JP5159262B2 - シート切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂フィルム、紙、金属箔、金属薄板等の長尺状のシート材を連続的に切断するシート切断装置に関する。
従来から、樹脂フィルム、磁気テープ、紙、金属箔、金属薄板等の長尺状のシート材を連続的に切断するために、上刃と下刃の一対の2枚の円盤の間にシートを通しつつ下刃と上刃を回転させて切断するシート切断装置が知られている。
例えば、特許文献1には、上刃シャフトに複数個の上刃が装着された上刃部と、下刃シャフトに複数の下刃と該下刃同士の間に該下刃と同一外径の円筒状のスペーサーが装着された下刃部とを有しており、前記下刃に対向するスペーサー円筒面のエッジ部にR加工又はテーパ加工を施す技術が記載されている。
当該構成によれば、円筒面のエッジ部に切断されたシート材の端部が、上刃により押しつけられて引き伸ばされることによるひび割れを防止できると記載されているまた、インク受容層(塗工層)をコーティングしたインクジェット記録用紙などのシート材を良好に裁断できると記載されている
特開2001−260077号公報
しかしながら、特許文献1のように、シート材が支持されるスペーサー円筒面のエッジ部をR加工またはテーパ加工する方法では、シート材端部の変形を改善する効果はあるものの不十分であった。
すなわち、図7に示すように、シート材60は上刃70の刃部から押圧力を受けて押しつけられて下刃80により切断されるものであるが、金属材などからなるシート材60は塑性変形しやすいため、切断時に受ける圧力によって切断面が変形するという問題があった。
また、アルミニウムや銅等の金属箔の表面にカーボン等の塗工層を形成する場合、金属箔の切断面が変形するのに加えて、上刃7の刃部からの押圧力により、シート材60
下刃80側の塗工層が、下刃80の刃先部分に擦り付けられ、塗工層にクラックやチッピングが生じたり、酷い場合は剥離が発生したり、塗工層の厚みが変化しまったりして、良好な切断面を得ることができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、切断面に発生する変形や、塗工層のクラック・チッピング・剥離を抑制して良好な切断面得られるシート切断装置を提供することにある。
本発明のシート切断装置は、回転可能な円盤形状を有し、外周部に切刃が形成された一対の上刃および下刃を備え、前記上刃と前記下刃は、回転軸方向において重なる部分を有するとともに、前記切刃同士が接するように配置され、前記上刃および前記下刃前記切刃間シート材を切断するシート切断装置において、前記上刃の切刃は、前記下刃の切刃と接触するテーパ部を備えており、前記下刃は、該下刃の刃先から円の径方向外側向かって傾斜する傾斜面を備えており、該傾斜面は、傾斜によって前記シート材を変形させることなく保持するものであり、前記傾斜面と、前記下刃の回転軸と平行な線とのなす角度θ1が0°を超えて45°以内であることを特徴とする。
また、上記発明において、前記テーパ部と、前記上刃の回転軸と直行する線とのなす角度θ2が1〜5°であることが好ましい。
また、上記発明において、前記下刃は、下刃の刃先から円の径方向の内側に向かって厚みの薄くなる向に傾斜する第2傾斜面を備えることが好ましい。
また、上記発明において、前記第2傾斜面と、前記下刃の回転軸と直行する線とのなす角度θ3が1〜5°であることが好ましい。
また、上記発明において前記上刃の刃先の角度θ4が20〜50°であることを特徴とする。
また、上記発明において、前記傾斜面と、前記刃の回転軸と平行な線とのなす角度θ1が20°以内であることが好ましい。
また、上記発明において、前記上刃の回転軌道面は、下端が下刃側になるように傾斜していることが好ましい。
本発明のシート切断装置を用いることにより、シート材の切断面の面品位、特に下刃側の切断面についての面品位を良好にすることができる。
シート材の下刃側の切断面についての面品位が改善される要因は正確に分かっていないが、以下の仮説を立てることができる。
すなわち、下刃の外周部(外周側面)をシート材が通過する際、シート材は摩擦力によって下刃の外周側面にある程度保持された状態となっているものと推測される。そのため、従来は、切断されシート材が下刃の外周側面に沿って通過するにあたり、下面の外周部(外周側面)側に大きな応力が加わった状態で通過することとなる。その結果、シート材の塗工層チッピングが生じたり剥離したり、塗工層の厚みが変化してしまい、切断面の加工面品位が低下していたと考えられる。
これに対して、本発明では、図4に示すように、下刃の外周側面に保持されたシート材は、上刃から加わる圧力を下刃切刃に形成された傾斜面により、シート材に加わる応力(図4において右斜め下に延びるベクトル)を下方向にシート材を押す力と、横方向にシート材を引っ張る力とに分散することができるたシート材の下刃側にかかる応力を軽減でき、シート材の変形等を防止することができる。
また、シート材は引っ張られた状態となっていることから、切刃の切れ味がよくなるとともに、切断されたシート材は切断された直後から切断面同士が引き離されるように移動していくものと思われる。その結果、切断面の加工面品位の低下を防止できるものと考えられる。
以下に本発明のシート切断装置について図を参照して説明する。図1は正面図、図2は図1のS−S断面における切刃部分の概略拡大模式図、図3は図1のT−T断面及びU−U断面における切刃部分の概略拡大模式図である。
図1によれば、シート切断装置1は、円盤形状の下刃2と、円盤形状の上刃3とを有している。下刃2及び上刃3は円盤形状の外周部にそれぞれ切刃を備えている。下刃2と上刃3とはA−A間において回転軸P、Oが延びる方向(以下、回転軸方向ともいう。)に重なっている。また、上刃3と下刃2の回転軌道面(切刃の回転軌道を外周とする平面)は、互いに平行または平行から±5°の範囲内であることが、切断されるシート材への応力や加工精度の観点から好ましい。
そして、上刃3及び下刃2は図1に記載の及びを回転軸とし、それぞれ逆方向に回転させることによって、上刃の切刃と下刃の切刃との間(具体的には、A−A間)において加工対象であるシート材を切断する。
次に図2及び図3を参照して上刃3と下刃2の関係について詳しく説明する。下2は、外周側面の厚み方向の一端に切刃20が形成されている。また、下刃2の外周側面は、図2示すように、下刃の回転軸と平行な線V−Vを基準に、2の刃先25から円盤の径方向の外側に向かって傾斜する傾斜面28を備えている。
傾斜面28と線V−Vとのなす角度θ1は、0°を超えて45°以下であることが好ましく、特にθ1が0°を超えて20°以下であることが好ましい。
また、上刃3の切刃30には、下刃側にテーパ部38が形成されている。上刃3のテーパ部38と下刃2の刃先25は、上刃及び下刃の回転軸を通る断面上において1点で接触している。さらに、下刃の刃先25は、図1において上刃3と下刃2とが重なる部分、所謂オーバーラップしている部分の全体(図1におけるA−A間)が、上刃3のテーパ部38の直下領域に位置している。
上記構成によれば、テーパ部38を形成することにより、上刃3の刃先35と下刃2の刃先25が接触したり擦れあったりすることを防止することができる。そのため、切刃20、30の接触による摩耗屑の低減及び上刃及び下刃の切刃20、30の寿命を延命することができる。また、上刃3を大きく撓ますことなく所定の微小幅クリアランスE(上刃3の刃先35と下刃2の刃先25の距離)を長期間にわたり精度良く設定することができる。
すなわち、上記のように所定の微小幅に制御されたクリアランスEを維持した状態で下刃2及び上刃3を、回転軸P、Oを基準に互いに逆方向に回転させつつ被切断材であるシ
ート材(図示せず)を上刃3と下刃2との間に連続的に進入させることにより、特に点Aにおいて、下刃2と上刃3とが近似的に重なったとき、所望の剪断応力が付与されて、シート材を連続的に小さい力で鋭利な剪断面にカッティングすることができる。
また、上記効果に加えて、シート材の切断面の面品位、特に下刃側の切断面についての面品位を良好にすることができる。すなわち、図1のU−U断面とS−S断面との間における断面図である図4に示すように、上刃3と下刃2の間における煎断応力を維持しながら、下刃の刃先25におけるシート材40の下刃側にかかる応力を傾斜面28と垂直方向に分散することができる。そのため、シート材40の塗工層の下刃側におけるチッピングや剥離を効果的に防止することができる。
さらに、シート材40は引っ張られた状態となって剪断力が増すことから、切刃20、30の切れ味がよくなるとともに、切断されたシート材40は切断された直後から切断面同士が引き離されるように移動していくものと思われる。その結果、シート材40の切断面が下刃2の外周側面から離れた状態で通過していくことになり、切断面の加工面品位低下を防止できる。
なお、図5に示すように、上刃3の回転軸を通る断面において、上刃のテーパ部38と上刃の回転軸と直行する線WWとのなす角度θ2は、クリアランス幅によって適宜設計できる。特に、厚みが0.1mm以下の金属箔等においては、良好な面品位とするために1〜5°であることが好ましい。
また、図6に示すように下刃2は、の刃先25ら円の径方向の内側に向かって厚みの薄くなる向に傾斜する第2傾斜面29を備えている。下刃2と上刃3が切刃20、30以外の所で接触することを防止することができる。
なお、第2傾斜面29と下刃の回転軸と直行する線X−Xとのなす角度θ3が1〜5°であることが好ましい。当該範囲内においては、下刃の刃先25の強度を低下させることなく、下刃2と上刃3の接触を効果的に防止することができる。また、下刃2の切刃2より所定距離内側に切り欠き8を形成することによって、切刃20を砥石で研磨する際に、加工性が良いという効果がある。
さらに、切断面を良好に保つため、上刃3の刃先3の角度θ4は20〜50°であることが好ましい。
ここで本発明によれば、サブμm〜数μmオーダーの所定量のクリアランスを容易に設定できる点で、傾斜面28とテーパ部38のなす角度θ5が45°〜90°であることが好ましい。
さらに、切断面を良好に保つ他の方法として、上3の回転速度を下刃2の回転速度と比較して5〜0%程度速くすることが好ましい。
本発明は、シート材40の厚み方向にかかる応力を低減できることから、シート材40表面に塗工層を形成した金属材からなる場合に特に有効である。これにより、下刃2とシート材40に加わる応力によシート材40の下面側の塗工層の剥がれや厚みの変形を抑制することができる。
ここで、金属材としては、アルミニウムや銅等が使用でき、塗工層としては、カーボンを主成分とする材料などが使用可能である。
また、薄刃である上刃3の少なくとも切刃30に、膜厚が0.1〜3μmの被覆膜を被覆することによって、切れ味がよく、かつ長寿命のシート切断刃となる。
なお、上記被覆膜としては、周期律表第4a、5a、6a族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物、炭酸窒化物、特に(Ti)C(ただし、M:Al、Zr、Cr、Siの群から選ばれる少なくとも1種、0<a≦1、0≦b<1、a+b=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)、ダイヤモンド、ダイヤモンドライクカーボン(以下、DLCと略す。なお、本発明のDLCはテトラヘデラルアモルファスカーボンも含む。)、立方晶窒化ホウ素(cBN)およびAlの群から選ばれる少なくとも1種の硬質被覆膜、またはフッ素樹脂被覆膜を単層または複数層が好適に使用可能であるが、特にDLCからなることが、耐摩耗性向上、切屑処理性の点で望ましい。また、切刃30以外にも、下刃2と対向する面をDLCからなる被覆膜にて被覆することにより、シート材40との摩擦を防止してシート材40の巻き付き防止が容易となるとの効果もある。
また、本発明によれば、下刃2についても、膜厚3μm以下の被覆膜を形成することが望ましく、これによって、下刃2とシート材40とのこすれ摩耗によるシート材40の研磨屑を低減することができる。
ここで、シート材40が上刃3と接触して剥離不良による巻き込み、耐溶着性、または、切屑の滑り性をさらに良好にするには、切断材が接触しながら通過する上刃3の摺接面であるテーパ部38上刃3の主面33およびテーパ部38の反対側にあたる反対面36の表面を算術平均粗さ(Ra)が0.1〜0.4μmの梨地状態に制御することが望ましい。
特に、被切断材の摩擦低減、切屑排出性を向上させるためには、テーパ部38や上刃3の主面33および反対面36表面算術平均粗さ(Ra)0.08μm以下、特に0.02μm以下の鏡面状態に制御することが望ましい。ちなみに、被覆膜としてDLCを使用する場合には、上刃3のテーパ部38および主面33の表面の算術平均粗さ(Ra)が0.03μm以下であることが望ましい。
なお、本発明によれば、上刃3の母材が、Cr、VおよびTaの群から選ばれる少なくとも1種を炭化物換算による合計で0.3〜3.0質量%、特に0.5〜2質量%と、Coを8〜15質量%、特に9〜13質量%との割合で含有し、残部が平均粒径0.1〜0.5μm、特に0.1〜0.4μmのWC粒子からなることが超微粒超硬合金組織の均一性および切刃研磨加工に耐えうる靭性とを兼ね備えて刃3の切刃35の先端における刃立性を向上できるとともに、切刃35の先端の耐摩耗性を両立する超硬合金となる点で望ましい。
なお、下刃2も上刃3と同じ超微粒超硬合金にて形成してももちろん良い。また、図1はスリッタ用の切断刃について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ゲーベル刃やギャング刃、板刃、繊維切断用ナイフ等の特殊形状刃のような薄刃を具備する切断刃についても好適に使用可能である。
また、上記シート切断刃を組み込んだ本発明のシート切断装置はシート材40の切断面の状態がよく、良好な切断性能を発揮するものであり、例えば、樹脂フィルム、磁気テープ、紙、金属箔、金属薄板等の長尺状のシート材40を連続的に良好に切断することができ、特に塗工層をコーティングした金属箔の切断においてもきれいな切断面が得られる。
(実施例1)
平均粒径0.4μmの炭化タングステン(WC)粉末に、金属コバルト(Co)粉末を10質量%、炭化バナジウム(VC)粉末を0.3質量%、炭化クロム(Cr)粉末を0.6質量%の比率で添加し、溶媒としてメタノールを添加し、粉砕メディアとして炭化タングステン粒子の平均粒径が0.3μmの超微粒子超硬合金からなる直径3mmのボールを加えて、20時間アトライタ粉砕・混合し、乾燥した後、プレス成形により所定の円盤形状に成形し、1380℃で1時間焼成して超硬合金を作製した。
次に、上記超硬合金からなる円盤形状の図1のテーパ部38、主面33、反対面36の表面に対してダイヤモンド砥石を用いて研削し、表1の形状からなる上刃と下刃を作製した。この時、上刃の先端角30°、算術平均粗さ(Ra)が0.01μm以下の鏡面とした。そして、得られた上刃3と下刃2をシート切断装置に組み付けて、下記条件で切断テストを行った。
<条件>
シート:上下面に100μmの有機材料からなる塗工膜をコーティングした100μmのアルミニウム箔
テープスピード:100m/分
上下刃のオーバーラップ(重なり)量:0.5mm
上刃のテーパ部の角度:1°評価方法:切断面の状態を観察する。
なお、表1の記載において、下刃広がり角度とは、図2に示す傾斜面28線V−Vとのなす角度θ1を意味し、回転軌道面間距離とは、上刃と下刃のクリアランスEを意味する。また、上刃のテーパ部の角度とは、図3に示すテーパ部38線W−Wとのなす角度θ2を意味する。
表1に示すように、下広がり角度θ1が0°以下の試料No.1、2では、シート材40の上刃側及び下刃側の切断面に塗工膜の剥離やアルミニウムの剥離が見られた。また、下刃広がり角度θ1が45°を越える試料No.9では、シート材40の上刃側及び下刃側の切断面において表面擦れが確認された。
これに対して、下刃広がり角度θ1が0°を超えて45°以下である試料3〜8では、試料8において若干の表面擦れが見られたものの、シート材40の切断面が良好な面品位であることが確認された。
(実施例2)
上記実施例1においてシート材40の下刃側および上刃側の切断面状態がともに良好であった試料を基準にして、上記実施例1と同様の製造方法で、上刃のテーパ部の角度θ
2、上刃の刃先θ4および上下刃のオーバーラップ(重なり)量を変化させて、その他の条件を同じにし、切断面の状態をそれぞれ観察した。
表2に示すように、上刃のテーパ部の角度θ2を1°より大きくした試料10、11および17は、上刃側の切断面状態が特に良好となった。また、上刃の刃先角度θ4を30°以下にした試料12は上刃側の切断面状態が特に良好となった。それに対して、上刃の刃先角度θ4が45°である試料15は大きな変化はなく、上刃の刃先角度θ4が60°である試料16は、多少上刃側の断面が多少変形していた。
さらに、上下刃のオーバーラップ量を0.5mmより小さくした試料13および試料14においては、下刃側の切断面状態が特に良好であった。特に試料17においては、上刃側および下刃側の両方の切断面状態が特に良好であり、シート材40の切断面が良好な面品位であることが確認された。
本発明のシート切断装置の一実施形態を示す正面図である。 図1のS−S断面における切刃部分の概略拡大模式図である。 図1のT−T断面及びU−U断面における切刃部分の概略拡大模式図である。 図1のU−U断面とS−S断面との間における断面図である。 本発明にかかる上刃の拡大断面図である。 本発明にかかる下刃の拡大断面図である。 従来のシート切断装置の断面図である。
1 シート切断装置
2 下刃
20 下刃の切刃
25 下刃の刃先
28 傾斜面
29 第2傾斜面
3 上刃
30 上刃切刃
33 主面
35 上刃刃先
36 反対面
38 テーパ部
40 シート材
8 切り欠き
O 上刃回転軸
P 下刃回転軸
E クリアランス

Claims (11)

  1. 回転可能な円盤形状を有し、外周部に切刃が形成された一対の上刃および下刃を備え、
    前記上刃と前記下刃は、回転軸方向において重なる部分を有するとともに、前記切刃同士が接するように配置され、
    前記上刃および前記下刃前記切刃間シート材を切断するシート切断装置において、
    前記上刃の切刃は、前記下刃の切刃と接触するテーパ部を備えており、
    前記下刃は、該下刃の刃先から円の径方向外側向かって傾斜する傾斜面を備えており、
    該傾斜面は、傾斜によって前記シート材を変形させることなく保持するものであり、
    前記傾斜面と、前記下刃の回転軸と平行な線とのなす角度θ1が0°を超えて45°以内であることを特徴とするシート切断装置。
  2. 記テーパ部と、前記上刃の回転軸と直行する線とのなす角度θ2が1〜5°であることを特徴とする請求項1に記載のシート切断装置。
  3. 記下刃は、該下刃の刃先から円の径方向の内側に向かって厚みの薄くなる向に傾斜する第2傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート切断装置。
  4. 記第2傾斜面と、前記下刃の回転軸と直行する線とのなす角度θ3が1〜5°であることを特徴とする請求項3に記載のシート切断装置。
  5. 前記上刃の刃先の角度θ4が20〜50°であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシート切断装置。
  6. 前記傾斜面と、前記刃の回転軸と平行な線とのなす角度θ1が20°以内であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のシート切断装置。
  7. 前記上刃の回転軌道面は、下端が下刃側になるように傾斜していることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のシート切断装置。
  8. 前記上刃の回転速度が、前記下刃の回転速度と比較して5〜10%速いことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のシート切断装置。
  9. 前記シート材が、表面に塗工層が形成された金属材からなることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のシート切断装置。
  10. 前記金属材が、アルミニウムであることを特徴とする請求項に記載のシート切断装置。
  11. 前記塗工層が、カーボンを主成分とする材料からなることを特徴とする請求項又は請求項10に記載のシート切断装置。
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