JP5175155B2 - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents

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本発明は、液晶表示装置及び電子機器に関するものである。
近年、液晶層の液晶分子を駆動するための一対の電極として、同一基板上に画素電極と
共通電極とを形成し、これら画素電極と共通電極との間に電圧を印加し、基板に略平行な
電界を発生させ、液晶分子を基板面に平行な面内で駆動するFFS(Fringe Fi
eld Switching)方式の液晶表示装置の開発が盛んに行われている。例えば
、特許文献1に記載のように、FFS方式の液晶表示装置の構造は、同一基板上に画素電
極と共通電極とを備えている。このFFS方式は、従来のTN(Twisted Nem
atic)方式に比べて、広い視野角を得られるメリットがある。
一般に、液晶表示装置の実装端子部はTFTアレイ基板に設けられている。FFS方式
の液晶表示装置の場合、実装端子部を構成する下地導電パターンはソース電極やドレイン
電極と同一の層からなっており、この下地導電パターンの上に平坦化膜が形成されている
。また、平坦化膜を下地導電パターンの表面に達するまで開口させた開口部が形成されて
おり、この開口部の内面に沿うように、FFS絶縁膜が形成されている。また、FFS絶
縁膜を下地導電パターンの表面に達するまで開口させた開口部が形成されており、この開
口部を介して、画素電極や共通電極と同一の層からなる導電パターンが、下地導電パター
ンと電気的に接続するように設けられている。
特開2008−116484号公報
しかしながら、表示領域に比べて大きい下地導電パターンを有する実装端子部では、T
FTアレイ基板の形成及び形成後の所定の熱処理工程において、平坦化膜やFFS絶縁膜
の剥がれが発生する場合がある。この問題は実装端子部に限った問題ではなく、表示領域
に比べて大きい下地導電パターンを有する周辺回路部でも生じる場合がある。
その結果、表示領域の周辺に設けられた端子部や配線部の保護が不十分になったり絶縁
性の確保が不十分になり、下地導電パターンの腐食が発生して信頼性が低下する等の問題
が生じる惧れがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、FFS方式の液晶表示装置に
おいて平坦化膜やFFS絶縁膜の剥がれを防止することができ、信頼性に優れた高品質な
液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一側面によれば、液晶層を挟持する一対の基板を有し、該一対の基板のうち一方の基板に設けられた第1電極と第2電極の間に生じる電界によって液晶層を構成する液晶分子を駆動させる液晶表示装置において、画素をマトリクス状に複数配置した表示領域と、該表示領域の外に位置する非表示領域と、を有し、一方の基板には、画素毎に設けられたスイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された配線部と、スイッチング素子及び配線部を覆う平坦化膜と、該平坦化膜上に形成された第1電極と、該第1電極を少なくとも覆う絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられた第2電極と、が設けられ、非表示領域における一方の基板には、下地導電パターンと、平坦化膜を下地導電パターンの表面に達するまで開口させた開口部と、第1電極と同一の層からなり、開口部の内面の少なくとも一部を覆う第1導電パターンと、該第1導電パターンの少なくとも一部を覆う絶縁膜と、第2電極と同一の層からなり、下地導電パターンの上面において第1導電パターンを少なくとも覆う第2導電パターンと、を備えたコンタクト部が設けられ、該コンタクト部において、第1導電パターンが、下地導電パターン上の平坦化膜の縁部を覆うように形成されるとともに、絶縁膜の縁部が、下層側の第1導電パターンと上層側の第2導電パターンとで挟持されており、第1導電パターンが、下地導電パターンの上面に開口部を有している液晶表示装置が提供される。
また、上記課題を解決するための本発明の他の一側面によれば、液晶層を挟持する一対の基板を有し、該一対の基板のうち一方の基板に設けられた第1電極と第2電極の間に生じる電界によって液晶層を構成する液晶分子を駆動させる液晶表示装置において、画素をマトリクス状に複数配置した表示領域と、該表示領域の外に位置する非表示領域と、を有し、一方の基板には、画素毎に設けられたスイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された配線部と、スイッチング素子及び配線部を覆う平坦化膜と、該平坦化膜上に形成された第1電極と、該第1電極を少なくとも覆う絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられた第2電極と、が設けられ、非表示領域における一方の基板には、下地導電パターンと、平坦化膜を下地導電パターンの表面に達するまで開口させた開口部と、第1電極と同一の層からなり、開口部の内面の少なくとも一部を覆う第1導電パターンと、該第1導電パターンの少なくとも一部を覆う絶縁膜と、第2電極と同一の層からなり、下地導電パターンの上面において第1導電パターンを少なくとも覆う第2導電パターンと、を備えたコンタクト部が設けられ、該コンタクト部において、第1導電パターンが、下地導電パターン上の平坦化膜の縁部を覆うように形成されるとともに、絶縁膜の縁部が、下層側の第1導電パターンと上層側の第2導電パターンとで挟持されており、コンタクト部における絶縁膜の縁部が平坦化膜の上面に位置しており、開口部の内面において第1導電パターンと第2導電パターンとが直接接している液晶表示装置が提供される。
また、上記課題を解決するための本発明の他の一側面によれば、液晶層を挟持する一対の基板を有し、該一対の基板のうち一方の基板に設けられた第1電極と第2電極の間に生じる電界によって液晶層を構成する液晶分子を駆動させる液晶表示装置において、画素をマトリクス状に複数配置した表示領域と、該表示領域の外に位置する非表示領域と、を有し、一方の基板には、画素毎に設けられたスイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された配線部と、スイッチング素子及び配線部を覆う平坦化膜と、該平坦化膜上に形成された第1電極と、該第1電極を少なくとも覆う絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられた第2電極と、が設けられ、非表示領域における一方の基板には、下地導電パターンと、平坦化膜を下地導電パターンの表面に達するまで開口させた開口部と、第1電極と同一の層からなり、開口部の内面の少なくとも一部を覆う第1導電パターンと、該第1導電パターンの少なくとも一部を覆う絶縁膜と、第2電極と同一の層からなり、下地導電パターンの上面において第1導電パターンを少なくとも覆う第2導電パターンと、を備えたコンタクト部が設けられ、該コンタクト部において、第1導電パターンが、下地導電パターン上の平坦化膜の縁部を覆うように形成されるとともに、絶縁膜の縁部が、下層側の第1導電パターンと上層側の第2導電パターンとで挟持されており、コンタクト部が一方の基板におけるシール材の外側に位置しており、第1導電パターンがコンタクト部からシール材に至る位置まで延在している液晶表示装置が提供される。
また、上記課題を解決するための本発明の他の一側面によれば、上記の液晶表示装置を備えている電子機器が提供される。
かかる構成によれば、下地導電パターンの上面に位置する平坦化膜の縁部、言い換えると、下地導電パターンと平坦化膜とが接する境界部分が、第1導電パターンによってカバーされ、かつ、絶縁膜の縁部が、第1導電パターンと第2導電パターンとで上下から挟み込まれているため、下地導電パターンからの平坦化膜の剥離、及び絶縁膜の剥離が防止できる。すなわち、平坦化膜の剥がれの起点となる平坦化膜の縁部が第1導電パターンによって保護され、かつ、絶縁膜の剥がれの起点となる絶縁膜の縁部が第2導電パターンによって保護されるので、所定の熱処理工程を経ても、平坦化膜の剥離、及び絶縁膜の剥離が生じることがない。また、第1導電パターンが絶縁膜の下地として配置されることにより、熱処理時の絶縁膜の膜応力が緩和されるとともに絶縁膜の密着性が改善されるので、絶縁膜は剥がれ難くなる。したがって、平坦化膜及び絶縁膜の剥離を防止することができ、端子部や配線部の信頼性が確保できる高品質な液晶表示装置及びこれを備えた電子機器が提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、
本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思
想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやす
くするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示した平面図である。
なお、液晶表示装置の各構成部材における液晶層側を内側と呼び、その反対側を外側と呼
ぶことにする。
図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置100は、TFTアレイ基板(一方の基
板)10と対向基板20とがシール材52によって貼り合わされている。このシール材5
2によって区画された領域内に液晶層50が封入されている。シール材52の一部には液
晶を注入する注入口54が設けられている。注入口54は封止材55により封止されてい
る。シール材52の形成領域の内側の領域には、遮光性材料からなる遮光膜(周辺見切り
)53が形成されている。遮光膜53の内側の領域は、画像や動画等を表示する表示領域
9になっている。表示領域9には、複数の画素Gがマトリクス状に設けられている。なお
、表示領域9の外側の領域は、非表示領域8になっている。
TFTアレイ基板10の周縁部は、対向基板20から張り出した張出領域となっている
。この張出領域のうち図中下辺側には、データ線駆動回路201と、図示略のフレキシブ
ル基板に形成された電源回路に接続するための端子部(外部接続端子)202がTFTア
レイ基板10の一辺に沿って形成されている。この一辺に隣接する二辺に沿って走査線駆
動回路104が形成されている。TFTアレイ基板10の残る一辺(図中上辺側)には、
表示領域9の両側に設けられた走査線駆動回路104の間を接続するための複数の引き回
し配線(配線部)105が設けられている。
