JP5160354B2 - シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 - Google Patents

シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5160354B2
JP5160354B2 JP2008236018A JP2008236018A JP5160354B2 JP 5160354 B2 JP5160354 B2 JP 5160354B2 JP 2008236018 A JP2008236018 A JP 2008236018A JP 2008236018 A JP2008236018 A JP 2008236018A JP 5160354 B2 JP5160354 B2 JP 5160354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat belt
motor
unit
belt retractor
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008236018A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010069900A (ja
Inventor
森理宏
木村隆章
冨部秀之
高尾雅人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takata Corp filed Critical Takata Corp
Priority to JP2008236018A priority Critical patent/JP5160354B2/ja
Publication of JP2010069900A publication Critical patent/JP2010069900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5160354B2 publication Critical patent/JP5160354B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、モータによるシートベルトの巻取りおよび引出しを行うシートベルトリトラクタの技術分野、およびこのシートベルトリトラクタを備える車両のシートベルト装置の技術分野に属し、更にプリテンショナーをも備えるシートベルトリトラクタおよびシートベルト装置の技術分野に属する。
従来、自動車等の車両に装備されるシートベルト装置においては、プリテンショナーを備えるとともに、モータでスプールを回転することによりシートベルトの巻取りおよび引出しを行うシートベルトリトラクタが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
プリテンショナーは、車両の衝突時等の通常の減速度より大きな減速度が車両に加えられた緊急時の初期に作動してプリテンショナーの作動によりシートベルトを所定量巻き取る必要がある。そこで、特許文献1に記載のシートベルトリトラクタでは、プリテンショナーはそのガスジェネレータのコネクタ部がシートベルトリトラクタのフレームの下端部に位置するようにして設けられて、プリテンショナーの作動量が確保されている。そして、スプールを回転するモータは、このコネクタ部より下方に配設されている。
しかし、特許文献1に記載のシートベルトリトラクタのようにプリテンショナーをフレームの下端部にまで延設させると、フレームにモータを取り付けるスペースがなくなる。このため、モータをフレームに直接支持させることは難しい。そこで、特許文献1に記載のシートベルトリトラクタでは、フレームの下端部に支持部材を取り付けるとともに、この支持部材にモータの両端を支持させている。
特開2004−189024号公報。
しかしながら、前述のようにモータをフレームに取り付けた支持部材に支持させるようにしたのでは、シートベルトリトラクタが下方に大きく突出し、その分大型になるという問題がある。しかも、特許文献1に記載のシートベルトリトラクタでは、モータ自体が単に支持部材に支持されているだけである。このため、水等の液体がモータに直接かかるおそれがあり、防滴性が良好でないという問題がある。
また、モータを駆動制御するための電子制御装置(ECU)を車体の他の場所に設けなければならない。このため、モータとECUとの配線作業が煩雑となり、シートベルトリトラクタの車体への組付け工数が多くなるという問題がある。更に、モータとECU間の配線が直接露出することになり、この配線から電磁ノイズが放出されるおそれがあるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、大型化を可能な限り抑制しかつ車体への組付け工数を低減しつつ、モータおよび電子制御装置の防滴性を向上することのできるシートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明のシートベルトリトラクタは、シートベルトを巻き取るスプールと、前記スプールを回転可能に支持するフレームと、前記スプールをシー
トベルト巻取り方向および引出し方向に回転させるモータと、前記モータの回転を前記スプールに伝達する動力伝達ユニットとを少なくとも備えるシートベルトリトラクタにおいて、前記モータを制御する電子制御装置を備え、前記モータと前記電子制御装置とが一体にモータ・電子制御装置ユニットとして構成されており、前記モータ・電子制御装置ユニットがユニットケースを備え、前記モータおよび前記電子制御装置が前記ユニットケース内に収容されており、前記ユニットケースが、上方が開口したケース本体と、このケース本体の上方開口を閉塞するカバーとを備え、前記ユニットケースが前記ユニットスティで前記フレームに支持されていることを特徴としている。
また、本発明のシートベルトリトラクタは、前記カバーがその外周縁の全周に下方に突出するようにして形成された環状のフランジ部を有し、前記カバーが前記ケース本体の上端部にその開口を閉塞するようにして被せられるとともに、前記ケース本体の上端部の外周が全周にわたって前記カバーの前記フランジ部により覆われることを特徴としている。
更に、本発明のシートベルトリトラクタは、前記ケース本体および前記カバーが、いずれも高熱伝導性を有する熱伝導性材で形成されていることを特徴としている。
更に、本発明のシートベルトリトラクタは、前記電子制御装置が外部機器に接続可能なコネクタを有し、前記コネクタがその接続口が下向きに設定されていることを特徴としている。
更に、本発明のシートベルトリトラクタは、緊急時にガスジェネレータによって発生されるガスにより前記スプールをシートベルト巻取り方向に回転させるプリテンショナーを備え、前記プリテンショナーの前記ガスジェネレータが前記スプールの上方に配置されて前記フレームに支持されていることを特徴としている。
更に、本発明のシートベルト装置は、シートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、車体に設けられるとともに前記タングが係脱可能に係止されるバックルとを少なくとも有し、前記シートベルトリトラクタが前述の本発明のシートベルトリトラクタのいずれか1つであることを特徴としている。
このような構成をした本発明のシートベルトリトラクタによれば、モータと電子制御装置とを一体にモータ・電子制御装置ユニットとして構成しているので、モータ・電子制御装置ユニットをシートベルトリトラクタのフレームに取り付けるだけで済むようになる。したがって、シートベルトリトラクタの車体への組付けが簡単になるとともにその組付け工数を低減することができる。
更に、モータ・電子制御装置ユニットにより、予めモータと電子制御装置とを配線により接続できるとともに、この配線をユニットケース内に配置することができる。したがって、シートベルトリトラクタの車体への取付時の配線作業が不要になってシートベルトリトラクタの取付作業が簡単になるとともに、配線から発せられるノイズを専用のシールド部材を設けることなく外部に漏れるのを抑制することができる。これにより、シートベルトリトラクタのノイズ耐性を向上することができるとともに、コストダウンを図ることができる。
更に、モータ・電子制御装置ユニットのケース本体を、このケース本体に形成された支持孔を貫通する固着具によってユニットスティに支持しているので、モータ・電子制御装置ユニットのカバーに支持孔をまったく設けなくても済むようになる。これにより、外部からの水等の液体がモータ、電子制御装置、およびモータと電子制御装置間の配線にかかることを効果的に防止できる。したがって、モータ・電子制御装置ユニットの防滴性を向
上することができる。
更に、カバーがケース本体の上端部にその開口を閉塞するようにして被せられるとともに、ケース本体の上端部の外周が全周にわたってカバーのフランジ部により覆われることにより、モータ・電子制御装置ユニットの防滴性をより一層効果的に向上することができる。更に、電子制御装置のコネクタの接続口を下向きに設定することにより、モータ・電子制御装置ユニットの防滴性をより一層効果的に向上することができる。
更に、モータ・電子制御装置ユニットのユニットケースを良好な高熱伝導性を有する熱伝導性材で構成しているので、ユニットケース内にモータと電子制御装置とを一体に収容しても、モータから発せられる熱を、熱伝導性の良好なユニットケースを通して効率よく外部に放熱させることができる。したがって、ユニットケースの内部の温度上昇を抑制することができ、モータおよび電子制御装置への熱による影響を防止することができる。
更に、プリテンショナーのガスジェネレータをスプールの上方に配設しているので、前述の特許文献1等に記載の従来のシートベルトリトラクタのようにプリテンショナーが下方に大きく突出するのを防止できる。したがって、シートベルトリトラクタのスプールの下方には、比較的大きな空間を形成することができ、この大きな空間をモータおよび電子制御装置の設置スペースとして利用することができる。これにより、シートベルトリトラクタの大型化を効果的に抑制しつつ、モータおよび電子制御装置をより効果的に一体ユニット化でき、スプールの下方に容易に設置可能となる。
更に、本発明のシートベルトリトラクタを備えたシートベルト装置によれば、モータを備えるシートベルトリトラクタをよりコンパクトに形成できることから、シートベルトリトラクタの車体への設置スペースを小さくできる。したがって、シートベルトリトラクタの車体への設置自由度を大きくすることができる。これにより、シートベルトリトラクタを車体に柔軟に取り付けることができるので、シートベルト装置の利便性を向上することができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明にかかるシートベルトリトラクタの実施の形態の一例を備えたシートベルト装置を模式的に示す図である。
図1に示すように、この例のシートベルト装置1は、基本的には従来公知のモータによりシートベルト巻取りおよびシートベルト引出しを行う三点式シートベルト装置と同じである。図中、1はシートベルト装置、2は車両シート、3は車両シート2の近傍に配設されたシートベルトリトラクタ、4はシートベルトリトラクタ4に引き出し可能に巻き取られかつ先端のベルトアンカー4aが車体の床あるいは車両シート2に固定されるシートベルト、5はシートベルトリトラクタ3から引き出されたシートベルト4を乗員のショルダーの方へガイドするガイドアンカー5、このガイドアンカー5からガイドされてきたシートベルト4に摺動自在に支持されたタング6、車体の床あるいは車両シートに固定されかつタング6が係脱可能に挿入係合されるバックル7である。
このシートベルト装置1におけるシートベルト4の装着操作および装着解除操作も、従来公知のシートベルト装置と同じである。
この例のシートベルトリトラクタ3は、プリテンショナーおよびモータを備えている。プリテンショナーは従来公知のプリテンショナーと同様に、車両衝突時等の、通常走行時の減速度よりはるかに大きな減速度が車両に加えられたときに作動して、シートベルトリトラクタ3のスプールをシートベルト巻取り方向に回転させ、シートベルト4を所定両巻
取り乗員の拘束力を高めるものである。また、モータは従来公知のシートベルトリトラクタ3に設けられるモータと同様に、スプールを回転することによりシートベルトの巻取りおよび引出しを行うものである。
図2(a)ないし(c)、図3(a)および(b)は、この例のシートベルトリトラクタを示す図、図4(a)ないし(c)はプリテンショナーを示す図である。
図2(a)ないし(c)、図3(a)および(b)に示すように、シートベルトリトラクタ3のフレーム8は、車体に取り付けられる平板状のスティ8aと、このスティ8aに取り付けられて、シートベルトリトラクタ3の各構成部品を支持するコ字状のベース部8bとからなっている。
プリテンショナー9はフレーム8のベース部8bの一方の側壁8cに取り付けられている。このプリテンショナー9は本出願人による特願2008−199753号に係るプリテンショナーである。そこで、プリテンショナー9については特願2008−199753号の明細書および図面に詳細に記載されているので、ここでは簡単に説明する。
図4(a)ないし(c)に示すように、プリテンショナー9はパイプ10を有しており、このパイプ10の先端部10aは閉塞栓11で閉じられている。これらのパイプ10の先端部10aおよび閉塞栓11はボルト等の固着具12によってベース部8bの一方の側壁8cに設けられたパイプ取付部8dに固定されていて、回転軸13と同心のスプール(不図示)より若干下方に位置している。なお、回転軸13はスプールと一体回転可能となっている。
パイプ10内には、鉄あるいはアルミニウム等の金属製の複数のボール14aおよびガス圧を受けてボール14aを押圧する図示しないピストンからなる複数の力伝達部材14が移動可能にかつ互いに接触して配設されている。また、パイプ10の基端部10bにはパイプ状の圧力容器15が接続されている。この圧力容器15には、ガスジェネレータ16が設けられている。
そして、プリテンショナー9の作動は、基本的には、車両衝突時等の車両に大きな減速度が加えられた緊急時に作動してシートベルトリトラクタ3のスプールをシートベルト巻取り方向に回転させるまでは、従来の複数のボールを用いたプリテンショナーの作動と同じである。
すなわち、図4(a)に示すように、プリテンショナー9の非作動時には、最初の第1のボール14aがレバー17に当接した状態に保持されるとともに、これ以後のボール14aは順次互いに隣接するボール14aどうしが当接した状態にされている。このとき、ガスジェネレータ16がガスを発生しなく、ボール14aがレバー17を実質的に押圧しない。したがって、リングギア18はその内歯18aがピニオン19の外歯19aに噛合しない状態に保持されている。
前述の緊急時には、ガスジェネレータ16が作動してガスを発生し、発生したガスのガス圧によってボール14aに大きな押圧力が加えられる。すると、リングギア18が第1のボール14aを介した押圧力で図4(a)において右方へ移動するとともに反時計回りに回転する。そして、図4(b)に示すようにリングギア18の内歯18aがピニオン19の外歯19aに噛合し、ピニオン19がリングギア18と同方向に回転開始する。これにより、回転軸13つまりスプールがシートベルト巻取り方向に回転開始し、乗員に装着されているシートベルト4が巻取り開始される。
第1のボール14aがレバー17,20の間に収容されるとともに、次の第2のボール
14aが、レバー17と時計回りに隣接するレバー20に当接すると、この第2のボール14aを介するレバー20への押圧力で、リングギア18およびピニオン19がともに反時計回りに更に回転する。このとき、第1のボール14aによるレバー17への押圧力は、実質的に消滅している。レバー20とこのレバー20に時計回りに隣接する次のレバー20との間に2個の第2および第3ボール14aが収容されるとともに、第3のボール14aの次の第4のボール14aが次のレバー20に当接すると、この第4のボール14aを介する次のレバー20への押圧力で、リングギア18およびピニオン19がともに反時計回りに更に回転する。このとき、第2および第3のボール14aによるレバー20への押圧力は、実質的に消滅している。
ここまでのプリテンショナー9の作動は従来のプリテンショナーの作動と実質的に同じである。従来のプリテンショナーでは、レバーへの押圧力が実質的に消滅したボールは、パイプの切欠部から脱出しかつレバーから離間して、プリテンショナーに設けられたボール収納室に収納される。一方、この例のプリテンショナー9においては、ボール収納室が設けられておらず、レバー17,20への押圧力が実質的に消滅した第1ないし第3ボー
ル14aは、閉塞栓11の円弧状のガイド面11aにガイドされてパイプ10の切欠部10cから脱出して、ケース9aと後述する動力伝達ユニット21の動力伝達用リテーナ21bとの間に形成された円弧状の移動通路22に移動する。
第4以降のボール14aによる順次時計回りに隣接するレバー20への押圧力で、リングギア18およびピニオン19がともに反時計回りに回転し続ける。図4(c)に示すように、円弧状の移動通路22に移動しかつ押圧力が実質的に消滅したボール14aはリングギア18のレバー17,20によって、リングギア18の回転とともに移動通路22に
沿って移動する。そして、第1のボール14aがパイプ10のボールストッパ部10dに当接すると、第1のボール14aが停止するので、リングギア18の回転が停止する。これにより、ピニオン19の回転も停止し、スプールのシートベルト4の巻取りが終了する。このプリテンショナー9によるシートベルト4の巻取りにより、シートベルト4による乗員の拘束力が高められる。
リングギア18の回転が停止することで、第2以降のボール14aの移動も停止する。このとき、パイプ10内に発生したガスのガス圧は低圧となっている。このように、各ボール14aが停止した状態では、各ボール14aのほとんどが、ケース9aと動力伝達用リテーナ21bとの間の円弧状の移動通路22に位置している。すなわち、プリテンショナー9の作動終了時にはほとんどのボール14aがこの移動通路22(つまり、プリテンショナー9のケース9a)内に収容されるようになる。
ところで、この例のプリテンショナー9では、パイプ10の配管の取り回し(パイピング)が次のように設定されている。すなわち、図4(a)ないし(c)に示すようにプリテンショナー9が車体に取り付けられた状態で、パイプ10はその先端部10aが最下位置とされるとともに、先端部10aから上方に直線状に延設されている。
更に図2(c)に示すように、パイプ10はフレーム8のベース部8bの略上端でスティ8aと反対側に略直角に曲げられて、スプールの中心軸線αと直交またはほぼ直交にかつ略水平にされて直線状に延設される。更に図2(a)に示すように、パイプ10はベース部8bのスティ8aと反対側の端近傍でスプールの中心軸線αの方向でベース部8bの反対側に略直角に曲げられて、スプールの中心軸線αと平行またはほぼ平行にかつ略水平にされて直線状に延設される。更に図2(c)に示すように、パイプ10はスプールの中心軸線αの方向でベース部8bの反対側の端近傍でスティ8a側に略直角に曲げられて、スプールの中心軸線αと直交またはほぼ直交にかつ水平方向に対して若干上向きに傾斜して直線状に延設される。したがって、図2(b)および図3(a)に示すように圧力容器
15およびガスジェネレータ16がベース部8bの上方で若干上向きに配設されている。パイプ10のこの状態では、圧力容器15およびガスジェネレータ16はスプールの上方に配設されるとともに、車室内側(図2(c)において上側、また図3(a)において左側)に向いている。
図2(a),(b)および図3(a),(b)に示すように、プリテンショナー9の直下には、モータ・ECU一体ユニット23が配設されている。図5に示すように、モータ・ECU一体ユニット23は、ユニットケース24と、ECU25と、モータ26と、モータストッパ27とを備えている。
図5、図6(a)ないし(c)に示すように、ユニットケース24はケース本体24aとカバー24bとからなる。これらのケース本体24aおよびカバー24bはいずれも良好な高熱伝導性を有する金属等の従来公知の熱伝導性材から形成されている。図6(d)に示すように、ケース本体24aは上方に開口した容器状に形成されている。モータ26がこのケース本体24a内に接着剤で取り付けられている。その場合、接着剤は良好な熱伝導性を有する従来公知の熱伝導性接着剤が用いられる。また、モータ26はケース本体24aの側壁24a1とモータストッパ27とに挟持されて軸方向に位置決めされている
