JP4479511B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子レンジなどのようにマグネトロンを用いた高周波加熱装置に関するものであり、特にはマグネトロン駆動用電源に供給される商用電源電流の高調波歪を抑制する制御方式に関するものである。
高周波加熱装置に搭載されている従来の電源は重たくて、かつ大きいものであったので、その小型、軽量化が望まれてきた。このため、電源のスイッチング化による小型、軽量、低コスト化が現在の様々な分野で積極的に進められてきた。マグネトロンで発生される
マイクロ波により食品を調理する高周波加熱装置では、マグネトロンを駆動するための電源の小型化、軽量化が要求され、スイッチング化されたインバータ回路により実現された。
このうち、特に、本発明が対象としている高周波インバータ回路は、2石でブリッジのアームを構成したスイッチング素子を用いた共振型回路方式のものである(例えば、特許文献1参照)。
上記スイッチング化は、マグネトロンが非線形負荷であることと相まって、マグネトロン駆動用電源に供給される商用電源の電流波形は高調波成分を多く含む波形になるという課題が残されている。
また一方、上記高調波成分の絶対値は、電子レンジの調理時間短縮の要求を満足するためのマグネトロン駆動用電源の消費電力増加に伴い高くなり、電源高調波電流抑制をより困難にしている。
この高調波電流抑制のための種々の制御方式が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図11は高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源(インバータ電源)の一例を示している。直流電源1、リーケージトランス2、第1の半導体スイッチング素子3、第1のコンデンサ5(スナバコンデンサ)、第2のコンデンサ6(共振コンデンサ)、第3のコンデンサ7(平滑コンデンサ)、第2の半導体スイッチング素子4、駆動部13、全波倍電圧整流回路11、およびマグネトロン12とから構成されている。
直流電源1は商用電源を全波整流して直流電圧VDCを、第2のコンデンサ6とリーケージトランス2の一次巻線8との直列回路に印加する。第1の半導体スイッチング素子3と第2の半導体スイッチング素子4とは直列に接続され、リーケージトランス2の一次巻線8と第2のコンデンサ6との直列回路は第2の半導体スイッチング素子4に並列に接続されている。
第1のコンデンサ5は第2の半導体スイッチング素子4に並列に接続され、スイッチングの際に発生する突入電流(電圧)を抑えるスナバ的な役割を有する。リーケージトランス2の二次巻線9で発生した交流高電圧出力は全波倍電圧整流回路11で直流の高電圧に変換されてマグネトロン12のアノード−カソード間に印加されている。リーケージトランス2の三次巻線10はマグネトロン12のカソードに電流を供給している。
第1の半導体スイッチング素子3および第2の半導体スイッチング素子4はIGBTと、それに並列に接続されるフライホイールダイオードとから構成されている。当然であるが前記第1、第2の半導体スイッチング素子3、4はこの種類に限定されるものではなくサイリスタ、GTOスイッチング素子等を用いることもできる。
駆動部13はその内部に第1の半導体スイッチング素子3と第2の半導体スイッチング素子4の駆動信号を作るための発振部を有し、この発振部で所定周波数の矩形波が発生され、第1の半導体スイッチング素子3および第2の半導体スイッチング素子4にDRIVE信号が与えられる。第1の半導体スイッチング素子3、あるいは第2の半導体スイッチング素子4の一方がターンオフした直後は他方の半導体スイッチング素子の両端電圧が高いため、この時点でターンオフさせるとスパイク状の過大電流が流れ、不要な損失、ノイズが発生する。しかし、デッドタイムを設けることにより、この両端電圧が約0Vに減少するまでターンオフを遅らせるため前記不要な損失、ノイズ発生が防止できる。当然、逆
の切り替わり時も同様の働きをする。
駆動部13より与えられるDRIVE信号と両半導体スイッチング素子の各動作モードにおける詳細な動作の説明は特許文献1に記載されているので割愛する。
図11の回路構成の特徴としては一般家庭向け電源で最も高い電圧となる欧州240Vにおいても第1の半導体スイッチング素子3、第2の半導体スイッチング素子4への印加電圧は直流電源電圧VDCと同等となり、すなわち240√2=339Vとなる。よって誘導雷サージ、瞬時電圧停止からの復帰時等の異常時を想定したとしても、第1の半導体スイッチング素子3と第2の半導体スイッチング素子4は600V耐圧程度の安価な素子を使用できる。
次に、この種のインバータ電源回路(インダクタンスLとキャパシタンスCで直列共振回路を構成)における共振特性を図12に示す。
図12は一定電圧を印加した場合の周波数−電流特性を示す図であり、横軸がスイッチング周波数、縦軸がリーケージトランスの一次側に流れる電流に相当する。
直列共振回路のインピーダンスは共振周波数f0の時最小になり、その周波数から遠ざかるに従い増加するので、図示されるように、共振周波数f0で電流I1は最大になり、周波数範囲がf1〜f3へと高くなるにしたがって電流I1は減少する。
実際のインバータ動作においてはこの周波数f0より高いf1〜f3の(実線部I1)周波数範囲を使用している。
非線形負荷であるマグネトロンを使用する電子レンジは、後述するように入力される電源が商用電源のような交流の場合、電源の位相に応じてスイッチング周波数を変化させている。
図12の共振特性を利用して、商用電源電圧に対するマグネトロン印加電圧の昇圧比を比較的要求されない商用電源の瞬時電圧が最も高くなる90度および270度近傍の位相は、それぞれの高周波出力において、スイッチング周波数は最も高く設定している。
例えば、電子レンジを200Wで使用する場合はf3近傍に、500Wの場合はそれより低く、1000Wの場合はさらに低い周波数になる。
当然であるが、入力電力あるいは入力電流等を制御しているので、商用電源電圧、マグネトロン温度等の変化により、この周波数は変化している。
また、商用電源の瞬時電圧が最も低くなる0度および180度付近の位相においては、高電圧を印加しないと高周波発振しないマグネトロンの特性に合わせて、スイッチング周波数を共振周波数f0近傍まで下げて、商用電源電圧に対するマグネトロン印加電圧の昇圧比を高め、マグネトロンから電波が発せられる商用電源の位相幅を広くする設定にしている。
ただし、スイッチング周波数が共振周波数f0に極端に近づくと異常共振等の不安定動作を引起すので、スイッチング周波数をf1に制限してこのような現象を防止する最低周波数制限回路が必要である。
このように、電源位相ごとのインバータ動作周波数を変えることで、基本波(商用電源
周波数)成分の多い、また高調波成分の少ない電流波形を実現できる。
特開2000−58252号公報 特開2004−6384号公報
しかしながら、上記のような構成では、スイッチング周波数が最低周波数制限回路によりf1に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍でスイッチング周波数の急変に起因して、商用電源電流に高次数歪が発生するという課題が明らかになった。
本発明は、この高次数歪を低減するためになされたもので低次数のみならず、高次数歪が少ないインバータ回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の高周波加熱装置は、
商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路は前記半導体スイッチング素子の一方に並列接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、前記第1の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を変化させたものである。
上記の構成により、商用電源の瞬時電圧が最も低くなる0度および180度付近の位相におけるスイッチング周波数の急変がなくなるので、高次数の電源高調波歪の軽減が可能となる。
本発明の高周波加熱装置によれば、最低スイッチング周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように最低周波数制限回路を構成することにより、スイッチング周波数の急変がなくなるので、周波数急変に起因して発生していた高次数の電源高調波歪が軽減できる。
第1の発明は、
商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路は前記半導体スイッチング素子の一方に並列接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限
する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、前記第1の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を変化させるもので、スイッチング周波数の急変がなくなるので、周波数急変に起因して発生していた高次数の電源高調波歪が軽減できる。
第2の発明は、商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路は前記半導体スイッチング素子の一方に並列接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、前記第2の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を微小に変化させるもので、スイッチング周波数の急変がなくなるので、周波数急変に起因して発生していた高次数の電源高調波歪が軽減できる。
第3の発明は、商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路の2組と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記2組の直列回路はそれぞれ前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路の一端は前記一方の直列回路の中点に、他端は他方の直列回路の中点に接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、前記第1の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を変化させるもので、スイッチング周波数の急変がなくなるので、周波数急変に起因して発生していた高次数の電源高調波歪が軽減できる。
第4の発明は、商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路の2組と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記2組の直列回路はそれぞれ前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路の一端は前記一方の直列回路の中点に、他端は他方の直列回路の中点に接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、前記第2の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を微小に変化させるもので、スイッチング周波数の急変がなくなるので、周波数急変に起因して発生していた高次数の電源高調波歪が軽減できる。
第5の発明は、商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路の一端は前記直列回路の中点に、他端は前記直流電源の一端に接続されると共に、コンデンサを前記共振回路に並列に接続し、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、前記第1の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を変化させるもので、スイッチング周波数の急変がなくなるので、周波数急変に起因して発生していた高次数の電源高調波歪が軽減できる。
第6の発明は、商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路の一端は前記直列回路の中点に、他端は前記直流電源の一端に接続されると共に、コンデンサを前記共振回路に並列に接続し、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において
、前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、前記第2の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を微小に変化させるもので、スイッチング周波数の急変がなくなるので、周波数急変に起因して発生していた高次数の電源高調波歪が軽減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明に係わるマグネトロン駆動用のインバータ回路を示している。直流電源1、リーケージトランス2、第1の半導体スイッチング素子3、第1のコンデンサ5(スナバコンデンサ)、第2のコンデンサ6(共振コンデンサ)、第3のコンデンサ7(平滑コンデンサ)、第2の半導体スイッチング素子4、駆動部14、全波倍電圧整流回路11、およびマグネトロン12とで主回路が構成されている。駆動部14を除く主回路の構成は図11と同じであるので、重複説明は省略する。
半導体スイッチング素子3、4を駆動するための駆動部14ではまず商用電源電圧を基に抵抗分割した波形を用いて周波数変調信号作成回路15で周波数変調波形を形成する。また周波数変調信号作成回路15では電力制御回路19からの信号を受け、先述したように所望の高周波出力(200W、600W等)になるように制御する。
次に周波数変調信号作成回路15より得た周波数変調波形をもとに発振回路16にてスイッチング周波数が、またデッドタイム作成回路17にて所望のデッドタイムが決定され、両者の信号よりスイッチング素子駆動回路18にて作成される矩形波が第1の半導体スイッチング素子3および第2の半導体スイッチング素子4のゲートに与えられる。
図2は発振回路16の詳細な回路である。コンパレータ164、165の出力はそれぞれSRフリップフロップ166のS端子とR端子に入れられる。コンデンサ163への充放電はSRフリップフロップ166の非Q端子の出力極性で切り換り、Hiの時は電流I16にて充電、Loの時は電流I17にて放電される。またSRフリップフロップ166の非Q端子はコンデンサ163の電位がV1を超えた時、コンパレータ164の出力Hiを受けてセットされてLoに、V2を下回った時コンパレータ165の出力Hiを受けてリセットされてHiに切り換る。
このような構成によりコンデンサ163の電位は三角波になり、この信号がスイッチング素子駆動回路18へ搬送される。
また、コンデンサ163への充放電電流I16、I17は、周波数変調信号作成回路15からの信号を基に図2のMOD端子に接続された抵抗161、162の並列合成抵抗にて決定され、この電流の大きさにより三角波の勾配が変わる。したがって、このI16、I17の大きさでスイッチング周波数が決定される。
図3は図1で示した周波数変調信号作成回路15の詳細を表す一例である。第2の制限機能は商用電源を整流した後の分圧波形を基に抵抗151、152で与えられる固定電圧V2に依存して第2の制限回路が機能し、最低周波数を制限される。
また、前記最低周波数に対して所定値高い周波数(図3においては上記固定電圧V2に対してダイオード158の順方向電圧のバイアスを付加した電圧V1を使用)より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能も同時に機能している。
図4はこの時の周波数変調波形を示すもので、点線で与えられる商用電源整流分圧波形を基に実線ではV2で下限(最低周波数に相当する下限)が与えられ、またV1よりV2に向けて徐々にその傾きが緩やかになることにより、最低周波数付近の波形変化が滑らかになり周波数の急変を抑制している。
なお、V2より高い部分の周波数変調波形が商用電源整流分圧波形と異なっている部分は、低次数の商用電源電流波形の歪低減に寄与するが、本願の主目的とは異なるので詳細な説明は省略する。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態における周波数変調信号作成回路を示すもので、実施の形態1と異なるのは、抵抗155を配した点である。本実施の形態によると、第2の制限機能を固定電圧V2以下の周波数において、V2から離れるに従い前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限するようにすることができる。
図6は第2の実施の形態の周波数変調波形を示し、実施の形態1同様に最低周波数付近の波形変化が滑らかになり周波数の急変を抑制することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態における周波数変調信号作成回路を示すもので、実施の形態1と異なるのは、第1の制限回路にトランジスタ159を配した点である。
本実施の形態によると、トランジスタ159により第1の制限機能に電圧−電流特性であらわされるPN接合の抵抗値変化を用いることができる。
PN接合はその電位差が増すと抵抗値が減少するので、商用電源整流分圧波形の電位がV1を下回り、かつ離れるに従い第1の制限機能の影響度が増すので、V1以下の波形が滑らかに変化する。
また、第1の制限機能を複数個設けそれぞれの設定電位、制限度合いを変えることで、周波数変化がより滑らかになる周波数変調波形が得られる。
(実施の形態4)
図8は第2の制限機能に電圧−電流特性であらわされるPN接合の抵抗値変化を用いる構成の一部詳細図である。
周波数変調波形の電位がV2を下回る部分においては、第1の制限機能と併せて第2の制限機能が付加されるので、その影響度は微小に変化し、かつ周波数変化は微小になる。
また最低周波数制限を固定とせずに電圧変動に対して可変とするため商用電源電圧情報を基に増減を加えることも可能である。
この構成により各電源電圧においても、高調波成分の発生を抑制するための最適な周波数変調波形の形成が実現できる。
(実施の形態5)
図9は、実施の形態5におけるマグネトロン駆動用電源回路構成図である。
実施の形態1では、図1に示すように、商用電源を整流して得られる直流電源に2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路を並列に接続し、リーケージトランス2の1次巻線とコンデンサ6が接続された共振回路を、半導体スイッチング素子の一方に並列接続する構成であったが、本実施の形態では、図9に示すように、商用電源を整流して得られる直流電源に2個の半導体スイッチング素子からなる2組の直列回路(半導体スイッチング素子3,4からなる直列回路と半導体スイッチング素子31、41からなる直列回路)を並列に接続し、リーケージトランス2の1次巻線8とコンデンサ6が接続された共振回路の一端は一方の直列回路の中点に、他端は他方の直列回路の中点に接続する。この実施の形態においても、前記第1の実施の形態同様、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように最低周波数制限手段を構成することにより、高次数の高調波電流の抑制が可能になる。
(実施の形態6)
図10は、実施の形態6を示すもので、商用電源を整流して得られる直流電源に2個の半導体スイッチング素子3,4からなる直列回路を並列に接続し、リーケージトランス2の1次巻線8とコンデンサ61,62が接続された共振回路を交流等価回路において一端は直列回路の中点に、他端は直流電源の一端に接続している。この実施の形態においても、前記第1の実施の形態同様、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように最低周波数制限手段を構成することにより、高次数の高調波電流の抑制が可能になる。
実施の形態5、6は、駆動部を除いて実施の形態1と同一構成のため、最低周波数制限手段を実施の形態2から4のように構成することにより実施の形態1と同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる高周波加熱電源装置は、商用電源の瞬時電圧が最も低くなる0度および180度付近の位相におけるスイッチング周波数の急変がなくなるので、高次数の電源高調波歪が軽減できるので種々のインバータ回路に適用できる。
本発明の実施の形態1〜4における高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源回路構成図 本発明の実施の形態1における詳細な発振回路図 本発明の実施の形態1における詳細な周波数変調信号作成回路図 本発明の実施の形態1における周波数変調波形を示す図 本発明の実施の形態2における詳細な周波数変調信号作成回路図 本発明の実施の形態2における周波数変調波形形状を示す図 本発明の実施の形態3における詳細な周波数変調信号作成回路図 本発明の実施の形態4における詳細な周波数変調信号作成回路図 本発明の実施の形態5における高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源回路構成図 本発明の実施の形態6における高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源回路構成図 従来の高周波加熱装置のマグネトロン駆動用電源回路構成図 インバータ共振回路に一定電圧を印加した場合の電流−使用周波数特性グラフ
1 直流電源
2 リーケージトランス
3 第1の半導体スイッチング素子
4 第2の半導体スイッチング素子
5 第1のコンデンサ
6 第2のコンデンサ
7 第3のコンデンサ
11 全波倍電圧整流回路(整流手段)
12 マグネトロン
14 駆動用制御回路部(駆動手段)
15 周波数変調信号作成回路
16 発振回路
17 デッドタイム作成回路
18 スイッチング素子駆動回路
19 入力一定制御回路

Claims (6)

  1. 商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路は前記半導体スイッチング素子の一方に並列接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、
    前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、
    前記第1の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を変化させることを特徴とする高周波加熱装置
  2. 商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路は前記半導体スイッチング素子の一方に並列接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、
    前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、
    前記第2の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を微小に変化させることを特徴とする高周波加熱装置
  3. 商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路の2組と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記2組の直列回路はそれぞれ前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路の一端は前記一方の直列回路の中点に、他端は他方の直列回路の中点に接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、
    前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、
    前記第1の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を変化させることを特徴とする高周波加熱装置
  4. 商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路の2組と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記2組の直列回路はそれぞれ前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路の一端は前記一方の直列回路の中点に、他端は他方の直列回路の中点に接続されると共に、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように前記最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、
    前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、
    前記第2の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を微小に変化させることを特徴とする高周波加熱装置。
  5. 商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路の一端は前記直列回路の中点に、他端は前記直流電源の一端に接続されると共に、コンデンサを前記共振回路に並列に接続
    し、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、
    前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え
    前記第1の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を変化させることを特徴とする高周波加熱装置。
  6. 商用電源を整流して得られる直流電源と、2個の半導体スイッチング素子からなる直列回路と、リーケージトランスの1次巻線とコンデンサが接続された共振回路とを有し、前記直列回路は前記直流電源に並列に接続し、前記共振回路の一端は前記直列回路の中点に、他端は前記直流電源の一端に接続されると共に、コンデンサを前記共振回路に並列に接続し、それぞれの前記半導体スイッチング素子を駆動する駆動手段と、商用電源位相に応じてスイッチング周波数を変化させる周波数変調信号を前記駆動手段に供給する周波数変調信号作成手段と、前記スイッチング周波数の最低周波数を制限する最低周波数制限手段と、前記リーケージトランスの2次巻線に接続される整流手段と、前記整流手段に接続されるマグネトロンとから成るマグネトロン駆動用の高周波加熱装置であって、最低周波数に制限されている期間と解除されている期間との境目近傍のスイッチング周波数が滑らかに変化するように最低周波数制限手段を構成する高周波加熱装置において、
    前記周波数変調信号は周波数変調波形の形状で表現でき、前記最低周波数制限手段は前記最低周波数より高い周波数より低い周波数に向けて前記周波数変調波形の変化を徐々に影響度を増して制限する第1の制限機能を少なくとも一つ有し、かつ前記最低周波数以下を制限する第2の制限機能を備え、
    前記第2の制限機能は、ベース端子とエミッタ端子の電圧差に対しエミッタ端子の出力インピーダンスが指数状に変化するトランジスタのPN接合の抵抗値変化を用いて影響度を微小に変化させることを特徴とする高周波加熱装置。
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