JP5053314B2 - シートベルトリトラクタ - Google Patents
シートベルトリトラクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5053314B2 JP5053314B2 JP2009057125A JP2009057125A JP5053314B2 JP 5053314 B2 JP5053314 B2 JP 5053314B2 JP 2009057125 A JP2009057125 A JP 2009057125A JP 2009057125 A JP2009057125 A JP 2009057125A JP 5053314 B2 JP5053314 B2 JP 5053314B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- housing
- motor
- seat belt
- gears
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
このシートベルト装置に用いられるシートベルトリラクタは、ウェビングを巻回するベルトリールと、このベルトリールを駆動するモータと、モータの動力をベルトリールに伝達する動力伝達機構を備え、各種のセンサから入力信号を受けるコントローラによってモータが制御されるようになっている。そして、モータの動力をベルトリールに伝達する動力伝達機構は複数の歯車を備え、その複数の歯車の多くがハウジングのベースプレート面に突設された軸によって回転可能に支持されている。
このように複数の歯車を備えたシートベルトリトラクタにおいては、モータの駆動によって歯車が高速で回転するときに、歯車の不安定な挙動によって当接音等の騒音を発生する。
特に、歯車間のガタ付きを抑制するために歯車の歯面をはす歯にした場合には、モータによるウェビング巻取り時等に高トルクが作用するときに、歯車が相手歯車から反力を受けて軸方向に押圧され、このとき歯車の端面とベースプレート面の間で大きな接触音が起こり易くなる。
これにより、複数の歯車の噛み合い部ははす歯の機能によってガタ付きを抑制される。また、はす歯の機能によって一つの歯車がハウジング方向に押し付けられるようになるが、歯車の軸方向の端部は補強筒のフランジを介してハウジングと接触する。
最初に、図1〜図5に示す第1の参考例について説明する。
図1は、この第1の参考例のシートベルト装置1の全体概略構成を示すものであり、同図中2は、乗員3の着座するシートである。この実施形態のシートベルト装置1は、所謂三点式のシートベルト装置であり、図示しないセンタピラーに取付けられたシートベルトリトラクタ4からウェビング5が上方に引き出され、そのウェビング5がセンタピラーの上部側に支持されたスルーアンカ6に挿通されるとともに、ウェビング5の先端がシート2の車室外側寄りのアウタアンカ7を介して車体フロアに固定されている。そして、ウェビング5のスルーアンカ6とアウタアンカ7の間にはタングプレート8が挿通されており、そのタングプレート8は、シート2の車体内側寄りの車体フロアに固定されたバックル9に対して脱着可能となっている。
ウェビング5は、初期状態ではシートベルトリトラクタ4に巻き取られており、乗員3が手で引き出してタングプレート8をバックル9に固定することにより、乗員3の主に胸部と腹部をシート2に対して拘束する。また、このシートベルト装置1は、緊急時や車両の挙動変化が大きいときに、電動式のモータ10によって自動的にウェビング5の引き込みを行う。
このようにリングギヤ18の回転がロックされると、前述のようにサンギヤ14に伝達された回転力がすべてキャリア17の回転となってベルトリール12に伝達されるようになる(クラッチオン状態)。
このようにリングギヤ18のロックが解除されると、前述のようにサンギヤ14に伝達された回転力がプラネタリギヤ16を自転させ、このときリングギヤ18を空転させてキャリア17(ベルトリール12)側に動力が伝達されないようにする(クラッチオフ状態)。
この第2の参考例は、第2コネクトギヤ24の端面と当接するハウジング本体40aの突出部の構成が第1の参考例と異なり、他の構成はほぼ第1の参考例と同様とされている。
すなわち、ハウジング本体40aの底部壁には円形の環状溝50が設けられ、その環状溝50にベアリング51の複数のスチールボール51aが収容されている。
この実施形態は、樹脂製の第1コネクトギヤ23と第2コネクトギヤ24に金属製の共通の補強筒55が取り付けられるとともに、補強筒55の両端部に、第1コネクトギヤ23と第2コネクトギヤ24の軸方向の端面23a,24aに重合される円環状のフランジ55aが設けられている。フランジ55aは第2コネクトギヤ24の端面よりも小径に形成されている。一方のフランジ55aの端面は、第2コネクトギヤ24がハウジング本体40aに取り付けられたときにハウジング本体40aの底部壁に面接触する。なお、この実施形態においては、フランジ55aが接触低減手段を構成している。
この参考例は、ハウジング側に突起を設けるのに代えて、第2コネクトギヤ24の端面24aに複数の突起60を設けたものである。
この参考例は、ハウジング本体40aの底部壁を第2コネクトギヤ24やアイドラギヤ26の軸方向の端面に対して面で接触させるものであるが、ハウジング本体40a側の接触面の面積が第2コネクトギヤ24やアイドラギヤ26の端面24a,26aの面積よりも小さくなるように、ハウジング本体40aに膨出部70が設けられている。この膨出部70は、例えば、第2コネクトギヤ24やアイドラギヤ26の端面24a,26aの半分の面積で接触させる。
5…ウェビング
10…モータ
12…ベルトリール
23…第1コネクトギヤ(他の歯車)
24…第2コネクトギヤ(一つの歯車)
25…モータギヤ(はす歯の歯車)
40…ハウジング
41…支持ピン
55…補強筒
55a…フランジ
Claims (3)
- ウェビングを巻回したベルトリールと、
このベルトリールを駆動するモータと、
前記ベルトリールとモータの間に介装されて前記モータの駆動伝達を行う複数の歯車と、
この複数の歯車を回転可能に支持するハウジングと、を備えたシートベルトリトラクタであって、
前記複数の歯車のうちの一つの歯車を他の歯車と同軸にかつ一体に設けるとともに、前記一つの歯車の歯面をはす歯にし、
前記ハウジングに前記一つの歯車と前記他の歯車を回転自在に支持する支持ピンを突設し、
前記一つの歯車と前記他の歯車の軸部に金属製の共通の補強筒を取り付けるとともに、前記補強筒の両端部に、前記一つの歯車と前記他の歯車の軸方向の端面に重合される円環状のフランジを設け、
前記フランジを前記一つの歯車の端面よりも小径に形成し、
前記補強筒を前記支持ピンに嵌装して、前記一つの歯車の端面側に配置される前記フランジを前記ハウジングに接触させることを特徴とするシートベルトリトラクタ。 - 前記ハウジングは、金属材料によって形成したことを特徴とする請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
- 前記一つの歯車は、樹脂材料によって形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルトリトラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009057125A JP5053314B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | シートベルトリトラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009057125A JP5053314B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | シートベルトリトラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010208498A JP2010208498A (ja) | 2010-09-24 |
JP5053314B2 true JP5053314B2 (ja) | 2012-10-17 |
Family
ID=42969169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009057125A Active JP5053314B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | シートベルトリトラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5053314B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6208295B1 (ja) * | 2016-07-07 | 2017-10-04 | 株式会社東海理化電機製作所 | ウェビング巻取装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4662225B2 (ja) * | 2001-09-12 | 2011-03-30 | タカタ株式会社 | シートベルト巻取装置 |
JP3856085B2 (ja) * | 2000-08-01 | 2006-12-13 | 日産自動車株式会社 | 車両用動力伝達装置 |
JP2003206993A (ja) * | 2002-01-15 | 2003-07-25 | Ricoh Co Ltd | 駆動伝達装置及び該装置を備えた画像形成装置 |
-
2009
- 2009-03-10 JP JP2009057125A patent/JP5053314B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010208498A (ja) | 2010-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4854662B2 (ja) | シートベルト装置 | |
US8087697B2 (en) | Seat belt apparatus and seat belt control method | |
JP5428080B2 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP6145368B2 (ja) | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 | |
JP4437316B2 (ja) | 予備緊張装置を持つ安全ベルト巻取り機 | |
JP5388042B2 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP4297336B2 (ja) | シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 | |
US9290152B2 (en) | Seat belt retractor and seat belt assembly including same | |
JP5352870B2 (ja) | シートベルト装置 | |
KR101060300B1 (ko) | 웨빙 권취 장치 | |
CN115989163A (zh) | 安全带卷收器 | |
JP5542526B2 (ja) | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 | |
JP5430440B2 (ja) | ウエビング巻取装置 | |
US7240923B2 (en) | Seatbelt retractor and seatbelt device | |
EP1529699A1 (en) | Seat belt retractor | |
JP4597755B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP5053314B2 (ja) | シートベルトリトラクタ | |
JP5542044B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP2005231388A (ja) | 駆動力伝達機構及びウエビング巻取装置 | |
JP2006103657A (ja) | モータリトラクタ | |
JPH09164911A (ja) | シートベルト用リトラクター | |
JP4838092B2 (ja) | ウエビング巻取装置 | |
WO2020209251A1 (ja) | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 | |
KR100888916B1 (ko) | 모터구동식 시트벨트 리트랙터의 클러치 | |
JP2012020641A (ja) | シートベルト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120703 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120725 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5053314 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |