JP2009269463A - ウェビング巻取装置 - Google Patents

ウェビング巻取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009269463A
JP2009269463A JP2008121485A JP2008121485A JP2009269463A JP 2009269463 A JP2009269463 A JP 2009269463A JP 2008121485 A JP2008121485 A JP 2008121485A JP 2008121485 A JP2008121485 A JP 2008121485A JP 2009269463 A JP2009269463 A JP 2009269463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
webbing
seal
leak hole
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008121485A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Ukita
優 浮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2008121485A priority Critical patent/JP2009269463A/ja
Publication of JP2009269463A publication Critical patent/JP2009269463A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

【課題】収容部材内のガスによる移動部材の移動の制限を抑制する。
【解決手段】ウェビング巻取装置10では、シリンダ64内へガスが供給されて、ピストン70が上側へ移動された際に、ガスの圧力によってシールピン84がリーク穴80から上側に離脱されて、ガスがリーク穴80を介してピストン70の第1シール部材76より上側へ抜けることができる。このため、フォースリミッタ機構20が作動される際には、ピストン70の下側への移動のガスによる制限が抑制されることで、ピニオン56及びスプール16の引出方向への回転の制限を抑制できて、ウェビング18のスプール16からの引き出しの制限を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動部材が移動されることで巻取部材が回転されるウェビング巻取装置に関する。
ウェビング巻取装置(シートベルト巻取装置)としては、車両の緊急時に、シリンダ内にガスが供給されることで、ピストンが一側へ移動されて、巻取軸がベルト巻取方向へ回転されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このウェビング巻取装置では、上述の如くピストンが一側へ移動された後に、ベルトが引き出されて、巻取軸がベルト引出方向へ回転されることで、ピストンが他側へ移動される。
ここで、このようなウェビング巻取装置では、上述の如くピストンが他側へ移動される際に、シリンダ内のガスによってピストンの他側への移動が制限されることを抑制できるのが好ましい。
特開2002−274325公報
本発明は、上記事実を考慮し、収容部材内のガスによって移動部材の他側への移動が制限されることを抑制できるウェビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のウェビング巻取装置は、車両の乗員に装着されるウェビングが巻き取られ、巻取方向へ回転されることで前記ウェビングが巻き取られると共に、前記ウェビングが引き出されることで引出方向へ回転される巻取部材と、受圧部が設けられ、一側へ移動されることで前記巻取部材が巻取方向へ回転されると共に、前記巻取部材が引出方向へ回転されることで他側へ移動される移動部材と、前記移動部材が収容され、車両の緊急時にガスが供給されることで前記移動部材が前記受圧部においてガスの圧力を受けて一側へ移動可能にされた収容部材と、前記移動部材に設けられると共に、前記移動部材の移動方向に沿って配置され、前記移動部材における前記受圧部の他側に連通された連通部と、前記連通部に配置されて前記連通部を閉鎖し、前記移動部材が一側へ移動された際にガスの圧力によって前記移動部材に対し一側へ移動される閉鎖部材と、を備えている。
請求項2に記載のウェビング巻取装置は、請求項1に記載のウェビング巻取装置において、前記連通部は、前記移動部材における前記受圧部の一側に連通され、かつ、前記閉鎖部材が前記移動部材に対し一側へ移動されることで前記移動部材における前記受圧部の一側と他側とが連通される。
請求項3に記載のウェビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載のウェビング巻取装置において、前記閉鎖部材の前記移動部材に対する一側への移動抵抗を調整する調整手段を備えている。
請求項4に記載のウェビング巻取装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のウェビング巻取装置において、前記移動部材の一側への移動が停止された際に前記閉鎖部材が前記移動部材に対し一側へ移動される。
請求項1に記載のウェビング巻取装置では、車両の乗員に装着されるウェビングが巻取部材に巻き取られると共に、受圧部が設けられた移動部材が収容部材に収容されている。
車両の緊急時に、収容部材にガスが供給されることで、移動部材が、受圧部においてガスの圧力を受けて、一側へ移動されると、巻取部材が巻取方向へ回転されることで、ウェビングが巻取部材に巻き取られて、ウェビングによる乗員の拘束力が増加される。
ここで、移動部材に設けられた連通部が、前記移動部材の移動方向に沿って配置されると共に、移動部材における受圧部の他側に連通されている。さらに、閉鎖部材が、連通部に配置されて、連通部を閉鎖している。このため、収容部材にガスが供給された際に、移動部材が、受圧部においてガスの圧力を受けて、一側へ移動することができ、ウェビングによる乗員の拘束力を増加させることができる。
さらに、移動部材が一側へ移動された際に、ガスの圧力によって閉鎖部材が移動部材に対し一側へ移動される。このため、乗員によってウェビングが巻取部材から引き出されて移動部材が他側へ移動される際に、収容部材内のガスの圧力が大きくなることを抑制でき、収容部材内のガスによって移動部材の他側への移動が制限されることを抑制できる。
請求項2に記載のウェビング巻取装置では、連通部が移動部材における受圧部の一側に連通されている。
ここで、移動部材が一側へ移動された際に、閉鎖部材が移動部材に対し一側へ移動されることで、移動部材における受圧部の一側と他側とが連通される。このため、乗員によってウェビングが巻取部材から引き出されて移動部材が他側へ移動される際に、収容部材内のガスが移動部材における受圧部の他側から一側へ連通部を介して通過することができ、収容部材内のガスによって移動部材の他側への移動が制限されることを抑制できる。
請求項3に記載のウェビング巻取装置では、閉鎖部材の移動部材に対する一側への移動抵抗を調整手段が調整する。このため、移動部材が一側へ移動される際に閉鎖部材が移動部材に対し一側へ移動されることを抑制でき、ガスの圧力によって移動部材を一側へ移動させることができる。さらに、移動部材が一側へ移動された際に閉鎖部材を移動部材に対し一側へ移動させることができ、収容部材内のガスによって移動部材の他側への移動が制限されることを抑制できる。
請求項4に記載のウェビング巻取装置では、移動部材の一側への移動が停止された際に、閉鎖部材が移動部材に対し一側へ移動される。このため、ガスの圧力によって移動部材を一側へ移動させることができると共に、収容部材内のガスによって移動部材の他側への移動が制限されることを抑制できる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置10が車両前後方向一側から見た側面図にて示されており、図2には、ウェビング巻取装置10が車両前後方向他側から見た側面図にて示されている。さらに、図3には、ウェビング巻取装置10が車幅方向外側から見た断面図にて示されており、図4には、ウェビング巻取装置10が車幅方向外側かつ車両前後方向一側から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、車幅方向内側を矢印INで示し、車両前後方向一側を矢印LOで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置10には、断面U字形板状のフレーム12が設けられており、フレーム12には、車幅方向外側の背板12Aと、車両前後方向一側の脚板12Bと、車両前後方向他側の脚板12Cと、が設けられている。フレーム12は、背板12Aにおいて、車両に固定されており、これにより、ウェビング巻取装置10が車両に設置されている。
フレーム12には、脚板12Bと脚板12Cとの間において、巻取部材としての略円筒状のスプール16が回転可能に配置されており、スプール16の中心軸は車両前後方向に平行に配置されている。スプール16には、長尺帯状のウェビング18(ベルト)が基端側から巻き取られており、ウェビング18は、フレーム12から上側へ延出されて、車両のシート(図示省略)に着座した乗員に装着されている。また、スプール16が巻取方向(図1及び図2の矢印A方向)へ回転されることで、ウェビング18がスプール16に巻き取られると共に、ウェビング18がスプール16から引き出されることで、スプール16が引出方向(図1及び図2の矢印B方向)へ回転される。
スプール16内には、中心軸に沿って、フォースリミッタ機構20を構成するエネルギー吸収部材としてのトーションシャフト22が挿入されており、トーションシャフト22の脚板12C側の他端は、スプール16から突出されて、フレーム12の脚板12C外側へ突出されている。
スプール16の脚板12B側には、係合部材としてのスリーブ24が設けられている。
スリーブ24には、筒状の挿入部24Aが設けられており、挿入部24Aにおいてスプール16内に回転不能に嵌入されて、スプール16に一体回転可能に装着されている。挿入部24A内には、トーションシャフト22の一端(脚板12B側端)が回転不能に挿入されており、スリーブ24は、トーションシャフト22と一体に回転可能にされている。
スリーブ24には、略円柱状の係合部24Bが設けられて、フレーム12の脚板12B外側に突出されると共に、外周面の摩擦係数が高くされている。また、スリーブ24には、略円柱状の突出部24Cが設けられており、係合部24Bから突出されている。
スプール16の脚板12C側には、ロック機構26が設けられており、ロック機構26には、保持部材としてのベースロック28が設けられている。
ベースロック28のスプール16側部分には、略円筒状の装着部28Aが設けられており、ベースロック28は、装着部28Aにおいてスプール16内に抜け止めされた状態で嵌入されて、スプール16に回転可能に装着されている。
ベースロック28のスプール16とは反対側部分には、略円柱状の保持部28Bが設けられている。保持部28Bのスプール16とは反対側の面には、凹状の収容部30が形成されており、収容部30は、保持部28Bの周方向に延伸されると共に、一端が保持部28Bの外周面から開放されている。
ベースロック28には、トーションシャフト22の他端近傍が回転不能に貫通されており、ベースロック28は、トーションシャフト22と一体に回転可能にされている。
ベースロック28(保持部28B)の収容部30には、ロック部材としての略円弧形平板状のロックプレート32が移動(スライド)可能に収容されており、ロックプレート32の一端には、ロック歯32Aが形成されている。ロックプレート32のスプール16とは反対側の面には、円軸状のガイドピン32Bが設けられており、ガイドピン32Bは、ロックプレート32から突出されている。
フレーム12の脚板12Cには、ロック部としての略円状のラチェット孔34が貫通形成されており、ラチェット孔34の外周には、ラチェット歯34A(内歯)が形成されている。また、ラチェット孔34の内部には、ベースロック28の保持部28Bが配置されている。
ベースロック28(保持部28B)のスプール16とは反対側の面には、略円板状のロックカバー36が一体回転可能に取り付けられており、ロックカバー36は、保持部28B(収容部30を含む)を被覆すると共に、収容部30におけるロックプレート32(ガイドピン32Bを含む)の移動を許可している。また、ロックカバー36には、トーションシャフト22の他端が貫通されている。
ロックカバー36のスプール16とは反対側には、略有底円筒状のVギヤ38が設けられており、Vギヤ38は、トーションシャフト22の他端が貫通されて、トーションシャフト22に追従回転可能に支持されている。Vギヤ38には、屈曲形状のガイド孔38Aが貫通形成されており、ガイド孔38Aの一端には、ロックプレート32のガイドピン32Bが挿通されている。また、Vギヤ38の外周面には、ラチェット歯38Bが形成されている。
Vギヤ38の下側には、加速度センサ40が設けられており、加速度センサ40には、断面L字形板状のセンサハウジング42が設けられている。センサハウジング42の下側部分の上面には、球面形凹状の載置部42Aが形成されており、載置部42A上には、球状のボール44が載置されている。センサハウジング42の上側部分には、センサレバー46が基端において回動可能に支持されており、センサレバー46は、ボール44の上側に載置されている。
車両の緊急時(衝突時(急減速時))には、ボール44が載置部42A上を転動されて上側へ移動され、センサレバー46が上側へ回動されることで、センサレバー46がVギヤ38のラチェット歯38Bに噛合して、Vギヤ38の引出方向への回転が規制可能にされている。
Vギヤ38の引出方向への回転が規制された状態において、乗員によってウェビング18を介してスプール16が引出方向へ僅かに回転されると、Vギヤ38に対するベースロック28(保持部28B)の引出方向への回転によって、ロックプレート32のガイドピン32BがVギヤ38のガイド孔38Aの一端から他端へ移動されて、ロックプレート32が収容部30内を移動されることで、ロックプレート32のロック歯32Aがラチェット孔34外周のラチェット歯34Aに噛合される。さらに、乗員によってウェビング18を介してスプール16が移動されることで、ロック歯32Aとラチェット歯34Aとの噛合位置の略反対側において、ベースロック28の保持部28Bがラチェット孔34外周のラチェット歯34Aに食い込む。これにより、ベースロック28の引出方向への回転がロックされて、スプール16の引出方向への回転が規制可能にされている(スプール16の巻取方向への回転は許可される)。
ベースロック28の引出方向への回転がロックされた状態において、乗員からウェビング18へフォースリミッタ荷重以上の荷重が作用した際には、フォースリミッタ機構20が作動されて、ウェビング18からスプール16へ作用する引出方向への回転力によって、トーションシャフト22が一端と他端近傍との間において引出方向へ捩れ変形されることで、スプール16及びスリーブ24が引出方向へ回転可能にされている。
ロックカバー36、Vギヤ38及び加速度センサ40は、樹脂製箱状のセンサホルダ48に収容されており、センサホルダ48は、樹脂製箱状のセンサカバー52に収容されている。センサカバー52及びセンサホルダ48は、一体にされて、フレーム12の脚板12Cに固定されており、センサホルダ48は、トーションシャフト22の他端を回転可能に支持している。
図4に示す如く、フレーム12の脚板12B外側には、ラック&ピニオン方式によるプリテンショナ機構54が設けられている。
図5に詳細に示す如く、プリテンショナ機構54には、回転部材としてのピニオン56が設けられており、ピニオン56には、スリーブ24の係合部24B及び突出部24Cが回転可能に貫通されている。ピニオン56の脚板12Bとは反対側部分には、歯車58が設けられており、歯車58は、突出部24Cの外周に配置されている。ピニオン56の脚板12B側部分には、有底筒状のクラッチ部60が設けられており、クラッチ部60内には、係合部24Bが配置されている。
クラッチ部60の内周面には、所定数(本実施の形態では3つ)の凹部60Aが形成されており、所定数の凹部60Aは、クラッチ部60の周方向へ等間隔で配置されると共に、それぞれ深さが引出方向へ向かうに従い徐々に浅くされている。凹部60A内には、巻取方向側部分において、クラッチ部材としての円軸状のローラ62が収容されており、ローラ62の外周面は、摩擦係数が大きくされている。
ピニオン56の下側には、収容部材としての有底円筒状のシリンダ64が設けられており、シリンダ64は、上下方向に沿って配置されている。シリンダ64は、フレーム12の脚板12Bに固定されており、シリンダ64の上端は、ピニオン56の下側近傍において開口されている。
シリンダ64内の下端(底部)は、略円筒状の連通筒66の一端内に連通されており、連通筒66の他端には、ガス発生装置68が固定されている。ガス発生装置68は、連通筒66の他端を閉塞しており、車両の緊急時には、プリテンショナ機構54が作動されることで、ガス発生装置68が高圧のガスを瞬時に発生して連通筒66を介してシリンダ64内の下端に供給可能にされている。
シリンダ64内には、移動部材を構成するピストン70が設けられており、ピストン70は、シリンダ64内を上下方向へ移動可能にされている。
ピストン70の下端近傍には、外形円状のフランジ部72が設けられており、フランジ部72は、シリンダ64の内周面に比し、径が僅かに小さくされている。ピストン70の下端には、受圧部を構成する円柱状の円柱部74が設けられており、円柱部74は、フランジ部72の直下に配置されると共に、フランジ部72に比し径が小さくされている。
円柱部74の外周面には、移動部材の受圧部を構成するシール部材としての環状の第1シール部材76が嵌合されており、第1シール部材76は、弾性及びシール性を有している。第1シール部材76は、弾性変形された状態で、円柱部74の外周面及びフランジ部72の下面とシリンダ64の内周面とに接触されており、第1シール部材76は、ピストン70(円柱部74)とシリンダ64との間をシールしている。
ピストン70には、フランジ部72の上側において、矩形柱状のラック78が設けられており、ラック78の背板12A側部分には、下部を除く部分において、ラック歯78Aが形成されている。ラック78は、シリンダ64から突出されており、ラック78の先端は、ピニオン56の歯車58の下側近傍に配置されている。
車両の緊急時に、ピストン70の円柱部74及び第1シール部材76が、ガス発生装置68からシリンダ64内の下端へ供給された高圧のガスの圧力(内圧)を下側から受けて、ピストン70及び第1シール部材76が上側へ移動されると、ピストン70のラック78(ラック歯78A)がピニオン56の歯車58に噛合されて、ピニオン56が巻取方向へ回転可能にされている。また、第1シール部材76がピストン70とシリンダ64との間をシールすることで、シリンダ64内の下端へ供給された高圧のガスがピストン70とシリンダ64との間を介してピストン70の第1シール部材76より下側から上側へ抜ける(通過する)ことが抑制される。
図6(A)に詳細に示す如く、ピストン70の下部には、連通部としての断面円状のリーク穴80が形成されており、リーク穴80は、上下方向(ピストン70の軸方向及び移動方向)へ延伸されている。リーク穴80は、ピストン70のフランジ部72及び円柱部74を貫通しており、リーク穴80は、上端がフランジ部72の上面から開放されると共に、下端がピストン70の下面(円柱部74の下面)から開放されている。これにより、リーク穴80がピストン70の第1シール部材76より上側と下側とを連通している。
ピストン70の下部には、通過部としての断面円状の追加リーク穴82が形成されており、追加リーク穴82は、上下方向(ピストン70の軸方向及び移動方向)へ延伸されている。追加リーク穴82は、ピストン70のフランジ部72及び円柱部74を貫通しており、追加リーク穴82は、上端がフランジ部72の上面から開放されると共に、下端がピストン70の下面(円柱部74の下面)から開放されている。これにより、追加リーク穴82がピストン70の第1シール部材76より上側と下側とを連通している。また、追加リーク穴82は、リーク穴80に比し、径が小さくされている。なお、追加リーク穴82をピストン70に形成しない構成としてもよい。
リーク穴80には、閉鎖部材としての樹脂製又は金属製のシールピン84が設けられている(図7参照)。シールピン84には、調整手段としての円軸状の軸部86が設けられており、軸部86がリーク穴80に圧入(挿入)されることで、シールピン84が、リーク穴80に取り付けられて、リーク穴80をシール(閉鎖、閉塞)している。軸部86の下端には、調整手段としての断面略V字形板状の腕部88が一体に設けられており、腕部88は、軸部86の径方向外側へ延出されている。腕部88の長手方向両端部は、軸部86の径方向外側へ向かうに従い上側へ向かう方向へ傾斜されており、腕部88の長手方向両端は、ピストン70の下面(円柱部74の下面)に接触されている。
このため、車両の緊急時には、シリンダ64内の下端へ供給された高圧のガスがピストン70のリーク穴80を介してピストン70の第1シール部材76より下側から上側へ抜ける(通過する)ことが抑制される。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のウェビング巻取装置10では、車両の緊急時(衝突時)に、ロック機構26の加速度センサ40において、ボール44が載置部42A上を転動されて上側へ移動され、センサレバー46が上側へ回動されることで、センサレバー46がVギヤ38のラチェット歯38Bに噛合して、Vギヤ38の引出方向への回転が規制される。
Vギヤ38の引出方向への回転が規制された状態において、乗員によってウェビング18を介してスプール16が引出方向へ僅かに回転されると、Vギヤ38に対するベースロック28(保持部28B)の引出方向への回転によって、ロックプレート32のガイドピン32BがVギヤ38のガイド孔38Aの一端から他端へ移動されて、ロックプレート32が収容部30内を移動されることで、ロックプレート32のロック歯32Aがフレーム12のラチェット孔34外周のラチェット歯34Aに噛合される。さらに、乗員によってウェビング18を介してスプール16が移動されることで、ロック歯32Aとラチェット歯34Aとの噛合位置の略反対側において、ベースロック28の保持部28Bがラチェット孔34外周のラチェット歯34Aに食い込む。これにより、ベースロック28の引出方向への回転がロックされて、スプール16の引出方向への回転が規制される(スプール16の巻取方向への回転は許可される)ことで、ウェビング18のスプール16からの引き出しが規制されて、ウェビング18が乗員を拘束する。
さらに、車両の緊急時には、プリテンショナ機構54が作動されることで、ガス発生装置68が高圧のガスを瞬時に発生して連通筒66を介してシリンダ64内の下端に供給する。
プリテンショナ機構54では、ピストン70(円柱部74)とシリンダ64との間を第1シール部材76がシールする。さらに、ピストン70のリーク穴80内にシールピン84の軸部86が圧入されて、リーク穴80をシールピン84がシールする。
このため、ガス発生装置68からシリンダ64内の下端へ供給された高圧のガスの圧力を、ピストン70の円柱部74、第1シール部材76及びシールピン84が下側から受けて、ピストン70、第1シール部材76及びシールピン84が上側へ移動される。これにより、ピストン70のラック78(ラック歯78A)がピニオン56の歯車58に噛合されて、ピニオン56が巻取方向へ回転される。
ピニオン56が巻取方向へ回転された際には、ピニオン56のクラッチ部60内のローラ62が、ピニオン56の巻取方向への回転力によって、クラッチ部60の凹部60Aの巻取方向側部分から引出方向側部分に移動されて、クラッチ部60(凹部60Aの底面)とスリーブ24(係合部24Bの外周面)との間に噛み込まれて(係合されて)、ピニオン56とスプール16とが一体回転可能にされる。これにより、ピニオン56と一体にスプール16が巻取方向へ回転されて、スプール16にウェビング18が巻き取られることで、ウェビング18による乗員の拘束力が増加される。
その後、乗員からウェビング18を介して引出方向への荷重が作用した際には、ウェビング18からスプール16へ作用する引出方向への回転力によって、トーションシャフト22が一端と他端近傍との間において引出方向へ捩れ変形されることで、スプール16及びスリーブ24が引出方向へ回転されて、ウェビング18がスプール16から引き出される。
フォースリミッタ機構20が作動される際には、スリーブ24が引出方向へ回転されることで、スリーブ24と一体にピニオン56が引出方向へ回転されて、ピストン70のラック78(ラック歯78A)のピニオン56(歯車58)への噛合によって、ピストン70が下側へ移動される。
ここで、図6(B)に示す如く、プリテンショナ機構54が作動される際には、ガス発生装置68からシリンダ64内の下端に高圧のガスが供給されることで、当該ガスの圧力によって、シールピン84の軸部86がピストン70のリーク穴80に更に圧入されつつ、シールピン84の腕部88が変形(破壊)される。さらに、当該ガスの圧力によってピストン70が上側へ移動される間は、シールピン84の軸部86のリーク穴80への圧入状態が維持されることで、シールピン84によるリーク穴80のシール状態が維持されて、ピストン70の第1シール部材76より上側と下側とがリーク穴80を介して連通されない。
このため、ピストン70の円柱部74、第1シール部材76及びシールピン84が、ガス発生装置68からシリンダ64内の下端へ供給された高圧のガスの圧力を、下側から充分に受けることができ、ピストン70が、ピニオン56を巻取方向へ回転させてスプール16にウェビング18を充分に巻き取るために必要な移動エネルギー(ウェビング18による乗員の拘束力を充分に増加させるために必要な移動エネルギー)を、得ることができる。
その後、ピストン70の上側への移動が停止された際(ピストン70の上側への移動によるスプール16の巻取方向への回転力と乗員からウェビング18を介してスプール16へ作用する引出方向への回転力とが同一になった際)には、シリンダ64内のガス(第1シール部材76より下側のガス)の圧力(内圧)が最大(ピーク)になる。このため、図6(C)に示す如く、当該ガスの圧力によって、シールピン84の軸部86から腕部88が離脱されると共に、シールピン84(軸部86)がピストン70のリーク穴80に対し上側に移動されて、シールピン84(軸部86)がリーク穴80から上側に離脱されることで、シールピン84によるリーク穴80のシール状態が解除されて、ピストン70の第1シール部材76より上側と下側とがリーク穴80を介して連通される。これにより、当該ガスがリーク穴80を介してピストン70の第1シール部材76より下側から上側へ抜けることができる。
このため、フォースリミッタ機構20が作動される際においては、ウェビング18のスプール16からの引き出しによってピストン70の下側への移動が開始される際から、シリンダ64内に残留するガス(第1シール部材76より下側のガス)の圧力によってピストン70の下側への移動が制限されることが抑制される。したがって、ピニオン56の引出方向への回転が制限されることが抑制されて、ウェビング18のスプール16からの引き出しが制限されることが抑制される。
また、シールピン84の軸部86がピストン70のリーク穴80に圧入されると共に、シールピン84の腕部88がピストン70の下面に係合されることで、シールピン84のピストン70(リーク穴80)に対する移動抵抗が調整(増加)されている。このため、プリテンショナ機構54が作動される際には、シールピン84のリーク穴80に対する上側への移動を抑制できて、シリンダ64内の下端に供給された高圧のガスによってピストン70が上側へ移動できる。さらに、フォースリミッタ機構20が作動される際(ピストン70の上側への移動が停止された際)には、シールピン84がリーク穴80から離脱できて、シリンダ64内に残留するガスの圧力によってピストン70の下側への移動が制限されることを抑制できる。
なお、本実施の形態では、プリテンショナ機構54の作動によるピストン70の上側への移動が停止された際にシールピン84の軸部86から腕部88が離脱される構成としたが、プリテンショナ機構54の作動によるピストン70の上側への移動が停止される前にシールピン84の軸部86から腕部88が離脱される構成としてもよい。この場合でも、プリテンショナ機構54の作動によるピストン70の上側への移動が停止された際にシールピン84(軸部86)がリーク穴80から上側に離脱されるのが好ましい。
[第2の実施の形態]
図8(A)には、本発明の第2の実施の形態に係るウェビング巻取装置100の主要部が車両前後方向一側から見た断面図にて示されている。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置100は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置100では、ピストン70のリーク穴80がピストン70の中心軸位置に配置されている。リーク穴80は、ピストン70のラック78下部からフランジ部72及び円柱部74を貫通しており、リーク穴80の下端は、ピストン70の下面(円柱部74の下面)から開放されている。ピストン70のラック78下部には、挿通部としての断面円状の連通孔102が設けられており、連通孔102は、水平に延伸されている。連通孔102は、リーク穴80の上下方向中間部に連通されると共に、ピストン70の外周面(ラック78の外周面)から開放されており、これにより、リーク穴80及び連通孔102がピストン70の第1シール部材76より上側と下側とを連通している。また、リーク穴80の連通孔102との連通部分から下側の部分は、シール部40Aにされている。
リーク穴80に設けられるシールピン84は、略円軸状にされている。シールピン84の上部には、調整手段としての円軸状(円錐台状でもよい)の圧入部90が設けられており、圧入部90は、シールピン84の他の部位に比し、僅かに径が大きくされている。圧入部90は、リーク穴80に連通孔102より上側において圧入(挿入)されており、これにより、シールピン84がリーク穴80に取り付けられている。シールピン84の上面(圧入部90の上面)は、リーク穴80の上面(底面)から離間されており、シールピン84の下面は、ピストン70の下面(リーク穴80の下面)と面一にされている。これにより、シールピン84が、リーク穴80の連通孔102より上側から下面までに配置(略嵌合)されて、リーク穴80のシール部40Aをシール(閉鎖、閉塞)しており、車両の緊急時には、シリンダ64内の下端へ供給された高圧のガスがピストン70のリーク穴80及び連通孔102を介してピストン70の第1シール部材76より下側から上側へ抜ける(通過する)ことが抑制される。
シールピン84の外周には、圧入部90の直下において、調整手段としての環状の第2シール部材104が嵌合されており、第2シール部材104は、弾性及びシール性を有している。第2シール部材104は、弾性変形された状態で、シールピン84の外周面及び圧入部90の下面とリーク穴80の連通孔102より上側の外周面とに接触されており、第2シール部材104は、ピストン70(リーク穴80の外周)とシールピン84との間をシールしている。
ピストン70の下部には、上記第1の実施の形態における追加リーク穴82が形成されていない。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、プリテンショナ機構54が作動される際において、ガス発生装置68からシリンダ64内の下端に供給された高圧のガスの圧力によってピストン70が上側へ移動される間は、シールピン84の圧入部90とリーク穴80の外周面との間の摩擦力、及び、第2シール部材104とシールピン84の外周面及びリーク穴80の外周面との間の摩擦力によって、リーク穴80に対するシールピン84(第2シール部材104を含む)の上側への移動が抑制されることで、シールピン84によるリーク穴80のシール部40Aのシール状態が維持されて、ピストン70の第1シール部材76より上側と下側とがリーク穴80及び連通孔102を介して連通されない。
その後、ピストン70の上側への移動が停止された際(ピストン70の上側への移動によるスプール16の巻取方向への回転力と乗員からウェビング18を介してスプール16へ作用する引出方向への回転力とが同一になった際)には、シリンダ64内のガス(第1シール部材76より下側のガス)の圧力(内圧)が最大(ピーク)になる。このため、図8(B)に示す如く、当該ガスの圧力によって、シールピン84(第2シール部材104を含む)がピストン70のリーク穴80に対し上側に移動されて、少なくともシールピン84の下面がリーク穴80の連通孔102との連通位置まで到達することで、シールピン84によるリーク穴80のシール部40Aのシール状態が解除されて、ピストン70の第1シール部材76より上側と下側とがリーク穴80及び連通孔102を介して連通される。これにより、当該ガスがリーク穴80及び連通孔102を介してピストン70の第1シール部材76より下側から上側へ抜けることができる。
また、シールピン84の圧入部90がリーク穴80に圧入されると共に、第2シール部材104がシールピン84の外周面とリーク穴80の外周面とに弾性接触されることで、シールピン84のピストン70(リーク穴80)に対する移動抵抗が調整(増加)されている。このため、プリテンショナ機構54が作動される際には、シールピン84のリーク穴80に対する上側への移動を抑制できて、シリンダ64内の下端に供給された高圧のガスによってピストン70が上側へ移動できる。さらに、フォースリミッタ機構20が作動される際(ピストン70の上側への移動が停止された際)には、シールピン84がリーク穴80に対し上側に移動できて、シリンダ64内に残留するガスの圧力によってピストン70の下側への移動が制限されることを抑制できる。
[第3の実施の形態]
図9(A)には、本発明の第3の実施の形態に係るウェビング巻取装置200の主要部が車両前後方向一側から見た断面図にて示されている。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置200は、上記第2の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置200では、シールピン84の下端以外の部分に圧入部90が設けられており、シールピン84の下端に、閉鎖部材としても機能する第2シール部材104が嵌合されている。第2シール部材104は、弾性変形された状態で、シールピン84の外周面及び圧入部90の下面とリーク穴80下端の外周面とに接触されており、第2シール部材104は、ピストン70(リーク穴80の外周)とシールピン84との間をシールしている。これにより、シールピン84及び第2シール部材104がリーク穴80のシール部40Aをシール(閉鎖、閉塞)しており、車両の緊急時には、シリンダ64内の下端へ供給された高圧のガスがピストン70のリーク穴80及び連通孔102を介してピストン70の第1シール部材76より下側から上側へ抜ける(通過する)ことが抑制される。
ここで、本実施の形態でも、上記第2の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる(図9(B)参照)。
なお、上記第2の実施の形態及び第3の実施の形態では、プリテンショナ機構54の作動によるピストン70の上側への移動が停止された際にシールピン84がリーク穴80に対し上側に移動される構成としたが、プリテンショナ機構54の作動によるピストン70の上側への移動が停止される前にシールピン84がリーク穴80に対し上側に移動される構成としてもよい。この場合でも、プリテンショナ機構54の作動によるピストン70の上側への移動が停止された際にシールピン84によるリーク穴80のシール部40Aのシール状態が解除されるのが好ましい。
また、上記第2の実施の形態及び第3の実施の形態において、ピストン70の下部に上記第1の実施の形態と同様の追加リーク穴82を形成した構成としてもよい。この場合、追加リーク穴82の上端がフランジ部72の上面から開放され又は連通孔102に連通されると共に、追加リーク穴82の下端がピストン70の下面から開放される。
[第4の実施の形態]
図10(A)には、本発明の第4の実施の形態に係るウェビング巻取装置300の主要部が車両前後方向一側から見た断面図にて示されている。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置300は、上記第2の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るウェビング巻取装置300では、ピストン70に上記第2の実施の形態における連通孔102が設けられていない。
シールピン84の圧入部90は、シールピン84の下端近傍以外の部分に設けられており、シールピン84の下端近傍に、閉鎖部材としても機能する第2シール部材104が嵌合されている。第2シール部材104は、弾性変形された状態で、シールピン84の外周面及び上下の圧入部90とリーク穴80下端近傍の外周面とに接触されており、第2シール部材104は、ピストン70(リーク穴80の外周)とシールピン84との間をシールしている。これにより、シールピン84及び第2シール部材104がリーク穴80をシール(閉鎖、閉塞)しており、車両の緊急時には、シリンダ64内の下端へ供給された高圧のガスがピストン70のリーク穴80に侵入することが抑制される。
ピストン70の下部には、上記第1の実施の形態と同様に追加リーク穴82が形成されている。なお、ピストン70の下部に追加リーク穴82を形成しない構成としてもよい。
ここで、本実施の形態でも、上記第2の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、プリテンショナ機構54が作動される際において、ガス発生装置68からシリンダ64内の下端に供給された高圧のガスの圧力によってピストン70が上側へ移動される間は、シールピン84の圧入部90とリーク穴80の外周面との間の摩擦力、及び、第2シール部材104とシールピン84の外周面及びリーク穴80の外周面との間の摩擦力によって、リーク穴80に対するシールピン84(第2シール部材104を含む)の上側への移動が抑制されることで、リーク穴80への当該ガスの侵入が抑制される。
このため、ピストン70の円柱部74、第1シール部材76及びシールピン84(第2シール部材104を含む)が、当該ガスの圧力を下側から充分に受けることができ、ピストン70が、ピニオン56を巻取方向へ回転させてスプール16にウェビング18を充分に巻き取るために必要な移動エネルギー(ウェビング18による乗員の拘束力を充分に増加させるために必要な移動エネルギー)を、得ることができる。
その後、ピストン70の上側への移動が停止された際(ピストン70の上側への移動によるスプール16の巻取方向への回転力と乗員からウェビング18を介してスプール16へ作用する引出方向への回転力とが同一になった際)には、シリンダ64内のガス(第1シール部材76より下側のガス)の圧力(内圧)が最大(ピーク)になる。これにより、図10(B)に示す如く、当該ガスの圧力によって、シールピン84(第2シール部材104を含む)がピストン70のリーク穴80に対し上側に移動されて、リーク穴80への当該ガスの侵入が許可されることで、当該ガスの収容容積が大きくされて、当該ガスの圧力が低下される。
このため、フォースリミッタ機構20が作動される際においては、ウェビング18のスプール16からの引き出しによってピストン70の下側への移動が開始される際から、シリンダ64内に残留するガス(第1シール部材76より下側及びリーク穴80内のガス)の圧力によってピストン70の下側への移動が制限されることが抑制される。したがって、ピニオン56の引出方向への回転が制限されることが抑制されて、ウェビング18のスプール16からの引き出しが制限されることが抑制される。
なお、上記第2の実施の形態〜第4の実施の形態において、シールピン84に上記第1の実施の形態と同様の腕部88を一体に設けて腕部88をピストン70に係合させた構成や、シールピン84の上面とリーク穴80の上面(底面)との間に塑性変形可能な変形部材(調整手段)を設けた構成としてもよい。これにより、シールピン84のピストン70(リーク穴80)に対する移動抵抗を調整(増加)することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置を示す車両前後方向一側から見た側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置を示す車両前後方向他側から見た側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置を示す車幅方向外側から見た断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置を示す車幅方向外側かつ車両前後方向一側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す上方から見た断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す車両前後方向一側から見た断面図であり、(A)は、プリテンショナ機構の作動前を示す図であり、(B)は、プリテンショナ機構の作動によるピストンの上側移動時を示す図であり、(C)は、プリテンショナ機構の作動によるピストンの上側移動停止時を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェビング巻取装置におけるシールピンを示す斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第3の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す車両前後方向一側から見た断面図であり、(A)は、プリテンショナ機構の作動前を示す図であり、(B)は、フォースリミッタ機構の作動時を示す図である。 (A)及び(B)は、本発明の第4の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す車両前後方向一側から見た断面図であり、(A)は、プリテンショナ機構の作動前を示す図であり、(B)は、フォースリミッタ機構の作動時を示す図である。 (A)及び(B)は、本発明の第5の実施の形態に係るウェビング巻取装置の主要部を示す車両前後方向一側から見た断面図であり、(A)は、プリテンショナ機構の作動前を示す図であり、(B)は、フォースリミッタ機構の作動時を示す図である。
符号の説明
10 ウェビング巻取装置
16 スプール(巻取部材)
18 ウェビング
64 シリンダ(収容部材)
70 ピストン(移動部材)
74 円柱部(受圧部)
76 第1シール部材(移動部材、受圧部)
80 リーク穴(連通部)
84 シールピン(閉鎖部材)
86 軸部(調整手段)
88 腕部(調整手段)
90 圧入部(調整手段)
100 ウェビング巻取装置
104 第2シール部材(閉鎖部材、調整手段)
200 ウェビング巻取装置
300 ウェビング巻取装置

Claims (4)

  1. 車両の乗員に装着されるウェビングが巻き取られ、巻取方向へ回転されることで前記ウェビングが巻き取られると共に、前記ウェビングが引き出されることで引出方向へ回転される巻取部材と、
    受圧部が設けられ、一側へ移動されることで前記巻取部材が巻取方向へ回転されると共に、前記巻取部材が引出方向へ回転されることで他側へ移動される移動部材と、
    前記移動部材が収容され、車両の緊急時にガスが供給されることで前記移動部材が前記受圧部においてガスの圧力を受けて一側へ移動可能にされた収容部材と、
    前記移動部材に設けられると共に、前記移動部材の移動方向に沿って配置され、前記移動部材における前記受圧部の他側に連通された連通部と、
    前記連通部に配置されて前記連通部を閉鎖し、前記移動部材が一側へ移動された際にガスの圧力によって前記移動部材に対し一側へ移動される閉鎖部材と、
    を備えたウェビング巻取装置。
  2. 前記連通部は、前記移動部材における前記受圧部の一側に連通され、かつ、前記閉鎖部材が前記移動部材に対し一側へ移動されることで前記移動部材における前記受圧部の一側と他側とが連通される請求項1記載のウェビング巻取装置。
  3. 前記閉鎖部材の前記移動部材に対する一側への移動抵抗を調整する調整手段を備えた請求項1又は請求項2記載のウェビング巻取装置。
  4. 前記移動部材の一側への移動が停止された際に前記閉鎖部材が前記移動部材に対し一側へ移動される請求項1〜請求項3の何れか1項記載のウェビング巻取装置。
JP2008121485A 2008-05-07 2008-05-07 ウェビング巻取装置 Withdrawn JP2009269463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008121485A JP2009269463A (ja) 2008-05-07 2008-05-07 ウェビング巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008121485A JP2009269463A (ja) 2008-05-07 2008-05-07 ウェビング巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009269463A true JP2009269463A (ja) 2009-11-19

Family

ID=41436418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008121485A Withdrawn JP2009269463A (ja) 2008-05-07 2008-05-07 ウェビング巻取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009269463A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9260077B2 (en) 2010-12-22 2016-02-16 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Pretensioner
DE102011078970B4 (de) * 2010-07-14 2017-09-21 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Gurtstraffermechanismus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011078970B4 (de) * 2010-07-14 2017-09-21 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Gurtstraffermechanismus
US9260077B2 (en) 2010-12-22 2016-02-16 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Pretensioner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4295552B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP4471109B2 (ja) プリテンショナ装置
JP5734889B2 (ja) プリテンショナ機構
JP5581144B2 (ja) ウェビング巻取装置
WO2014163073A1 (ja) シートベルト用リトラクタ
JP5512432B2 (ja) プリテンショナ機構
JP5975846B2 (ja) プリテンショナ機構
JP6047027B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP2005297701A (ja) ウエビング巻取装置
JP2009269463A (ja) ウェビング巻取装置
JP2009051286A (ja) シートベルト用リトラクター
JP2012250627A (ja) シートベルト用リトラクタ
JP4922195B2 (ja) 駆動機構及びウェビング巻取装置
JP2006137290A (ja) ウエビング巻取装置
JP2009262867A (ja) ウェビング巻取装置
JP5117974B2 (ja) ウエビング巻取装置
WO2017069095A1 (ja) ウェビング巻取装置
JP5133843B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP2010018179A (ja) ウェビング巻取装置
JP5032394B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP2009269464A (ja) ウェビング巻取装置
JP2006213199A (ja) ウエビング巻取装置
JP2006224954A (ja) ウエビング巻取装置
JP4996538B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP2005231387A (ja) ウエビング巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120112

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120328