JP5181634B2 - 燃料電池 - Google Patents
燃料電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5181634B2 JP5181634B2 JP2007298449A JP2007298449A JP5181634B2 JP 5181634 B2 JP5181634 B2 JP 5181634B2 JP 2007298449 A JP2007298449 A JP 2007298449A JP 2007298449 A JP2007298449 A JP 2007298449A JP 5181634 B2 JP5181634 B2 JP 5181634B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous body
- fuel cell
- gas
- water
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
- Inert Electrodes (AREA)
Description
図1は、本発明の第1実施例である燃料電池の構成の概略を表わす分解斜視図であり、図2は、図1における2−2断面を表わす断面模式図である。本実施例の燃料電池は、単セルを複数積層したスタック構造を有しているが、図1および図2では、スタックの構成単位である単セル10を中心にして、燃料電池の構成を表わしている。
図3は、単セル内酸化ガス流路の端部における酸化ガスおよび水の流れを表わす断面模式図である。既述したように、孔部83によって形成される酸化ガス供給マニホールドを流れる酸化ガスは、溝62および流路形成多孔質体23によって形成される単セル内酸化ガス流路へと分配される。溝62によって形成される空間と、流路形成多孔質体23内に形成される空間とでは、溝62によって形成される空間の方が、ガスが流れる際の抵抗が小さいため、単セル内酸化ガス流路に分配された酸化ガスは、主として、溝62によって形成される空間を流れる。流路形成多孔質体23内に形成される細孔は、流路形成多孔質体23の厚み方向にも連続して形成されているため、単セル内酸化ガス流路内を流れる酸化ガスは、流路形成多孔質体23を厚み方向に移動して、さらにガス拡散層22を介して、電解質膜上のカソードに供給される。
第1実施例では、流路形成多孔質体23を平板状に形成して、ガスセパレータ25の表面に、単セル内酸化ガス流路を形成するための溝62を設けたが、異なる構成としても良い。図6は、ガスセパレータと流路形成多孔質体との凹凸関係を逆にした第2実施例の燃料電池の構成を表わす分解斜視図である。第2実施例の燃料電池は、ガスセパレータ25に代えてガスセパレータ225を備え、流路形成多孔質体23に代えて流路形成多孔質体223を備えている。なお、図6では、第1実施例と共通する部分には同じ参照番号を付しており、詳しい説明は省略する。
第1実施例および第2実施例では、酸化ガスは、単セル内酸化ガス流路の端部において、全て流路形成多孔質体内に潜り込むこととしたが、異なる構成としても良い。図8は、第3実施例の燃料電池の構成を、図3と同様に示す断面模式図である。第3実施例の燃料電池は、第1実施例の燃料電池と類似する構成を有しているが、ガスセパレータ25に代えてガスセパレータ325を備えている。なお、図8では、第1実施例と共通する部分には同じ参照番号を付して詳しい説明を省略する。
第1実施例ないし第3実施例では、ガス拡散層22上に重ね合わせて流路形成多孔質体23を配置したが、異なる構成としても良い。すなわち、電極で生じた水が伝えられて、この水を電極の面方向に連続して導く第1の水誘導部を、面全体で電極と接触するように設けるのではなく、電極と離隔させて配置することとしても良い。図10は、第4実施例の燃料電池の構成を表わす分解斜視図である。第4実施例の燃料電池は、ガスセパレータ25に代えてガスセパレータ525を備え、流路形成多孔質体23に代えて水誘導多孔質体523を備えている。また、図11は、第4実施例の燃料電池における単セル内酸化ガス流路端部の様子を、図3と同様に示す断面模式図である。図10および図11では、第1実施例と共通する部分には同じ参照番号を付しており、詳しい説明は省略する。
第1ないし第4実施例の燃料電池では、第1の水誘導部として機能する多孔質体あるいはガスセパレータ表面に設けた溝が形成する空間を流れる酸化ガスの流れを、ガス排出口近傍において流路閉塞部によって妨げて、酸化ガスを上記多孔質体内へと潜り込ませたが、異なる構成としても良い。例えば、上記溝が形成する空間の端部を、第1の水誘導部と連続して設けられた多孔質体によって塞いで、ガス排出口を形成しても良い。このような構成を、第5実施例として以下に説明する。
第1ないし第5実施例では、水を電極の面方向に導く多孔質体として、面全体で電極と接触する多孔質体、あるいは、電極と離隔して、ガスセパレータ面に接触して設けられた多孔質体を用いたが、両方の多孔質体を備えることとしても良い。このような構成の一例を、第6実施例として以下に説明する。第6実施例の燃料電池は、図14に示した第5実施例の変形例の燃料電池において、水誘導多孔質体633に加えて、さらに、電極面(実際にはガス拡散層22)に接して配置される第1実施例の流路形成多孔質体23と同様の流路形成多孔質体637を備えている。図17は、第6実施例の燃料電池における単セル内酸化ガス流路端部の様子を、図3と同様に示す断面模式図である。第6実施例の燃料電池では、水誘導多孔質体633の線状凸部635と凸条564(図示せず)は、流路形成多孔質体637と接している。
第1ないし第6実施例のように、単セル内酸化ガス流路において水を電極面方向に導く第1の水誘導部と、流路抵抗が高められたガス排出口を備える燃料電池を用いて、酸化ガスの流れ方向を切り替えることにより、燃料電池内部の水分量の適正化を図ることが可能になる。このような燃料電池システムを、第7実施例として以下に説明する。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
第1ないし第5実施例では、単セル内酸化ガス流路において水を面方向に導く第1の水誘導部を構成する親水性多孔質体として、金メッキを施した発泡チタンを用いたが、異なる多孔質体を用いても良い。燃料電池内部の環境で充分な耐食性を示し、多孔質基材(実施例ではチタン)よりも親水性が高い(接触角が小さい)材料によって表面を被覆することで、親水性の高い第1の水誘導部を得ることができる。あるいは、多孔質基材として、金属多孔質体に代えてカーボン多孔質体を用い、このカーボン多孔質体を酸処理して表面を粗げると共に親水基である水酸基を導入して、第1の水誘導部となる親水性多孔質体を作製しても良い。このとき、カーボン多孔質体に対して、さらにプラズマ処理を行なっても良い。第1の水誘導部を構成する多孔質体は、例えば、この第1の多孔質体の基部を構成する材料から成る部材における接触角を、金の接触角以下にする表面処理を、上記した材料から成る多孔質体に対して施して形成することで、充分な親水性を有する多孔質体とすることができる。
水を面方向に導く第1の水誘導部を形成する親水性多孔質体は、その細孔径を、多孔質体全体で均一に形成するのではなく、ガス排出口近傍において、他の領域よりも細孔径を小さくしても良い。このような構成とすることで、ガス排出口近傍において、酸化ガスが通過する際の抵抗がさらに大きくなるため、細孔表面に連続して存在する水をガスが引っ張る力が、より強く働くようになる。また、上記構成とすることで、第1の水誘導部において、ガス排出口近傍領域における保水力を、他の領域よりも高めることができるため、単セル内酸化ガス流路内の水が、ガス排出口近傍へと集まりやすくなる。そのため、ガス排出口を介した第1の水誘導部からの排水効率を向上させることができる。また、第1の水誘導部を構成する多孔質体において、ガス排出口近傍の平均細孔径のみをより小さくするため、第1の水誘導部全体の平均細孔径を小さくする場合に比べて、ガス流路全体の圧損の上昇を抑えることができる。したがって、酸化ガスを供給するための補機損を抑え、システム効率の低下を抑制することができる。このような構成は、特に、燃料電池の内部が水分過剰となり易い運転状態(ウエット運転状態)で燃料電池を運転する場合に、過剰な液水に起因する問題の発生を抑制できて望ましい。なお、既述した第7実施例では、燃料電池の発電中に、ウエット運転状態とドライ運転状態とに状態が変動する場合を問題にしていたが、ここでいうウエット運転状態は、燃料電池が発電中に、常に水分過剰となり易いような場合を指している。例えば、比較的低い状態(例えば60℃)で燃料電池の発電を行なう場合を挙げることができる。
第1の水誘導部を形成する親水性多孔質体において、ガス排出口近傍において、他の領域よりも、表面の親水度を高めることとしても良い。このような構成とすることで、ガス排出口近傍において水を保持する働きを強めることができるため、ガス排出口近傍からの排水が行なわれ易くなり、第1の水誘導部からの排水効率を向上させることができる。このような構成は、特に、上記変形例2で説明したウエット運転状態で燃料電池を運転する場合に、過剰な液水に起因する問題の発生を抑制できて望ましい。
第1および第2実施例のように、単セル内酸化ガス流路となる空間の端部を流路閉塞部によって塞ぎ、ガス排出口近傍における酸化ガスの流れを、第1の水誘導部である多孔質体の内部に導く場合に、上記多孔質体のガス排出口側の端部の一部を、さらに閉塞させることとしても良い。図20は、このような変形例5の燃料電池における単セル内酸化ガス流路端部の様子を、図3と同様に示す断面模式図である。図20では、第1実施例と共通する部分には同じ参照番号を付しており、詳しい説明は省略する。
第1ないし第5実施例では、単セル内酸化ガス流路となる空間を形成するために、ガスセパレータや流路形成多孔質体、あるいは水誘導多孔質体の表面に、互いに略平行な複数の溝を設けたが、異なる形状の凹凸構造を設けても良い。ガス流路を形成する凹凸構造は、酸化ガス供給マニホールドと酸化ガス排出マニホールドとを連通させることができる形状であればよい。例えば、酸化ガスを直進させるのではなく、途中でガスの流れ方向を変更させる折れ曲がり部を有するガス流路を形成する形状としても良い。あるいは、ガスセパレータや流路形成多孔質体、あるいは水誘導多孔質体の表面に、所定の間隔を置いて配置する複数の突起を設け、突起の間に形成される空間によって、単セル内酸化ガス流路を形成しても良い。異なる形状であっても、単セル内酸化ガス流路の出口部において、第1の水誘導部と重なる形状であって流路抵抗が高くなる形状のガス排出口が形成されていれば、実施例と同様の効果が得られる。
