JP2011007591A - Asic及び基板の接続検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ASICと実装基板間の接続検査を簡単に行う方法を提供する。
【解決手段】集積回路の通常使用されている入出力端子に、並列にドライブ能力の小さいトライステート入出力バッファーを設け、テスト全体を制御するテスト制御回路を設ける。テスト時にはテスト用入力端子から信号を送りテスト制御回路を駆動し、テスト用に設けた入出力トライステート回路の出力側から信号を出力し、その駆動結果を入出力トライステート回路の入力バッファで観測することにより、負荷のプルアップ、プルダウン抵抗があるかどうかをチェックする。
【選択図】図7
【解決手段】集積回路の通常使用されている入出力端子に、並列にドライブ能力の小さいトライステート入出力バッファーを設け、テスト全体を制御するテスト制御回路を設ける。テスト時にはテスト用入力端子から信号を送りテスト制御回路を駆動し、テスト用に設けた入出力トライステート回路の出力側から信号を出力し、その駆動結果を入出力トライステート回路の入力バッファで観測することにより、負荷のプルアップ、プルダウン抵抗があるかどうかをチェックする。
【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置に用いるASICとそれを取り付けるボード間の接続チェックを容易にする接続検査方法に関する。
従来、半導体集積回路の入出力部検査方法として、バウンダリスキャン技術(IEEE1149.1)がある。このバウンダリスキャン技術は、入出力ピンと直接接続されるバウンダリスキャンセルを各ピンに設け、TAP(Test Access Port)と呼ばれる制御回路でテスト動作をコントロールし、入出力部検査、及び被試験物が基板のときは導体配線パターンの検査を行う事が可能であった。
しかし、この技術は、TAPとバウンダリスキャンセル追加によるゲート数増大を招く。更にテストデータステップ数もピン数に比例し増大する。又、基板との同通チェック、負荷チェックには、用いている複数ASICの全てがバウンダリスキャンに対応している必要があるが、汎用ASICには、実装されている物が少なく実質的に有効性が少ない。
又、バウンダリスキャンで特定のPINのみの接続を検証するには、実装負荷がおもすぎ又、テスト方法も非常に煩雑となり、又、接続先のASICにもバウンダリスキャンを実装する必要が生じる問題点がある。
このようなバンダリスキャンを用いない場合には、ASICの実装基板上にPINからの配線をチェックするための配線を引き出すようにする為、余計な基板スペースが必要となっていた。また、簡単に自動でテストできない問題点があった。又、バンダリスキャンのIOテストには、同時ON等ノイズの問題等も問題になっていた。(特許文献1参照)
すくなくとも、ASICの入力端子として用いられる一個の入力バッファは、双方向バッファの機能を有し、その端子に接続されている入力負荷のインピーダンスを、ASICの内部から、前記双方向バッファの出力端子を制御し、その負荷のインピーダンスをASIC内部から判断するASICとそのASICを実装する基板との接続検査を実施する。
上記双方向バッファを構成する3ステートバッファのドライブ能力が、負荷に対して小さく、入力端子をHに設定しても、Lに設定しても、入力レベルが外部インピーダンスによって一意的に決まってしまう場合、外部インピーダンスが接続されているとASIC内部で判断する事でASICとそのASICを実装する基板との接続検査を実施する。
又、前記双方向バッファを構成する3ステートバッファのドライブ能力が、負荷に対して小さく、本来入力端子をHに設定しても、Lに設定しても、入力レベルが外部インピーダンスによって一意的に決まってしまう場合でも、じっさいには、入力端子をHに設定すると入力端子の入力信号がHとして認識され、Lに設定すると入力端子の入力信号がLとして認識される場合、外部インピーダンスが接続されていないとASIC内部でASICとそのASICを実装する基板との接続を判断する。
又すくなくとも、ASICの出力端子に接続されている一個の出力バッファは、双方向バッファ機能を有して、その端子に接続されている負荷のインピーダンスを、ASICの内部から、前記双方向バッファの出力端子を制御し、その出力状態をASIC内部に読込み、その負荷のインピーダンスをASIC内部から判断するASICとそのASICを実装する基板との接続判断する。
1:ICのリードフレームとその外部との接続を、本特許のIOを具備すれば、ASICの入力、出力、双方向端子の種類に関わらず、PINの検査をするASICの内部からだけでチェックすることが出来る効果がある。
2:接続状態を、長期にわたってチェックすることで、負荷変動を検出する事が出来る効果がある。
3:ICのリードフレームとその外部との接続を、外部の接続先のJTAGと自分自身に挿入するJTAGのような大きな回路が不要であり、又レジスタの読み書きで簡単にチェックできる効果がある。
4:内蔵プルアップ、プルダウンをせず、全てASICの外部に負荷のプルアップ、プルダウンを付加するルールのあるIOで、ASICの基板実装時の接続テストが容易となる。
この場合、ボードには負荷がついていない(他のボード上に付加がある場合等)時外部の接続用ソケットにプルアップ、プルダウン抵抗のみ付け加えられたケーブルを挿入する事で、DUTの実装されているの基板上に負荷がない端子の接続テストも容易となる。
5:PIN毎にテスト可能なので、同時スイッチング等の問題も避ける事ができる効果がある。
6:バンダリスキャンを用いないので、TAPコントローラを制御するための余計なIOPINも必要が無くなる効果がある。
(実施例1)
図1が第1の実施例である。
図1が第1の実施例である。
この説明を判りやすくするために、従来の通常のIOを持つASIC例を図2に示してまず説明する。1−2がASICであり、そのリードフレームを通して外部ボードに1−3が出力PINとして、1−4が入力端子として、1−5が双方向端子として接続されている。1−6,1−8,1−10が上記IOのそれぞれのIOパッドであり、1−6には1−7の出力バッファの出力端子が接続され、1−8には1−9の入力バッファの入力端子に接続され、1−10には、1−1でそのコントロール端子が制御される1−11の3ステートバッファの出力端子と、1−12の入力バッファの入力端子に接続されている。
1−1がASICの信号処理回路で、1−4,1−5からの信号を読み込み1−1内部で信号処理し、1−7,1−11を通じて、(このとき1−11のコントロール端子はH)1−3,1−5に結果を出力する回路である。
このままの回路では、1−2のASICとそれを実装する基板間の接続チェックは簡単には出来ず、通常、基板上に各リードフレームのPINの接続先(又はBGAのPIN)から配線を引き出し、チェクPIN等を用いて、外部から信号を観測する事でASICの内部信号をみれるかどうかで接続を判断していた。
それ以外の方法では、1−7、1−9、1−11,1−12と1−1の間にバンダリスキャン用のバッファを追加し、それをその他の制御用レジスタや、制御用TAP等を付加してIOの情報操作をし、かつ、接続先のASICにも同等のものを挿入することで、接続チェックを実現していた。
詳細は、特許文献1にも書かれているので省略する。
この場合は、ASIC単独での接続チェックは出来ないため、単一のASICの基板接続チェックの場合は無力であった。
それに対して、本実施例を図1に第1の実施例を示す。
1−1〜1−12まで(1−7を除く)は図1と同じであるので省略し、追加されている回路について、説明する。1−6のPADには、1−7の出力バッファの出力端子のみでなく、2−7の3ステートバッファの出力端子、2−4の入力バッファの入力端子に接続され1−3のリードフレームのIOPIN(ポート)は、図示されていない実装基板に接続されており、それがそのボード上で2−14の抵抗でVDD(+3.3V)にプルアップされている。
2−7の3ステートバッファの入力端子には2−2のDFFのQ出力端子が接続され、2−4の入力バッファの出力端子には、2−1のテスト制御回路に接続されている。
2−2のDFFのD入力端子も2−1のテスト制御回路に接続されている。結果としては、1−7の出力バッファに2−7,2−4から構成される出力ドライブ能力の小さい双方向バッファが接続された形になっている。1−7は出力バッファから、3ステートバッファに変更されており、そのフ論理で制御されるコントロール端子が2−9の出力に接続されており、2−17がHのときは、Hインピーダンスとなり1−3に影響をもたなくなるように制御される。
1−8のパッドには、1−9の入力バッファの入力端子のみだけでなく、2−13の3ステートバッファの出力端子が接続されており、2−13の入力端子は、2−5のDFFのQ出力端子に接続され、2−5のD入力端子は、2−1に接続されている。
同様に1−10のパッドには、1−11の3ステートバッファの出力端子と、1−12の入力バッファの入力端子以外に、2−6の3ステートバッファの出力端子が接続されている。
2−6の入力端子は、2−3のDFFのQ出力端子に接続され、2−3のD入力端子は2−1のテスト制御回路に接続されている。
2−6、2−13、2−7の3ステートバッファのコントロール端子は、2−9の入力バッファの出力端子に接続され、2−9の入力バッファの入力端子は2−10のPADに接続されそれがリードフレームの2−17のテスト用入力端子にワーヤ-ボンデイングで接続されている。1−10は外部のボード上で2−16の抵抗でGND(+0.0V)にプルダウンされている。1−8は外部のボード上で2−15の抵抗でVDD(+3.3V)にプルアップされている。
また、2−9の入力バッファの出力端子は2−1にも接続されている。
2−2,2−5,2−3のDFFのクロック端子は3−1のテスト制御回路に接続されている。1−11のコントロール端子は、2−8の2入力NORの出力端子に接続され、2−8の2入力NORの入力端子の一方は、2−9のバッファの出力端子に接続され、他端は2−5のインバータの出力端子に接続され、2−5のインバータの入力端子は、従来例1で1−11のコントロール端子に接続されていた1−1のASICの信号処理回路の制御信号の出力端子に接続されている。
2−17端子は、テスト用端子のため、ASIC内部で図示していないPADの部分でプルダウンされており、外部接続で負荷チェックを必要としない構造となっている。
又、2−12は双方向バス等を含む外部2−20のCPUとのインタフェースで、外部2−20のCPUは、2−1の内部のレジスタに自由にデータを書いたり、読み出したりする事が可能な構造となっている。(日立マイコンマニュアル参照)また、2−1から読み出した情報の結果を判断して、2−21に結果を表示することが可能となっている。
つぎに、動作について説明する。
2−17がLのときは、2−1の動作は禁止され、図1の回路は、図2の回路の動作と同一になる。
次に、2−17にHが入力されたときのIOのテスト動作に関して説明する。
いま、2−14、2−15、2−16の負荷抵抗が実装されていない場合、
即ち、負荷への接続が配線等の断線やコネクタの接触不良等で不良となった場合を考える。
即ち、負荷への接続が配線等の断線やコネクタの接触不良等で不良となった場合を考える。
図4に、2−12のインタフェースを用いて外部2−20のCPUが2−2,2−3,2−5のDFFのD入力端子にデータを設定し、また1−6,1−10,2−10のパッドからの情報を読み出すタイミングチャートを示す。これは、一般には、図3のCPUの読み書きタイミングに準じたタイミングで設計されている。
このインタフェースの詳細回路は既知な物でここでの説明は省略する。
今、2−2,2−3,2−5のDFFのD入力端子の情報は、外部2−20のCPUからは同じアドレスでかつ3ステートで読み書き可能な構成になっている。
まず、第1の3ステ-トのライトサイクルで、2−20のCPUは、データバス上に2−2,2−3,2−5のDFFのD入力端子の情報がHとなるように送出し、それをWRD(もともとCPUのライトイネーブル信号で、2−1から2−2、2−3、2−5のクロック端子に接続されている信号線上に送出される信号)の立ち上がりでそのデータが2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子にラッチされるように動作する。
さらにその信号は、2−7、2−6、2−13の3ステートバッファでドライブされ1−6,1−10,1−8のIOパッドに出力される。
さらにその信号は、2−14,1−12,1−9の入力バッファを通じて2−1に送出され第1の3ステ-トのリードサイクルで、リード信号がLからHに立ち上がる直前でそれぞれ2−20のCPUにラッチされ、図4の場合2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子の情報(すべてHレベル)がそのまま、2−20のCPUに読み出されるように動作する。
次に第2の3ステ-トのライトサイクルで、2−20のCPUは、データバス上に2−2,2−3,2−5のDFFのD入力端子の情報がLとなるように送出し、それをWRDの立ち上がりでそのデータが2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子にラッチされるように動作する。
さらにその信号は、2−7,2−6,2−13の2ステートバッファでドライブされ1−6,1−10,1−8のIOパッドに出力される。
さらにその信号は2−4,1−12,1−9の入力バッファを通じて2−1に伝送され第1の3ステ-トのリードサイクルで、リード信号がLからHに立ち上がる直前で2−20のCPUにラッチされ、図4の場合2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子の情報(すべてLレベル)がそのまま、2−20のCPUに読み出されるように動作する。
次に、2−14、2−15、2−16の負荷抵抗が図1のとおりに実装されている場合を考える。
図5に2−12のインタフェースを用いて2−2,2−3,2−5のDFFのD入力端子にデータを設定し、また1−6,1−10,2−10のパッドからの情報を読み出すタイミングチャートを示す。
ここでも、2−2,2−3,2−5のDFFのD入力端子の情報は、外部2−20のCPUからは同じアドレスでかつ3ステートで読み書き可能な構成になっている。
まず、第1の3ステ-トのライトサイクルで、2−20のCPUは、データバス上に2−2,2−3,2−5のDFFのD入力端子の情報がHとなるように送出し、それをWRDの立ち上がりでそのデータが2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子にラッチされるように動作する。その信号は、2−7,2−6,2−13の3ステートバッファでドライブされ1−6,1−5,1−8のIOパッドに出力される。
その信号は、ICパッケージ外に接続されている2−14,2−16,2−15のプルアップもしくはプルダウンの負荷の大きさと、2−11,2−6,2−13のクロックドバッファのドライブ能力の差で、2−1に送出されるデータの値が変わってくる。
プルアップの場合は、その抵抗での電圧降下は生じないので、そのままHが2−1に送出される。(図6−1の等価回路)ただし、プルダウンの場合は、プルダウン抵抗の大きさと、2−6の3ステートバッファの出力インピーダンスのバランスで、送出されるレベルが変わってくる。この等価回路を図6−2に示す。
この場合、送出される論理は、今の実施形の場合、2−6の3ステートバッファのドライブ能力に依存し、等価回路は、図6−2の様になる。2−6の出力インピーダンスROと2−16の負荷抵抗(RF)で分圧される1−10の電圧VOは、
VO=(VDD-GND)×RF/(RO+RF) 式1
で表され、この値が1−12の入力バッファのVILより小さい場合、Lとして1−12の出力から2−1に送出される。(プルダウンがついていない場合は、電流が流れず、1−10はVIHのレベル以上のHレベルのままとなる)
通常、プルダウン抵抗は1KΩから、50KΩ程度の大きさまで扱われ、システムによって値は異なってくる。
VO=(VDD-GND)×RF/(RO+RF) 式1
で表され、この値が1−12の入力バッファのVILより小さい場合、Lとして1−12の出力から2−1に送出される。(プルダウンがついていない場合は、電流が流れず、1−10はVIHのレベル以上のHレベルのままとなる)
通常、プルダウン抵抗は1KΩから、50KΩ程度の大きさまで扱われ、システムによって値は異なってくる。
例えば、通常のCOMSのASICの場合、
VILは、0.2×(VDD-GND) 式2
で3.3V電源の場合、式1と式2より、プルダウン抵抗が最大50KΩある場合でも、2−6の出力インピーダンスROが250KΩ以上になるような低ドライブ能力の出力バッファを設計する事で、2−6のバッファの入力がHレベルとなっても、その出力は、1−12の入力バッファのVIL以下の電圧となり、負荷インピーダンスが接続された結果としてLレベルが2−1に送出される。
VILは、0.2×(VDD-GND) 式2
で3.3V電源の場合、式1と式2より、プルダウン抵抗が最大50KΩある場合でも、2−6の出力インピーダンスROが250KΩ以上になるような低ドライブ能力の出力バッファを設計する事で、2−6のバッファの入力がHレベルとなっても、その出力は、1−12の入力バッファのVIL以下の電圧となり、負荷インピーダンスが接続された結果としてLレベルが2−1に送出される。
その信号は、第1の3ステ-トのリードサイクルで、リード信号がLからHに立ち上がる直前で2−20のCPUにラッチされ、図4の場合2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子の情報(すべてHレベル)は、2−2と2−5の情報はそのまま、2−3の情報は負荷のプルダウンの影響でLとして2−20のCPUに読み出されるように動作する。
次に第2の3ステ-トのライトサイクルで、2−20のCPUは、データバス上に2−2,2−3,2−5のDFFのD入力端子の情報がLとなるように送出し、それをWRDの立ち上がりでそのデータが2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子にラッチされるように動作する。
その信号は、2−7,2−6,2−13の3ステートバッファでドライブされ1−6,1−5,1−8のIOパッドに出力される。
その信号は、ICパッケージ外に接続されている2−14,2−16,2−15のプルアップもしくはプルダウンの負荷の大きさと、2−11,2−6,2−13のクロックドバッファのドライブ能力の差で、2−1に送出されるデータの値が変わってくる。
プルダウンの場合は、その抵抗での電圧降下は生じないので、そのままLが2−1に送出される。(図8のCの等価回路)
ただし、プルアップの場合は、プルアップ抵抗の大きさと、2−7,2-13の3ステートバッファの出力インピーダンスのバランスで、送出されるレベルが変わってくる。この等価回路を図6−3に示す。
ただし、プルアップの場合は、プルアップ抵抗の大きさと、2−7,2-13の3ステートバッファの出力インピーダンスのバランスで、送出されるレベルが変わってくる。この等価回路を図6−3に示す。
この場合、送出される論理は、今の実施形の場合、2−7,2-13の3ステートバッファのドライブ能力に依存し、等価回路は、図8のDの様になる。2−7,2-13の出力インピーダンスは等しくRO2とし、それらとそれぞれ2−14、2-15の負荷抵抗(RF)で分圧される1−6、および1-8の電圧VO2は、
VO2=(VDD-GND)×RO2/(RO2+RF2) 式3
で表され、この値が1−12の入力バッファのVIHより大きい場合、Hレベルが2−4と1−9の出力から2−1に送出される。(プルアップがついていない場合は、電流が流れず、1−10はVILのレベル以下のLレベルのままとなる)
通常、プルアップ抵抗は1KΩから、50KΩ程度の大きさまで扱われ、システムによって値は異なってくる。
VO2=(VDD-GND)×RO2/(RO2+RF2) 式3
で表され、この値が1−12の入力バッファのVIHより大きい場合、Hレベルが2−4と1−9の出力から2−1に送出される。(プルアップがついていない場合は、電流が流れず、1−10はVILのレベル以下のLレベルのままとなる)
通常、プルアップ抵抗は1KΩから、50KΩ程度の大きさまで扱われ、システムによって値は異なってくる。
例えば、通常のCOMSのASICの場合、VIHは、
0.8×(VDD-GND) 式4
より大きい電圧レベルであり、で3.3V電源の場合、式3と式4より、プルダウンアップが最大50KΩある場合でも、
2−7,2-13の出力インピーダンスRO2が200KΩ以上になるような低ドライブ能力の出力バッファを設計する事で、2−6のバッファの入力がLレベルとなっても、その出力は、1−12の入力バッファのVIH以上の電圧となり、負荷インピーダンスが接続された結果としてHレベルが2−1に送出される。
0.8×(VDD-GND) 式4
より大きい電圧レベルであり、で3.3V電源の場合、式3と式4より、プルダウンアップが最大50KΩある場合でも、
2−7,2-13の出力インピーダンスRO2が200KΩ以上になるような低ドライブ能力の出力バッファを設計する事で、2−6のバッファの入力がLレベルとなっても、その出力は、1−12の入力バッファのVIH以上の電圧となり、負荷インピーダンスが接続された結果としてHレベルが2−1に送出される。
通常の場合は、100kΩ以上の出力インピーダンスを持てば問題ないシステムを構築できる。(プルアップ、プルダウンを10KΩ以下にすればよい)
なおその信号は、第2の3ステ-トのリードサイクルで、リード信号がLからHに立ち上がる直前で2−20のCPUにラッチされ、図4の場合2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子の情報(すべてLレベル)は、2−3の情報はそのまま、2−2と2−5の情報は負荷のプルアップの影響でHとして2−20のCPUに読み出されるように動作する。
なおその信号は、第2の3ステ-トのリードサイクルで、リード信号がLからHに立ち上がる直前で2−20のCPUにラッチされ、図4の場合2−2,2−3,2−5のDFFのQ出力端子の情報(すべてLレベル)は、2−3の情報はそのまま、2−2と2−5の情報は負荷のプルアップの影響でHとして2−20のCPUに読み出されるように動作する。
なお、図4−6ではCPU側では、LSBに2−5のQ出力端子の信号が読み出され、LSB+1ビット目が2−3のQ出力端子の信号が読み出され、LSB+2ビット目に2−2のQ出力端子の信号が読み出されるように構成されているので、(書き込み時も同じ順序データ設定される)図中の値が最終的に2−20のCPUに読み出される構成となっている。
ここで、2−20のCPUは、予め正常に読み出される場合の結果を持っており、図5のように値が読み出された物と比較して、一致した場合は、外部負荷と正常に接続されていると判断し、2−21の表示装置に正常接続の表示をすることが可能となっている。
それに対して、図4のような結果が読み出された場合、負荷の接続に異常があると判断し、表示装置に表示する。
(実施例2)
図7に第2の実施例を示す。
図7に第2の実施例を示す。
第1の実施例に対して、2−14,2−15のプルアップ抵抗がプルダウン抵抗になり、2−16のプルダウン抵抗がプルアップ抵抗になった点と、2−20のCPUが1−2に内蔵され、CPUとのインタフェースがCPU外部に出なくなった点と、IOの接続のOK、NOTOKの表示する2−21のASIC外部の表示装置に、2−20から2−22の出力バッファを通じて2−23のPADに制御信号が送られ、そこから2−21に単線で接続されている点である。
動作に関しては、2−6,2−7,2−13の3ステートバッファのVOH,VOL.VIH、VILの規格を、出力インピーダンスがみな同じになるように設計しておく事によって、第1の実施例のプルダウンでの動作が本実施例の1-3,1―4の端子対して成り立ち、プルアップでの動作が本実施例の1−5の端子に対して成り立つ。
これをタイムチャートで示した物が図6である。
それ以外の動作に関しては、第1の実施例と違う部分のみ説明する。
図7の回路では、2−12のCPUがASICに内蔵されたので、複写機の動作に供する信号端子、1−3,1−4,1−5は全て、ASICの内部より、IOの負荷の接続チェックが実現できる構造となっており、その他に必要な入力端子は、1−4,1―8に接続するIOを増設すればよく、出力端子は、1−3、1−6に接続するIOを増設すればよく、双方向端子は、1-5,1-10に接続するIOを増設すればよい。
このASICの場合、すべてのPINを双方向にする必要は無く、テスト用の入力PIN2−17はこの機能を有しないし、テスト結果を出力する2−24PINにもそのきのうを具備していない。それは、この両端子は、テストのときのみ機能すればよく、かえって余計な動作をさせたくない端子だからである。(一度動作すれば経時変化考えられない端子でもあるからである)
それ以外のPINに関しては、配線のマイグレーションや、ソケットの抜き差しで当然難度もチェックする必要があるものであるのは勿論である。
それ以外のPINに関しては、配線のマイグレーションや、ソケットの抜き差しで当然難度もチェックする必要があるものであるのは勿論である。
このIOのチェックは出力インピーダンスが大きいので、バンダリスキャン時のような同時スイッチングの問題は生じないが、CPUは当然であるが、1アドレスで1レジスタのアクセスもつくれるため、1PIN毎にドライブ条件を変更することも可能である。
(実施例3)
図9に第3の実施例を示す。10−1の複写機の制御用の回路に、第2の実施形のASICを10―4のように搭載したものである。
図9に第3の実施例を示す。10−1の複写機の制御用の回路に、第2の実施形のASICを10―4のように搭載したものである。
10−4は、10−8の基板上に実装されており、2−17は、10−1の制御指示基盤から10−13を通じて接続されており、テストの結果を出力する2−24のポートが、UART出力ポートとなっており、10−12の配線と10−14のコネクタを通じて10−1の制御指示基盤に基盤接続テストの結果を通信できるようになっている。
2−14の出力ポートは多端がGNDに接続された10−15の抵抗の一端と10−5のバッファの入力端子に接続され、10−5の出力端子は10−6のコネクタに接続されている。
1−4の端子は、10−7−3の配線、1−3のコネクタ10−87のコネクタを通じて第2の基版の多端がGND接続されているプルダウン抵抗10−16の一端に接続され、さらにそれが10−11のたのASICの出力端子に接続されている。
同様に、1−5の端子は、出力ポートとして用いられ、10−7−2の配線、1−3のコネクタ10−18のコネクタを通じて第2の基版の他端がGND接続されているプルダウン抵抗10−17の一端に接続され、同時に10−2のバッファの入力端子に接続され、さらにその出力端子が10−11の他のASICの入力端子に接続されている。10−18と、10−3のコネクタは、さらに、10−7−1の線でGND同士が接続されている。
10−1の複写機の操作部から、テスト時は、2−17にHが出力されテストモードになると同時に、2−20のCPUは2−9の信号の状態を監視しており、それがHとなることで、第1の実施例、第2の実施例に記述したテスト方法を実行する。
いま、10−18、1−3のコネクタの接続が正常であれば、また10−4の実装がもんだいなければ、CPUは、10−16,10−17,10−15のプルダウン抵抗を、前記テストで検出でき(出力値が0)正常接続していることをにんしきし、その結果をuartを通じて10−12の信号線を通じて10−1の制御指示基版へ結果を送出し、その制御指示基盤はその結果をLCD上で、OK表示を示す。
その逆に、10−8のコネクタ又は、10−3のコネクタの挿入が不正常で接続されていない場合には、1−4と1−5へのテスト結果はそのポートにHを出力するばHが、Lを出力すればLがそのまま帰ってくるように結果が2−1に出力され、2−20のCPUは、その誤動作したポートの端子番号と、不良モードを前記UARTを通じて、制御指示基版へ送出する。
その結果、制御指示基版へ、×印と誤動作ポートのPIN NOをLCD上に表示する。
このことは、1−3のリードフレームが浮いていて、1−3と10−15の接続が不良の場合も同様に実行可能である。
VDD,+3.3V +電源(端子)
VSS、GND −電源(端子)
2-14,15,16 負荷抵抗
11−1 ORのゲート回路
1−7,2−7,2−4 テスト回路付出力バッファ
2−14,1−9 テスト回路付入力バッファ
2-6,1-11,1-12 テスト回路付双方向バッファ
2−21 表示装置
2−20 CPU
VSS、GND −電源(端子)
2-14,15,16 負荷抵抗
11−1 ORのゲート回路
1−7,2−7,2−4 テスト回路付出力バッファ
2−14,1−9 テスト回路付入力バッファ
2-6,1-11,1-12 テスト回路付双方向バッファ
2−21 表示装置
2−20 CPU
Claims (7)
- すくなくとも、ASICが入力端子として用いられる一個の入力バッファを有し、該入力バッファは、双方向バッファの機能を有し、その端子に接続されている入力負荷のインピーダンスを、ASICの内部から、前記双方向バッファの出力端子を制御し、その負荷のインピーダンスをASIC内部から判断するASICとそのASICを実装する基板との接続検査方法。
- 前記双方向バッファを構成する3ステートバッファのドライブ能力が、負荷に対して小さく、入力端子をHに設定しても、Lに設定しても、入力レベルが外部インピーダンスによって一意的に決まってしまう場合、外部インピーダンスが接続されているとASIC内部で判断することを特徴とする請求項1記載の接続検査方法。
- 前記双方向バッファを構成する3ステートバッファのドライブ能力が、負荷に対して小さく、本来入力端子をHに設定しても、Lに設定しても、入力レベルが外部インピーダンスによって一意的に決まってしまう場合でも、入力端子をHに設定すると入力端子の入力信号がHとして認識され、Lに設定すると入力端子の入力信号がLとして認識される場合、外部インピーダンスが接続されていないとASIC内部で判断することを特徴とする請求項1記載の接続検査方法。
- すくなくとも、ASICが出力端子に接続されている一個の出力バッファを有し、該バッファは、双方向バッファ機能を有して、その端子に接続されている負荷のインピーダンスを、ASICの内部から、前記双方向バッファの出力端子を制御し、その出力状態をASIC内部に読込み、その負荷のインピーダンスをASIC内部から判断することを特徴とする請求項1記載の接続検査方法。
- 前記双方向バッファの出力バッファ及び、双方向バッファとして本来用いる双方向バッファの出力バッファは、2つの独立制御可能な3ステートバッファより構成され、一方は通常の負荷駆動用のドライブ能力を有する3ステートバッファであり、他方は出力の負荷インピーダンスより小さいインピーダンスを有する3ステートバッファであることを特徴とする請求項4記載の接続検査方法。
- 前記3ステートバッファは、出力の負荷インピーダンスより小さいインピーダンスを有する3ステートバッファで、その出力端子に接続されている負荷のインピーダンスを、ASICの内部から、前記双方向バッファの出力端子を制御し、その出力状態をASIC内部に読込み、その負荷のインピーダンスをASIC内部から判断することを特徴とする請求項5記載の接続検査方法。
- ASICが画像形成装置に設けられ、前記画像形成装置の動作に必要なASICの全てのIO端子を、その出力バファは高出力ドライブのものと、低出力ドライブの複数の3ステートバッファを具備した双方向バッファで構成したASICを有する機能モジュールで前記低出力ドライブの3ステートバッファでIOをドライブしそのレベルを前記双方向バッファの入力バッファを通してASIC内部のレジスタに設定しASICと外部回路の接続をチェックすることを特徴とする請求項3記載の接続検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009150547A JP2011007591A (ja) | 2009-06-25 | 2009-06-25 | Asic及び基板の接続検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009150547A JP2011007591A (ja) | 2009-06-25 | 2009-06-25 | Asic及び基板の接続検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011007591A true JP2011007591A (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=43564441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009150547A Pending JP2011007591A (ja) | 2009-06-25 | 2009-06-25 | Asic及び基板の接続検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011007591A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3705980A1 (en) * | 2019-03-05 | 2020-09-09 | NXP USA, Inc. | Low power mode testing in an integrated circuit |
-
2009
- 2009-06-25 JP JP2009150547A patent/JP2011007591A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3705980A1 (en) * | 2019-03-05 | 2020-09-09 | NXP USA, Inc. | Low power mode testing in an integrated circuit |
US11047904B2 (en) | 2019-03-05 | 2021-06-29 | Nxp Usa, Inc. | Low power mode testing in an integrated circuit |
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