JP5166791B2 - 排煙脱硫装置 - Google Patents

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Description

本発明は、石炭焚き、原油焚き及び重油焚き等の発電プラントに適用される排煙脱硫装置に係り、特に、海水法を用いて脱硫する排煙脱硫装置に関する。
従来、石炭や原油等を燃料とする発電プラントにおいて、ボイラから排出される燃焼排気ガス(以下、「ボイラ排ガス」と呼ぶ)は、ボイラ排ガス中に含まれている二酸化硫黄(SO)等の硫黄酸化物(SOx)を除去してから大気に放出される。このような脱硫処理を施す排煙脱硫装置の脱硫方式としては、石灰石石膏法、スプレードライヤー法及び海水法が知られている。
このうち、海水法を採用した排煙脱硫装置(以下、「海水脱硫装置」と呼ぶ)は、吸収剤として海水を使用する脱硫方式である。この方式では、たとえば略円筒のような筒形状を縦置きにした脱硫塔(吸収塔)の内部に海水及びボイラ排ガスを供給することにより、海水を吸収液として湿式ベースの気液接触を生じさせて硫黄酸化物を除去している。このように、脱硫塔の上部から流下する海水と脱硫塔の下方より上昇する燃焼排気ガスとを気液接触させて脱硫する海水脱硫装置の海水散布方式には、漏れ棚方式、充填方式、スプレー方式及び液柱方式が知られている。
上述した海水脱硫装置においては、通常の場合、脱硫塔内で吸収剤として使用した後の使用済海水が水路(Seawater Oxidation Treatment System;SOTS)を流れて周辺海域に排水される。なお、水路内を流れる使用済海水に対しては、たとえば脱炭酸(爆気)等の処理が施されている。
ここで、海水脱硫装置の従来例として、漏れ棚方式の構成を図10に示して簡単に説明する。図示の海水脱硫装置1では、一方の海水が脱硫塔2の上部から供給されて自然落下し、脱硫塔2の下部から供給されて上昇するボイラ排ガスとの間で気液接触を生じさせている。海水とボイラ排ガスとの気液接触は、脱硫塔2内の上下方向に所定の間隔で複数段配置されている多孔板棚3を湿式ベースとし、多孔板棚3に穿設されている多数の孔4を海水及びボイラ排ガスが通過することで達成される。なお、図10に示す符号5は海水供給管、5aは海水ノズル、6は脱硫後の海水を流出させる使用済海水出口、7はボイラ排ガス供給口、8は脱硫後のボイラ排ガスを流出させるボイラ排ガス排気口である。(たとえば、特許文献1、2参照)
このような海水脱硫装置1においては、脱硫塔2を水路(SOTS)9の上方に配置することにより、脱硫後の使用済海水を脱硫塔2の下端に開口する使用済海水出口6から水路9内に直接落下させて排水する場合がある。すなわち、水路9内を流れている希釈用海水と、脱硫塔2から落下して合流する使用済海水とを混合することにより、使用済海水を希釈して排水する構成とされる。また、使用済海水を流す水路9には、脱硫塔2からボイラ排ガスが流入することを防止するため、水中に入り込む位置まで延びたガス封印用の仕切壁10が設けられている。従って、脱硫塔2に供給されたボイラ排ガスは、仕切壁10と水面とにより封印されることになるので、水路9の水面上に形成される空間から漏出することはない。
なお、他の海水散布方式(充填方式等)を採用した海水脱硫装置においても、脱硫塔2の上部から流下する海水と脱硫塔2の下方より上昇する燃焼排気ガスとを気液接触させて脱硫するという基本構成は同様である。
特開平11−290643号公報 特開2001−129352号公報
ところで、上述した海水脱硫装置1においては、脱硫塔2から水路(SOTS)2を流れる希釈用海水の水面に使用済海水を落下させて混合希釈するため、使用済海水が希釈用海水の水面上に突入する際、水面の激しい乱れ等により脱硫塔2内のボイラ排ガスを巻き込みことが懸念される。こうして使用済海水に巻き込まれたボイラ排ガスは、気泡となって希釈用海水の流れに流されるため、仕切壁10を通り抜けて流出することになる。従って、ボイラ排ガスは、その一部が希釈用海水とともに脱硫塔2から周囲の環境へ漏洩することになるため好ましくない。
