JP5161497B2 - 高温型燃料電池および高温型燃料電池の制御方法 - Google Patents

高温型燃料電池および高温型燃料電池の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、高温型燃料電池および高温型燃料電池の制御方法に関する。
一般に、固体酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell、以下、SOFCと表記する。)などの高温型の燃料電池は、動作温度が高く、熱エネルギの回収効率向上が図れる等の利点を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
一方で、燃料電池は作動温度が上昇するに伴って、発電効率などの性能が向上するという利点を備えている。
特開平5−62695号公報
SOFCの場合、作動温度を高くすると出力が上昇する。しかし,1000℃以上の高温で運転すると材料特性が劣化しやすくなり運転できなくなる。
また、上述の燃料電池における発電反応は発熱反応であるため、外部からのヒータ等による温度調節を行わない場合には、燃料電池中心部は温度が高くなり、周辺部は温度が低くなるという温度分布が生じていた。
このような温度分布が生じると、燃料電池中心部の最高温度を1000℃以下とする制限があるため、燃料電池周辺部での温度を十分に高温とすることが出来ず、燃料電池の平均温度が低下して、燃料電池全体が発揮する性能が低下し、発電効率などの性能の向上が十分に図れないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、燃料電池の性能向上を図ることができる高温型燃料電池および高温型燃料電池の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の高温型燃料電池は、筒状の燃料電池セルと、該燃料電池セルの一方の開口端から前記燃料電池セルの内部に燃料ガスを供給する燃料ガス供給室と、前記燃料電池セルの他方の開口端から燃料極排ガスを受け取る燃料ガス排出室と、前記燃料ガス供給室および前記燃料ガス排出室の間に前記燃料電池セルの外周面に空気を供給する発電室と、前記ガス供給室または前記ガス排出室と前記発電室との間を仕切るとともに、シール層を介して前記燃料電池セルを支持する仕切板と、前記燃料電池セルにおける前記一方または他方のうち少なくとも1つの端部と、略中央部との間の温度差を検出する温度検出部と、該温度検出部の出力に基づいて、前記燃料ガスと前記空気との圧力差を制御する圧力制御部を有し前記圧力制御部は、前記圧力差を制御することで前記燃料ガスを前記シール層から前記発電室に流入させることを特徴とする。
本発明によれば、燃料ガスが流れる燃料ガス流通部内の圧力と空気が流れる空気流通部内の圧力の間に圧力差が設けられることにより、燃料ガス供給室および燃料ガス排出室の少なくとも一方から発電室に燃料ガスが流入する。発電室に流入した燃料ガスは、燃料電池セルの一方および他方のうち少なくとも1つの端部近傍で燃焼され、燃料電池セルの一方および他方のうち少なくとも1つの端部の温度を上昇させる。そのため、燃料電池セルにおける一方および他方のうち少なくとも1つの端部と、略中央部との間の温度差が小さくなる。
燃料ガス流通部内の燃料ガスと、空気流通部内の空気との間の圧力差を上述の温度差に基づいて制御する。そして、圧力差を制御することで燃料ガスをシール層から発電室に流入させることにより、燃料ガス供給室および燃料ガス排出室の少なくとも一方から発電室に流入する燃料ガスの流量が制御される。すると、燃料電池セルの一方および他方のうち少なくとも1つの端部において燃料ガスが燃焼されて発生する熱量を制御することができ、燃料電池セルにおける一方および他方のうち少なくとも1つの端部と、略中央部との間の温度差を制御することができる。
上記発明においては、前記圧力制御部は、前記温度差が予め定められた範囲内に収まるように前記圧力差を制御することが望ましい。
本発明によれば、温度差が所定の範囲内に収められるため、燃料電池セル全体における平均温度を高くすることができ、高温型燃料電池における出力を高めることができる。
本発明の高温型燃料電池の制御方法は、筒状の燃料電池セルと、該燃料電池セルの一方の開口端から前記燃料電池セルの内部に燃料ガスを供給する燃料ガス供給室と、前記燃料電池セルの他方の開口端から燃料極排ガスを受け取る燃料ガス排出室と、前記燃料ガス供給室および前記燃料ガス排出室の間に前記燃料電池セルの外周面に空気を供給する発電室と、前記ガス供給室または前記ガス排出室と前記発電室との間を仕切るとともに、シール層を介して前記燃料電池セルを支持する仕切板と、が設けられている高温型燃料電池の制御方法であって、前記燃料電池セルにおける前記一方または他方のうち少なくとも1つの端部と、略中央部との間の温度差を検出する検出ステップと、前記検出された温度差に基づいて、前記燃料ガスと前記空気との圧力差を制御する圧力差制御ステップを有し前記圧力差制御ステップは、前記燃料ガスの圧力を前記空気の圧力よりも高くすることで燃料ガスを前記シール層から前記発電室に流入させて燃焼させることを特徴とする。
