JP5286190B2 - 同軸コネクタ、及びコネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は同軸プラグが接続される同軸コネクタに係り、特に基板に実装される同軸コネクタに関する。
従来、コンピュータや基板間で信号や電力を伝送するための同軸コネクタが広く用いられている。同軸コネクタは、基板に実装されることが多いが、基板のなす平面に対して直交する方向からプラグを接続するものと、基板のなす平面と略同じ方向又は角度の浅い方向からプラグを接続するものが存在する。これらのうち、基板のなす平面と略同じ方向又は角度の浅い方向からプラグを接続するものを、ライトアングル接続と称する。ライトアングル接続が可能な同軸コネクタは、実際の設計場面において利便性が高いことが多く、研究が進められている。
ライトアングル接続を実現した高周波無線用コネクタユニットについての発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このコネクタユニットは、可動コンタクトと固定コンタクトを有し、プラグの信号コンタクトが挿入された状態では、可動コンタクトのみがプラグと導通して外部アンテナを用いるようになり、プラグの信号コンタクトが挿入されていない状態では、可動コンタクトと固定コンタクトが導通して内部アンテナを用いるようになる。
特開2004−304313号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のコネクタユニットは、コンタクト部がはんだ等で固定されるため、修理や点検が困難な場合がある。また、グランドコンタクトがシグナルコンタクトを十分に囲繞していないため、信号伝送における特性インピーダンスが高くなり、インピーダンス整合をとるのが困難な場合がある。更に、グランドコンタクトの信号伝送経路を十分に広くする工夫がなされていないため、高速(高周波)な信号伝送に対応することが困難な場合がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、基板からの取り外しやインピーダンス整合を容易にし、高速伝送に対応可能な同軸コネクタを提供することを、主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、
実装される基板と略平行な向きで同軸構造のプラグが装着される同軸コネクタであって、
プラグピンに一端が接続されると共に、他端において前記基板側に向かって折れ曲がり又は湾曲するように形成されたシグナルコンタクトと、
前記シグナルコンタクトの一部を囲繞する略円筒状の本体部を有し、前記本体部の一方の側に形成された第1の接続部によりプラグ側グランド部材に接続されると共に、前記本体部の他方の側に形成された第2の接続部により前記基板に接続されるグランドコンタクトと、を備え、
前記第2の接続部は、
前記シグナルコンタクトを二面以上で囲繞する中央部材であって、前記シグナルコンタクトの折れ曲がり又は湾曲するように形成された部位を通す孔部が形成された、断面が略コ字形状の中央部材と、
前記中央部材の側部から延出し、端部が前記中央部材の先端部と対向離間するように形成されたアーム部と、を有し、
ハウジングが前記基板に固定されることにより前記アーム部の端部が前記中央部材の先端部と接触し、前記アーム部に発生する弾性力によって前記アーム部の一部が前記基板の有する電極に圧接される、
同軸コネクタである。
この本発明の一態様によれば、基板からの取り外しやインピーダンス整合を容易にし、高速伝送に対応することができる。
本発明の第1の態様において、
前記アーム部を前記中央部材の両側部に二本備えるものとしてもよい。
また、本発明の第1の態様において、
前記シグナルコンタクトと前記グランドコンタクトの組を複数組備えるものとしてもよい。
また、本発明の第1の態様において、
前記第1の接続部は、前記プラグ側グランド部材と根本側及び先端側の少なくとも二箇所で接続されるものとしてもよい。
本発明の第2の態様は、
第1の接続部がプラグ側グランド部材と根本側及び先端側の少なくとも二箇所で接続される態様の本発明の第1の態様の同軸コネクタと、
弾性復元力によって前記グランドコンタクトに接続される前記プラグ側グランド部材を有するプラグと、
を備える同軸コネクタ装置である。
本発明によれば、基板からの取り外しやインピーダンス整合を容易にし、高速伝送に対応可能な同軸コネクタを提供することができる。
