランド端子と接触するグランド接触部とを備える。
本発明の他の同軸コネクタにおいては、さらに、前記信号テール部は平板状であり、前記信号接触部は相手方信号端子と接触する平板状の接触面部を備え、前記グランド本体部は前記信号テール部の上方を覆う半円筒部を備え、前記グランド接触部は相手方グランド端子と接触する平板状の接触面部を備え、前記信号接触部の接触面部とグランド接触部の接触面部とは、面一であり、かつ、等間隔で互いに平行に端子ユニットの軸方向に延在する。
本発明の更に他の同軸コネクタにおいては、さらに、前記信号端子は信号テール部と信号接触部とを連結する信号連結部を備え、前記グランド端子はグランドテール部とグランド接触部とを連結するグランド連結部を備え、前記信号テール部とグランドテール部との距離は、前記信号連結部とグランド連結部との距離、及び、信号接触部とグランド接触部との距離と等しい。
本発明の更に他の同軸コネクタにおいては、さらに、前記円筒状部及び半円筒状部の外径並びに舌状部の幅は、前記同軸ケーブルの外径にほぼ等しい。
本発明の更に他の同軸コネクタにおいては、さらに、前記舌状部の厚さは前記同軸ケーブルの半径以下である。
本発明の同軸多極コネクタにおいては、同軸ケーブルの信号ラインに接続される信号端子、及び、前記同軸ケーブルの接地ラインに接続されるグランド端子を備え、高周波信号を伝送する端子ユニットと、該端子ユニットを支持する端子支持部材を備え、相手方コネクタの相手方ハウジングと嵌(かん)合するハウジングとを有する同軸多極コネクタであって、前記端子ユニットは、円筒状部と、該円筒状部の前方に配設された半円筒状部と、該半円筒状部の前方に配設された舌状部とを備え、前記信号端子は、前記半円筒状部において前記信号ラインに接続される信号テール部と、前記舌状部において前記相手方コネクタの相手方信号端子と接触する信号接触部とを備え、前記グランド端子は、前記円筒状部において前記接地ラインに接続されるグランドテール部と、前記半円筒状部において前記信号テール部の上方を覆うグランド本体部と、前記舌状部において前記相手方コネクタの相手方グランド端子と接触するグランド接触部とを備える。
本発明の他の同軸多極コネクタにおいては、さらに、前記半円筒状部の開放側が向かい合うよう配置された。
本発明によれば、同軸コネクタは、同軸ケーブルの端から露出する信号ラインの半周を取囲む半円筒接地部と、前記信号ラインに接続された平板状の信号線及び前記半円筒グランド部に接続された平板状の接地線が平行に上面に配設された帯状の中継基板とが軸方向に直列に配設される。これにより、信号端子とグランド端子とによって構成される高周波信号の伝送線路における反射、減衰、共振、放射等の損失の発生を防止することができ、幅方向及び厚さ方向の寸法を増加させることなく多数本の同軸ケーブルを相手方の基板に接続することができ、構成が簡素でコストが低く、小型でありながら、信号の多極化に適切に対応することができ、耐久性を向上させ、信頼性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるケーブルコネクタの嵌合前の状態を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるケーブルコネクタを基板コネクタに嵌合した状態を示す断面図である。
図において、1は、本実施の形態における同軸コネクタの一例である同軸多極コネクタとしてのケーブルコネクタであり、ワイヤを構成する複数本のケーブル91の先端に接続されるコネクタである。そして、前記ケーブルコネクタ1は、図2に示されるように、基板191の一側面(図2における右側面)に接続される相手方コネクタとしての基板コネクタ101と嵌合する。
前記基板191は、例えば、コンピュータ等の電子機器、家庭電化製品等の電気機器等に使用されるプリント回路基板や、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)等と称される平板状ケーブルなどであり、いかなる種類のものであってもよい。
そして、前記基板191の面には、所定のピッチで基板191の幅方向(図2における図面に垂直な方向)に並んで配列された複数の図示されない接続電極が露出している。該接続電極の各々は、基板191の面に形成され、所定のピッチで基板191の幅方向に並んで配列された複数本の図示されない導電トレースの各々に接続されている。なお、前記接続電極及び導電トレースのピッチ及び数は適宜設定することができる。