カバー24bはその外周縁の全周に下方に突出するようにして形成された環状のフランジ部24b1を有している。このフランジ部24b1には、所定数(図示例では、4個)の取付孔24b2が設けられている。そして、カバー24bはケース本体24aの上端部に
その開口を閉塞するようにして被せられる。このとき、ケース本体24aの上端部の外周が全周にわたってカバー24bのフランジ部24b1により覆われる。
ECU25はモータ26の上方に配設されている。このECU25は、ECU基板25aと、このECU基板25aに電気的に接続されかつ外部機器に接続可能なECUコネクタ25bとからなる。そして、ECU25は、ECU基板25aの外周縁がケース本体24aの上縁とカバー24bとの間に挟持されるとともにECUコネクタ25bの接続口が下方に向くようにされてユニットケース24内に取り付けられる。その場合、ケース本体24aの底部におけるECUコネクタ25bとの対向部分が下方に開口されており、この開口を通してECUコネクタ25bが外部機器と電気的に接続可能となっている。また、モータ26とECU基板25aとが配線28により電気的に接続されている。そして、カバー24bの取付孔24b2にねじあるいはボルトを挿入して、ケース本体24aの側壁
に設けられかつこれらの取付孔24b2に対応するねじ孔24a2に螺合することで、カバー24bがケース本体24aに取り付けられる。
こうして、ECU25およびモータ26がユニットケース24内に一体に収容されたモータ・ECU一体ユニット23が構成される。その場合、カバー24bにはフランジ部24b1に設けられた取付孔24b2以外に貫通孔がまったく設けられていないとともに、環状のフランジ部24b1によってケース本体24aの上端部の外周が全周にわたって覆わ
れるので、モータ・ECU一体ユニット23はまったく上方に開放しない構造となっている。また、モータ・ECU一体ユニット23の一端側からモータ26のモータ回転軸26aが外部に突出している。
図2(a)および(b)に示すように、プリテンショナー9のフレーム8と反対側には、動力伝達ユニット21が配設されている。図7(a)に示すように、この動力伝達ユニット21は、モータ回転軸26aとスプールと一体回転可能な回転軸13とを接続する歯車動力伝達機構21aと動力伝達用リテーナ21bとを備えている。図7(b)に示すように、動力伝達用リテーナ21bはその一面側に歯車収容凹部21b1を有しており、こ
の歯車収容凹部21b1内に歯車動力伝達機構21aが収容されている。そして、歯車動
力伝達機構21aはモータ26の回転をモータ回転軸26aから回転軸13に減速して伝達するようになっている。したがって、スプールはモータ26の回転によってシートベルト巻取り方向およびシートベルト引出し方向のいずれにも回転されるようになる。その場合、モータ26の回転はECU25によって制御される。また、図7(c)に示すように、動力伝達用リテーナ21bの他面側(プリテンショナー9との対面側)には、前述のプリテンショナー9のボール14aの円弧状の移動通路22を形成する通路溝22aが形成されている。そして、動力伝達用リテーナ21bはプリテンショナー9のケース9aとともにフレーム8のベース部8bの一方の側壁8cに一体に取り付けられている。したがって、この例のシートベルトリトラクタ3では、動力伝達用リテーナ21bがプリテンショナー9のケース9aのカバーとして兼用されている。
図2(a)に示すように、モータ・ECU一体ユニット23のモータ回転軸26aの突出端側が動力伝達用リテーナ21bに固定支持されているとともに、モータ・ECU一体ユニット23のほぼ中央部がユニットスティ29を介してフレーム8のベース部8bに支持されている。図5に示すように、ユニットスティ29はほぼL字状の簡単な形状に形成されており、平板状のユニット支持部29aとフレーム取付部29bとを有している。ユニット支持部29aでケース本体24aの平坦状の被支持部24a3が平面状に(平面接
触で)支持される。そして、図6(d)に示すようにモータストッパ27とユニット支持部29aとがケース本体24aの平坦状の被支持部24a3を介して、モータストッパ2
7、ユニット支持部29a、およびケース本体24aにそれぞれ形成された支持孔を貫通するボルト等の固着具30によって共締めで一体に固定されることにより、モータ・ECU一体ユニット23がユニット支持部29aに支持される。また、フレーム取付部29bがベース部8bにボルト等の固着具によって取り付けられる。これにより、モータ・ECU一体ユニット23がその重心位置の真下でユニットスティ29に平面状に支持されるようになる。
このように構成されたこの例のシートベルトリトラクタ3によれば、プリテンショナー9をそのパイプ10の先端部10aがスプールのわずかに下方位置となるようにかつパイプ10のガスジェネレータ16側の基端部8bがフレーム9の上端位置となるように設けているので、前述の特許文献1等に記載の従来のシートベルトリトラクタのようにプリテンショナー9が下方に大きく突出するのを防止できる。したがって、シートベルトリトラクタ3のスプールの下方には、比較的大きな空間を形成することができ、この大きな空間をECU25およびモータ26の設置スペースとして利用することができる。これにより、シートベルトリトラクタ3の大型化を効果的に抑制しつつ、ECU25およびモータ26をスプールの下方に設置可能となる。