本発明の一実施例に係るコネクタ装置1の外観構成を示す斜視図である。 セットとして用いられる各同軸コネクタ10の外観構成を示す斜視図である。 コネクタ装置1が基板100に実装された状態を異なる方向から見た斜視図である。 プラグ70の一部を示す斜視図である。 プラグ70が同軸コネクタ10に挿入される様子を示す図である。 シグナルコンタクト40の全体構造を示す斜視図である。 シグナルコンタクト40とグランドコンタクト50が組み合わされた状態を示す斜視図である。 グランドコンタクト50の第2の接続部53を異なる方向から見た斜視図である。 グランドコンタクト50の第2の接続部53を先端方向から見た斜視図である。 同軸コネクタ10のコンタクト30が基板100に接続された状態を示す図である。 同軸コネクタ10のコンタクト30が基板100に接続された状態を拡大して示す図である。 同軸コネクタ10のコンタクト30が基板100に接続された状態を別の角度から見た拡大図である。 ハウジング20が基板100に取り付けられ、アーム部53B、53Cの端部53Bb、53Cbが基板100から外力を印加された状態を示す図である。 基板100に取り付けられた状態におけるコンタクト30の状態を底側(基板100が取り付けられる側)から見た図である。 本発明の他の実施例に係るグランドコンタクト50の第2の接続部53を異なる方向から見た斜視図である。 本発明の他の実施例に係る、基板100に取り付けられた状態におけるコンタクト30の状態を底側(基板100が取り付けられる側)から見た図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
以下、図面を参照し、本発明の一実施例に係るコネクタ装置1について説明する。図1は、本発明の一実施例に係るコネクタ装置1の外観構成を示す斜視図である。コネクタ装置1は、同軸コネクタ10と、プラグ70と、を有する。
同軸コネクタ10は、例えば一対のものがセットとして用いられ、後述する基板100を間に挟むようにして基板100に実装される。図2(A)、(B)は、セットとして用いられる各同軸コネクタ10の外観構成を示す斜視図である。同軸コネクタ10は、プラグ70が挿入されることにより、プラグ70と基板100とを電気的に接続させるものである。なお、同軸コネクタ10は、単独で基板100に実装されても構わない。
同軸コネクタ10は、ハウジング20と、これに取り付けられた複数のコンタクト30と、を有する。
ハウジング20は、LCP等の熱可塑性樹脂を成型したものであり、基板100に実装される際に用いられるボルト22を挿入するための挿入孔24や、コンタクト30を取り付けるための複数の貫通孔が形成されている。一つの貫通孔には一組のコンタクト30が取り付けられる。また、ハウジング20には、位置決め用の段差26、孔部28等が形成されている。
各コンタクト30は、接続される同軸プラグに対応し、シグナルコンタクト40と、グランドコンタクト50と、を有する(共に後述する)。
図3(A)、(B)は、コネクタ装置1が基板100に実装された状態を異なる方向から見た斜視図である。図示するように、コネクタ装置1は、実装される基板100と略平行な向きで同軸構造のプラグ70が装着されることを特徴の一つとする(ライトアングル接続)。
まず、プラグ70について説明する。プラグ70は、同軸ケーブルが接続される同軸プラグであり、プラグピン71、グランド部材72、及び絶縁体73等により構成されている。具体的には、絶縁体73に貫通形成された小孔にプラグピン71を圧入し、この絶縁体73を筒状のグランド部材72に圧入した構造を有している。
同軸ケーブルは、中心位置から信号線となる銅製の芯線、樹脂製の絶縁体、編組線からなるシールド線、樹脂製の保護膜が順次積層された構成とされている。同軸ケーブルの芯線はプラグピン71に接続され、シールド線はグランド部材72に接続される。
図4は、プラグ70の一部を示す斜視図である。グランド部材72は、図示するように、先端から根本にかけて複数のスリット72Aが形成されており、これによって先端が複数(例えば3本)に分かれた形状となっている。係る形状によって、グランド部材72は、外側からプラグピン71側に押圧されて、プラグピン71側に弾性変形可能となっている。
図5は、プラグ70が同軸コネクタ10に挿入される様子を示す図である。図示するように、プラグ70のグランド部材72は、グランドコンタクト50の第1の接続部51の内側に入るように挿入される。
グランドコンタクト50は、りん青銅等のコンタクト材料によって形成される。グランドコンタクト50は、略円筒状の本体部52の一方の側に、グランド部材72と接続するための第1の接続部51が、他方の側に、基板100に接続するための第2の接続部53が形成されている。
グランドコンタクト50の第1の接続部51は、例えば本体部52から4本に分かれて延出した構造となっており、先端を外側に折り曲げ形成することによって、プラグ70のグランド部材72が入り易くするためのガイド部51Aが形成されている。また、グランドコンタクト50第1の接続部51は、内側からプラグ70のグランド部材72に押圧されて、外側に弾性変形可能となっている。
