JP5179874B2 - 高周波加熱電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子レンジのようにマグネトロンを駆動して誘電加熱を行う高周波加熱電源装置の分野で、マグネトロンの発振直後の不安定な状態から生じる入力電流のオーバーシュートを抑制する制御に関するものである。
一般家庭で使用される電子レンジ等の高周波加熱調理機器に用いられる電源としてはその性質上(持ち運びが容易で且つ調理室を大きくするために電源が内蔵される機械室スペースは小さいものが望まれる)、小型で軽いものが望まれてきた。そのため、電源のスイッチング化による小型軽量化、低コスト化が進められ、インバータ電源が主流になりつつある。また、高出力化の要望もあり大電流を制御する技術も必要となり、特にマイクロ波を照射するマグネトロンが非発振の状態から発振した際に生じる入力電流のオーバーシュートを如何にして抑制するかが課題であり、その制御方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図9はマグネトロン駆動用の高周波加熱電源装置(インバータ電源)の一例を示している。直流電源1、リーケージトランス2、第一の半導体スイッチング素子3、第一のコンデンサ5(スナバコンデンサ)、第二のコンデンサ6(共振コンデンサ)、第三のコンデンサ7(平滑コンデンサ)、第二の半導体スイッチング素子4、駆動部13、全波倍電圧整流回路11、およびマグネトロン12とから構成されている。
直流電源1は商用電源を全波整流して直流電圧VDCを、第二のコンデンサ6とリーケージトランス2の一次巻線8との直列回路に印加する。第一の半導体スイッチング素子3と第二の半導体スイッチング素子4とは直列に接続され、リーケージトランス2の一次巻線8と第二のコンデンサ6との直列回路は第二の半導体スイッチング素子4に並列に接続されている。
第一のコンデンサ5は第二の半導体スイッチング素子4に並列に接続され、スイッチングの際に発生する突入電流(電圧)を抑えるスナバ的な役割を有する。リーケージトランス2の二次巻線9で発生した交流高電圧出力は全波倍電圧整流回路11で直流の高電圧に変換されてマグネトロン12のアノード−カソード間に印加されている。リーケージトランス2の三次巻線10はマグネトロン12のカソードに電流を供給している。
第一の半導体スイッチング素子3および第二の半導体スイッチング素子4はIGBTと、それに並列に接続されるフライホイールダイオードとから構成されている。当然であるが前記第一、第二の半導体スイッチング素子3、4はこの種類に限定されるものではなくサイリスタ、GTOスイッチング素子等を用いることもできる。
駆動部13はその内部に第一の半導体スイッチング素子3と第二の半導体スイッチング素子4の駆動信号を作るための発振部を有し、この発振部で所定周波数の矩形波が発生され、第一の半導体スイッチング素子3および第二の半導体スイッチング素子4にDRIVE信号が与えられる。第一の半導体スイッチング素子3、あるいは第二の半導体スイッチング素子4の一方がターンオフした直後は他方の半導体スイッチング素子の両端電圧が高いため、この時点でターンオフさせるとスパイク状の過大電流が流れ、不要な損失、ノイズが発生する。しかし、デッドタイムを設けることにより、この両端電圧が約0Vに減少するまでターンオフを遅らせるため前記不要な損失、ノイズ発生が防止できる。当然、逆の切り替わり時も同様の働きをする。
駆動部13より与えられるDRIVE信号による各モードの詳細な動作については割愛するが図9の回路構成の特徴としては一般家庭向け電源で最も高い電圧となる欧州240Vにおいても第一の半導体スイッチング素子3、第二の半導体スイッチング素子4への発生電圧は直流電源電圧VDCと同等となり、すなわち240√2=339Vとなる。よって雷サージ、瞬時電圧低下等の異常時を想定したとしても第一の半導体スイッチング素子3と第二の半導体スイッチング素子4は安価な600V程度の耐圧品で問題なく使用できる。また駆動部13は入力電流Iinと各出力レベルに応じた基準電圧(REF)とを入力電流一定制御部14により制御され所望の出力レベルを得ている。
