JP5162448B2 - 表面処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、処理ガスを被処理物に吹き付け、被処理物の洗浄、表面改質、エッチング、アッシング、成膜等の表面処理を行なう装置に関し、プラズマ表面処理装置や熱CVD装置等を含む。特に、プラズマ処理においては、被処理物を電極間空間の外部に配置し、これに向けて電極間で形成したプラズマを噴出す所謂リモート式のプラズマ処理装置に関する。
液晶パネル等のフラットディスプレイの製造分野等では、近年、被処理物が大型化の傾向にあり、表面処理装置も大型被処理物への対応が求められている。
特許文献1、2には、複数の電極を長手方向と平行に並べてなる電極列を2列設け、これら2つの電極列の間にスリット状の放電空間を形成したプラズマ表面処理装置が記載されている。各電極は短くても、スリット状放電空間を大型被処理物の幅寸法に対応する長さにすることができる。このスリット状放電空間でプラズマ化した処理ガスを被処理物に吹き付けることにより、被処理物の全幅を一度に処理することができる。被処理物は電極の長手方向(スリット状放電空間の延び方向)と直交する方向に搬送される。
特許文献3、4には、複数の電極を長手方向と直交する方向に並べてなる電極モジュールを前記長手方向に沿って前後2段設けることが記載されている。各電極モジュールの隣り合う電極間にスリット状の放電空間が形成されるようになっている。前段の電極モジュールと後段の電極モジュールは、上記電極の並設方向に並設ピッチの半分だけずれている。したがって、前段と後段のスリット状放電空間も半ピッチずれている。被処理物は、各電極の長手方向ひいては各スリット状放電空間の長手方向に搬送されるようになっている。
特開2005−302685号公報 特開2005−302686号公報 特開2005−135892号公報 特開2005−333096号公報
電極モジュール等を含む複数のユニットを一直線に並べるには、隣のユニットに面する端部に配線や配管を設けないようにしたり、前記端部以外の部分に架台との支持部を設けたりする必要があり、通常のユニットを単に複数並べるわけにはいかない。
本発明は、大型の被処理物にも簡易な構成で対応できる表面処理装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するため、本発明は、処理ガスを被処理物の表面に吹き付け、該表面を処理する装置において、
前記処理ガスを噴き出すための第1孔列を有し、この第1孔列が第1方向に延在する第1ユニットと、
前記処理ガスを噴き出すための第2孔列を有し、この第2孔列が前記第1孔列と同方向に延在する第2ユニットと、
前記被処理物を前記第1、第2ユニットに対し前記第1方向と直交する第2方向に相対移動させる移動機構と、
を備え、
前記第1ユニットと第2ユニットが、互いに前記第1方向にずれ、かつ前記第2方向にずれて配置されていることを特許請求しない特徴とする。
これによって、被処理物が大型であっても簡易な構成で表面処理することができる。
本発明は、一対の電極どうし間に形成された放電空間に処理ガスを導入して、前記処理ガスを前記放電空間内でプラズマ化し、前記プラズマ化された処理ガスを、前記放電空間の外部に配置された被処理物の表面に吹き付け、該表面を処理する表面処理装置において、
第1方向に延在する第1孔列を有し、前記プラズマ化された処理ガスを、前記第1方向に均一に分散された状態で前記第1孔列から噴き出す第1ユニットと、
前記第1孔列と同方向に延在する第2孔列を有し、前記プラズマ化された処理ガスを、前記第1方向に均一に分散された状態で前記第2孔列から噴き出す第2ユニットと、
前記被処理物を前記第1、第2ユニットに対し前記第1方向と直交する第2方向に相対移動させる移動機構と、
を備え、
前記第1ユニットと第2ユニットが、互いに前記第1方向にずれ、かつ前記第2方向にずれて配置され、ひいては前記第1孔列と前記第2孔列とが、互いに前記第1方向にずれ、かつ前記第2方向にずれて配置されており、
前記第1孔列から噴き出された処理ガスによって処理される第1処理領域における前記第1方向の第2ユニット側の、処理レートが該第1処理領域の中央部分よりも小さい端部分と、前記第2孔列から噴き出された処理ガスによって処理される第2処理領域における前記第1方向の第1ユニット側の、処理レートが該第2処理領域の中央部分よりも小さい端部分とが、前記第1方向の同じ位置で重なり合っていることを特許請求する第1特徴とする。
本発明は、上記第1特徴において、前記第1孔列における前記第1方向の第2ユニット側の端部と前記第2孔列における前記第1方向の第1ユニット側の端部とが、前記第2方向から見て前記第1方向にオーバーラップしていることを特許請求する第2特徴とする。
これによって、各ユニットの孔列端部では処理ガスの減速や失活等で処理能力が孔列中央部より低くなったとしても、2つのユニットをオーバーラップさせることにより、このオーバーラップ部分での処理能力を2つの低い処理能力を合わせた大きさにでき、各ユニットの孔列中央部と同等の処理能力を得ることができる。
架台と、
この架台に前記第1ユニットを、前記第1方向に位置調節可能に連結する連結機構と、
を更に備えるのが好ましい。
これによって、第1方向に沿う組み付け誤差を吸収したり、上記オーバーラップの幅を調節したりすることができる。
架台と、
この架台に前記第1ユニットを、前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に位置調節可能に連結する連結機構と、
を更に備えるのが好ましい。
これによって、第3方向に沿う組み付け誤差を吸収したり、ユニットと被処理物との間の距離(ワーキングディスタンス)を調節したり、ユニット間の個体差等による第1処理領域の処理度合いと第2処理領域の処理度合いの不均一を矯正したりすることができる。
架台と、
この架台に前記第1ユニットを、前記第1方向から見た角度を調節可能に連結する連結機構と、
を更に備えるのが好ましい。
これによって、第1方向から見た角度誤差を吸収したり、被処理物へのガスの吹付け方向を調節したり、ユニット間の個体差等による第1処理領域の処理状態と第2処理領域の処理状態との不均一を矯正したりすることができる。
