JP4712338B2 - 非水電解液二次電池用電極板、その製造方法、及び非水電解液二次電池 - Google Patents
非水電解液二次電池用電極板、その製造方法、及び非水電解液二次電池 Download PDFInfo
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Description
正極板中間品は、少なくとも正極活物質及び結着材を含有する正極用活物質層塗工組成物を集電体の一面側又は両面に塗布して、正極活物質層を形成することによって作製される。一方、負極板中間品は、少なくとも負極活物質及び結着材を含有する負極用活物質層塗工組成物を集電体の一面側又は両面に塗布して、負極活物質層を形成することによって作製される。
正極用活物質としてLiCoO2粉末を100重量部と、正極用導電剤としてアセチレンブラックを1.5重量部と、正極用結着材としてポリフッ化ビニリデンを2.0重量部と、溶剤としてN−メチル−ピロリドンとを、プラネタリーミキサーで混合することにより、活物質層用塗工組成物の調製を行った。厚さ15μmのアルミ箔の両面にダイコーターを用いて活物質層用塗工組成物を間欠塗工した。一面あたりの塗工量は約219.19g/m2とし、一面のみに塗工する場合の塗工長は0.762m、両面に塗工する場合の塗工長は1面目を0.762m、2面目を0.692mとした。活物質層が形成された電極板中間品をロールプレスにより圧延した。圧延した電極板中間品を本発明に用いられる裁断手段により、刃同士の端面部間のクリアランスを30μmとして、0.042mの幅に裁断した。
表1に示した配合により、活物質層用塗工組成物の調製を行い、実施例1と同様に塗工し、圧延した。裁断は、クリアランス量がない、通常のギャング刃方式で行った。
実施例及び各比較例で得られた電極板について、90度剥離強度試験により、両面塗工部、両面塗工部のうち片面を拭き取った部分(両面塗工部片面拭取り)、一面のみに塗工されている部分(片面塗工部)の基材への塗膜の密着力を測定した。更に、両面塗工部のせん断強さ、及び曲げ強さを測定した。また、裁断時の脱落の有無の確認をした。更に、電池容量を求め、従来用いられた密着力が高い比較例1の電極と比較した電池容量の向上率も合わせて表1に示す。
JIS−K6854に準拠して行った。片面塗工部の基材への塗膜の密着力は、塗工層側の面を台上に両面テープで固定し、基材を塗工層面に対して垂直になる方向に引張り、毎分約50mmの速さで連続的に約50mm剥がして、この間での荷重の最低値を引き剥がし強さとして、基材への塗膜の密着力の評価に用いた。両面塗工部のうち片面を拭き取った部分の基材への塗膜の密着力は、まず、両面塗工部のうち片面を試験に必要とする分だけ溶剤により拭き取った後、上記片面塗工部の基材への塗膜の密着力と同様に行った。また、両面塗工部の基材への塗膜の密着力は両面のうち一方の面の塗工層側の面を台上に両面テープで固定し、上記片面塗工部の基材への塗膜の密着力と同様に行った。
せん断強さの測定は、JIS−K7214−1985、及びASTM D732の試験方法、試験片の形状に準拠して行った。せん断強さは、図6に示すようなクロスヘッドの移動速度が一定な万能試験機(株式会社 エー・アンド・デイ 製 RTC−1250A)を用いた。クロスヘッドを1mm/分で移動させてせん断荷重をかけた場合に、試験片が破断するまでのせん断荷重の最大値を、せん断される部分の断面積で除した値をせん断強さとして、評価に用いた。活物質層のせん断強さは、電極板中間品のせん断強さの測定値から集電体単体のせん断強さの測定値を引くことにより、求めた。
曲げ強さの測定は、JIS K 7171-1994、ISO178、及びASTM D790試験方法、試験片の形状に準拠して行った。長辺75mm、短辺b40mm、厚さd任意の試験片を用いた。曲げ強さは、図7に示すような一定速度で押すことができる万能試験機(株式会社 エー・アンド・デイ 製 RTC−1250A)を用いた。加圧くさびは先端半径Rが3.2mmのものを用いた。支持台は支点間距離Lが20mmで且つ先端半径Rが3.2mmのものを用いた。加圧くさびを30mm/分で移動させて試験片の中央部に荷重を加えた場合に、試験片が破断するまでの曲げ応力σ(ここで、σ=3/2×PL/(bd2))の最大値を、曲げ強さとして評価に用いた。なお、集電体の曲げ強さの値は0であったので、活物質層の曲げ強さは、電極板又は電極板中間品の曲げ強さを求めることにより、その値を活物質層の曲げ強さとみなして求めた。
正極用活物質として用いたLiCoO2粉末の理論容量140mAh/gと、片面塗工量、塗工面積、及び活物質層用塗工組成物中の活物質の割合により、計算で求めることができる。例えば、実施例1の場合、140<mAh;理論容量>×219.19<g/m2;片面塗工量>×(0.692+0.762)<m;塗工長>×0.042<裁断幅>×100/103.5<活物質層用塗工組成物中の活物質の割合>として計算することができる。容量向上率は、比較例1を基準として求めた。
2…上刃
3…下刃
4…上刃用軸棒
5…下刃用軸棒
6…クリアランス
7(7a〜7c、7a’〜7c’)…刃の間隔
8…供給ロール
9…ニップロール
10a…巻き取り軸(上)
10b…巻き取り軸(下)
11…ギャング式カッターユニット
12…ギャング刃の上刃
13…ギャング刃の下刃
14…倒れ量
15…(15a〜15c、15a’〜15c’)…刃の間隔
20…電極板中間品
20a…集電体
20b…活物質層
Claims (6)
- 集電体の一面側又は両面に、少なくとも活物質及び結着材を含有する活物質層を設けてなり、該活物質層の集電体への密着力はJIS−K6854の試験方法により、活物質層が両面に設けられている場合には13.5N/m以下であり、活物質層が片面に設けられている場合には6.0N/m以下であり、活物質層のせん断強さはJIS−K7214−1985の試験方法により0.10N/mm2以下であり、活物質層の曲げ強さはJIS−K7171−1994の試験方法により15.0N/mm2以上である非水電解液二次電池用電極板であって、円盤状又は円筒状の形状を有し、且つ、その軸方向末端の端面部周縁が切れ刃となっている上刃と下刃とを、少なくとも1つずつ上刃用軸棒と下刃用軸棒に各々設け、当該上刃と下刃とを、前記2つの軸棒が平行となり、上刃と下刃の先端部が部分的に交差し、且つ、交差する上刃と下刃の端面部間のクリアランスが20μm〜50μmの範囲となるように対向させた裁断手段の上刃と下刃の間に、前記密着力、せん断強さ、及び曲げ強さの活物質層を集電体上に設けた電極板中間品を通過させることにより、裁断されたものであることを特徴とする、非水電解液二次電池用電極板。
- 前記活物質層が集電体の両面に設けられている、請求項1に記載の非水電解液二次電池用電極板。
- 円盤状又は円筒状の形状を有し、且つ、その軸方向末端の端面部周縁が切れ刃となっている上刃と下刃とを、少なくとも1つずつ上刃用軸棒と下刃用軸棒に各々設け、当該上刃と下刃とを、前記2つの軸棒が平行となり、上刃と下刃の先端部が部分的に交差し、且つ、交差する上刃と下刃の端面部間のクリアランスが20μm〜50μmの範囲となるように対向させた裁断手段の上刃と下刃の間に、活物質層を集電体上に設けた電極板中間品を通過させることにより、裁断する工程を含み、
前記電極板中間品の活物質層の集電体への密着力はJIS−K6854の試験方法により、活物質層が両面に設けられている場合には13.5N/m以下であり、活物質層が片面に設けられている場合には6.0N/m以下であり、活物質層のせん断強さがJIS−K7214−1985の試験方法により0.10N/mm 2 以下であり、且つ活物質層の曲げ強さがJIS−K7171−1994の試験方法により15.0N/mm 2 以上である、非水電解液二次電池用電極板の製造方法。 - 更に、前記電極板中間品の活物質層をプレス加工する工程を含む、請求項3に記載の非水電解液二次電池用電極板の製造方法。
- 前記電極板中間品の活物質層が集電体の両面に設けられている、請求項3又は4に記載の非水電解液二次電池用電極板の製造方法。
- 前記請求項1又は2に記載の非水電解液二次電池用電極板を備える、非水電解液二次電池。
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