JP5181925B2 - ゴムホースの製造方法およびゴムホース - Google Patents

ゴムホースの製造方法およびゴムホース Download PDF

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Description

本発明は、ゴムホースの製造方法およびゴムホースに関する。
ゴムホースとして、例えば、自動車用、産業用等の配管として使用されるものがある。自動車用のゴムホースとしては、エンジンの冷却系統の配管や、吸気系統の配管、燃料供給系統の配管などに用いられるものがある。この種のゴムホースとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
この特許文献1には、ゴムホースの差し込み荷重を軽減するとともに、接続部分のシール性を維持するために、ゴムホースの両端部の内周面に窪み形状部(ディンプル)を形成することが開示されている。また、ゴムホースを製造するにあたり、ゴムホースの内面形状を成形する内型(マンドレルや中子など)に、ディンプルの凹形状に対応する凸部を形成しておくことによって、加硫処理の際、ホース内面にディンプルを形成することが示されている。
特開2003−42352号公報
しかし、上記特許文献1に記載のゴムホースの製造方法では、ホース内面にディンプルを形成するために、マンドレルなどの内型に予め凸部を形成しておく必要がある。それに加え、凸部の存在によって、加硫処理後にゴムホースから内型を引き抜いて取り外す作業が困難となる。そして、不良品の割合が高くなり、生産性が悪化するという問題点がある。
本発明は、上述のような問題点を鑑みてなされたものであって、内型に凸部を形成しておかなくてもホース内面にディンプルを形成することが可能であり、生産性の向上を図ることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、ゴムホースの製造方法であって、螺旋状に捲回された補強用の線材が内部に埋設されたゴム層を、内型の外周に形成した状態で加硫処理を行い、その加硫処理の際、ゴム層のうち線材の位置する領域(線材の近傍の領域)において、ゴム層に作用する線材の緊迫力を加硫時のゴム層の膨張力以上とし、ゴム層のうち隣り合う線材間の領域において、上記線材の緊迫力を加硫時のゴム層の膨張力よりも小さくすることで、上記線材間の領域の内面にディンプルを形成し、上記加硫処理の際、上記線材間の領域の外周部でディンプル形成部に相当する部分に径方向の外側へ膨出する膨出部を形成することを特徴としている。
上記構成によれば、内型(マンドレルなど)にディンプルの凹形状に対応する凸部を形成しておかなくても、ゴム層のうち隣り合う線材間の領域において、加硫時のゴム層の膨張力がゴム層に作用する線材の緊迫力よりも大きくなることで、その線材間の領域の内面にディンプルを容易に形成することができる。また、凸部のない内型を用いることによって、加硫処理後に、ゴム層から内型を容易に引き抜いて取り外すことができる。これにより、ゴムホースの不良品の割合を低く抑えることができ、ゴムホースの生産性の向上を図ることができる。
この構成では、成形型等の外型を用いなくても、ホース外周部でディンプル形成部に相当する部分に膨出部を容易に形成することができる。したがって、外型の内面に膨出部を形成するための凹部を設けておく必要もなくなる。さらに、内型を外型の所定の位置にセットする必要もなくなり、製造工程を簡素化できる。これにより、ゴムホースの生産性をさらに向上させることができる。
そして、本発明の製造方法により製造されたゴムホースは、振動を受ける場所で使用するホースとして適している。その理由は、ゴムホースのディンプル形成部の肉厚が、それ周囲の部分の肉厚に相当する厚さに形成されるので、ホース外周部でディンプルに対応する部分が平坦な構成に比べて、ゴムホースのディンプル形成部の剛性を高めることができるからである。そして、これにより、ディンプル形成部で発生する膜振動を低減することができ、その結果、膜振動にともなって発生する騒音(放射音)を低減することができるからである。
本発明の製造方法により製造されたゴムホースの好ましい使用対象としては、例えば、自動車用、産業用等のホースが挙げられる。自動車における使用箇所としては、例えば、エンジンの冷却系統の配管や、吸気系統の配管、燃料供給系統の配管などが挙げられる。
また、本発明は、ホース壁体の内部に補強用の線材が螺旋状に配置されたゴムホースであって、上記線材間の領域のホース内面に複数のディンプルが軸方向および周方向に離散的に形成されているとともに、ホース外周部で各ディンプル形成部に相当する部分にそれぞれ径方向の外側へ膨出する膨出部が形成されており、上記ディンプルおよび膨出部は、上記線材が埋設されたゴム層を内型の外周に形成した状態で加硫処理を行うことによって形成され、その加硫処理の際、ゴム層のうち線材の位置する領域において、ゴム層に作用する線材の緊迫力が加硫時のゴム層の膨張力以上とされ、上記線材間の領域において、上記線材の緊迫力が加硫時のゴム層の膨張力よりも小さくされることを特徴としている。
上記構成によれば、ゴムホースのディンプル形成部の肉厚が、それ周囲の部分の肉厚に相当する厚さに形成されるので、ホース外周部でディンプルに対応する部分が平坦な構成に比べて、ゴムホースのディンプル形成部の剛性を高めることができる。つまり、肉厚を全体的に厚くしたり、蛇腹を設けたりしなくても、ゴムホースの剛性を高めることができる。これにより、ディンプル形成部で発生する膜振動を低減することができ、その結果、膜振動にともなって発生する騒音(放射音)を低減することができる。
本発明によれば、内型にディンプルの凹形状に対応する凸部を形成しておかなくても、ホース内面にディンプルを容易に形成することができる。また、凸部のない内型を用いることによって、加硫処理後に、ゴム層から内型を容易に引き抜いて取り外すことができる。これにより、ゴムホースの不良品の割合を低く抑えることができ、ゴムホースの生産性の向上を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態に係るゴムホースを示す斜視図、図2は、図1のゴムホースを軸方向に直交する方向から見た断面図、図3は、図1のゴムホースを軸方向から見た断面図である。
図1〜図3に示すゴムホース10は、例えば、自動車のエンジンの冷却装置のラジエータホースとして用いられるものである。このゴムホース10は、内層11と外層12とを備えた2層構造に構成されている。内層11および外層12は、ゴム材により構成される。内層11および外層12を構成するゴム材としては、例えば、NR、EPM、EPDM、NBR、HNBR、CR、ECO、FKM、シリコンゴム、ウレタンゴム等の単独材もしくはブレンド材を用いることができる。なお、内層11および外層12のゴム材料として、同じ材料を用いてもよいし、異なる材料を用いてもよい。
ゴムホース10のホース壁体の内部には、補強用の線材13が螺旋状に配置されている。線材13は、内層11の外周面に螺旋状に捲回されており、内層11と外層12との間に挟み込まれている。この実施形態では、図1に示すように、複数の線材13が互いに逆向き(時計回りおよび反時計回り)に所定のピッチで螺旋状に巻き付けられている。線材13は、ゴムホース10に強度を付与するもので、例えば、金属ワイヤ、有機繊維等により構成される。
ゴムホース10は、軸方向および周方向に離散的に設けられた多数のディンプル形成部14を備えている。この実施形態では、ディンプル形成部14は、軸方向および周方向にほぼ一定の間隔で繰り返し設けられており、ゴムホース10のほぼ全体にわたって斑点状に設けられている。ディンプル形成部14は、内層11と外層12とにわたって形成されている。なお、図1では、ホース10の両端部のディンプル形成部14だけを示し、その中間に設けられるディンプル形成部14の図示を省略している。
ディンプル形成部14は、それ以外の部分(その周囲の部分)15に比べ、径方向の外側へ膨出する部分となっている。この実施形態では、ディンプル形成部14は、後述するように、加硫処理時のゴム層10Aの膨張力F0と、ゴム層10Aに作用する線材13の緊迫力F1,F2とのバランスによって成形されるようになっている(図5参照)。ディンプル形成部14の断面形状は、図2、図3に示すように、径方向外側へ凸状で2次曲線状に湾曲するような形状に形成されている。具体的には、ディンプル形成部14は、ゴムホース10の内周面(内層11の内周面)に形成される凹形状のディンプル14aと、ゴムホース10の外周面(外層12の外周面)に形成される凸形状の膨出部14bとによって構成されている。ディンプル14aと膨出部14bは、径方向の内外で対向する位置に設けられている。
ディンプル形成部14は、ほぼ一定の肉厚t1に形成されている。そして、ディンプル形成部14の肉厚t1は、その周囲の部分15の肉厚t2に相当する厚さに形成されている。この実施形態では、ディンプル形成部14の肉厚t1と周囲の部分15の肉厚t2とがほぼ同じとなっている。また、ディンプル形成部14のディンプル14aの径方向の深さd1、つまり、周囲の部分15の内面に対してディンプル14aの窪む深さは、ディンプル14aの軸方向の幅w1(または周方向の幅)に比べ小さく設定されている。
また、ディンプル形成部14は、径方向から見て隣り合う線材13間の領域に配置されている。言い換えれば、ディンプル形成部14は、径方向から見て線材13とは重なり合わないように配置されている。詳細には、ゴムホース10には、径方向から見ると、互いに逆向きに巻かれた線材13が交差することによってほぼ菱形の領域が形成されているが、ディンプル形成部14が菱形の領域内に収まるように形成されている。
次に、ゴムホース10の製造方法について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップST1において、例えば押し出し成形等によりゴム材から管状の内層11を形成する(内層形成工程)。
次に、ステップST2において、内層11の外周面に補強用の線材13を螺旋状に巻き付ける(線材捲回工程)。このとき、複数の線材13が用いられ、互いに逆向き(時計回りおよび反時計回り)に捲回される。
次に、ステップST3において、線材13が巻き付けられた内層11の外周にゴム材からなる外層12を形成する(外層形成工程)。この場合、例えば押し出し成形等により管状に形成された外層12内に内層11を圧入することなどによって行うことが可能である。
次に、ステップST4において、上記のようにして形成された連続管を所定の長さのゴム管に切断する(切断工程)。
次に、ステップST5において、切断後のゴム管(以下では、ゴム層10Aと言う。)をマンドレル20に嵌め込み、加硫炉等を用いて加硫処理を行う(加硫工程)。つまり、この実施形態では、図5(a)に示すように、螺旋状に捲回された補強用の線材13が内部に埋設されたゴム層10Aを、マンドレル20の外周に形成した状態で加硫処理を行うようにしている。図5は、加硫処理の際、ゴム層にディンプルおよび膨出部が形成される様子を示す図であって、図5(a)は加硫処理開始前の様子を示し、図5(b)は加硫処理時の様子を示している。
この加硫処理の際には、図5(b)に示すように、ゴム層10Aに対して、径方向の外側に向かう加硫時の膨張力F0と、径方向の内側に向かう線材13の緊迫力F1,F2とが作用する。つまり、加硫時の膨張力F1と線材13の緊迫力F1,F2とが、ゴム層10Aに対し互いに逆方向に作用している。ここでは、加硫時のゴム層10Aの膨張力F0は、ゴム層10Aの全体にわたってほぼ一定としている。なお、加硫時の膨張力F0は、ゴム層10Aの肉厚や材料、加硫処理の条件(温度等)などによって設定することが可能である。
ゴム層10Aのうち線材13の位置する領域(線材13の近傍の領域)G1において、ゴム層10Aに作用する線材13の緊迫力F1が最も大きくなる。そして、この領域G1では、ゴム層10Aに作用する線材13の緊迫力F1が加硫時のゴム層10Aの膨張力F0以上となっている(F0≦F1)。このため、この領域G1においては、加硫処理時にゴム層10Aの変形は発生しないようになっている。この実施形態では、上記領域G1において加硫処理時にゴム層10Aの変形が発生しないように、ゴム層10Aの肉厚および材料を選定している。
一方、上記領域G1以外の領域、つまり、ゴム層10Aのうち隣り合う線材13間の領域G2においては、ゴム層10Aに作用する線材13の緊迫力F2は、上記領域G1における緊迫力F1に比べ小さくなる(F2<F1)。この場合、線材13からの距離が大きくなるほど、ゴム層10Aに作用する線材13の緊迫力F2が小さくなる。そして、この領域G2において、加硫時のゴム層10Aの膨張力F0がゴム層10Aに作用する線材13の緊迫力F2よりも大きくなることで(F2<F0)、ゴム層10Aの変形が可能となる。このとき、ゴム層10Aは、径方向の外側へ膨出するように変形する。
具体的には、上記領域G2の中央部C1において、加硫時のゴム層10Aの膨張力F0のゴム層10Aに作用する線材13の緊迫力F2に対する差[F0−F2]が最大となり、ゴム層10Aの径方向の外側への変形量(膨出量)が最大となる。そして、上記領域G2の中央部C1から上記領域G1にかけて、上記の差[F0−F2]が次第に小さくなり、その差に応じてゴム層10Aの径方向の外側への変形量が決まる。この場合、上記領域G2の中央部C1から上記領域G1にかけてゴム層10Aの径方向の外側への変形量が徐々に小さくなっていく。この実施形態では、上記領域G2において加硫処理時に上記のようなゴム層10Aの変形が発生するように、ゴム層10Aの肉厚および材料を選定している。
以上のように、ステップST5において、加硫処理にともなうゴム層10Aの変形によって、図5(b)に示すように、ディンプル形成部14が上記領域G2に形成されることになる。具体的には、上記領域G2の内面にディンプル14aが形成されるとともに、外周部に膨出部14bが形成される。
そして、ステップST6において、加硫処理後のゴム層10Aからマンドレル20を引き抜くことによって、ディンプル形成部14が形成されたゴムホース10が得られる(引抜工程)。
この実施形態によれば、ゴムホース10が上述のようにして製造されるので、次のような効果が得られる。
すなわち、内型となるマンドレル20にディンプル14aの凹形状に対応する凸部を形成しておかなくても、ゴム層10Aのうち隣り合う線材間13の領域G2において、加硫時のゴム層10Aの膨張力F0がゴム層10Aに作用する線材の緊迫力F2よりも大きくなることで、その領域G2の内面にディンプル14aを容易に形成することができる。また、凸部のないマンドレル20を用いることによって、引抜工程(ステップST6)において、ゴム層10Aからマンドレル20を容易に引き抜いて取り外すことができる。これにより、ゴムホース10の不良品の割合を低く抑えることができ、ゴムホース10の生産性の向上を図ることができる。
しかも、成形型等の外型を用いなくても、ホース外周部に膨出部14bを容易に形成することができる。したがって、外型の内面に膨出部を形成するための凹部を設けておく必要もなくなる。さらに、内型を外型の所定の位置にセットする必要もなくなり、ゴムホース10の製造工程を簡素化できる。これにより、ゴムホース10の生産性をさらに向上させることができる。
そして、上述のような製造方法により製造されたゴムホース10は、例えばラジエータホースのように、振動を受ける場所で使用するホースとして適している。その理由は、ゴムホース10のディンプル形成部14の肉厚t1が、それ周囲の部分15の肉厚t2に相当する厚さに形成されるので、ホース外周部でディンプル14aに対応する部分が平坦な構成に比べて、ゴムホース10のディンプル形成部14の剛性を高めることができるからである。つまり、肉厚を全体的に厚くしたり、蛇腹を設けたりしなくても、ゴムホース10の剛性を高めることができる。そして、これにより、ディンプル形成部14で発生する膜振動を低減することができ、その結果、膜振動にともなって発生する騒音(放射音)を低減することができるからである。
−他の実施形態−
以上、本発明の実施形態について説明したが、ここに示した実施形態は一例であり、さまざまに変形することが可能である。
ディンプル形成部14は、加硫時のゴム層10Aの膨張力F0と、ゴム層10Aに作用する線材13の緊迫力F1,F2とのバランスによって成形される形状であれば、その断面形状は特に限定されない。例えば、ディンプル形成部14の断面形状が径方向外側へ円弧状に膨らむような形状であってもよい。なお、ディンプル形成部14の形状は、ゴム層10Aの肉厚や材料、線材13の張力や材料、加硫処理の条件(温度等)などに応じてさまざまに変更することが可能である。
また、ゴムホース10に設けられる層の数や、ゴムホース10の内部に埋設される補強用の線材13の数は特に限定されない。
本発明の使用対象として挙げた自動車のエンジンの冷却装置のラジエータホースは一例であって、本発明は、さまざまなものに使用可能である。自動車における使用箇所としては、例えば、エンジンの冷却系統の配管や、吸気系統の配管、燃料供給系統の配管などが挙げられる。また、自動車用に限らず、産業用の種々のホースにも本発明は使用可能である。
実施形態に係るゴムホースを示す斜視図である。 図1のゴムホースを軸方向に直交する方向から見た断面図である。 図1のゴムホースを軸方向から見た断面図である。 図1のゴムホースの製造手順を示すフローチャートである。 ゴムホースの製造過程において、加硫処理の際、ゴム層にディンプルおよび膨出部が形成される様子を示す図である。
符号の説明
10 ゴムホース
10A ゴム層
11 内層
12 外層
13 線材
14 ディンプル形成部
14a ディンプル
14b 膨出部
20 マンドレル

Claims (2)

  1. 螺旋状に捲回された補強用の線材が内部に埋設されたゴム層を、内型の外周に形成した状態で加硫処理を行い、
    その加硫処理の際、ゴム層のうち線材の位置する領域において、ゴム層に作用する線材の緊迫力を加硫時のゴム層の膨張力以上とし、ゴム層のうち隣り合う線材間の領域において、上記線材の緊迫力を加硫時のゴム層の膨張力よりも小さくすることで、上記線材間の領域の内面にディンプルを形成し、
    上記加硫処理の際、上記線材間の領域の外周部でディンプル形成部に相当する部分に径方向の外側へ膨出する膨出部を形成することを特徴とするゴムホースの製造方法。
  2. ホース壁体の内部に補強用の線材が螺旋状に配置されたゴムホースであって、
    上記線材間の領域のホース内面に複数のディンプルが軸方向および周方向に離散的に形成されているとともに、ホース外周部で各ディンプル形成部に相当する部分にそれぞれ径方向の外側へ膨出する膨出部が形成されており、
    上記ディンプルおよび膨出部は、上記線材が埋設されたゴム層を内型の外周に形成した状態で加硫処理を行うことによって形成され、その加硫処理の際、ゴム層のうち線材の位置する領域において、ゴム層に作用する線材の緊迫力が加硫時のゴム層の膨張力以上とされ、上記線材間の領域において、上記線材の緊迫力が加硫時のゴム層の膨張力よりも小さくされることを特徴とするゴムホース。
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