JP2002187143A - 発泡体の成形型 - Google Patents

発泡体の成形型

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JP2002187143A JP2000384726A JP2000384726A JP2002187143A JP 2002187143 A JP2002187143 A JP 2002187143A JP 2000384726 A JP2000384726 A JP 2000384726A JP 2000384726 A JP2000384726 A JP 2000384726A JP 2002187143 A JP2002187143 A JP 2002187143A
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foaming
die
ribs
foamed resin
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JP2000384726A
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Shigenori Kawanoue
茂徳 川ノ上
Hideharu Osaki
秀春 大▲崎▼
Hiroshi Zenigami
博 銭神
Hideki Tominaga
秀樹 富永
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Daikyo Nishikawa Corp
Original Assignee
Nishikawa Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡樹脂原料や発生するガスが成形型の突条
リブで遮られないようにして欠肉やボイドのない品質の
優れた発泡体を得る。 【解決手段】 上型7の成形面15に複数の突条リブ2
7(外側突条リブ27a,内側突条リブ27b)を突設
して相隣る突条リブ27間に第1〜4画室29,31,
33,35を形成する。相隣る第2,3画室31,33
間、及び第3,4画室33,35の内側突条リブ27b
に該内側突条リブ27bを横断して第2,3画室31,
33間、及び第3,4画室33,35間を連通する連通
溝37を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発泡ウレタン樹
脂等の発泡樹脂原料を用いて発泡体を成形する成形型の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のシートクッション等のような発
泡体は、発泡樹脂原料を発泡硬化させることにより成形
されるものであり、その際、上型と下型とを備えた成形
型が用いられる。
【0003】かかる成形型は、上型が下型に対して開閉
自在に設けられており、下型は発泡樹脂原料が注入され
る凹状の成形面を、上型は上記下型の成形面に対応する
成形面をそれぞれ有し、上型と下型との型閉じ状態にお
いて、各々の成形面間に発泡体を成形するためのキャビ
ティが形成されるようになっている。
【0004】また、上記上型及び下型の各々の成形面に
連続して外方に広がるように形成された型合わせ面に
は、上記キャビティと型外とを連通する複数のベント通
路が形成され、発泡樹脂原料の発泡により発生するガス
を上記各ベント通路から型外に排出するようになってい
る(米国特許第5356580号公報参照)。
【0005】一方、発泡倍率の異なる2種類の発泡樹脂
原料を用いて硬度の異なる発泡体を成形するために、ス
リット状の切欠部を有する仕切板でキャビティを2つに
仕切って下型に画室を形成した成形型がある。この成形
型では、一方の画室に注入した発泡倍率が高くて発泡速
度が速い発泡樹脂原料を上記仕切板の切欠部から他方の
画室に流入させて発泡倍率が低くて発泡速度が遅い発泡
樹脂原料に食い込ませることで、硬度の異なる発泡体部
分の接合面積を大きくして両者の接合強度を高めるとと
もに、上記発泡倍率が高くて発泡速度が速い発泡樹脂原
料が発泡倍率が低くて発泡速度が遅い発泡樹脂原料の上
に覆い被さらないようにすることで、発泡倍率が低くて
発泡速度が遅い発泡樹脂原料から発生するガスが接合面
間に残留しないようにしてボイドが発生しないようにし
ている(実登第2585845号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、裏面に凹凸
がある発泡体を成形するために、上型の成形面に突設さ