また、このようにECU25およびモータ26をスプールの下方に設置可能となることから、ECU25とモータ26とを一体にしてモータ・ECU一体ユニット23を構成することができる。これにより、このモータ・ECU一体ユニット23をシートベルトリトラクタ3のフレーム8に取り付けるだけで済むので、シートベルトリトラクタ3の車体への組付けが簡単になるとともにその組付け工数を低減することができる。
更に、モータ26の軸方向の位置決めをするモータストッパ27とユニットスティ29のユニット支持部29aとがケース本体24aを介して共締めで一体に固定しているので、部品点数を削減できるとともにモータ・ECU一体ユニット23の構造を単純化することができる。しかも、モータ・ECU一体ユニット23をユニット支持部29aで平面状に支持することにより、このモータ・ECU一体ユニット23を安定して支持することができる。したがって、モータ・ECU一体ユニット23の支持の外力耐性および耐振性を向上することができる。特に、モータ・ECU一体ユニット23がその重心位置の真下で
ユニットスティ29に支持されることで、モータ・ECU一体ユニット23をより一層安定して支持することができる。
更に、動力伝達用リテーナ21bをプリテンショナー9のケース9aのカバーとして兼用しているので、専用のケース9aのカバーを不要にできる。これにより、部品点数を更に一層削減できるとともに、シートベルトリトラクタ3の組立工数を低減できる。
更に、モータ・ECU一体ユニット23のユニットケース24を良好な熱伝導性を有する熱伝導性材で構成しているので、ユニットケース24内にECU25とモータ26とを一体に収容しても、モータ26から発せられる熱を、熱伝導性の良好なユニットケース24を通して効率よく外部に放熱させることができる。したがって、ユニットケース24の内部の温度上昇を抑制することができ、ECU25およびモータ26への熱による影響を防止することができる。
更に、モータ・ECU一体ユニット23により、予めECU25とモータ26とを配線28により接続できるとともに、この配線28をユニットケース24内に配置することができる。したがって、シートベルトリトラクタ3の車体への取付時の配線作業が不要になってシートベルトリトラクタ3の取付作業が簡単になるとともに、配線28から発せられるノイズを専用のシールド部材を設けることなく外部に漏れるのを抑制することができる。これにより、シートベルトリトラクタ3のノイズ耐性を向上することができるとともに、コストダウンを図ることができる。
更に、ECU25のECUコネクタ25bの接続口を下向きにするとともに、ユニットケース24のカバー24bに上方に開口する貫通孔を設けなくかつカバー24bの環状のフランジ部24b1によってケース本体24aの上端部の外周を全周にわたって覆ってい
るので、モータ・ECU一体ユニット23をまったく上方に開放しない構造とすることができる。これにより、ユニットケース24内に水等の液体が浸入するのを抑制することができ、ECU25およびモータ26の各防滴性を効果的に向上させることができる。
更に、この例のシートベルトリトラクタ3を備えたシートベルト装置1によれば、モータ26とECU25を一体にユニット化して車体への組付けが簡単になるとともに、モータ・ECUユニット23をユニットスティ29により安定して支持することができることから、シートベルトリトラクタ3の車体への設置自由度を大きくすることができる。これにより、シートベルトリトラクタ3を車体に柔軟に取り付けることができるので、シートベルト装置1の利便性を向上することができる。
なお、本発明は前述の実施の形態の例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々設計変更が可能である。
本発明のシートベルトリトラクタおよびシートベルト装置は、モータによるシートベルトの巻取りおよび引出しを行うシートベルトリトラクタおよびこのシートベルトリトラクタを備える車両のシートベルト装置に好適に利用でき、特にプリテンショナーをも備えるシートベルトリトラクタおよびシートベルト装置に好適に利用することができる。
本発明にかかるシートベルトリトラクタの実施の形態の一例を備えたシートベルト装置を模式的に示す図である。 本発明にかかるシートベルトリトラクタの実施の形態の一例を示し、(a)は車室外側から見た図、(b)は車室内側から見た図、(c)は上面図である。 (a)は図2(a)におけるIIIA−IIIA線に沿う断面図、(b)は図2に示すシートベルトリトラクタの底面図である。 プリテンショナーの作動を説明し、(a)は非作動状態を示す図、(b)は作動開始直後の状態を示す図、(c)は作動終了状態を示す図である。 モータ・ECU一体ユニットの分解斜視図である。 モータ・ECU一体ユニットを示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は斜視図、(d)は(a)におけるVID−VID線に沿う断面図である。 (a)はカバーを取って示す動力伝達ユニットの左側面図、(b)は動力伝達用リテーナの左側面図、(c)は動力伝達用リテーナの右側面図である。