図2は、本実施形態の液晶表示装置100の各画素Gを拡大して示した平面図である。
液晶表示装置100の表示領域9内には、複数の画素Gがマトリクス状に配置されている
。図2に示すように、走査線(配線部)1が水平方向(図示横方向)に延在するとともに
、データ線(配線部)3が縦方向(図示縦方向)に延在し、これら走査線1とデータ線3
とに四方を囲まれた領域が1つの画素領域を構成している。
画素Gの周囲の領域、具体的には、走査線1、データ線3及び後述するTFT(Thi
n Film Transistor)(スイッチング素子)13に平面視で重なる領域
には、ブラックマトリクス43が形成されている。このブラックマトリクス43に覆われ
た領域が遮光領域となっている。
データ線3と走査線1の交差点の近傍には、半導体層4が略U字状に形成されている。
半導体層4の両端にはコンタクトホール5,6が形成されている。一方のコンタクトホー
ル5はデータ線3と半導体層4のソース領域4s(図3参照)とを電気的に接続するソー
スコンタクトホールであり、他方のコンタクトホール6は半導体層4のドレイン領域4d
(図3参照)とドレイン電極7(図3参照)とを電気的に接続するドレインコンタクトホ
ールである。ドレイン電極7上のドレインコンタクトホール6が設けられた側と反対側に
は、ドレイン電極7と後述する画素電極17とを電気的に接続するための画素コンタクト
ホール12が形成されている。すなわち、上記ドレイン電極7及び画素コンタクトホール
12は、画素G毎に設けられている。
本実施形態におけるTFT13は、略U字状の半導体層4が走査線1と交差しており、
半導体層4と走査線1とが2箇所で交差しているため、1つの半導体層上に2つのゲート
を有するTFT、いわゆるデュアルゲート型TFTを構成している。
共通電極(第1電極)11は、下部電極を構成し、例えばITOにより形成され、複数
の画素Gがマトリクス状に配置された表示領域9全体に亘って形成されている。また、画
素電極(第2電極)17もITO等の透明電極により形成され、1つの画素Gに対応して
フリンジ状のスリット17aを有した透明電極がパターニングされている。また、画素電
極17は、上部電極を構成し、共通電極11との重なり部分においてスリット17aを有
しており、隣接するスリット17aとスリット17aとの間が帯状の電極部17bを構成
する。そして、スリット17aを介して共通電極11と画素電極17との間で印加される
電界によって液晶分子を駆動可能としている。
図3は、図2のA−A線に沿う液晶表示装置100の断面図である。液晶表示装置10
0は、ガラス等の透明基板21からなるTFTアレイ基板10(図示下側基板)と、ガラ
ス等の透明基板22からなる対向基板20(図示上側基板)とを有し、これら基板間に液
晶層50を挟持している。
TFTアレイ基板10を構成する透明基板21上に半導体層4が設けられ、この半導体
層4を覆うようにゲート絶縁膜23が形成されている。半導体層4は各画素電極17をス
イッチング制御するTFT13を構成し、TFT13は、走査線1で構成されるゲート電
極と、当該ゲート電極からの電界によりチャネルが形成される半導体層4と、ゲート電極
と半導体層4とを絶縁するゲート絶縁膜23と、データ線3の一部により構成されるソー
ス電極と、ドレイン電極7と、を備えている。
また、TFTアレイ基板10上には、半導体層4におけるソース領域4sへ通じるソー
スコンタクトホール5、ドレイン領域4dへ通じるドレインコンタクトホール6が各々形
成された層間絶縁膜24が形成されている。つまり、データ線3(ソース電極)は層間絶
縁膜24を貫通するソースコンタクトホール5を介して半導体層4のソース領域4sに電
気的に接続されており、ドレイン電極7は、層間絶縁膜24を貫通するドレインコンタク
トホール6を介して半導体層4のドレイン領域4dに電気的に接続されている。ドレイン
電極7は、データ線3と同一材料、例えばアルミニウム(Al)等の金属材料からなり、
層間絶縁膜24上に形成されている。更に、ドレイン電極7へ通じる画素コンタクトホー
ル12が形成された平坦化膜25が順次形成されている。平坦化膜25は、例えばアクリ
ル等の有機系のものや、また無機系のものからなる絶縁性透明樹脂から構成されている。
平坦化膜25上には、ITO等の透明導電膜からなる共通電極11が形成されている。
また、共通電極11上にはFFS絶縁膜(絶縁膜)27が設けられている。そして、FF
S絶縁膜27上に、画素電極17がフリンジ状のスリット17aを有して形成されている
。以上の構成により、画素電極17は、画素コンタクトホール12を介し、ドレイン電極
7を中継層として半導体層4のドレイン領域4dと電気的に接続されることになる。TF
Tアレイ基板10の最上層で液晶層50に接する面には、配向膜28が設けられている。
なお、FFS絶縁膜27は、例えば低温SiN等の透明絶縁材料から構成されている。
一方、対向基板20は、透明基板22上にカラーフィルタを構成する赤(R)、緑(G
)、青(B)のいずれかの色材層31が画素G(図2参照)毎に形成されている。各色材
層31の周囲には、画素G周辺の光漏れを防止するために、ブラックマトリクス43が形
成されている。なお、このブラックマトリクス43により覆われた領域が遮光領域を構成
している。また、色材層31を保護するとともに色材層31による段差を平坦化するため
のオーバーコート層32が形成され、オーバーコート層32上にTFTアレイ基板10側
