JP5186284B2 - 発泡成形方法、発泡成形金型、および発泡成形品 - Google Patents
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Description
[発泡成形金型]
(発泡成形金型の全体構成)
まず、本実施形態の発泡成形金型の全体構成について説明する。図1に、本実施形態の発泡成形金型の透過斜視図を示す。図2に、同発泡成形金型の分解斜視図を示す。なお、図1においては、説明の便宜上、キャビティにハッチングを施す。また、図2においては、上型を透過して示す。図1、図2に示すように、本実施形態の発泡成形金型1は、上型2と、下型3と、を備えている。
次に、本実施形態の発泡成形金型1の四隅の構成について説明する。前述したように、発泡成形金型1の四隅には、上型2の凹部20と、下型3の凸部31と、カバー本体6の貫通孔60と、が配置されている。四組の(凹部20−凸部31−貫通孔60)の構成、位置関係などは、互いに共通している。よって、以下、左前の一組の(凹部20−凸部31−貫通孔60)についてのみ説明し、残りの三組の(凹部20−凸部31−貫通孔60)についての説明を兼ねるものとする。
次に、本実施形態の発泡成形方法について説明する。図7(a)に、本実施形態の発泡成形金型の発泡成形前期における上下方向断面図を示す。図7(b)に、同発泡成形金型の発泡成形後期における上下方向断面図を示す。なお、図7(a)、(b)に示すのは、図2の前方二組の(凹部20−凸部31−貫通孔60)部分の断面図である。
(防音カバーの配置)
次に、本実施形態の防音カバーについて説明する。まず、本実施形態の防音カバー5の配置について、簡単に説明する。図8に、本実施形態の防音カバーが配置されるシリンダブロックの斜視図を示す。図8に示すように、本実施形態の防音カバー5は、エンジンのシリンダブロック90の上面および側面に、合計三つ配置されている。三つの防音カバー5は、各々、シリンダブロック90表面に形成された枠内に配置されている。シリンダブロック90は、本発明の音源部材に含まれる。
次に、本実施形態の防音カバー5の構成について説明する。三つの防音カバー5の構成、作用効果は同じである。このため、以下、左上の防音カバー5についてのみ説明し、残りの二つの防音カバー5についての説明を兼ねるものとする。
次に、本実施形態の防音カバー5が取り付けられるシリンダブロック90およびクリップ91の構成について説明する。シリンダブロック90の上面からは、エンジン側ボス部92が突設されている。エンジン側ボス部92とカバー側取付孔71とは、上下方向に対向している。エンジン側ボス部92の突端面には、エンジン側取付凹部93が凹設されている。エンジン側取付凹部93の内周面には、ねじ部が形成されている。
次に、本実施形態の防音カバー5の取付方法について説明する。まず、防音カバー5をシリンダブロック90表面に形成された枠内に配置する。この際、エンジン側ボス部92をカバー側取付孔71に、相対的に挿入する。挿入後において、エンジン側ボス部92の突端面とフローティングボス部70の突端面との高低関係は、フローティングボス部70の方が若干高くなるように設定されている。次いで、クリップ91の脚部911をワッシャリング98に挿通する。そして、ワッシャリング98を介して、脚部911を、エンジン側取付凹部93に押し込む。脚部911の係合部912は、エンジン側取付凹部93の内周面のねじ部に、係合する。当該係合により、クリップ91がエンジン側取付凹部93から脱落するのを、抑制している。
次に、本実施形態の発泡成形方法、発泡成形金型1、および防音カバー5の作用効果について説明する。本実施形態の発泡成形方法、発泡成形金型1によると、エアAの流れは、エア流動抑制リブ200により、阻害されてしまう。このため、機能面成形部401に、エアAが流れ込みにくい。したがって、防音カバー5の機能面702に欠肉部700が発生するのを抑制することができる。
本実施形態の発泡成形方法、発泡成形金型、および防音カバーと、第一実施形態の発泡成形方法、発泡成形金型、および防音カバーと、の相違点は、型締め後に発泡成形金型のキャビティに発泡ポリウレタン原料が注入される点である。また、エア流動抑制リブが環状に連なっていない点である。また、エアトラップ部が発泡ポリウレタン原料の流れの合流部分に配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
本実施形態の発泡成形方法、発泡成形金型、および防音カバーと、第一実施形態の発泡成形方法、発泡成形金型、および防音カバーと、の相違点は、エア流動抑制リブの代わりに、エア流動抑制面が配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
以上、本発明の発泡成形方法、発泡成形金型、および発泡成形品の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
20:凹部、30:凹部、31:凸部、40:ボス部成形部、41:ゲート、60:貫通孔、70:フローティングボス部、71:カバー側取付孔、90:シリンダブロック(音源部材)、91:クリップ、92:エンジン側ボス部、93:エンジン側取付凹部、98:ワッシャリング、99:ノズル。