図10はインバータ電源の動作によりマグネトロンが非発振の状態から発振するまでを入力電流Iinにて示している。横軸に時間をとり、縦軸に入力電流Iin(A)と入力電流用の制御信号(マイコンからのPWM信号)をオンデューティ標記している。またマグネトロンが非発振から発振するまでの過程を細かく細分化すると1)非発振(起動モード)、2)発振(起動モード)、3)発振(定常モード)と示せる。まず1)非発振(起動モード)ではマグネトロンが発振していないインピーダンス無限大の状態であり、入力電流Iinはわずかに流れるのみで当然PWMで示す所望の入力は得られない。2)発振(起動モード)は今回の改善が必要となる部分である。すなわち、発振した直後のマグネトロンの不安定な状態で入力電流を精密に制御するには困難な領域であり、同図のようにオーバーシュートしていることが分かる。3)発振(定常モード)では安定した入力電流制御が可能となる領域と言える。
次にこの種のインバータ電源回路(インダクタンスLとキャパシタンスCで共振回路を構成)における共振特性を図11に示す。図11は一定電圧を印加した場合の電流−使用周波数特性を示す線図であり、周波数f0が共振周波数である。実際のインバータ動作においてはこの周波数f0より高い周波数範囲f1〜f3の電流−周波数曲線特性I1(実線部)を使用している。
すなわち、共振周波数f0の時が電流I1は最大で周波数範囲がf1〜f3へと高くなるにしたがって電流I1は減少する。なぜならf1〜f3の間で低周波になるほど共振周波数に近づくためリーケージトランスの二次側に流れる電流が大きくなり、逆に高周波になると共振周波数から遠ざかるためリーケージトランスの二次側電流が小さくなるからである。非線形負荷であるマグネトロンを駆動するインバータ電源においてはこの周波数を変えることにより所望の出力を得ている。例えば200W出力で使用する場合はf3近傍に、600W出力の場合はf2近傍、1200W出力の場合はf1近傍という具合にLC電源では不可能なリニアな連続出力を得ることができる。この出力レベルごとの動作周波数は図9に示した駆動部13により与えられるが、その中身は入力電流を電圧に変換したものを各々の出力レベル基準電圧と同じになるように制御する入力制御一定回路部14にて実現している。また、交流の商用電源を使用しているため電源位相の0°、180°付近では高電圧を印加しないと高周波発振しないマグネトロンの特性に合わせて、この区間ではインバータ動作周波数として共振電流が大きくなるf1近傍に設定する。これにより商用電源電圧に対するマグネトロン印加電圧の昇圧比を高め、電波を発する導通角が広げられることとなる。
特開2000−21559号公報
しかしながら、上記のような構成では下記の課題があった。
すなわち、入力電流を制御する際に基準となる信号(REF)を設定(外部コントロール基板のマイコンからの入力電流用制御信号を使用)し、インバータ電源に実際に流れる電流を電圧に変換して上記の基準信号REFと同じになるように制御するがゆえに最大出力時にはマグネトロンの非発振から発振直後の不安定な状態で生ずる入力電流のオーバーシュートが大きくなるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、マグネトロンの非発振(起動モード)と発振(定常モード)における入力電流用制御信号のPWM設定値を変えることで発振直後のオーバーシュートを抑制できる構成とした。
上記のような構成において本発明は、マグネトロンが非発振の状態から発振した直後の不安定な状態における入力電流のオーバーシュートを抑制して各部品に与える過負荷を回避でき、スムーズなマグネトロン発振(起動から定常への移行)を実現できる。またオーバーシュートの際に発生する過大電圧による異常電圧検出停止といった問題も解決できる。
本発明の高周波加熱電源装置によれば、例え定常モード時のPWM設定値が最大出力値に設定されていたとしても発振直後にはオーバーシュートを含んで大電流に制御を試みることはなく、マグネトロンが安定した状態に移行してから実際の定常モードのPWM設定値に移行するため、入力電流のオーバーシュートは極力抑制することができる。
第1の発明は商用電源を用いて半導体スイッチング素子にて高周波スイッチング動作をさせることによりマグネトロンを駆動する高周波加熱電源装置において、前記マグネトロンが発振した直後の入力電流のオーバーシュートを抑制するために入力電流用制御信号を用いることを特徴とする。