と同様の配向膜33が形成されラビング処理が施されている。TFTアレイ基板10の外
面側には、偏光板61が配置されている。また、対向基板20の外面側には、偏光板62
が配置されている。
このように、同一基板である透明基板21上に、FFS絶縁膜27を介して下部電極で
ある共通電極11と上部電極である画素電極17を形成し、上部電極である画素電極17
にスリット17aを形成して、下部電極である共通電極11との間に電圧を印加し、基板
面に対し主に平行な横電界を発生させて配向膜28を介して液晶分子を駆動することがで
きる。
ところで、一般的な液晶表示装置は、TFTアレイ基板の形成及び形成後の所定の熱処
理工程において、表示領域に比べて大きい下地導電パターンを有する端子部で平坦化膜や
FFS絶縁膜の剥がれが発生する場合がある。この問題は端子部に限った問題ではなく、
表示領域に比べて大きい下地導電パターンを有する配線部でも生じる場合がる。
次に、従来のFFS方式の液晶表示装置の端子部を一例に挙げて説明する。図9は、従
来のFFS方式の液晶表示装置1100の端子部1202の構造を示す模式図である。端
子部1202は、TFTアレイ基板1010に設けられ、透光性基板1021と、ゲート
絶縁膜1023と、層間絶縁膜1024と、下地導電パターン1070と、平坦化膜10
25と、FFS絶縁膜1027と、導電パターン1072とを含んで構成される。FFS
絶縁膜1027は、平坦化膜1025を下地導電パターン1070の表面に達するまで開
口させたコンタクトホール1025aに沿うように設けられている。導電パターン107
2は、FFS絶縁膜1027を下地導電パターン1070の表面に達するまで開口させた
コンタクトホール1027aを介して、下地導電パターン1070と電気的に接続するよ
うに設けられている。
本願発明者は、TFTアレイ基板1010の形成に係る所定の熱処理工程において、表
示領域に比べて大きい下地導電パターン1070を有する端子部1202で、平坦化膜1
025やFFS絶縁膜1027が剥がれる不良の発生原因を調べた結果、下地導電パター
ン1070の熱容量が大きいことにより、所定の熱処理毎に平坦化膜1025及びFFS
絶縁膜1027に対する熱履歴が増大して、平坦化膜1025及びFFS絶縁膜1027
の膜応力が増大することに起因していることを見出した。また、本願発明者は、他の原因
としては、平坦化膜1025の下地導電パターン1070に対する密着性や平坦化膜10
25とFFS絶縁膜1027との密着性が考えられ、これらが組み合わさって平坦化膜1
025やFFS絶縁膜1027の剥がれが発生すると推測している。
その結果、表示領域の周辺に設けられた端子部1202の保護が不十分になったり絶縁
性の確保が不十分になり、下地導電パターン1070の腐食が発生して信頼性が低下する
等の問題が生じる可能性が高い。
このような問題を解消すべく、本実施形態に係る液晶表示装置100においては、図4
に示すように、非表示領域8における平坦化膜25の膜の剥がれの起点となる下地導電パ
ターン70の上面に位置する平坦化膜の縁部25bが、第1導電パターン71によってカ
バーされ、かつ、FFS絶縁膜27の剥がれの起点となるFFS絶縁膜27の縁部27b
が、第1導電パターン71と第2導電パターン72とで上下から挟み込まれ、コンタクト
部200を構成している。
図4(a)は、本実施形態の液晶表示装置100の非表示領域8に設けられたコンタク
ト部200(端子部202)を拡大して示した平面図である。端子部202は、TFTア
レイ基板10の一辺に沿って複数設けられている。本図は、複数の端子部202のうちの
一つを拡大して示している。端子部202は、図示上下方向に延在する下地導電パターン
70(図示2点鎖線部)を有して構成されている。
また、端子部202には、下地導電パターン70に重なるように平面視矩形状の第1導
電パターン71(図示点線部)が設けられている。第1導電パターン71は、下地導電パ
ターン70の領域よりも大きく形成されている。また、端子部202の中央部には、第1
導電パターン71を下地導電パターン70の表面に達するまで開口させた平面視矩形状の
第3コンタクトホール(開口部)71aが設けられている。
また、端子部202には、FFS絶縁膜27を第1導電パターン71の表面に達するま
で開口させた平面視矩形状の第2コンタクトホール27a(図示1点鎖線部)が設けられ
ている。第2コンタクトホール27aは、第3コンタクトホール71aよりも大きく形成
されている。
また、端子部202には、平坦化膜25を下地導電パターン70の表面に達するまで開
口させた平面視矩形状の第1コンタクトホール25a(図示破線部)が設けられている。
第1コンタクトホール25aは、第2コンタクトホール27aよりも大きく形成されてい
る。
また、端子部202には、下地導電パターン70に重なるように平面視矩形状の第2導
電パターン72が設けられている。第2導電パターン72の幅(図示左右方向の長さ)は
、第1導電パターン71の幅と同じ長さになっている。第2導電パターン72の周囲には
、FFS絶縁膜27が形成されている。
図4(b)は、図4(a)のB−B線に沿う端子部202の断面図である。TFTアレ
イ基板10を構成する透明基板21上には、ゲート絶縁膜23が形成されている。ゲート
絶縁膜23の上には、層間絶縁膜24が形成されている。層間絶縁膜24の上には、下地
導電パターン70が形成されている。この下地導電パターン70の形成材料は、上述した
ドレイン電極7、ソース電極、またはゲート電極と同一材料を用いることができる。すな
わち、下地導電パターン70は、上述したドレイン電極7、ソース電極、またはゲート電
極と同一工程で形成することができる。
また、層間絶縁膜24上には、平坦化膜25が形成され、この平坦化膜25に下地導電
パターン70へ通じる第1コンタクトホール(開口部)25aが設けられている。この第
1コンタクトホール25aの底面の一部を除いて、第1コンタクトホール25aに面する
平坦化膜25の縁部25bを覆うように、第1導電パターン71が形成されている。第1
導電パターン71は、上述した下部電極としての共通電極11、具体的にはFFS絶縁膜
27の下に形成される電極と同一材料、例えばITOからなり、第3コンタクトホール7
1aを有している。すなわち、第1導電パターン71は、FFS絶縁膜27の下に形成さ
れる電極と同一工程で形成することができる。
第1導電パターン71上には、平坦化膜25を覆うようにFFS絶縁膜27が形成され
ている。FFS絶縁膜27は、第1導電パターン71を介して、下地導電パターン70と
平坦化膜25の縁部25bとを跨ぐように形成された屈曲部27cを有している。すなわ
ち、屈曲部27cは、第1導電パターン71に直に接するように形成されている。
FFS絶縁膜27上には、下地導電パターン70と接するように、第2導電パターン7
2が形成されている。つまり、第3コンタクトホール71aは、下地導電パターン70と
第2導電パターン72とを電気的に接続するコンタクトホールである。第2導電パターン
72は、第2コンタクトホール27aに面するFFS絶縁膜27の縁部27bを覆うよう
に形成されている。また、第2導電パターン72は、上部電極としての画素電極17、具
体的にはFFS絶縁膜27の上に形成される電極と同一材料からなり、凹部を有している
。すなわち、第2導電パターン72は、FFS絶縁膜27の上に形成される電極と同一工
程で形成することができる。
本実施形態の液晶表示装置100によれば、下地導電パターン70の上面に位置する平
坦化膜25の縁部25b、言い換えると、下地導電パターン70と平坦化膜25とが接す
る境界部分が、第1導電パターン71によってカバーされ、かつ、FFS絶縁膜27の縁
部27bが、第1導電パターン71と第2導電パターン72とで上下から挟み込まれてい
るため、下地導電パターン70からの平坦化膜25の剥離、及びFFS絶縁膜27の剥離
が防止できる。すなわち、平坦化膜25の剥がれの起点となる平坦化膜25の縁部25b
が第1導電パターン71によって保護され、かつ、FFS絶縁膜27の剥がれの起点とな
るFFS絶縁膜27の縁部27bが第2導電パターン72によって保護されるので、所定
の熱処理工程を経ても、平坦化膜25の剥離、及びFFS絶縁膜27の剥離が生じること
がない。また、第1導電パターン71がFFS絶縁膜27の下地として配置されることに
より、熱処理時のFFS絶縁膜27の膜応力が緩和されるとともにFFS絶縁膜27の密
着性が改善されるので、FFS絶縁膜27は剥がれ難くなる。したがって、平坦化膜25
及びFFS絶縁膜27の剥離を防止することができ、端子部202や配線部105の信頼
性が確保できる高品質な液晶表示装置100が提供できる。
また、この構成によれば、開口部71aの部分では、第2導電パターン72が下地導電
パターン70と直に接して電気的に接続されるので、第2導電パターン72が、第2導電
パターン72と下地導電パターン70との間に第1導電パターン71を介して電気的に接
続される場合に比べて、コンタクト抵抗を下げることが可能となり、低抵抗化を図ること
ができる。したがって、信号の遅延等の問題が解消され、表示品質が向上できる。
また、この構成によれば、コンタクト部200が複数の端子部202の各々に設けられ
ており、平坦化膜25やFFS絶縁膜27の剥がれを防止することができる構造を有して
いるので、端子部202の信頼性が向上する。
(第2実施形態)
図5は、本発明の液晶表示装置100の第2実施形態に係るコンタクト部200Aの概
略構成を示す模式図である。図5(a)は、図4(a)に対応した、液晶表示装置100
の第2実施形態の端子部202A(コンタクト部200A)の平面構成を示す図となって
いる。図4(a)と同様の要素には同一の記号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の端子部202Aの中央部には、FFS絶縁膜27を第1導電パターン71
の表面に達するまで開口させた平面視矩形状の第2コンタクトホール27aが最も内側に
設けられている。すなわち、端子部202Aの中央部には、上述した第3コンタクトホー
ル71a(図4参照)が設けられていない。第3コンタクトホール71aが設けられてい
ないことを除いた構成は、第1実施形態の構成と同じである。
図5(b)は、図5(a)のC−C線に沿う端子部202Aの断面図である。本図は、
図4(b)に対応した、液晶表示装置100の第2実施形態の端子部202Aの断面構成
を示す図となっている。図4(b)と同様の要素には同一の記号を付し、詳細な説明を省
略する。
第1導電パターン71は、下地導電パターン70の上面において、途中で途切れること
なく連接して形成されている。すなわち、第1導電パターン71は、第3コンタクトホー
ル71aを有していない。
FFS絶縁膜27上には、第1導電パターン71と接するように、第2導電パターン7
2が形成されている。つまり、第2コンタクトホール27aは、第1導電パターン71と
第2導電パターン72とを電気的に接続するコンタクトホールである。
本実施形態によれば、第1導電パターン71と下地導電パターン70との導通部の合わ
せ精度を緩和できる効果がある。具体的には、前述の第1実施形態で示したように、第1
導電パターン71が下地導電パターン70の上面に開口部71aを有している場合、第1
導電パターン71をパターニングする際のマスクのアライメントずれが大きいと、平坦化
膜25の剥離の起点となる平坦化膜25の端部25bがむき出しになり、平坦化膜25の
剥離が防止できない惧れがある。これに対して、本実施形態では、第1導電パターン71
が下地導電パターン70の上面にベタ状に形成されているので、ずれが生じても剥離の起
点がむき出しになることがない。そのため、第1導電パターン71をパターニングする際
のマスクのアライメントずれに注意する必要がないとともに、コンタクト領域が小さい場
合においても好適に導通させることができる。また、下地導電パターン70が希フッ酸処
理等の洗浄処理に弱く水洗処理のみしかできない場合でも、上層の第1導電パターン71
に全面を覆われるので、表面の酸化や荒れを懸念する必要がない。
(第3実施形態)
図6は、本発明の液晶表示装置100の第3実施形態に係るコンタクト部200Bの概
略構成を示す模式図である。図6(a)は、図5(a)に対応した、液晶表示装置100
の第3実施形態の端子部202B(コンタクト部200B)の平面構成を示す図となって
いる。図5(a)と同様の要素には同一の記号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の端子部202Bの中央部には、平坦化膜25を下地導電パターン70の表
面に達するまで開口させた平面視矩形状の第1コンタクトホール25aが最も内側に設け
られている。また、端子部202には、FFS絶縁膜27を第1導電パターン71の表面
に達するまで開口させた平面視矩形状の第2コンタクトホール27a(図示1破線部)が
設けられている。第2コンタクトホール27aの幅は、下地導電パターン70の幅よりも
大きく形成されている。すなわち、第2コンタクトホール27aは、下地導電パターン7
0と第2導電パターン72の間の領域にその周辺部(FFS絶縁膜27の縁部27b)が
位置するように形成されている。第2コンタクトホール27aが、下地導電パターン70
と第2導電パターン72の間の領域にその周辺部が位置するように形成され、図4で示し
た屈曲部27cを有していないことを除いた構成は、第2実施形態の構成と同じである。
図6(b)は、図6(a)のD−D線に沿う端子部202Bの断面図である。本図は、
図5(b)に対応した、液晶表示装置100の第3実施形態の端子部202Bの断面構成
を示す図となっている。図5(b)と同様の要素には同一の記号を付し、詳細な説明を省
略する。
FFS絶縁膜27は、平坦化膜25上に、第1導電パターン71の端部を覆うように形
成されている。このFFS絶縁膜27の第1導電パターン71の端部を覆う部分が、FF
S絶縁膜27の縁部27bとなっている。すなわち、FFS絶縁膜27は、上述した屈曲
部27c(図4参照)を有していない。
第2導電パターン72は、平坦化膜25上で、FFS絶縁膜27の縁部27bを覆うよ
うに形成されている。また、第2導電パターン72は、平坦化膜25上で、第1導電パタ
ーン71と電気的に接続するように設けられている。
本実施形態によれば、FFS絶縁膜27の剥がれの起点となるFFS絶縁膜27の縁部
27bが、平坦化膜25の比較的平らな部分で、下地となる第1導電パターン71と上層
の第2導電パターン72との間に挟まれて保護されるので、所定の熱処理工程を経ても、
FFS絶縁膜27の剥がれが生じることがない。また、FFS絶縁膜27の剥がれの起点
となるところは、FFS絶縁膜27の縁部27bのみであり、FFS絶縁膜27が下地導
電パターン70と平坦化膜25の縁部25bとを跨ぐ場合のように屈曲部27cを有して
ないので、FFS絶縁膜27の剥がれの起点となる段差部に相当する部分が無く、FFS
絶縁膜27の剥離を格段に防止することができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の液晶表示装置100の第4実施形態に係るコンタクト部200Cの概
略構成を示す模式図である。上記第1〜3実施形態では、端子部202,202A,202
Bの例を示したが、本実施形態では、配線部105Aの例を示している。本図は、図6(
b)に対応した、液晶表示装置100の引き回し配線105Aの断面構成を示す図となっ
ている。図6(b)と同様の要素には同一の記号を付し、詳細な説明を省略する。
平坦化膜25上には、TFTアレイ基板10と対向基板20(図1参照)とを固定する
ためのシール材52が設けられている。また、平坦化膜25上には、第1導電パターン7
1がシール材52が設けられた領域に一部重なるように延在して形成されている。FFS
絶縁膜27は、第1導電パターン71の延在した端部を覆うように形成されている。すな
わち、シール材52は、平坦化膜25上において第1導電パターン71の延在した端部、