第1ないし第5実施例では、ガスセパレータや流路形成多孔質体、あるいは水誘導多孔質体の表面に、複数の凸条および溝から成る凹凸形状を形成して、親水性多孔質体内の細孔以外に酸化ガスが流れる空間を確保している。このように、酸化ガスを導く空間を形成すると共に、MEA20とガスセパレータとの間の集電を確保するために、上記した凹凸形状の形成に代えて、エキスパンドメタルなどのスペーサを用いても良い。
第1ないし第5実施例では、水を面方向に連続して導く第1の水誘導部として、親水性多孔質体を用いたが、異なる構成としても良い。図21は、親水性多孔質体とは異なる第1の水誘導部を備える燃料電池の構成の一例を示す分解斜視図である。図21において、実施例の燃料電池と共通する部分には同じ参照番号を付して、詳しい説明を省略する。
電極の面方向に連続して水を導く第1の水誘導部を備える本発明の燃料電池において、単セル内酸化ガス流路へと酸化ガスが流入するガス流入口の少なくとも一部を覆う多孔質体をさらに設けることとしても良い。このような多孔質体を、第1の水誘導部との間で水が移動可能になるように配置すれば、この多孔質体内に酸化ガスを通過させることによって、単セル内酸化ガス流路へと流入する酸化ガスの加湿を行なうことが可能になる。
第1ないし第7実施例、および上記変形例1ないし9では、カソードとガスセパレータとの間で電極の面方向に水を導く第1の水誘導部を、電極全体を覆うように配置しているが、電極上の一部の領域だけを覆うように配置しても良い。例えば、図21に示した変形例8の燃料電池において、第1の水誘導部としてガスセパレータ表面に形成した溝723を、電極が重なる範囲全体にわたって形成するのではなく、例えば、酸化ガス排出マニホールドを形成する孔部84に近い半分の領域だけに形成することとしても良い。電極と重なる領域の少なくとも一部において、ガス排出口へと面方向に水を導く第1の水誘導部を設けるならば、電極から第1の水誘導部へと移動した水をガス流れを利用して排水することによる同様の効果を得ることができる。
実施例では、単セル内酸化ガス流路側において、電極で生じた水を面方向に導く第1の水誘導部を設けると共に、少なくとも一部が第1の水誘導部と重なって開口するガス排出口において、酸化ガスが流れる際の抵抗が大きくなる形状にして、第1の水誘導部からの連続的な排水を可能にしている。カソードは、電気化学反応に伴って水が生じるため、排水性を向上させることによる効果が大きいが、同様の構成を、単セル内酸化ガス流路側に代えて単セル内燃料ガス流路側に設けても良く、双方に設けても良い。少なくともいずれか一方の単セル内ガス流路において、このような構成を設けることで、設けた側のガス流路における排水性を向上させることができる。
20…MEA
21,22…ガス拡散層
23,223,623…流路形成多孔質体
25,125,225,325,425,525,625,725…ガスセパレータ
40…燃料電池システム
41…
42…燃料電池
43…ブロワ
44〜46…バルブ
47…制御部
50〜56…酸化ガス流路
62,63,162,262,562,662…溝
65,265,365,565…流路閉塞部
66…シール部
68,168,368,468,568,668,768…ガス排出口
83〜86…孔部
261,561,761…凹部
264,564,664…凸条
266…平坦領域
467…開口調節部
523,633…水誘導多孔質体
566…平坦領域
665,635…線状凸部
666…凹部
723…溝
765…排出口狭窄部
767…エキスパンドメタル
823…流路形成多孔質体
865…凸部
Claims (27)
- 燃料電池であって、
電解質層と、
前記電解質層上に形成された電極と、
前記電解質層および前記電極と共に積層され、前記電極との間で、電気化学反応に供される反応ガスが流れるガス流路を形成するガスセパレータと、
前記電極と前記ガスセパレータとの間に配置されると共に、前記電極との間で水が移動可能に接続され、前記電極の面の方向に水を導く第1の水誘導部と、
前記ガス流路の端部において、少なくとも一部が前記第1の水誘導部の端部と重なって開口し、前記ガス流路を流れる反応ガスを前記ガス流路から排出するためのガス排出口であって、前記ガス流路の内部よりも、前記反応ガスが流れる際の抵抗が大きくなる形状を有するガス排出口と
を備える燃料電池。 - 請求項1記載の燃料電池であって、
前記第1の水誘導部は、前記電極全体を覆って配置されている
燃料電池。 - 請求項1または2記載の燃料電池であって、
前記第1の水誘導部は、前記ガス流路を流れる前記反応ガスが流入可能な細孔であって、少なくとも前記電極の面の方向に連通して拡がる細孔を、内部に有する第1の多孔質体によって形成されている
燃料電池。 - 請求項3記載の燃料電池であって、