このように、海水法を採用した排煙脱硫装置(海水脱硫装置)においては、使用済海水が希釈用海水の水面に突入する際に巻き込まれたボイラ排ガスが、希釈用海水の流れによって脱硫塔から周囲へ漏洩するという問題の解決が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、海水法を採用した排煙脱硫装置において、使用済海水が希釈用海水の水面に突入する際に生じていた燃焼排気ガス(ボイラ排ガス)の巻き込みを防止または抑制することにより、燃焼排気ガスの漏洩を防止または最小限に抑えることにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る排煙脱硫装置は、脱硫塔の上部から流下する海水と脱硫塔の下方より上昇する燃焼排気ガスとを気液接触させて脱硫する海水法による排煙脱硫装置において、脱硫後の使用済海水が前記脱硫塔から水路内を流れる希釈用海水に落下して混合希釈されるとともに、前記使用済海水が前記希釈用海水に落下して突入する際の衝撃力を緩和する衝撃力緩和装置を前記脱硫塔の燃焼排気ガス流入位置より下方に設けたことを特徴とするものである。
このような排煙脱硫装置によれば、脱硫後の使用済海水が脱硫塔から水路内を流れる希釈用海水に落下して混合希釈されるとともに、使用済海水が希釈用海水に落下して突入する際の衝撃力を緩和する衝撃力緩和装置を脱硫塔の燃焼排気ガス流入位置より下方に設けたことにより、脱硫塔内から落下する使用済海水は、希釈用海水に突入する前に、あるいは、希釈用海水に突入する際に、衝撃力緩和装置を通過することにより水面への貫通力が低減される。すなわち、衝撃力緩和装置は、脱硫塔内から希釈用海水の水面へ落下する使用済海水の流れ(海水の塊)を細分化したり、あるいは、希釈用海水に突入する方向の流速を低減したりして、使用済海水が水面へ突入する貫通力を低減することができる。
この場合の衝撃力緩衝装置としては、希釈用海水の水上(燃焼排気ガス中)または水中(水上から水中へ連続するものも含む)に配設されたグリッド、多孔板、グレーティング等の格子状部材や、受衝板付漏斗がある。
また、上記の発明において、気液接触を行う海水散布方式は、漏れ棚方式、充填方式、スプレー方式あるいは液柱方式のいずれであってもよい。
上述した本発明によれば、脱硫後の使用済海水を脱硫塔から水路内の希釈用海水に落下させて混合希釈する際、脱硫塔内から落下する使用済海水が衝撃力緩和装置を通過することにより、希釈用海水に落下して突入する使用済海水の貫通力が緩和される。このため、脱硫塔内の燃焼排気ガスが使用済海水の流れに巻き込まれることを防止または抑制できるようになり、希釈用海水に巻き込まれたボイラ排ガスが希釈用海水の流れとともに流出することで脱硫塔から周囲の環境へ漏洩することのない排煙脱硫装置となる。すなわち、海水法を採用し、脱硫後の使用済海水を希釈海水に落下させて処理する排煙脱硫装置においては、使用済海水の貫通力が緩和されることによって希釈用海水の水面に生じる乱れが低減されるので、使用済海水が希釈用海水の水面に突入する際に生じていた燃焼排気ガスの巻き込みを防止または抑制し、脱硫塔の外部へ燃焼排気ガスが漏洩することを防止または最小限に抑えるという顕著な効果が得られる。
以下、本発明に係る排煙脱硫装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す海水脱硫装置1Aの脱硫塔2は、たとえば石炭や原油等を燃料とする発電プラントのボイラから排出される燃焼排気ガス(以下、「ボイラ排ガス」と呼ぶ)に含まれている二酸化硫黄(SO)等の硫黄酸化物(SOx)を、大気へ放出する前に海水法を採用して除去する装置である。この海水法と呼ばれる脱硫方式を用いた海水脱硫装置1Aは、吸収剤として海水を使用している。
図示の海水脱硫装置1Aは、略円筒形状を縦置きにした脱硫塔2の内部に海水及びボイラ排ガスを供給することにより、海水を吸収液として湿式ベースの気液接触を生じさせて硫黄酸化物を除去する。脱硫塔2に供給した海水は、脱硫塔内の上部から噴出させることにより内部で自然落下する。これに対し、脱硫塔2に供給したボイラ排ガスは、脱硫塔2の下部から脱硫塔内に導入されて上昇する。
脱硫塔2の内部には、所定の間隔を設けて上下方向に複数段の多孔棚板3が配置されている。この多孔棚板3は、堰及び溢流部のない多孔板のことであり、落下する海水と上昇するボイラ排ガスとが多数の孔4を通過することにより、互いが接触する気液接触を生じさせるものである。このような海水の散布方法は、たとえば「漏れ棚方式」などと呼ばれている。
すなわち、多孔棚板3は、海水供給管5で導入した海水(吸収剤)と、ボイラ排ガス供給口7から導入したボイラ排ガスとの気液接触を生じさせる湿式ベースとして機能し、この気液接触が生じることで、海水がボイラ排ガス中の硫黄酸化物を吸収して除去する。
吸収剤として機能する海水は、海水供給管5を介して脱硫塔2の上部まで導入される。この海水は、脱硫塔2内の上部平面に略均等配置された多数の海水ノズル5aから、下方に配置されている多孔棚板3へ向けて流出する。この海水は、多孔棚板3を通過して気液接触した後、換言すれば、ボイラ排ガス中の硫黄酸化物を吸収して除去した脱硫後に使用済海水となり、脱硫塔2の底面部に開口する使用済海水出口6から後述する水路(SOTS)9を流れる希釈用海水の水面に直接落下して混合希釈される。なお、気液接触により脱硫されたボイラ排ガスは、脱硫塔2の上部に開口するボイラ排ガス排気口8から脱硫塔外へ流出する。
上述した海水脱硫装置1Aは、脱硫塔2の内部で吸収剤として使用した後の使用済海水を希釈するため、希釈用海水が流れる水路9の上部に設置されている。すなわち、水路9を跨ぐように設置された脱硫塔2は、下端部を開口させた使用済海水出口6が水路9の真上に位置しているので、脱硫塔2から希釈用海水面に落下した使用済海水が希釈用海水により混合希釈されて使用済希釈海水となる。この使用済希釈海水には、海水脱硫装置1Aの設置位置から下流側の水路9内を流れる間に、たとえば脱炭酸(爆気)等の処理が施されている。
また、使用済海水を流す水路9には、脱硫塔2からボイラ排ガスが流入することを防止するため、希釈用海水の水中に入り込む位置まで延びたガス封印用の仕切壁10が設けられている。従って、脱硫塔2に供給されたボイラ排ガスは、使用済海水出口6の下部が仕切壁10と水面とにより封印された状態となるので、水路9の水面上に形成される空間から漏出することはない。
<第1の実施形態>
以下では、本発明の衝撃力緩和装置(以下、「緩和装置」と呼ぶ)について、第1の実施形態を図1から図6に基づいて説明する。
さて、上述した脱硫塔2の内部には、図1に示すように、ボイラ排ガス供給7が連通する開口位置より下方に、使用済海水が希釈用海水の水面に落下して突入する際の衝撃力を緩和する緩和装置20が設けられている。この緩和装置20は、ボイラ排ガスの流入位置より下方となる位置で、しかも、水路9内を流れる希釈用海水の水上となる位置において、脱硫塔2に固定支持されている。また、緩和装置20は、使用済海水出口6を形成する全ての領域をカバーするように設置されている。
緩和装置20は、希釈用海水の水面に向かって流下する使用済海水が接触または通過することにより、使用済海水の流れや流塊を細分化したり、希釈用海水の水面に突入する方向の流速を低減するものであり、使用済海水が水面へ突入する貫通力を低減する。
図1に示す緩和装置20は、たとえば使用済海水が通過できるように形成された格子状部材である。この場合の格子状部材としては、たとえば図4または図5に示すように、平板状のグリッド21を採用することができ、図4に示す1層のグリッド21としてもよいし、あるいは、図5に示すように、上下方向に複数のグリッド21を重ねた積層構造のものでもよい。なお、積層構造を採用する場合には、積層するグリッド21の開口21aが位置ずれするように重ねることが好ましい。
また、格子状部材の変形例としては、たとえば図6に示すように、円板に多数の孔22aを穿設した多孔板22を採用してもよい。このような多孔板22を採用する場合も、1枚または複数枚の積層構造を採用可能である。なお、積層構造を採用する場合には、積層する多孔板22の孔2aが位置ずれするように重ねることが好ましい。
このような緩和装置20を設けると、脱硫塔2内を落下する使用済海水は、グリッド21や多孔板22のような格子状部材を通過する。このとき、使用済海水は、グリッド21の開口21aや多孔板22の孔22aを通過することにより、流れ(流塊)が小さく細分化されるとともに、開口21aや孔22aにより落下流路が狭められて生じる流路抵抗により圧力損失を生じる。このため、脱硫塔2内から希釈用海水の水面へ落下する使用済海水は、希釈用海水に突入する前に、流れの細分化や流速低下等により水面への貫通力が低減される。従って、使用済海水出口6の下方においては、希釈用海水の水面に生じる乱れも緩和されるので、脱硫塔2内のボイラ排ガスが希釈用海水に巻き込まれることを防止または抑制することができる。
なお、緩和装置20を構成する格子状部材としては、グリッド21や多孔板22の他にも、たとえばグレーティング(不図示)等を採用することも可能である。
図2に示す第1変形例の海水脱硫装置1Bでは、上述した緩和装置20と実質的に同様の構成となる緩和装置20Aが路9内を流れる希釈用海水の水中に設置されている。この場合の緩和装置20Aは、希釈用海水の水中に延びる仕切壁10に固定支持され、仕切壁10に囲まれた全ての領域をカバーするように設置されている。また、図示の緩和装置20Aは、上下方向に厚みを有するとともに、仕切壁10の下端部と略同様の水中深さまで設けられているが、特に限定されるものではない。すなわち、たとえば緩和装置20Aとして1枚のグリッド21を設置する場合など、水面と略一致させて設置したり、あるいは、適当な水深の水中に設置するなど、適宜変更が可能である。
このような構成の緩装置20Aも、使用済海水が希釈用海水に突入した後、脱硫塔2内から希釈用海水の水面へ落下した使用済海水の流れ(海水の塊)を細分化したり、あるいは、希釈用海水に突入した方向の流速を低減したりして、使用済海水が水面へ突入する貫通力を低減することができる。すなわち、緩和装置20Aは、使用済海水の流れを細分化したり流速低下させたりして水面への貫通力を低減するので、使用済海水出口6の下方においては、仕切壁10に囲まれた領域で希釈用海水の水面に生じる乱れが緩和される。従って、緩装置20Aを備えた海水脱硫装置1Bは、脱硫塔2内のボイラ排ガスが希釈用海水に巻き込まれることを防止または抑制できる。
図3に示す第2変形例の海水脱硫装置1Cでは、上述した緩和装置20Aと実質的に同様の構成となる緩和装置20Bが、路9内を流れる希釈用海水の水深と略同じ高さとなるようにして水中に設置されている。この場合の緩和装置20Bは、希釈用海水の水中に延びる仕切壁10に固定支持され、仕切壁10に囲まれた全ての領域をカバーするように設置されている。
このような構成の緩和装置20Bとしても、使用済海水が希釈用海水に突入した後、使用済海水の流れを細分化したり流速低下させたりして水面への貫通力を低減するので、使用済海水出口6の下方においては、仕切壁10に囲まれた領域で希釈用海水の水面に生じる乱れが緩和される。従って、緩装置20Bを備えた海水脱硫装置1Cは、脱硫塔2内のボイラ排ガスが希釈用海水に巻き込まれることを防止または抑制できる。
ところで、上述した緩和装置20,20A,20Bにおいては、水路9を流れる希釈用海水の水上または水中に設置しているが、図示しない変形例として、水上及び水中の両方に連続する緩和装置を設置したり、あるいは、水上及び水中の両方に別体の緩和装置を設置することも可能である。
さらに、緩和装置20,20A,20Bがカバーする領域については、水面の乱れを効率よく抑制する観点から、水上であれば脱硫塔2の使用済海水出口6を全てカバーし、あるいは、水中であれば仕切壁10に囲まれた領域を全てカバーすることが好ましいのであるが、これに限定されることはない。
<第2の実施形態>
次に、本発明の緩和装置について、第2の実施形態を説明する。なお、海水脱硫装置の構成及び緩和装置について、上述した実施形態と同様の構成部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7に示す海水脱硫装置1Dは、たとえば図8に示すように、受衝板付漏斗の緩和装置30を備えている。受衝板付漏斗の緩和装置30は、漏斗部31と受衝板32とを備えている。
漏斗部31は、脱硫塔2の使用済海水出口6より下方となる底部を漏斗形状とした部分である。すなわち、この場合の漏斗部31は、使用済海水出口6の下方となる底部を絞るようにして形成され、脱硫塔2の側壁下端部から中心部へ向かって下がるように傾斜させた傾斜面の底面2aと、傾斜面の底面2aが最も低くなる脱硫塔2の軸中心部側に開口させた出口流路33とを備えている。なお、底面2aの傾斜面は、流下する流速を抑制する観点からできるだけ緩やかな傾斜とすることが好ましい。
漏斗部31の出口流路33は、希釈用海水の水中まで連続する円筒状の流路である。出口流路33の上方には、軸中心位置と略一致するようにして、出口流路33の入口開口面積より大きな円板状の受衝板32が設置されている。この受衝板32は、底面2aとの間に使用済海水の流路となる隙間を形成することができ、しかも、ボイラ排ガスを導入するボイラ排ガス供給口7より低い位置に固定支持されるように、たとえば底面2aに複数本のサポート部材(不図示)により取り付けられている。
上述した緩和装置30を設けたことにより、脱硫塔2内を落下する使用済海水は、中心部では受衝板32に衝突し、周辺部では底面2aに衝突する。
このため、中心部を落下した使用済海水は、受衝板32により落下速度が消滅して流れ方向を変え、受衝板32の上面に導かれて周辺部方向へ流れて行くことにより、受衝板32の端部から底面2aに向けて落下する。このときの落下速度は、受衝板32までの落下速度と比較してかなり低下したものとなる。
一方、周辺部を落下した使用済海水は、底面2aの傾斜面により落下速度が略消滅して流れ方向を変え、受衝板32から落下してきた使用済海水と合流しながら出口流路33へ流れていく。この場合の流速は、使用済海水が出口流路33の入口部で周方向へ略均等に分散され、しかも、比較的緩やかな傾斜面に沿って流れることから、比較的小さなものとなる。
こうして出口流路33から流出した使用済海水は、その大部分が出口流路33の壁面に沿って流下するため、希釈用海水の水面に突入する使用済海水の貫通力は緩和される。このため、希釈用海水に混合希釈される使用済海水は、先端が希釈用海水の水中に入り込んだ出口流路33の内部で比較的穏やかに合流するので、使用済海水が合流する希釈用海水の水面に生じる乱れは最小限に抑えられる。従って、緩装置30を備えた海水脱硫装置1Dは、脱硫塔2内のボイラ排ガスが希釈用海水に巻き込まれることを防止または抑制できる。
図9に示す変形例の海水脱硫装置1Eは、出口流路33の水中において、使用済海水の出口34aを希釈用海水の上流側へ向けて折曲した水平流路部34を備えている点が異なる緩衝装置30Aを備えている。すなわち、希釈用海水に合流する使用済海水は、水中において希釈用海水の流れに対抗して流出するように構成されている。
このため、希釈用海水の流れには、使用済海水との合流により水中に渦等の乱れが生じることとなる。従って、使用済海水と希釈用海水との混合希釈については、比較的短い水路9の流路長さを流れる間において、全体の混合割合が略均一になる良好な混合状態を効率よく達成可能となる。なお、緩衝装置30Aを備えた海水脱硫装置1Eにおいても、脱硫塔2内のボイラ排ガスが希釈用海水に巻き込まれることを防止または抑制することができる点は同じである。
このように、上述した本発明によれば、脱硫後の使用済海水を脱硫塔2から水路9内の希釈用海水に落下させて混合希釈する際、脱硫塔2内から落下する使用済海水が緩和装置20等を通過することにより、希釈用海水に落下して突入する使用済海水の貫通力が緩和される。このため、脱硫塔2内の燃焼排気ガスが使用済海水の流れに巻き込まれることを防止または抑制できるようになり、希釈用海水に巻き込まれたボイラ排ガスが希釈用海水の流れとともに水路9を流れて流出することで、脱硫塔2から周囲の環境へ漏洩することのない排煙脱硫装置となる。すなわち、海水法を採用し、脱硫後の使用済海水を希釈海水に落下させて処理する排煙脱硫装置においては、使用済海水の貫通力が緩和されることによって希釈用海水の水面に生じる乱れが低減されるので、使用済海水が希釈用海水の水面に突入する際に生じていた燃焼排気ガスの巻き込みを防止または抑制し、脱硫塔2の外部へボイラ排ガスが漏洩することを防止できる。
ところで、上述した海水脱硫装置の各実施形態及び変形例では、脱硫塔2の上部から流下する海水と脱硫塔2の下方より上昇する燃焼排気ガスとを気液接触させて脱硫する海水脱硫装置の海水散布方式として漏れ棚方式を採用しているが、本発明はこれに限定されることはなく、たとえば充填方式、スプレー方式及び液中方式を採用したものにも適用可能である。
また、上述した第1の及び第2実施形態の緩和装置は、上述した単独採用に加えて、両実施形態を適宜組み合わせた構成も可能である。
また、上述した第2の実施形態においては、出口流路33が水中に入り込む長さを有しているが、希釈用海水に突入する使用済海水の落下速度は従来よりかなり低下していることから、出口流路33の長さを水上の適所まで短縮したり、あるいは、出口流路33を全く設けない構成とてもよい。なお、出口流路33を短縮したり全く設けない場合には、格子状の緩和装置20を組み合わせてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明の海水脱硫装置に係る第1の実施形態を示す断面図である。 図1の第1変形例を示す海水脱硫装置の断面図である。 図1の第2変形例を示す海水脱硫装置の断面図である。 緩衝装置の格子状部材として1層のグリッドを示す斜視図である。 緩衝装置の格子状部材として積層構造のグリッドを示す斜視図である。 緩衝装置の格子状部材に係る変形例として多孔板を示す斜視図である。 本発明の海水脱硫装置に係る第2の実施形態を示す断面図である。 図7に示した受衝板付漏斗の緩和装置を示す要部の斜視図である。 図7の変形例を示す海水脱硫装置の断面図である。 海水脱硫装置の従来構造を示す断面図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D,1E 海水脱硫装置
2 脱硫塔
6 使用済海水出口

ボイラ排ガス供給口
9 水路(SOTS)
10 仕切壁
20,20A,20B,30,30A 衝撃力緩和装置(緩和装置)
31 漏斗部
32 受衝板
33 出口流路
34 水平流路部

Claims (2)

  1. 脱硫塔の上部から流下する海水と脱硫塔の下方より上昇する燃焼排気ガスとを気液接触させて脱硫する海水法による排煙脱硫装置において、
    脱硫後の使用済海水が前記脱硫塔から水路内を流れる希釈用海水に落下して混合希釈されるとともに、前記使用済海水が前記希釈用海水に落下して突入する際の衝撃力を緩和する衝撃力緩和装置を前記脱硫塔の燃焼排気ガス流入位置より下方に設け
    前記衝撃力緩和装置が、前記希釈用海水の水上または水中に設置された格子状部材であることを特徴とする排煙脱硫装置。
  2. 脱硫塔の上部から流下する海水と脱硫塔の下方より上昇する燃焼排気ガスとを気液接触させて脱硫する海水法による排煙脱硫装置において、
    脱硫後の使用済海水が前記脱硫塔から水路内を流れる希釈用海水に落下して混合希釈されるとともに、前記使用済海水が前記希釈用海水に落下して突入する際の衝撃力を緩和する衝撃力緩和装置を前記脱硫塔の燃焼排気ガス流入位置より下方に設け
    前記衝撃力緩和装置が、受衝板付漏斗であることを特徴とする排煙脱硫装置。
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