JP5172143B2 - 密閉キャップ - Google Patents
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Description
さらに、最下降位置であることを知るためには、双方の環状突部の係合状態をよく調べなくてはならないという問題があった。
また、注出容器の密閉キャップの他の実施例として、容器の口筒部に被嵌された中栓と、中栓の外筒に螺着されたキャップとを具えた液注出容器であって、中栓は、内筒と上壁と、外周にねじを螺設し、下端にフランジと位置決めリブを設けた外筒と、内筒の下端内周に連設され、周縁を薄肉の連結部とした隔壁と、内筒の下端に垂設され、先端が内方に傾斜する一対の薄肉の固定板とを具備し、キャップは、キャップ本体と上蓋とからなり、キャップ本体は、中栓の外筒に螺合され、下端部内周に中栓の位置決めリブに係合する位置決めリブを設けた側周壁と、中央部に注出孔を形成し、その外側の下面に内筒隔壁の開封手段を垂設した上壁とを具備し、隔壁開封時に、固定板が切断された隔壁と係合して変形し、隔壁の切断部分が広がり、垂れ下がり部が形成されるまでの間に、隔壁と一方の固定板との係合が外れ、固定板の変形が元に戻ることにより、音を発することを特徴とする構成を採用する。
また、中栓外筒の下端に、位置決めリブを設け、キャップ本体の側周壁下端部に位置決めリブを設けているので、キャップを一定の廻転角度で位置決めすることができる。
図1において、Aは容器、Bは中栓、Cはキャップ、Dはスペーサリングである。
内筒7の下端面には、先端12が内方に傾斜する一対の固定板13a、13bが垂設されており、内筒7の外周には、容器Aの口筒部1内周と一定の締め代をもって嵌合する膨出環14が設けられ、容器A内を密閉するようにしている。
上部筒部15の外周には、ねじ17が螺設されており、内周には、容器Aの口筒部1の係合突条4に係合する係合突条18が設けられている。
下部筒部16の下方外周には、一対、または単数の位置決めリブ20が設けられており、下端には、フランジ21が突設されている。
キャップ本体C1は、側周壁25と上壁26とを具えており、側周壁25は、その内周に中栓Bの外筒9外周のねじ17に螺合するねじ27が螺設され、下端部の内周は拡径され、中栓Bの外筒9の下部筒部16に設けられた位置決めリブ20に係合する位置決めリブ28が設けられている。
切断リング33の上部には、一定の締め代をもって中栓Bの内筒7内周に嵌合する膨出部34が設けられている。
頂壁37の中央には、キャップ本体C1の上壁26に設けられた注出孔30を閉鎖する栓体39が垂設されている。
スペーサリングDは、実施例では、リング状としているが、C字形のスペーサ、上下に薄肉の切断ラインを設けたリングであってもよい。
本発明の注出容器は、容器Aに内容物を収容して中栓Bを被嵌し、次いで、スペーサリングDを中栓Bのフランジ21に載置し、キャップCを中栓Bに螺着することによって得られる。
次に、キャップCを、再び中栓Bに螺合させ下降させると、図3に示すように、上壁2
6下面の切断リング33の切込み刃32が隔壁11近くまで下降し、さらにキャップを廻動すると、切込み刃32によって隔壁11の連結部10が切断され、隔壁11が内筒7より切離される。
その際、切込み刃32は、廻動しながら下降し、始めに、切込み刃32の最下点32aが、所定の位置で連結部10に当接し、次いで、最下点32aより廻動方向の刃で、連結部10を切開いていくので、連結部10の切断は容易となっている。
その際、隔壁11の切断部分の変形は最大となり、固定板13bからの外れと同時に反撥して音を発する。
そして、切断が最終位置になると、隔壁11の切断部分は接続部を残して図4に示すように、下方に垂れ下がる。
その際には、固定板13bは切断リング33に押され外方に広げられる。
この場合は、連結部10が切裂かれ、隔壁11の切断部分が広がり、垂れ下がり部が形成されるまでの間に、まず固定板13bは、隔壁11の垂れ下がり部が通過するときに広げられ、通過後に、拡張力が解かれるので、縮小反転して音が発生する。
また、固定板13aは、垂れ下がった隔壁によって、外方に広げられ音を発生する。
したがって、前記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
B 中栓
C キャップ
C1 キャップ本体
C2 ヒンジ機構
C3 上蓋
D スペーサリング
1 口筒部
2 肩部
3 胴部
4、18 係合突条
5 ネックリング
6、20、28 位置決めリブ
7 内筒
8、26 上壁
9 外筒
10 連結部
11 隔壁
12 先端
13a,b 固定板
14、34 膨出部
15 上部筒部
16 下部筒部
17、27 ねじ
19 廻り止めリブ
21 フランジ
25、38 側周壁
30 注出孔
31 注出筒
32 切込み刃
32a 最下点
33 切断リング
35 蝶番
37 頂壁
39 栓体
Claims (2)
- 容器の口筒部に被嵌された中栓と、中栓の外筒に螺着されたキャップとを具えた液注出容器であって、
中栓は、内筒と上壁と、外周にねじを螺設し、下端にフランジと位置決めリブを設けた外筒と、内筒の下端内周に連設され、周縁を薄肉の連結部とした隔壁と、内筒の下端に垂設され、先端が内方に傾斜する一対の固定板とを具備し、
キャップは、キャップ本体と上蓋とからなり、
キャップ本体は、中栓の外筒に螺合され、下端部内周に中栓の位置決めリブに係合する位置決めリブを設けた側周壁と、中央部に注出孔を形成し、その外側の下面に内筒隔壁の開封手段を垂設した上壁とを具備し、
隔壁開封時に、切断された隔壁と固定板とが係合するとともに、隔壁が変形し、隔壁の切断が最終位置近くになると、隔壁と一方の固定板との係合が外れ、隔壁の変形が元に戻ることにより、音を発することを特徴とする注出容器の密閉キャップ。 - 容器の口筒部に被嵌された中栓と、中栓の外筒に螺着されたキャップとを具えた液注出容器であって、
中栓は、内筒と上壁と、外周にねじを螺設し、下端にフランジと位置決めリブを設けた外筒と、内筒の下端内周に連設され、周縁を薄肉の連結部とした隔壁と、内筒の下端に垂設され、先端が内方に傾斜する一対の薄肉の固定板とを具備し、
キャップは、キャップ本体と上蓋とからなり、
キャップ本体は、中栓の外筒に螺合され、下端部内周に中栓の位置決めリブに係合する位置決めリブを設けた側周壁と、中央部に注出孔を形成し、その外側の下面に内筒隔壁の開封手段を垂設した上壁とを具備し、
隔壁開封時に、固定板が切断された隔壁と係合して変形し、隔壁の切断部分が広がり、垂れ下がり部が形成されるまでの間に、隔壁と一方の固定板との係合が外れ、固定板の変形が元に戻ることにより、音を発することを特徴とする注出容器の密閉キャップ。
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