JP5175804B2 - 超音波デバイス - Google Patents
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Description
すなわち、固定部材は、筺体に固定された柱状の支持部材として構成されており、保持部材は、支持部材の頂部に固定されても良い。
また、支持部材が細長い形状を有している場合等には、支持部材に固定された保持部材が揺動してしまうおそれがある。
より具体的には、補助部材は、保持部材を狭持するよう形成されていても良い。
尚、より詳しくは、保持部材には、支持部材の頂面との接触面の側方に突出した部位であって、いずれかの補助部材に対応する部位である凸部が設けられており、補助部材は、対応する凸部と嵌合可能に形成されていても良い。
また、保持部材は、板状に形成されていても良い。
こうすることにより、例えば、樹脂等により保持部材を容易に成形することが可能となる。
こうすることにより、例えば、接着剤等で保持部材を固定部材に固定する場合に比べ、作業を容易化することができる。また、固定部材の固定作業のやり直しが可能となり、リード線の位置の微調整が可能となる。
また、挿通口は、該挿通口を挿通するリード線が該挿通口にて係止される形状,大きさに形成されていても良い。
[超音波デバイスの構成について]
まず、第一実施形態について説明する。図1には、第一実施形態の超音波デバイス100が記載されている。図1の(a)は超音波デバイス100の平面図、(b)は超音波デバイス100の側面図である。尚、超音波デバイス100は、具体的には、例えば、超音波式近接スイッチや、超音波距離計や、超音波水位計や、超音波流量計や、超音波探傷器等として用いられても良い。
[工程について]
次に、第一実施形態の超音波デバイス100の製造工程について説明する。
第一実施形態の超音波デバイス100では、固定プレート170により、電子回路180との位置関係を一定とした状態でリード線130が固定される。したがって、二次モールドの終了前に実施される周波数同調や感度電圧調整等の各種調整の際に、リード線130と電子回路180との接合部分に応力がかかってしまうことを抑えることができる。したがって、この超音波デバイス100は、リード線130の接合部分におけるはんだクラック等の不具合の発生を抑止することができる。特に、リード線130が太くて硬い場合には、各種調整の際にリード線130と電子回路180との接合部分に強力な応力がかかってしまうことが想定される。そこで、本実施形態のように、固定プレート170を用いてリード線130を固定することにより、このような強力な応力がかかってしまうことを効果的に抑えることができる。
[超音波デバイスの構成について]
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態における超音波デバイスは、第一実施形態における超音波デバイス100とほぼ同様の構成を有しているが、固定プレート170に替えて、上述した保持部材として略長方形のツバ付固定プレートが用いられると共に、ツバ付固定プレートを側面から支える固定補助部が設けられている固定補助部付回路ケース部が用いられるという点において異なる。
このように、支柱260は、ツバ付固定プレート270を下方から支持する支持部材として機能し、第一〜第三の固定補助部は、ツバ付固定プレート270を側方から狭持することにより、ツバ付固定プレート270の揺動を抑止する補助部材として機能する。
第二実施形態では、ツバ付固定プレート270は、固定補助部付回路ケース部210に設けられた固定補助部により側面から狭持された状態で支柱260にネジ止めされる。また、このとき、ツバ付固定プレート270は、凸部273a,273bが第二の固定補助部,第三の固定補助部に嵌合された状態となっている。したがって、第二実施形態では、ツバ付固定プレート270は、より強力に固定補助部付回路ケース部210に固定される。このため、第二実施形態の超音波デバイスは、リード線の接合部分における不具合の発生をより確実に抑止することができる。
[超音波デバイスの構成について]
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態における超音波デバイスは、第一実施形態における超音波デバイス100とほぼ同様の構成を有しているが、リード線が、回路ケース部の短手側の側面に形成された挿通口から取り出されるという点において異なる。
第三実施形態における超音波デバイス300についても、第一実施形態と同様、リード線330を電子回路380との位置関係を一定に保つことができ、リード線330と電子回路380との接合部分におけるはんだクラック等の不具合の発生を抑止することができる。
上記実施形態において、金属製の固定プレートを用い、さらに、この固定プレートをグランド接続しても良い。こうすることにより、電磁シールド効果を得ることができる。
Claims (9)
- 超音波の出力処理、その反射波の検知処理、出力及び反射波検知処理のうちのいずれかを実行する超音波デバイスであって、
当該超音波デバイスの筺体に固定されており、前記処理を実行する処理部と、
一端が前記処理部に接続され、他端が前記筺体の外部に取り出されるリード線と、
前記リード線を挿通させる挿通口を有する保持部材と、
前記挿通口に前記リード線を挿通させた前記保持部材を、前記処理部との位置関係が一定に保持されるように固定する固定部材と、
を備えることを特徴とする超音波デバイス。 - 請求項1に記載の超音波デバイスにおいて、
前記固定部材は、前記筺体に固定された柱状の支持部材として構成されており、
前記保持部材は、前記支持部材の頂部に固定されること、
を特徴とする超音波デバイス。 - 請求項2に記載の超音波デバイスにおいて、
前記固定部材は、前記支持部材、及び、該支持部材に固定された前記保持部材の揺動を抑止する位置に配置された複数の補助部材として構成されていること、
を特徴とする超音波デバイス。 - 請求項3に記載の超音波デバイスにおいて、
前記補助部材は、前記保持部材を狭持するよう形成されていること、
を特徴とする超音波デバイス。 - 請求項4に記載の超音波デバイスにおいて、
前記保持部材には、いずれかの前記補助部材に対応する凸部が設けられており、
前記補助部材は、対応する前記凸部と嵌合可能に形成されていること、
を特徴とする超音波デバイス。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の超音波デバイスにおいて、
前記保持部材は、板状に形成されていること、
を特徴とする超音波デバイス。 - 請求項6に記載の超音波デバイスにおいて、
前記保持部材は、前記固定部材にネジ止めされること、
を特徴とする超音波デバイス。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載の超音波デバイスにおいて、
前記筺体は、容器状の第一ケース部材と、該第一ケース部材の開口部を覆う第二ケース部材とを有しており、
前記処理部は、前記第一ケース部材の底部に配置され、
前記第二ケース部材は、孔部を有しており、
前記リード線の他端は、前記第二ケース部材が有する孔部を挿通して外部に取り出されること、
を特徴とする超音波デバイス。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載の超音波デバイスにおいて、
前記挿通口は、該挿通口を挿通する前記リード線が該挿通口にて係止される形状,大きさに形成されていること、
を特徴とする超音波デバイス。
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