このような構造によって、プラグ70が同軸コネクタ10に挿入された際には、プラグ70のグランド部材72が内側に弾性変形すると共に、グランドコンタクト50の第1の接続部51が外側に弾性変形し、それぞれの復元力によって安定的に固定される。
この際に、グランドコンタクト50の第1の接続部51は、先端側と根本側の2箇所でプラグ70のグランド部材72に接触し、電気的に接続される。これによって、グランド信号伝送路にスタブが生じることを回避することができ、高周波伝送においてノイズの混入を抑制することができる。
次に、シグナルコンタクト40について説明する。図6は、シグナルコンタクト40の全体構造を示す斜視図である。なお、本図はシグナルコンタクト40の一部を囲繞するグランドコンタクト50を取り除いた状態を示している。
シグナルコンタクト40は、本体部42の一方の端部に、プラグ70のプラグピン71を両側から挟み込んでこれと導通する第1の接続部41が形成され、他方の端部に、基板100側に向かって折れ曲げられた第2の接続部43が形成されている。シグナルコンタクト40の素材についてはグランドコンタクト50と同様であってよい。
なお、シグナルコンタクト40の第1の接続部41は、図示するようなナイフ・フォーク形状でなく、ベローズ形状を有するものであってよい。また、シグナルコンタクト40第2の接続部43は、基板100側に向かって湾曲する形状であってもよい。
そして、図7は、シグナルコンタクト40とグランドコンタクト50が組み合わされた状態を示す斜視図である。シグナルコンタクト40は、第1の接続部41がグランドコンタクト50の第1の接続部に囲繞され、本体部42がグランドコンタクトの略円筒状の本体部52に収納される。
また、シグナルコンタクト40の第2の接続部43は、図示するような構造のグランドコンタクトの第2の接続部53に左右両側と底側(基板100が取り付けられる側)の三方を囲繞されており、グランドコンタクトの第2の接続部53に形成された孔部53Aaを通って、基板100が取り付けられる側に突出している。
ここで、シグナルコンタクト40の第2の接続部43を三方から囲繞するグランドコンタクト50の第2の接続部53の構造について説明する。図8(A)、(B)は、グランドコンタクト50の第2の接続部53を異なる方向から見た斜視図である。図8(A)は、グランドコンタクト50の第2の接続部53の表側(基板100に接続される側と反対の側)を示しており、図8(B)は、グランドコンタクト50の第2の接続部53の裏側(基板100に接続される側)を示している。
図示するように、グランドコンタクト50の第2の接続部53は、断面が略コ字形状の中央部材53Aと、その側部から延出するアーム部53B、53Cが一体に形成されている。
中央部材53Aは、グランドコンタクト50の本体部52から延出してグランドコンタクト50の第2の接続部53に対向する底板部53Abと、底板部53Abの両側から折れ曲がって延出する側壁部53Ac、53Adと、側壁部53Ac、53Adを先端付近で連結させる先端接続部53Agと、が一体に形成されている。先端接続部53Agには、シグナルコンタクト40の第2の接続部43を通すための凹部53Ahが形成されている。
アーム部53B、53Cは、中央部材53Aの側壁部53Ac、53Adから折れ曲がって延出すると共に、中央部材53Aに沿って先端方向に延在し、途中でシグナルコンタクト40の第2の接続部43と同じ方向に折れ曲がって(又は湾曲して)突出し、基板100に接続されるための基板接続箇所53Ba、53Caが形成される。
なお、こうしたグランドコンタクト50の第2の接続部53の形状は、基材となる板材をプレス成形により打ち抜き形成した後に、所定形状に折り曲げ形成することによって形成される。
図9は、グランドコンタクト50の第2の接続部53を先端方向から見た斜視図である。図示するように、アーム部53B、53Cの端部53Bb、53Cbは、外力印加がされていない状態において、それぞれ中央部材53Aの側壁部53Ac、53Adの先端部と対向離間するように形成されている(後述するように、同軸コネクタ10が基板100に押しつけられると、これらは接触することになる)。
このような構成を有する同軸コネクタ10のコンタクト30は、図10及び図11に示すような状態で基板100に接続される。図10は、同軸コネクタ10のコンタクト30が基板100に接続された状態を示す図であり、図11は、同軸コネクタ10のコンタクト30が基板100に接続された状態を拡大して示す図である。また、図12は、同軸コネクタ10のコンタクト30が基板100に接続された状態を別の角度から見た拡大図である。
図示するように、同軸コネクタ10は、ライトアングル接続が可能となるように、基板100に対して寝かされた状態で基板100に接続される。シグナルコンタクト40の第2の接続部43は基板100のシグナル端子101に、グランドコンタクト50のアーム部53B、53Cにおける基板接続箇所53Ba、53Caは基板100のグランド端子102A、102Bに、それぞれ一列に並んで接続されることになる。これによって、基板の高密度化を実現することができる。
この際に、まず、シグナルコンタクト40の第2の接続部43やグランドコンタクト50のアーム部53B、53Cは、ハウジング20が基板100に押しつけられることによって、基板100に押圧される。そして、ボルト22等によってハウジング20が基板100に固定されると、弾性復元力によって基板100のシグナル端子101やグランド端子102A、102Bに圧接され、これらに安定的に接続される。
これによって、ケーブルの信号線(芯線)はシグナルコンタクト40を介して基板100のシグナル端子と電気的に接続され、信号伝送が行なわれる。また、ケーブルのシールド線はグランドコンタクト50を介して基板100のグランド端子102A、102Bと接続され、グランド信号の伝送が行なわれる。本実施例の同軸コネクタ10は、基板100との接続においてはんだ付け等を行なう必要がないため、基板100からの取り外しが容易であり、修理や点検を簡易に行なうことができる。
以下、グランドコンタクト50の第2の接続部53の構造について更に説明する。図9に示したように、アーム部53B、53Cの端部53Bb、53Cbは、外力印加がされていない状態(ハウジング20が基板100に取り付けられていない状態)において、それぞれ中央部材53Aの側壁部53Ac、53Adの先端部と対向離間している。
図13は、ハウジング20が基板100に取り付けられ、アーム部53B、53Cの端部53Bb、53Cbが基板100から外力を印加された状態を示す図である。図示するように、アーム部53B、53Cの端部53Bb、53Cbは、中央部材53Aの側壁部53Ac、53Adの先端部に接触して導通することになる。
図14は、基板100に取り付けられた状態におけるコンタクト30の状態を底側(基板100が取り付けられる側)から見た図である。
本実施例の同軸コネクタ10では、まず、シグナルコンタクト40の第1の接続部41及び本体部42を、グランドコンタクト50の第1の接続部51及び本体部52で囲繞しているため、プラグピン71及びシグナルコンタクト30に外乱が侵入することを防止することができる。
そして、シグナルコンタクト40の第2の接続部43については、グランドコンタクト50の側壁部53Acが形成する面(図中、第1の面)、及び側壁部53Adが形成する面(図中、第2の面)の二面で(底板部53Abを含めると三面で)囲繞しているため、シグナルコンタクトにおける基板側に延出する部材をグランド部材で囲繞していないものに比して、プラグピン71及びシグナルコンタクト30への外乱の侵入を、より効果的に防止することができる。
また、シグナルコンタクト40の全体に亘ってグランドコンタクト50が近接しているため、シグナルコンタクト40のインピーダンス整合が容易であり、この結果、同軸コネクタ10のインピーダンス整合が容易となる。
更に、図14に示すように、本実施例の同軸コネクタ10では、グランド伝送路を複数設けている。すなわち、底板部53Abから側壁部53Acを介してアーム部53Bを通り基板接続箇所53Baに至る第1の経路と、底板部53Abから側壁部53Ac、先端接続部53Agを通り基板接続箇所53Baに至る第2の経路と、底板部53Abから側壁部53Adを介してアーム部53Cを通り基板接続箇所53Caに至る第3の経路と、底板部53Abから側壁部53Ad、先端接続部53Agを通り基板接続箇所53Caに至る第4の経路と、が少なくとも設けられている。これによって、グランドコンタクト50のインピーダンス整合が容易となり、この結果、同軸コネクタ10のインピーダンス整合が容易となる。また高速伝送を行なう際のノイズの混入を防止することができる。
以上説明した本実施例の同軸コネクタ10では、はんだ付けがされることなく安定的にコンタクト部材が基板に接続されるため、修理や点検が容易な構成となっている。
また、シグナルコンタクト40及びグランドコンタクト50をハウジング20に装着する際に装着誤差が発生していたとしても、またハウジング20、シグナルコンタクト40、グランドコンタクト50等に製造誤差が発生していたとしても、これらの誤差は、シグナルコンタクトの第2の接続部43やグランドコンタクト50のアーム部53B、53Cの弾性変形により吸収される。
また、各接触点は圧接されるため、確実に電気的な接続を図ることができる。これにより、同軸コネクタ10と基板100との接続信頼性を高めることができる。