及びこの延在した端部の上に設けられたFFS絶縁膜27を覆うように形成されている。
シール材52が、平坦化膜25上において第1導電パターン71の延在した端部、及びこ
の延在した端部の上に設けられたFFS絶縁膜27を覆うように形成されていることを除
いた構成は、第3実施形態の構成と同じである。
本実施形態によれば、コンタクト部200Cのみならず、例えばコンタクト部200C
に続く配線部105Aのシール材52の外側に露出する部分についても、平坦化膜25が
第1導電パターン71によってシール材52に至る位置まで広範囲で保護されるので、平
坦化膜25の剥がれを確実に防止することができ、配線部105Aの信頼性が向上する。
なお、本発明に係る各実施形態のコンタクト部200,200A,200B,200Cの
構成は、FFS絶縁膜27の縁部27bが、第1導電パターン71と第2導電パターン7
2とで上下から挟み込まれているが、これに限らず、下地導電パターン70と平坦化膜2
5とが接する境界部分のみが、第1導電パターン71によってカバーされていてもよい。
すなわち、少なくとも下地導電パターン70と平坦化膜25とが接する境界部分が、第1
導電パターン71によってカバーされていれば、平坦化膜25の剥離が防止されるので、
平坦化膜25の上層のFFS絶縁膜27が平坦化膜25と同時に剥がれることを防ぐこと
ができる。
(電子機器)
次に、本実施形態に係る液晶表示装置100を備えた電子機器について説明する。なお
、本実施形態では電子機器として携帯電話端末を例示して説明する。
図8は、本実施形態に係る携帯電話端末500の外観図である。この図10に示すよう
に、本実施形態に係る携帯電話端末500は、折り畳み可能に連結された第1筐体501
と第2筐体502とから構成されており、第1筐体501には表示装置として上記の液晶
表示装置100及び音声出力用のスピーカ503が設けられており、第2筐体502には
テンキーやファンクションキー、電源キー等の各種キーから成る操作キー504と、音声
入力用のマイク505が設けられている。
このように表示装置として液晶表示装置100を備える携帯電話端末500によると、
平坦化膜やFFS絶縁膜の剥がれを防止することができ、信頼性に優れた高品質なものを
得ることができる。
なお、本実施形態に係る電子機器として携帯電話端末500を例示したが、本発明はこ
れに限定されず、PDA(Personal Digital Assistants)
やノートパソコン、腕時計等の携帯端末、その他の表示機能を有する各種の電子機器にも
適用することができる。例えば、表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファイ
ンダ、携帯型TV、電子手帳、電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイなども含まれる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置の各画素の拡大平面図である。 図2のA−A線に沿う液晶表示装置の断面図である。 非表示領域に設けられた第1実施形態に係るコンタクト部の拡大図である。 第2実施形態に係るコンタクト部を示した模式図である。 第3実施形態に係るコンタクト部を示した模式図である。 第4実施形態に係るコンタクト部を示した模式図である。 電子機器の一例である携帯電話端末の概略構成を示す模式図である。 従来のFFS方式の液晶表示装置の端子部の構造を示す模式図である。
符号の説明
1…走査線(配線部)、3…データ線(配線部)、8…非表示領域、9…表示領域、10
…TFTアレイ基板(一方の基板)、11…共通電極(第1電極)、13…TFT(スイ
ッチング素子)、17…画素電極(第2電極)、25…平坦化膜、25a…第1コンタク
トホール(開口部)、25b…平坦化膜の縁部、27…FFS絶縁膜(絶縁膜)、27b
…絶縁膜の縁部、52…シール材、70…下地導電パターン、71…第1導電パターン、
71a…第3コンタクトホール(開口部)、72…第2導電パターン、100…液晶表示
装置、105,105A…引き回し配線(配線部)、200,200A,200B,200C
…コンタクト部、202,202A,202B…端子部(外部接続端子)、500…携帯電
話端末(電子機器)、G…画素

Claims (7)

  1. 液晶層を挟持する一対の基板を有し、該一対の基板のうち一方の基板に設けられた第1電極と第2電極の間に生じる電界によって前記液晶層を構成する液晶分子を駆動させる液晶表示装置において、
    画素をマトリクス状に複数配置した表示領域と、該表示領域の外に位置する非表示領域と、を有し、
    前記一方の基板には、前記画素毎に設けられたスイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された配線部と、前記スイッチング素子及び前記配線部を覆う平坦化膜と、該平坦化膜上に形成された前記第1電極と、該第1電極を少なくとも覆う絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられた前記第2電極と、が設けられ、
    前記非表示領域における前記一方の基板には、下地導電パターンと、前記平坦化膜を前記下地導電パターンの表面に達するまで開口させた開口部と、前記第1電極と同一の層からなり、前記開口部の内面の少なくとも一部を覆う第1導電パターンと、該第1導電パターンの少なくとも一部を覆う前記絶縁膜と、前記第2電極と同一の層からなり、前記下地導電パターンの上面において前記第1導電パターンを少なくとも覆う第2導電パターンと、を備えたコンタクト部が設けられ、
    該コンタクト部において、前記第1導電パターンが、前記下地導電パターン上の前記平坦化膜の縁部を覆うように形成されるとともに、前記絶縁膜の縁部が、下層側の前記第1導電パターンと上層側の前記第2導電パターンとで挟持されており、
    前記第1導電パターンが、前記下地導電パターンの上面に開口部を有している
    液晶表示装置。
  2. 液晶層を挟持する一対の基板を有し、該一対の基板のうち一方の基板に設けられた第1電極と第2電極の間に生じる電界によって前記液晶層を構成する液晶分子を駆動させる液晶表示装置において、
    画素をマトリクス状に複数配置した表示領域と、該表示領域の外に位置する非表示領域と、を有し、
    前記一方の基板には、前記画素毎に設けられたスイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された配線部と、前記スイッチング素子及び前記配線部を覆う平坦化膜と、該平坦化膜上に形成された前記第1電極と、該第1電極を少なくとも覆う絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられた前記第2電極と、が設けられ、
    前記非表示領域における前記一方の基板には、下地導電パターンと、前記平坦化膜を前記下地導電パターンの表面に達するまで開口させた開口部と、前記第1電極と同一の層からなり、前記開口部の内面の少なくとも一部を覆う第1導電パターンと、該第1導電パターンの少なくとも一部を覆う前記絶縁膜と、前記第2電極と同一の層からなり、前記下地導電パターンの上面において前記第1導電パターンを少なくとも覆う第2導電パターンと、を備えたコンタクト部が設けられ、
    該コンタクト部において、前記第1導電パターンが、前記下地導電パターン上の前記平坦化膜の縁部を覆うように形成されるとともに、前記絶縁膜の縁部が、下層側の前記第1導電パターンと上層側の前記第2導電パターンとで挟持されており、
    前記コンタクト部における前記絶縁膜の縁部が前記平坦化膜の上面に位置しており、前記開口部の内面において前記第1導電パターンと前記第2導電パターンとが直接接している
    液晶表示装置。
  3. 前記コンタクト部における前記絶縁膜の縁部が前記平坦化膜の上面に位置しており、前記開口部の内面において前記第1導電パターンと前記第2導電パターンとが直接接している
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記非表示領域に複数の外部接続端子が設けられ、前記コンタクト部が前記複数の外部接続端子の各々に設けられている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記コンタクト部が前記一方の基板におけるシール材の外側に位置しており、前記第1導電パターンが前記コンタクト部から前記シール材に至る位置まで延在している
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 液晶層を挟持する一対の基板を有し、該一対の基板のうち一方の基板に設けられた第1電極と第2電極の間に生じる電界によって前記液晶層を構成する液晶分子を駆動させる液晶表示装置において、
    画素をマトリクス状に複数配置した表示領域と、該表示領域の外に位置する非表示領域と、を有し、
    前記一方の基板には、前記画素毎に設けられたスイッチング素子と、該スイッチング素子に電気的に接続された配線部と、前記スイッチング素子及び前記配線部を覆う平坦化膜と、該平坦化膜上に形成された前記第1電極と、該第1電極を少なくとも覆う絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられた前記第2電極と、が設けられ、
    前記非表示領域における前記一方の基板には、下地導電パターンと、前記平坦化膜を前記下地導電パターンの表面に達するまで開口させた開口部と、前記第1電極と同一の層からなり、前記開口部の内面の少なくとも一部を覆う第1導電パターンと、該第1導電パターンの少なくとも一部を覆う前記絶縁膜と、前記第2電極と同一の層からなり、前記下地導電パターンの上面において前記第1導電パターンを少なくとも覆う第2導電パターンと、を備えたコンタクト部が設けられ、
    該コンタクト部において、前記第1導電パターンが、前記下地導電パターン上の前記平坦化膜の縁部を覆うように形成されるとともに、前記絶縁膜の縁部が、下層側の前記第1導電パターンと上層側の前記第2導電パターンとで挟持されており、
    前記コンタクト部が前記一方の基板におけるシール材の外側に位置しており、前記第1導電パターンが前記コンタクト部から前記シール材に至る位置まで延在している
    液晶表示装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか項に記載の液晶表示装置を備えている電子機器。
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