JP6237861B1 - 燃料電池システム及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】再循環ブロア内における水蒸気の凝縮に起因する故障を防止するとともに、優れた発電効率を発揮することができる燃料電池システム及びその運転方法を提供する。【解決手段】温度検出部(130)は、再循環ブロア(120)の温度、及び/又は、ガス再循環路(42)を再循環する排出ガスの温度を検出する。制御部(150)は、温度検出部(130)による検出温度に基づいて、再循環ブロア(120)の内部における凝縮を防止するように、冷却部(140)の駆動状態を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池システム及びその運転方法に関する。
近年、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)の開発が進められている。SOFCは、空気極で生成された酸化物イオンが電解質を透過して燃料極に移動し、燃料極で酸化物イオンが水素又は一酸化炭素と反応することにより電気エネルギーを発生する発電メカニズムである。SOFCは、現在知られている燃料電池の形態の中では、発電の動作温度が最も高く(例えば900℃〜1000℃)、発電効率が最も高いという特性を持つ。
特許文献1には、燃料電池と内燃機関を組み合わせた複合発電システムが開示されている。この複合発電システムでは、SOFCからの排燃料ガスを、排燃料ブロアを有する燃料ガス排出系(排燃料ガスライン)を介してSOFCに再循環している。SOFCの発電を停止する場合には、SOFCの空気系統と燃料系統の系統差圧を適切に維持すべく、当該系統差圧に応じて、燃料系統にスプレーから水を供給するか又は燃料ベント遮断弁を遮断することで、燃料系統の圧力を調整する。
特許文献2には、SOFCとガスタービン発電装置を備えたSOFC複合発電装置が開示されている。このSOFC複合発電装置では、SOFCからの排燃料ガスを排燃料ガス流路から燃料ガス流路に再循環させる再循環流路が設けられており、再循環流路には再循環ブロアが設けられている。再循環ブロアには、通常運転時は燃料ガスが流入し、緊急停止時にはパージガスボンベからのパージガスが供給される。パージガスの投入位置は、再循環流路と再循環ブロアのいずれにすることも可能である。
特開2016−91644号公報 特開2013−182720号公報
しかしながら、特許文献1は、燃料ガス排出系(排燃料ガスライン)が水蒸気を含むため、排燃料ブロア内の低温部で水蒸気が凝縮する結果、排燃料ブロアひいてはSOFCが故障するおそれがある。
これに対して、特許文献2のようなパージガスの供給は、一般的に、水蒸気の凝縮を防止する効果が期待できる。ところが、パージガスは窒素ガス等の不活性ガスとするのが一般的であるため、発電中には燃料系統に不活性ガスが存在する(燃料ガスが不活性ガスで希釈される)こととなる。このため、燃料ガスの分圧が低下して発電効率(発電特性)が低下してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、再循環ブロア内における水蒸気の凝縮に起因する故障を防止するとともに、優れた発電効率を発揮することができる燃料電池システム及びその運転方法を提供することを目的の1つとする。
本実施形態の燃料電池システムは、その一態様では、燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学反応により発電する固体酸化物形燃料電池と、前記固体酸化物形燃料電池に水蒸気を含んだプロセスガスと改質水蒸気の少なくとも一方を供給するガス供給路と、前記固体酸化物形燃料電池から排出された排出ガスを前記ガス供給路に再循環させるガス再循環路と、前記ガス再循環路に設けられた再循環ブロアと、前記再循環ブロアの少なくとも一部を冷却可能な冷却部と、前記再循環ブロアの温度、及び/又は、前記ガス再循環路を再循環する前記排出ガスの温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部による検出温度に基づいて、前記再循環ブロアの内部における凝縮を防止するように、前記冷却部の駆動状態を制御する制御部と、前記再循環ブロアに少なくとも2種類のパージガスを供給可能なパージガス供給部と、を有することを特徴としている。
本実施形態の燃料電池システムは、その一態様では、燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学反応により発電する固体酸化物形燃料電池と、前記固体酸化物形燃料電池に水蒸気を含んだプロセスガスと改質水蒸気の少なくとも一方を供給するガス供給路と、前記固体酸化物形燃料電池から排出された排出ガスを前記ガス供給路に再循環させるガス再循環路と、前記ガス再循環路に設けられた再循環ブロアと、前記再循環ブロアに少なくとも2種類のパージガスを供給可能なパージガス供給部と、を有することを特徴としている。
本実施形態の燃料電池システムの運転方法は、その一態様では、燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学反応により発電する固体酸化物形燃料電池と、前記固体酸化物形燃料電池に水蒸気を含んだプロセスガスと改質水蒸気の少なくとも一方を供給するガス供給路と、前記固体酸化物形燃料電池から排出された排出ガスを前記ガス供給路に再循環させるガス再循環路と、前記ガス再循環路に設けられた再循環ブロアと、前記再循環ブロアの少なくとも一部を冷却可能な冷却部と、を有する燃料電池システムの運転方法であって、前記再循環ブロアの温度、及び/又は、前記ガス再循環路を再循環する前記排出ガスの温度を検出する温度検出ステップと、前記温度検出ステップによる検出温度に基づいて、前記再循環ブロアの内部における凝縮を防止するように、前記冷却部の駆動状態を制御する制御ステップと、前記再循環ブロアに少なくとも2種類のパージガスを供給可能なパージガス供給ステップと、を有することを特徴としている。
本発明によれば、再循環ブロア内における水蒸気の凝縮に起因する故障を防止するとともに、優れた発電効率を発揮することができる燃料電池システム及びその運転方法を提供することができる。
第1実施形態の燃料電池システムを示すブロック図である。 再循環ブロア及びその周辺部を示す概略構成図である。 第1実施形態の燃料電池システムの起動時の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の燃料電池システムの停止時の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の燃料電池システムを示す図2に対応する概略構成図である。 第2実施形態の燃料電池システムの起動時の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の燃料電池システムの停止時の動作を示すフローチャートである。
≪第1実施形態≫
図1〜図4を参照して、第1実施形態の燃料電池システム1について詳細に説明する。図中において、実線(SOFC10の外部)と破線(SOFC10の内部)は、例えばガスや水等の流体の流れを示しており、一点鎖線は電気(電流、電力)の流れを示している。
図1に示すように、燃料電池システム1は、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)10を有している。SOFC10は、複数のセルを積層または集合体として構成したセルスタックを有している。各セルは空気極と燃料極で電解質を挟んだ基本構成を有しており、各セルの間にはセパレータが介在している。セルスタックの各セルは電気的に直列に接続されている。SOFC10は、空気極で生成された酸化物イオンが電解質を透過して燃料極に移動し、燃料極で酸化物イオンが水素又は一酸化炭素と反応することにより電気エネルギーを発生する発電メカニズムである。
SOFC10は、アノードガス流路(燃料ガス流路)11と、カソードガス流路(酸化剤ガス流路)12とを有している。
SOFC10の発電時には、アノードガス流路11に燃料ガスが供給されて当該燃料ガスがアノードガス流路11を流れ、カソードガス流路12に酸化剤ガスが供給されて当該酸化剤ガスがカソードガス流路12を流れる。アノードガス流路11に流れる燃料ガスとカソードガス流路12に流れる酸化剤ガスが電気化学反応を起こすことにより、直流電流が発生する(SOFC10が発電する)。SOFC10が発生した直流電流は、インバータ13によって交流電流に変換される(DC/AC変換される)。
SOFC10の起動昇温時には、アノードガス流路11に水素ガスと窒素ガスと水蒸気の少なくとも1つを構成要素として含むプロセスガスや改質水蒸気が供給され、当該プロセスガスや改質水蒸気がアノードガス流路11を流れる。また、SOFC10の起動昇温時には、カソードガス流路12に燃料ガスと酸化剤ガスを燃焼反応させた燃焼排ガスが供給され、当該燃焼排ガスがカソードガス流路12を流れる。尚、水素ガスと窒素ガスはSOFC10等のパージガスとして使用する場合もある。
燃料電池システム1は、SOFC10の起動昇温時に、アノードガス流路11にプロセスガスや改質水蒸気を供給するためのプロセスガス供給路(ガス供給路、改質水蒸気供給路)20を有している。プロセスガス供給路20には、当該プロセスガス供給路20を介したプロセスガスや改質水蒸気の供給を許容又は禁止するための遮断弁21が設けられている。この遮断弁21は、例えば、SOFC10の起動昇温時に開状態となり、SOFC10の発電時に閉状態となるが、その開閉制御には自由度がある。