200:エア流動抑制リブ(ガス流動抑制リブ)、201:凸部、202:エア流動抑制面(ガス流動抑制段差部)、400:エアトラップ部(ガス溜まり部)、401:機能面成形部、700:欠肉部、701:環状溝部、702:機能面、910:頭部、911:脚部、912:係合部。
A:エア(ガス)、H:上下方向全長、W:水平方向肉厚、L:発泡ポリウレタン原料(発泡樹脂原料)、T:流動先端。
Claims (7)
- 発泡成形金型のキャビティで発泡樹脂原料を発泡させ、所定の面精度が要求される機能面を備える発泡成形品を作製する発泡成形方法であって、
前記キャビティは、前記機能面を成形する機能面成形部と、前記発泡樹脂原料の流れにより該キャビティに存在するガスが追い込まれるガス溜まり部と、を有し、
該キャビティを区画する前記発泡成形金型の成形面には、該機能面成形部と該ガス溜まり部とを仕切るように、ガス流動抑制段差部が配置されており、
該ガス流動抑制段差部は、ガス流動抑制リブであり、
前記発泡成形品は、発泡成形時に前記キャビティに配置されると共に貫通孔を有するカバー本体と、該貫通孔の表側に突出し突端面に前記機能面を持つフローティングボス部を有し発泡成形により該カバー本体と一体化される樹脂発泡体製の吸音部材と、を備えてなる防音カバーであって、
該キャビティは、該フローティングボス部を成形すると共に、外縁部分に配置される前記ガス溜まり部と、該ガス溜まり部の径方向内側に配置される前記機能面成形部と、を持つ凹状のボス部成形部を有しており、
前記ガス流動抑制リブは、該ガス溜まり部の径方向内側であって該機能面成形部の径方向外側に配置されており、
前記発泡樹脂原料は、該貫通孔を介して前記カバー本体の裏側から表側に回り込むことにより該ボス部成形部に流れ込み、該ボス部成形部を径方向内側から径方向外側に流動し、
前記ガスは、該発泡樹脂原料の流れにより該ガス溜まり部に追い込まれ、
該ガス流動抑制リブは、該ガス溜まり部に追い込まれた該ガスが、該ガス流動抑制リブを越えて該機能面成形部に流れ込むのを抑制することを特徴とする発泡成形方法。 - 前記ガス流動抑制リブは、前記機能面成形部を囲む環状に延在している請求項1に記載の発泡成形方法。
- 前記機能面成形部と前記ガス溜まり部とは、前記成形面のうち、下向きに前記キャビティに表出する上底面に沿って、略水平方向に並んで配置されており、
前記ガス流動抑制リブは、該上底面から下方に突出している請求項1または請求項2に記載の発泡成形方法。 - 前記ガス溜まり部は、前記成形面のうち、二つ以上の面の境界である角部に配置されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発泡成形方法。
- 前記ガス溜まり部は、複数の前記発泡樹脂原料の流れが合流する部分に配置されている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の発泡成形方法。
- 成形面により区画されるキャビティで発泡樹脂原料を発泡させ、所定の面精度が要求される機能面を備える発泡成形品を作製する発泡成形金型であって、
前記キャビティは、前記機能面を成形する機能面成形部と、前記発泡樹脂原料の流れにより該キャビティに存在するガスが追い込まれるガス溜まり部と、を有し、
前記成形面には、該機能面成形部と該ガス溜まり部とを仕切るように、ガス流動抑制段差部が配置されており、
該ガス流動抑制段差部は、ガス流動抑制リブであり、
前記発泡成形品は、発泡成形時に前記キャビティに配置されると共に貫通孔を有するカバー本体と、該貫通孔の表側に突出し突端面に前記機能面を持つフローティングボス部を有し発泡成形により該カバー本体と一体化される樹脂発泡体製の吸音部材と、を備えてなる防音カバーであって、
該キャビティは、該フローティングボス部を成形すると共に、外縁部分に配置される前記ガス溜まり部と、該ガス溜まり部の径方向内側に配置される前記機能面成形部と、を持つ凹状のボス部成形部を有しており、
前記ガス流動抑制リブは、該ガス溜まり部の径方向内側であって該機能面成形部の径方向外側に配置されており、
前記発泡樹脂原料は、該貫通孔を介して前記カバー本体の裏側から表側に回り込むことにより該ボス部成形部に流れ込み、該ボス部成形部を径方向内側から径方向外側に流動し、
前記ガスは、該発泡樹脂原料の流れにより該ガス溜まり部に追い込まれ、
該ガス流動抑制リブは、該ガス溜まり部に追い込まれた該ガスが、該ガス流動抑制リブを越えて該機能面成形部に流れ込むのを抑制することを特徴とする発泡成形金型。 - 貫通孔を有するカバー本体と、
該貫通孔の表側に突出し、突端面に、環状溝部と、該環状溝部の環内に配置され該環状溝部の環外と比較して欠肉部の発生が抑制されている機能面と、を持つフローティングボス部を有する樹脂発泡体製の吸音部材と、
を備えてなり、
該機能面が表側から押圧された状態で、騒音抑制対象となる音源部材に取り付けられている発泡成形品。
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