JP5176962B2 - プリント板接続試験装置および方法 - Google Patents
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Description
また、プリント板(プリント基板)の表面実装技術が進歩し、より多くのチップ部品をプリント板上に実装できるようになっている。
これらに伴って、小型で高性能のシステムを構築することが可能になったが、その反面、プリント板上の各チップ部品の試験は難しくなってきている。
さらに、JTAG回路は、当該JTAG回路を組み込まれたチップ部品を含むプリント板上の試験として、例えば、コネクタを介して接続される電子部品と当該JTAG回路を組み込まれたチップ部品との接続試験にも用いられている(例えば、下記特許文献1〜4参照)。
例えば、図6に示すような、JTAG回路100をそなえたLSI101と、このLSI101に信号線を介して接続された、電子部品(例えば、メモリ素子や他のプリント板)102a〜102dがそれぞれ接続される複数のコネクタ103a〜103dとを有する被試験対象プリント板(以下、単にプリント板という)104においては、LSI101と電子部品102a〜102dとの1対多の接続試験が必要である。
ここで、LSI101と複数の接続試験用部品105a〜105dとの接続状態とは、複数のコネクタ103a〜103dのそれぞれのプリント板との接続が正常であるか否か、および/または、複数のコネクタ103a〜103dのネット(つまり、LSI101と複数のコネクタ103a〜103dとをつなぐ信号線a1〜a4,b1〜b4)が正常に接続されているか否かをいう。
また、LSI101と電子部品102a〜102dとの1対多の接続試験を実行する他の方法として、図8に示すごとく、一つの接続試験用部品105aを複数のコネクタ103a〜103dに順に接続して、各コネクタ103a〜103dに係る試験を一つずつ順に実行することが考えられる。
さらに、オペレータが接続試験用部品105aのコネクタ103a〜103dへの接続を手作業で行なうので、オペレータが接続試験用部品105aの接続を間違えてしまい、例えばオペレータはすべてのコネクタ103a〜103dに係る試験を完了したと思っていても、実際は一つのコネクタを接続し忘れて試験できていない、あるいは、同じコネクタに2回接続して試験をしてしまっているという人為的なミスを犯してしまうおそれがあり、しかも、かかるミスを自動的に判別できないので結果的にすべてのコネクタ103a〜103dに係る試験を完全に完了できないおそれもある。
応答信号を出力しない第2の態様を切り替えることが好ましい。
なお、該制御部が、各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験を実行すべく、該第1の態様をとる該一の接続試験用部品を順に変更することが好ましい。
なお、該複数の接続試験用部品のそれぞれからの該応答信号が該JTAG回路を介して該判断部に出力されることが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明のプリント板接続試験方法は、複数のコネクタを有するプリント板における、各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験を行なう方法であって、各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験時に、該複数のコネクタのそれぞれに、入力信号に対する応答信号を出力する第1の態様と、該応答信号を出力しない第2の態様との2つの動作態様を切り替え可能な複数の接続試験用部品を接続し、該複数の接続試験用部品のうちの一の接続試験用部品が該第1の態様をとるように、該複数の接続試験用部品のそれぞれを該第1の態様あるいは該第2の態様に切り替え、該プリント板上から、該複数の接続試験用部品のそれぞれに該コネクタを介して該入力信号として入力する接続試験信号を出力し、該第1の態様をとる該一の接続試験用部品からの該接続試験信号に対する応答信号に基づいて、当該接続試験用部品に接続された該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態を判断することを特徴としている。
さらに、該複数の接続試験用部品のそれぞれがI2C素子をそなえ、該I2C素子が該切替制御信号を該スリーステートバッファに入力することが好ましい。
また、該接続試験信号が、該プリント板に搭載された、ボード・テストを行なうためのバウンダリ・スキャン・アーキテクチャとしてのJTAG回路によって生成され出力されることが好ましい。
10a〜10d,23a〜23d,103a〜103d コネクタ
11,104 プリント板
12a〜12d ネット
20a〜20d,105a〜105d 接続試験用部品
21a〜21d スリーステートバッファ
22a〜22d I2C(Inter Integrated Circuit)素子
30,100 JTAG(Joint Test Action Group)回路(接続試験信号生成回路)
31,101 LSI(Large Scale Integration)
40 テスタ
41 制御部
42 判断部
102a〜102d 電子部品
a1〜a4,b1〜b4,c1〜c4,d1〜d5,e1〜e4,f1〜f4,g1〜g4 信号線
〔1〕本発明の一実施形態について
まず、図1に示すブロック図を参照しつつ、本発明の一実施形態としてのプリント板接続試験装置1の構成について説明する。
本プリント板接続試験装置1は、複数(本実施形態では4;ただし、コネクタの数は4に限定されるものではない。)のコネクタ10a〜10dを有するプリント板(プリント基板)11における、各コネクタ10a〜10dおよび/または各コネクタ10a〜10dに係るネット12a〜12dの接続試験を行なうものであり、図1に示すごとく、複数のコネクタ10a〜10dのそれぞれに接続され、入力信号に対する応答信号を出力する第1の態様(ENABLE状態)と、かかる応答信号を出力しない第2の態様(DISABLE状態)との2つの動作態様を切り替え可能な複数の接続試験用部品20a〜20dと、プリント板11上に設けられ、複数の接続試験用部品20a〜20dのそれぞれにコネクタ10a〜10dを介して入力信号として入力される接続試験信号を生成するJTAG(Joint Test Action Group)回路(図中“JTAG”と表記;接続試験信号生成回路)30と、各接続試験用部品20a〜20dの動作態様の切り替え制御、ならびに、JTAG回路30からの接続試験信号の出力制御、および、コネクタ10a〜10dおよび/またはネット12a〜12dの接続状態の判断を実行するテスタ40とをそなえて構成されている。なお、テスタ40は、後述する信号線c1〜c4それぞれの接続試験も、コネクタ10a〜10dおよび/またはネット12a〜12dの接続試験と同時に行なう。
なお、各接続試験用部品20a〜20dと、スリーステートバッファ21a〜21d(以下、これら複数のスリーステートバッファ21a〜21dのそれぞれを区別しない場合には、符号“21”で示す)およびI2C素子22a〜22d(以下、これら複数のI2C素子22a〜22dのそれぞれを区別しない場合には、符号“22”で示す)とは、それぞれ、右端の符号が対応しており、接続試験用部品20aはスリーステートバッファ21aおよびI2C素子22aをそなえ、接続試験用部品20bはスリーステートバッファ21bおよびI2C素子22bをそなえ、接続試験用部品20cはスリーステートバッファ21cおよびI2C素子22cをそなえ、接続試験用部品20dはスリーステートバッファ21dおよびI2C素子22dをそなえて構成されている。
スリーステートバッファ21の第1の態様と第2の態様とを切り替えるべくテスタ40から入力される切替制御信号は、I2C素子22を介してスリーステートバッファ21に入力されるように構成されている。
さらに、I2C素子22を用いることの最大の利点は、2本の信号を用いるだけで接続試験用部品20a〜20dそれぞれのI2C素子22a〜22dすべてを制御することができる点である。したがって、各接続試験用部品20a〜20dがI2C素子22a〜22dをそなえることによって、テスタ40は複数のI2C素子22a〜22dの4つに対する切替制御信号として2本の信号(SCL,SDA)だけを出力すればよく、テスタ40(制御部41)や信号線c1〜c4の構成を簡素にできる。
このような構成により、複数の接続試験用部品20のうちの一つの接続試験用部品20のスリーステートバッファ21だけが切替制御信号に基づいて第1の態様をとり、他の接続試験用部品20のスリーステートバッファ21は第2の態様をとるように制御されることによって、当該一つの接続試験用部品20だけを試験対象として、接続試験を行なうようになっている。
テスタ40は、JTAG回路30を用いたボード・テストを実行するものであり、各コネクタ10a〜10dおよび/またはネット12a〜12d(以下、これら複数のネット12a〜12dのそれぞれを区別しない場合には、符号“12”で示す。)の接続試験を行なうために、制御部41と判断部42とをそなえて構成されている。
さらに、制御部41は、各コネクタ10a〜10dおよび/またはネット12a〜12dの接続試験を実行すべく、第1の態様をとる一の接続試験用部品20を順に変更するように、切替制御信号を各I2C素子22a〜22dに出力する。
より具体的には、接続試験用部品20のスリーステートバッファ21は接続試験信号と同一信号を応答信号として出力するように構成されているので、判断部42は、接続試験用部品20からの応答信号が接続試験信号と同一であれば、コネクタ10および当該コネクタ10に係るネット12の接続状態が正常であると判断する一方、接続試験用部品20からの応答信号が接続試験信号と異なっていれば(つまり、応答信号が返って来ない場合や、応答信号と接続試験信号とが一致しない場合)、コネクタ10および当該コネクタ10に係るネット12の接続状態が異常であると判断する。
また、判断部42とJTAG回路30とは信号線d5を介して接続されており、接続試験用部品20のスリーステートバッファ21からの応答信号が、JTAG回路30を介して信号線d5を通じて判断部42に出力されるように構成されている。
(1)複数のコネクタ10のそれぞれに、第1の態様と第2の態様との2つの動作態様を切り替え可能な複数の接続試験用部品20を接続する。
(2)次に、制御部41が複数の接続試験用部品20のうちの一の接続試験用部品20のみが第1の態様をとるように、複数の接続試験用部品のそれぞれの動作態様を切り替える。
(4)最後に、判断部42が、第1の態様をとる一の接続試験用部品20からの接続試験信号に対する応答信号に基づいて、当該接続試験用部品20を接続されたコネクタ10および当該コネクタ10に係るネット12の接続状態を判断する。
このように、本発明の一実施形態としてのプリント板接続試験装置1(プリント板接続試験方法)によれば、複数のコネクタ10のそれぞれに、第1の態様と第2の態様との2つの動作態様を切り替え可能な複数の接続試験用部品20を接続し、制御部41が複数の接続試験用部品20のうちの一の接続試験用部品20のみが第1の態様をとるように、複数の接続試験用部品のそれぞれの動作態様を切り替えるとともに、JTAG回路30が制御部41に制御されて、プリント板11上から複数の接続試験用部品20のそれぞれにコネクタ10を介して入力信号として接続試験信号を出力し、判断部42が、第1の態様をとる一の接続試験用部品20からの接続試験信号に対する応答信号に基づいて、当該接続試験用部品20を接続されたコネクタ10および当該コネクタ10に係るネット12の接続状態を判断するので、複数の接続試験用部品20のうちの一の接続試験用部品20を自動的に特定して、特定した一の接続試験用部品20に対応する一のコネクタ10に係る接続試験だけを実行することができ、オペレータの負担を低減しながら、複数のコネクタ10に係る接続試験を正確に実行することができる。
また、複数の接続試験用部品20のスリーステートバッファ21が、第1の態様をとる場合、応答信号として接続試験信号(入力信号)と同一信号を出力するように構成され、判断部42が、接続試験用部品20からの応答信号が接続試験信号と同一であればコネクタ10に係る接続状態が正常であると判断する一方、応答信号が接続試験信号と異なっていればコネクタ10に係る接続状態が異常であると判断するので、判断部42は単純な論理でコネクタ10に係る接続状態を正確に判断することができる。
また、プリント板11に搭載された、ボード・テストを行なうためのバウンダリ・スキャン・アーキテクチャとしてのJTAG回路30が、接続試験信号を生成・出力するので、新たに接続試験信号を生成するための回路を設けることなく、プリント板11上のLSI31に他の目的で元々そなえられていたJTAG回路30を用いて各コネクタ10に係る接続試験を実行することができ、製造コストの低コスト化および省スペース化に寄与できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、各接続試験用部品20がI2C素子22をそなえて構成された例をあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図3に示すごとく、各接続試験用部品20がI2C素子22をそなえず、テスタ40の制御部41が、複数の接続試験用部品20のスリーステートバッファ21のそれぞれに、動作態様を切り替えるための切替制御信号を、信号線e1〜e4を通じて直接入力するように構成してもよく、これによっても上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
〔3〕付記
(付記1)
複数のコネクタを有するプリント板における、各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験を行なうプリント板接続試験装置であって、
該複数のコネクタのそれぞれに接続され、入力信号に対する応答信号を出力する第1の態様と、該応答信号を出力しない第2の態様との2つの動作態様を切り替え可能な複数の接続試験用部品と、
該プリント板上に設けられ、該複数の接続試験用部品のそれぞれに該コネクタを介して該入力信号として入力される接続試験信号を生成する接続試験信号生成回路と、
該複数の接続試験用部品のうちの一の接続試験用部品のみが該第1の態様をとるように、該複数の接続試験用部品のそれぞれの該第1の態様と該第2の態様との切り替えを制御するとともに、該接続試験信号生成回路からの該接続試験信号の出力を制御する制御部と、
該第1の態様をとる該一の接続試験用部品からの該接続試験信号に対する該応答信号に基づいて、当該接続試験用部品を接続された該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態を判断する判断部とをそなえて構成されていることを特徴とする、プリント板接続試験装置。
(付記2)
該複数の接続試験用部品が、該第1の態様をとる場合、該応答信号として該入力信号と同一信号を出力するように構成され、
該判断部が、該一の接続試験用部品からの該応答信号が該接続試験信号と同一であれば該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態が正常であると判断する一方、該応答信号が該接続試験信号と異なっていれば該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態が異常であると判断することを特徴とする、付記1記載のプリント板接続試験装置。
(付記3)
該複数の接続試験用部品のそれぞれがスリーステートバッファをそなえて構成され、該スリーステートバッファが、該制御部からの切替制御信号に基づいて、該入力信号に応じて高レベルもしくは低レベルの該応答信号を出力する該第1の態様、および、ハイインピーダンスとなり該応答信号を出力しない該第2の態様を切り替えることを特徴とする、付記1または付記2記載のプリント板接続試験装置。
(付記4)
該複数の接続試験用部品のそれぞれが、該制御部からの該切替制御信号を該スリーステートバッファに入力するI2C(Inter Integrated Circuit)素子をそなえて構成されていることを特徴とする、付記3記載のプリント板接続試験装置。
(付記5)
該制御部が、各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験を実行すべく、該第1の態様をとる該一の接続試験用部品を順に変更することを特徴とする、付記1〜付記4のいずれか1項に記載のプリント板接続試験装置。
(付記6)
該接続試験信号生成回路が、該プリント板に搭載された、ボード・テストを行なうためのバウンダリ・スキャン・アーキテクチャとしてのJTAG(Joint Test Action Group)回路であることを特徴とする、付記1〜付記5のいずれか1項に記載のプリント板接続試験装置。
(付記7)
該制御部が、該JTAG回路に接続され当該JTAG回路を用いたボード・テストを実行するテスタにそなえられていることを特徴とする、付記6記載のプリント板接続試験装置。
(付記8)
該判断部が、該テスタにそなえられていることを特徴とする、付記7記載のプリント板接続試験装置。
(付記9)
該複数の接続試験用部品のそれぞれからの該応答信号が該JTAG回路を介して該判断部に出力されることを特徴とする、付記6〜付記8のいずれか1項に記載のプリント板接続試験装置。
(付記10)
複数のコネクタを有するプリント板における、各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験を行なうプリント板接続試験方法であって、
該複数のコネクタのそれぞれに、入力信号に対する応答信号を出力する第1の態様と、該応答信号を出力しない第2の態様との2つの動作態様を切り替え可能な複数の接続試験用部品を接続し、
該複数の接続試験用部品のうちの一の接続試験用部品のみが該第1の態様をとるように、該複数の接続試験用部品のそれぞれの該第1の態様と該第2の態様との切り替えるとともに、該プリント板上から該複数の接続試験用部品のそれぞれに該コネクタを介して該入力信号として接続試験信号を出力し、
該第1の態様をとる該一の接続試験用部品からの該接続試験信号に対する該応答信号に基づいて、当該接続試験用部品を接続された該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態を判断することを特徴とする、プリント板接続試験方法。
(付記11)
該複数の接続試験用部品が、該第1の態様をとる場合、該応答信号として該入力信号と同一信号を出力するように構成され、
該一の接続試験用部品からの該応答信号が該接続試験信号と同一であれば該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態が正常であると判断する一方、該応答信号が該接続試験信号と異なっていれば該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態が異常であると判断することを特徴とする、付記10記載のプリント板接続試験方法。
(付記12)
該複数の接続試験用部品のそれぞれがスリーステートバッファをそなえて構成され、該スリーステートバッファが、切替制御信号に基づいて、該入力信号に応じて高レベルもしくは低レベルの該応答信号を出力する該第1の態様、および、ハイインピーダンスとなり該応答信号を出力しない該第2の態様を切り替えることを特徴とする、付記10または付記11記載のプリント板接続試験方法。
(付記13)
該複数の接続試験用部品のそれぞれがI2C(Inter Integrated Circuit)素子をそなえ、該I2C素子が該切替制御信号を該スリーステートバッファに入力することを特徴とする、付記12記載のプリント板接続試験方法。
(付記14)
各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験を実行すべく、該第1の態様をとる該一の接続試験用部品を順に変更することを特徴とする、付記10〜付記13のいずれか1項に記載のプリント板接続試験方法。
(付記15)
該接続試験信号が、該プリント板に搭載された、ボード・テストを行なうためのバウンダリ・スキャン・アーキテクチャとしてのJTAG(Joint Test Action Group)回路によって生成され出力されることを特徴とする、付記10〜付記14のいずれか1項に記載のプリント板接続試験方法。
(付記16)
該JTAG回路に接続され当該JTAG回路を用いたボード・テストを実行するテスタが、該複数の接続試験用部品のそれぞれの該第1の態様と該第2の態様との切り替え、および、該JTAG回路からの該接続試験信号の出力を制御することを特徴とする、付記15記載のプリント板接続試験方法。
(付記17)
該テスタが、該第1の態様をとる該一の接続試験用部品からの該応答信号に基づいて、当該接続試験用部品を接続された該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態を判断することを特徴とする、付記16記載のプリント板接続試験方法。
(付記18)
該複数の接続試験用部品のそれぞれからの該応答信号が該JTAG回路を介して該テスタに出力されることを特徴とする、付記15〜付記17のいずれか1項に記載のプリント板接続試験方法。
Claims (5)
- 複数のコネクタを有するプリント板における、各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験を行なうプリント板接続試験装置であって、
各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験時に該複数のコネクタのそれぞれに接続され、入力信号に対する応答信号を出力する第1の態様と、該応答信号を出力しない第2の態様との2つの動作態様を切り替え可能な複数の接続試験用部品と、
該プリント板上に設けられ、該複数の接続試験用部品のそれぞれに該コネクタを介して該入力信号として入力される接続試験信号を生成する接続試験信号生成回路と、
該複数の接続試験用部品のうち、一の接続試験用部品が該第1の態様をとるように、該複数の接続試験用部品のそれぞれの該第1の態様と該第2の態様との切り替えを制御するとともに、該接続試験信号生成回路からの該接続試験信号の出力を制御する制御部と、
該第1の態様をとる該一の接続試験用部品からの該接続試験信号に対する応答信号に基づいて、当該接続試験用部品に接続された該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態を判断する判断部とをそなえて構成されていることを特徴とする、プリント板接続試験装置。 - 該複数の接続試験用部品は、該第1の態様をとる場合には該応答信号として該入力信号と同一信号を出力するように構成され、
該判断部が、該一の接続試験用部品からの応答信号が該接続試験信号と同一であれば該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態が正常であると判断する一方、該応答信号が該接続試験信号と異なっていれば該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態が異常であると判断することを特徴とする、請求項1記載のプリント板接続試験装置。 - 該複数の接続試験用部品のそれぞれがスリーステートバッファをそなえて構成され、該スリーステートバッファが、該制御部からの切替制御信号に基づいて、該入力信号に応じて高レベルもしくは低レベルの該応答信号を出力する第1の態様、および、ハイインピーダンスとなり該応答信号を出力しない第2の態様を切り替えることを特徴とする、請求項1または請求項2記載のプリント板接続試験装置。
- 該接続試験信号生成回路が、該プリント板に搭載された、ボード・テストを行なうためのバウンダリ・スキャン・アーキテクチャとしてのJTAG(Joint Test Action Group)回路であることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプリント板接続試験装置。
- 複数のコネクタを有するプリント板における、各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験を行なうプリント板接続試験方法であって、
各コネクタおよび各コネクタに係るネットの接続試験時に、該複数のコネクタのそれぞれに、入力信号に対する応答信号を出力する第1の態様と、該応答信号を出力しない第2の態様との2つの動作態様を切り替え可能な複数の接続試験用部品を接続し、
該複数の接続試験用部品のうちの一の接続試験用部品が該第1の態様をとるように、該複数の接続試験用部品のそれぞれを該第1の態様あるいは該第2の態様に切り替え、
該プリント板上から、該複数の接続試験用部品のそれぞれに該コネクタを介して該入力信号として入力する接続試験信号を出力し、
該第1の態様をとる該一の接続試験用部品からの該接続試験信号に対する応答信号に基づいて、当該接続試験用部品に接続された該コネクタおよび当該コネクタに係るネットの接続状態を判断することを特徴とする、プリント板接続試験方法。
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