架台と、
この架台に前記第1ユニットを、前記第2方向から見た角度を調節可能に連結する連結機構と、
を更に備えるのが好ましい。
これによって、第2方向から見た角度誤差を吸収したり、被処理物へのガスの吹付け方向を調節したり、ユニット間の個体差等による第1処理領域の処理状態と第2処理領域の処理状態との不均一を矯正したりすることができる。
架台と、
前記第1ユニットの前記第1方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記架台に前記第1ユニットを前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に位置調節可能に連結する一対の連結機構と、
を更に備えるのが好ましい。
これによって、第1ユニットを第3方向に位置調節できるだけでなく、第2方向から見た角度を調節することもできる。
架台と、
前記第1ユニットの前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向から見た四隅にそれぞれ設けられ、前記架台に前記第1ユニットを前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に位置調節可能に連結する4つの連結機構と、
を更に備えるのが好ましい。
これによって、第1ユニットを第3方向に位置調節できるだけでなく、第1方向から見た角度及び第2方向から見た角度を調節することもできる。
本発明は、処理ガスを被処理物の表面に吹き付け、該表面を処理する装置において、
前記処理ガスを噴き出すための第1孔列を有し、この第1孔列が第1方向に延在する第1ユニットと、
前記処理ガスを噴き出すための第2孔列を有し、この第2孔列が前記第1孔列と同方向に延在する第2ユニットと、
前記被処理物を前記第1、第2ユニットに対し前記第1方向と直交する第2方向に相対移動させる移動機構と、
架台と、
この架台に前記第1ユニットを連結する連結機構と、
を備え、前記第1ユニットと第2ユニットが、互いに前記第1方向にずれ、かつ前記第2方向にずれて配置されており、前記連結機構が、
前記第1ユニットに設けられた被支持部と、
前記架台に設けられ、前記被支持部と前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に対向するユニット支持部と、
前記被支持部とユニット支持部との間に前記第3方向に延びるようにして設けられた第1、第2の連結軸と、
前記第1連結軸に設けられ、前記被支持部が前記ユニット支持部に対し前記第3方向に沿って遠ざかるのを許容し接近するのを規制する第1規制部と、
前記第2連結軸に設けられ、前記被支持部が前記ユニット支持部に対し前記第3方向に沿って接近するのを許容し遠ざかるのを規制する第2規制部と、
を有していることを特許請求する第3特徴とする
これによって、第1ユニットを第1方向と第3方向に位置調節可能に支持することができ、第1方向及び第3方向への取り付け誤差を吸収することができる。
前記被支持部とユニット支持部のうち一方には、前記第1連結軸又は第2連結軸を挿通して連結するための挿通孔が形成され、この挿通孔が、長軸を前記第1方向に向けた長孔になっていることが好ましい。
これによって、第1ユニットを架台に対し第1方向に位置調節でき、第1ユニットの第1方向に沿う組み付け誤差を吸収したり、第1ユニットを第2ユニットに対し第1方向に位置調節し上記オーバーラップの幅を調節したりすることができる。
前記第1連結軸が、軸線を前記第3方向に向けたネジ部材であり、
前記第1連結軸の前記被支持部側の端部に前記第1規制部が螺合され、前記第1連結軸の前記ユニット支持部側の端部が前記ユニット支持部に突き当てられ、
前記第1規制部が、前記被支持部の前記ユニット支持部を向く面に当接又は接合されるのが好ましい。
これによって、簡易な構成で、前記被支持部が前記ユニット支持部に対し前記第3方向に沿って遠ざかるのを許容し接近するのを規制することができる。
前記第2連結軸が、軸線を前記第3方向に向けたネジ部材であり、
前記第2連結軸の前記被支持部側の端部に前記第2規制部が設けられ、前記第2連結軸の前記ユニット支持部側の端部が前記ユニット支持部に螺合されたネジ部材であり、
前記第2規制部が、前記被支持部の前記ユニット支持部とは逆側を向く面に当接されるのが好ましい。
これによって、簡易な構成で、前記被支持部が前記ユニット支持部に対し前記第3方向に沿って接近するのを許容し遠ざかるのを規制することができる。
第1ユニットだけでなく、第2ユニットも第1ユニットと同様の連結機構で架台に連結されているのが好ましい。
前記第1ユニットが、前記第1方向にそれぞれ延びる一対の電極を含み、これら電極が前記第2方向に対向して互いの間に放電空間を形成するようになっており、この放電空間の下流端が前記第1孔列に連なっていてもよい。第2ユニットも同様に構成されているのが好ましい
これによって、プラズマ表面処理を行なうことができる。
前記第1ユニットが、前記第1方向にそれぞれ延びる一対の電極を含み、これら電極が前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に対向して互いの間に放電空間を形成し、かつ前記一対の電極のうち前記被処理物が配置される配置部に近い側の電極に前記第1孔列が形成されていてもよい。
本発明は、大気圧近傍下でプラズマを生成し表面処理するのに好適である。大気圧近傍(略常圧)とは、1.013×10〜50.663×10Paの範囲を言い、圧力調整の容易化や装置構成の簡便化を考慮すると、1.333×10〜10.664×10Pa(100〜800Torr)が好ましく、9.331×10〜10.397×10Pa(700〜780Torr)がより好ましい。
また、本発明は、処理ガスを被処理物の表面に吹き付け、該表面を処理する装置において、
第1方向に延びる複数のユニットを含む処理ヘッドと、
前記被処理物を前記処理ヘッドに対し前記第1方向と直交する第2方向に相対移動させる移動機構と、
を備え、
前記複数のユニットの各々が、前記処理ガスを噴き出すための前記第1方向に延在された孔列を有し、
前記複数のユニットのうちの一部のユニットが、前記第1方向に離間して一定ピッチで並べられて
第1ユニット列を構成し、
前記複数のユニットのうちの他の一部のユニットが、前記第1方向に離間して前記第1ユニット列と同一ピッチで並べられて第2ユニット列を構成し、
前記第1ユニット列と前記第2ユニット列が前記第2方向に並ぶとともに、前記第1ユニット列のユニットと前記第2ユニット列のユニットが、前記第1方向に前記ピッチの約半分ずれていることを特許請求しない他の特徴とする。
これによって、被処理物が大型であっても簡易な構成で表面処理することができる。各ユニットの長手方向の端部にスペースを確保でき、ユニットの支持構造(架台への連結機構)や配管や配線を容易に配置することができる。
本発明によれば、被処理物が大型であっても簡易な構成で表面処理することができる。
本発明の第1実施形態に係る大気圧プラズマ表面処理装置の平面図である。 図1のII−II線に沿う上記表面処理装置の正面図である。 上記表面処理装置の電極及び噴出し口を示す平面図と、前記噴出し口の各位置におけるガス噴出量ないしは処理レートのグラフとの合成図である。 上記表面処理装置のユニットの連結機構を示す側面断面図である。 (a)は、図4のVA−VA線に沿う上記連結機構の正面断面図であり、(b)は、図4のVB−VB線に沿う上記連結機構の正面断面図である。 ユニットを変位させた状態を示す正面断面図であり、(a)は、図5(a)に対応し、(b)は、図5(b)に対応し、実線はユニットを右に変位させた状態、二点鎖線はユニットを左に変位させた状態、三点鎖線はユニットを上に変位させた状態である。 第1ユニットを正面(第2方向)から見て傾けた状態を示す正面図である。 第1ユニットを側面(第1方向)から見て傾けた状態を示す側面図である。 連結機構の変形例を示す正面断面図であり、(a)は、図5(a)に対応し、(b)は、図5(b)に対応する。 図9において、ユニットを変位させた状態を示す正面断面図であり、(a)は、図9(a)に対応し、(b)は、図9(b)に対応し、実線はユニットを右に変位させた状態、二点鎖線はユニットを左に変位させた状態、三点鎖線はユニットを上に変位させた状態である。 左右のユニットのスリット状噴出し口がオーバーラップしていない変形例を示し、平面図と、噴出し口の各位置における処理レートのグラフとの合成図である。 4つのユニットで2列のユニット列を構成した変形例を示す平面図である。 ユニット列を4列にした変形例を示す平面図である。 処理ヘッド構造の変形例を示す斜視図である。 孔列構造の他の態様を図14の処理ヘッド構造に適用した変形例を示す斜視図である。 孔列構造の他の態様を図14の処理ヘッド構造に適用した変形例を示す斜視図である。 孔列構造の他の態様を図14の処理ヘッド構造に適用した変形例を示す斜視図である。
符号の説明
W 被処理物
1 大気圧プラズマ表面処理装置
2 処理ガス源
2a 供給路
3 電源回路
10 処理ヘッド
11 ユニット
11L 第1ユニット
11R 第2ユニット
12 整流モジュール
13 放電モジュール
20 ローラコンベア(移動機構)
21 ローラコンベアのフレーム
31,32 電極
33 電極間空間
34 噴出し口
34L 第1噴出し口(第1孔列)
34R 第2噴出し口(第2孔列)
34a 小孔
340L 小孔からなる第1孔列
340R 小孔からなる第2孔列
40 架台
41 支持梁
50 連結機構
51 ベースブロック(ユニット支持部)
51b ベースブロックの雌ネジ孔
52 支持ブロック(第1規制部)
52a 支持ブロックの雌ネジ孔
52b 支持ブロックの挿通孔
53 ブラケット
53v 側板部
53h 上板部(被支持部)
53a,53b 挿通孔(長孔)
54 第1連結軸(ネジ部材)
55 第2連結軸(ネジ部材)
55a 第2連結軸の頭部(第2規制部)
110 ユニット列
110A 第1ユニット列
110B 第2ユニット列
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2は、被処理物Wを処理するための大気圧プラズマ表面処理装置1を示したものである。被処理物Wは、例えば液晶テレビやプラズマテレビのフラットパネル等として用いられる大面積のガラス基板である。表面処理装置1は、このガラス基板Wの表面を例えば親水化処理する。
表面処理装置1は、処理ヘッド10と、移動機構20を備えている。
図2に示すように、移動機構20は、ローラコンベアにて構成されている。ローラコンベア20は、被処理物Wを前後方向(第2方向、図2において紙面に対し直交する方向)に移動させるようになっている。
移動機構20は、ローラコンベア20に代えてベルトコンベアであってもよく、被処理物Wをセットするステージとこのステージを移動させる駆動部とで構成されていてもよい。ステージが固定され、これに対し処理ヘッド10が移動するようになっていてもよい。
ローラコンベア20の左右のフレーム21の上側に架台40が組まれ、この架台40に処理ヘッド10が設置されている。処理ヘッド11は、ローラコンベア20の上方に配置され、処理ヘッド10と被処理物Wが上下(第3方向)に対向されている。被処理物Wは、処理ヘッド10の下方に通されるようになっている。
図1に示すように、処理ヘッド10は、2つ(複数)のユニット11,11を備えている。これらユニット11,11は、互いに同一構成をなしている。以下、これら2つのユニット11,11及びその構成要素を互いに区別するときは、左側のユニット11及びその構成要素の符号に「L」を付し、右側のユニット11及びその構成要素の符号に「R」を付す。左右何れか一方のユニット11(例えば左側のユニット11L)が「第1ユニット」を構成し、他方のユニット11が「第2ユニット」を構成する。
図2に示すように、各ユニット11は、上側の整流モジュール12と下側の放電モジュール13とで構成されている。これらモジュール12,13は、それぞれ左右(第1方向)に延びている。処理ガス源2から供給路2aが延び、この供給路2aが分岐して左右のユニット11L,11Rの整流モジュール12L,12Rにそれぞれ接続されている。図示は省略するが、整流モジュール12は、スリット、小孔、チャンバ等からなる整流路を有し、供給路2aからの処理ガスを整流路において左右方向に均一化するようになっている。
親水化用の処理ガスとしては、例えば窒素が用いられる。
図3に示すように、放電モジュール13には、一対の電極31,32が収容されている。各電極31,32は、左右に延びている。一対の電極31,32は前後に対向するように平行に配置されている。一方の電極31は電源回路3に接続されている。他方の電極32は電気的に接地されている。これら電極31,32の少なくとも一方の対向面には、固体誘電体(図示せず)が設けられている。
一対の電極31,32どうしの間に左右に延びるスリット状の電極間空間33が形成されている。電源回路3から電極31への電圧供給によって電極31,32間に大気圧グロー放電が形成され、電極間空間33が放電空間になるようになっている。
電極間空間33の上端部は、整流モジュール12の整流路に連なっている。整流モジュール12にて左右に均一化された処理ガスが、電極間空間33の長手方向に均一に導入されるようになっている。そして、上記大気圧グロー放電によりプラズマ化されるようになっている。
図2に示すように、放電モジュール13の底部には、電極間空間33の下端部に連なる噴出し口34(孔列)が設けられている。図2及び図3に示すように、噴出し口34は、左右に延びるスリット状をなしている。電極間空間33の下端部が、噴出し口34を構成していてもよい。電極間空間33に導入された処理ガスは、下端の噴出し口34から噴き出されるようになっている。
左右何れか一方のユニット11のスリット状噴出し口34(例えば左側のユニット11Lのスリット状噴出し口34L)が、「第1孔列」を構成し、他方のユニット11のスリット状噴出し口34が「第2孔列」を構成している。
図1及び図3に示すように2つのユニット11,11ひいてはスリット状噴出し口34,34は、互いに左右にずれ、かつ前後にずれて配置されている。
左側の噴出し口34Lと右側の噴出し口34Rの前後方向のずれ量は、0を越え、約200mm以下にするのが好ましく、約150mm程度とするのがより好ましい。
左側のユニット11Lの右端部と右側のユニット11Rの左端部とは、前後方向から見て左右にオーバーラップされている。ひいては、左側のスリット状噴出し口34Lの右端部と右側のスリット状噴出し口34Rの左端部とは、前後方向から見て左右にオーバーラップされている。
各噴出し口34の全長に対するオーバーラップ量の割合は、約5%以下であるのが好ましく、約3%以下であることがより好ましい。
各噴出し口34の長さは、例えば100〜2000mm程度である。この場合、左右の噴出し口34L,34Rどうしのオーバーラップ量は、約50mm以下であるのが好ましい。
図3のグラフは、左右のスリット状噴出し口34L,34Rの各位置からの噴出量を示したものである。各スリット状噴出し口34の長手方向の中間部(両端を除く部分)では、それぞれ噴出量がほぼ一定になっている。噴出し口34の長手方向の両端部では噴出量が急激に減少している。したがって、各噴出し口34による噴出曲線は、ほぼ台形を描くようになっている。左右の噴出し口34L,34Rをオーバーラップさせて配置することによって、左側の噴出曲線の右端部のスロープと右側の噴出曲線の左端部のスロープとが互いに交差している。この交差位置は、左右それぞれの噴出量が最大値(台形の上辺)の約2〜8割になる位置になるようにするのが好ましく、約5割になる位置になるようにするのがより好ましい。
左側の噴出し口34Lの噴出量一定の部分の左端付近から右側の噴出し口34Rの噴出量一定の部分の右端付近までの距離が、被処理物Wの幅とほぼ同じなるようにするのが好ましい。
上記の噴出量は処理レートに対応する。親水化処理においては、処理後の被処理物表面の接触角に対応する。同グラフにおいて、左側の噴出し口34Lからの噴出ガスによる第1処理領域R1の両端部を除く中央部分の処理レートはほぼ一定であり、両端部では急激に減少している。右側の噴出し口34Rからの噴出ガスによる第2処理領域R2の両端部を除く中央部分の処理レートはほぼ一定であり、両端部では急激に減少している。左側の処理領域R1の右端部の処理レートが急減少している部分と、右側の処理領域R2の左端部の処理レートが急減少している部分とがちょうどオーバーラップするようになっている。オーバーラップ領域を「R3」で示す。
ユニット11の支持構造について説明する。
図1に示すように、架台40の複数の所定箇所には、前後に延びる短い支持梁41が設けられている。支持梁41に各ユニット11の左右端部が支持されている。図2に示すように、支持梁41と各ユニット11の左右端部とは、連結機構50を介して連結されている。
連結機構50は次のように構成されている。
図1に示すように、ユニット11の左右両端部にはそれぞれブラケット53が設けられている。図4及び図5に示すように、各ブラケット53は、ユニット11の端面に固定された側板部53vと、この側板部53vの上端から水平に突出された上板部53h(被支持部)を有し、逆L字状断面をなして前後に延びている。図1に示すように、上板部53hの長手方向の両端部には、それぞれ一対の挿通孔53a,53bが形成されている。これら挿通孔53a,53bは、それぞれ長軸を左右に向けた長孔になっている。一対の挿通孔53a,53bは、前後に並んでいる。
図4及び図5に示すように、各支持梁41の上面にはベースブロック51(ユニット支持部)が固定されている。ベースブロック51は、四角形の断面をなし、支持梁41と同方向に延びている。ベースブロック51の上面の長手方向の両端部には、それぞれ雌ネジ孔51bが形成されている。ベースブロック51は、ブラケット53の上板部53hの下側に離れて上板部53hと対向している。
各ベースブロック51とブラケット53の上板部53hとの間には、支持ブロック52(第1規制部)が配置されている。支持ブロック52は、四角形の断面をなし、ベースブロック51と同方向に延びている。支持ブロック52の長手方向の両端部には、雌ネジ孔52aと挿通孔52bが対をなすように並んで形成されている。これら孔52a,52bは、それぞれ支持ブロック52を上下方向に貫通している。
図4及び図5(a)に示すように、ブラケット53の一方の長孔53aと支持ブロック52の雌ネジ孔52aとが上下に並んでいる。これら孔53a,52a内に、上下に延びる第1連結軸54が配置されている。第1連結軸54は、ボルト(ネジ部材)にて構成されている。ボルト54の頭部は、ブラケット53の上板部53hより上に少し離れている。ボルト54の脚部は、ブラケット53の長孔53aを貫通し、支持ブロック52の雌ネジ孔52aにねじ込まれている。ボルト54の先端部(下端部)は、支持ブロック52の下面から突出してベースブロック51の上端面に突き当てられている。このボルト54によって、支持ブロック52が、ベースブロック51から上に離れた状態で支持されている。この支持ブロック52の上面にブラケット53の上板部53hが載せられている。ひいては、ユニット11L,11Rが、上方への変位を許容され下方への変位を規制されるようにして支持されている。
図4及び図5(b)に示すように、ブラケット53のもう一方の長孔53bと支持ブロック52の挿通孔52bとベースブロック51の雌ネジ孔51bとが、上下に並んでいる。これら孔53b,52b、51b内に、上下に延びる第2連結軸55が配置されている。第2連結軸55は、第1連結軸54より長めのボルト(ネジ部材)にて構成されている。ボルト55は、ブラケット53の長孔53bと支持ブロック52の挿通孔52bに挿通され、先端部(下端部)がベースブロック51の雌ネジ孔51bにねじ込まれている。図4に示すように、ボルト55の頭部55a(第2規制部)は、長孔53bの短手方向の両側のブラケット53上面に当たっている。これにより、ボルト55は、ユニット11の下方への変位を許容しつつ上方への変移を規制している。
ボルト頭部55aと支持ブロック52とが、ブラケット53の上板部53hを上下から挟持している。これにより、ユニット11が位置決めされ、固定されている。
図1に示すように、ボルトすなわち第1、第2連結軸54,55を含む連結機構50は、各ユニット11の前後左右の四隅にそれぞれ配置されている。
上記のように構成された表面処理装置1によれば、処理ガス源2の処理ガスが、供給路2aを経て、各ユニット11の整流モジュール12で左右に均一化された後、各放電モジュール13の電極間空間33に導入される。併せて、電源回路3から各放電モジュール13の電極31に電圧が供給され、これにより、電極間空間33がプラズマ放電空間となり、処理ガスがプラズマ化される。このプラズマ化された処理ガスが、各スリット状噴出し口34から噴き出され、ローラコンベア20にて搬送されて来た被処理物Wに吹き付けられる。これにより、被処理物Wの親水化等の表面処理を行なうことができる。
複数のユニット11を左右に並べることにより、被処理物Wの全幅を処理することが出来る。一方、1つ1つのユニット11の電極31,32の長さを短くすることができ、クーロン力や熱膨張による変形量を抑制することができる。
ユニット11,11どうしを前後にずらすことにより、各ユニット11の長手方向の端部どうしが干渉するのを避けることができ、配線や配管やユニット11の支持構造の自由度を高めることができ、構成の簡易化を図ることができる。
図3に示すように、左右の噴出し口34L,34Rの端部どうしを被処理物Wの搬送方向から見てオーバーラップさせることにより、左側の噴出し口34Lの右端部(噴出量が急減少している部分)と、右側の噴出し口34Rの左端部(噴出量が急減少している部分)とを、オーバーラップさせることができる。これにより、左側の処理領域R1と右側の処理領域R2の間に処理抜け領域が出来るのを防止できるのは勿論のこと、左側の処理領域R1の右端部の処理不十分な部分R3と、右側の処理領域R2の左端部の処理不十分な部分R3とを互いに重ね合わせることができ、この部分R3の処理レートが各処理領域R1,R2の中央部の処理レートと同等になるように調節することができる。これによって、処理の均一性を確保することができる。
左右のガス噴出量のグラフがそれぞれ中央のフラットな部分の50%のところで交わるようにすることにより、理想的には均一の処理を行なうことができる。
図6(a)、(b)の実線及び二点鎖線に示すように、ブラケット53は、長孔53a,53bの長手方向すなわち左右方向に位置調節することができる。ひいては、第1ユニット11Lを第2ユニット11Rに対し左右方向に位置調節することができる。これにより、2つのユニット11L,11Rの左右方向の組み付け誤差を吸収することができる。さらには、左右の処理領域R1,R2がオーバーラップする領域R3を増減させることができ、該オーバーラップ領域R3での処理が過不足ないように調節することができる。この結果、処理の一層の均一化を図ることができる。
また、図6(a)の三点鎖線に示すように、ボルト54と支持ブロック52の螺合量調節により、支持ブロック52を高さ調節することができる。このとき、図6(b)の三点鎖線に示すように、ボルト55の螺合量も調節し、該ボルト55の頭部55aがブラケット53の上板部53hの上面に当たるようにする。これにより、各ユニット11を上下方向へも位置調節することができ、2つのユニット11L,11Rの上下方向の組み付け誤差を吸収することができる。
さらに、ユニット11の左右両端のボルト54,54と支持ブロック52,52の螺合量を相互に調節することによって、両端の支持ブロック52,52の高さを相互に調節できる。これにより、ユニット11の左右方向の水平度を確保することができ、組み付け誤差を吸収することができる。例えば、図7に示すように、第1ユニット11Lが前後方向から見て(左右の水平方向に対し)傾いている場合、これを矯正し水平にすることができる。
さらに、ユニット11の前後(ブラケット53の長手方向両端)のボルト54,54と支持ブロック52の螺合量を相互に調節することによって、該支持ブロック52の水平度ないしは傾き角度を調節することができる。これにより、ユニット11の前後方向の水平度を確保することができ、組み付け誤差を吸収することができる。例えば、図8に示すように、第1ユニット11Lが左右方向から見て(前後の水平方向に対し)傾いている場合、これを矯正し水平にすることができる。
なお、通常、ユニット11の角度調節量は微小であり、図7及び図8のユニット11Lの傾きは誇張してある。
各ユニット11の四隅の連結機構50は、ユニット11の水平度を確保するためだけでなく、第1、第2ユニットによる処理レートを互いに均一化するのにも用いることができる。
例えば、図3のグラフの二点鎖線に示すように、左側ユニット11Lの噴出量(処理レート)が右側ユニット11Rのものより大きい場合には、左側ユニット11Lの高さを上げる。これにより、左側ユニット11Lからのガスが被処理物Wの表面に当たる量を低減でき、左側の処理領域R1の処理レートを図3の実線に示す所定レベルにすることができる。または、右側ユニット11Rの高さを下げることにしてもよい。これにより、右側ユニット11Rからのガスが被処理物Wの表面に当たる量を増大でき、右側の処理領域R2の処理レートを高めることができる。この結果、左右の処理領域R1,R2の処理レートを互いに均一化することができ、左右のユニット11L,11Rの個体差を吸収することができる。
或いは、図8に示すように、左側のユニット11Lを左右方向から見て斜めになるように角度調節することにしてもよい。これにより、右側ユニット11Rからはガスが垂直に噴き出される一方、左側ユニット11Lからはガスが下に向かうにしたがって前後に偏るように斜めに噴き出されるようにすることができる。これにより、ユニットを高さ調節したのと同様に、左側ユニット11Lからのガスが被処理物Wの表面に当たる量を低減でき、左側の処理領域R1の処理レートを図3の実線に示す所定レベルにすることができる。この結果、左右の処理領域R1,R2の処理レートを互いに均一化することができ、左右のユニット11L,11Rの個体差を吸収することができる。
図3のグラフの破線に示すように、例えば、左側ユニット11Lの噴出量(処理レート)が右側ユニット11Rのものより大きく、かつ該左側ユニット11Lの噴出量(処理レート)自体が右側ほど大きくなるように不均衡になっている場合には、左側ユニット11Lを全体的に上昇させながら、該左側ユニット11Lの右端部の上昇量が左端部の上昇量より大きくなるようにして、該左側ユニット11Lの左右方向の水平度を調節する(図7参照)。これにより、左側の処理領域R1の処理レートが全体的に低減されるとともに、該処理領域R1の右側部の処理レートが左側部より大きく低減される。この結果、左側の処理領域R1の処理レートを図3の実線に示すように所定の均一状態にすることができ、ひいては左右の処理領域R1,R2の処理レートを互いに均一化することができ、左右のユニット11L,11Rの個体差を吸収することができる。
勿論、この場合においても、上述したように、左側ユニット11Lを上げる代わりに、右側ユニット11Rを下げたり、左側ユニット11Lを図8に示すように前後に傾けたりしながら、左側ユニット11Lの左右方向の水平度を調節することにしてもよい。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の実施形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を適宜省略する。
図9は、連結機構50の変形例を示したものである。図9(a)に示すように、ブラケット53の第1連結軸54用の挿通孔53aは、真円断面の孔になっており、長孔になっていない。一方、図9(b)に示すように、支持ブロック52の第2連結軸55用の挿通孔52bは、長軸を左右方向に向けた長孔になっている。この支持ブロック52の長孔52bの断面(長軸及び短軸)は、ブラケット53の長孔53bと同一にするとよい。支持ブロック52の長孔52bとブラケット53の長孔53bは、ストレートに連なっている。
この変形例によれば、図10の実線及び二点鎖線に示すように、ユニット11の左右位
置調節の際、第1連結軸54と支持ブロック52が、ブラケット53と一緒に左右に変位
可能である。
図11に示すように、各ユニット11の噴出し口34からのガスが左右に拡散しながら被処理物Wに当たる等により、各処理領域R1,R2が噴出し口34の長さより大きくなる場合もある。そのような場合、左右のユニット11L,11Rの噴出し口34L,34Rどうしは、前後方向から見て左右にオーバーラップさせなくてもよく、逆に左右の噴出し口34L,34Rどうしを左右に離し、左側の噴出し口34Lの右端部が右側の噴出し口34Rの左端部より左側に位置するようにしてもよい。左側の処理領域R1の右端のスロープと右側の処理領域R2の左端のスロープとがオーバーラップしていればよい。
この場合の左右の噴出し口34L,34Rの離間距離R4は、10mm以内とするのが好ましい。
処理ヘッド10のユニット11の数は、2つに限られず、被処理物Wの幅や各ユニット11の長さによって適宜設定できる。例えば、図12に示す処理ヘッド10は、4つのユニット11で構成されていている。これらユニット11は、隣り合うものどうしが左右にずれ、かつ前後にずれ、互い違いに配置されている。
詳述すると、図12の処理ヘッド10は、後側(図12において上側)のユニット列100Aと、前側(図12において下側)のユニット列110Bを備えている。2つのユニット列110のうち何れか一方(例えばユニット列110A)が「第1ユニット列」を構成し、他方が「第2ユニット列」を構成する。
各ユニット列110は、左右に並べられた2つ(複数)のユニット11,11を含んでいる。これら左右のユニット11,11のピッチpは、各ユニット11の長さより大きく、両者の間に間隔(スペースs)が形成されている。
一方のユニット列110Aのユニット11,11と、他方のユニット列110Bのユニット11,11とは、左右方向に半ピッチ(p/2)だけずれている。
一方のユニット列110Aの1つのユニット11が「第1ユニット」を構成するものとすると、この第1ユニットと半ピッチずれた他方のユニット列110Bのユニット11が「第2ユニット」を構成する。
ユニット列110は、2列に限られず、3列以上設けてもよい。例えば、図13に示す処理ヘッド10では、4列のユニット列110が設けられている。前後に隣り合うユニット列110,110のユニット11,11どうしは、左右に半ピッチずれている。これら前後に隣り合うユニット列110,110の一方が「第1ユニット列」を構成し、他方が「第2ユニット列」を構成する。
各ユニット11の長手方向の両側にはスペースsが設けられるので、連結機構50等の支持構造をはじめ、配線や配管が干渉するのを容易に回避することができる。
図14は、処理ヘッド11の変形例を示したものである。各処理ヘッド11L,11Rの一対の電極31,32が上下に対向して配置されている。上側の電極31が電源回路3に接続され、下側の電極32が電気的に接地されている。下側の電極32の下方に被処理物Wが配置されている。下側の接地電極32の上面(一方の面)が、電源電極31を向いて電極31との間に放電空間33を形成する面となり、電極32の下面(他方の面)が被処理物Wの配置部を向く面となっている。電源電極31の下面と接地電極32の上面の少なくとも一方には、大気圧グロー放電を安定化させるための固体誘電体層(図示省略)が設けられている。
下側の接地電極32の第2方向の中央部に、第1方向に延びるスリット状の噴出し口34(孔列)が形成されている。第1処理ヘッド11Lの噴出し口34Lと第2処理ヘッド11Rの噴出し口34Rとは、第1方向にオーバーラップしている。
処理ガス源2(図14において省略)からの供給路2aが、電極間空間33の第2方向の両側部にそれぞれ接続されている。処理ガスは、各処理ヘッド11の電極間空間33の第2方向の両側からそれぞれ電極間空間33内に導入されてプラズマ化され、噴出し口34から下方へ噴出され、被処理物Wに噴き付けられるようになっている。
この処理ヘッド構造によれば、接地電極32が電源電極31と被処理物Wとの間に配置されるので、電源電極31から被処理物Wに向かう電界を遮蔽でき、被処理物Wにアーク等の異常放電が落ちるのを確実に防止することができる。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改変をなすことができる。
例えば、第1ユニットの架台と第2ユニットの架台が、別体になっていてもよい。
孔列は、第1方向に延びる1つのスリットのみならず、点状又は短いスリット状の孔が、複数、第1方向に沿って一列に並んでいるものも含む。例えば、図15に示すように、図14の処理ヘッド構造において、接地電極32にスリット状の噴出し口34に代えて、複数の小孔34aが第1方向に一列に並んで配置されていてもよい。第1処理ヘッド11Lにおけるこれら小孔34aからなる列が、第1孔列340Lを構成している。第2処理ヘッド11Rにおけるこれら小孔34aからなる列が、第2孔列340Rを構成している。
第1、第2の各処理ヘッドにおいて、第1方向に延在された孔列が、複数、第2方向に並んで配置されていてもよい。例えば、図16に示すように、図14の処理ヘッド構造の接地電極32に、複数(ここでは3つ)のスリット状の噴出し口34(34L,34R)が、各々第1方向に延びるとともに、互いに第2方向に並んで設けられていてもよい。或いは、図17に示すように、第1方向に並べられた小孔34aの列340(340L,340R)が、第2方向に複数列(ここでは3列)設けられていてもよい。
実施形態では、一対をなすボルト54,55のうち第1連結軸54がユニット11の幅方向(前後方向)の内側に配置され、第2連結軸55が外側に配置されていたが、第1連結軸54をユニット11の幅方向の外側に配置し、第2連結軸55を外側に配置することにしてもよい。
図9及び図10の連結機構50の変形例において、ブラケット53と支持ブロック52は、一体になっていてもよい。または、支持ブロック52を省略し、ブラケット52に第1連結軸54が直接螺合されるようになっていてもよい。この場合、第1連結軸54が「第1規制部」をも兼ねる。
架台40とユニット支持部に、長軸を左右(第1方向)に向けた長孔を形成し、この長孔に第1連結軸又は第2連結軸を第1方向に変位可能に挿通することにしてもよい。
ボルトからなる第1、第2連結軸にナットを螺合することにより、第1、第2連結軸と被支持部又はユニット支持部とを連結することにしてもよい。
第1規制部として、支持ブロック52に代えてナットを用いてもよい。
第1、第2連結軸が、1本の共通のボルト(ネジ部材)にて構成され、この1本のボルトにナットからなる第1規制部と第2規制部を設けてもよい。
第1、第2ユニット間の処理レートを均一化する場合、上記の連結機構50によるユニットの高さ及び角度調節だけでなく、それと併行して、ユニットごとにガス供給量を調節したり、ガスレシピを調節したり、電極31への投入パワーを調節したりすることにしてもよい。
本発明は、処理ガスをスリット等の孔列の群から噴出して被処理物に当てるものであればよく、プラズマ表面処理に限られず、熱CVDやHF(フッ酸)ベーパ等によるエッチングのような電極の無い表面処理にも適用できる。また、オゾン等によるアッシング、CF等によるエッチング、その他、成膜(CVD)、洗浄、表面改質(親水処理、撥水処理等)等の種々の表面処理に遍く適用できる。
処理の圧力条件は、略常圧に限らず、減圧環境でもよい。
本発明は、例えば液晶テレビやプラズマテレビ等のフラットパネル用ガラスの表面処理や半導体製造における基板のプラズマ表面処理に利用可能である。

Claims (14)

  1. 一対の電極どうし間に形成された放電空間に処理ガスを導入して、前記処理ガスを前記放電空間内でプラズマ化し、前記プラズマ化された処理ガスを、前記放電空間の外部に配置された被処理物の表面に吹き付け、該表面を処理する表面処理装置において、
    第1方向に延在する第1孔列を有し、前記プラズマ化された処理ガスを、前記第1方向に均一に分散された状態で前記第1孔列から噴き出す第1ユニットと、
    前記第1孔列と同方向に延在する第2孔列を有し、前記プラズマ化された処理ガスを、前記第1方向に均一に分散された状態で前記第2孔列から噴き出す第2ユニットと、
    前記被処理物を前記第1、第2ユニットに対し前記第1方向と直交する第2方向に相対移動させる移動機構と、
    を備え、
    前記第1ユニットと第2ユニットが、互いに前記第1方向にずれ、かつ前記第2方向にずれて配置され、ひいては前記第1孔列と前記第2孔列とが、互いに前記第1方向にずれ、かつ前記第2方向にずれて配置されており、
    前記第1孔列から噴き出された処理ガスによって処理される第1処理領域における前記第1方向の第2ユニット側の、処理レートが該第1処理領域の中央部分よりも小さい端部分と、前記第2孔列から噴き出された処理ガスによって処理される第2処理領域における前記第1方向の第1ユニット側の、処理レートが該第2処理領域の中央部分よりも小さい端部分とが、前記第1方向の同じ位置で重なり合っていることを特徴とする表面処理装置。
  2. 前記第1孔列における前記第1方向の第2ユニット側の端部と前記第2孔列における前記第1方向の第1ユニット側の端部とが、前記第2方向から見て前記第1方向にオーバーラップしていることを特徴とする請求項1に記載の表面処理装置。
  3. 架台と、
    この架台に前記第1ユニットを、前記第1方向に位置調節可能に連結する連結機構と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理装置。
  4. 架台と、
    この架台に前記第1ユニットを、前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に位置調節可能に連結する連結機構と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理装置。
  5. 架台と、
    この架台に前記第1ユニットを、前記第1方向から見た角度を調節可能に連結する連結機構と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理装置。
  6. 架台と、
    この架台に前記第1ユニットを、前記第2方向から見た角度を調節可能に連結する連結機構と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理装置。
  7. 架台と、
    前記第1ユニットの前記第1方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記架台に前記第1ユニットを前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に位置調節可能に連結する一対の連結機構と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理装置。
  8. 架台と、
    前記第1ユニットの前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向から見た四隅にそれぞれ設けられ、前記架台に前記第1ユニットを前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に位置調節可能に連結する4つの連結機構と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理装置。
  9. 処理ガスを被処理物の表面に吹き付け、該表面を処理する装置において、
    前記処理ガスを噴き出すための第1孔列を有し、この第1孔列が第1方向に延在する第1ユニットと、
    前記処理ガスを噴き出すための第2孔列を有し、この第2孔列が前記第1孔列と同方向に延在する第2ユニットと、
    前記被処理物を前記第1、第2ユニットに対し前記第1方向と直交する第2方向に相対移動させる移動機構と、
    架台と、
    この架台に前記第1ユニットを連結する連結機構と、
    を備え、前記第1ユニットと第2ユニットが、互いに前記第1方向にずれ、かつ前記第2方向にずれて配置されており、前記連結機構が、
    前記第1ユニットに設けられた被支持部と、
    前記架台に設けられ、前記被支持部と前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に対向するユニット支持部と、
    前記被支持部とユニット支持部との間に前記第3方向に延びるようにして設けられた第1、第2の連結軸と、
    前記第1連結軸に設けられ、前記被支持部が前記ユニット支持部に対し前記第3方向に沿って遠ざかるのを許容し接近するのを規制する第1規制部と、
    前記第2連結軸に設けられ、前記被支持部が前記ユニット支持部に対し前記第3方向に沿って接近するのを許容し遠ざかるのを規制する第2規制部と、
    を有していることを特徴とする表面処理装置。
  10. 前記被支持部とユニット支持部のうち一方には、前記第1連結軸又は第2連結軸を挿通して連結するための挿通孔が形成され、この挿通孔が、長軸を前記第1方向に向けた長孔になっていることを特徴とする請求項9に記載の表面処理装置。
  11. 前記第1連結軸が、軸線を前記第3方向に向けたネジ部材であり、
    前記第1連結軸の前記被支持部側の端部に前記第1規制部が螺合され、前記第1連結軸の前記ユニット支持部側の端部が前記ユニット支持部に突き当てられ、
    前記第1規制部が、前記被支持部の前記ユニット支持部を向く面に当接又は接合されることを特徴とする請求項9に記載の表面処理装置。
  12. 前記第2連結軸が、軸線を前記第3方向に向けたネジ部材であり、
    前記第2連結軸の前記被支持部側の端部に前記第2規制部が設けられ、前記第2連結軸の前記ユニット支持部側の端部が前記ユニット支持部に螺合され、
    前記第2規制部が、前記被支持部の前記ユニット支持部とは逆側を向く面に当接されることを特徴とする請求項9に記載の表面処理装置。
  13. 前記第1ユニットが、前記第1方向にそれぞれ延びる一対の電極を含み、これら電極が前記第2方向に対向して互いの間に放電空間を形成するようになっており、この放電空間の下流端が前記第1孔列に連なっていることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の表面処理装置。
  14. 前記第1ユニットが、前記第1方向にそれぞれ延びる一対の電極を含み、これら電極が前記第1方向及び第2方向と直交する第3方向に対向して互いの間に放電空間を形成し、かつ前記一対の電極のうち前記被処理物が配置される配置部に近い側の電極に前記第1孔列が形成されていることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の表面処理装置。
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