本発明によれば、燃料電池セルにおける一方または他方のうち少なくとも1つの端部と、略中央部との間の温度差に基づいて、燃料ガス流通部内の燃料ガスと、空気流通部内の空気との間の圧力差を制御することにより、燃料電池セルにおける一方および他方のうち少なくとも1つの端部と、略中央部との間の温度差を制御することができる。
上記発明においては、前記圧力差制御ステップにおいて、前記圧力差は、前記温度差が予め定められた範囲内に収まるように制御されることが望ましい。
本発明によれば、温度差が予め定められた範囲内に収められるため、燃料電池セル全体における平均温度を高くすることができ、高温型燃料電池における出力を高めることができる。
上記発明においては、前記予め定められた範囲は、より範囲の狭い第1の所定範囲と、より範囲の広い第2の所定範囲とがあることが望ましい。
本発明によれば、予め定められた範囲として第1の所定範囲を用いることにより、第2の所定範囲を用いた場合と比較して、燃料電池セル全体における平均温度を高くすることができ、高温型燃料電池における出力を高めることができる。
一方、予め定められた範囲として第2の所定範囲を用いることにより、第1の所定範囲を用いた場合と比較して、発電室に流入する燃料ガスの流量を減らすことができ、高温型燃料電池における発電効率を高めることができる。
上記発明においては、前記燃料電池セルの温度が定常運転時の温度より低い場合には、前記第1の所定範囲が部分的に用いられることが望ましい。
本発明によれば、予め定められた範囲として第1の所定範囲を用いることで、燃料電池セルの一方および他方のうち少なくとも1つの端部近傍で燃料ガスを燃焼させ、一方および他方のうち少なくとも1つの端部の温度を高くすることができる。そのため、燃料電池セルの温度が定常運転時の温度より低い場合、例えば、高温型燃料電池の起動時において、燃料電池セルの温度を短時間に定常運転時の温度まで上げることができる。
本発明の高温型燃料電池および高温型燃料電池の制御方法によれば、燃料ガス供給室および燃料ガス排出室の少なくとも一方から発電室に燃料ガスを流入させ、燃料電池セルの一方および他方のうち少なくとも1つの端部近傍で燃焼させるため、燃料電池セルにおける一方および他方のうち少なくとも1つの端部と略中央部との間の温度差を小さくでき、燃料電池の性能向上を図ることができるという効果を奏する。
この発明の一実施形態に係るSOFC複合発電システムについて、図1から図6を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るSOFC複合発電システムの概略を説明する模式図である。
SOFC複合発電システム1には、図1に示すように、SOFC発電部2と、マイクロガスタービン発電部3と、が設けられている。
SOFC発電部2には、SOFC(高温型燃料電池)4と、SOFCインバータ部5と、が設けられている。
SOFC4には、空気と燃料ガスである都市ガスとが供給されることにより発電を行うセルチューブ41が設けられている(図2参照)。
SOFCインバータ部5はセルチューブ41と電気的に接続され、SOFC4により発電された電力を、外部の系統に供給するために直流電流を交流電流へ変換するものである。具体的には、発電された直流電力を外部系統の周波数等と一致した交流電力に変換するものである。
SOFC4には、コンプレッサ34により圧縮された空気を供給する圧縮空気配管8が接続されている。圧縮空気配管8には、圧縮空気の供給を制御するSOFC空気供給弁9が設けられている。一方、SOFC4には、SOFC4の空気極(図示せず)から排出された空気を燃焼器35に導く空気極排ガス配管10が接続されている。
圧縮空気配管8と空気極排ガス配管10との間には、圧縮空気配管8内の圧縮空気の一部を空気極排ガス配管10に導く空気バイパス配管11が接続されている。空気バイパス配管11には、内部を流れる空気の流量を制御する空気バイパス弁12が設けられている。空気バイパス弁12には、SOFC4の温度を検出する温度センサ13の出力が入力されている。このような構成とすることで、SOFC4に流入する圧縮空気の流量を制御して、SOFC4の温度を制御することができる。