また、シグナルコンタクト40の第2の接続部43を二面以上で囲繞しているため、プラグピン71及びシグナルコンタクト30への外乱の侵入を、より効果的に防止することができ、同軸コネクタ10のインピーダンス整合をとるのも容易となる。
また、グランド伝送路を複数設けているため、グランドコンタクト50のインピーダンス整合が容易となり、また高速伝送を行なう際のノイズの混入を防止することができる。
以上より、基板からの取り外しやインピーダンス整合を容易にし、高速伝送に対応可能な構成となっている。
また、本実施例のコネクタ装置1では、グランドコンタクト50の第1の接続部51が先端側と根本側の2箇所でプラグ70のグランド部材72に接触し、電気的に接続されるため、グランド信号伝送路にスタブが生じることを回避することができ、高周波伝送においてノイズの混入を抑制することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図15に示すように、中央部材53Aは、側壁部53Ac、53Adから折れ曲がって延出すると共に底板部53Abと略同じ方向からグランドコンタクト50の第2の接続部53に対向するガード部53Ae、53Afを更に備えるものとしてもよい。
図15は、本発明の他の実施例に係るグランドコンタクト50の第2の接続部53を異なる方向から見た斜視図であり、図16は、本発明の他の実施例に係る、基板100に取り付けられた状態におけるコンタクト30の状態を底側(基板100が取り付けられる側)から見た図である。
こうすれば、図16に示すように、グランドコンタクト50の側壁部53Acが形成する面(図中、第1の面)、側壁部53Adが形成する面(図中、第2の面)、及び底板部53Abとガード部53Ae、53Afが形成する面(図中、第3の面)の三面でシグナルコンタクト40の第2の接続部43を囲繞しているため、シグナルコンタクトにおける基板側に延出する部材をグランド部材で囲繞していないものに比して、プラグピン71及びシグナルコンタクト30への外乱の侵入を、更に効果的に防止することができる。
本発明は、コンピュータ、及びその周辺機器の製造業等に利用可能である。
1 コネクタ装置
10 同軸コネクタ
20 ハウジング
22 ボルト
24 挿入孔
26 段差
28 孔部
30 コンタクト
40 シグナルコンタクト
41 第1の接続部
42 本体部
43 第2の接続部
50 グランドコンタクト
51 第1の接続部
51A ガイド部
52 本体部
53 第2の接続部
53A 中央部材
53Aa 孔部
53Ab 底板部
53Ac、53Ad 側壁部
53Ae、53Af ガード部
53Ag 先端接続部
53Ah 凹部
53B、53C アーム部
53Ba、53Ca 基板接続箇所
70 プラグ
71 プラグピン
72 グランド部材
73 絶縁体

Claims (5)

  1. 実装される基板と略平行な向きで同軸構造のプラグが装着される同軸コネクタであって、
    プラグピンに一端が接続されると共に、他端において前記基板側に向かって折れ曲がり又は湾曲するように形成されたシグナルコンタクトと、
    前記シグナルコンタクトの一部を囲繞する略円筒状の本体部を有し、前記本体部の一方の側に形成された第1の接続部によりプラグ側グランド部材に接続されると共に、前記本体部の他方の側に形成された第2の接続部により前記基板に接続されるグランドコンタクトと、を備え、
    前記第2の接続部は、
    前記シグナルコンタクトを二面以上で囲繞する中央部材であって、前記シグナルコンタクトの折れ曲がり又は湾曲するように形成された部位を通す孔部が形成された、断面が略コ字形状の中央部材と、
    前記中央部材の側部から延出し、端部が前記中央部材の先端部と対向離間するように形成されたアーム部と、を有し、
    ハウジングが前記基板に固定されることにより前記アーム部の端部が前記中央部材の先端部と接触し、前記アーム部に発生する弾性力によって前記アーム部の一部が前記基板の有する電極に圧接される、
    同軸コネクタ。
  2. 前記アーム部を前記中央部材の両側部に二本備える、請求項1に記載の同軸コネクタ。
  3. 前記シグナルコンタクトと前記グランドコンタクトの組を複数組備える、請求項1又は2に記載の同軸コネクタ。
  4. 前記第1の接続部は、前記プラグ側グランド部材と根本側及び先端側の少なくとも二箇所で接続される、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の同軸コネクタ。
  5. 請求項4に記載の同軸コネクタと、
    弾性復元力によって前記グランドコンタクトに接続される前記プラグ側グランド部材を有するプラグと、
    を備えるコネクタ装置。
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