JP5162481B2 - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents

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本発明は内燃機関の潤滑装置に係り、より詳細には、ブローバイガスから分離されたエンジンオイルをオイルパンに還流させる構造に関するものである。
自動車の内燃機関には、クランク室内のブローバイガスを吸気系に還流させるブローバイガス還流装置を備えたものがある。ブローバイガスはエンジンオイルを含んでいるため、ブローバイガス還流装置にはオイルセパレータが備えられており、オイルセパレータによってオイルミストを取り除かれたブローバイガスが吸気系に流入するようになっている。そして、オイルセパレータによってブローバイガスから分離されたエンジンオイルは、オイル還流通路を通ってオイルパンに還流される。
ブローバイガス還流装置には吸気系の吸入負圧が作用するため、オイルセパレータやオイル還流通路の圧力はクランク室に比べて低圧になっている。そのため、オイル還流通路の流出口(下流端)がオイルパン内に貯留されたエンジンオイルの液面より上方に位置する場合には、クランク室とブローバイガス還元装置とがオイル還流通路を介して連通され、クランク室内のブローバイガスは、オイルセパレータによりエンジンオイルを取り除かれることなく吸気系に流入する問題が発生する。
この問題を解決する方法として、オイルパン内にオイル溜まりを設け、オイル溜まりに保持されたエンジンオイル内にオイル還流通路の流出口を配置したものがある(例えば、特許文献1)。この構成では、オイル溜まり内に常に一定量のエンジンオイルが保持され、オイル還流通路の流出口は常にエンジンオイル内に浸漬されるため、クランク室内のブローバイガスが、オイル還流通路に流入することを防止できる。
特開2008−19743号公報
しかしながら、オイルパン内にオイル溜まりを設けた場合には、オイルパンの構造が複雑になる他、オイル溜まりを形成するスペースをオイルパン内に確保するために、オイルパンが大型化するという問題がある。
本発明は以上の問題を鑑みてなされたものであって、オイル溜まりを別途設けることなく、かつ簡素な構造でありながら、オイル還流通路へのブローバイガスの流入を防止することができるオイル循環装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、オイルパン(3)に貯留されたエンジンオイルを内燃機関(エンジンE)の各部に供給するとともに、ブローバイガスから分離したエンジンオイルをオイルパンに還流させる内燃機関の潤滑装置において、クランク室(17)と吸気系とを連通させるブローバイガス通路(通路20、ブリーザチャンバ9)と、前記ブローバイガス通路に介装され、ブローバイガスからエンジンオイルを分離するオイルセパレータ(25)と、前記オイルセパレータに一端が接続されるともに、その流出口(31a)が前記オイルパンの底部(16a)に近接して開口したオイル還流通路(第1〜第3オイル還流通路26,29,30、オイルドレンパイプ31)と、前記オイル還流通路の外部に設けられ、前記流出口を離間した状態で覆うバッフル(32)とを備え、前記バッフルは、下向きに開口するカップ形状を呈し、その開口端が記オイルパンの底部に当接するとともに、内部と外部とを連通させる開口部(33)が少なくとも上部に形成され、前記流出口は、前記バッフルの内部に位置することを特徴とする。
この構成によれば、内燃機関が搭載された自動車が急加速、急減速、右左旋回等を行い、エンジンオイルが慣性力によってオイルパン内を一方に流動した際にも、バッフルがエンジンオイルを流出口近傍に保持するため、流出口が常にエンジンオイルに浸漬された状態となる。そのため、オイルパン内のブローバイガスのオイル還流通路への流入を防止することができる。また、オイルパンにオイル溜まりを設ける必要がないため、オイルパンの小型化および簡素化が図れる。また、開口部を通してバッフル内の空気が外部に放出されるため、バッフル内は空気が滞留せずに、エンジンオイルで満たされ、流入口はより確実にエンジンオイル内に浸漬されるようになる。
