JP5184172B2 - 鋸刃 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば帯鋸刃,丸鋸刃,ハクソーなどのごとき鋸刃に係り、さらに詳細には、切削騒音の低減化,切削性能を保持しての製造コストの低減化を容易に実施可能な鋸刃に関する。
従来より、例えば金属製の大きなワークを切断する切断装置として、帯鋸盤が使用されている。この帯鋸盤に使用される帯鋸刃は、材質的には、高速度工具鋼や超硬合金を刃先に、強靱性合金鋼を胴部に使用した、いわゆるバイメタル帯鋸刃が、多く使用されている。
また、形状的には鋸歯の歯先のピッチを複数種に設定した不等ピッチとして、切削騒音の低減をはかったバリアブルピッチ鋸刃や、アサリ幅を複数設定し、歯高(基準位置から歯先までの距離)が小さい歯ほどアサリ幅を大きく設定して、切り屑の細分化をはかり、各鋸歯に作用する切削抵抗の低減をはかった切り溝分散歯形鋸刃などが実用化されている。
また、鋸歯の歯先に超硬チップを接合した、いわゆる超硬鋸刃については、大別すると2種類に分けられる。1つは、歯先の研磨後に、アサリの曲げ加工を行ったアサリ振り出しタイプの超硬鋸刃と、三味線の撥(あるいは鳩の尾羽根)の様に、超硬チップの接合部付近に比べて、歯先の方が広い台形状に研磨加工を行ったバチアサリタイプの超硬鋸刃がある。
一般的に、歯先を左右方向に曲げて、アサリ加工を行った鋸刃は、ワークの切削時にアサリの加工方向に対して反対側に、切削抵抗を受けて振られるために、ワークの切断面にゴーストマークと呼ばれるツールマークが現れる。また、バチアサリタイプでは、1歯で左右両側にアサリ出しが行われているため、側面からの切削抵抗が相殺されて、鋸刃が振られる程度が小さく、綺麗な切断面が得られるという特徴がある。
以上の様な、種々の高性能鋸刃が実用化され、更なる高性能鋸刃の開発競争が激化している。開発競争は、性能面だけではなく、製造コストについても同様であり、低コストで高性能がキーワードである。
一方、最近では、環境問題がクローズアップされており、帯鋸盤における切断作業では、切削騒音の問題があり、切断作業者のみならず、近隣住民におよぼす騒音公害について配慮する必要がある。よって、低コスト、高性能、低切削騒音は、鋸刃が具備すべき必要条件と言える。
前記アサリ振り出しタイプの帯鋸刃の先行例としては例えば特許文献1があり、バチアサリタイプの帯鋸刃の先行例としては例えば特許文献2がある。
特開平11−19822号公報 特許第3370166号公報
前記特許文献1に記載の鋸刃1は、図11に示すごとき構成である。すなわち、鋸刃1は、胴部3の厚さ方向に対してアサリの曲げ加工が行われていない直歯5と、左方向にアサリの曲げ加工を行った左アサリ歯7A,7Bと、右方向にアサリの曲げ加工を行った右アサリ歯9A,9Bとを備えている。前記左右のアサリ歯7A,7B;9A,9Bの左右方向への振り出し量(アサリ出し量)はほぼ一定であり、かつ基準位置から歯先までの歯高寸法も各鋸歯においてほぼ一定である。そして、各鋸歯の歯先ピッチはP1〜P5に設定してある。
すなわち、鋸刃1は、直歯5,左アサリ歯7A,7B及び右アサリ歯9A,9Bの5歯を1グループとして備えており、この5歯はワークの切削時に順次繰り返されるパターンであって歯先ピッチパターンを構成している。そして、前記鋸歯において直歯5は、鋸刃1によってワークを切削するときに形成される切削溝における幅方向の中央部分を切削する作用をなすものであり、左アサリ歯7A,7Bは前記切削溝の左側部分を切削する作用をなすものである。また右アサリ歯9A,9Bは、前記切削溝の右側部分の切削を行うものである。
なお、鋸刃1において、歯先形状の種類としては直歯,左アサリ歯,右アサリ歯の3種類からなるものであり、アサリパターンとしては前記直歯5,左右のアサリ歯7A,7B;9A,9Bの5歯を備えた構成である。すなわち鋸刃1においては前記歯先ピッチパターンの鋸歯数とアサリパターンの鋸歯数は共に5歯で等しい構成である。そして、前記歯先ピッチパターンの長さは(P1+P2+P3+P4+P5)で表され、歯先ピッチパターンに含まれる鋸歯数5をアサリパターンに含まれる鋸歯数で除すると1となる。
したがって、鋸刃1によってワークの切削を行うときに繰り返される歯先ピッチパターンは(P1+P2+P3+P4+P5)に相当する短い単調な周期で同一の切削振動が発生する。この様に、短い単調な周期で歯先ピッチパターンを構成することは鋸刃の製造コストを比較的安価に抑制することができるものの、単調な周期で同一の切削振動が発生することにより、切削騒音の低減化を図るにはさらなる改良が求められるものである。
前記特許文献2に記載の鋸刃11の構成は図12に示すごとき構成である。すなわち鋸刃11は、左右のアサリ振り出しの曲げ加工を行うことなく形成した鋸歯の先端側に、バチ型の超硬チップのコーナー部に面取りを施した歯13A,13B,13C,13Dの4種類を備えた構成である。超硬チップ13A,13B,13C,13Dは、歯高の小さい鋸歯ほどアサリ幅を大きく形成してあり、上記鋸刃11によって切削されるときの切削溝の全幅は7つの幅に分割して切削される。
前記鋸刃11において、各鋸歯の歯先ピッチはP1〜P9に配置した9ピッチを1グループとして繰り返される歯先ピッチパターンからなるものであり、アサリパターンは超硬チップ13A,13D,13B,13D,13C,13Dの配列により6歯を1グループとして繰り返される構成である。ここで、前記ピッチ数9をアサリパターンの歯数6で除すると整数とならないので、その最小公倍数(6×9=54)である54歯で繰り返し歯のサイクルが得られるものである(特許文献2の参照)。
すなわち、特許文献2に記載の鋸刃11においては、54歯を1グループとした長さに相当する周期で同一の切削振動を発生することとなるので、切削騒音の低減を図ることができる。しかし、54歯を1グループとして繰り返す構成であっては1グループのパターンがあまりにも長すぎることとなり、鋸刃11の製造コストの高価格につながるものである。
ちなみに、鋸刃における歯先の平均ピッチを鋸刃における技術常識的な範囲で、例えば1インチ(25.4mm)に2歯が含まれるピッチとすると、歯先ピッチは12.7mmとなり、54歯とすると、12.7×54=685.8mmとなり長すぎることになる。仮に半数の27とした場合であっても、12.7×27=342.9mmとなり、この場合でも長すぎることになる。また、歯先形状としては超硬チップ13A〜13Dの4種類からなるものであるから、加工が複雑となり、この点からも鋸刃11の製造コストの高価格化につながることになる。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、鋸刃によってワークの切削を行うときに、ワークに形成される切削溝の全幅を複数の分割幅毎に分担して切削する複数の鋸歯を備えた鋸刃であって、前記各分割幅毎に対応した複数の鋸歯をアサリパターンとして備え、上記アサリパターンを複数備えることによって鋸刃において一定の繰り返しパターンとなる歯先ピッチパターンを備え、前記歯先ピッチパターンに備えた複数のアサリパターンにおいて同一分割幅を切削する同一機能の鋸歯のピッチを歯先機能ピッチとしたとき、各分割幅に対応した機能の異なる各鋸歯の歯先機能ピッチはそれぞれ異なるピッチであり、同一機能の歯先機能ピッチには同一のピッチ寸法が含まれていることを特徴とするものである。
また、鋸刃によってワークの切削を行うときに、ワークに形成される切削溝の全幅を複数の分割幅毎に分担して切削する複数の鋸歯を備えた鋸刃であって、前記各分割幅毎に対応した複数の鋸歯をアサリパターンとして備え、上記アサリパターンを複数備えることによって鋸刃において一定の繰り返しパターンとなる歯先ピッチパターンを備え、前記歯先ピッチパターンに備えた複数のアサリパターンにおいて同一分割幅を切削する同一機能の鋸歯のピッチを歯先機能ピッチとしたとき、各分割幅に対応した機能の異なる各鋸歯の歯先機能ピッチはそれぞれ異なるピッチであり、同一機能の歯先機能ピッチには同一のピッチ寸法が含まれており、前記アサリパターンには左右方向にアサリ出しを行った左右のアサリ歯が含まれていることを特徴とするものである。
また、鋸刃によってワークの切削を行うときに、ワークに形成される切削溝の全幅を複数の分割幅毎に分担して切削する複数の鋸歯を備えた鋸刃であって、前記各分割幅毎に対応した複数の鋸歯をアサリパターンとして備え、上記アサリパターンを複数備えることによって鋸刃において一定の繰り返しパターンとなる歯先ピッチパターンを備え、前記歯先ピッチパターンに備えた複数のアサリパターンにおいて同一分割幅を切削する同一機能の鋸歯のピッチを歯先機能ピッチとしたとき、各分割幅に対応した機能の異なる各鋸歯の歯先機能ピッチはそれぞれ異なるピッチであり、同一機能の歯先機能ピッチには同一のピッチ寸法が含まれており、前記アサリパターンには、バチ型アサリ歯が含まれていることを特徴とするものである。
また、前記記載の鋸刃において、前記アサリパターンにおいての鋸歯ピッチはそれぞれ異なるピッチであることを特徴とするものである。
本発明によれば、アサリパターンに含まれる鋸歯数を少なくし、かつ一定の繰り返しパターンとなる歯先ピッチパターンを短くして製造コストの低価格化を図ることができると共に、鋸刃によるワークの切削時における切削振動の発生による切削騒音の低減化を図ることができるものである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明するに、前述した従来の鋸刃と同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係る鋸刃15は、当該鋸刃15によってワークピースWPの切削を行うときに、ワークピースWPに形成される切削溝17の全幅Wを複数の分割幅W1,W2,W3毎に分担して切削する複数の鋸歯19S,19R,19Lを胴部3に備えている。
前記鋸歯19Sは、左右方向にアサリ曲げ加工を行わない直歯(19S)であって、前記切削溝17における中央部の分割幅W1の部分の切削を行うものである。前記鋸歯19Rは右方向にアサリ曲げ加工を行った右アサリ歯(19R)であって、前記切削溝17における右側の分割幅W2の部分の切削を行うものである。そして、前記鋸歯19Lは左方向にアサリ曲げ加工を行った左アサリ歯(19L)であって、前記切削溝17における左側の分割幅W3の部分の切削を行うものである。
既に理解されるように、切削溝17の全幅Wを複数の分割幅W1,W2,W3毎に分担して切削するための歯先形状が異なり切削機能が異なる複数の鋸歯は直歯19S,右アサリ歯19R及び左アサリ歯19Lの3種類であり、繰り返し配置されている。すなわち前記直歯19S,右アサリ歯19R,左アサリ歯19Lは、前記各分割幅W1,W2,W3毎に対応した複数の鋸歯をアサリパターンとして備えられており、アサリパターンに含まれる歯数は3である。
前記直歯19S,右アサリ歯19R及び左アサリ歯19Lは、歯先ピッチP1〜P9のピッチパターンでもって順次配置してある。この歯先ピッチP1〜P9のピッチパターンが歯先ピッチパターンであって歯先ピッチパターンに含まれる鋸歯の歯数は9である。したがって、歯先ピッチパターンに含まれる歯数9をアサリパターンに含まれる歯数3で除すると、3となり整数となるものである。
上記歯先ピッチパターンは、前記アサリパターンとしての直歯19S,右アサリ歯19R,左アサリ歯19Lの配置を数回繰り返すことによって形成された配置パターンであるが、前記歯先ピッチP1〜P9には、P1≠P2≠P3≠P4≠P5≠P6≠P7≠P8≠P9の関係にあり、歯先ピッチP1〜P9のそれぞれの寸法は異なっている。上記構成により、前記歯先ピッチの長さPTは(PT=P1+P2+P3+P4+P5+P6+P7+P8+P9)である。したがって、鋸刃における技術常識として、歯先ピッチPTの長さは、前記特許文献2の場合に比較して極めて短いものとなるものである。
前記鋸刃15において同一分割幅を切削する同一機能の鋸歯のピッチを歯先機能ピッチとすると、直歯19Sの歯先機能ピッチはPS1,PS2,PS3の3種類で表わされ、右アサリ歯19Rの歯先機能ピッチはPR1,PR2,PR3の3種類で表わされる。そして、左アサリ歯19Lの歯先機能ピッチはPL1,PL2,PL3の3種類で表わされる。前記直歯19Sの歯先機能ピッチPS1,PS2,PS3は直歯19Sの歯先機能ピッチ群(PS群)に固有の寸法であり、それぞれ異なる寸法である。また、前記右アサリ歯19Rの歯先機能ピッチPR1,PR2,PR3は右アサリ歯19Rの歯先機能ピッチ群(PR群)に固有の寸法であり、それぞれ異なる寸法である。さらに、前記左アサリ歯19Lの歯先機能ピッチPL1,PL2,PL3は左アサリ歯19Lの歯先機能ピッチ群(PL群)に固有の寸法であり、それぞれ異なる寸法である。
前記各歯先機能ピッチ群(PS群,PR群,PL群)におけるそれぞれの歯先機能ピッチPS1,PS2,PS3;PR1,PR2,PR3;PL1,PL2,PL3はそれぞれの歯先機能ピッチ群に固有の寸法であり、歯先機能ピッチ群(PS群)に含まれる歯先機能ピッチPS1〜PS3と同一のピッチ寸法は、他の歯先機能ピッチ群(PR群,PL群)には含まれておらず、また歯先機能ピッチ群(PR群)に含まれる歯先機能ピッチPR1〜PR3と同一のピッチ寸法は他の歯先機能ピッチ群(PS群,PL群)には含まれていない。同様に、歯先機能ピッチ群(PL群)に含まれる歯先機能ピッチ群PL1〜PL3と同一のピッチ寸法は他の歯先機能ピッチ群(PS群,PR群)には含まれていないものである。すなわち、各歯先機能ピッチ群における歯先機能ピッチは、歯先ピッチパターン内においてそれぞれ異なるピッチである。
