JP2015185349A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池の耐久性を向上させる。
【解決手段】燃料電池システムは、原燃料が流通する原燃料の供給通路21と、原燃料の供給通路21から原燃料が導入され、水蒸気を用いて燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する改質部12と、酸化剤ガス中の酸素と、改質部12からの改質ガス中の水素とを反応させて発電を行う燃料電池スタック13と、原燃料の供給通路21から分岐する分岐通路45と、分岐通路45を開閉する開閉弁50と、を備える。開閉弁50は、原燃料の供給通路21から改質部12への燃料供給停止時に開となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
燃料電池システムはエネルギー利用効率の高い発電システムとして開発が活発化している。この中でも固体酸化物形燃料電池システム(SOFCシステム)はその高い発電効率から低CO排出の定置用電源として注目されている。
このシステムは、一般に、燃料及び水が導入され、水を蒸発させて水蒸気を生成する気化部と、気化部からの水蒸気を用いて燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、空気などの酸化剤ガス中の酸素と、改質部からの改質ガス中の水素とを反応させて発電を行う燃料電池とを備える。
このような燃料電池システムは、特許文献1に開示されている。
燃料電池システムでは、例えばシステムの緊急停止時に、気化部への燃料及び水の供給と、燃料電池からの電力の取り出しと、燃料電池への酸化剤ガスの供給とを全て同時に停止させる場合がある。この場合には、まず、燃料電池のカソード側(酸化剤ガス極側)は、発電用の酸化剤ガスの供給が停止されるため、酸化剤ガスによる冷却効果がなくなり、温度が上昇する傾向となる。一方、燃料電池のアノード側(燃料極側)は、電力取り出しが停止されるため、発電熱が発生しなくなる。また、気化部への燃料供給が停止された後も、改質部に残存する燃料の少なくとも一部が、吸熱反応である水蒸気改質反応により改質されて改質ガスとなり、燃料電池のアノード側に流入する。それゆえ、燃料電池のアノード側がカソード側よりも低温になりかねない。このように、燃料電池のカソード側は、燃料供給及び電力取り出しの停止後、温度が上昇傾向となるのに対して、アノード側は、発電熱の消失や、低温の改質ガスの流入により、温度が低下する傾向となる。温度が低下した部分ではその周囲の気体が収縮して圧力が低下し、温度が上昇した部分ではその周囲の気体が膨張して圧力が上昇する。これらの現象により、燃料電池のカソード側は圧力が高くなり、アノード側は圧力が低くなって、カソード側とアノード側との間に圧力差が生じる。それゆえ、この圧力差により、カソード側の周囲に残存する酸化剤ガスがカソード側からアノード側へ流出しかねず、ひいては、当該酸化剤ガスがアノードを酸化させるおそれがあった。
このようなアノードの酸化を抑制するために、特許文献1は、改質部と気化部とを一体的に備える改質器を含んで構成される燃料電池システムにおいて、改質部と気化部との間に気化部内における水の蒸発による改質部内の圧力変動を抑制する圧力変動抑制手段を設けることを開示している。
特開2013−225483号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような燃料電池システムでは、前述のような緊急停止時に、気化部に残存する水が蒸発して水蒸気が生成され、この水蒸気が、改質部を通って燃料電池のアノード側に達するおそれがある。一方、燃料電池のカソード側への酸化剤ガスの供給は停止している。それゆえ、燃料電池のアノード側に達した水蒸気が更にカソード側に流出しかねず、ひいては、燃料電池の耐久性に影響を及ぼしかねない。
また、特許文献1に記載のような燃料電池システムでは、前述のような緊急停止時に、気化部に残存していた水が蒸発しきると、その後の気化部及び改質部での冷却過程で、気化部及び改質部内の気体が収縮して圧力が低下しかねない。それゆえ、燃料電池のカソード側の周囲に残存する酸化剤ガスがアノード側を経て改質部へ流入しかねず、ひいては、アノードが酸化されて劣化するおそれがあった。
本発明は、このような実状に鑑み、燃料電池の耐久性を向上させることを目的とする。
そのため本発明の一態様では、燃料電池システムは、燃料が流通する燃料供給通路と、燃料供給通路から燃料が導入され、水蒸気を用いて燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、酸化剤ガス中の酸素と、改質部からの改質ガス中の水素とを反応させて発電を行う燃料電池と、燃料供給通路から分岐する分岐通路と、分岐通路を開閉する開閉弁と、を備える。開閉弁は、燃料供給通路から改質部への燃料供給停止時に開となる。
本発明の別の態様では、燃料電池システムは、燃料が流通する燃料供給通路と、水が導入され、かつ、燃料供給通路から燃料が導入されて、水を蒸発させて水蒸気を生成する気化部と、気化部からの水蒸気を用いて気化部からの燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、酸化剤ガス中の酸素と、改質部からの改質ガス中の水素とを反応させて発電を行う燃料電池と、燃料供給通路から分岐する分岐通路と、分岐通路を開閉する開閉弁と、を備える。開閉弁は、燃料供給通路から改質部への燃料供給停止時に開となる。
本発明によれば、燃料電池システムは、改質部に燃料を供給するための燃料供給通路から分岐する分岐通路と、分岐通路を開閉する開閉弁と、を備える。また、この開閉弁は、改質部への燃料供給停止時に開となる。これにより、例えば前述のようなシステムの緊急停止時に、燃料供給通路から改質部を経て燃料電池に至る経路に残留する水蒸気の少なくとも一部が、分岐通路を経て、当該経路外に流出するので、前述のようなアノード側からカソード側への水蒸気の流出を抑制することができ、ひいては、燃料電池の耐久性を向上させることができる。
また本発明によれば、改質部への燃料供給停止時に、分岐通路の開閉弁が開となるので、例えば前述のようなシステムの緊急停止時に、改質部での冷却過程で改質部内の気体が収縮して圧力が低下しても、分岐通路から燃料供給通路を経て改質部に気体が流入するので、改質部での圧力低下を抑制することができる。従って、燃料電池のカソード側の周囲に残存する酸化剤ガスがアノード側を経て改質部へ流入することを抑制することができ、ひいては、アノードの酸化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す図 燃料電池システムの運転停止要求の監視ルーチンを示すフローチャート 通常停止ルーチンを示すフローチャート 緊急停止ルーチンを示すフローチャート 本発明の第1実施形態の変形例における燃料電池システムの概略構成を示す図 本発明の第2実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す図 本発明の第3実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す図
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す。
本実施形態における燃料電池システム(SOFCシステム)は、その主要部をなす燃料電池装置1と、燃料電池装置1より排出される排ガスの熱を回収して熱回収媒体(例えば水)を昇温する熱回収部2と、燃料電池装置1(特に後述するセルスタック13)の発電電力を取り出すパワーコンディショナー(以下、「PCS」という)3と、制御部4とを含んで構成される。
燃料電池装置1は、筐体10内に、気化部11と、改質部12と、セルスタック13(複数の燃料電池セル14の組立体)と、オフガス燃焼部15と、排ガス処理部16とを配置して構成される。ここで、セルスタック13及び燃料電池セル14は、本発明の燃料電池に対応するものである。また、この燃料電池は固体酸化物形燃料電池である。
筐体10は、耐熱性金属により形成されており、内面に断熱材を内張して構成され得る。
燃料電池システムには、筐体10の外部から筐体10の壁面を貫通して気化部11を経て改質部12へ、原燃料の供給通路(燃料供給通路)21が設けられている。原燃料の供給通路21には、適宜の供給量制御手段としてのポンプ22が筐体10外に設けられている。この供給通路21を原燃料が流通する。ここで、原燃料は例えば炭化水素系燃料である。炭化水素系燃料は、分子中に炭素と水素とを含む化合物(酸素など、他の元素を含んでいてもよい)若しくはそれらの混合物である。
原燃料の供給通路21におけるポンプ22と気化部11との間に位置する合流部23には、改質用空気の供給通路24が接続されている。改質用空気の供給通路24は、筐体10の外部から筐体10の壁面を貫通して筐体10内の合流部23へ延びている。改質用空気の供給通路24には、適宜の供給量制御手段としてのブロワ25が筐体10外に設けられている。
尚、原燃料の供給通路21におけるポンプ22の上流側には、当該通路を開閉する開閉弁(図示せず)が設けられている。この開閉弁は電磁弁であり、制御部4からの命令信号によって開弁・閉弁される。
原燃料の供給通路21における合流部23と気化部11との間に位置する合流部26には、改質用水の供給通路27が接続されている。改質用水の供給通路27は、筐体10外の水タンク28から筐体10の壁面を貫通して筐体10内の合流部26へ延びている。改質用水の供給通路27には、適宜の供給量制御手段としてのポンプ29が筐体10外に設けられている。
燃料電池システムには、筐体10の外部から筐体10の壁面を貫通してセルスタック13のカソード側に向かって延びるように、酸化剤ガス(空気など)の供給通路31が設けられている。酸化剤ガスの供給通路31には、適宜の供給量制御手段としてのブロワ32が筐体10外に設けられている。
気化部11は原燃料の供給通路21の途中に設けられている。本実施形態では、気化部11は、原燃料の供給通路21における合流部26と改質部12との間に設けられている。
気化部11は、耐熱性金属により形成されたケース内の室に伝熱ビーズなどの伝熱促進部材を充填して構成されている。気化部11では、改質用水の供給通路27から合流部26を経て原燃料の供給通路21を通ってきた水を蒸発させて、水蒸気を生成する。すなわち、気化部11は、原燃料の供給通路21から原燃料及び水が導入され、水を蒸発させて水蒸気を生成する。
改質部12は、耐熱性金属により形成されたケース内の室に改質触媒を充填して構成されており、原燃料の供給通路21の下流側端部が接続されている。従って、改質部12は、気化部11にて生成された水蒸気の存在下で、原燃料を水蒸気改質反応により改質し、水素リッチな燃料ガス(改質ガス)を生成する。換言すれば、改質部12は、気化部11からの水蒸気を用いて原燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する。尚、水蒸気改質反応に替えて、部分酸化反応又は自己熱改質反応など、更にはこれらの改質反応の組み合わせなど、水素発生手法として公知な手法によって改質ガスを生成してもよい。
セルスタック13は、複数の固体酸化物形燃料電池セル14を電気的に直列及び/又は並列に接続してなる組立体であり、各セル14は、固体酸化物電解質の両面にアノード(燃料極)とカソード(酸化剤ガス極)を積層してなり、アノードには改質部12出口からの改質ガスの供給通路33によって改質ガスが供給され、カソードには、酸化剤ガスの供給通路31により空気などの酸化剤ガスが供給される。
電解質は、高温下で酸化物イオンを伝導する。アノードは、酸化物イオンと改質ガス中の水素とを反応させて、電子及び水を発生させる。カソードは、酸化剤ガス中の酸素と電子とを反応させて、酸化物イオンを発生させる。
従って、燃料電池セル14の各々において、カソードにて、下記(1)式の電極反応が生起され、アノードにて、下記(2)式の電極反応が生起されて、発電がなされる。
カソード: 1/2O+2e→O2−(電解質) ・・・(1)
アノード: O2−(電解質)+H→HO+2e・・・(2)
燃料電池セル14には、その温度Tを検出する温度センサ(図示せず)が設けられている。この温度センサからの温度検出信号(セル温度Tに対応する信号)は、図示しない信号線を介して、制御部4に伝達される。
オフガス燃焼部15は、筐体10内に設けられ、セルスタック13での余剰の改質ガス(換言すれば、セルスタック13から排出されるオフガス)を余剰の酸化剤ガスの存在下で燃焼させ、その燃焼熱により気化部11、改質部12、及びセルスタック13を高温状態に維持する。従って、筐体10内では、例えばオフガス燃焼部15は600〜800℃、セルスタック13は600〜700℃、改質部12は300〜650℃、気化部11は100〜120℃程度の高温になる。
燃料電池システムには、筐体10内のオフガス燃焼部15から筐体10の壁面を貫通して筐体10の外部へ、排ガス通路41が設けられている。排ガス通路41は、オフガス燃焼部15での燃焼によって生成された高温の排ガスが流通し、この排ガスを筐体10外に導く。
筐体10内における排ガス通路41の途中には、オフガス燃焼部15からの排ガスを浄化する排ガス処理部16が設けられている。
排ガス処理部16は、例えば、金属製のケース内の室に燃焼触媒を充填して構成される。また、排ガス処理部16は、燃焼触媒を加熱するための燃焼触媒ヒータ17を備える。排ガス処理部16では、排ガス中に含まれる一酸化炭素や水素などの成分が、燃焼触媒により浄化処理される。
筐体10外における排ガス通路41の途中には熱回収部2が設けられている。熱回収部2は、排ガス処理部16で処理された後の排ガスの熱を回収して、その回収熱により、熱回収媒体(例えば水)を加温する。
熱回収部2は、図示しない給湯ユニットの貯湯槽と熱回収媒体循環通路42により接続されている。熱回収媒体循環通路42には、適宜の供給量制御手段としてのポンプ(図示せず)が設けられている。
燃料電池システムでは、熱回収部2内の排ガス通路から水タンク28へ、凝縮水の回収通路43が設けられている。熱回収部2内の排ガス通路では、熱回収媒体循環通路42との熱交換により排ガス中の水分が凝縮する。この凝縮水は、凝縮水の回収通路43を通って、水タンク28に貯留される。
水タンク28に貯留された水は、前述のポンプ29により吸引され、改質用水の供給通路27、合流部26、及び原燃料の供給通路21を通って、気化部11に導入される。それゆえ、原燃料の供給通路21のうち合流部26と気化部11との間の部分には、原燃料及び水が流通する。