れた複数の突条リブにより複数の画室が形成された成形
型がある。このような成形型においては、発泡樹脂原料
が上記突条リブで遮られて各画室に一様に流動し難くキ
ャビティ全体の発泡圧が不均一になるとともに、上述の
如くベント通路を形成していても、発生したガスが上記
突条リブで遮られて逃げ場がないため、欠肉やボイドが
発生して品質が低下することになる。これに対する対策
は、上記の2件の従来例ではいずれもなされていない。
【0007】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、上型の成形面に画室
形成用の突条リブがある場合に、発泡樹脂原料や発生す
るガスが上記突条リブで遮られないようにして欠肉やボ
イドのない品質の優れた発泡体を成形することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、相隣る画室を連通させて発泡樹脂原料
をキャビティ全体に一様に行き渡るようにするととも
に、画室内のガスをベントに逃がすようにしたことを特
徴とする。
【0009】具体的には、この発明は、上型と下型とで
形成されるキャビティ内で発泡樹脂原料を発泡硬化させ
て発泡体を成形する成形型を前提とし、次のような解決
手段を講じた。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明は、上記
上型の成形面に複数の突条リブがキャビティ側に向かっ
て突設されて相隣る突条リブ間に複数の画室が形成さ
れ、型閉じ状態で上記各突条リブの先端と上記下型の成
形面との間に隙間が形成され、上記上型と下型との型合
わせ面及び上記画室を構成する上型の少なくともいずれ
か一方に上記発泡樹脂原料の発泡により発生するガスを
型外に排出するベント通路が形成され、相隣る画室間の
突条リブに該突条リブを横断して両画室を連通する連通
溝が形成されていることを特徴とする。
【0011】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、キャビティに注入された発泡樹脂原料は、発泡に
より膨張して上型の各画室に至った後、連通溝を経て相
隣る画室に流入するため、発泡樹脂原料がキャビティ全
体にムラなく一様に行き渡り、キャビティ全体に亘って
発泡圧が均一になり成形後の発泡体に欠肉が発生しな
い。なお、発泡樹脂原料の発泡により発生したガスはベ
ント通路を経て型外に排出される。
【0012】請求項2に記載の発明は、上述の如き前提
において、上記上型と下型との型合わせ面に上記発泡樹
脂原料の発泡により発生するガスを型外に排出するベン
ト通路が形成され、上記上型の成形面に外側突条リブが
上型の型合わせ面のキャビティ側基端部から成形面内方
に離間してキャビティ側に向かって突設されているとと
もに、内側突条リブが上記外側突条リブから成形面内方
に離間してキャビティ側に向かって突設されて上記外側
突条リブと内側突条リブとの間に画室が形成され、型閉
じ状態で上記外側及び内側突条リブの先端と上記下型の
成形面との間に隙間が形成され、上記外側突条リブに該
外側突条リブを横断して上記ベント通路と画室とを連通
する連通溝が形成されていることを特徴とする。
【0013】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、外側突条リブと内側突条リブとの間に形成された
画室で発泡樹脂原料の発泡により発生するガスは、上記
外側突条リブに形成された連通溝からベント通路を経て
型外に確実に排出されてキャビティ内に残留せず、成形
体にボイドが発生しない。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、突条リブの先端近傍にカッター
部材が連通溝を横断するように設けられ、該カッター部
材と連通溝の底面との間に隙間が形成されていることを
特徴とする。
【0015】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、成形された発泡体には、突条リブ両側の凹部(画
室)に対応して凸状成形部が形成されるとともに、この
凸状成形部を連結するブリッジ部が連通溝に対応して形
成されるが、このブリッジ部はカッター部材で切断され
るため、上記凸状成形部間のブリッジ部両側の溝が切断
部により連通し、発泡体に別部材を組み付ける際に上記
ブリッジ部が障害とならない。また、上記ブリッジ部は
上型の型開き動作によってカッター部材で自動的に切断
されるため、別途に切断工程がいらず、成形工数が減少
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0017】図1及び図2はこの発明の実施の形態に係
る成形型1を示し、本例では、この成形型1で成形され
る発泡体が、図5に示すように、自動車の発泡ウレタン
樹脂製のシートクッション101である場合を例示する
が、これに限らず、他の発泡体であってもよい。このシ
ートクッション101は直方体形状をしており、その表
面中程には、平行に延びる2条の凹条部103が形成さ
れている。また、シートクッション101裏面の外周縁
部には、矩形環状の外側凸状成形部105が形成され、
該外側凸状成形部105の内側には、シートクッション
101のほぼ全幅に亘って延びる1つの第1内側凸状成
形部107と、該第1内側凸状成形部107を略三等分
する位置に並設された3つの第2〜4内側凸状成形部1
09,111,113とが複数の溝115を挟んでそれ
ぞれ矩形島状に形成されている。この溝115は、シー
トクッション101に別部材としてのシートフレーム
(図示せず)を組み付けるための嵌合溝である。上記外
側凸状成形部105と第1〜4内側凸状成形部107,
109,111,113との間、及び第2〜4内側凸状
成形部109,111,113間には、複数のブリッジ
部117が橋渡しするように形成され、これら外側凸状
成形部105と第1〜4内側凸状成形部107,10
9,111,113、及び第2〜4内側凸状成形部10
9,111,113同士は、図6にも拡大詳示するよう
に、上記各ブリッジ部117に形成された切断部119
によって互いに切り離されている。
【0018】このような形状のシートクッション101
を成形する成形型1は、図1及び図2に示すように、固
定型である下型3と、該下型3にヒンジ5で上下方向に
回動自在に軸支された可動型である上型7とを備え、こ
の上型7は、図示しない開閉駆動装置により上記下型3
に対して回動して成形型1を型開き・型閉じするように
なっている。
【0019】上記下型3は、発泡ウレタン樹脂からなる
発泡樹脂原料が注入される矩形凹状に凹んだ成形面9を
備え、該成形面9の開口周縁部には、型合わせ面11が
外側に向かって斜め上方に広がるように連続して形成さ
れ、この型合わせ面11の外周縁部には、型外である開
放面13が型合わせ面11と同じ傾斜で外側に向かって
斜め上方に広がり、さらに水平に広がるように連続して
形成されている。
【0020】一方、上記上型7は、上記下型3の成形面
9に対応する成形面15を下型3の対向側に備え、該成
形面15の外周縁部には、上記下型3の型合わせ面11
に対応する型合わせ面17が外側に向かって斜め上方に
広がるように連続して形成され、この型合わせ面17の
外周縁部には、上記下型3の開放面13に対応する型外
である開放面19が型合わせ面17と同じ傾斜で外側に
向かって斜め上方に広がり、さらに水平に広がるように
連続して形成されている。
【0021】そして、上記上型7が回動下降してその型
合わせ面17が上記下型3の型合わせ面11に当接して
成形型1が型閉じされた状態で、上記下型3の成形面9
と上型7の成形面15との間にシートクッション101
を成形するためのキャビティ21が形成されるようにな
っている。
【0022】また、図1では省略しているが、図2に示
すように、上記下型3の型合わせ面11には、複数のベ
ント溝23aが凹設され、該ベント溝23aの上流端部
には、その断面積を縮小する絞り部23bが形成されて
いる。そして、上型7が回動下降してその型合わせ面1
7が下型3の型合わせ面11に当接して成形型1が型閉
じされた状態で、上記各ベント溝23aの開口部を上型
7の型合わせ面17で覆うことにより、上型7と下型3
との型合わせ面17,11に上記キャビティ21と型外
とを連通するベント通路23が複数(図2に1つのみ現
れる)形成されるようになっている。このベント通路2
3は、発泡樹脂原料がキャビティ21内で発泡する過程
で発生するガスを型外に排出するとともに、余剰の発泡
樹脂原料を上記絞り部23bで流速を弱めながら型外に
流出させるためのものである。なお、上記ベント通路2
3は上型7の成形面15(後述する第1〜4画室29,
31,33,35)にも形成してもよい。
【0023】上記下型3の成形面9底部には、上記シー
トクッション101上面(表面)の凹条部103に対応
して2つの隆起部25がキャビティ21側に向かって突
設されている。一方、上記上型7の成形面15には、複
数の突条リブ27がキャビティ21側に向かって突設さ
れ、相隣る突条リブ27間に上記シートクッション10
1の第1〜4内側凸状成形部107,109,111,