上述のように、切削溝における各分割幅に対応することによって機能が異なる各鋸歯19S,19R,19Lのそれぞれの歯先機能ピッチ群PS1〜PS3;PR1〜PR3;PL1〜PL3をそれぞれ固有の寸法とし、かつ各歯先機能ピッチ群(PS群,PR群,PL群)には他の歯先機能ピッチ群に属する歯先機能ピッチが含まれていない構成とすることにより、鋸刃15によるワークピースWPの切削作用時にアサリパターンの繰り返し等によって周期的に生じる切削振動の共振を抑制でき、切削騒音を抑制することができるものである。
すなわち、前記構成の鋸刃15によってワークピースWPの切削を行うと、切削溝17における中央部の分割幅W1は直歯19Sが切削し、左右の分割幅W2,W3は右アサリ歯19R,左アサリ歯19Lがそれぞれ切削するものである。この際、鋸刃15においては歯先ピッチパターンPTでもってワークピースWPに繰り返し作用するので、上記鋸刃ピッチパターンPTの長さに相当する比較的短い周期で同一の切削振動を発生することになる。
そして、この切削振動に起因する切削騒音を発生することになる。しかし、前記歯先ピッチパターンPTに含まれる複数の鋸歯の各歯先ピッチP1〜P9はそれぞれ異なる寸法であり、かつ前記歯先機能ピッチ群PS1〜PS3,PR1〜PR3,PL1〜PL3がそれぞれに固有のピッチ寸法であって、それぞれ異なる寸法であるから、切削騒音となり易い音域の共振が効果的に抑制されることとなり、切削騒音の発生をより効果的に抑制することができるものである。
すなわち、前記鋸刃15によれば、アサリパターンに含まれる鋸歯数を3にして、歯先ピッチパターンPTの長さを比較的短く、例えば平均ピッチ12.7mm×9=114.3mmと約200mm以下に短く抑制できるので、アサリパターンに含まれる鋸歯数が4の場合よりも構成が単純になり、かつ歯先ピッチパターンが短くなって鋸刃15の製造コストの低減化を図ることができるものである。また、前述したように切削騒音の発生を効果的に抑制することができ、前述したごとき従来の問題点を解消し得るものである。
図2は第2の実施形態に係る鋸刃15を示すもので、この第2の実施形態においては、アサリパターンに含まれる歯数を5として、歯先ピッチパターンPTに含まれる鋸歯の歯数を10歯としたものである。すなわち前記第1の実施形態においては、アサリパターンに含まれる鋸歯は直歯19S,右アサリ歯19R,左アサリ歯19Lの3歯であるが、第2の実施形態においては、上記3歯に右アサリ歯19RA,左アサリ歯19LAを追加して、アサリパターンに含まれる鋸歯数を5歯としたものである。そして、上記アサリパターンを2回繰り返すことによって歯先ピッチパターンPTの鋸歯数を10歯としたものである。
この第2の実施形態に係る鋸刃15においても歯先ピッチパターンPTに含まれる各鋸歯間の歯先ピッチP1〜P10のそれぞれの寸法は異なるものである。そして、歯先機能ピッチ群PS1,PS2;PR1〜PR4;PL1〜PL4のそれぞれの寸法もそれぞれ異なるものである。
この実施形態に係る鋸刃15においては、アサリパターンに含まれる鋸歯の数は5歯であるけれども、切削溝17の全幅Wを複数の分割幅W1,W2,W3毎に分担して切削するための歯先形状が異なり切削機能が異なる複数の鋸歯は直歯19S,右アサリ歯19R,左アサリ歯19Lの3種類であり、前記歯先ピッチパターンPTに含まれる歯数10をアサリパターンの歯数5で除すると2となり整数となるものである。
すなわち、鋸歯配列(配置)が同一のアサリパターンを2回繰り返して歯先ピッチパターンPTを構成し、かつ歯先ピッチパターンPTに含まれる各鋸歯間の歯先ピッチP1〜P10の寸法をそれぞれ異にすると共に、各鋸歯機能ピッチPS1,PS2;PR1〜PR4;PL1〜PL4のそれぞれの寸法を異にしてあるので、前述した第1の実施形態と同様の効果を奏し得るものである。
なお、第2の実施形態においては、右アサリ歯19R及び左アサリ歯19Lをそれぞれ2歯備えているので、ワークピースWPの切削時にシェービング効果が得られるものであって、ワークピースWPの切断面をより円滑な面に切断することができるものである。