前記ガス流路における前記ガス排出口側の端部は閉塞されており、
前記ガス排出口は、前記第1の多孔質体の端部である
燃料電池。 - 請求項4記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体は、前記ガス排出口側の端部において、断面の一部が閉塞されている
燃料電池。 - 請求項3記載の燃料電池であって、
前記ガス排出口は、前記第1の多孔質体の端部に加えて、前記ガス流路の断面の一部に対して開口する
燃料電池。 - 請求項3ないし6いずれか記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体は、前記ガス排出口近傍において、他の部位よりも平均細孔径が小さく形成されている
燃料電池。 - 請求項3ないし6いずれか記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体は、前記ガス排出口近傍において、他の部位よりも平均細孔径が大きく形成されている
燃料電池。 - 請求項3ないし8いずれか記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体は、前記ガス排出口近傍において、他の部位よりも親水度が高く形成されている
燃料電池。 - 請求項3ないし8いずれか記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体は、前記ガス排出口近傍において、他の部位よりも親水度が低く形成されている
燃料電池。 - 請求項3ないし10いずれか記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体に形成された前記細孔は、前記電極の面方向に加えて、前記積層の方向にも連通して拡がり、
前記第1の多孔質体は、前記電極上に接して、前記電極全体を覆って設けられ、
前記ガス流路は、前記第1の多孔質体と前記セパレータとの間に形成されている
燃料電池。 - 請求項11記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体あるいは前記セパレータは、対向する前記セパレータあるいは前記第1の多孔質体と接する複数の凸部を有し、
前記ガス流路は、前記複数の凸部の間に形成される空間によって形成される
燃料電池。 - 請求項3ないし10いずれか記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体は、前記セパレータにおける前記ガス流路を形成する面上に配置され、
前記ガス流路は、前記電極と前記多孔質体との間に形成され、
前記燃料電池は、さらに、前記電極と前記第1の多孔質体との間を、水が移動可能に接続する第2の水誘導部を備える
燃料電池。 - 請求項13記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体は、対向する前記電極と接する複数の凸部を有し、
前記ガス流路は、前記複数の凸部の間に形成される空間によって形成され、
前記第2の水誘導部は、前記複数の凸部である
燃料電池。 - 請求項13または14記載の燃料電池であって、さらに、
前記電極上に接して、前記電極全体を覆う第2の多孔質体を備え、
前記ガス流路は、前記第1の多孔質体と前記第2の多孔質体との間に形成され、
前記第2の水誘導部は、前記第1の多孔質体と前記第2の多孔質体との間を、水が移動可能に接続する
燃料電池。 - 請求項15記載の燃料電池であって、
前記第2の多孔質体は、前記第1の多孔質体よりも薄く形成されている
燃料電池。 - 請求項15または16記載の燃料電池であって、
前記第2の多孔質体は、前記第1の多孔質体よりも、平均細孔径が大きい
燃料電池。 - 請求項3ないし17いずれか記載の燃料電池であって、
前記第1の多孔質体は、該第1の多孔質体の基部を構成する材料から成る部材における接触角を金の接触角以下にする表面処理を、前記材料から成る多孔質体に対して施して成る
燃料電池。 - 請求項1または2記載の燃料電池であって、
前記第1の水誘導部は、前記セパレータにおける前記ガス流路を形成する面に形成された複数の溝であり、
前記ガス排出口は、前記第1の水誘導部と連続して形成されると共に、前記ガス流路の断面の一部に対して開口し、
前記燃料電池は、さらに、前記電極と前記第1の水誘導部との間を、水が移動可能に接続する第2の水誘導部を備える
燃料電池。 - 請求項6または19記載の燃料電池であって、
前記ガス排出口は、水を吸収して膨張すると共に水を放出して収縮する水吸収材を、開口する壁面の一部に備える
燃料電池。 - 請求項1ないし3いずれか記載の燃料電池であって、
前記ガス排出口の一部は、前記第1の水誘導部の端部で開口すると共に、前記ガス排出口の残りの部分は、前記第1の水誘導部との間で水が移動可能に接続された第2の多孔質体に覆われている
燃料電池。 - 請求項21記載の燃料電池であって、
前記第1の水誘導部は、前記ガス流路を流れる前記反応ガスが流入可能な細孔であって、少なくとも前記電極の面の方向に連通して拡がる細孔を、内部に有する第1の多孔質体によって形成されており、
