JP5172858B2 - 熱電対回路並びにその形成のための方法及びシステム - Google Patents

熱電対回路並びにその形成のための方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は全般的には熱電対に関し、さらに詳しくは、低減された熱電対ドリフトレベルを示す熱電対回路を形成するためのシステム及び方法に関する。
従来の熱電対は一般に組成の異なる2つの熱電素子を相互に物理的に結合することによって作製される。熱電素子は一般に異なる金属ワイヤであり、ワイヤの末端はねじり合わされるか、または別の方法で結合される。結合されたワイヤの接合部とワイヤの遠隔部分の間の温度差はそれぞれのワイヤの対向端間に電圧を発現させるであろう。次いで電圧を検出するために電圧測定装置(例えば電圧計)を回路に接続することができ、電圧は温度に相関される。熱電対の性能及び確度は回路の全長に沿う、特に熱電対素子(例えばワイヤ)の、物理的特性及び化学的特性のいずれの一様性にも依存する。熱電素子材料が作製されるときには、この一様性(または均一性)の達成を保証するために慎重な工程がとられる。しかし、使用において、熱電材料内の化学種の拡散または移動の結果、熱電素子の化学組成に変化が生じ、よって熱電対性能のドリフトまたは誤差が生じ得る。
例えば、図1に示されるような、一例としての従来のBタイプ熱電対は、94%の白金と6%のロジウムの合金である化学組成を有する第1のワイヤ10を有する。熱接点30で第1のワイヤに物理的に結合された第2のワイヤ20は70%の白金と30%のロジウムの合金を含む。熱接点30は80%の白金と20%のロジウムを含む導電性基板40に結合されて示されている。周知のゼーベック効果の結果として、熱接点に対向するそれぞれのワイヤの末端にかけて電圧が発現し、この電圧は主としてワイヤの長さに沿う温度勾配の結果である。電圧は、電圧計のような、通常の電圧測定装置で読み取ることができ、電圧は基板の温度に相関される。
そのような従来のシステムからのデータの解析は、この例示熱電対構造が、ほぼ1650℃の温度のような、高温での動作においては、その大部分がワイヤと基板の間のロジウムの拡散による、30日間でほぼ−2.7℃までの平均正味ドリフト率で、較正から外れることを示す。すなわち、共接合素子−ワイヤと基板−の間でロジウム濃度が平衡し始める。このため、プロセス及びシステムが温度制御の下にあり、温度制御を容易にするために用いられる熱電対構造が指示温度でドリフトを生じる場合、ドリフトにより認識される温度変化が、保証されない実温度の強制変化の原因となり得、これはプロセスまたはシステムの動作の劣化を招き得る。
本発明は使用期間にわたり低減された熱電対ドリフトレベルを示すことができる熱電対回路を提供する。本熱電対は、例えばガラス基板の製造に用いられる白金搬送システムのような、導電性材料において温度を測定するために用いることができる。本発明の様々な態様によって提供されるいくつかの利点の中でもとりわけ、時間の経過にわたる熱電対の確度の改善がある。
一態様において、本発明は、導電性基板の一部領域の温度を決定するための、
第1の熱電材料で形成され、第1の近端及び第1の遠端を有する、第1の熱電素子、及び、第2の熱電材料で形成され、第2の近端及び第2の遠端を有する、第2の熱電素子からなる熱電対を提供する工程、
第1及び第2の熱電素子のそれぞれの近端を、それぞれ第1の中間タブ素子及び第2の中間タブ素子を介して、基板の一部領域に結合することによって熱電対回路を形成する工程であって、第1のタブ素子及び第2のタブ素子は、それぞれ第1の熱電材料及び第2の熱電材料と実質的に同じ組成を有し、かつ第1の近端及び第2の近端が相互に物理的に結合しないように隔てられる工程、及び
形成された熱電対回路によって与えられる電圧を定量する工程であって、電圧は基板の一部領域内の温度を指示する工程、
を含む方法を提供する。
本熱電対回路は一般に、
第1の熱電材料で形成され、第1の近端及び第1の遠端を有する、第1の熱電素子であって、第1の近端は、第1の結合位置において第1の熱電材料で形成された第1の中間タブ素子を介して導電性基板に結合される第1の熱電素子、及び
第2の熱電材料で形成され、第2の近端及び第2の遠端を有する、第2の熱電素子、第2の近端は、第2の結合位置において第2の熱電材料で形成された第2の中間タブ素子を介して導電性基板に結合される第2の熱電素子、
を有し、
第1の結合位置及び第2の結合位置は、第1の近端及び第2の近端が物理的に結合しないように隔てられ、第1の遠端及び第2の遠端は電圧測定装置に電気的に接続される。
本発明のさらなる態様は、ある程度は、以下の詳細な説明及び添付されるいずれかの特許請求項に述べられ、ある程度は詳細な説明から導かれるであろうし、本発明の実施によって習得され得る。上述の全般的説明及び以下の詳細な説明はいずれも例示及び説明であるに過ぎず、開示される、及び/または特許請求される本発明の限定ではないことは当然である。
図1は従来の熱電対回路を示す。 図2は本発明の一態様にしたがう一例示熱電対回路を示す。 図3は図2にしたがう例示熱電対回路の一部を示す斜視図である。 図4は、一例示熱電対回路の一部を簡略に示し、基板との最小接触面積を有するタブ素子の一実施形態を示す。 図5は本発明の一実施形態にしたがう別の熱電対回路である。 図6は、使用後の、従来のBタイプ熱電素子のロジウム含有量を熱電対と基板の間の接合部からの距離の関数として示すデータのグラフである。 図7は、本発明の熱電対回路によって得られる低減されたドリフトを、2つの従来の熱電対が表すドリフトと比較して示すデータのグラフである。 図8は、本発明の熱電対回路によって得られる低減されたドリフト及び改善された感度を、従来の熱電対回路と比較して示す例示的データのグラフ表示である。
本明細書に組み入れられて本明細書の一部をなす添付図面は本発明のいくつか態様を示し、記述とともに、本発明の原理を、限定なしに、説明するに役立つ。
本発明の以下の説明は、最善の、現在知られている態様において本発明の教示を可能にするように提供される。この目的に対し、当業者であれば、本明細書に説明される本発明の様々な態様に多くの変更がなされ得るがそれでも本発明の有益な結果を得られることを認識し、理解するであろう。本発明の望ましい恩恵の内のいくつかが本発明の特徴の内のいくつかを選択することにより、他の特徴は用いずに、得られることも明らかであろう。したがって、当業者であれば、本発明に多くの改変及び翻案が可能であり、いくつかの状況においては望ましくさえあり得るし、本発明の一部であることを認めるであろう。したがって、以下の説明は、本発明の限定ではなく、本発明の原理の説明として提供される。
本明細書に用いられるように、単数形は、そうではないことを文脈が別に明白に規定していない限り、複数の指示対象を含む。すなわち、例えば、熱電素子への言及は、そうではないことを文脈が明白に示していない限り、そのような熱電素子を2つ以上有する態様を含む。
本明細書において範囲は「約」1つの特定値から及び/または「約」別の特定値までのように表され得る。範囲がそのように表される場合、別の態様はその1つの特定値から及び/またはその別の特定値までを含む。同様に、先行詞「約」の使用により値が近似値として表されていれば、その特定の値が別の態様をなすことは理解されるであろう。さらに、範囲のそれぞれの端点が、他方の端点との関係でも、他方の端点とは独立にも、有意であることが理解されるであろう。
本明細書に用いられるように、正味電圧は2つ以上の電圧の、その2つ以上の電圧の極性に依存して、和または差を指す。
上に簡略にまとめたように、一実施形態において、本発明は熱電対回路を形成するためのシステム100を提供する。図2を参照すれば、システム100は一般に、第1の熱電材料で形成され、第1の近端102a及び第1の遠端102bを有する、第1の熱電素子102を有する。第1の近端102aは第1の結合点210において基板200に結合されるように構成される。システム100はさらに、第2の熱電材料で形成され、第2の近端104a及び第1の遠端104bを有する、第2の熱電素子104を有する。図示されるように、第2の遠端104b及び第1の遠端102bは基板からある距離で測定装置110に接続することができる。測定装置110は、例えば、第1の遠端と第2の遠端の間の電圧を測定するための装置とすることができ、データ処理コンポーネントを備えることができる。例えば、測定装置110はコンピュータを備えることができる。
第2の近端104aは、第2の近端が第1の近端102aと物理的に結合しないように、第1の結合点から距離‘D’をおいて隔てられた第2の結合点212で基板200に結合されるように構成される。
さらに図示されるように、一態様において、システム100の、熱電素子の近端と遠端の間に延びる部分は、熱電リードまたは延長ワイヤとして設けることができる。さらに、第1及び第2の熱電素子はそれぞれ、組み合せて、ゼーベック熱電効果を示すことができる熱電対回路を形成するに適する、異なる熱電材料で形成される。このため、一態様において、第1及び第2の熱電素子は、貴金属及び/または貴金属合金を含む、事実上いかなる異なる金属からも形成することができる。
第1及び第2の熱電素子のそれぞれを形成するための熱電材料の例には、白金、ロジウム、ニッケル、クロム、銅、鉄、アルミニウム、ケイ素、マグネシウム及びこれらの合金を含めることができる。上記熱電材料の組合せの例には、(Bタイプ熱電対として知られる)70%白金−30%ロジウム合金と94%白金−6%ロジウム、(Eタイプ熱電対として知られる)ニッケル−クロム合金と銅−ニッケル合金、(Jタイプ熱電対として知られる)鉄と銅−ニッケル合金、(Kタイプ熱電対として知られる)ニッケル−クロム合金とニッケルーアルミニウム合金、(Nタイプ熱電対として知られる)ニッケル−クロム−ケイ素合金とニッケル−ケイ素−マグネシウム合金、(Rタイプ熱電対として知られる)13%白金−ロジウムと白金−白金、(Sタイプ熱電対として知られる)10%ロジウムと白金及び(Tタイプ熱電対として知られる)銅と銅−ニッケル合金を含めることができる。
熱電素子の第1及び第2の近端を導電性基板に結合させて、熱電対回路を形成することができる。詳しくは、第1の近端102aを第1の結合位置210において導電性基板に結合させることができ、第2の近端104aを第2の結合位置212において導電性基板に結合させることができる。第1及び第2の結合位置は、第1及び第2の近端が相互に物理的に結合しないように、距離‘D’をおいて隔てられる。第1及び第2の近端の導電性基板との結合は本明細書において「熱接点」と称される。
図2にさらに示されるように、第1の近端102a及び第2の近端104bのそれぞれは、それぞれの近端と導電性基板の中間に配置された、相互に隔てられている第1のタブ素子106及び第2のタブ素子108によって、基板200に結合させることができる。一態様において、第1及び第2のタブ素子はそれぞれ第1及び第2の熱電素子のそれぞれと同じ熱電材料で形成される。例えば、形成される熱電対回路がタイプB熱電対である態様において、第1の熱電素子は70%白金−30%ロジウム合金からなることができ、第2の熱電素子は94%白金−6%ロジウム合金で形成することができる。この例示態様にしたがえば、第1のタブ素子106も70%白金−30%ロジウム合金で形成されることになるであろうし、第2のタブ素子108は94%白金−6%ロジウム合金で形成されることになるであろう。
他の利点に加えて、隔てられた結合点により、第1の組成の第1の熱電素子からの揮発した金属種の第2の組成の第2の熱電素子上への凝縮が低減または排除されることがわかった。そのような揮発は、ガラス作製プロセスにおいて見られるであろう1500℃をこえる温度のような、非常に高い温度に熱電素子がさらされると、おこり得る。例えばロジウムのような、揮発種は熱電素子の低温部分上に凝縮し、熱電素子中に拡散することができ、よって熱電素子の電気的挙動、したがって熱電対回路で検出される温度を変化させることができる(すなわち、熱電対温度ドリフトとしで観察され得る)。
タブ素子106及び108は、基板に直に接し、基板と熱電素子の間に配されるかなり大きな質量を提供することによって熱電素子と基板の間の拡散の効果を軽減するように機能し、よって拡散によって生じるこれらの様々な素子の組成の変化が低減される。タブ素子106及び108は熱電素子の近端の基板表面への電気的接続に適する所望のいかなる形状及び厚さも有することができる。しかし、タブ素子106及び108のそれぞれの質量は基板に隣接する熱電素子のそれぞれの質量よりかなり大きい。
それぞれのタブ素子は、(図示されるような)長方形状、円形状または楕円形状をとることができる。一態様において、タブ素子は実質的に、ほぼ0.1〜0.5インチ(2.54〜12.7mm)の範囲の、導電性基板に結合される表面領域を有する、長方形である。限定ではなく、例として、一態様において、タブ素子はほぼ0.25インチ(6.35mm)の結合表面領域を有することができる。一例示態様において、タブ素子は約10ミル〜約50ミル(0.254mm〜1.27mm)の範囲とすることができる、実質的に一様な厚さを有することもできる。限定ではなく、例として、一態様において、タブ素子は約30ミル(0.762mm)の実質的に一様な厚さを有することができる。実際上、それぞれのタブ素子はそれぞれの熱電素子の等価寸法よりかなり大きい公称の、(長方形として)長さ−幅測定値または(円形として)直径を有する。一例として、図3に示されるように、ワイヤの軸線Aを有するワイヤである熱電素子102及びワイヤと基板200の中間のタブ素子106を考えれば、ワイヤのタブ素子に隣接してタブ素子の厚さに等しい長さを有する部分の体積はタブ素子の体積よりかなり小さいことが好ましい。タブ素子の体積は、それぞれのワイヤのタブ素子に隣接してタブ素子に結合される部分の体積よりかなり大きいことが好ましい。ワイヤは与えられた厚さを有するタブ素子に取り付けられた直円柱として見ることができる。タブ素子は、タブ素子の厚さを含む、タブ素子の寸法に基づくある体積Vを有する。ワイヤ(すなわち直円柱)のタブ素子の厚さtに等しい長さLを有する部分の体積Vはタブ素子の体積よりかなり小さい。逆に言えば、タブ素子はタブ素子に隣接するワイヤの長さLを有する部分の体積よりかなり大きい体積を有する。図3で示されるように、タブ素子106の体積はワイヤ部分107の体積よりかなり大きい。「かなり大きい」とは、タブ素子の体積が、好ましくはワイヤの隣接部分の体積の少なくとも約2倍であり、さらに好ましくはワイヤの隣接部分の体積の少なくとも約4倍であり、さらに一層好ましくはワイヤの隣接部分の体積の少なくとも約8倍であることを意味する。もちろん、一般的状況において、ワイヤは公称上円柱形であり、したがってその軸線Aに直交する円形の断面を有する。しかし、上述したような体積を有する部分をもつためには、熱電素子(例えばワイヤ)が円形である必要はない。
図4に示される、また別の態様において、基板とタブ素子の材料の間の接触領域を最小限に抑える態様でタブ素子が基板200に接続されることが望ましい。この態様にしたがえば、タブ素子と基板の間の接触領域を最小限に抑えることで2つの熱電材料の間の化学種の拡散(例えばロジウムの拡散)を有効に低減することができ、したがって熱電対ドリフトをさらに低減することができる。このため、電気絶縁性でありながら高い熱伝導度を有する絶縁部材109をタブ素子と基板200の間に配置することができる。タブ素子と基板200の間の結合は、その後に、溶接ビード111で示されるように、タブ素子の周縁に沿ってだけタブ素子を基板に溶接することで行うことができる。もちろん、タブ素子を基板に結合する他の方法を用いることができる。例えば、タブ素子のコーナーだけを基板に溶接することによるような、それぞれのタブ素子において、離れ離れの、隔てられた場所だけでタブ素子を基板に結合することができる。
本発明にしたがって形成された熱電対回路は、従来の熱電対素子で観測される一般的な熱電対ドリフトと比較した場合、熱電対ドリフトの低減を示すことができる。詳しくは、従来の熱電対素子及び回路は動作中に時間の経過とともに較正から外れる。較正からの外れは、ある程度は、熱電対回路の「熱接点」において相互に物理的に接続された2つの異なる熱電素子間でおこる拡散の結果である。この較正からの外れは本明細書において熱電ドリフトと称され、熱電対素子の誤差の増大に寄与する。上述したように、本発明の熱電素子の近端は、本発明の熱電素子の近端が相互に物理的に結合しないように、距離‘D’をおいて隔てられた結合点において基板に結合される。それでも、基板と個々の熱電素子の間の拡散がまだ熱電ドリフトを生じさせ得る。例えば、溶融ガラスの保持/処理のためにガラス作製プロセスで用いられ得るような白金/ロジウム合金容器を考える。そのような容器は1500℃をこえる温度で動作し得る。従来は、それぞれが異なるロジウム含有量を有する、個々の白金−ロジウム合金熱電対ワイヤが容器壁に直接に溶接されていた。そのような高い動作温度において、ワイヤと容器壁の間の接合にかけてのロジウムの拡散は平衡濃度に達するようにはたらくから、基板と熱電対ワイヤの間のロジウムの拡散は比較的速かった。この結果、測定装置によって測定されるような温度は連続的に低下することになった。
タブ素子またはパッド素子106及び108は2つの異なる熱電材料間におこり得る拡散を低減するかまたは排除することさえでき、よって、時間の経過とともにおこり得る熱電ドリフト(例えば電圧または温度のドリフト)を実質的にゼロのドリフトまで低減できる。例えば、一態様において、本発明の実施形態にしたがう熱電対回路は約1500℃以上の温度において30日間でほぼ2.5℃より小さいドリフト率を示すことができる。さらにまた、本熱電対回路は、約1500℃以上の温度において30日間で約2.0℃、1.5℃または1.0℃より小さく、さらには約0.5℃よりも小さい、ドリフト率を示すことができる。さらにまた、第1の結合位置と第2の結合位置の間隔‘D’が、いかなる2つの異なる熱電材料が基板材料の結合点において相互に物理的に結合されない限り、いかなる望ましい距離もとり得ることも当然である。
本発明の熱電対回路によって形成される「熱接点」が、第1及び第2の熱電素子の、好ましくはタブ素子106,108を介する、導電性基板との結合によって形成され、2つの異なる熱電素子自体の物理的接合によって形成されるのではないことも、当然である。したがって、得られる熱電対回路は基板自体内の温度変化に一層敏感である。さらに、基板が回路の実熱接点の一部であるから、報告される温度もより良く基板温度を表すであろう。
熱電素子の分離の結果が第1の結合点210及び第2の結合点212において結合された2つの異なる熱電素子の間の基板の平均温度の決定になることも当然である。したがって、別の態様において、本発明の熱電対システムは与えられた基板の3次元温度モデルを実時間で決定できる複数の熱電対回路を提供するために用いることができる。例えば、図5に示されるように、システム202はシステム100と同様であるが、第3の熱電材料で形成され、第3の近端120a及び第3の遠端120bを有する、第3の熱電素子120を備える。第3の遠端120bはやはり適する測定装置に接続することができる。第3の近端は、第3の近端が第1及び第2の近端のいずれとも結合しないように、第1及び第2の結合点から隔てられた第3の結合点214において基板に結合させることができる。さらにまた、第3の熱電素子も、第3の近端に結合された、第3のタブ素子112を有することが好ましい。第3のタブ素子112はやはり、第3の熱電素子と同じ熱電材料で形成することができ、第1,第2及び第3のタブ素子が相互に物理的に結合しないように、第1及び第2のタブ素子のいずれからも距離Dをおいて隔てることができる。
使用において、本発明の熱電対システム、したがって熱電対回路は導電性基板の一部領域の温度を決定する方法を提供する。本方法は上述したような熱電対回路を形成する工程を含む。詳しくは、第1の熱電材料で形成された第1の熱電素子の近端が第1の結合位置において、好ましくは第1のタブ素子を介して、導電性基板に結合される。第2の熱電材料で形成された第2の熱電素子の近端が第2の結合位置において、好ましくは、第1及び第2の熱電対素子並びにそれぞれのタブ素子が物理的に結合しないように第1の結合位置から隔てられた、第2のタブ素子を介して、導電性基板に結合される。
本発明の方法が、いかなる特定の基板材料との使用にも限定されず、いかなる所望の導電性基板の温度を決定するためにも用いられ得ることは当然である。しかし、一例示態様において、基板は、例えばガラス(例えばシリカベースガラス)の作製に用いられる白金及び/またはロジウムベース搬送システムのような、導電性基板である。
形成されると、次いで、形成された回路内の、熱電対素子に沿う温度勾配から生じる、電圧を熱電対回路から得ることができる。得られた電圧は熱電対回路と通じている従来の測定装置で定量することができる。したがって、定量された電圧は第1と第2の結合位置の間の基板の領域内の平均温度を示す。
本発明の方法例は図2を用いて説明される。図示されるように、熱電対回路100は、第1の熱電素子102,第2の熱電素子104及び導電性基板200によって形成される。第1及び第2の熱電素子の近端は結合位置210及び212において基板に結合される。さらに、近端102a及び104aは、図示されるように、それぞれのタブ素子またはパッド素子106及び108によって基板に結合される。熱電素子の遠端も基板から距離をおいて隔てられた測定装置110に接続される。使用において、熱電素子に沿う温度勾配が熱電素子102に沿う電圧V及び熱電素子104に沿う同様の電圧Vを生じさせる。
遠端102bと104bの間で熱電対回路100に確立される正味電圧V12を検出及び定量するために従来の電圧検出システム110を用いることができる。このため、検出システムが電圧V及びVを検出し、正味電圧を決定し、正味電圧を導電性基板200の推定温度と相関させることができる。2つの異なるタブ素子は距離‘D’をおいて隔てられているから、推定温度は結合位置210と212の間の基板の平均温度を表す。例示的検出システムは一般に熱電対用標準I/Oカードを装備するコンピュータモニタリングシステムを備えることができる。検出システムは熱電対の2本の脚またはリード間のDC電圧を読み取ることができる。当業者には既知の標準ASTM試験方法を用いれば、コンピュータが信号を温度出力に変換することができる。
最後に、本発明のいくつかの、例証のための、特定の態様に関して本発明を詳細に説明したが、添付される特許請求の範囲で定められるような本発明の広汎な精神及び範囲を逸脱することなく数多くの改変が可能であるから、本発明がそのような態様に限定されると見なされるべきではないことは当然である。
本発明の原理をさらに深く説明するため、本出願で特許請求されるシステム、回路及び方法がどのようになされ、評価されるかの完全な開示及び説明を当業者に提供するため、以下の実施例が提示される。これらの実施例は純粋に本発明の説明が目的とされ、発明者等が自らの発明と見なしている範囲を限定することは目的とされていない。数値(例えば、量、温度、等)に関して確度を保証するように努力はしているが、いくらかの誤差及び偏差が生じていることはあり得る。そうではないことが別に示されていない限り、分率は重量分率であり、温度は℃単位であるかまたは室温であり、圧力は大気圧またはその近傍である。
一実験において、図1に示される熱電対と同様の、例示的な従来のBタイプ熱電対における熱電対ドリフトの存在を従来のBタイプ熱電対におけるロジウム拡散をモニタすることによって検証した。この評価によるデータを図6に示す。
溶接装置で2つの金属を合せて溶融させてワイヤの末端にビードを形成することで、熱電対の30%ロジウム脚(曲線300)を6%ロジウム脚(曲線302)に直接に接続する、従来の態様で熱電対を作製した。次いでこの熱電対を温度が1350℃〜1650℃の範囲にある炉内で数カ月間使用に供した。炉を停止させ、熱電対を取り出して、熱電対のそれぞれの脚に沿い、溶接ビードすなわち2つの材料の間の熱接点から始めて、長軸に直角に切断した。次いで、それぞれの脚と基板の熱接点から始めて、マイクロプローブを用いて熱電対のそれぞれの脚のロジウム含有量を分析した。この熱接点は図6の横軸上の0として示される。
図6に報告されるデータは、数ヶ月の供用にかけて、熱電対の30%ロジウム脚から6%ロジウム脚にロジウムが拡散していたことを示す。これは、熱電対の高ロジウム脚の30%未満ロジウムレベル(曲線304)及び熱電対の低Rh脚の6%超ロジウムレベル(曲線306)によって示される。いかなる特定の理論にも束縛されずに、Rh含有量の変化は2つの熱電材料の拡散の結果であると考えられる。さらに、この拡散により、熱電対によって測定される起電力は、拡散がないときの標準Bタイプ熱電対表に示されているであろう起電力よりも低くなると考えられる。
別の実験において、本発明にしたがい、また図2の略図にしたがう構成の、Bタイプ熱電対回路を、ほぼ80日間にわたるいかなる熱電対ドリフトの存在を決定するために形成して評価した。さらに、本発明の熱電対を図1の略図にしたがって作製した2つの従来のBタイプ熱電対と比較した。80日間の評価から得られたデータを図7に示す。図示されるように、本発明の熱電対(曲線308)は評価期間にわたっていかなる有意なドリフトも示さなかった。しかし、対照的に、隣の2つの従来の熱電対(曲線310,312)はドリフトを示した。
また別の実験において、本発明にしたがい、また図2の略図にしたがう構成の、Bタイプ熱電対回路を、ほぼ52日間にわたるいかなる熱電対ドリフトの存在を決定するために形成して評価した。さらに、本発明の熱電対を、図1の略図にしたがって作製した従来のBタイプ熱電対と比較した。52日間の評価から得られたデータを図8に示す。図示されるように、本発明の熱電対(曲線314)は、本発明の熱電対に対応する傾きのないデータ線によって明らかなように、評価期間にわたっていかなる有意なドリフトも示さなかった。しかし、対照的に、隣の従来の熱電対(曲線316)は、従来の熱電対に対応するデータ線の下方への傾きによって明らかにされるように、52日間にわたるドリフトを示した。
さらにまた、評価期間のほぼ32日目に、熱電対が結合されている基板の温度を意図的にほぼ1℃下げた。この制御された温度低下は図8に示されているデータにおける、矢印によって示されるような、階段状変化によって明らかにされるように、本発明の熱電対によって検出された。対照的に、従来の熱電対は、評価期間のほぼ32日目の制御された温度低下に対応する階段状変化を示さなかった。すなわち、一態様において、本発明にしたがう熱電対は従来の熱電対構造の感度に対して改善された感度も示すことができる。
100 システム
102,104,120 熱電素子
102a,104a,120a 熱電素子近端
102b,104b,120b 熱電素子遠端
106,108,112 タブ素子
109 絶縁部材
110 測定装置
111 溶接ビード
200 基板
210,212,214 熱電素子結合点

Claims (10)

  1. 導電性基板の部分領域の温度を決定する方法において、
    第1の熱電材料で形成され、第1の近端及び第1の遠端を有する第1の熱電素子、並びに、第2の熱電材料で形成され、第2の近端及び第2の遠端を有する第2の熱電素子を有する、熱電対を提供する工程、
    前記第1の熱電素子の前記第1の近端及び前記第2の熱電素子の前記第2の近端をそれぞれ第1の中間タブ素子及び第2の中間タブ素子を介して前記導電性基板の部分領域に結合することによって熱電対回路を形成する工程であって、前記第1の中間タブ素子及び前記第2の中間タブ素子は、それぞれ前記第1の熱電材料及び前記第2の熱電材料と実質的に同じ組成を有し、前記第1の近端と前記第2の近端が相互に物理的に結合しないように隔てられ、絶縁部材が、前記第1の中間タブ素子及び前記第2の中間タブ素子の各々と前記導電性基板の部分領域との間に配置されている、工程、及び
    前記形成された熱電対回路によって与えられる電圧を定量する工程であって、前記電圧は前記基板の前記部分領域内の温度を示すものである工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第1の熱電材料及び前記第2の熱電材料が貴金属または貴金属合金から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記導電性基板が白金を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記熱電対がBタイプ熱電対であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記定量される電圧が、前記第1の近端と前記第2の近端の間の前記基板の前記部分領域内の平均温度を示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記導電性基板、前記第1の熱電素子及び前記第2の熱電素子並びに前記第1のタブ素子及び前記第2のタブ素子が、白金−ロジウム合金を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記第1のタブ素子が厚さt及び体積Vt1を有し、前記第1の熱電素子が軸線を有する第1のワイヤであり、前記Vt1が、前記第1のワイヤの、前記 に等しい長さLを有する部分であって、前記第1のタブ素子に接して配置された部分の体積Vよりもかなり大きいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 熱電対回路において、
    第1の熱電材料で形成され、第1の近端及び第1の遠端を有する第1の熱電素子であって、前記第1の近端は第1の結合位置において前記第1の熱電材料で形成された第1の中間タブ素子を介して導電性基板に結合され、絶縁部材が、前記第1の中間タブ素子と前記導電性基板との間に配置される第1の熱電素子、及び
    第2の熱電材料で形成され、第2の近端及び第2の遠端を有する第2の熱電素子であって、前記第2の近端は第2の結合位置において前記第2の熱電材料で形成された第2の中間タブ素子を介して前記導電性基板に結合され、絶縁部材が、前記第2の中間タブ素子と前記導電性基板との間に配置される第2の熱電素子、
    を有し、
    前記第1の結合位置と前記第2の結合位置が、前記第1の近端と前記第2の近端が物理的に結合されないように、隔てられ、前記第1の遠端及び前記第2の遠端が電圧測定装置に電気的に接続されることを特徴とする熱電対回路。
  9. 前記回路が、約1500℃以上の温度において30日間でほぼ2.5℃より小さい熱電対温度ドリフト率を示すことを特徴とする請求項8に記載の熱電対回路。
  10. 前記第1のタブ素子が厚さt及び体積Vt1を有し、前記第1の熱電素子が軸線を有する第1のワイヤであり、前記Vt1が、前記第1のワイヤの、前記 に等しい長さLを有する部分であって、前記第1のタブ素子に接して配置された部分の体積Vよりもかなり大きいことを特徴とする請求項8に記載の熱電対回路。
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