燃料電池システム1は、SOFC10の発電時に、アノードガス流路11に燃料ガスを供給するための燃料ガス供給路(ガス供給路)30を有している。燃料ガス供給路30には、当該燃料ガス供給路30を介した燃料ガスの供給を許容又は禁止するための遮断弁31が設けられている。この遮断弁31は、例えば、SOFC10の起動昇温時に閉状態となり、SOFC10の発電時に開状態となるが、その開閉制御には自由度がある。また、燃料ガス供給路30の遮断弁31より上流側には、燃料ガス中の硫黄成分を除去する脱硫器32が設けられている。
プロセスガス供給路20と燃料ガス供給路30は、合流して一体となった後にアノードガス流路11に導かれる。図1では、プロセスガス供給路20と燃料ガス供給路30が合流したものを1本のガス供給路20、30として描いている。遮断弁21と遮断弁31は、例えば、一方が開状態のときに他方が閉状態となるように制御され、SOFC10のアノードガス流路11には、プロセスガス供給路20を介してプロセスガスが供給されるか、あるいは、燃料ガス供給路30を介して燃料ガスが供給される。また、遮断弁21と遮断弁31が共に開状態であるときは、アノードガス流路11に、プロセスガスや改質水蒸気と燃料ガスの混合ガスが供給される。
燃料電池システム1は、熱交換器40を有している。この熱交換器40は、第1の再循環路41と、第2の再循環路(ガス再循環路)42とを有している。第1の再循環路41は、アノードガス流路11の出口部からの排出ガス(プロセスガス及び/又は燃料ガス)の一部分をアノードガス流路11の入口部に再循環させることによりSOFC10を加熱し、アノードガス流路11の出口部からの排出ガス(プロセスガス及び/又は燃料ガス)の他部分を第2の再循環路42に排出する。第2の再循環路42は、アノードガス流路11から第1の再循環路41を介して排出された排出ガス(プロセスガス及び/又は燃料ガス)の一部分をプロセスガス供給路20又は燃料ガス供給路30(これらが合流した1本のガス供給路20、30)に再循環させ、アノードガス流路11から第1の再循環路41を介して排出された排出ガス(プロセスガス及び/又は燃料ガス)の他部分を排熱回収器70に排出する。
燃料電池システム1は、SOFC10の発電時に、カソードガス流路12に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給路50を有している。酸化剤ガス供給路50には、空気ブロア51によって大気中の空気が酸化剤ガスとして取り込まれる。
燃料電池システム1は、熱交換器60を有している。この熱交換器60は、酸化剤ガス排出路61を有している。酸化剤ガス排出路61は、カソードガス流路12の出口部からの排出ガス(酸化剤ガス)を排熱回収器70に排出する。
燃料電池システム1は、排熱回収器70を有している。排熱回収器70は、熱交換器40(第2の再循環路42)と熱交換器60(酸化剤ガス排出路61)からの排出ガスを燃焼することにより当該排出ガス中の不純物を除去した上で排気する。排熱回収器70が排出ガスを燃焼することで発生した熱は、温水熱交換器80で熱利用されて、外部タンク(図示略)等から循環する低温水を高温水に加熱する。
燃料ガス供給路30の遮断弁31より上流側かつ脱硫器32より下流側からは、燃料ガス分岐路90が分岐しており、酸化剤ガス供給路50からは、酸化剤ガス分岐路100が分岐している。燃料ガス分岐路90には、当該燃料ガス分岐路90を介した燃料ガスの供給を許容又は禁止するための遮断弁91が設けられており、酸化剤ガス分岐路100には、当該酸化剤ガス分岐路100を介した酸化剤ガスの供給を許容又は禁止するための遮断弁101が設けられている。遮断弁91と遮断弁101は、例えば、SOFC10の起動昇温時に開状態となり、SOFC10の発電時に閉状態となるように制御される。
燃料ガス分岐路90と酸化剤ガス分岐路100の合流点には、起動バーナ(起動用昇温器)110が設けられている。この起動バーナ110は、SOFC10の起動昇温時にオン状態(着火状態)となり、燃料ガス分岐路90から供給された燃料ガスと酸化剤ガス分岐路100から供給された酸化剤ガスを燃焼反応させて燃焼排ガスを生成する。起動バーナ110が生成した燃焼排ガスがカソードガス流路12を流れることにより、SOFC10が起動昇温される。なお、アノードガス流路11及びカソードガス流路12と別に、起動バーナ110による燃焼排ガスを流すための燃焼排ガス用の流路(第3の流路)を設けてもよい。
