JPH04104541U - 金属板の表面温度測定器 - Google Patents

金属板の表面温度測定器

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JPH04104541U
JPH04104541U JP672991U JP672991U JPH04104541U JP H04104541 U JPH04104541 U JP H04104541U JP 672991 U JP672991 U JP 672991U JP 672991 U JP672991 U JP 672991U JP H04104541 U JPH04104541 U JP H04104541U
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JP
Japan
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thermocouple
metal plate
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temperature measuring
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Pending
Application number
JP672991U
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English (en)
Inventor
昇 大曲
峰雄 中垣
茂矩 高根
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属表面の温度測定器である。 【構成】 先端が開放された2本の熱電対素線が、測定
対象である金属表面の2ヵ所で接触して熱電対接点を形
成する。測定中に前記接点を安定して金属表面に接触さ
せておくため、熱電対の保護管を前記接点の近くで保持
する支持具を用いている。 【効果】 接点の接触による金属板の熱影響が少ないの
で、温度測定の時間が短縮される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は金属板の表面温度を測定する測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱電対による鋼板表面の温度測定は、圧延または熱処理に際して通常用いられ ている放射温度計の補正を行う場合に重要である。この場合に用いられている従 来の熱電対の測定器について、添付の図面を参照しながら説明する。図3は従来 の金属板表面を測定する表面温度測定器である。同図で1は測定対象である鋼板 表面、11は2本の熱電対の素線12の接点、13は素線12を保護する保護管 である。素線12は接点11と鋼板との接触を確実にするために、図3に示すよ うに蛇行状に曲げられてある。14は内面に金メッキが施されたおわん形のカバ ーで、金属板表面の輻射による温度低下を防いでいる。上記保護管13は素線1 2およびこれに連結された補償導線を保護するものである。熱電対素線12は記 録計15に連結されている。測定に際しては、カバー14の部分を保持する取手 16が設けられており、これによって、鋼板表面の測定位置にカバー14および 接点11を接触させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、熱電対の接点11が熱平衡に達するまでに約10秒間を要し、 この間に鋼板表面の温度低下は無視できず、後工程との関係でこの時間が問題と なることがある。おわん形のカバーによって鋼板の表面温度は最初カバーによる 熱吸収によって低下し、後半は保温効果により高くなるので、熱平衡に達して測 定するときのタイミングが難しく、温度測定に時間がかる。後工程との関係でで きるだけ短時間に測定することが望ましい。
【0004】 本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、金属板の温度測定部分に与える 熱影響を少なくして測定時間を短縮できる金属板の表面温度測定器を提供しよう とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による金属板の表面温度測定器は、先端が開放されて、2本の素線が 異なる位置で前記金属板の表面に接触する熱電対と、熱電対の保護管と、前記保 護管を熱電対の近くで前記金属板表面の上部に支持する支持具と、を有すること を特徴とする。
【0006】
【作用】
2本の熱電対素線の先端が所定の距離を隔てて別の位置に、温度の測定対象で ある金属鋼板に直接接触して、熱電対の接点を形成する。したがって、温度によ る起電力発生の応答が早くなる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本考案の 金属表面の温度測定器を示す図である。図中、20は温度測定の対象となる金属 板、21はその表面である。22は熱電対の2本の素線で先端は開放されている 。23は2本の素線を絶縁しているシース、24は保護管で、熱電対のハンドリ ングにも用いられる。25は保護管を支持する支持具で、熱電対の素線22を安 定して金属板表面に接触させるように、保護管24を保持するものである。図2 に支持具25の横断面図を示す。31は熱電対の素線22が連結されているレコ ーダーで、これにより温度指示を読みとるとともに記録が行われる。
【0008】 以上のように構成された本実施例の金属表面の温度測定器の作用について説明 する。保護管24を把持して、金属板表面の測定部分に先端が開放された熱電対 素線22を接触させる。保護管24には上記測定部分の近くに支持具25が設け られているので、金属板表面に接触している熱電対素線22の折れ込みが防止さ れて、熱電対と金属板との接触状態が良好に保たれる。2本の熱電対素線の先端 は開放されて、金属板表面に所定の間隔をおいて接触する。すなわち金属板表面 の測定部分とともに熱電対の接点を形成する。従来のおわん形の測定器と異なり 、熱電対部分の熱容量が小さいので、応答がはやい。従来例では熱電対を金属表 面に接触させてから測定値が得られるまでに約10秒を要していたが、本考案で は1秒程度で測定できる。
【0009】 本実施例の1つの具体例をあげると、熱電対として4.5mmφののもを用い 、先端は45°にカットして金属板と接触したときの熱影響をできるだけ小さく してある。2本の素線の間隔は10mmである。また、保護管24は内径10m mφ、厚さ2mm、長さ2mのステンレス管を用い、支持具25は保護管24の 熱電対側から300mmのところの設けてある。支持具25の個数、形状は本実 施例に限るものではなく、要は安定して測定中の熱電対素線22を保持できるも のであればよい。
【0010】
【考案の効果】
本考案によれば、先端が開放された2本の熱電対素線が金属板表面に接触して 、熱電対接点を形成するので、温度測定の応答が早くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による金属板表面の温度測定器を示す説
明図である。
【図2】本考案による保護管の支持具を示す横断面図で
ある。
【図3】従来の金属板表面の温度測定器を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
20 金属板 21 金属板表面 22 熱電対素線 23 シース 24 保護管 25 支持具 31 記録計

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が開放されて、2本の素線が異なる
    位置で金属板の表面に接触する熱電対と、熱電対の保護
    管と、前記保護管を熱電対の近くで前記金属板表面の上
    部に支持する支持具と、を有することを特徴とする金属
    板の表面温度測定器。
JP672991U 1991-02-18 1991-02-18 金属板の表面温度測定器 Pending JPH04104541U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513922A (ja) * 2006-12-21 2010-04-30 コーニング インコーポレイテッド 熱電対回路並びにその形成のための方法及びシステム

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