燃料電池システムには、原燃料の供給通路21から分岐して排ガス通路41に至る分岐通路45が設けられている。本実施形態では、分岐通路45は、原燃料の供給通路21のうち気化部11より上流側の部分(ポンプ22側の部分)から分岐している。
分岐通路45は、その一端部が、原燃料の供給通路21における合流部26と気化部11との間に位置する分岐部46に接続されている。また、分岐通路45の他端部は、筐体10外における排ガス通路41のうち熱回収部2より上流側の部分(すなわち燃料電池装置1側の部分)に位置する合流部47に接続されている。尚、本実施形態では、分岐通路45は、筐体10内の分岐部46から筐体10の壁面を貫通して筐体10外の合流部47まで延びている。
筐体10外における分岐通路45の途中には、当該通路を開閉する開閉弁50が設けられている。開閉弁50は、常開型の電磁弁(いわゆるNO弁)であり、制御部4からの命令信号(非通電・通電)によって開弁・閉弁される。それゆえ、開閉弁50は、非通電時(消磁時)には開状態を保ち、通電時(励磁時)には閉じる。
PCS3は、燃料電池装置1のセルスタック13で発生した直流電力を取り出すものであり、また、インバータを備え、直流電力を交流電力に変換して、図示しない家庭内負荷(電気機器)に供給する。尚、セルスタック13の発電電力が家庭内負荷の需要電力に満たない場合は、不足分として、図示しない系統電源からの系統電力が家庭内負荷に供給される。
制御部4は、セルスタック13の発電電力や熱回収に用いる熱回収媒体を循環させるためのポンプの運転などを制御するもので、マイクロコンピュータを含んで構成され、CPU、ROM、RAM、及び入出力インターフェイスなどを備えている。
制御部4による発電電力の制御は、ポンプ22、29、ブロワ25を介して気化部11及び改質部12への原燃料、改質用水、改質用空気の供給量を制御して、セルスタック13への改質ガスの供給量を制御し、また、ブロワ32を介してセルスタック13への酸化剤ガスの供給量を制御することによって、行う。
従って、制御部4は、家庭内負荷の需要電力に応じて、定格最大発電電力の範囲内で、セルスタック13の発電電力目標値を設定し、これに従って(発電電力目標値を得るように)、燃料、水、及び空気の供給量を制御することにより、セルスタック13の発電電力を制御する。
また、制御部4はPCS3を制御する。具体的には、セルスタック13の発電電力目標値に基づいて、セルスタック13から取り出す電流を設定・制御する。より詳しくは、セルスタック13の発電電力目標値をセルスタック13の出力電圧(瞬時値)で除算して、電流目標値を設定し、この電流目標値に従って、セルスタック13から取り出す電流を制御する。
また、制御部4は開閉弁50の開閉を制御する。例えば燃料電池システムの通常運転時には、開閉弁50が閉状態を保つように、開閉弁50の通電状態が制御部4によって制御される。
本実施形態では燃料電池システムの運転停止時に開閉弁50を開とする。この詳細について、図1に加えて図2〜図4を用いて説明する。
図2は、本実施形態における燃料電池システムの運転停止要求の監視ルーチンを示すフローチャートである。図3は、通常停止ルーチンを示すフローチャートである。図4は、緊急停止ルーチンを示すフローチャートである。
図2に示すように、制御部4は、燃料電池システムの運転中に、燃料電池システムの運転停止要求の有無を常時監視する。具体的には、制御部4は、燃料電池システムに緊急停止の要求があるか否かと、燃料電池システムに通常停止の要求があるか否かとを、常時監視する。ここで、緊急停止は、燃料電池システムの運転中に各種ポンプ・ブロワの不具合などが発生して迅速に燃料電池システムを停止させる必要がある場合などに要求される。また、通常停止は、マイコンメータ(ガスメーター)の機能を確認する場合や、定期メンテナンスを行う場合、又は、長期不在時などのユーザー操作による停止の場合などに要求される。
図2のステップS1では、燃料電池システムに緊急停止の要求があるか否かを判定する。ステップS1にて緊急停止の要求がないと判定された場合には、ステップS2に進んで、通常停止の要求があるか否かを判定する。
ステップS2にて、通常停止の要求がないと判定された場合には、所定時間経過後に、ステップS1に戻る。
ステップS2にて、通常停止の要求があると判定された場合には、ステップS3の通常停止ルーチン(図3参照)に進み、通常の運転停止制御を行う。
一方、ステップS1にて緊急停止の要求があると判定された場合には、ステップS4の緊急停止ルーチン(図4参照)に進み、緊急停止制御を行う。
ステップS3の通常停止ルーチンでは、図3に示すように、まずステップS21にて、直ちに電流掃引を停止する。具体的には、PCS3に対し電流掃引停止を指示する。セルスタック13は家庭内負荷から切り離される。発電停止により、燃料電池セル14自体の発熱が停止することになる。
また、ステップS21では、気化部11への原燃料及び改質用水の供給停止を行う。具体的には、ポンプ22、29の運転を停止する。また、原燃料の供給通路21におけるポンプ22の上流側に設けられた開閉弁(図示せず)を閉じる。尚、ブロワ25が運転している場合には、ステップS21にてブロワ25の運転を停止する。
ステップS21では、気化部11への原燃料及び改質用水の供給を停止するが、原燃料の供給通路21、気化部11、改質部12、改質ガスの供給通路33に残存する水蒸気や改質ガスなどの気体が燃料電池セル14のアノード側に流入して更にカソード側に送り込まれる。このため、ステップS22では、気化部11への原燃料及び改質用水の供給停止からの経過時間t1が所定時間ts1以上となるまで待機し、経過時間t1が所定時間ts1以上になると、ステップS23に進む。ここで、所定時間ts1とは、燃料電池セル14のアノード側からカソード側に送り込まれた残留気体が、酸化剤ガスによってカソードの周囲から除去されるのに十分な時間が経過したか否かを判定するための閾値であり、予め設定されている。当該残留気体が酸化剤ガスによってカソードの周囲から除去されるので、燃料電池セル14の劣化などを抑制することができる。
ステップS23では、燃料電池セル14のカソードへの酸化剤ガスの供給を停止する。具体的には、ブロワ32の運転を停止する。
次に、ステップS24にて開閉弁50を開として、ステップS25に進む。尚、このステップS24では、ポンプ22の運転が既に停止されており、また、原燃料の供給通路21におけるポンプ22の上流側に設けられた開閉弁(図示せず)が閉じているので、原燃料の供給通路21から気化部11及び改質部12への燃料供給が停止している。ゆえに、開閉弁50は、原燃料の供給通路21から気化部11及び改質部12への燃料供給停止時に開となる。
ステップS25では、前述の温度センサによって検出されるセル温度Tと、所定温度Tcとを比較する。ここで、所定温度Tcとは、燃料電池セル14が熱劣化しない程度の温度まで低下したか否かを判定するための閾値であり、予め設定されている。尚、所定温度Tcは例えば90℃程度である。
ステップS25にてセル温度Tが所定温度Tc以下となるまで開閉弁50の開状態を保ち、セル温度Tが所定温度Tc以下となった時点で、ステップS26に進む。
ステップS26では、開閉弁50を閉じて通常停止ルーチンを終了する。これにより、燃料電池システムの通常停止が完了する。
ステップS4の緊急停止ルーチンでは、図4に示すように、まずステップS31にて緊急停止処理を行う。この緊急停止処理では、前述の通常停止ルーチンを構成する複数のステップの少なくとも一部を省略して燃料電池システムを迅速に停止させる。本実施形態では、ステップS31において、前述の通常停止ルーチンのうち、ステップS22、S24〜S26を省略して、燃料電池システムを迅速に停止させる。すなわち、本実施形態では、電流掃引の停止、気化部11への原燃料及び改質用水の供給停止、及び、燃料電池セル14のカソードへの酸化剤ガスの供給停止を直ちにかつ一斉に行って、燃料電池システムを停止させる。
次に、ステップS32にて、開閉弁50を開とする。ここで、ステップS32では、ポンプ22の運転が既に停止されており、また、原燃料の供給通路21におけるポンプ22の上流側に設けられた開閉弁(図示せず)が閉じているので、原燃料の供給通路21から気化部11及び改質部12への燃料供給が停止している。ゆえに、開閉弁50は、原燃料の供給通路21から気化部11及び改質部12への燃料供給停止時に開となる。
尚、ステップS31にて開閉弁50が非通電状態(消磁時状態)となった場合には、開閉弁50がNO弁であることにより、非通電状態になったときに開閉弁50が自動的に開となる。
次に、ステップS33では、開閉弁50が開状態となってからの経過時間t2が所定時間ts2以上となるまで開閉弁50を開状態に保ち、経過時間t2が所定時間ts2以上になると、ステップS34に進む。ここで、所定時間ts2とは、燃料電池セル14を冷却するために十分な時間が経過したか否かを判定するための閾値であり、予め設定されている。
ステップS34では、燃料電池システムの復帰が可能であるか否かの判定を行う。燃料電池システムの復帰が不可能であれば、作業員による修理などが必要であると判断し、緊急停止ルーチンを終了する。この場合には、作業員が修理などを行い、ステップS1での緊急停止要求を解除した後、燃料電池システムの次回起動時に開閉弁50を閉じる。
一方、ステップS34にて、燃料電池システムの復帰が可能であれば、ステップS35に進み、開閉弁50を閉じて、緊急停止ルーチンを終了する。この場合には、緊急停止ルーチンの終了後、引き続き、燃料電池システムの起動ルーチンを開始してもよい(すなわち、燃料電池システムの自動復帰制御を行ってもよい)。
本実施形態によれば、燃料電池システムは、原燃料(燃料)が流通する原燃料の供給通路21(燃料供給通路)と、原燃料の供給通路21から原燃料が導入され、水蒸気を用いて原燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する改質部12と、酸化剤ガス中の酸素と、改質部12からの改質ガス中の水素とを反応させて発電を行うセルスタック13(燃料電池)と、原燃料の供給通路21から分岐する分岐通路45と、分岐通路45を開閉する開閉弁50と、を備える。開閉弁50は、原燃料の供給通路21から改質部12への燃料供給停止時に開となる。これにより、例えば燃料電池システムの運転停止時に、原燃料の供給通路21から気化部11及び改質部12を経て燃料電池セル14に至る経路に残留する水蒸気の少なくとも一部が、分岐通路45を経て、当該経路外に流出するので、燃料電池セル14のアノード側からカソード側への水蒸気の流出を抑制することができ、ひいては、燃料電池セル14の耐久性を向上させることができる。
また本実施形態によれば、改質部12への燃料供給停止時に、分岐通路45の開閉弁50が開となるので、例えば燃料電池システムの運転停止時に、改質部12での冷却過程で改質部12内の気体が収縮して圧力が低下しても、分岐通路45から原燃料の供給通路21を経て改質部12に気体が流入するので、改質部12での圧力低下を抑制することができる。従って、燃料電池セル14のカソード側の周囲に残存する酸化剤ガスがアノード側を経て改質部12へ流入することを抑制することができ、ひいては、アノードの酸化を抑制することができる。
また本実施形態によれば、燃料電池システムは、水が導入され、水を蒸発させて水蒸気を生成する気化部11を更に備える。改質部12は、気化部11からの水蒸気を用いて燃料を改質する。これにより、例えば燃料電池システムの運転停止時に、気化部11内に残存する水が蒸発して水蒸気が生成されても、生成された水蒸気の少なくとも一部が、分岐通路45及び排ガス通路41を経て系外に流出するので、燃料電池セル14のアノード側からカソード側への水蒸気の流出を抑制することができる。
また本実施形態によれば、気化部11が原燃料の供給通路21(燃料供給通路)の途中に設けられている。また、分岐通路45は、原燃料の供給通路21のうち気化部11より上流側の部分(ポンプ22側の部分)から分岐する。これにより、例えば燃料電池システムの運転停止時において、気化部11内の圧力が低下していく冷却過程では、筐体10内の温度低下に伴って、分岐通路45から原燃料の供給通路21を経て気化部11に気体が流入するが、当該気体の少なくとも一部が気化部11及び改質部12に留まるので、当該気体がセルスタック13に到達することを抑制することができる。すなわち、気化部11及び改質部12がバッファーとして機能し得る。
また本実施形態によれば、燃料電池システムは、セルスタック13(燃料電池)から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼部15と、オフガス燃焼部15からの排ガスが流通する排ガス通路41と、を更に備える。分岐通路45は、その一端部が原燃料の供給通路21(燃料供給通路)に接続され、他端部が排ガス通路41に接続される。これにより、開閉弁50の開放時には、セルスタック13からオフガス燃焼部15を経て排ガス通路41の合流部47に至る経路(以下、第1経路という)と、セルスタック13から改質ガスの供給通路33、改質部12、気化部11、原燃料の供給通路21、分岐部46及び分岐通路45を経て排ガス通路41の合流部47に至る経路(以下、第2経路という)とが、排ガス通路41の合流部47にて合流するので、仮に排ガス通路41の下流端に風が当たるなどの外気の影響があっても、第1経路と第2経路との間に差圧が生じにくい。それゆえ、燃料電池セル14のカソード側とアノード側との間での気体の流通を抑制することができるので、アノード側からカソード側への水蒸気の流出や、カソード側からアノード側への酸化剤ガスの流出を抑制することができる。
また本実施形態によれば、燃料電池システムは、排ガス通路41の途中に設けられて排ガスの熱を回収する熱回収部2を更に備える。分岐通路45の他端部は、排ガス通路41のうち熱回収部2より上流側の部分(セルスタック13側の部分)に接続される。これにより、例えば燃料電池システムの運転停止時に、原燃料の供給通路21から気化部11及び改質部12を経て燃料電池セル14に至る経路に残留する水蒸気の少なくとも一部が、分岐通路45を経て排ガス通路41に到達するので、熱回収部2にて水蒸気の熱を回収することができると共に、熱回収部2にて発生した凝縮水を水タンク28に回収することができる。
図5は、本発明の第1実施形態の変形例における燃料電池システムの概略構成を示す。
本変形例では、燃料電池システムが改質器18を含んで構成され、この改質器18が、気化部11と改質部12とを一体的に備えている。それゆえ、本変形例では、原燃料の供給通路21の下流側端部が気化部11に接続されている。
特に本変形例によれば、燃料電池システムは、燃料が流通する原燃料の供給通路21(燃料供給通路)と、水が導入され、かつ、原燃料の供給通路21から原燃料(燃料)が導入されて、水を蒸発させて水蒸気を生成する気化部11と、気化部11からの水蒸気を用いて気化部11からの原燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する改質部12と、酸化剤ガス中の酸素と、改質部12からの改質ガス中の水素とを反応させて発電を行うセルスタック13(燃料電池)と、原燃料の供給通路21から分岐する分岐通路45と、分岐通路45を開閉する開閉弁50と、を備える。開閉弁50は、原燃料の供給通路21から改質部12への燃料供給停止時に開となる。これにより、例えば燃料電池システムの運転停止時に、気化部11内に残存する水が蒸発して水蒸気が生成されても、生成された水蒸気の少なくとも一部が、分岐通路45及び排ガス通路41を経て系外に流出するので、燃料電池セル14のアノード側からカソード側への水蒸気の流出を抑制することができる。
図6は、本発明の第2実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す。
図1に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、燃料電池システムには、原燃料の供給通路21から分岐して排ガス通路41に至る分岐通路45’が設けられている。本実施形態では、分岐通路45’は、原燃料の供給通路21のうち気化部11と改質部12との間の部分から分岐している。
分岐通路45’は、その一端部が、原燃料の供給通路21のうち気化部11と改質部12との間に位置する分岐部46’に接続されている。また、分岐通路45’の他端部は、排ガス通路41の合流部47に接続されている。尚、本実施形態では、分岐通路45’は、筐体10内の分岐部46’から筐体10の壁面を貫通して筐体10外の合流部47まで延びている。
筐体10外における分岐通路45’の途中には、当該通路を開閉する開閉弁50が設けられている。
特に本実施形態によれば、気化部11が原燃料の供給通路21(燃料供給通路)の途中に設けられ、分岐通路45’は、原燃料の供給通路21のうち気化部11と改質部12との間の部分から分岐する。これにより、例えば燃料電池システムの運転停止時において、気化部11内の圧力が低下していく冷却過程では、筐体10内の温度低下に伴って、分岐通路45’から原燃料の供給通路21を経て改質部12に気体が流入するが、当該気体の少なくとも一部が改質部12に留まるので、当該気体がセルスタック13に到達することを抑制することができる。すなわち、改質部12がバッファーとして機能し得る。
図7は、本発明の第3実施形態における燃料電池システムの概略構成を示す。
図1に示した第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、改質ガスの供給通路33の途中に逆止弁60が設けられている。この逆止弁60は、セルスタック13から改質部12への気体の流れを抑制する。
特に本実施形態によれば、改質部12にて生成された改質ガスは、改質ガスの供給通路33(改質ガス供給通路)を通ってセルスタック13(燃料電池)に供給される。改質ガスの供給通路33には、セルスタック13から改質部12への気体の流れを抑制する逆止弁60が設けられる。これにより、例えば燃料電池システムの運転停止時に、改質部12での冷却過程で改質部12内の気体が収縮して圧力が低下しても、燃料電池セル14のカソード側の周囲に残存する酸化剤ガスがアノード側を経て改質部12へ流入することを抑制することができ、ひいては、アノードの酸化を抑制することができる。
尚、本実施形態では、図1に示す形態の燃料電池システムの改質ガスの供給通路33に逆止弁60を設けたが、逆止弁60が設けられる燃料電池システムはこれに限らず、図5又は図6に示す形態の燃料電池システムの改質ガスの供給通路33に逆止弁60を設けてもよいことは言うまでもない。
また、前述の第1〜第3実施形態では、分岐通路45、45’の他端部が排ガス通路41のうち熱回収部2より上流側の部分(セルスタック13側の部分)に接続されているが、これに代えて、分岐通路45、45’の他端部が排ガス通路41のうち熱回収部2より下流側の部分に接続されてもよい。又は、分岐通路45、45’の他端部が外部に露出して開口していてもよい。
また、前述の第1〜第3実施形態では、燃料電池セル14の劣化メカニズムを考慮すると、燃料電池セル14のカソード側とアノード側との間での気体の流通を最小限に抑えることが好ましい。このため、各通路21、24、27、31、33、41、45、45’、気化部11、改質部12などの構成要素での圧力損失を考慮して、燃料電池セル14のカソード側とアノード側との間での気体の流通を最小限に抑えるように、各構成要素の設計が行われることが好ましい。
また、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 燃料電池装置
2 熱回収部
3 パワーコンディショナー(PCS)
4 制御部
10 筐体
11 気化部
12 改質部
13 セルスタック
14 燃料電池セル
15 オフガス燃焼部
16 排ガス処理部
17 燃焼触媒ヒータ
18 改質器
21 原燃料の供給通路(燃料供給通路)
22 ポンプ
23 合流部
24 改質用空気の供給通路
25 ブロワ
26 合流部
27 改質用水の供給通路
28 水タンク
29 ポンプ
31 酸化剤ガスの供給通路
32 ブロワ
33 改質ガスの供給通路(改質ガス供給通路)
41 排ガス通路
42 熱回収媒体循環通路
43 凝縮水の回収通路
45、45’ 分岐通路
46、46’ 分岐部
47 合流部
50 開閉弁
60 逆止弁

Claims (9)

  1. 燃料が流通する燃料供給通路と、
    該燃料供給通路から燃料が導入され、水蒸気を用いて燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、
    酸化剤ガス中の酸素と、前記改質部からの改質ガス中の水素とを反応させて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料供給通路から分岐する分岐通路と、
    該分岐通路を開閉する開閉弁と、
    を備え、
    前記開閉弁は、前記燃料供給通路から前記改質部への燃料供給停止時に開となる、燃料電池システム。
  2. 水が導入され、水を蒸発させて水蒸気を生成する気化部を更に備え、
    前記改質部は、前記気化部からの水蒸気を用いて燃料を改質する、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記気化部が前記燃料供給通路の途中に設けられ、
    前記分岐通路は、前記燃料供給通路のうち前記気化部より上流側の部分から分岐する、請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記気化部が前記燃料供給通路の途中に設けられ、
    前記分岐通路は、前記燃料供給通路のうち前記気化部と前記改質部との間の部分から分岐する、請求項2に記載の燃料電池システム。
  5. 燃料が流通する燃料供給通路と、
    水が導入され、かつ、前記燃料供給通路から燃料が導入されて、水を蒸発させて水蒸気を生成する気化部と、
    該気化部からの水蒸気を用いて前記気化部からの燃料を改質して、水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、
    酸化剤ガス中の酸素と、前記改質部からの改質ガス中の水素とを反応させて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料供給通路から分岐する分岐通路と、
    該分岐通路を開閉する開閉弁と、
    を備え、
    前記開閉弁は、前記燃料供給通路から前記改質部への燃料供給停止時に開となる、燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池から排出されるオフガスを燃焼させるオフガス燃焼部と、該オフガス燃焼部からの排ガスが流通する排ガス通路と、を更に備え、
    前記分岐通路は、その一端部が前記燃料供給通路に接続され、他端部が前記排ガス通路に接続される、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  7. 前記排ガス通路の途中に設けられて排ガスの熱を回収する熱回収部を更に備え、
    前記分岐通路の前記他端部が、前記排ガス通路のうち前記熱回収部より上流側の部分に接続される、請求項6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記改質部にて生成された改質ガスは、改質ガス供給通路を通って前記燃料電池に供給され、
    前記改質ガス供給通路には、前記燃料電池から前記改質部への気体の流れを抑制する逆止弁が設けられる、請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  9. 前記燃料電池は固体酸化物形燃料電池である、請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
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