第2の発明は、請求項1記載の発明において前記入力電流用制御信号は前記マグネトロンの非発振(起動モード)と発振(定常モード)で異なる値を設定したことを特徴とする。
第3の発明は、請求項2記載の発明において前記入力電流用制御信号の起動モードの設定値は前記マグネトロンが発振した後から除々に定常モードの設定値に向けて変化させることを特徴とする。
第4の発明は、請求項2または請求項3記載の発明において前記入力電流用制御信号の起動モードの設定値は定常モードの各出力レベルに関わらず一定としたことを特徴とする。
第5の発明は、請求項3記載の発明において前記入力電流用制御信号の起動モードの設定値は非発振と発振(共に起動モードに於いて)を見極めるIINTH閾値と同じになるように設定され、その後の定常モードでの設定値に移行する際に各出力レベルに関わらず同じ傾斜で変化させることを特徴とする。
上記の構成により、マグネトロンが非発振の状態から発振した直後の不安定な状態で生ずる入力電流のオーバーシュートを抑制して各部品に与える過負荷を回避でき、スムーズなマグネトロン発振(起動から定常への移行)を実現できる。またオーバーシュートの際に発生する過大電圧による異常電圧検出停止といった問題も解決できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、本発明は前記した通りマグネトロンの非発振(起動モード)と発振(定常モード)における入力電流用制御信号のPWM設定値を変えることで発振直後のオーバーシュートを抑制できる構成としたものであり、図1,3,5,7のREF出力信号以降の構成は図9と同様である。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1のマグネトロン駆動用インバータ電源の概略構成図を示している。なお、上述のように、REF出力信号以降の構成については図9に示した従来の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図1に示すPWM設定部101は、起動モード時と定常モード時では異なるPWMを設定する。非発振・発振判定部102は、IINTH信号とIin信号を比較して、起動モードと定常モードとの切り替えを行う。すなわち、IINTH>Iinが非発振,IINTH<Iinが発振と判定される。その信号はタイムラグを設けた後、起動・定常判定部103を経てPWM設定部101に入力され、出力するPWM信号を起動モード値にするか定常モード値にするかが決められる。
パルス幅→電圧変換部104では、PWMのオンデューティー比に比例する形で電圧に変換され、例えばPWM=85%の際はREF=6Vで1000W出力の基準信号に、PWM=60%の際はREF=4.2Vで700W出力の基準信号に設定できる。なお、図1中のフォトカプラ105は、GND電位の異なるインバータ側と外部コントロール基板(制御基板)側との絶縁インターフェースとして用いている。
図2は、本発明に係わるマグネトロン駆動用インバータ電源の動作によりマグネトロンが非発振の状態から発振するまでを入力電流Iinにて示した入力電流特性図である。図の通り起動モードと定常モードにおいてPWM設定値のオンデューティを変えることにより入力電流のオーバーシュート抑制を実現している(請求項1)。すなわちマグネトロン発振直後の不安定な間はPWM設定値のオンデューティを低く設定することにより入力電流を低く制御する状態にしており、発振直後から安定した発振状態に移行したことを確認した後に正規の所望の定常モードにおけるPWM設定値にしている。これにより、例え定常モードでのPWM設定値が最大出力であったとしてもオーバーシュートを抑制しながら安定した起動を実現している(請求項2)。
実際には外部コントロール基板からのPWM信号はインバータ電源内でオンデューティに比例した基準信号REFに変換され、入力電流を電圧に変換した信号とを比較して入力一定制御部にて等しくなるように動作周波数を司る駆動部に伝えられる。この際、REF端子にはコンデンサを用いることで図2に示すようなオンデューティの急激な変化は吸収されている。