また、前記ケーブル91は、いかなる種類のケーブルであってもよいが、例えば、高周波信号を伝達するのに適した細径の同軸ケーブルであるものとする。後述されるように、前記ケーブル91は、中心に配設された信号ラインとしての導電性の芯(しん)線92、及び、該芯線92の周囲を囲むように配設された金属製のメッシュ等から成る接地ラインとしての導電性のシールド部材94を備える断面略円形の線状体である。そして、前記ケーブル91は、ケーブルコネクタ1の幅方向に並んで、かつ、複数の列を形成するように配列される。なお、前記ケーブル91のピッチ及び数は適宜設定することができるが、図に示される例において、ケーブル91は、ケーブルコネクタ1の幅方向に並んで配列され、2つの列を形成する。
なお、本実施の形態において、ケーブルコネクタ1、基板コネクタ101及びその他の部材に含まれる各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、ケーブルコネクタ1、基板コネクタ101及びその他の部材に含まれる各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、ケーブルコネクタ1、基板コネクタ101及びその他の部材に含まれる各部の姿勢が変化した場合には、姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記ケーブルコネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたハウジングとしての第1ハウジング11と、該第1ハウジング11に配設された端子支持部材17とを備える。該端子支持部材17は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された長方形の板状の部材であり、その表面及び裏面には、ケーブル91の先端に接続された端子ユニット50が取付けられる。図1に示されるように、端子支持部材17の表面及び裏面には、複数の端子ユニット50が端子支持部材17の幅方向、すなわち、ケーブルコネクタ1の幅方向に並んで配列される。
また、前記第1ハウジング11は、端子支持部材17を内部に収容する端子収容開口部13を備える。該端子収容開口部13は、上下の天板部12及び左右の側板部14によって周囲を画定され、嵌合面側が開放された開口部である。そして、端子収容開口部13内には、端子支持部材17によって上下2つの部分に分割され、該2つの部分の各々に端子ユニット50が収容される。なお、前記天板部12の外面には、各端子ユニット50の掛止片73dを掛止するための掛止開口11aが形成されている。
各ケーブル91の先端に接続された端子ユニット50は、第1ハウジング11の背面(嵌合面と反対側の面)側から、端子支持部材17の上下両側の部分に挿入されて固定される。前記端子ユニット50は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された後述される中継基板31と、該中継基板31に固定されるとともにケーブル91のシールド部材94にはんだ付等によって接続される金属製のグランド端子71とを有する。そして、前記中継基板31の帯板状の舌部32の上面には、前記ケーブル91の芯線92と接続された板状の信号接触部52と、グランド端子71の先端部分である板状のグランド接触部72とが平行に配設されている。これにより、端子支持部材17の上下両面上には、ケーブルコネクタ1の嵌合方向に延在する細長い板状の信号接触部52とグランド接触部72とが、互いに平行に交互に並んで複数本ずつ配列される。なお、前記端子支持部材17の上下両面上における端子ユニット50のピッチ及び数は適宜設定することができる。
一方、前記基板コネクタ101は、合成樹脂等の絶縁性材料によって形成された相手方ハウジングとしての第2ハウジング111と、導電性を備える金属によって形成され、第2ハウジング111に装填(てん)された複数の相手方端子161とを有する。
第2ハウジング111は、図2に示されるように、嵌合面側が開放された相手方開口部113を備え、基板コネクタ101とケーブルコネクタ1とが嵌合した状態で、端子支持部材17の先端から所定範囲が前記相手方開口部113内に進入する。
そして、前記相手方端子161は、第2ハウジング111内部の上下内面に形成された複数の端子収容溝114に装填される。なお、該端子収容溝114は、相手方開口部113内にも延在する。また、前記相手方端子161は、後述される信号端子51と接触する相手方信号端子及びグランド端子71と接触する相手方グランド端子を含むものである。しかし、相手方信号端子及び相手方グランド端子は、同一の構造を備えるので、ここでは、識別することなく、相手方端子161として説明する。
相手方端子161は、端子収容溝114に取付けられる本体部162と、該本体部162から前方、すなわち、嵌合面の方向に向って延出するカンチレバー状の接触腕部163と、該接触腕部163の先端近傍において第2ハウジング111の厚さ方向(図2における上下方向)の中心に向けて突出する接触膨出部164と、前記本体部162から後方、すなわち、嵌合面と反対の方向に向って延出する部分の途中を屈曲することによって形成され、第2ハウジング111の厚さ方向外側に向けて突出する接触脚部165とを備える。なお、前記接触脚部165の少なくとも一部は、第2ハウジング111の後方において露出している。