113に対応して4つの矩形の第1〜4画室29,3
1,33,35がそれぞれ形成されている。
【0024】ここで、上記3つの並設された第2〜4画
室31,33,35側について説明すると、上記上型7
の成形面15には、外側突条リブ27aが上型7の型合
わせ面17のキャビティ21側基端部から成形面15内
方に離間してキャビティ21側に向かって突設されてい
るとともに、内側突条リブ27bが上記外側突条リブ2
7aから成形面15内方に離間してキャビティ21側に
向かって突設されて上記外側突条リブ27aと内側突条
リブ27bとの間に3つの第2〜4画室31,33,3
5側が形成されている。そして、型閉じ状態で上記各突
条リブ27(外側及び内側突条リブ27a,27b)の
先端と上記下型3の成形面9との間に隙間(キャビティ
21)が形成されるようになっている。
【0025】上記相隣る第2,3画室31,33間の内
側突条リブ27b、及び相隣る第3,4画室33,35
間の内側突条リブ27bに該各内側突条リブ27bを横
断して両画室を連通する連通溝37が、上記シートクッ
ション101のブリッジ部117に対応して2つずつ形
成されている。また、型閉じ状態で上記第1〜4画室2
9,31,33,35の外側を取り巻く矩形環状の突条
リブ27(外側突条リブ27a)の外側には、上記シー
トクッション101の外側凸状成形部105に対応する
外周空間39が矩形環状に形成され、この外周空間39
は上記各ベント通路23に連通している。そして、上記
矩形環状の突条リブ27に該突条リブ27を横断して上
記各ベント通路23と第1〜4画室29,31,33,
35とを上記外周空間39を介して連通する複数の連通
溝37が形成されている。つまり、3つの並設された第
2〜4画室31,33,35側に限って言うと、上記外
側突条リブ27aに該外側突条リブ27aを横断して上
記各ベント通路23と第2,4画室31,35とを外周
空間39を介して連通する連通溝37が2つずつ形成さ
れている。
【0026】また、上記各突条リブ27の先端近傍に
は、図3に拡大詳示するように、金属製の線材からなる
カッター部材41が連通溝37を横断するように固設さ
れ、該カッター部材41と連通溝37の底面との間に隙
間が形成されるようになっている。
【0027】したがって、シートクッション101を成
形した状態では、図4に拡大詳示するように、上記カッ
ター部材41は、上型7の連通溝37によって成形され
るブリッジ部117の基端に埋め込まれた状態となって
おり、上型7を上方に回動上昇させて型開きすることに
より、上記カッター部材41でブリッジ部117が切断
され、該切断部119がシートクッション101の弾性
により当接している。これにより、シートフレームを上
記溝115に嵌合してシートクッション101に組み付
ける際、上記ブリッジ部117は組付けを阻害すること
がなく、スムーズに組み付けることができる。また、上
記ブリッジ部117の切断を上型7の型開き動作によっ
てカッター部材41で自動的に切断することができるの
で、別途に切断工程を設けなくてよく、その分だけ成形
工数を減少させることができる。
【0028】また、3つの並設された第2〜4画室3
1,33,35間の内側突条リブ27bに連通溝37を
形成して、該連通溝37で相隣る第2,3画室31,3
3間、及び第3,4画室33,35間をそれぞれ連通さ
せていることから、発泡により膨張して上型7の第2〜
4画室31,33,35に至った発泡樹脂原料を、上記
連通溝37を経て相隣る第2,3画室31,33間、及
び第3,4画室33,35間に流入させることができ、
これにより、発泡樹脂原料をキャビティ21全体にムラ
なく一様に行き渡らせることができ、キャビティ21全
体に亘って発泡圧を均一にして欠肉のないシートクッシ
ョン101を成形することができる。
【0029】さらに、上記第1〜4画室29,31,3
3,35の外周りを矩形に取り囲む突条リブ27(外側
突条リブ27a)にも連通溝37を形成して第1〜4画
室29,31,33,35を外周空間39を介して各ベ
ント通路23に連通させていることから、第1〜4画室
29,31,33,35に行き渡った発泡樹脂原料から
発生するガスを上記連通溝37、外周空間39及びベン
ト通路23を経て型外に確実に排出することができ、ガ
スがキャビティ21内に残留することによってシートク
ッション101にボイドが発生する事態をなくすことが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、上型に設けられた相隣る画室間の突条リブ
に連通溝を形成して該相隣る画室を連通させたので、発
泡樹脂原料をキャビティ全体に発泡圧が均一になるよう
にムラなく一様に行き渡らせて欠肉のない発泡体を得る
ことができる。
【0031】請求項2に係る発明によれば、ベント通路
と画室とを連通する連通溝を外側突条リブに形成したの
で、発泡樹脂原料が発泡する過程で発生するガスをキャ
ビティに残留することなく型外に確実に排出してボイド
のない発泡体を得ることができる。
【0032】請求項3に係る発明によれば、突条リブの
先端近傍にカッター部材を連通溝を横断するように設け
たので、上記連通溝に対応して形成されたブリッジ部を
型開きと同時に自動的に切断することができ、別部材の
組付けを可能にするとともに成形工数を減少させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る成形型の型開き状
態における斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る成形型の型閉じ状
態において図1のII−II線に相当する断面図である。
【図3】突条リブ間のカッター部材設置個所を拡大して
示す斜視図である。
【図4】シートクッションが成形された直後で型閉じ状
態における突条リブ間のカッター部材設置個所を拡大し
て示す断面図である。
【図5】成形されたシートクッションの斜視図である。
【図6】図5のA部拡大図である。
【符号の説明】
3 下型 7 上型 15 上型の成形面 21 キャビティ 23 ベント通路 27 突条リブ 27a 外側突条リブ 27b 内側突条リブ 29 第1画室 31 第2画室 33 第3画室 35 第4画室 37 連通溝 41 カッター部材 101 シートクッション(発泡体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 銭神 博 広島市安佐北区可部南2丁目25番31号 西 川化成株式会社内 (72)発明者 富永 秀樹 広島市安佐北区可部南2丁目25番31号 西 川化成株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA42 AG20 AH26 CA01 CB01 CK35 CK41 CK83 CL04 CP04 CP05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型とで形成されるキャビティ内
    で発泡樹脂原料を発泡硬化させて発泡体を成形する成形
    型であって、 上記上型の成形面に複数の突条リブがキャビティ側に向
    かって突設されて相隣る突条リブ間に複数の画室が形成
    され、 型閉じ状態で上記各突条リブの先端と上記下型の成形面
    との間に隙間が形成され、 上記上型と下型との型合わせ面及び上記画室を構成する
    上型の少なくともいずれか一方に上記発泡樹脂原料の発
    泡により発生するガスを型外に排出するベント通路が形
    成され、 相隣る画室間の突条リブに該突条リブを横断して両画室
    を連通する連通溝が形成されていることを特徴とする発
    泡体の成形型。
  2. 【請求項2】 上型と下型とで形成されるキャビティ内
    で発泡樹脂原料を発泡硬化させて発泡体を成形する成形
    型であって、 上記上型と下型との型合わせ面に上記発泡樹脂原料の発
    泡により発生するガスを型外に排出するベント通路が形
    成され、 上記上型の成形面に外側突条リブが上型の型合わせ面の
    キャビティ側基端部から成形面内方に離間してキャビテ
    ィ側に向かって突設されているとともに、内側突条リブ
    が上記外側突条リブから成形面内方に離間してキャビテ
    ィ側に向かって突設されて上記外側突条リブと内側突条
    リブとの間に画室が形成され、 型閉じ状態で上記外側及び内側突条リブの先端と上記下
    型の成形面との間に隙間が形成され、 上記外側突条リブに該外側突条リブを横断して上記ベン
    ト通路と画室とを連通する連通溝が形成されていること
    を特徴とする発泡体の成形型。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発泡体の成形型
    において、 突条リブの先端近傍にカッター部材が連通溝を横断する
    ように設けられ、該カッター部材と連通溝の底面との間
    に隙間が形成されていることを特徴とする発泡体の成形
    型。
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