図1、図2に示すように、熱交換器40の第2の再循環路(ガス再循環路)42には、再循環ブロア120が設けられている。再循環ブロア120は、第2の再循環路42を再循環する排出ガス(プロセスガス及び/又は燃料ガス)を吸引・吐出するブロア用ファン121と、このブロア用ファン121を回転駆動する駆動モータ122と、ブロア用ファン121と駆動モータ122を連結する回転軸123とを有している。
再循環ブロア120には、温度検出部130が設けられている。この温度検出部130は、再循環ブロア120(ブロア用ファン121、駆動モータ122、回転軸123)の温度を検出することができる。また、温度検出部130は、第2の再循環路42を再循環する排出ガス(プロセスガス及び/又は燃料ガス)の温度を検出することができる。また、温度検出部130は、再循環ブロア120(ブロア用ファン121、駆動モータ122、回転軸123)の温度と、第2の再循環路42を再循環する排出ガス(プロセスガス及び/又は燃料ガス)の少なくとも一点を検出することができる。また、温度検出部130は、再循環ブロア120(ブロア用ファン121、駆動モータ122、回転軸123)の温度と、第2の再循環路42を再循環する排出ガス(プロセスガス及び/又は燃料ガス)の温度の平均値を検出することができる。以下では、温度検出部130が検出したこれらいずれかの温度を「温度検出部130による検出温度」と呼ぶ。
再循環ブロア120の近傍には、再循環ブロア120の少なくとも一部を冷却可能な冷却装置(冷却部)140が設けられている。「再循環ブロア120の少なくとも一部」は、例えば、駆動モータ122や回転軸123の他、軸受け等の摺動部の各種構成要素を意味している。この冷却装置140は、再循環ブロア120の駆動モータ122や回転軸123等に冷却風を吹き付ける冷却ファン141と、この冷却ファン141を回転駆動する駆動モータ142と、冷却ファン141と駆動モータ142を連結する回転軸143とを有している。
冷却装置140には、当該冷却装置140の駆動状態を制御する制御部150が接続されている。制御部150は、例えば、冷却装置140の冷却ファン141の回転数を制御するインバータを有している。
制御部150は、温度検出部130による検出温度に基づいて、再循環ブロア120の内部(例えば駆動モータ122や回転軸123等)における水蒸気の凝縮を防止するように、冷却装置140(冷却ファン141)の駆動状態を制御する。
より具体的に、制御部150は、温度検出部130による検出温度が第1の温度閾値以上であるときに、冷却装置140(冷却ファン141)を駆動し、温度検出部130による検出温度が第1の温度閾値よりも低い第2の温度閾値まで下がったときに、冷却装置140(冷却ファン141)の駆動を停止する。
ここで、例えば、第1の温度閾値は略120℃に設定することができ、第2の温度閾値は略100℃に設定することができる。この場合、制御部150による制御の下で、冷却装置140(冷却ファン141)が駆動と駆動停止を繰り返すことにより、再循環ブロア120の駆動モータ122や回転軸123の温度が、略100℃から略120℃の間で制御される。
これにより、再循環ブロア120の内部(例えば駆動モータ122や回転軸123等)における水蒸気の凝縮、これに起因する再循環ブロア120ひいては燃料電池システム1の故障を防止することができる。また、再循環ブロア120の駆動モータ122や回転軸123等が高温になりすぎることがないので、この点でも、再循環ブロア120ひいては燃料電池システム1の故障を防止することができる。また、上述した特許文献2のようなパージガス(窒素ガス等の不活性ガス)の供給が不要であるため、燃料ガスの分圧が低下することがなく、優れた発電効率を発揮することができる。またパージガスの供給機構が不要であるため、燃料電池システム1の構成を簡素にすることができる。
図3のフローチャートを参照して、第1実施形態の燃料電池システム1の起動時の動作について詳細に説明する。
ステップST1では、SOFC10のアノードガス流路11に、プロセスガスとしての窒素ガスの供給が開始される。ステップST2では、熱交換器40の第1の再循環路41と第2の再循環路42により、アノードガス流路11に供給された窒素ガスの再循環が開始される。このようにして、ステップST3では、SOFC10の昇温が開始される。
なお、SOFC10の昇温時には、当該SOFC10のカソードガス流路12に、酸化剤ガス又は起動バーナ110による燃焼排ガスが供給されており、当該酸化剤ガス又は燃焼排ガスが熱交換器60において酸化剤ガス排出路61により加熱される。これにより、SOFC10の昇温効果が促進される。