そして、基板コネクタ101とケーブルコネクタ1とが嵌合した状態で、接触膨出部164は、端子支持部材17の両面に配列された信号接触部52及びグランド接触部72に接触する。この場合、弾性を備える接触腕部163が板ばねとして機能するので、接触膨出部164は、接触腕部163が発揮する付勢力によって信号接触部52及びグランド接触部72の表面に付勢され、信号接触部52及びグランド接触部72との接触を確実に維持する。
また、基板191と基板コネクタ101とは、接触脚部165が基板191の両面に露出する図示されない接続電極に接触し、はんだ等の導電性固着手段によって固着される。
このように、基板191に結合された基板コネクタ101にケーブルコネクタ1が嵌合されると、各ケーブル91に接続された端子ユニット50の信号接触部52及びグランド接触部72が相手方端子161を介して、基板191の対応する接続電極に電気的に接続される。したがって、各ケーブル91の信号ライン及び接地ラインは、基板191の対応する導電トレースに電気的に接続される。
なお、前記相手方端子161のピッチ及び数は、信号接触部52及びグランド接触部72のピッチ及び数、並びに、接続電極のピッチ及び数に適合するように、適宜設定することができる。
次に、前記端子ユニット50の構成について詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態における端子ユニットと相手方端子との位置関係を示す斜視図、図4は本発明の実施の形態における端子ユニットの構成を示す四面図及び断面図、図5は本発明の実施の形態における端子ユニットの構成を示す斜視図及び分解図である。なお、図4において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は側面図、(e)は(a)のZ−Z矢視断面図、(f)は(a)のY−Y矢視断面図、(g)は(a)のX−X矢視断面図であり、図5において、(a)は斜視図、(b)はグランド端子を取外した分解図、(c)は中継基板の分解図、(d)は中継基板の斜視図である。
本実施の形態においては、前述のように、各ケーブル91の先端に端子ユニット50が接続されている。前記ケーブル91は、図5(b)に示されるように、中心に配設された信号ラインとしての導電性の芯線92、該芯線92の周囲を覆う絶縁性の内側被覆93、該内側被覆93の周囲を覆うように配設された金属製のメッシュ等から成る接地ラインとしての導電性のシールド部材94、及び、該シールド部材94の周囲を覆う絶縁性の外側被覆95を備える断面略円形の線状体である。そして、前記ケーブル91の先端では、外側被覆95、シールド部材94及び内側被覆93が順次除去され、シールド部材94、内側被覆93及び芯線92が順次露出している。
また、前記端子ユニット50は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された細長い中継基板31と、該中継基板31に固定されるとともにケーブル91のシールド部材94にはんだ付等によって接続される金属製のグランド端子71と、中継基板31と一体成形によって結合される金属製の帯板状の信号端子51とを有する。そして、前記端子ユニット50は、軸方向に後方から前方に向って、円筒状部50a、半円筒状部50b及び舌状部50cに区分される。
前記中継基板31は、図5(c)に示されるように、半円筒状部50bに位置する中央部33と、該中央部33から前方(図における左方)に延出し、舌状部50cに位置する帯板状の舌部32と、該舌部32の先端に形成され、舌状部50cに位置する先端部37と、前記中央部33から後方(図における右方)に延出し、半円筒状部50bに位置するケーブル受部34と、前記中央部33とケーブル受部34との接続部において上方に突出し、半円筒状部50bに位置する位置決め突起35とを備える。
そして、前記ケーブル受部34の上面には、ケーブル91において内側被覆93が露出した部分を収容する被覆収容凹部34aが形成されている。また、前記位置決め突起35には、露出した芯線92が通過可能な溝部35aが形成されている。さらに、前記中央部33の上面には、信号端子51の信号テール部53を収容するテール収容凹部33aが形成されている。また、該テール収容凹部33aの前端の上方には、テール収容凹部33aの両側の側壁を結ぶブリッジ33bが形成され、図4(f)に示されるように、テール収容凹部33aに収容された信号テール部53の上方への変位を規制し、信号テール部53がテール収容凹部33aから抜出ることを防止する。なお、図5(c)においては、中継基板31の構造の理解を容易にするために、信号端子51と中継基板31とが分解された状態が示されているが、信号端子51は、例えば、樹脂によるオーバーモールド成形等の成形方法によって、図5(d)に示されるように、中継基板31と一体成形されるので、中継基板31から取外し不可能な部材である。さらに、前記ケーブル受部34及び中央部33の両側の側面には、グランド端子71を掛止するための掛止用突起36が形成されている。