上記の発明において、前記開口部は、バッフルにおけるオイルパンの内壁と最も近接する部分に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、内燃機関が搭載された自動車が急加速等を行った際にも、バッフル内にエンジンオイルをより確実に滞留させることができる。また、開口部を大きくすることが可能になり、エンジン重量の低減が図れる。
上記の発明において、前記バッフルは、前記オイル還流通路と一体成形されていることを特徴とする。この構成によれば、バッフルを別途製作および組み付ける必要がないため、部品点数の削減および組付工程の工数削減が図れる。
以上のように構成することによって、流出口がオイルパンに貯留されたエンジンオイル内に浸漬されるようになり、流出口を介したブローバイガスのオイル還流通路への流入が防止される。
実施形態に係るV型エンジンを破断して示す斜視図である。 図1のII−II断面図である。 変形実施形態に係るバッフルを示す(a−1,b−1,c−1)斜視図および(a−2,b−2,c−2)底面図である。
以下、図面を参照して、本発明を自動車のV型エンジンに適用した一実施形態について詳細に説明する。図1は、実施形態に係る内燃機関を破断して示す斜視図である。図1は、吸気配管、排気配管およびシリンダヘッド等を取り除いた状態を示している。本実施形態に係るエンジンEは、図1の紙面の左上側が車両の前方となるようにエンジンルームに横置きに配置されている。以下、車両の進行方向を前方、車幅方向を右方または左方、鉛直方向を上方または下方として説明する。
図1に示すように、エンジンEは、その下部にクランクケース2が一体に形成されたシリンダブロック1と、シリンダブロック1の下部に締結されたオイルパン3とを主要構成要素とする。シリンダブロック1は、クランクケース2の上部にそれぞれシリンダボア(図示しない)を有する前後シリンダバンクを所定の角度間隔をもってV型に配置したものであり、シリンダバンク4の上部にはいずれも図示しないシリンダヘッドおよびヘッドカバーが取り付けられる。
シリンダブロック1の上部には、前シリンダバンク4と、後シリンダバンク(図示しない)と、左壁部5および右壁部6とによって囲まれた凹部7が形成されている。凹部7の上部には、蓋8がガスケットを介してボルトにより締結され、ブローバイガス通路の一部をなすブリーザチャンバ9が画成されている。
クランクケース2の上部には下方に向けて複数のクランクジャーナル壁11が突設されている。クランクジャーナル壁11の下部にはベアリングビーム12が締結されており、クランクジャーナル壁11とベアリングビーム12との間にベアリング13を介してクランクシャフト14が軸支されている。
オイルパン3は、アッパケース15とロアケース16とによって構成されている。アッパケース15は、下向きに開口した箱形状を呈し、その上部においてクランクケース2の下部にボルトで締結されている。ロアケース16は、上向きに開口した箱形状を呈し、その開口がアッパケース15の開口に一致するようにアッパケース15にボルトで固定されている。
クランクケース2の上部と、クランクジャーナル壁11と、ベアリングビーム12とアッパケース15とによってクランク室17が画成されている。アッパケース15の上部にはクランク室17とオイルパン3内部とを連通する貫通孔18が形成されている。クランク室17の下部に溜まったエンジンオイルは、貫通孔18を通過してオイルパン3内に還流される。また、クランク室17内のブローバイガスが、貫通孔18を通過してオイルパン3内に流入する。図中の白抜きの矢印はブローバイガスの流れを示す。
アッパケース15の上部には開口21が形成されている一方、シリンダブロック1には、一端が開口21に連通し、他端が凹部7の右壁部6に開口する通路20が形成されている。オイルパン3内のブローバイガスは、通路20を通過して、凹部7内(すなわち、ブリーザチャンバ9)に流入する。通路20およびブリーザチャンバ9は、ブローバイガス通路の一部をなす。
ブリーザチャンバ9には、蓋8の下面に固定されたオイルセパレータ25が設けられている。オイルセパレータ25は、箱形状の本体25aと、本体25aの側部に形成されたブローバイガス導入孔25bと、本体25aの上部に突設されたブローバイガス排出管25cと、本体25aの下部に突設されたオイル排出管25dと、本体25aの内部に設けられた複数のバッフルプレート25eとを備えている。
ブローバイガス導入孔25bを通過してオイルセパレータ25の内部に流入したブローバイガスは、ブローバイガス排出管25cに到達するまでにバッフルプレート25eに衝突し、ブローバイガス中に含まれるエンジンオイルがバッフルプレート25eに付着して、取り除かれる。バッフルプレート25eに付着したエンジンオイルはオイルセパレータ25の底部に捕集され、オイル排出管25dを通してオイルセパレータ25の外部に排出される。
ブローバイガス排出管25cは、蓋8に形成された貫通孔8aを通過してブリーザチャンバ9の外部に延びている。ブローバイガス排出管25cの先端には吸気系に連通するブリーザホース(図示しない)が連結されている。ブリーザホースはブローバイ通路の一部をなす。
凹部7の底部には、一端がシリンダブロック1の側部に開口する第1オイル還流通路26の他端が開口している。第1オイル還流通路26の凹部7側の開口部にはオイル排出管25dの先端部が嵌入している。第1オイル還流通路26のシリンダブロック1の側部における開口部は、シリンダブロック1の側部より突設されたリブ27によって囲まれている。リブ27は、下方へと延びてシリンダブロック1の下端に到達している。リブ27のアッパケース15の上部に当接する部分には、壁部27aが設けられている。壁部27aには貫通孔28が形成されている。リブ27の突出端にはクランク室17の左端を構成するクランクケースカバー(図示しない)がボルトにより締結され、リブ27と、シリンダブロック1と、クランクケースカバーとによって、第2オイル還流通路29が画成される。
アッパケース15の上部には、一端が貫通孔28に連通するとともに他端がオイルパン3の内部に開口する第3オイル還流通路30が形成されている。第3オイル還流通路30のオイルパン側の開口端には、管状のオイルドレンパイプ31の一端が嵌入している。オイルドレンパイプ31の他端は、ロアケース16の底部16aへと延びて流出口31aを形成している。
図2は、実施形態に係るV型エンジンの要部を示す断面図である。流出口31aは、オイルパン3内において、中央部よりも左側に変位した位置に配置されている。オイルドレンパイプ31の流出口31aの近傍には、下向きに開口するカップ状(半球状)のバッフル32が設けられている(図4のa−1およびa−2を参照。a−1は斜視図であり、a−2は底面図である。)。オイルドレンパイプ31とバッフル32とは樹脂を素材とし、射出成形等によって一体成形されている。
バッフル32は、その内部に流出口31aが配置されるように、オイルドレンパイプ31の周囲を囲むように設けられている。バッフル32の左側には下部から上部にかけて開口部33が形成されている。開口部33は、バッフル32におけるオイルパン3の内壁と最も近接する部分(本実施形態ではバッフル32の左側部分)に形成されている。
バッフル32の開口端(下端)32aは、平滑に形成され、ロアケース16の底部16aと全周で接触している。そのため、エンジンオイルはバッフル32の下端とロアケース16の底部16aとの間を通過できない。なお、バッフル32の開口端32aに、可撓性を有するシーリング部材を設けてロアケース16の底部16aとの密着性を高めてもよい。また、ロアケース16の底部16aにバッフル32の開口端32aと係合する凹部を設け、バッフル32の開口端32aとロアケース16の底部16aとをより確実に接合させてもよい。また、バッフル32の開口端32aと、ロアケース16の底部16aとを溶接やボルト締結等によって一体的に接合させてもよい。
図1に示すように、ブローバイガスより分離されたエンジンオイルは、図中の黒色矢印に示すように、オイルセパレータ25のオイル排出管25dから排出され、オイル還流通路を構成する第1オイル還流通路26、第2オイル還流通路29、第3オイル還流通路30、オイルドレンパイプ31を通過して、オイルパン3内に還流する。
オイルパン3の内部には、エンジンオイルが貯留されており、オイル供給通路の上流端を構成するオイルストレーナ41がエンジンオイルに浸漬された状態で配置されている。オイルストレーナ41は、下向きに開口する鍔付きの上カップ部材41aと、上向きに開口する鍔付きの下カップ部材41bとを外殻として備えている。上カップ部材41aと下カップ部材41bとは、網(図示しない)を介装した状態で、鍔部同士が結合されている。下カップ部材41bの底部には、流入口(図示しない)が形成されている。
上カップ部材41aには、図示しないオイルポンプに接続するオイル供給管44が連結されている。また、上カップ部材41aは、一端がアッパケース15の上部に連結されたブラケット45の他端に連結され、支持されている。上カップ部材41aには、一端がオイルドレンパイプ31の流出口付近に連結されたブラケット46の他端が連結されている。これにより、オイルドレンパイプ31はオイルストレーナ41に支持されている。各ブラケット45,46は、ビード加工によって、その剛性が高められている。
次に実施形態の作用について説明する。図2に示すように、エンジンEを搭載した自動車が左旋回して0.8Gの加速度が加わった場合、エンジンオイルには慣性力が作用して右側に移動し、エンジンオイルの液面は二点鎖線Aで示すようになる。仮に、バッフル32が存在しないとすると、流出口31aはエンジンオイルの液面より上に位置することになる。しかし、エンジンオイルの一部は、バッフル32によって流動が抑制され、バッフル32内に滞留する。このときの、バッフル32内のエンジンオイルの液面を二点鎖線Bで示す。バッフル32を配置したことにより、自動車の左旋回時において、流出口31aは、バッフル32内に滞留するエンジンオイルに浸漬された状態となる。そのため、オイルパン3内のブローバイガスが流出口31aを通過してオイルドレンパイプ31に流入しなくなる。
なお、自動車が右旋回して0.8Gの加速度が加わった場合、エンジンオイルの液面は二点鎖線Cで示すようになるが、エンジンオイルはオイルパン3内において流出口31aが配置された左側に流動してくるため、バッフル32がなくても流出口31aはエンジンオイルに浸漬された状態となる。そのため、バッフル32の左側部に開口部33を大きく形成することができる。開口部33により、バッフル32内の空気は外部に放出されるため、バッフル32内はエンジンオイルによって満たされた状態となる。そして、開口部33を大きくすることで、バッフル32の重量が小さくなり、エンジン重量の低減が図れる。
自動車の急加速時および急減速時についても、上述した左旋回時と同様に、バッフル32がエンジンオイルをその内部に滞留させ、流出口31aをエンジンオイルに浸漬した状態に保つことができる。
バッフル32によって、流出口31aは常にエンジンオイルに浸漬された状態になるため、オイルパン3内において任意の位置に配置することが可能になる。そのため、レイアウトの自由度が増すとともに、オイルドレンパイプ31を短くして重量の低減を図ることができる。
また、オイルストレーナ41の流入口と、流出口31aとが近接して配置されたとしても、オイルポンプによるオイルストレーナ41の流入口への吸入圧が、バッフル32により流出口31aに加わり難くなるため、オイルドレンパイプ31内に存在する空気がオイルストレーナ41に噛み込まれる現象が抑制される。
バッフル32はオイルドレンパイプ31に固定されているため、エンジンオイルの移動や、慣性力等によってオイルドレンパイプ31が変位しても、バッフル32もオイルドレンパイプ31に伴って移動し、流出口31aは常にエンジンオイルに浸漬された状態となる。
次に、上述した実施形態の変形例として、バッフル32の形状のみを変化させた変形実施形態について説明する。バッフル以外の構成は上述した実施形態と同様であるため、説明を省略する。図3は、実施形態に係るバッフルを示す(1)斜視図および(2)底面図である。図3中において、(a−1)および(a−2)は上述した実施形態のバッフルを示す斜視図および底面図であり、(b−1)および(b−2)は第1変形実施形態のバッフルを示す斜視図および底面図であり、(c−1)および(c−2)は第2変形実施形態のバッフルを示す斜視図および底面図である。
図3の(b−1)および(b−2)に示すように、第1変形実施形態におけるバッフル50は、下向きに開口するカップ状を呈し、オイルドレンパイプ31を中心としてその全周にわたって設けられている。バッフル50の開口端(下端)50aは平滑に形成され、ロアケース16の底部16aと全周にわたって当接する。開口部51は、バッフル50の上部に設けられており、実施形態に係る開口部33と比べて小さく形成されている。このように構成することによって、流出口31aのオイルパン3内での位置を考慮することなく、開口部51の位置を決定することができる。流出口31aはバッフル50によって、全周が囲まれているため、自動車の急加速時等においてもエンジンオイルに浸漬された状態となる。
図3の(c−1)および(c−2)に示すように、第2変形実施形態におけるバッフル60は、第1変形実施形態のバッフル50に加えて、そのバッフル50の開口端50aが底壁52によって閉塞されている。開口部51は、第1変形実施形態と同様に上部に配置されている。このように構成することによって、バッフル60の下端とロアケース16の底部16aとの密着性を考慮する必要がなくなる。すなわち、バッフル60とロアケース16の底部16aとの密着性が低くても、バッフル60内からエンジンオイルが流出することが防止されるため、流出口31aは、常にエンジンオイルに浸漬された状態となる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。オイルドレンパイプ31およびバッフル32は、金属材料からそれぞれ別体に形成し、溶接等によって互いに結合してもよい。また、実施形態等では、バッフルを半球のカップ状に形成したが、円筒形状や箱形状等に形成してもよい。開口部の位置、形状、大きさは、流出口のオイルパン内における位置やバッフルの形状等を考慮して適宜変更が可能である。
3:オイルパン、9:ブリーザチャンバ(ブローバイガス通路)、15:アッパケース、16:ロアケース、17:クランク室、20:通路(ブローバイガス通路)、25:オイルセパレータ、26:第1オイル還流通路(オイル還流通路)、29:第2オイル還流通路(オイル還流通路)、30:第3オイル還流通路(オイル還流通路)、31:オイルドレンパイプ(オイル還流通路)、31a:流出口、41:オイルストレーナ(オイル供給通路)、32,50,60:バッフル、33,51:開口部、E:エンジン(内燃機関)

Claims (3)

  1. オイルパンに貯留されたエンジンオイルを内燃機関の各部に供給するとともに、ブローバイガスから分離したエンジンオイルをオイルパンに還流させる内燃機関の潤滑装置において、
    クランク室と吸気系とを連通させるブローバイガス通路と、
    前記ブローバイガス通路に介装され、ブローバイガスからエンジンオイルを分離するオイルセパレータと、
    前記オイルセパレータに一端が接続されるともに、その流出口が前記オイルパンの底部に近接して開口したオイル還流通路と、
    前記オイル還流通路の外部に設けられ、前記流出口を離間した状態で覆うバッフルと
    を備え
    前記バッフルは、下向きに開口するカップ形状を呈し、その開口端が前記オイルパンの底部に当接するとともに、内部と外部とを連通させる開口部が少なくとも上部に形成され、
    前記流出口は、前記バッフルの内部に位置することを特徴とする内燃機関の潤滑装置。
  2. 前記開口部は、バッフルにおけるオイルパンの内壁と最も近接する部分に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の潤滑装置。
  3. 前記バッフルは、前記オイル還流通路と一体成形されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の潤滑装置。
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