図3は第3の実施形態に係る鋸刃15を示すもので、この第3の実施形態に係る鋸刃15においては、前記第1の実施形態に係る鋸刃15における直歯19Sを省略して右アサリ歯19Rと左アサリ歯19Lの2歯でもってアサリパターンが構成されている。この鋸刃15においては、ワークピースWPに形成される切削溝17の全幅Wを左右の分割幅W3,W2に分割し、左右の分割幅W3,W2を左右のアサリ歯19L,19Rがそれぞれ分担して切削する構成である。
そして、この鋸刃15においては、前記アサリパターンを4回繰り返すことにより、歯先ピッチパターンPTとしての鋸歯数を8歯としてある。したがって、歯先ピッチパターンPTの鋸歯数8をアサリパターンの鋸歯数2で除すると4となり整数となる。そして、前記歯先ピッチパターンPTにおける各鋸歯間の歯先ピッチP1〜P8の寸法はそれぞれ異なる寸法に構成してあり、かつ歯先機能ピッチPR1〜PR4;PL1〜PL4のそれぞれの寸法は固有のピッチ寸法であって、それぞれ異なる寸法に構成してある。
したがって、この鋸刃15においても前述した第1実施形態の鋸刃と同様の効果を奏し得るものである。
図4は第4の実施形態を示すもので、この実施形態に係る鋸刃15は歯先に超硬チップを備えた鋸刃であって、基準位置からの歯高寸法の最も大きな鋸歯21Hと、歯高寸法が中間の鋸歯21M及び歯高寸法が最も小さな鋸歯21Lとの3歯をアサリパターンとして備えている。前記鋸歯21H,21M,21Lは、ワークピースWPに形成される切削溝17の全幅Wを複数の分割幅W1,W2(両側の2ヶ所),W3(両側の2ヶ所)毎に分担して切削する作用をなすものであって、歯高寸法の最も大きな鋸歯21Hはバチアサリ歯の両コーナを面取りした斜面を備えたベベル歯である。このベベル歯21Hは、前記切削溝17の5分割された分割幅のうちの中央部の分割幅W1の部分の切削を行うものである。
歯高寸法が中間の鋸歯21Mは、ベベル歯21Hと同様に両コーナを面取りして斜面を備えたベベル歯であって、このベベル歯21Mは、前記切削溝17の前記中央の分割幅W1の両側の中間部分の分割幅W2(2カ所)の部分の切削作用を行うものである。そして、歯高寸法が最小の鋸歯21Lは歯先側が幅広の台形状をしたバチアサリ歯であって、このバチアサリ歯21Lは、前記中間部分の分割幅W2の両外側の分割幅W3(2カ所)の部分の切削作用を行うものである。なお、このバチアサリ歯21Lの両コーナに小さな面取りを行ってベベル歯とすることも可能である。
前記鋸歯21H,21M,21Lの3歯をアサリパターンとして備えた構成において、その配列(配置)は鋸歯21H,21L,21Mの順となっており、このアサリパターンを2回繰り返すことによって歯先ピッチパターンPTが構成されている。したがって、歯先ピッチパターンPTの歯数は6歯であり、この歯数6をアサリパターンの歯数3で除すると2となり整数となる。
上記構成において、歯先ピッチパターンPTにおける各鋸歯21H,21L,21M間の歯先ピッチはP1〜P6であり、各歯先ピッチP1〜P6はそれぞれ異なる寸法であることが望ましいが、鋸歯ピッチP1,P2,P3を含むアサリパターンにおいては鋸歯ピッチP2,P3の寸法は等しく、また、鋸歯ピッチP4,P5,P6を含むアサリパターンにおいては鋸歯ピッチP5,P6は等しく構成してある。ただし、前記鋸歯ピッチP2,P3と鋸歯ピッチP5,P6は異なる寸法である。換言すれば、歯先ピッチパターンPTは、4種類の歯先ピッチの組合せによって構成してある。
前記鋸刃15において、ベベル歯21Hの歯先機能ピッチはベベル歯21Hの歯先機能ピッチ群に固有の寸法であってPH1,PH2であり異なる寸法である。また、ベベル歯21Mの歯先機能ピッチはベベル歯21Mの歯先機能ピッチ群に固有の寸法であってPM1,PM2であり異なる寸法である。さらに、バチアサリ歯21Lの歯先機能ピッチはバチアサリ歯21Lの歯先機能ピッチ群に固有の寸法であってPL1,PL2であり異なる寸法である。そして、上記歯先機能ピッチ群PH1,PH2;PM1,PM2;PL1,PL2はそれぞれ固有の寸法であり、それぞれ異なる寸法である。
上記鋸刃15によってワークピースWPの切削を行うと、切削溝17から生じる切り屑は5分割され、かつ5分割される切り屑W1,W2,W3が個々に最適になるようにベベル歯21H,21Mおよびバチアサリ歯21Lを構成し、歯先ピッチパターンPTにおける鋸歯ピッチ種類が歯先ピッチパターンPTに含まれる鋸歯(6歯)の半数以上(4種類)の鋸歯ピッチ種類であり、かつベベル歯21Hの歯先機能ピッチPH1,PH2,ベベル歯21Mの歯先機能ピッチPM1,PM2及びバチアサリ歯21Lの歯先機能ピッチPL1,PL2のピッチ寸法がそれぞれ異なる寸法であることにより、比較的短い周期の歯先ピッチパターンPTで繰り返し発生される切削振動に共振するようなことはなく、切削振動に起因する切削騒音を低減することができるものである。
すなわち、この鋸刃15においても前記実施形態1の鋸刃と同様の効果を奏し得るものである。
図5は第5の実施形態を示すもので、前述の第4の実施形態と相違するところは、アサリパターンの配列を、ベベル歯21H,ベベル歯21M,バチアサリ歯21Lの順にし、かつ歯先ピッチパターンPTにおける各鋸歯間の歯先ピッチP1〜P6をそれぞれ異なる寸法に設定してある。そして、各歯先機能ピッチPH1,PH2;PM1,PM2;PL1,PL2もそれぞれ異なる寸法に設定してある。
この第5の実施形態においても第4の実施形態と同様の効果を奏し得るものである。
図6は第6の実施形態を示すもので、鋸歯21H,21M,21Lの配列は、前述の第4の実施形態における鋸歯の配列と同じである。この実施形態においては、歯先ピッチパターンPTに含まれる鋸歯数を9歯とし、各鋸歯の歯先ピッチP1〜P9において歯先ピッチP1,P5,P6を同一のピッチ寸法にしてある。さらに、歯先ピッチP2,P3,P7は同一のピッチ寸法であり、また歯先ピッチP4,P8,P9は同一のピッチ寸法としてある。すなわち、歯先ピッチP1〜P9は3種類のピッチ寸法としてある。
そして、ベベル歯21Hの属する歯先機能ピッチPH1,PH2,PH3は固有の寸法であるが、PH2,PH3は同一寸法に設定してある。またバチアサリ歯21Lの属する歯先機能ピッチPL1,PL2,PL3は固有の寸法であるがPL1,PL2は同一寸法に設定してある。さらに、ベベル歯21Mの属する歯先機能ピッチPM1,PM2,PM3は固有の寸法であるが、PM1,PM2,PM3は同一寸法に設定してある。
すなわち、この鋸刃15においては、歯先ピッチP1〜P9には同一のピッチ寸法が含まれ、またベベル歯21Hの属する歯先機能ピッチPH1〜PH3に同一のピッチ寸法が含まれ、ベベル歯21Mの属する歯先機能ピッチPM1〜PM3に同一寸法が含まれているとしても、ベベル歯21H,ベベル歯21M及びバチアサリ歯21Lのそれぞれに属する歯先機能ピッチPH1〜PH3;PM1〜PM3;PL1〜PL3はそれぞれに固有のピッチ寸法であり、かつそれぞれ異なるピッチ寸法であることにより、切削騒音の発生を効果的に抑制でき、前述の実施形態と同様の効果を奏し得るものである。
図7は第7の実施形態を示すもので、この実施形態に係る鋸刃15において、鋸歯21H,21M,21Lの配列(アサリパターン)は前記第5実施形態の鋸刃と同一であって、歯先ピッチパターンPTの鋸歯数を9歯としてある。そして、歯先ピッチP1〜P9のピッチ寸法はそれぞれ異なっており、ベベル歯21Hの属する歯先機能ピッチPH1〜PH3は固有のピッチ寸法であってそれぞれ異なるピッチ寸法である。また、ベベル歯21Mの属する歯先機能ピッチPM1〜PM3は固有のピッチ寸法であって、それぞれ異なるピッチ寸法である。さらにバチアサリ歯21Lの属する歯先機能ピッチPL1〜PL3は固有のピッチ寸法であって、それぞれ異なるピッチ寸法である。
この実施形態に係る鋸刃15においては、歯先ピッチP1〜P9,歯先機能ピッチPH1〜PH3;PM1〜PM3;PL1〜PL3がそれぞれ異なるピッチ寸法であるから、第1の実施形態と同様に、切削騒音となり易い音域の共振を効果的に抑制することができ、切削騒音の発生をより効果的に抑制することができるものである。
図8は第8の実施形態に係る鋸刃を示すもので、この実施形態に係る鋸刃15はベベル歯21Mを省略してベベル歯21Hとバチアサリ歯21Lの2歯でもってアサリパターンを構成し、このアサリパターンを4回繰り返すことによって歯先ピッチパターンPTの鋸歯数を8歯としてある。
そして、各鋸歯間の歯先ピッチはP1〜P8の各ピッチ寸法はそれぞれ相違しており、かつベベル歯21Hの属する歯先機能ピッチPH1〜PH4は固有のピッチ寸法であって、それぞれ異なるピッチ寸法に設定してある。また、バチアサリ歯21Lの属する歯先機能ピッチPL1〜PL4は固有のピッチ寸法であって、それぞれ異なるピッチ寸法に設定してある。
したがって、この鋸刃15においては歯先の構成がより簡素となり、製造コストがより安価になる共に、前述の実施形態に係る鋸刃と同様の効果を奏し得るものである。
図9は第9の実施形態に係る鋸刃を示すものである。この実施形態に係る鋸刃15は、前記バチアサリ歯21Lと同様のバチアサリ歯23R,23Lの2歯をアサリパターンとして備えた構成である。前記バチアサリ歯23Rには、右側寄りに凹部25が形成してあって、切削溝17の全幅Wを、前記凹部25によって分割された左右の分割幅W1,W1の部分を切削するものである。そして、バチアサリ歯23Lには左側寄りに凹部25が形成してあって、切削溝27の全幅Wを、凹部25によって分割された左右の分割幅W2,W2の部分を切削するものである。
この鋸刃15においては、アサリパターンを4回繰り返すことによって8歯を備えた歯先ピッチパターンに構成してあり、各鋸歯の歯先ピッチはP1〜P8はそれぞれ異なるピッチ寸法に設定してある。そして、バチアサリ歯23Rの属する歯先機能ピッチPR1〜PR4は固有のピッチ寸法であってそれぞれ異なるピッチ寸法に設定してある。また、バチアサリ歯21Lの属する歯先機能ピッチPL1〜PL4は固有のピッチ寸法であってそれぞれ異なるピッチ寸法に設定してある。
この鋸刃15においては、歯先ピッチはP1〜P8はそれぞれ異なるピッチ寸法であり、かつ歯先機能ピッチPR1〜PR4;PL1〜PL4はそれぞれに固有のピッチ寸法であってそれぞれ異なるピッチ寸法であるから、前述した鋸刃と同様の効果を奏し得るものである。
図10は第10の実施形態に係る鋸刃を示すものである。この実施形態に係る鋸刃15は、鋸歯の先端側に超硬合金(超硬チップ)を備えた鋸刃であって、歯高寸法の最も大きなベベル歯27Hと、歯高寸法が次に大きなバチアサリ歯27Bと、歯高寸法が等しく左右にアサリ振り出しを行った左右のアサリ歯27L,27Rの4歯をアサリパターンとして備えている。そして、アサリパターンとしての鋸歯の配列順は、ベベル歯27H,バチアサリ歯27B,左アサリ歯27L,右アサリ歯27Rの順となっており、このアサリパターンを2回繰り返すことによって8歯を含む歯先ピッチパターンPTが構成してある。
前記ベベル歯27Hは切削溝17における中央部の分割幅W1の部分の切削を行うものであり、バチアサリ歯27Bは、中央部の分割幅W1に隣接した両外側の分割幅W2,W2の部分の切削を行うものである。そして右アサリ歯27Rは切削溝17においての最も右側の分割幅W3の部分の切削を行うものであり、左アサリ歯27Lは切削溝27においての最も左側の分割幅W4の部分の切削を行うものである。
上記鋸刃15において、歯先ピッチパターンPTに含まれる各鋸歯間の歯先ピッチP1〜P8はそれぞれ異なるピッチ寸法に設定してあり、ベベル歯27Hの属する歯先機能ピッチPH1,PH2は固有の寸法であって異なるピッチ寸法である。また、バチアサリ歯27Bの属する歯先機能ピッチPB1,PB2は固有の寸法であって異なるピッチ寸法に設定してある。さらに、左アサリ歯27Lの属する歯先機能ピッチPL1,PL2は固有の寸法であって異なるピッチ寸法に設定してあり、また右アサリ歯27Rの属する歯先機能ピッチPR1,PR2は固有の寸法であって異なるピッチ寸法に設定してある。
この鋸刃15においては、歯先ピッチパターンPTに含まれる各鋸歯の歯先ピッチP1〜P8のピッチ寸法が異なっており、かつ各歯先機能ピッチPH1,PH2;PB1,PB2;PL1,PL2;PR1,PR2のピッチ寸法がそれぞれ異なるピッチ寸法であるから、歯先ピッチパターンPTでもってワークピースWPに繰り返し作用し、この歯先ピッチパターンPTの長さに相当する比較的短い周期で同一の切削振動を発生することに起因する切削騒音を、前述した各実施形態の鋸刃と同様に効果的に抑制し低減することができるものである。
以上のごとき説明より理解されるように、アサリパターンとしての鋸歯数を2歯〜4歯とし、このアサリパターンを2回〜4回の範囲で繰り返すことによって歯先ピッチパターンPTを構成するものであるから、歯先形状の異なる鋸歯、すなわち切削機能の異なる鋸歯は2歯〜4歯であり、鋸歯の歯先形状の単純化、簡素化を図ることができるものである。そして、前記歯先ピッチパターンPTの長さを200mm以下に抑えることができるので、歯先ピッチパターンPTに含まれる複数の鋸歯の切削加工を行う切削工具を安価に製造でき、鋸刃15の製造コストの低減化を図ることができるものである。すなわち、歯先ピッチパターンPTの長さ200mmは、安価な製造コストと鋸刃製造における鋸刃加工の高精度維持との両立が得られる分岐点である。
そして、鋸刃15においては、ワークピースWPの切削加工時にワークピースWPに繰り返し作用する歯先ピッチパターンPTに含まれる複数の鋸歯の歯先ピッチ種類は全てが異なるピッチ寸法又は半数以上の歯先ピッチ種類のピッチ寸法が異なるものである。また、鋸刃15においてアサリパターンに含まれる複数の鋸歯において、切削機能を異にする各鋸歯の歯先機能ピッチ群はそれぞれ機能の異なる鋸歯に固有の寸法に設定してあり、かつ特定の歯先機能ピッチ群に含まれる歯先機能ピッチは、他の歯先機能ピッチ群に含まれる歯先機能ピッチとは異なるピッチ寸法である。
したがって、鋸刃15によってワークピースWPの切削を行うとき、歯先ピッチパターンPTの繰り返しでもって切削騒音を発生する傾向にあるが、切削騒音となり易い音域の共振が効果的に抑制されるものであり、切削騒音を低減することができるものである。
本発明の第1の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第7の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第8の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第9の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 本発明の第10の実施形態に係る鋸刃の構成を概念的,概略的に示した説明図である。 従来の鋸刃の構成を示した説明図である。 従来の鋸刃の構成を示した説明図である。
符号の説明
3 胴部
15 鋸刃
17 切削溝
19S 直歯
19R,27R 右アサリ歯
19L,27L 左アサリ歯
21H,21M,27H ベベル歯
21L,23L,23R,27B バチアサリ歯
25 凹部

Claims (3)

  1. 鋸刃によってワークの切削を行うときに、ワークに形成される切削溝の全幅を複数の分割幅毎に分担して切削する複数の鋸歯を備えた鋸刃であって、前記各分割幅毎に対応した複数の鋸歯をアサリパターンとして備え、上記アサリパターンを複数備えることによって鋸刃において一定の繰り返しパターンとなる歯先ピッチパターンを備え、前記歯先ピッチパターンに備えた複数のアサリパターンにおいて同一分割幅を切削する同一機能の鋸歯のピッチを歯先機能ピッチとしたとき、各分割幅に対応した機能の異なる各鋸歯の歯先機能ピッチはそれぞれ異なるピッチであり、同一機能の歯先機能ピッチには同一のピッチ寸法が含まれていることを特徴とする鋸刃
  2. 鋸刃によってワークの切削を行うときに、ワークに形成される切削溝の全幅を複数の分割幅毎に分担して切削する複数の鋸歯を備えた鋸刃であって、前記各分割幅毎に対応した複数の鋸歯をアサリパターンとして備え、上記アサリパターンを複数備えることによって鋸刃において一定の繰り返しパターンとなる歯先ピッチパターンを備え、前記歯先ピッチパターンに備えた複数のアサリパターンにおいて同一分割幅を切削する同一機能の鋸歯のピッチを歯先機能ピッチとしたとき、各分割幅に対応した機能の異なる各鋸歯の歯先機能ピッチはそれぞれ異なるピッチであり、同一機能の歯先機能ピッチには同一のピッチ寸法が含まれており、前記アサリパターンには左右方向にアサリ出しを行った左右のアサリ歯が含まれていることを特徴とする鋸刃
  3. 鋸刃によってワークの切削を行うときに、ワークに形成される切削溝の全幅を複数の分割幅毎に分担して切削する複数の鋸歯を備えた鋸刃であって、前記各分割幅毎に対応した複数の鋸歯をアサリパターンとして備え、上記アサリパターンを複数備えることによって鋸刃において一定の繰り返しパターンとなる歯先ピッチパターンを備え、前記歯先ピッチパターンに備えた複数のアサリパターンにおいて同一分割幅を切削する同一機能の鋸歯のピッチを歯先機能ピッチとしたとき、各分割幅に対応した機能の異なる各鋸歯の歯先機能ピッチはそれぞれ異なるピッチであり、同一機能の歯先機能ピッチには同一のピッチ寸法が含まれており、前記アサリパターンには、バチ型アサリ歯が含まれていることを特徴とする鋸刃
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