また、前記舌部32の上面には、信号端子51の信号接触部52の接触面部52aが収容される信号接触部収容凹部32cと、グランド端子71のグランド接触部72の接触面部72aが収容されるグランド接触部収容凹部32bとが平行して形成されている。そして、前記信号接触部収容凹部32cとグランド接触部収容凹部32bとの間の部分は、ケーブル91の軸方向、すなわち、端子ユニット50の軸方向に延在する細長い線状の境界凸部32aとなっている。該境界凸部32aはほぼ一定の幅を備え、これにより、信号接触部52とグランド接触部72との間隔を一定に維持する。また、境界凸部32aの高さ、すなわち、信号接触部収容凹部32cの上面及びグランド接触部収容凹部32bの上面から境界凸部32aの上面までの寸法は、信号接触部52の接触面部52a及びグランド接触部72の接触面部72aの厚さとほぼ等しく、これにより、信号端子51及びグランド端子71が中継基板31に取付けられた状態で、境界凸部32aの上面は、図4(e)に示されるように、信号接触部52の接触面部52a及びグランド接触部72の接触面部72aと面一となる。
さらに、前記先端部37の先端縁上端には、前下がりに傾斜する傾斜面37aが形成されている。該傾斜面37aは、相手方端子161の接触膨出部164をガイドするガイド面として機能し、ケーブルコネクタ1と基板コネクタ101とを嵌合する際に、前記接触膨出部164は、傾斜面37aに沿って相対的に移動することによって、スムーズに信号接触部52の接触面部52a及びグランド接触部72の接触面部72aと接触することができる。なお、前記先端部37とグランド接触部収容凹部32b及び信号接触部収容凹部32cとの境界部分には、凹部37b及び37cが形成されている。前記凹部37b及び37cに、グランド接触部72の先端部72c及び信号接触部52の先端部52cが収容されることによって、先端部37の上面とグランド接触部72の接触面部72a及び信号接触部52の接触面部52aとの間に段差が生じることが防止され、ケーブルコネクタ1と基板コネクタ101とを嵌合する際に、相手方端子161の接触膨出部164をスムーズにガイドすることができる。
また、前記グランド端子71は、金属板に打抜き加工、曲げ加工等を施して一体的に成形された部材である。そして、前記半円筒状部50bに位置し、中継基板31の中央部33及びケーブル受部34の上面及び側面を覆うグランド本体部73と、該グランド本体部73から前方に延出し、舌状部50cに位置する帯板状のグランド接触部72と、前記グランド本体部73から後方に延出し、円筒状部50aに位置する帯板状のグランドテール部74と、前記グランド本体部73とグランド接触部72とを連結するグランド連結部75とを備える。
前記グランド本体部73は、図4(g)に示されるように、前記中継基板31の中央部33及びケーブル受部34の上面を覆う半円筒状の半円筒部73aと、該半円筒部73aの両側の下端から下方に延出し、中央部33及びケーブル受部34の側面を覆う側面部73bと、該側面部73bに形成された孔であって、前記中継基板31の掛止用突起36に掛止される掛止用孔73cと、前記半円筒部73aの上面を切起こすことによって形成された切起こし片であって、端子ユニット50が第1ハウジング11における端子支持部材17の上下両側の部分に挿入されると、第1ハウジング11の掛止開口11aに掛止されることによって端子ユニット50の抜止め部材として機能する掛止片73dとを備える。
また、前記グランドテール部74は、ケーブル91の露出したシールド部材94の周囲に巻付けられる巻付部74aと、該巻付部74aの上面に形成された開口であって、はんだ等の導電性固着剤を付与することによってグランドテール部74とシールド部材94とを物理的に固着するとともに、電気的に接続する接続用開口74bとを有する。なお、前記巻付部74aは、図4(c)に示されるように、シールド部材94の周囲を180度以上360度未満の範囲で覆い、かつ、当接することが望ましい。
さらに、前記グランド接触部72は、舌部32の上面と平行な接触面部72aと舌部32の側面と平行な側面部72bとを備え、図4(e)に示されるように、L字状の断面形状を備える。なお、前記側面部72bは、舌部32の側面を覆い、グランド連結部75及びグランド本体部73の一方の側面部73bと同一平面を形成する。さらに、前記グランド接触部72は、先端に形成され、前記先端部37の凹部37bに収容される先端部72cを備える。
また、前記信号端子51は、金属板に打抜き加工、曲げ加工等を施して一体的に成形された部材である。そして、前記半円筒状部50bに位置し、ケーブル91の露出した芯金92と接触する信号テール部53と、該信号テール部53から前方に延出し、舌状部50cに位置する帯板状の信号接触部52と、前記信号テール部53と信号接触部52とを連結する信号連結部55とを備える。
前記信号テール部53は、長方形の平板状の部材であり、中継基板31のテール収容凹部33aに収容される。そして、図4(g)に示されるように、信号テール部53の上面には芯金92が接触する。望ましくは、はんだ等の導電性固着剤を付与することによって、信号テール部53と芯金92とを物理的に固着するとともに電気的に接続する。
また、前記信号接触部52は、舌部32の上面と平行な接触面部52aと舌部32の側面と平行な側面部52bとを備え、図4(e)に示されるように、L字状の断面形状を備える。前記接触面部52aは、信号テール部53と同様に、端子ユニット50の軸方向に延在するが、上面から観て、信号テール部53に対して端子ユニット50の幅方向にオフセットされている。そのため、信号連結部55は、端子ユニット50の軸方向に対して斜めに延在する。なお、前記側面部52bは、舌部32の側面を覆う。さらに、前記信号接触部52は、先端に形成され、前記先端部37の凹部37cに収容される先端部52cを備える。
前記信号端子51は、前述のように、樹脂によるオーバーモールド成形等の成形方法によって、図5(d)に示されるように、中継基板31と一体成形される。そして、図5(b)に示されるように、シールド部材94、内側被覆93及び芯線92が順次露出するケーブル91の先端が中継基板31に接続される。この場合、内側被覆93は被覆収容凹部34aに収容され、芯線92は、その一部が位置決め突起35の溝部35aに嵌(はめ)込まれ、他の部分がテール収容凹部33aに収容された信号テール部53の上に載置される。なお、ケーブル91の中継基板31に対する軸方向の位置決めは、内側被覆93の前端を位置決め突起35に当接させることによって行われる。そして、望ましくは、はんだ等の導電性固着剤を付与することによって信号テール部53と芯金92とを物理的に固着するとともに電気的に接続する。
続いて、図5(b)に示されるように、ケーブル91の先端が接続された中継基板31の上方からグランド端子71を取付ける。この場合、グランド本体部73が、中継基板31の中央部33及びケーブル受部34並びにケーブル91の芯金92及び内側被覆93の上面を覆い、グランドテール部74がケーブル91のシールド部材94の上面を覆い、グランド接触部72の接触面部72aが中継基板31のグランド接触部収容凹部32bに収容されるように位置合せを行う。そして、中継基板31の掛止用突起36をグランド本体部73の掛止用孔73cに掛止させる。また、グランドテール部74を変形させて、シールド部材94の周囲を180度以上360度未満の範囲で覆うようにする。さらに、接続用開口74bにはんだ等の導電性固着剤を付与することによって、グランドテール部74とシールド部材94とを物理的に固着するとともに電気的に接続する。これにより、ケーブル91の先端が接続された端子ユニット50を得ることができる。
該端子ユニット50において、信号端子51は、同軸ケーブルであるケーブル91の芯線92と接続され、高周波信号の伝送線路における信号ラインとして機能する。また、グランド端子71は、ケーブル91のシールド部材94と接続され、ノイズを遮断するシールドとして機能するとともに、高周波信号の伝送線路における接地ラインとして機能する。そして、高周波信号を伝送する伝送線路の伝送モードは、伝送線路の構造、具体的には、信号ライン及び接地ラインの形状、寸法、配置関係等に応じて変化するので、信号ライン及び接地ラインの形状、寸法、配置関係等が急激に変化すると、前記「発明が解決しようとする課題」において説明したように、伝送線路の伝送モードが急激に変化し、周波数帯域によっては、反射、減衰、共振、放射等の損失が発生し、高周波信号の伝送特性が低下してしまう。
そこで、本実施の形態においては、端子ユニット50において、信号ラインとして機能する信号端子51及び接地ラインとして機能するグランド端子71の形状、寸法、配置関係等を徐々に変化させるようにして、高周波信号の伝送線路である信号端子51及びグランド端子71の伝送モードを徐々に変化させるようになっている。より具体的には、細い円柱状の芯線92の下端に接続された細長い帯状の信号テール部53と、該信号テール部53の上方を180度以上の範囲に亘(わた)って覆う半円筒部73a及び側面部73bとから成る信号ラインと接地ラインとの配置関係を、細長い帯状の信号連結部55と、該信号連結部55と垂直に延在する断面形状の細長い帯状のグランド連結部75とから成る信号ラインと接地ラインとの配置関係に変化させ、さらに、互いに平行に延在する断面L字状の信号接触部52とグランド接触部72とから成る信号ラインと接地ラインとの配置関係に変化させることによって伝送される高周波信号の伝送モードを徐々に変化させるようになっている。
図4(f)及び(g)を比較すると、信号連結部55及びグランド連結部75の最も近接する部位での距離は、信号テール部53及びグランド本体部73の最も近接する部位での距離とほぼ等しいことが分かる。すなわち、信号テール部53及びグランド本体部73から信号連結部55及びグランド連結部75までの範囲においては、信号ラインと接地ラインとの間隔がほぼ一定である。
また、図4(a)から、グランド連結部75及びグランド接触部72の接触面部72aと信号連結部55及び信号接触部52の接触面部52aとの間隔は、グランド本体部73より先端の部分において、すなわち、舌部32のほぼ全範囲に亘ってほぼ一定であることが分かる。すなわち、舌部32のほぼ全範囲においては、同一平面状に平行に形成された信号ラインと接地ラインとの間隔がほぼ一定である。
このように、端子ユニット50においては、信号ラインと接地ラインとの間隔が一定に維持されているので、伝送線路の伝送モードが急激に変化せず、反射、減衰、共振、放射等の損失が発生することがなく、高周波信号の伝送特性が良好となる。したがって、前記端子ユニット50を同軸ケーブルであるケーブル91に接続することによって、中心に位置する信号ラインとそれを同心円上で囲繞(にょう)する接地ラインとの配置関係を、伝送モードを急激に変化させることなく、反射、減衰、共振、放射等の損失が発生することなく、高周波信号の伝送特性を良好に維持しつつ、同一平面状に平行に配列された信号ラインと接地ラインとの配置関係に変換させることができる。
また、ケーブル91の外径と端子ユニット50の円筒状部50a及び半円筒状部50bの外径とはほぼ等しく、さらに、舌状部50cの幅も、前記外径にほぼ等しい。すなわち、図4(a)に示されるように、端子ユニット50の幅は、ケーブル91の外径にほぼ等しくなるように形成されている。そして、舌状部50cにおける信号接触部52及びグランド接触部72も、前記幅内に収まるように配設されている。そのため、図3に示されるように、信号接触部52及びグランド接触部72と接触する一対の相手方端子161も、前記幅内に収まるように配設することができる。
さらに、図4(d)に示されるように、端子ユニット50の円筒状部50a及び半円筒状部50bの高さも、グランド本体部73の掛止片73dを除いて、ケーブル91の外径にほぼ等しくなるように形成されている。また、舌状部50cの厚さ、すなわち、舌部32の上面における信号接触部52の接触面部52a及びグランド接触部72の接触面部72aの高さは、ケーブル91の中心以下の高さ、すなわち、ケーブル91の半径以下の寸法である。そのため、図2に示されるように、信号接触部52の接触面部52a及びグランド接触部72の接触面部72aに接触した状態での相手方端子161における接触腕部163の本体部162からの突出量は、端子ユニット50の高さ内に収まるように設定することができる。
このように、各ケーブル91に接続された端子ユニット50の外寸は、ケーブル91の断面方向に関して、掛止片73dを除いて、ケーブル91の外寸からはみ出すことがない。また、端子ユニット50に対応する一対の相手方端子161の外寸も、ケーブル91の断面方向に関して、基板191側の部分を除いて、ケーブル91の外寸からはみ出すことがない。したがって、ケーブルコネクタ1及び基板コネクタ101の幅方向及び厚さ方向の寸法を増加させることなく多数本のケーブル91を相手方の基板191に接続することができる。
このように、本実施の形態において、ケーブルコネクタ1は、ケーブル91の芯線92に接続される信号端子51、及び、ケーブル91のシールド部材94に接続されるグランド端子71を備え、高周波信号を伝送する端子ユニット50と、端子ユニット50を支持する端子支持部材17を備え、基板コネクタ101の第2ハウジング111と嵌合する第1ハウジング11とを有する。そして、端子ユニット50は、円筒状部50aと、円筒状部50aの前方に配設された半円筒状部50bと、半円筒状部50bの前方に配設された舌状部50cとを備え、信号端子51は、半円筒状部50bにおいて芯線92に接続される信号テール部53と、舌状部50cにおいて基板コネクタ101の相手方端子161と接触する信号接触部52とを備え、グランド端子71は、円筒状部50aにおいてシールド部材94に接続されるグランドテール部74と、半円筒状部50bにおいて信号テール部53の上方を覆うグランド本体部73と、舌状部50cにおいて基板コネクタ101の相手方端子161と接触するグランド接触部72とを備える。
これにより、端子ユニット50の高周波信号の伝送線路における反射、減衰、共振、放射等の損失の発生を防止することができる。
また、信号テール部53は平板状であり、信号接触部52は相手方端子161と接触する平板状の接触面部52aを備え、グランド本体部73は信号テール部53の上方を覆う半円筒部73aを備え、グランド接触部72は相手方端子161と接触する平板状の接触面部72aを備え、信号接触部52の接触面部52aとグランド接触部72の接触面部72aとは、面一であり、かつ、等間隔で互いに平行に端子ユニット50の軸方向に延在する。これにより、中心に位置する信号ラインとそれを同心円上で囲繞する接地ラインとの配置関係を、伝送モードを急激に変化させることなく、反射、減衰、共振、放射等の損失が発生することなく、高周波信号の伝送特性を良好に維持しつつ、同一平面状に平行に配列された信号ラインと接地ラインとの配置関係に変換させることができる。
さらに、信号端子51は信号テール部53と信号接触部52とを連結する信号連結部55を備え、グランド端子71はグランドテール部74とグランド接触部72とを連結するグランド連結部75を備え、信号テール部53とグランドテール部74との距離は、信号連結部55とグランド連結部75との距離、及び、信号接触部52とグランド接触部72との距離と等しい。これにより、信号ラインと接地ラインとの間隔が一定に維持されているので、伝送線路の伝送モードが急激に変化せず、反射、減衰、共振、放射等の損失が発生することがなく、高周波信号の伝送特性が良好となる。
さらに、円筒状部50a及び半円筒状部50bの外径並びに舌状部50cの幅は、ケーブル91の外径にほぼ等しい。これにより、信号接触部52及びグランド接触部72と接触する一対の相手方端子161も、所定の幅内に収まるように配設することができるので、ケーブルコネクタ1及び基板コネクタ101の幅方向の寸法を増加させることなく多数本のケーブル91を相手方の基板191に接続することができる。
さらに、舌状部50cの厚さはケーブル91の半径以下である。これにより、相手方端子161における接触腕部163の本体部162からの突出量を端子ユニット50の高さ内に収まるように設定することができるので、ケーブルコネクタ1及び基板コネクタ101の厚さ方向の寸法を増加させることなく多数本のケーブル91を相手方の基板191に接続することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるケーブルコネクタの嵌合前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブルコネクタを基板コネクタに嵌合した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態における端子ユニットと相手方端子との位置関係を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における端子ユニットの構成を示す四面図及び断面図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は側面図、(e)は(a)のZ−Z矢視断面図、(f)は(a)のY−Y矢視断面図、(g)は(a)のX−X矢視断面図である。 本発明の実施の形態における端子ユニットの構成を示す斜視図及び分解図であり、(a)は斜視図、(b)はグランド端子を取外した分解図、(c)は中継基板の分解図、(d)は中継基板の斜視図である。 従来の同軸多極コネクタのシールド端子を示す図である。
符号の説明
1 ケーブルコネクタ
11 第1ハウジング
11a 掛止開口
12 天板部
13 端子収容開口部
14 側板部
17 端子支持部材
31 中継基板
32 舌部
32a 境界凸部
32b グランド接触部収容凹部
32c 信号接触部収容凹部
33 中央部
33a テール収容凹部
33b ブリッジ
34 ケーブル受部
34a 被覆収容凹部
35 位置決め突起
35a 溝部
36 掛止用突起
37、52c、72c 先端部
37a 傾斜面
37b、37c 凹部
50 端子ユニット
50a 円筒状部
50b 半円筒状部
50c 舌状部
51 信号端子
52 信号接触部
52a、72a 接触面部
52b、72b、73b 側面部
53 信号テール部
55 信号連結部
71 グランド端子
72 グランド接触部
73 グランド本体部
73a、853 半円筒部
73c 掛止用孔
73d 掛止片
74 グランドテール部
74a 巻付部
74b 接続用開口
75 グランド連結部
91 ケーブル
92 芯線
93 内側被覆
94 シールド部材
95 外側被覆
101 基板コネクタ
111 第2ハウジング
113 相手方開口部
114 端子収容溝
161 相手方端子
162 本体部
163 接触腕部
164 接触膨出部
165 接触脚部
191 基板
851 シールド端子
852 円筒部
854 グランド接続部
855 ピン接触部
856 シールド接触部

Claims (7)

  1. (a)同軸ケーブル(91)の信号ライン(92)に接続される信号端子(51)、及び、前記同軸ケーブル(91)の接地ライン(94)に接続されるグランド端子(71)を備え、高周波信号を伝送する端子ユニット(50)を有する同軸コネクタ(1)であって、
    (b)前記端子ユニット(50)は、円筒状部(50a)と、該円筒状部(50a)の前方に配設された半円筒状部(50b)と、該半円筒状部(50b)の前方に配設された舌状部(50c)とを備え、
    (c)前記信号端子(51)は、前記半円筒状部(50b)において前記信号ライン(92)に接続される信号テール部(53)と、前記舌状部(50c)において前記相手方コネクタ(101)の相手方信号端子(161)と接触する信号接触部(52)とを備え、
    (d)前記グランド端子(71)は、前記円筒状部(50a)において前記接地ライン(94)に接続されるグランドテール部(74)と、前記半円筒状部(50b)において前記信号テール部(53)の上方を覆うグランド本体部(73)と、前記舌状部(50c)において前記相手方コネクタ(101)の相手方グランド端子(161)と接触するグランド接触部(72)とを備えることを特徴とする同軸コネクタ(1)。
  2. 前記信号テール部(53)は平板状であり、前記信号接触部(52)は相手方信号端子(161)と接触する平板状の接触面部(52a)を備え、
    前記グランド本体部(73)は前記信号テール部(53)の上方を覆う半円筒部(73a)を備え、前記グランド接触部(72)は相手方グランド端子(161)と接触する平板状の接触面部(72a)を備え、
    前記信号接触部(52)の接触面部(52a)とグランド接触部(72)の接触面部(72a)とは、面一であり、かつ、等間隔で互いに平行に端子ユニット(50)の軸方向に延在する請求項1に記載の同軸コネクタ(1)。
  3. 前記信号端子(51)は信号テール部(53)と信号接触部(52)とを連結する信号連結部(55)を備え、
    前記グランド端子(71)はグランドテール部(74)とグランド接触部(72)とを連結するグランド連結部(75)を備え、
    前記信号テール部(53)とグランドテール部(74)との距離は、前記信号連結部(55)とグランド連結部(75)との距離、及び、信号接触部(52)とグランド接触部(72)との距離と等しい請求項1又は2に記載の同軸コネクタ(1)。
  4. 前記円筒状部(50a)及び半円筒状部(50b)の外径並びに舌状部(50c)の幅は、前記同軸ケーブル(91)の外径にほぼ等しい請求項1〜3のいずれか1項に記載の同軸コネクタ(1)。
  5. 前記舌状部(50c)の厚さは前記同軸ケーブル(91)の半径以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の同軸コネクタ(1)。
  6. (a)同軸ケーブル(91)の信号ライン(92)に接続される信号端子(51)、及び、前記同軸ケーブル(91)の接地ライン(94)に接続されるグランド端子(71)を備え、高周波信号を伝送する端子ユニット(50)と、
    (b)該端子ユニット(50)を支持する端子支持部材(17)を備え、相手方コネクタ(101)の相手方ハウジング(111)と嵌合するハウジング(11)とを有する同軸多極コネクタ(1)であって、
    (c)前記端子ユニット(50)は、円筒状部(50a)と、該円筒状部(50a)の前方に配設された半円筒状部(50b)と、該半円筒状部(50b)の前方に配設された舌状部(50c)とを備え、
    (d)前記信号端子(51)は、前記半円筒状部(50b)において前記信号ライン(92)に接続される信号テール部(53)と、前記舌状部(50c)において前記相手方コネクタ(101)の相手方信号端子(161)と接触する信号接触部(52)とを備え、
    (e)前記グランド端子(71)は、前記円筒状部(50a)において前記接地ライン(94)に接続されるグランドテール部(74)と、前記半円筒状部(50b)において前記信号テール部(53)の上方を覆うグランド本体部(73)と、前記舌状部(50c)において前記相手方コネクタ(101)の相手方グランド端子(161)と接触するグランド接触部(72)とを備えることを特徴とする同軸多極コネクタ。
  7. 前記半円筒状部(50b)の開放側が向かい合うよう配置された請求項6に記載の同軸多極コネクタ。
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