符号の説明
1…シートベルト装置、3…シートベルトリトラクタ、4…シートベルト、6…タング、7…バックル、8…フレーム、8a…スティ、8b…ベース部、8c…側壁、9…プリテンショナー、9a…ケース、10…パイプ、10a…先端部、10b…基端部、10c…切欠部、13…回転軸、15…圧力容器、16…ガスジェネレータ、21…動力伝達ユニット、21a…歯車動力伝達機構、21b…動力伝達用リテーナ、22…移動通路、23…モータ・ECU一体ユニット、24…ユニットケース、24a…ケース本体、24b…カバー、24b1…フランジ部、25…電子制御装置(ECU)、25a…ECU基板、
25b…ECUコネクタ、26…モータ、26a…モータ回転軸、27…モータストッパ、28…配線、29…ユニットスティ、29a…ユニット支持部、29b…フレーム取付部

Claims (6)

  1. シートベルトを巻き取るスプールと、前記スプールを回転可能に支持するフレームと、前記スプールをシートベルト巻取り方向および引出し方向に回転させるモータと、前記モータの回転を前記スプールに伝達する動力伝達ユニットとを少なくとも備えるシートベルトリトラクタにおいて、
    前記モータを制御する電子制御装置を備え、
    前記モータと前記電子制御装置とが一体にモータ・電子制御装置ユニットとして構成されており、
    前記モータ・電子制御装置ユニットはユニットケースを備え、
    前記モータおよび前記電子制御装置が前記ユニットケース内に収容されており、
    前記ユニットケースは、上方が開口したケース本体と、このケース本体の上方開口を閉塞するカバーとを備え、
    前記ユニットケースが前記ユニットスティで前記フレームに支持されていることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2. 前記カバーはその外周縁の全周に下方に突出するようにして形成された環状のフランジ部を有し、
    前記カバーが前記ケース本体の上端部にその開口を閉塞するようにして被せられるとともに、前記ケース本体の上端部の外周が全周にわたって前記カバーの前記フランジ部により覆われることを特徴とする請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  3. 前記ケース本体および前記カバーは、いずれも高熱伝導性を有する熱伝導性材で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルトリトラクタ。
  4. 前記電子制御装置は外部機器に接続可能なコネクタを有し、
    前記コネクタはその接続口が下向きに設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載のシートベルトリトラクタ。
  5. 緊急時にガスジェネレータによって発生されるガスにより前記スプールをシートベルト巻取り方向に回転させるプリテンショナーを備え、
    前記プリテンショナーの前記ガスジェネレータが前記スプールの上方に配置されて前記フレームに支持されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載のシートベルトリトラクタ。
  6. シートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、車体に設けられるとともに前記タングが係脱可能に係止されるバックルとを少なくとも有し、
    前記シートベルトリトラクタが請求項1ないし5のいずれか1に記載のシートベルトリトラクタであることを特徴とするシートベルト装置。
JP2008236018A 2008-09-16 2008-09-16 シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 Expired - Fee Related JP5160354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008236018A JP5160354B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008236018A JP5160354B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010069900A JP2010069900A (ja) 2010-04-02
JP5160354B2 true JP5160354B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=42202099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008236018A Expired - Fee Related JP5160354B2 (ja) 2008-09-16 2008-09-16 シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5160354B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5773732B2 (ja) 2011-05-02 2015-09-02 タカタ株式会社 電動リトラクタ装置及びシートベルト装置
CN103832390B (zh) * 2014-02-27 2016-04-13 上海和励信息科技有限公司 一种用于预紧式安全装置的底座、预紧式安全装置及运输设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031977A (ja) * 2001-07-12 2003-01-31 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk コントロールユニット及びその製造方法
DE50210442D1 (de) * 2001-09-06 2007-08-23 Trw Automotive Electron & Comp Gurtaufroller
JP4593416B2 (ja) * 2005-09-22 2010-12-08 株式会社デンソー 電子制御装置
JP4658859B2 (ja) * 2006-05-26 2011-03-23 本田技研工業株式会社 車両のシートベルト装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010069900A (ja) 2010-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5455597B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
JP5261736B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
JP5270248B2 (ja) プリテンショナー、これを有するシートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
JP5317945B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
EP2246223A1 (en) Pretensioner, seat belt retractor having the same, and seat belt apparatus provided therewith
JP2006188148A (ja) ウエビング巻取装置
US20080116309A1 (en) Webbing Retractor
JP5160354B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
US9428148B2 (en) Webbing take-up device
JP5160355B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
JP2006290087A (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
JP5032243B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
WO2017213188A1 (ja) ウェビング巻取装置
US8366034B2 (en) Seat belt retractor
JP5242444B2 (ja) プリテンショナー、これを有するシートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
JP4956371B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えているシートベルト装置
JP5912777B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP5032240B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
WO2016052059A1 (ja) プリテンショナー、シートベルトリトラクタ、およびこれを備えるシートベルト装置
JP5053314B2 (ja) シートベルトリトラクタ
JP4980174B2 (ja) シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置
US20090051157A1 (en) Seat belt apparatus and seat belt retractor
JP2009274650A (ja) ウェビング巻取装置
JP2000198415A (ja) プリテンショナ
JP2010274698A (ja) ウエビング巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110418

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5160354

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees