JP3527997B2 - 表面温度センサ - Google Patents
表面温度センサInfo
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- JP3527997B2 JP3527997B2 JP2001341874A JP2001341874A JP3527997B2 JP 3527997 B2 JP3527997 B2 JP 3527997B2 JP 2001341874 A JP2001341874 A JP 2001341874A JP 2001341874 A JP2001341874 A JP 2001341874A JP 3527997 B2 JP3527997 B2 JP 3527997B2
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- receiving plate
- heat
- temperature
- heat receiving
- thermocouple
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】火炉、熱機器の外壁からの放
熱損失又火傷防止のためにも物体の表面温度の測定は必
要とされ、本発明は理化学研究用又産業用として物体の
表面の温度を測定専らにするものである。
熱損失又火傷防止のためにも物体の表面温度の測定は必
要とされ、本発明は理化学研究用又産業用として物体の
表面の温度を測定専らにするものである。
【０００２】
【従来の技術】表面温度計の感温部とする受熱板は金属
板を弓状にし、この弓の中心部を被温度測定物体に押し
当てるものが一般であつた。
板を弓状にし、この弓の中心部を被温度測定物体に押し
当てるものが一般であつた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】表面温度を測定する場
合には感温部とこれを保持する構造部分が大気中に在
り、この部分が断熱材に覆われていても放熱は免れず、
殊に感温部の表面積が大きいと放熱損失が大きく、熱容
量が大きいと受熱しても被測定体の温度に到達するのに
時間を要する、更に感温部と被測定体の表面との間に間
隙があると実際の温度を得ることは出来ない。
合には感温部とこれを保持する構造部分が大気中に在
り、この部分が断熱材に覆われていても放熱は免れず、
殊に感温部の表面積が大きいと放熱損失が大きく、熱容
量が大きいと受熱しても被測定体の温度に到達するのに
時間を要する、更に感温部と被測定体の表面との間に間
隙があると実際の温度を得ることは出来ない。
【０００４】従来に在つた表面温度計の感温部の被測定
体と接触する受熱板は剛直な短冊型の金属片の両端を固
定して拘束して弓状としているので被測定体の表面に馴
染ず受熱板と被測定体表面との接触は点か線に止まり、
受熱が不十分出あつたために温度を感知する応答が遅い
欠点があり正確な表面温度を測定し得なかつた。
体と接触する受熱板は剛直な短冊型の金属片の両端を固
定して拘束して弓状としているので被測定体の表面に馴
染ず受熱板と被測定体表面との接触は点か線に止まり、
受熱が不十分出あつたために温度を感知する応答が遅い
欠点があり正確な表面温度を測定し得なかつた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の欠点を解消するた
めに本発明に於いては特許請求の範囲に記載の如く感温
部の受熱板を０．０３〜１ミリメートルの厚さの金属箔
片として被測定体の表面に柔軟に緊密に接触して受熱板
の背面に敷設した熱電対に被測定物体の表面の熱を迅速
に伝導せしめる構造とした。
めに本発明に於いては特許請求の範囲に記載の如く感温
部の受熱板を０．０３〜１ミリメートルの厚さの金属箔
片として被測定体の表面に柔軟に緊密に接触して受熱板
の背面に敷設した熱電対に被測定物体の表面の熱を迅速
に伝導せしめる構造とした。
【０００６】尚、該受熱板は円形とした受熱板の相対す
る両端から幅１〜５ミリメートルの細い薄い帯状の支持
脚で保持されて居り受熱板からの放熱を少なくしてい
る、又此の繊細な支持脚の故に受熱板が柔軟に保もたれ
る。
る両端から幅１〜５ミリメートルの細い薄い帯状の支持
脚で保持されて居り受熱板からの放熱を少なくしてい
る、又此の繊細な支持脚の故に受熱板が柔軟に保もたれ
る。
【０００７】請求項２に記載の如く受熱板の被測定物体
と接触する側の裏面に敷設する熱電対は対とする二種の
熱電対素線のそれぞれの線端を受熱板の上に０．３〜１
ミリメートルの間隔を置いて溶接又は圧着して熱電対を
構造としたことで受熱板の上の熱接点を小形状にして受
熱板の繞屈性をよくした、更に熱接点を小形状にしたこ
とで熱容量を少なくして測定の応答を速く、正確なもの
とした。
と接触する側の裏面に敷設する熱電対は対とする二種の
熱電対素線のそれぞれの線端を受熱板の上に０．３〜１
ミリメートルの間隔を置いて溶接又は圧着して熱電対を
構造としたことで受熱板の上の熱接点を小形状にして受
熱板の繞屈性をよくした、更に熱接点を小形状にしたこ
とで熱容量を少なくして測定の応答を速く、正確なもの
とした。
【０００８】
【発明の実施の態様】添付している図面に従つて詳しく
説明する。表面温度計の把手となる円筒形の保持体１の
内側に貫通する孔に熱電対２を被測定体から熱を受熱す
る受熱板３より保持体１の上部の端子部４に到るまで挿
通し、途中は受熱板３の揺動に応じるように線を螺線状
している、受熱板３の内側で一対の熱電対素線２の先端
を受熱板３に溶接して熱接点を形成する、この熱電対素
線の溶接位置は請求項２に記載の如く両点間に０．３〜
１ミリメートルの間隔を置く、上部の端子部分で熱電対
素線を端子８に繋ぎ端子８から先は変換器、表示計器に
導線で接続される。
説明する。表面温度計の把手となる円筒形の保持体１の
内側に貫通する孔に熱電対２を被測定体から熱を受熱す
る受熱板３より保持体１の上部の端子部４に到るまで挿
通し、途中は受熱板３の揺動に応じるように線を螺線状
している、受熱板３の内側で一対の熱電対素線２の先端
を受熱板３に溶接して熱接点を形成する、この熱電対素
線の溶接位置は請求項２に記載の如く両点間に０．３〜
１ミリメートルの間隔を置く、上部の端子部分で熱電対
素線を端子８に繋ぎ端子８から先は変換器、表示計器に
導線で接続される。
【０００９】先端の受熱板３が直径２〜８ミリメートル
の金属又はセラミツクの棒によつて被測定体表面に押し
当てるための抑え棒４が保持体１の下端に固定されて居
り、受熱板３を支持する支持脚５が前記抑え棒４の外側
を保持体１の下端に固定されて居る、保持体１の下部の
最外側には保護筒６が保持体１に被るように装着され保
持体１の外周壁に沿つて上下に褶動するようにしてあ
る。
の金属又はセラミツクの棒によつて被測定体表面に押し
当てるための抑え棒４が保持体１の下端に固定されて居
り、受熱板３を支持する支持脚５が前記抑え棒４の外側
を保持体１の下端に固定されて居る、保持体１の下部の
最外側には保護筒６が保持体１に被るように装着され保
持体１の外周壁に沿つて上下に褶動するようにしてあ
る。
【００１０】該保護筒６にはスプリング７が付設されて
いて此の表面温度計で以つて測定を行わない不使用時に
は先端の感温部とする受熱板３が保護筒６中に収容さ
れ、測定に際して押し当てると保護筒６の先端が被測定
体の表面に当たり次いで受熱板３が接触するように前記
のスプリング７を配置して居り、無闇に強い力で押圧す
るのを避け先端の感温部を保護している。
いて此の表面温度計で以つて測定を行わない不使用時に
は先端の感温部とする受熱板３が保護筒６中に収容さ
れ、測定に際して押し当てると保護筒６の先端が被測定
体の表面に当たり次いで受熱板３が接触するように前記
のスプリング７を配置して居り、無闇に強い力で押圧す
るのを避け先端の感温部を保護している。
【００１１】本発明の核心とする受熱板３の製作は請求
項１に詳しく記載しているが金属箔片の中央部を２〜１
０ミリメートル直径の円形とし相対する両端に１〜５ミ
リメートルの帯を切り残して、円形の縁の所から折り曲
げてＵ字型と成し此の帯の部分を支持脚５として保持体
１の下部に固定する、その円形の中心部に前記熱電対の
先端が取付られる。
項１に詳しく記載しているが金属箔片の中央部を２〜１
０ミリメートル直径の円形とし相対する両端に１〜５ミ
リメートルの帯を切り残して、円形の縁の所から折り曲
げてＵ字型と成し此の帯の部分を支持脚５として保持体
１の下部に固定する、その円形の中心部に前記熱電対の
先端が取付られる。
【００１２】
【効果】本発明による表面温度計では従来のものと較べ
迅速に被測定物体表面の温度の測定を可能にし、長期の
繰り返し使用にも耐えるものであることが認められた。
迅速に被測定物体表面の温度の測定を可能にし、長期の
繰り返し使用にも耐えるものであることが認められた。
【図１】本発明の表面温度計の概略を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の表面温度計の縦断図面である。
【図３】本発明の表面温度計の受熱板の製作の概略を示
す。
す。
１ 保持体
２ 熱電対素線
３ 受熱板
４ 抑え棒
５ 支持脚
６ 保護筒
７ スプリング
８ 端子
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭54−62877（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−285701（ＪＰ，Ａ)
実公 昭58−28195（ＪＰ，Ｙ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G01K 7/02
G01K 1/14 - 1/16
Claims (2)
- 【請求項１】 熱電対を利用して物体の表面の温度を測
定する表面温度計にあって、該表面温度計の感温部の被
温度測定物体の表面に接触させる受熱板と該受熱板を物
体の表面に押し付ける抑え棒を備えた構成とし、受熱板
は０．０３〜１ミリメートルの厚さの金属箔片を用い、
該受熱板は直径２〜１０ミリメートル円形板とし、この
円形板の相対する両端から１〜５ミリメートルの帯を切
り残し両方の帯の円盤の縁で折り曲げてＵ字型と成し
て、帯の両端は表面温度計の把手となる保持体の側面に
固定され前記受熱板の支持脚とし、この支持脚の間に前
記保持体下部から受熱板の物体と接触する面の裏面に抑
え棒又は筒が取付けられていることで厚さの薄い受熱板
は被温度測定物体の表面の形状に柔軟に順応して密着さ
せることを可能にしたことを特徴とする表面温度セン
サ。 - 【請求項２】 請求項１の表面温度計の受熱板の物体と
接触する面の裏面に敷設する熱電対は、対とする二種の
熱電対素線のそれぞれの線端の間に０．３〜１ミリメー
トルの間隔を置いて受熱板に溶接又は圧着して熱電対を
構成させる構造としたことで受熱板の撓屈性を良くして
被温度測定物体の表面の形状に沿い易いものとしたこと
を特徴とする表面温度センサ。事件の表示発明の名称表
面温度センサ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001341874A JP3527997B2 (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 表面温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001341874A JP3527997B2 (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 表面温度センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003149056A JP2003149056A (ja) | 2003-05-21 |
| JP3527997B2 true JP3527997B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=19155828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001341874A Expired - Fee Related JP3527997B2 (ja) | 2001-11-07 | 2001-11-07 | 表面温度センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3527997B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008096349A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Tlv Co Ltd | 温度センサ |
| JP2019002876A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | 矢崎総業株式会社 | 温度センサ |
-
2001
- 2001-11-07 JP JP2001341874A patent/JP3527997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003149056A (ja) | 2003-05-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031113 |
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| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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