空気極排ガス配管10におけるSOFC4と空気バイパス配管11の接続部との間には、燃焼器35への空気極排ガスの流入を制御する空気極排ガス用遮断弁14が設けられている。
SOFC4には、燃料ガスである都市ガスを供給する燃料配管15が接続されている。燃料配管15には、SOFC4の燃料極(図示せず)への燃料ガスの供給を制御するSOFC燃料供給弁16が設けられている。
一方、SOFC4には、SOFC4から排出された燃料ガスを燃焼器35に導く燃料極排ガス配管18が接続されている。燃料極排ガス配管18には、内部を流れる燃料極排ガスの流量を制御する差圧制御弁19が設けられている。差圧制御弁19は、後述する制御部45により制御されている。
SOFC4には、SOFC4内における燃料ガスが流れる燃料ガス流通部15A内の圧力と、圧縮空気が流れる空気流通部8A内の圧力との差圧を検出するSOFC差圧センサ20が設けられ、SOFC差圧センサ20の出力が制御部45に入力されている。
ここで、燃料ガス流通部15Aには、後述する燃料ガス供給室42、セルチューブ41および燃料ガス排出室43などが含まれている。一方、空気流通部8Aには、後述する発電室44などが含まれている。
燃料極排ガス配管18における差圧制御弁19の下流側には、再循環ブロア21および燃料極排ガス配管18と燃料配管15とを繋ぐ燃料バイパス配管22が接続されている。このような構成とすることで、SOFC4から排出された燃料極排ガスの一部を再びSOFC4に導くことができる。SOFC4から排出された燃料極排ガスには、未反応の燃料ガスが含まれているため、このように再循環させることにより、燃料ガスの利用率を上げることができる。
燃料極排ガス配管18における燃料バイパス配管22の接続部の下流側には、マイクロガスタービン30に供給される燃料極排ガスの圧力を制御するガスタービン圧力センサ23および燃料圧力制御弁24が設けられている。このような構成とすることで、SOFC4とは独立してマイクロガスタービン30に供給される燃料極排ガスの圧力を制御することができる。
燃料極排ガス配管18における燃料圧力制御弁24の下流側には、ベントライン25が接続され、ベントライン25にはベントライン用遮断弁26が設けられている。燃料極排ガス配管18におけるベントライン25との接続部の下流側には、燃焼器35への燃料極排ガスの流入を制御する燃料極排ガス用調整弁27が設けられている。
マイクロガスタービン発電部3には、マイクロガスタービン30と、再生熱交換器31と、タービン発電機32と、タービンインバータ部33と、が設けられている。
マイクロガスタービン30には、コンプレッサ34と、燃焼器35と、タービン36と、回転軸37と、が設けられている。
コンプレッサ34は、回転軸37を介してタービン36により回転駆動されることにより、空気を圧縮するものである。
コンプレッサ34には、外部から空気が供給される供給流路38と、圧縮された空気をSOFC4に導く圧縮空気配管8とが接続されている。圧縮空気配管8には、タービン36から流出した排ガスとの間で熱交換を行う再生熱交換器31が設けられている。このようにすることで、圧縮空気の温度をさらに上昇させることができ、SOFC複合発電システム1の発電効率の向上を図ることができる。
燃焼器35は、SOFC4から供給される空気極排ガスおよび燃料極排ガス、さらに、燃料配管15から供給される燃料ガスを内部で燃焼させるものである。燃焼器35で生成された高温の燃焼ガスはタービン36に導かれている。
燃焼器35には、上述の空気極排ガス配管10および燃料極排ガス配管18と、ガスタービン用燃料配管15Gとが接続されている。
ガスタービン用燃料配管15Gは、燃料配管15と燃焼器35との間を繋ぐ配管であり、ガスタービン用燃料配管15Gには、燃焼器35に流入する燃料ガスの流量を制御するガスタービン用調整弁39が設けられている。
タービン36は燃焼器35から供給された燃焼ガスにより回転駆動されるものであり、回転軸37を介してコンプレッサ34およびタービン発電機32を回転駆動するものである。
タービン36には、タービン36から排出された排ガスを外部に導く排ガス流路40が設けられ、排ガス流路40には、上述の再生熱交換器31が設けられている。
タービン発電機32は、図1に示すように、マイクロガスタービン30の回転軸37により回転駆動され、発電を行うものである。タービン発電機32は、タービンインバータ部33と電気的に接続されている。
タービンインバータ部33は、タービン発電機32が発電した電力を、外部系統の周波数に変換し送電するとともに、マイクロガスタービン30の起動時にタービン発電機32に電力を受電供給し、コンプレッサ34を回転駆動させるものである。
図2は、図1におけるSOFCの構成を説明する模式図である。
SOFC4には、図2に示すように、発電を行うセルチューブ(燃料電池セル)41と、セルチューブ41に燃料ガスを供給する燃料ガス供給室42と、セルチューブ41から燃料ガスが流入する燃料ガス排出室43と、圧縮空気が流入する発電室44と、燃料ガスと圧縮空気との差圧を制御する制御部(圧力制御部)45と、が設けられている。
セルチューブ41は略円筒状に形成された部材であり、例えば、セラミックから形成されたものである。セルチューブ41には、空気と接する空気極と、燃料ガスと接する燃料極と、空気極および燃料極との間に配置された電解質層(図示せず)とが設けられ、これら空気極、燃料極および電解質層により発電が行われる。上述のSOFCインバータ部5は、空気極および燃料極に電気的に接続されている。
セルチューブ41はSOFC4の内部に配置され、複数本のセルチューブ41が略平行に並んで配置されている。
セルチューブ41は、一方の開口端41Aが燃料ガス供給室42内に開口し、他方の開口端41Bが燃料ガス排出室43内に開口するように配置されている。このように構成することで、セルチューブ41の内部の燃料極に燃料ガスが供給される。
セルチューブ41には、セルチューブ41の温度を検出するセル温度センサ46が配置されている。セル温度センサ46は、セルチューブ41の略中央部41C、一方の開口端41Aの近傍、および、他方の開口端41Bの近傍に配置され、検出された温度は、制御部45に出力されている。
なお、セル温度センサ46は、上述のように、一つのセルチューブ41に対して複数配置してもよいし、一つのセルチューブ41に一つのセル温度センサ46を配置してもよいし、一つのSOFC4に一つのセル温度センサ46を配置してもよく、特に限定するものではない。
燃料ガス供給室42は、上述の燃料配管15から供給された燃料ガスを、セルチューブ41の内部に導くものである。
燃料ガス供給室42には燃料配管15が接続され、発電室44との間に、燃料ガス供給室42と発電室44とを仕切る仕切板47が配置されている。
図3は、図2のセルチューブと燃料ガス供給室および燃料ガス排出室との接続部の構成を説明する概略図である。
仕切板47は、図2および図3に示すように、上述のように燃料ガス供給室42と発電室44とを仕切るとともに、セルチューブ41を支持するものである。仕切板47を形成する材料としては、例えば、耐熱性を有する金属(例えば、耐熱合金鋼や、ステンレス鋼など)が挙げられる。
仕切板47には、図3に示すように、セルチューブ41が挿入される貫通孔48が形成され、仕切板47とセルチューブ41との間には円筒部49が配置されている。
貫通孔48は内周が燃料ガス供給室42側に円錐状に曲げられ、円筒部49が嵌め合わされている。
円筒部49は、耐熱性を有する金属から形成された部材であり、内部にセルチューブ41が挿通されるものである。
円筒部49とセルチューブ41との間には接着性があるシール層50が設けられ、円筒部49はシール層50を介してセルチューブ41を支持している。
シール層50としては、無機系接着剤、例えばセラミックス系接着剤が用いられている。
なお、シール層50は、上述のように無機系接着剤の他に、ガラス系接着剤や、樹脂系接着剤などを用いてもよいし、これらの接着剤を組み合わせて用いてもよく、特に限定するものではない。これら接着剤の組み合わせは、シール層50に要求される接着強度やシール性能や、電気的な絶縁性や、燃料ガスの透過性を考慮して定められる。
燃料ガス排出室43は、図2に示すように、セルチューブ41において発電に用いられた後の燃料極排ガスが流入するものである。
燃料ガス排出室43には燃料極排ガス配管18が接続され、燃料ガス供給室42と同様に、発電室44との間に燃料ガス供給室42と発電室44とを仕切る仕切板47が配置されている。
発電室44は、内部にセルチューブ41が配置され、セルチューブ41の外周面の空気極に空気を供給するものである。発電室44には、圧縮空気配管8および空気極排ガス配管10が接続され、圧縮空気配管8から圧縮空気が空気供給室51に供給される。空気供給室51は内部に燃料ガス排出室43を配置しており、また空気供給室51と発電室44の境界には断熱材(図示せず)が設置されている。空気供給室51へ供給された圧縮空気は、内部に配置された燃料ガス供給室42の周囲を通り、さらに断熱材とセルチューブ41の間を通過して発電室44へ供給される。
空気排出室52は発電室44を挟んで空気供給室51と対向する位置に設置されている。空気排出室52と発電室44の境界には断熱材(図示せず)が設置されている。発電に用いられた後の空気極排ガスは断熱材とセルチューブ41の間を通過して空気排出室52へ流入し、空気極排ガス配管10から流出する。
制御部45は、SOFC差圧センサ20と、セル温度センサ46と、の入力に基づいて差圧制御弁19を制御するものである。制御部45における制御方法については、以下に説明する。
次に、上記の構成からなるSOFC複合発電システム1における発電の概略について説明する。まず、SOFC発電部2が効率優先モードで運転されている場合について説明する。
SOFC複合発電システム1が効率優先モードで運転されている場合には、図1に示すように、SOFC燃料供給弁16が開かれ、燃料配管15からSOFC4の燃料極7に燃料ガスが供給される。一方、SOFC空気供給弁9が開かれ、マイクロガスタービン30のコンプレッサ34により圧縮された圧縮空気が、圧縮空気配管8を介してSOFC4に供給される。
図2および図3に示すように、燃料ガスは燃料ガス供給室42に流入し、燃料ガス供給室42からセルチューブ41の内部に流入し燃料極と接する。一方、圧縮空気は発電室44に流入し、セルチューブ41の外周面の空気極と接する。燃料ガスおよび圧縮空気が供給されたセルチューブ41では発電が行われ、発電された電力はSOFCインバータ部5を介して外部系統48に供給される。SOFCインバータ部5は、発電された電力を外部系統48に供給できるように変換するものである。
発電に用いられた燃料ガスは、燃料極排ガスとして燃料ガス排出室43に流入し、燃料ガス排出室43から燃料極排ガス配管18に流出する。一方、発電に用いられた圧縮空気は、空気極排ガスとして空気極排ガス配管10に流出する。
SOFC4の温度は、SOFC4に供給される圧縮空気の流量、つまり、空気バイパス配管11を流れる圧縮空気の流量により制御される。
具体的には、温度センサ13の出力に基づいて開度が制御される空気バイパス弁12により空気バイパス配管11を流れる圧縮空気の流量が制御される。空気バイパス配管11を流れる圧縮空気の流量が増えると、SOFC4に供給される圧縮空気の流量が減少し、空気バイパス配管11を流れる圧縮空気の流量が減ると、SOFC4に供給される圧縮空気の流量が増加する。
一方、SOFC4内における燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと空気流通部8A内の圧縮空気との間の差圧は、差圧制御弁19により制御される。
具体的には、SOFC差圧センサ20の出力、および、セル温度センサ46の出力に基づいて差圧制御弁19の開度が制御され、燃料ガス供給室42、セルチューブ41および燃料ガス排出室43における燃料ガスの圧力が制御される。
図4は、効率優先モードにおける図3のセルチューブの温度分布を説明するグラフである。
効率優先モードにおけるセルチューブ41の温度分布は、図4に示すように、セルチューブ41の略中央部41Cと、一方および他方の開口端41A,41Bとの温度差が約50℃から100℃の効率優先の範囲(第2の所定範囲、予め定められた範囲)となっている。
セルチューブ41における発電反応は発熱反応であるため、セルチューブ41の略中央部41Cは、一方および他方の開口端41A,41Bと比較して高温となる。
一方、図3に示すように、一方および他方の開口端41A,41Bの熱はシール層50を介して円筒部49および仕切板47に伝わるため、セルチューブ41の略中央部41Cと比較して、一方および他方の開口端41A,41Bは低温となる。
セルチューブ41における略中央部41Cと、一方および他方の開口端41A,41Bとの温度差が上述の範囲より大きくなった場合、制御部45はセル温度センサ46の出力から上述の温度差が大きくなったことを検出する。
制御部45は、検出結果に基づいて燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の圧縮空気との間の圧力差を制御し、上述の温度差が上述の範囲内に収まるように制御する。
具体的には、制御部45は、差圧制御弁19の開度を小さくする制御信号を出力し、燃料ガス供給室42および燃料ガス排出室43における燃料ガスの圧力を高くする。すると、燃料ガス供給室42等における燃料ガスと、発電室44における圧縮空気との間の圧力差が大きくなり、シール層50を透過して燃料ガスが発電室44内に流入する。
流入した燃料ガスはシール層50の近傍領域で燃焼され、セルチューブ41の一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bの近傍領域の温度を上昇させる。そのため、セルチューブ41における上述の温度差が上述の範囲内に収まるように制御される。
その一方で、制御部45は、SOFC4内における燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の圧縮空気との差圧が、所定の範囲内に収まるようにSOFC4内の燃料ガス圧力を制御することができる。ここで、所定の範囲内とは、例えば、約1kPa以内の範囲を挙げることができる。
燃料極排ガス配管18に流入した燃料極排ガスは、差圧制御弁19を通過し、再循環ブロア21により燃料バイパス配管22側に送出される。再循環ブロア21により送出された燃料極排ガスの一部は、燃料バイパス配管22および燃料配管15を介して、再び燃料極7に導かれる。
残りの燃料極排ガスは、燃料圧力制御弁24により圧力が調整された後にマイクロガスタービン30の燃焼器35に導かれる。
具体的には、燃料圧力制御弁24の上流側に配置されたガスタービン圧力センサ23の出力に基づいて燃料圧力制御弁24の開度が制御され、燃焼器35に導かれる燃料極排ガスの圧力が調節される。
なお、図1において、白抜きで示された弁等はSOFC4の発電時に開かれた弁等を示し、黒塗りで示された弁等はSOFC4の発電時に閉じられた弁等を示している。つまり、ベントライン用遮断弁26は閉じられ、燃料極排ガス用調整弁27および空気極排ガス用遮断弁14は開かれている。
一方、空気極6から排出された空気極排ガスは、空気バイパス配管11を通過した圧縮空気と合流した後に燃焼器35に導かれている。燃焼器35に導かれる空気極排ガスの温度は、約600℃程度である。
マイクロガスタービン発電部3では、タービン発電機32がマイクロガスタービン30により回転駆動され発電を行っている。
マイクロガスタービン30は、コンプレッサ34が回転軸37を介してタービン36に回転駆動され、外部の空気を圧縮する。圧縮された空気は圧縮空気配管8に流入し、再生熱交換器31において排ガスと熱交換することにより加熱される。
その後、圧縮空気は、圧縮空気配管8を介してSOFC4に供給される。
一方、燃焼器35には、SOFC4から流出した空気極排ガスおよび燃料極排ガスが供給されるとともに、ガスタービン用燃料配管15Gから燃料ガスが供給される。燃料ガスはガスタービン用調整弁39により流量が制御される。
燃焼器35内では、燃料ガスおよび燃料極排ガスに含まれる未燃の燃料ガスが燃焼され、高温の燃焼ガスが形成される。
燃焼ガスはタービン36に導かれ、タービン36を回転駆動させ、タービン36から排ガス流路40に流入する。タービン36の回転は回転軸37を介してコンプレッサ34およびタービン発電機32に伝達される。
排ガス流路40を流れる排ガスは、再生熱交換器31において圧縮空気と熱交換することにより圧縮空気を加熱し、外部に放出される。
タービン発電機32は、回転軸37により回転駆動され発電を行う。発電された電力は、タービンインバータ部33により所定の周波数(例えば60Hzや50Hz)の交流電力に変換され、外部系統48に出力される。
次に、SOFC発電部2が出力優先モードで運転されている場合について説明する。なお、燃料ガスおよび圧縮空気等の流れや、マイクロガスタービン発電部3の運転方法等は、上述の効率優先モードの場合と同様であるので、その説明を省略する。
図5は、出力優先モードにおける図3のセルチューブの温度分布を説明するグラフである。
出力優先モードにおけるセルチューブ41の温度分布は、図5に示すように、セルチューブ41の略中央部41Cと、一方および他方の開口端41A,41Bとの温度差が約50℃以内の出力優先の範囲(第1の所定範囲、予め定められた範囲)となっている。
SOFC発電部2の運転モードが効率優先モードから出力優先モードに切り替わった場合等において、セルチューブ41における略中央部41Cと、一方および他方の開口端41A,41Bとの温度差が上述の範囲より大きくなった場合、制御部45はセル温度センサ46の出力から上述の温度差が大きくなったことを検出する(検出ステップ)。
制御部45は、検出結果に基づいて燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の圧縮空気との間の圧力差を制御し、上述の温度差が出力優先の範囲内に収まるように制御する(圧力差制御ステップ)。
出力優先モードの場合、制御部45はSOFC4内における燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の圧縮空気との圧力差を効率優先モードの場合よりも大きな圧力差となるように制御する。制御の目標となる差圧としては、例えば、約10kPaを挙げることができる。
上述の圧力差が大きくなると、シール層50から発電室44内に流入する燃料ガスの量が増加し、シール層50の近傍領域で発生する燃焼熱の熱量が増加する。すると、セルチューブ41の一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bの近傍領域における温度が高くなり、セルチューブ41における上述の温度差が出力優先の範囲内に収まるように制御される。
次に、SOFC発電部2の起動時における運転について説明する。
図6は、SOFC発電部の起動時におけるセルチューブの温度と、燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の圧縮空気との圧力差との関係を説明するグラフである。
SOFC発電部2を起動する場合には、図2に示すように、高温の圧縮空気および燃料ガスがSOFC4に供給される。セルチューブ41の温度が約600℃に到達するまでは、図6に示すように、燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の圧縮空気との圧力差は、効率優先モードの場合と同様の範囲に制御される。
この期間では、セルチューブ41は圧縮空気等で加熱されるとともに、外部から供給される電力により発熱するSOFC発電部2近傍に設置されたヒータ(図示されず)により加熱され、温度を上昇させてゆく。
その後、セルチューブ41の温度が約600℃を超えると、燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の圧縮空気との圧力差は、出力優先モードの場合と同様の範囲に制御される。
この期間では、さらに、セルチューブ41の一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bの近傍で燃料ガスが燃焼され、燃焼熱によりセルチューブ41の一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bは加熱される。
セルチューブ41の温度が発電可能な温度にまで昇温すると、外部からヒータへの電力の供給が停止され、セルチューブ41による発電が開始される。セルチューブ41における発電は、発熱反応であるため、発電を開始することによりセルチューブ41の温度はさらに上昇し続ける。
セルチューブ41の温度が通常運転時の温度、例えば約1000℃に到達すると、燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の圧縮空気との圧力差は、その後の運転モードに併せて制御される。
上記の構成によれば、燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の空気との間に圧力差が設けられることにより、燃料ガス供給室42および燃料ガス排出室43から発電室44に燃料ガスが流入する。発電室44に流入した燃料ガスは、セルチューブ41の一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41B近傍で燃焼され、セルチューブ41の一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bの温度を上昇させる。そのため、セルチューブ41における一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bと、略中央部41Cとの間の温度差を小さくすることで、SOFC4の出力向上、つまり性能向上を図ることができる。
燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の空気との間の圧力差を上述の温度差に基づいて制御することにより、燃料ガス供給室42および燃料ガス排出室43から発電室44に流入する燃料ガスの流量が制御される。すると、セルチューブ41の一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bにおいて燃料ガスが燃焼されて発生する熱量を制御することができ、セルチューブ41における一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bと、略中央部41Cとの間の温度差を制御することができる。
セルチューブ41における一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bと、略中央部41Cとの間の温度差に基づいて、燃料ガス流通部15A内の燃料ガスと、空気流通部8A内の空気との間の圧力差を制御することにより、セルチューブ41における一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bと、略中央部41Cとの間の温度差を制御することができる。
上述の温度差の範囲として出力優先の範囲を用いることにより、効率優先の範囲を用いた場合と比較して、セルチューブ41全体における平均温度を高くすることができ、SOFC4における出力を高めることができる。
一方、上述の温度差の範囲として効率優先の範囲を用いることにより、出力優先の範囲を用いた場合と比較して、発電室44に流入する燃料ガスの流量を減らすことができ、SOFC4における発電効率を高めることができる。
上述の温度差の範囲として出力優先の範囲を用いることで、セルチューブ41の一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41B近傍で燃料ガスを燃焼させ、一方および他方のうち少なくとも1つの開口端41A,41Bの温度を高くすることができる。そのため、例えばSOFC4の起動時において、セルチューブ41の温度を短時間に定常運転時の温度まで上げることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、燃料ガスの圧力を制御する差圧制御弁を用いて燃料ガスと空気との差圧を制御する構成に適用して説明したが、SOFC4に供給される圧縮空気の圧力を制御する圧力制御弁を設け、当該圧力制御弁により上述の差圧を制御する構成に適用してもよく、特に限定するものではない。
本発明の一実施形態に係るSOFC複合発電システムの概略を説明する模式図である。 図1におけるSOFCの構成を説明する模式図である。 図2のセルチューブと燃料ガス供給室および燃料ガス排出室との接続部の構成を説明する概略図である。 効率優先モードにおける図3のセルチューブの温度分布を説明するグラフである。 出力優先モードにおける図3のセルチューブの温度分布を説明するグラフである。 SOFC発電部の起動時におけるセルチューブの温度と、燃料ガス流通部内の燃料ガスと、空気流通部内の空気との間の圧力差との関係を説明するグラフである。
符号の説明
4 SOFC(高温型燃料電池)
19 差圧制御弁
41 セルチューブ(燃料電池セル)
41A 一方の開口端
41B 他方の開口端
42 燃料ガス供給室
43 燃料ガス排出室
44 発電室
45 制御部(圧力制御部)

Claims (5)

  1. 筒状の燃料電池セルと、
    該燃料電池セルの一方の開口端から前記燃料電池セルの内部に燃料ガスを供給する燃料ガス供給室と、
    前記燃料電池セルの他方の開口端から燃料極排ガスを受け取る燃料ガス排出室と、
    前記燃料ガス供給室および前記燃料ガス排出室の間に前記燃料電池セルの外周面に空気を供給する発電室と、
    前記ガス供給室または前記ガス排出室と前記発電室との間を仕切るとともに、シール層を介して前記燃料電池セルを支持する仕切板と、
    前記燃料電池セルにおける前記一方または他方のうち少なくとも1つの端部と、略中央部との間の温度差を検出する温度検出部と、
    該温度検出部の出力に基づいて、前記燃料ガスと前記空気との圧力差を制御する圧力制御部を有し
    前記圧力制御部は、前記圧力差を制御することで前記燃料ガスを前記シール層から前記発電室に流入させることを特徴とする高温型燃料電池。
  2. 筒状の燃料電池セルと、
    該燃料電池セルの一方の開口端から前記燃料電池セルの内部に燃料ガスを供給する燃料ガス供給室と、
    前記燃料電池セルの他方の開口端から燃料極排ガスを受け取る燃料ガス排出室と、
    前記燃料ガス供給室および前記燃料ガス排出室の間に前記燃料電池セルの外周面に空気を供給する発電室と、
    前記ガス供給室または前記ガス排出室と前記発電室との間を仕切るとともに、シール層を介して前記燃料電池セルを支持する仕切板と、
    が設けられている高温型燃料電池の制御方法であって、
    前記燃料電池セルにおける前記一方または他方のうち少なくとも1つの端部と、略中央部との間の温度差を検出する検出ステップと、
    前記検出された温度差に基づいて、前記燃料ガスと前記空気との圧力差を制御する圧力差制御ステップを有し
    前記圧力差制御ステップは、前記燃料ガスの圧力を前記空気の圧力よりも高くすることで燃料ガスを前記シール層から前記発電室に流入させて燃焼させることを特徴とする高温型燃料電池の制御方法。
  3. 前記圧力差制御ステップにおいて、前記圧力差は、前記温度差が予め定められた範囲内に収まるように制御されることを特徴とする請求項記載の高温型燃料電池の制御方法。
  4. 前記予め定められた範囲は、より範囲の狭い第1の所定範囲と、より範囲の広い第2の所定範囲とがあることを特徴とする請求項記載の高温型燃料電池の制御方法。
  5. 前記燃料電池セルの温度が定常運転時の温度より低い場合には、前記第1の所定範囲が部分的に用いられることを特徴とする請求項記載の高温型燃料電池の制御方法。
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