また、発振(起動モード)と発振(定常モード)へのPWM信号の切り替えにおいては同図に示すIINTH閾値を設けて入力電流がその閾値を超えたか否かにより判断している。さらにIINTH閾値を超えた直後はまだマグネトロンの発振安定性は確保できていないためインバータ電源と外部コントロール基板との通信の中でPWM周期の数倍程度のタイムラグを設けた後に定常モードのPWM設定値に切り替えている。
起動モードでのPWM設定値の注意点としては設定値によるIin値がIINTH閾値よりも大きくなるように設定することである。そうしなければ定常モードへのPWM設定値移行ができなくなるからである。
(実施の形態2)
図3は、本実施の形態2のマグネトロン駆動用インバータ電源の概略構成図を示している。なお、上述のように、REF出力信号以降の構成については図9に示した従来の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。本実施の形態2のマグネトロン駆動用インバータ電源は、図3に示すように、PWM設定部201において起動→定常の制御が追加されている。それ以外の処理は実施の形態1と同様であり、上述した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4は、上記実施の形態1にて示した方式に加えて起動モードから定常モードへのPWM信号の設定値移り変わりを除々に変化させている本実施の形態2の入力電流特性図を示している。例えば起動モードでのPWM設定値を30%とすると定常モードではMAXの85%であり、1%/msとすれば55ms後に最終の定常モード設定値に到達する。こうすることで実施の形態1において示した入力電流のオーバーシュート抑制をさらに改善することができる(請求項3)。
(実施の形態3)
図5は、本実施の形態3のマグネトロン駆動用インバータ電源の概略構成図を示している。なお、上述のように、REF出力信号以降の構成については図9に示した従来の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。本実施の形態3のマグネトロン駆動用インバータ電源は、図5に示すように、PWM設定部301において起動モードの設定値をデューティー比30%固定としている。それ以外の処理は実施の形態1となんら変わりはない。それ以外の処理は実施の形態1と同様であり、上述した構成要素と同一の構成要素にはついては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6は、上記実施の形態1および2にて示した方式において、各出力レベルに応じた定常モードのPWM設定値に関わらず起動モードのPWM設定値を固定としている本実施の形態3の入力電流特性図を示している。この場合定常モードでの最小出力値がIINTH閾値より低い値であったとしても特に起動モードにおける設定値を計算して設定する必要はない。実施の形態1で述べた起動モードでのPWM設定値の注意点を守り且つ、定常モードにおける最大出力値の場合においてもオーバーシュートを十分抑制できる値に起動モードでのPWM設定値を一度だけ設定すれば良い(請求項4)。
(実施の形態4)
図7は、本実施の形態4のマグネトロン駆動用インバータ電源の概略構成図を示している。なお、上述のように、REF出力信号以降の構成については図9に示した従来の構成と同様であるので、ここでは説明を省略する。本実施の形態4のマグネトロン駆動用インバータ電源は、図7に示すように、PWM設定部401において起動モードの設定値をIINTH閾値と同値としている。さらに起動→定常の推移はΔ(MAX−IINTH)/20msの固定値としている。それ以外の処理は実施の形態1と同様であり、上述した構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8は、上記実施の形態3に示した方式において起動モードでのPWM設定値をIINTH閾値と同じに設定している本実施の形態4の入力電流特性図を示している。また、定常モードでのPWM設定値に向けて変移させる傾斜は各出力レベルに関わらず一定であり制御の煩雑さを解消している。さらに変移傾斜を適切にすることで、実施の形態1で述べたようなインバータ電源と外部コントロール基板との通信の中でPWM周期の数倍程度のタイムラグを設ける必要もなく、即定常モードへのPWM設定値に変移可能である。このように実施の形態4ではより滑らかなオーバーシュートを抑制した起動制御を実現できる(請求項5)。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。本出願は、2005年8月26日出願の日本特許出願・出願番号2005-245619に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
以上のように、本発明にかかる高周波加熱電源装置によれば、定常モード時のPWM設定値が最大出力値に設定されていたとしても発振直後にはオーバーシュートを含んで大電流に制御を試みることはなく、マグネトロンが安定した状態に移行してから実際の定常モードのPWM設定値に移行するため、入力電流のオーバーシュートは極力抑制することができるもので、種々のインバータ回路に応用できる。
本発明の実施の形態1のマグネトロン駆動用インバータ電源の概略構成図 本発明の実施の形態1におけるマグネトロン非発振から発振への入力電流特性図 本発明の実施の形態2のマグネトロン駆動用インバータ電源の概略構成図 本発明の実施の形態2におけるマグネトロン非発振から発振への入力電流特性図 本発明の実施の形態3のマグネトロン駆動用インバータ電源の概略構成図 本発明の実施の形態3におけるマグネトロン非発振から発振への入力電流特性図 本発明の実施の形態4のマグネトロン駆動用インバータ電源の概略構成図 本発明の実施の形態4におけるマグネトロン非発振から発振への入力電流特性図 高周波加熱電源装置の回路構成図 従来のマグネトロン非発振から発振への入力電流特性図 インバータ共振回路に一定電圧を印加した場合の電流−使用周波数特性グラフ
符号の説明
1 直流電源
2 リーケージトランス
3 第一の半導体スイッチング素子
4 第二の半導体スイッチング素子
5 第一のコンデンサ
6 第二のコンデンサ
7 第三のコンデンサ
11 全波倍電圧整流回路
12 マグネトロン
13 駆動部
14 入力一定制御回路
101、201、301、401 PWM設定部
102 非発振・発振判定部
103 起動・定常判定部
104 パルス幅・電圧変換部
105 フォトカプラ

Claims (4)

  1. 商用電源を用いて半導体スイッチング素子にて高周波スイッチング動作をさせることによりマグネトロンを駆動する高周波加熱電源装置において、前記マグネトロンが発振した直後の入力電流のオーバーシュートを抑制するために入力電流用制御信号を用いるものであり、
    前記入力電流用制御信号は前記マグネトロンの起動モードにおける非発振と定常モードにおける振で異なるPWM設定値を設定し、前記マグネトロン発振直後の不安定な間は、PWM設定値のオンデューティを低く、かつ非発振と発振を見極めるIINTH閾値よりも大きく設定することにより入力電流を低く制御する状態にするとともに、定常モードへの切り替えは入力電流が前記IINTH閾値を越えた後にPWM周期の数倍程度のタイムラグを設けた後に切り替えることを特徴とした高周波加熱電源装置。
  2. 前記入力電流用制御信号の起動モードの設定値は前記マグネトロンが発振した後から徐々に定常モードの設定値に向けて変化させることを特徴とした請求項1記載の高周波加熱電源装置。
  3. 前記入力電流用制御信号の起動モードの設定値は定常モードの各出力レベルに関わらず一定としたことを特徴とした請求項1または請求項2記載の高周波加熱電源装置。
  4. 商用電源を用いて半導体スイッチング素子にて高周波スイッチング動作をさせることによりマグネトロンを駆動する高周波加熱電源装置において、前記マグネトロンが発振した直後の入力電流のオーバーシュートを抑制するために入力電流用制御信号を用いるものであり、
    前記入力電流用制御信号の起動モードにおけるPWM設定値は起動モードにおける非発振と発振とを見極めるIINTH閾値と同じになるように設定され、その後の定常モードでのPWM設定値に移行する際に各出力レベルに関わらず同じ傾斜で変化させることを特徴とした高周波加熱電源装置。
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