JP5157392B2 - ルーフ開閉装置 - Google Patents

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Description

車両のルーフの格納及び展開を可能にする開閉装置に関する。
従来より、車両の車室上部を覆うルーフを、互いに前後に配置される2枚のパネルに分割して構成し、この2枚のパネルを折畳み、更に車両後部のラゲージルームに移動して格納できるようにした、ルーフ開閉装置を備えたオープンカーが利用されるようになってきている。
このようなルーフ開閉装置は、2枚のパネルを支持するための支持装置を備えている。また、ルーフが車室上部を覆う位置のとき、2枚の内の前側のパネルを車体に係止する前側のロック機構と、2枚のパネルを前後に並んだ状態で維持するために、支持装置を係止する後側のロック機構の2つのロック機構を備えている。2つのロック機構は、自在に撓むことができるケーブルで互いに連結されて、ルーフを格納位置に移動させる際に、同時に連動して解除できるように構成されている。
前側のロック機構は、前側のパネルに、そして後側のロック機構は、後側のパネルに対して、それぞれ固定して取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
更に近年は、ルーフを3枚のパネルで構成し、車室上部を覆う位置と、ラゲージルーム内の格納位置との間を移動できるようにしたものが提案されてきている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3349410号公報 特開2005−145303号公報
しかしながら、特許文献1に示される、2枚のパネルで構成されたルーフを開閉可能にする装置では、2つロックの連結部材となるケーブルは、前側のパネルと後側のパネルが互いに折畳まれる際に屈曲する。このためにケーブルは、繰り返し屈曲されても破損しないように、収納する際には大きく湾曲させるようにして、弛みを持たせる必要がある。湾曲したケーブルは、大きな格納スペースが必要となる上に、車両の他の部分と引っかかったりしないよう十分な設計上の配慮が必要となる。
また、2つのロックは機械的に連結されて連動するために、車両組み立て段階で2枚のパネルを車両へ組付けの際、2枚のパネル同士の建付け及び夫々のパネルの車体との建付けを調整する必要が生じ、調整が煩雑となる問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、パネルを3枚備えるルーフ開閉装置において、ロックの連結部材を屈曲させることがなく耐久性に優れ、また各パネルを車両へ組付ける際に各パネルの建付け調整が容易なルーフ開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、車両の車室上部を覆う位置で前後方向に配置されて並ぶ前側パネルと中間パネルと後側パネルとによって構成されるルーフと、前記前側パネルと前記中間パネルを互いに折畳み移動できるように支持する第1支持機構と、前記後側パネルを移動できるように支持する第2支持機構と、前記前側パネルを車体に係止できるようにする前側ロック装置と、前記第1支持機構を係止して所定の状態を保持できるようにする中間ロック装置と、前記後側パネルを前記中間パネルに係止できるようにする後側ロック装置と、を備え、前記第1支持機構と前記第2支持機構によって前記ルーフを車室上部を覆う位置と車体に設けられた収納部内の格納位置との間での移動を可能にし、前記前側ロック装置と前記中間ロック装置と前記後側ロック装置の係止によって前記ルーフを車室上部を覆う位置に保持するルーフ開閉装置であって、前記中間ロック装置と前記後側ロック装置は、前記中間パネルに装着され、前記中間ロック装置と前記後側ロック装置を連結する連動部材により連動して解除され、前記第1支持機構は、前記第1支持機構は、前記前側パネルに固定された第1リンクと、前記車体に固定された第2リンクと、前記中間パネルに固定され一方端が前記第1リンクと回転自在に他方端が前記第2リンクと回転自在に結合される第3リンクと、前記第3リンクより車両の前方方向に配置され一方端が前記第1リンクと回転自在に他方端が前記第2リンクに回転自在に結合される第4リンクと、前記第1リンクを前記第3リンク及び前記第4リンクに回転自在に支持する回転軸と、前記回転軸と嵌合する軸穴と、を備え、 前記軸穴は、前記ルーフが前記車室上部を覆う位置にあるときに、前記回転軸との間の前方向及び後方向の少なくともいずれか一方に隙間を形成し、前記中間ロック装置は前記第3リンクに設けられ、前記中間ロック装置が係合する係止部材は前記第4リンクに設けられるように構成した。
また、請求項2に記載の発明では、前記中間ロック装置及び前記後側ロック装置を連動して解除させるべく前記連動部材を作動させる駆動装置が前記中間パネルに設けられるように構成した。
請求項1に記載の発明では、前側パネルと中間パネルを支持する第1支持機構を中間ロック装置によって所定の状態を保持できる構成となっている。先ず、前側パネルと中間パネルを車両への装着前に、中間ロック装置で係止された第1支持機構とセットにして、車室上部を覆うときの状態を保持する。そして、前側パネルと中間パネルの装着を車両との建付けを調整しつつ完了する。その後、前側パネルを車体に係止する前側ロック装置取付けるように
することで、建付けを容易に調整できる。この構成では、中間ロック装置と前側ロック装置の連動は必要がなく、連結部材が不要である。更に、後側ロックを中間ロック装置とともに中間パネルに取付けて、中間ロック装置と後側ロックを連結部材で連動するので、連結部材は繰り返しの屈曲を受けない。このために、耐久性に優れ、建付け調整が容易なルーフ開閉装置を提供できる。
また、第1支持機構は、4つのリンクが互いに回転自在に連結された、所謂4リンク機構となっている。4リンク機構で、前側パネルに固定される第1リンクが、第3リンクまたは第4リンクと結合する回転軸と軸穴に所定の隙間を備えることで、前側パネルは第1支持機構に完全には拘束されずに、位置が僅かに自由になる。これによって、車室上部を覆う位置に前側パネルと中間パネルを戻すとき、前側ロック装置、中間ロック装置の順に係止するように作動させることができ、各パネルと車体または窓ガラス間で防水用のシール部材を十分圧縮させることが可能となる。
また、前記中間ロック装置で4リンク機構の第3リンクと第4リンクを中間ロック装置で強固に係止することができ、車室上部を覆う位置に前側パネルと中間ロック装置を確実に保持できる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
ルーフ開閉装置2によってルーフ10を、車室18の上部を覆う位置に展開した状態を図1に、また車両1の後部に設けられた格納スペース15に収納した状態を図3に、また図1から図3の状態に至る途中の状態を図2に、車両1に対するルーフ開閉装置2の状態が分かるように車両側面からの透視図で示している。尚、各図に矢印で車両1の前方方向を示す。
図1の状態で、ルーフ10は、車両1の前方から後方へ順に配置される3枚の前側パネル11、中間パネル12、後側パネル13によって構成される。
前側パネル11と中間パネル12は車体17に取付けられた第1支持機構20によって支持され、後側パネル13は車体17に取付けられた第2支持機構70によって支持されている。
図4は、図1におけるIV矢視図である。図2及び図4に示されるように、第1支持機構20は車体17に固定されるベース部25(第2リンク)を備える。図2の状態で、ベース部25から上方に概略並行して延びる前側リンク21(第4リンク)と後側リンク22(第3リンク)が、ベース部25に夫々回転軸21bと回転軸22bで取付けられている。
図2で、前側リンク21と後側リンク22の上端を連結するように、支持リンク23(第1リンク)が取付けられている。図4に示されるように、支持リンク23の前端部に回転軸23aが固定され、後端部に軸穴23bが設けられている。回転軸23aは前側リンク21に設けられた軸穴21aと嵌合し、軸穴23bには後側リンク22に固定された回転軸22aと回転自在に嵌合する。
図4に更に示されるように、支持リンク23の軸穴23bと後側リンク22の回転軸22aは、回転のみが許容されるように、互いに最小限の隙間で嵌合する。一方、軸穴21aは、前後方向に延びる長穴形状を有し、回転軸23aとの間の前方向及び後方向の少なくともいずれか一方に隙間を形成し、前後方向への僅かな移動が許容されている。
図4に示される状態で、支持リンク23は、前側パネル11の下面に、また後側リンク22は中間パネル12の下面に固定して取付けられている。前側リンク21、後側リンク22、支持リンク23及びベース部25は、互いに回転自在に連結されて、所謂4リンク機構を形成している。
更に図4に示されるように、ベース部25には前側リンク21に回転駆動力を伝え、第1支持機構20を駆動するための駆動装置60が取付けられている。駆動装置60の作動は図示しない制御装置で制御される。
図1から図3に示されるように、後側パネル13は、駆動装置(図示せず)を備えて回転作動する第2支持機構70によって支持されている。第2支持機構70は、後側パネル13を図1の展開状態から後方に回転させ、図2に示される格納スペース15に収納された位置に移動させ、また収納位置から展開位置へと戻すことができる機能を持つ。
各パネル11、12、13の格納は、先ず、図示しない作動機構によってラゲージドア14が開かれ、第2支持機構70が作動し後側パネル13が格納スペース15に格納される。続いて、第1支持機構20が作動し、前側パネル11と中間パネル12が格納スペース15に格納される。また、各パネル11、12、13を図2の格納状態から図1の展開状態への復帰は、格納のときと逆の過程をたどる。格納と展開の作動を制御するため、所定の作動制御プログラムを記憶した制御装置(図示せず)が備えられている。
ルーフ10を、図1の車室18の上部を覆う展開状態に維持するため、前側パネル11を車両1のフロントウインド19の上部となる車体17に係止する前側ロック機構50が前側パネル11に取り付けられる。前側ロック機構50と係合できるキャッチ51が車体17側に取付けられる。また、前側ロック機構50による係止を解除するように前側ロック機構50を作動させる駆動装置(図示せず)が前側パネル11に装着される。また、第1支持機構20に、図1に示される展開位置に前側パネル11と中間パネル12を維持するための中間ロック装置30が取付けられる。
図7は図4におけるVII矢視で、中間ロック装置30を部分断面図である。図4及び図7に示されるように、中間ロック装置30は、フック31を備え、またフック31は、図7で前後方向に延びるガイド穴31bを有する。後側リンク22には、前後方向に所定の間隔をもって、ガイド穴31bに嵌る2つのガイドピン22eが取付けられ、フック31が前後方向に移動可能にガイドされる。フック31には鍵方形状の係止部31aが形成され、前側リンク21に取付けられた係止ピン35を係止部31aと後側リンク22に形成された肩部22dで挟むように係止し、前側リンク21と後側リンク22を互いに拘束する構成となっている。
フック31と後側リンク22の間には、係止ピン35とフック31の係合を維持するためのばね32が、それぞれ取付け部材32a、32bによって取付けられ、フック31を図7の前方に付勢する。一方、ばね32の取付位置と対向するフック31上の位置に、取付け部材38bでケーブル(連動部材)38が取付けられている。ケーブル38は、後述の後側ロック装置40の作動と連動し、フック31をばね32に抗して図7に示すように後方に引くことで、フック31と係止ピン35との係合を外すことができる構成となっている。
中間パネル12と後側パネル13には、互いを係止するための後側ロック装置40が取付けられる。図5は、図4におけるV矢視での斜視図である。図4と図5に示されるように、後側ロック装置40は中間パネル12に取付けられ、後側パネル13に後側ロック装置40と係合するキャッチ48が取付けられる。
図6は、図5におけるVI矢視での斜視図であって、後側ロック装置40が備えるフック部47と、キャッチ48が係合している状態を示す。フック部47は、中間パネル12に固定して取付けられるベース44にガイド部44a(図5)とガイド部44b(図6)で前後方向に移動可能にガイドされ、また図示しないばね手段で前方に付勢され、キャッチ48との係合を維持できる構成となっている。
ルーフ10が、図2の状態から図1の展開状態に復帰するときは、係合が解除されているキャッチ48が、図6の矢印Fで示される軌跡でフック部47に接近し、フック部47の後端に一体成形された樹脂ガイド部47a上の斜面部とキャッチ48の係合部48aが当接する。そして、フック部47が後退し、キャッチ48は自動的にフック部47と係合する構成である。
上記のように、ルーフ10が図1の展開位置にあるとき、前側ロック機構50によって前側パネル11は車体17側に係止され、前側パネル11と中間パネル12は中間ロック装置30によって係止された第1支持機構20で支持され、後側パネル13は後側ロック装置40で中間パネル12に係止され、車体17に対してルーフ10は強固に係止された状態になっている。
次に、ルーフ10が図1の状態から図2の状態へ移行する際、前側ロック機構50、中間ロック装置30、後側ロック装置40を解除するための構成について述べる。
前側ロック機構50は、電気的に作動する駆動装置(図示せず)を備え、ルーフ開閉装置2の制御装置(図示せず)から、作動用の電力が供給されたとき、キャッチ51との係合を解除し、前側パネル11の車体17側との係止は解除される構成である。
図4、図5及び図7に示されるように、中間ロック装置30と後側ロック装置40は互いにケーブル38で連結され、夫々が連動して解除作動する構成となっている。
図4に示されるように、中間パネル12の、車両1幅方向の中央部に、中間ロック装置30と後側ロック装置40を解除作動させるための駆動装置80が取付けられる。駆動装置80は、電動モータ86を備え、減速機構87を介してセクターギヤ89を回転する構成となっている。セクターギヤ89には、回転軸を挟み対抗する位置に、車両1の幅方向の左右に延びる2本の連結ロッド81、82が、その一方端で回転自在に結合されている。
連結ロッド81の他方端は、後側ロック装置40が備える回転レバー41にピン41aで連結される。図4は、車両右側部分に装着された後側ロック装置40を示すが、中間パネル12の左側の対称位置にも後側ロック装置(図示せず)が装着され、他方の連結ロッド82は図示されない後側ロック装置に連結される。
後側ロック装置40の回転レバー41は、駆動装置80が作動し、矢印Aの方向に移動する連結ロッド81によって、図5で時計回りに回転するように、ベース44に回転軸41bで取付けられている。
回転レバー41には、ピン42aで連結レバー43が回転自在に結合されている。連結レバー43の他端部は、フック部47とピン43bで回転自在に連結されている。連結ロッド81が、矢印Aの方向に移動し、回転レバー41が回転して、フック部47は図5の右方向(車両の後方)へ移動する。フック部47が後方へ移動して、フック部47のキャッチ48との係合は解除される構成である。
図5に更に示されるように、回転レバー41の回転軸41b上にケーブルアーム42が取付けられている。ケーブルアーム42は、ピン42aで回転レバー41に結合されて、回転レバー41と一体に回転する。ケーブルアーム42の略中央部に係止部42bが設けられ、中間ロック装置30(図7)のフック31と一方端で連結されるケーブル38の他方端部38bが係止されている。この構成によって、連結ロッド81の矢印Aの方向に移動によって、後側ロック装置40が解除されると共に、ケーブルアーム42が図5で時計方向に回転し、ケーブル38の他方の端部38bを矢印E方向に引く。そして、中間ロック装置30のフック31は、図7に示される矢印Cの方向に移動し、中間ロック装置30も同時に解除される構成である。
以上のように構成されたルーフ開閉装置2では、ケーブル38で連結される中間ロック装置30と後側ロック装置40が、共に中間パネル12に取付けられている。このために、ルーフ10が格納状態と展開状態にされるとき、ケーブル38は繰り返しの屈曲をうけることはない。ケーブル38には屈曲に対応するための弛みを持たせる必要が無く、ケーブル38が車体等との干渉しない構成を容易に実現できる。また、また格納スペース15を荷物収納スペースとしても広く有効に活用できる。
更に、上記構成のルーフ開閉装置2では、中間ロック装置30によって前側パネル11、中間パネル12及び第1支持機構20を相互に係止させることができるので、前側パネルと中間パネルを車両に組付ける際の建付け調整が容易となる。即ち、前側パネル11、中間パネル12を中間ロック装置30で係止した第1支持機構20に、相互に所定の位置になるように組付ける。そして、前側パネル11と中間パネル12を車両の適切な建付け位置にして、第1支持機構20を車体17に固定する。その後に、前側ロック装置50を前側パネル11と車体17が互いに係止されるように取付ける。前側ロック装置50は他のロック装置と独立で係止作動する構成のために、組付けは容易である。
図1に示される状態で、ルーフ10は車体17及びドアガラス18との間、及びは各パネル11、12、13の相互間に、雨水、ほこりの浸入を防ぐシール部材(図示せず)が圧縮されるようにして介在して取付けられる。
上記構成のルーフ開閉装置2では、第1支持機構20が4リンク機構構成となっている。そして、支持リンク23に固定される回転軸23aと嵌合する前側リンク21の軸穴21aは長穴となっている。回転軸23aと軸穴21aとの間に前後方向の隙間23cが設けられ、回転軸23aは軸穴21aの長手方向に沿って僅かな移動が許容される。このために、4リンク機構の総ての回転軸が軸穴に対し、回転のみが許容される構成の場合と比較して、このような第1支持機構20では、駆動装置60によって駆動される前側リンク21の回転に対して、支持リンク23と後側リンク22は僅かに遅れて追従する、所謂リンク機構に遊びがある。
支持リンク23の作動で、ルーフ10が、図2の状態から図1に復帰するとき、前側パネル11の先端が車体17に、十分にシール部材を圧縮して近接すると、前側ロック装置50が係止状態となる。このとき、前側リンク21の回転に対して後側リンク22の回転は僅かに遅れる。このために、中間パネル12は十分にシール部材を圧縮する位置まで到達してない。また、中間ロック装置30も、1支持機構20を係止する状態にならない。
続いて、第2支持機構70の作動で、後部パネル12が図1の状態になるように回転する。後部パネル12の前端に取付けられたキャッチ48は、中間パネル12に取付けられた後側ロック装置40と係合し、中間パネル12と後部パネル12は係止された状態になる。
図1の状態で、中間パネル12の後端は、後部パネル12の前端の下側になるように、シール部材を挟み互い重なり合う構成となっている。従って、僅かに車両1より浮き上がっている中間パネル12は、後部パネル12によって、シール部材を十分に圧縮する位置に押し下げられる。以上の一連の作動の結果、中間ロック装置30が1支持機構20を係止する状態になり、車体14に対して建付けによって設定された位置に、3枚のパネル11、12、13で構成されるルーフ10が確実に係止される。
ルーフ10が、図1の状態となる過程で、シール部材は各パネル11、12、13によって前方側から順に圧縮されるので、部分的に撓み部分が発生するなどの問題が生じない利点も得られる。
尚、上記構成で、支持リンク23に固定される回転軸23aと嵌合する前側リンク21の軸穴21aを長穴としたが、前側リンク21の回転軸22aが嵌る支持リンク23の後側の軸穴23bを長穴にして隙間を設ける構成にしても同等に効果が得られる。
本発明に関わるルーフ開閉装置を備える車両の側面方向からの透視図で、ルーフの展開状態を示す。 本発明に関わるルーフ開閉装置を備える車両の側面方向からの透視図で、ルーフの格納状態へ移行する途中状態を示す。 本発明に関わるルーフ開閉装置を備える車両の側面方向からの透視図で、ルーフが収納された状態を示す。 図1におけるIV方向からの斜視図である。 図4におけるV方向からの斜視図である。 図5におけるVI方向からの斜視図である。 図4におけるVII方向からの側面図である。
符号の説明
1 車両
2 ルーフ開閉装置
10 ルーフ
11 前側パネル
12 中間パネル
13 後側パネル
15 収納部
17 車体
18 車室
20 第1支持機構
21 第4リンク(前側リンク)
21a 軸穴
22 第3リンク(後側リンク)
22a 回転軸
23 第1リンク(支持リンク)
23b 軸穴
23c 隙間
25 第2リンク(ベース)
22a 回転軸
30 中間ロック装置
35 係止部材(係止ピン)
38 連動部材(ケーブル)
40 後側ロック装置
50 前側ロック装置
70 第2支持機構

Claims (2)

  1. 車両の車室上部を覆う位置で前後方向に配置されて並ぶ前側パネルと中間パネルと後側パネルとによって構成されるルーフと、
    前記前側パネルと前記中間パネルを互いに折畳み移動できるように支持する第1支持機構と、
    前記後側パネルを移動できるように支持する第2支持機構と、
    前記前側パネルを車体に係止できるようにする前側ロック装置と、
    前記第1支持機構を係止して所定の状態を保持できるようにする中間ロック装置と、
    前記後側パネルを前記中間パネルに係止できるようにする後側ロック装置と、を備え、
    前記第1支持機構と前記第2支持機構によって前記ルーフを車室上部を覆う位置と車体に設けられた収納部内の格納位置との間での移動を可能にし、前記前側ロック装置と前記中間ロック装置と前記後側ロック装置の係止によって前記ルーフを車室上部を覆う位置に保持するルーフ開閉装置であって、
    前記中間ロック装置と前記後側ロック装置は、前記中間パネルに装着され、前記中間ロック装置と前記後側ロック装置を連結する連動部材により連動して解除され
    前記第1支持機構は、前記前側パネルに固定された第1リンクと、前記車体に固定された第2リンクと、前記中間パネルに固定され一方端が前記第1リンクと回転自在に他方端が前記第2リンクと回転自在に結合される第3リンクと、前記第3リンクより車両の前方方向に配置され一方端が前記第1リンクと回転自在に他方端が前記第2リンクに回転自在に結合される第4リンクと、前記第1リンクを前記第3リンク及び前記第4リンクに回転自在に支持する回転軸と、前記回転軸と嵌合する軸穴と、を備え、
    前記軸穴は、前記ルーフが前記車室上部を覆う位置にあるときに、前記回転軸との間の前方向及び後方向の少なくともいずれか一方に隙間を形成し、
    前記中間ロック装置は前記第3リンクに設けられ、前記中間ロック装置が係合する係止部材は前記第4リンクに設けられる、ことを特徴とするルーフ開閉装置。
  2. 前記中間ロック装置及び前記後側ロック装置を連動して解除させるべく前記連動部材を作動させる駆動装置が前記中間パネルに設けられる請求項1に記載のルーフ開閉装置。
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