ステップST4では、SOFC10が所定の発電準備温度(例えば500℃)に到達したか否かが判定される。SOFC10が所定の発電準備温度に到達したときは(ステップST4:Yes)、ステップST5に進む。SOFC10が所定の発電準備温度に到達していないときは(ステップST4:No)、SOFC10が所定の発電準備温度に到達するのを待つ。
ステップST5では、制御部150による冷却装置140の駆動制御が開始される。すなわち、制御部150は、温度検出部130による検出温度が第1の温度閾値以上であるときに、冷却装置140を駆動し、温度検出部130による検出温度が第1の温度閾値よりも低い第2の温度閾値まで下がったときに、冷却装置140の駆動を停止する。これにより、再循環ブロア120の内部温度が所定温度(例えば、第1の温度閾値が略120℃であり、第2の温度閾値が略100℃である場合には、略110℃)に維持される。
ステップST6では、SOFC10のアノードガス流路11に、改質水蒸気の供給が開始される。
ステップST7では、SOFC10のアノードガス流路11に、燃料ガスの供給が開始される。SOFC10のアノードガス流路11に燃料ガスが供給されているとき、SOFC10のカソードガス流路12には酸化剤ガスが供給されている。そして、アノードガス流路11に供給された燃料ガスとカソードガス流路12に供給された酸化剤ガスが電気化学反応を起こすことによって、SOFC10が発電する。なお、アノードガス流路11への改質水蒸気の供給は、例えば、SOFC10の発電負荷が約30%に到達した時点で停止してもよい。
図4のフローチャートを参照して、第1実施形態の燃料電池システム1の停止時の動作について詳細に説明する。
ステップST11では、SOFC10のアノードガス流路11に、改質水蒸気の供給が開始される。これにより、ステップST12では、SOFC10の冷却が開始される。
ステップST13では、SOFC10が第1の発電停止準備温度(例えば500℃)以下であるか否かが判定される。SOFC10が第1の発電停止準備温度以下であるときは(ステップST13:Yes)、ステップST14に進む。SOFC10が第1の発電停止準備温度より高いときは(ステップST13:No)、SOFC10が第1の発電停止準備温度以下となるのを待つ。
ステップST14では、SOFC10のアノードガス流路11への燃料ガスの供給が停止される。ステップST15では、SOFC10のアノードガス流路11に、窒素ガスの供給が開始される。ステップST16では、SOFC10のアノードガス流路11への改質水蒸気の供給が停止される。
ステップST17では、SOFC10が第2の発電停止準備温度(例えば100℃)以下であるか否かが判定される。SOFC10が第2の発電停止準備温度以下であるときは(ステップST17:Yes)、ステップST18に進む。SOFC10が第2の発電停止準備温度より高いときは(ステップST17:No)、SOFC10が第2の発電停止準備温度以下となるのを待つ。
ステップST18では、SOFC10のアノードガス流路11への窒素ガスの供給が停止される。ステップST19では、熱交換器40の第1の再循環路41と第2の再循環路42による窒素ガスの再循環が停止される。このようにして、燃料電池システム1が停止される。
≪第2実施形態≫
図5〜図7を参照して、第2実施形態の燃料電池システム1について詳細に説明する。
第2実施形態の燃料電池システム1は、第1実施形態の燃料電池システム1において、温度検出部130、冷却装置140及び制御部150を省略して、代わりに、窒素ガスパージ部(パージガス供給部)160及び燃料ガスパージ部(パージガス供給部)170を設けたものである。
窒素ガスパージ部160は、再循環ブロア120さらには第2の再循環路(ガス再循環路)42に、パージガスとしての窒素ガスを供給する。窒素ガスパージ部160から再循環ブロア120へのガス供給路には、当該ガス供給路を介した窒素ガスの供給を許容又は禁止するための遮断弁161が設けられている。
燃料ガスパージ部170は、再循環ブロア120さらには第2の再循環路(ガス再循環路)42に、パージガスとしての燃料ガスを供給する。燃料ガスパージ部170から再循環ブロア120へのガス供給路には、当該ガス供給路を介した燃料ガスの供給を許容又は禁止するための遮断弁171が設けられている。
窒素ガスパージ部160と燃料ガスパージ部170は、窒素ガスと燃料ガスの2種類のパージガスを選択的に供給可能である。このため、遮断弁161と遮断弁171は、一方が開状態のときに他方が閉状態になるように制御される。なお、窒素ガスパージ部160と燃料ガスパージ部170に加えて第3のガスパージ部を設けることで、3種類以上のパージガスを選択的に供給可能としてもよい。
燃料電池システム1の起動時にSOFC10の温度が所定温度に昇温するまでは、窒素ガスパージ部160が窒素ガスを再循環ブロア120さらには第2の再循環路42に供給する。SOFC10の温度が所定温度に昇温した後は、燃料ガスパージ部170が燃料ガスを再循環ブロア120さらには第2の再循環路42に供給する。窒素ガスパージから燃料ガスパージに切り替えることで、窒素供給設備を小型化することが可能となる。
燃料電池システム1の停止時にSOFC10の温度が所定温度に降温するまでは、窒素ガスパージ部160が窒素ガスを再循環ブロア120さらには第2の再循環路42に供給する。SOFC10の温度が所定温度に降温した後は、窒素ガスパージ部160が窒素ガスを再循環ブロア120さらには第2の再循環路42に供給しない。
図6のフローチャートを参照して、第2実施形態の燃料電池システム1の起動時の動作について詳細に説明する。
ステップST31では、プロセスガス供給路20を介して、SOFC10のアノードガス流路11に、プロセスガスとしての窒素ガスの供給が開始される。ステップST32では、窒素ガスパージ部160を介して、再循環ブロア120さらには第2の再循環路42に、プロセスガスとしての窒素ガスの供給が開始される。ステップST33では、熱交換器40の第1の再循環路41と第2の再循環路42により、アノードガス流路11に供給された窒素ガスの再循環が開始される。このようにして、ステップST34では、SOFC10の昇温が開始される。
ステップST35では、SOFC10が所定の発電準備温度(例えば600℃)に到達したか否かが判定される。SOFC10が所定の発電準備温度に到達したときは(ステップST35:Yes)、ステップST36に進む。SOFC10が所定の発電準備温度に到達していないときは(ステップST35:No)、SOFC10が所定の発電準備温度に到達するのを待つ。
ステップST36では、プロセスガス供給路20を介して、SOFC10のアノードガス流路11に、改質水蒸気の供給が開始される。ステップST37では、燃料ガス供給路30を介して、SOFC10のアノードガス流路11に、燃料ガスの供給が開始される。
ステップST38では、燃料ガスパージ部170を介して、再循環ブロア120さらには第2の再循環路42に、燃料ガスの供給が開始される。ステップST39では、窒素ガスパージ部160を介した窒素ガスの供給が停止される。ステップST38とステップST39の処理は略同時に実行されてもよい。SOFC10のアノードガス流路11に燃料ガスが供給されているとき、SOFC10のカソードガス流路12には酸化剤ガスが供給されている。そして、アノードガス流路11に供給された燃料ガスとカソードガス流路12に供給された酸化剤ガスが電気化学反応を起こすことによって、SOFC10が発電する。なお、アノードガス流路11への改質水蒸気の供給は、例えば、SOFC10の発電負荷が約30%に到達した時点で停止してもよい。
図7のフローチャートを参照して、第2実施形態の燃料電池システム1の停止時の動作について詳細に説明する。
ステップST41では、プロセスガス供給路20を介して、SOFC10のアノードガス流路11に、窒素ガスの供給が開始される。ステップST42では、窒素ガスパージ部160を介して、再循環ブロア120さらには第2の再循環路42に、窒素ガスの供給が開始される。ステップST43では、燃料ガスパージ部170を介した燃料ガスの供給が停止される。ステップST42とステップST43の処理は略同時に実行されてもよい。このようにして、ステップST44では、SOFC10の冷却が開始される。
ステップST45では、SOFC10が所定のパージ停止準備温度(例えば100℃)以下であるか否かが判定される。SOFC10が所定のパージ停止準備温度以下であるときは(ステップST45:Yes)、ステップST46に進む。SOFC10が所定のパージ停止準備温度より高いときは(ステップST45:No)、SOFC10が所定のパージ停止準備温度以下となるのを待つ。
ステップST46では、窒素ガスパージ部160を介した窒素ガスの供給が停止される。ステップST47では、プロセスガス供給路20を介したSOFC10のアノードガス流路11への窒素ガスの供給が停止される。ステップST48では、熱交換器40の第1の再循環路41と第2の再循環路42による窒素ガスの再循環が停止される。このようにして、燃料電池システム1が停止される。
第2実施形態の燃料電池システム1によれば、窒素ガスパージ部160を介した窒素ガスの供給(パージ)と燃料ガスパージ部170を介した燃料ガスの供給(パージ)とが、適切なタイミングで切り替えられる。このため、再循環ブロア120の内部で水蒸気の凝縮が発生しない。また、たとえ再循環ブロア120の内部(例えば駆動モータ122や回転軸123等)において水蒸気の凝縮が発生した場合であっても、パージガスによって凝縮水を吹き飛ばし、再循環ブロア120ひいては燃料電池システム1の故障を防止することができる。また、窒素ガスパージ部160を介した窒素ガスの供給(パージ)により、SOFC10の起動昇温の促進と、SOFC10による発電停止時の冷却の促進を図ることができる。また、燃料ガスパージ部170を介した燃料ガスの供給(パージ)により、SOFC10の発電効率の向上を図ることができる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態の燃料電池システム1は、第1実施形態の燃料電池システム1と第2実施形態の燃料電池システム1を組み合わせたものである。第3実施形態の燃料電池システム1は、温度検出部130、冷却装置140、制御部150、窒素ガスパージ部160及び燃料ガスパージ部170を構成要素として含んでいる。
すなわち、第3実施形態の燃料電池システム1では、温度検出部130が、再循環ブロア120の温度、及び/又は、ガス再循環路42を再循環する排出ガスの温度を検出し、制御部150が、温度検出部130による検出温度に基づいて、再循環ブロア120の内部における凝縮を防止するように、冷却装置140の駆動状態を制御する。これと同時に、窒素ガスパージ部160と燃料ガスパージ部170(パージガス供給部)が、窒素ガスと燃料ガス(パージガス)を、最適なタイミングで再循環ブロア120さらには第2の再循環路42に供給(パージ)する。これにより、再循環ブロア120内における水蒸気の凝縮に起因する故障を防止するとともに、優れた発電効率を発揮することが可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている構成要素の大きさや形状、機能などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
上記実施の形態では、第1の温度閾値を略120℃に設定し、第2の温度閾値を略100℃に設定した場合を例示したが、第1、第2の温度閾値はこれらに限定されることはなく、種々の設計変更が可能である。
本発明の燃料電池システム及びその運転方法は、家庭用、業務用、その他のあらゆる産業分野の燃料電池システムに適用して好適である。
1 燃料電池システム
10 固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)
11 アノードガス流路(燃料ガス流路)
12 カソードガス流路(酸化剤ガス流路)
13 インバータ
20 プロセスガス供給路(ガス供給路、改質水蒸気供給路)
21 遮断弁
30 燃料ガス供給路(ガス供給路)
31 遮断弁
32 脱硫器
40 熱交換器
41 第1の再循環路
42 第2の再循環路(ガス再循環路)
50 酸化剤ガス供給路
51 空気ブロア
60 熱交換器
61 酸化剤ガス排出路
70 排熱回収器
80 温水熱交換器
90 燃料ガス分岐路
91 遮断弁
100 酸化剤ガス分岐路
101 遮断弁
110 起動バーナ(起動用昇温器)
120 再循環ブロア
121 ブロア用ファン
122 駆動モータ
123 回転軸
130 温度検出部
140 冷却装置(冷却部)
141 冷却ファン
142 駆動モータ
143 回転軸
150 制御部(インバータ)
160 窒素ガスパージ部(パージガス供給部)
161 遮断弁
170 燃料ガスパージ部(パージガス供給部)
171 遮断弁

Claims (13)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学反応により発電する固体酸化物形燃料電池と、
    前記固体酸化物形燃料電池に水蒸気を含んだプロセスガスと改質水蒸気の少なくとも一方を供給するガス供給路と、
    前記固体酸化物形燃料電池から排出された排出ガスを前記ガス供給路に再循環させるガス再循環路と、
    前記ガス再循環路に設けられた再循環ブロアと、
    前記再循環ブロアの少なくとも一部を冷却可能な冷却部と、
    前記再循環ブロアの温度、及び/又は、前記ガス再循環路を再循環する前記排出ガスの温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部による検出温度に基づいて、前記再循環ブロアの内部における凝縮を防止するように、前記冷却部の駆動状態を制御する制御部と、
    前記再循環ブロアに少なくとも2種類のパージガスを供給可能なパージガス供給部と、
    を有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記制御部は、前記温度検出部による検出温度が第1の温度閾値以上であるときに、前記冷却部を駆動し、前記温度検出部による検出温度が前記第1の温度閾値よりも低い第2の温度閾値まで下がったときに、前記冷却部の駆動を停止することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記第1の温度閾値は略120℃に設定されており、前記第2の温度閾値は略100℃に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記冷却部は、冷却ファンを有し、前記制御部は、前記冷却ファンの回転数を制御するインバータを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料電池システム。
  5. 前記パージガス供給部は、前記パージガスとして窒素ガスと前記燃料ガスを選択的に前記再循環ブロアに供給可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 前記パージガス供給部は、前記燃料電池システムの起動時に前記固体酸化物形燃料電池の温度が所定温度に昇温するまでは、前記窒素ガスを前記再循環ブロアに供給し、前記固体酸化物形燃料電池の温度が所定温度に昇温した後は、前記燃料ガスを前記再循環ブロアに供給することを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記パージガス供給部は、前記燃料電池システムの停止時に前記固体酸化物形燃料電池の温度が所定温度に降温するまでは、前記窒素ガスを前記再循環ブロアに供給し、前記固体酸化物形燃料電池の温度が所定温度に降温した後は、前記窒素ガスを前記再循環ブロアに供給しないことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学反応により発電する固体酸化物形燃料電池と、
    前記固体酸化物形燃料電池に水蒸気を含んだプロセスガスと改質水蒸気の少なくとも一方を供給するガス供給路と、
    前記固体酸化物形燃料電池から排出された排出ガスを前記ガス供給路に再循環させるガス再循環路と、
    前記ガス再循環路に設けられた再循環ブロアと、
    前記再循環ブロアに少なくとも2種類のパージガスを供給可能なパージガス供給部と、
    を有することを特徴とする燃料電池システム。
  9. 前記パージガス供給部は、前記パージガスとして窒素ガスと前記燃料ガスを選択的に前記再循環ブロアに供給可能であることを特徴とする請求項8に記載の燃料電池システム。
  10. 前記パージガス供給部は、前記燃料電池システムの起動時に前記固体酸化物形燃料電池の温度が所定温度に昇温するまでは、前記窒素ガスを前記再循環ブロアに供給し、前記固体酸化物形燃料電池の温度が所定温度に昇温した後は、前記燃料ガスを前記再循環ブロアに供給することを特徴とする請求項9に記載の燃料電池システム。
  11. 前記パージガス供給部は、前記燃料電池システムの停止時に前記固体酸化物形燃料電池の温度が所定温度に降温するまでは、前記窒素ガスを前記再循環ブロアに供給し、前記固体酸化物形燃料電池の温度が所定温度に降温した後は、前記窒素ガスを前記再循環ブロアに供給しないことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の燃料電池システム。
  12. 燃料ガスと酸化剤ガスの電気化学反応により発電する固体酸化物形燃料電池と、
    前記固体酸化物形燃料電池に水蒸気を含んだプロセスガスと改質水蒸気の少なくとも一方を供給するガス供給路と、
    前記固体酸化物形燃料電池から排出された排出ガスを前記ガス供給路に再循環させるガス再循環路と、
    前記ガス再循環路に設けられた再循環ブロアと、
    前記再循環ブロアの少なくとも一部を冷却可能な冷却部と、
    を有する燃料電池システムの運転方法であって、
    前記再循環ブロアの温度、及び/又は、前記ガス再循環路を再循環する前記排出ガスの温度を検出する温度検出ステップと、
    前記温度検出ステップによる検出温度に基づいて、前記再循環ブロアの内部における凝縮を防止するように、前記冷却部の駆動状態を制御する制御ステップと、
    前記再循環ブロアに少なくとも2種類のパージガスを供給可能なパージガス供給ステップと、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
  13. 前記制御ステップでは、前記温度検出ステップによる検出温度が第1の温度閾値以上であるときに、前記冷却部を駆動し、前記温度検出ステップによる検出温度が前記第1の温度閾値よりも低い第2の温度閾値まで下がったときに、前記冷却部の駆動を停止することを特徴とする請求項12に記載の燃料電池システムの運転方法。
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