前記第1の多孔質体と前記第2の多孔質体とは、平均細孔径が異なる
燃料電池。 - 請求項21または22記載の燃料電池であって、
前記第2の多孔質体は、平均細孔径の異なる複数の部分によって構成されている
燃料電池。 - 請求項1ないし23いずれか記載の燃料電池であって、さらに、
前記第1の水誘導部の端部に設けられ、前記第1の水誘導部との間で水が移動可能に接続されると共に、前記ガス流路へと前記反応ガスが流入するガス流入口の少なくとも一部を覆って設けられた第3の多孔質体を備える
燃料電池。 - 請求項1ないし24いずれか記載の燃料電池であって、
前記第1の水誘導部には、親水処理が施されている燃料電池。 - 請求項25記載の燃料電池であって、
前記電極はさらに、撥水処理が施されたガス拡散層を備える
燃料電池。 - 燃料電池システムであって、
請求項1ないし26いずれか記載の燃料電池であって、さらに、前記反応ガスが流れる際の抵抗が前記ガス排出口よりも小さく形成されており、前記ガス流路へと前記反応ガスが流入するガス流入口を備えた燃料電池と、
前記燃料電池に対して前記反応ガスを供給するガス供給部と、
前記ガス供給部と前記燃料電池とを接続する第1の配管と、
前記燃料電池に接続されて、前記燃料電池から排出された前記反応ガスが流れる第2の配管と、
前記燃料電池の内部が、水分不足であるか否かを判定するドライ運転状態判定部と、
前記ドライ運転状態判定部が水分不足であると判定したときには、前記ガス供給部を、前記第1の配管に代えて前記第2の配管に接続させて、前記燃料電池の内部における前記反応ガスの流れ方向が反転するように、前記第1の配管および前記第2の配管における接続状態を切り替える流路切り替え部と
を備える燃料電池システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007298449A JP5181634B2 (ja) | 2006-12-04 | 2007-11-16 | 燃料電池 |
US11/948,300 US7871733B2 (en) | 2006-12-04 | 2007-11-30 | Fuel cells having a water guide element |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006327056 | 2006-12-04 | ||
JP2006327056 | 2006-12-04 | ||
JP2007298449A JP5181634B2 (ja) | 2006-12-04 | 2007-11-16 | 燃料電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008166260A JP2008166260A (ja) | 2008-07-17 |
JP5181634B2 true JP5181634B2 (ja) | 2013-04-10 |
Family
ID=39695422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007298449A Expired - Fee Related JP5181634B2 (ja) | 2006-12-04 | 2007-11-16 | 燃料電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5181634B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4959671B2 (ja) * | 2008-12-22 | 2012-06-27 | シャープ株式会社 | 燃料電池システムおよびそれを備えた電子機器 |
JP2010186578A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Toyota Motor Corp | 燃料電池用セパレータ |
JP5332898B2 (ja) * | 2009-05-21 | 2013-11-06 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池及び燃料電池システム |
CA2924834C (en) * | 2013-09-23 | 2021-06-29 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Bipolar plate design with non-conductive picture frame |
FR3016243B1 (fr) * | 2014-01-07 | 2016-02-05 | Commissariat Energie Atomique | Plaque de guidage d'ecoulement pour pile a combustible |
US10418647B2 (en) | 2015-04-15 | 2019-09-17 | Lockheed Martin Energy, Llc | Mitigation of parasitic reactions within flow batteries |
CN107925047A (zh) | 2015-08-19 | 2018-04-17 | 洛克希德马丁尖端能量存储有限公司 | 液流电池内的固体减少 |
US10147957B2 (en) | 2016-04-07 | 2018-12-04 | Lockheed Martin Energy, Llc | Electrochemical cells having designed flow fields and methods for producing the same |
US10381674B2 (en) | 2016-04-07 | 2019-08-13 | Lockheed Martin Energy, Llc | High-throughput manufacturing processes for making electrochemical unit cells and electrochemical unit cells produced using the same |
US10109879B2 (en) | 2016-05-27 | 2018-10-23 | Lockheed Martin Energy, Llc | Flow batteries having an electrode with a density gradient and methods for production and use thereof |
US10403911B2 (en) | 2016-10-07 | 2019-09-03 | Lockheed Martin Energy, Llc | Flow batteries having an interfacially bonded bipolar plate-electrode assembly and methods for production and use thereof |
US10573899B2 (en) | 2016-10-18 | 2020-02-25 | Lockheed Martin Energy, Llc | Flow batteries having an electrode with differing hydrophilicity on opposing faces and methods for production and use thereof |
KR20240042180A (ko) | 2017-03-17 | 2024-04-01 | 미쯔비시 케미컬 주식회사 | 구획 부재 및 조전지 |
US10581104B2 (en) | 2017-03-24 | 2020-03-03 | Lockheed Martin Energy, Llc | Flow batteries having a pressure-balanced electrochemical cell stack and associated methods |
JP7081517B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2022-06-07 | トヨタ紡織株式会社 | 燃料電池用セパレータ |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06101341B2 (ja) * | 1987-06-19 | 1994-12-12 | 呉羽化学工業株式会社 | 燃料電池用リブ付きセパレーターの製造方法 |
JPH1116591A (ja) * | 1997-06-26 | 1999-01-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体高分子型燃料電池、固体高分子型燃料電池システム及び電気機器 |
JP3644007B2 (ja) * | 1998-08-11 | 2005-04-27 | 株式会社豊田中央研究所 | 燃料電池 |
JP3610892B2 (ja) * | 2000-07-26 | 2005-01-19 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池 |
JP2002158023A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-31 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 燃料電池システム |
JP2002164056A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-06-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 固体高分子電解質型燃料電池及び電極、及びその電極の製造方法 |
JP4372370B2 (ja) * | 2001-04-02 | 2009-11-25 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 燃料電池 |
JP2004079457A (ja) * | 2002-08-22 | 2004-03-11 | Nissan Motor Co Ltd | 固体高分子型燃料電池 |
JP2004185944A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 固体高分子形燃料電池 |
JP2004342483A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池 |
JP2005222898A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Nissan Motor Co Ltd | 固体高分子型燃料電池 |
JP4453426B2 (ja) * | 2004-04-14 | 2010-04-21 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池 |
JP2006079982A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池 |
JP2006127770A (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-18 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
JP4507833B2 (ja) * | 2004-11-02 | 2010-07-21 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池及びその製造方法 |
JP2006172759A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Toyota Motor Corp | 燃料電池 |
-
2007
- 2007-11-16 JP JP2007298449A patent/JP5181634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008166260A (ja) | 2008-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5181634B2 (ja) | 燃料電池 | |
US7871733B2 (en) | Fuel cells having a water guide element | |
JP4876766B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP5125275B2 (ja) | 燃料電池および燃料電池搭載車両 | |
JP4172174B2 (ja) | 燃料電池 | |
WO2006121157A1 (ja) | 燃料電池 | |
JP4590050B2 (ja) | 燃料電池スタック | |
WO2007083838A1 (ja) | 燃料電池 | |
KR101223082B1 (ko) | 연료전지 | |
US20090087711A1 (en) | Fuel cell electrode, fuel cell, and fuel cell stack | |
EP2367227A2 (en) | A membrane electrode assembly for a fuel cell and a fuel cell stack incorporating the same | |
JP5153159B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP2005158670A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2011044297A (ja) | 燃料電池 | |
JP2005197150A (ja) | 燃料電池 | |
JP2009099262A (ja) | 燃料電池 | |
JP2011034768A (ja) | 燃料電池 | |
JP2004146246A (ja) | 固体高分子型燃料電池、固体高分子型燃料電池用の酸化剤ガスセパレータ | |
JP2007294331A (ja) | 燃料電池および燃料電池用ガスセパレータ | |
JP4635462B2 (ja) | 多孔質のセパレータを備える燃料電池 | |
JP2007184129A (ja) | 固体高分子型形燃料電池の膜電極接合体 | |
CN112771700B (zh) | 流体引导流路及具备该流体引导流路的燃料电池 | |
JP4923386B2 (ja) | 多孔質のセパレータを備える燃料電池 | |
JP4635465B2 (ja) | 燃料電池および燃料電池用ガスセパレータ | |
JP2022114096A (ja) | 燃料電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121002 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121231 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |