JP5400509B2 - コンバーチブルトップの駆動装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、自動で開閉されるコンバーチブルトップの後端側にトノカバーが配置され、且つ該コンバーチブルトップのクローズ状態においては該コンバーチブルトップの後端部分が上記トノカバーの前面側の衝合される構成の車両用コンバーチブルトップにおいて好適な駆動装置に関するものである。
オープンカーのルーフ部分を構成する車両用コンバーチブルトップに関しては従来から種々の構造が提案されているが、その殆どが、コンバーチブルトップのクローズ状態における後部形体を、ルーフ部後端から車体後方側へ滑らかに下降傾斜する流線型に形成し、この下降傾斜部分にバックガラスを取付けたものであった。
一方、本件出願人においては、図9に示すように、車両1の車室2の上方側に、折曲・展開可能とされた幌フレーム12によって幌11を支持して構成されるコンバーチブルトップ10の後部形体を、ルーフ後端部において縦方向に切り落とし車体後方側へ開口させる一方、該コンバーチブルトップ10の後方側に設けられるトノカバー5を、車幅方向の両側部51aのみを上記コンバーチブルトップ10のルーフ部後端から車体後方側へ滑らかに下降傾斜するような流線型に隆起形成し、この左右の隆起形成部の中間部分51bを低位の平板状に形成し、係る形態をもつトノカバー5の前端面にバックガラス52を取付けたものを提案している(特許文献1参照)。
なお、図9において、符号14及び15は、上記コンバーチブルトップ10の両側部に配置されたルーフサイドフレーム、符号16は上記コンバーチブルトップ10の側部前端に位置するリヤサイドフレームである。
ところで、上掲の特許文献1に記載のコンバーチブルトップは、該コンバーチブルトップ10の閉状態では、その後端部に設けた後端ボウ17をトノカバー5の前端面に取付けたバックガラス52に衝合させるとともに、該後端ボウ17に設けたストライカ55をバックガラス52の設けた通孔54を通して上記トノカバー5内に進入させ、該トノカバー5内に配置されたロック機構56に掛止させることで上記後端ボウ17を上記バックガラス52側に引き付けて、これら両者間のシール性を確保するように構成している。
なお、上述のように、コンバーチブルトップ10の閉状態では上記後端ボウ17を上記トノカバー5の前端面に取付けたバックガラス52に衝合させる構成であることから、コンバーチブルトップ10を閉状態から開状態側へ作動させる場合、即ち、上記コンバーチブルトップ10を後部側へ折り畳んでトノカバー5の下側スペースに格納する場合には、該コンバーチブルトップ10と上記トノカバー5との干渉を回避するために、図9に鎖線図示するように、上記トノカバー5を一旦上昇移動させるが、このトノカバー5の上昇移動に先立って、上記コンバーチブルトップ10の後端部、即ち、上記後端ボウ17部分を車体前方側へ移動させて(鎖線図示状態)、上記トノカバー5のバックガラス52に対する衝合状態を解消させ、しかる後、上記トノカバー5を開作動させるようにしている。
特願2008−170922号
ところが、上述のように、上記コンバーチブルトップ10の閉状態において、上記トノカバー5の前面に位置するバックガラス52に、上記コンバーチブルトップ10の後端に位置する後端ボウ17を衝合させるとともに、該後端ボウ17側のストライカ55を上記トノカバー5側のロック機構56に掛止させる構成とした場合には、これらストライカ55とロック機構56の掛止状態によって、上記後端ボウ17の上記バックガラス52に対する位置及び角度、上記幌11の張り具合が異なることから、上記コンバーチブルトップ10の車両1への搭載時には、上記各項目について調整を行なう必要が生じる。
また、上記バックガラス52と上記後端ボウ17との衝合部は上記コンバーチブルトップ10の車体後部におけるシール部であって、そのシール性を確保するためには、上記後端ボウ17に設けられるシール材の反力とか幌11の張力に対抗し得るように、例えば、幌11の駆動源の能力を高めるとか、上記ロック機構56に上記ストライカ55を引き込む機能を追加するなどの対応が必要となる。
さらに、上記バックガラス52を挟んで上記ストライカ55と上記ロック機構56が存在することから、上記バックガラス52に上記ストライカ55を挿通させ得る通孔59を設けることが必要であり、その結果、コンバーチブルトップ10の開状態においては上記通孔59が車室側に露出し、この部分の美観性が損なわれることにもなる。
そこで本願発明は、車両搭載時の調整作業が不要で、且つ構造の簡略化及び美観性の向上を図り得るようにしたコンバーチブルトップの駆動装置を提供することを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、車両の車室の上方側において折曲・展開可能とされた幌フレーム12によって幌11を支持して構成され、該幌フレーム12の後端部の左右両側にはリヤサイドフレーム16と該リヤサイドフレーム16に対して車体前後方向に傾動可能に連結され、かつ上記幌(11)の後端が連結され、車体前方に傾動した状態で上記幌11の上記リヤサイドフレーム16との間の車体後方側部分を折り畳む一方、車体後方に傾動した状態で上記幌11の上記車体後方側部分を張設する後端ボウ17とが設けられ、上記幌フレーム12の展開・折曲によって車室2の上方を開閉蓋するコンバーチブルトップ10と、該コンバーチブルトップ10の後方側に設けられ、前面にバックガラス52が設けられたトノカバー5と、を備え、上記幌フレーム12の展開状態において、上記コンバーチブルトップ10の後部形体は、ルーフ部後端部において縦方向に切り落とされて車体後方側に開口する一方、上記トノカバー5は、車幅方向の両側部が上記コンバーチブルトップ10のルーフ部後端から連続して車体後方側へ滑らかに下降傾斜するような流線型に隆起形成され、かつ上記後端ボウ17が上記バックガラス52に衝合するように構成されたコンバーチブルトップの駆動装置であって、上記リヤサイドフレーム16側にその一端部が枢支された第1リンク片22Aの他端部と上記後端ボウ17側にその一端部が枢支された第2リンク片22Bの他端部とを相対回動可能に連結して構成される折曲リンク22と、上記リヤサイドフレーム16の下方側において車体に取付けられた駆動部25,26と、を備え、上記後端ボウ17は、上記幌フレーム12の展開状態において、上記幌11の上記車体後方側部分が張設された状態で、上記駆動部25,26の駆動力によって上記折曲リンク22折曲ることで上記バックガラス52から離間する一方上記幌11の上記車体後方側部分が折り畳まれた状態で、上記駆動部25,26の駆動力によって上記折曲リンク22が直線状に展伸ることで上記バックガラス52側に押圧固定されて該バックガラス52との間のシール性を確保し、上記幌11の上記車体後方側部分が張設されるように構成されることを特徴とする。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係るコンバーチブルトップの駆動装置において、上記折曲リンク22と上記リヤサイドフレーム16の間に、該折曲リンク22が折曲姿勢から直線状の展伸姿勢に姿勢変更される際、該折曲リンク22が上記展伸姿勢を越えて上記折曲姿勢時の折曲方向とは反対側へ折曲されるのを規制するとともに、上記折曲リンク22が展伸姿勢から折曲姿勢に姿勢変更される際、該折曲リンク22が上記折曲姿勢を越えてさらに折曲されるのを規制する姿勢規制部7を備えたことを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第1又は第2の発明に係るコンバーチブルトップの駆動装置において、上記駆動部25,26が、複数のリンクからなるリンク機構20を介して上記折曲リンク22に連結されていることを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係るコンバーチブルトップの駆動装置によれば、上記コンバーチブルトップ10の開状態から閉状態への動作時には、第1リンク片22Aと第2リンク片22Bとが折曲した「折曲姿勢」にある上記折曲リンク22を、車体側に配置された上記駆動部25,26の駆動力によって直線状に展伸させてこれを「展伸姿勢」とすることで、上記後端ボウ17が上記バックガラス52に所定の押圧力で衝合され且つこの押圧衝合状態が保持されるとともに、上記後端ボウ17にその後端部が接続された上記幌11が所定の張力で張設される。
即ち、上記折曲リンク22を「折曲姿勢」から「展伸姿勢」に姿勢変更させるという一つの動作によって、上記幌11の張設と、該幌11の後端部の固定保持と、上記幌11の後端部におけるシール性の確保という三つの機能が同時に実現されるものである。しかもこの場合、上記後端ボウ17の上記バックガラス52への押圧力と、該後端ボウ17の上記バックガラス52に対する相対位置及び相対角度は、上記折曲リンク22の第1リンク片22Aと第2リンク片22Bの長さ設定によって規定され、且つ長期に亘って保持されるものである。
この結果、例えば、上記幌11を張設させ且つ上記後端ボウ17を上記バックガラス52に衝合させる機能と、この衝合状態を保持する機能を、それぞれ別個の手段によって実現する構成の場合に比して、駆動装置の構造の簡略化及び低コスト化が図れることになる。
また、上記折曲リンク22の第1リンク片22Aと第2リンク片22Bを直線状に展伸させてこれを「展伸姿勢」に設定し、該第1リンク片22Aと第2リンク片22Bによって上記リヤサイドフレーム16と上記後端ボウ17の間に突っ張り力を働かせることで、該後端ボウ17による上記バックガラス52への衝合押圧作用を保持する構成であることから、この衝合押圧作用の保持効果を長期に亘って確実に得ることができ、延いては上記後端ボウ17と上記バックガラス52間のシール作用における信頼性が向上する。さらに、ストライカとロック機構の掛止作用によって上記後端ボウ17を上記トノカバー5のバックガラス52側へ引き寄せて保持する従来構造のように上記バックガラス52に通孔59を設ける必要がなく、該通孔59が存在しないことで車室後部における美観性が向上することになる。
(b) 本願の第2の発明に係るコンバーチブルトップの駆動装置によれば、上記折曲リンク22と上記リヤサイドフレーム16の間に、該折曲リンク22が「折曲姿勢」から直線状の「展伸姿勢」に姿勢変更される際、該折曲リンク22が上記「展伸姿勢」を越えて上記「折曲姿勢」時の折曲方向とは反対側へ折曲されるのを規制するとともに、上記折曲リンク22が「展伸姿勢」から「折曲姿勢」に姿勢変更される際、該折曲リンク22が上記「折曲姿勢」を越えてさらに折曲されるのを規制する姿勢規制部7を備えているので、上記「折曲姿勢」を確実に得ることができ、その結果、上記折曲リンク22を「展伸姿勢」とすることで得られる上記(a)に記載の効果がより一層高められることになる。
(c) 本願の第3の発明に係るコンバーチブルトップの駆動装置によれば、上記駆動部25,26を、複数のリンクからなるリンク機構20を介して上記折曲リンク22に連結しているので、上記駆動部25、26を上記リヤサイドフレーム16の下方側において車体に取付けた構成であっても、上記リンク機構20の長さ調整によってリヤサイドフレーム16の下方側に上記駆動部25の配置スペースを容易に確保することができ、上記駆動部25の配置自由度が向上する。
本願発明の第1の実施形態に係る駆動装置のコンバーチブルトップの閉状態直前の状態を示す側面図である。 図1に示した駆動装置のコンバーチブルトップの閉状態を示す側面図である。 本願発明の第2の実施形態に係る駆動装置のコンバーチブルトップの閉状態直前の状態を示す側面図である。 図3に示した駆動装置のコンバーチブルトップの閉状態を示す側面図である。 本願発明の第3の実施形態に係る駆動装置のコンバーチブルトップの閉状態直前の状態を示す側面図である。 図5に示した駆動装置のコンバーチブルトップの閉状態を示す側面図である。 本願発明の第4の実施形態に係る駆動装置のコンバーチブルトップの閉状態直前の状態を示す側面図である。 図7に示した駆動装置のコンバーチブルトップの閉状態を示す側面図である。 コンバーチブルトップを備えた車両の要部側面図である。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
A:第1の実施形態
A−1:構成
図1及び図2は、本願発明の第1の実施形態に係るコンバーチブルトップの駆動装置の要部を示している。尚、このコンバーチブルトップ10及びその周辺の車体構造等は図9に示したものと同じであり、従って、以下においては、図9に示した部材と同じ部材については図9に付したと同じ符号を付して、ここでの説明を省略する。
図1及び図2において、符号16は上記幌フレーム12の構成部材の一つのリヤサイドフレームであり、該リヤサイドフレーム16はその下端部に設けた第1支点ピン31によって前後方向に回動可能とされている。なお、ここでは、上記リヤサイドフレーム16を傾動させる機構についてはその図示を省略している。
また、上記リヤサイドフレーム16の下端寄り位置には、第2支点ピン32によって後端ボウ支持アーム21が取付けられており、該後端ボウ支持アーム21は上記第2支点ピン32を中心として車体前後方向へ回動可能とされている。そして、この後端ボウ支持アーム21の先端側には、後端ボウ17が取付けられており、該後端ボウ17は上記第2支点ピン32を中心として上記後端ボウ支持アーム21が回動するとき、これと一体的に回動し、図1に示すように上記リヤサイドフレーム16に接近した「前傾姿勢」と、図2に示すように上記リヤサイドフレーム16から離間して、上記車体後部に配置された上記トノカバー5の前端面に取付けられたバックガラス52に衝合する「後傾姿勢」に択一的に設定される。
尚、上記後端ボウ17は、上記幌フレーム12の最後端に配置されて該幌フレーム12の一部を構成する部材であって、横長の略矩形枠状に形成され、その背面側(上記トノカバー5に臨む側)には、上記トノカバー5側のバックガラス52に弾圧当接することでシール性を発揮するシール材53が設けられている。
一方、上記リヤサイドフレーム16と上記後端ボウ17の間には、次述の折曲リンク22が配置されている。この折曲リンク22は、その中間位置が第3支点ピン33によって上記リヤサイドフレーム16に連結された第1リンク片22Aと、その一端が第4支点ピン34によって上記後端ボウ17に連結された第2リンク片22Bで構成され、該第1リンク片22Aの他端と上記第2リンク片22Bの他端は第1連結ピン41によって連結され、該第1連結ピン41回りに折曲自在とされ、図1に示すように第1リンク片22Aと第2リンク片22Bが山形上に折曲した「折曲姿勢」と、図2に示すように第1リンク片22Aと第2リンク片22Bが直線状に展伸した「展伸姿勢」の間で姿勢変更可能とされる。
また、上記折曲リンク22の第1リンク片22Aと第2リンク片22Bを連結する第1連結ピン41には、第1リンク23の一端が連結されている。さらに、この第1リンク23の他端には、第2連結ピン42によって第2リンク24が連結されている。この第2リンク24は、その他端が第5支点ピン35によって車体側に支持されるとともに、その中間位置には、第3連結ピン43によってシリンダ25のロッド端が連結されている。尚、このシリンダ25は、特許請求の範囲中の「駆動部」に該当するものであって、上記リヤサイドフレーム16の下方側において、第6支点ピン36によって車体側部材(図示省略)に連結されている。
さらに、上記折曲リンク22の「前傾姿勢」と「後傾姿勢」への姿勢設定を確実ならしめる観点から、上記リヤサイドフレーム16には上記第3支点ピン33を曲率中心とする弧状のガイド溝18が設けられるとともに、上記第1リンク片22Aの端部には上記ガイド溝18に係入するガイドピン37が設けられており、このガイド溝18とガイドピン37によって特許請求の範囲中の「姿勢規制部7」が構成される。この姿勢規制部7を備えた結果、図1に示すように上記ガイドピン37が上記ガイド溝18の一端に係合しそれ以上の移動が規制された状態で上記「前傾姿勢」が得られ、図2に示すように上記ガイドピン37が上記ガイド溝18の他端に係合しそれ以上の移動が規制された状態で上記「後傾姿勢」が得られる。
さらに、上述のように、上記ガイドピン37が上記ガイド溝18の一端に係合することによって、上記折曲リンク22の第1リンク片22Aと第2リンク片22Bが上記「前傾姿勢」から更に折曲されるのが規制されるわけであるが、係る規制作用をさらに確実ならしめる観点から、図1に示すように、上記後端ボウ17が「前傾姿勢」に設定された状態においては、上記第1リンク片22Aを枢支する上記第3支点ピン33と該第1リンク片22Aと上記第2リンク片22Bを連結する上記第1連結ピン41を結ぶ直線L1に対して、上記第1連結ピン41と上記第1リンク23の他端に設けられた上記第2連結ピン42を結ぶ直線L2が上記後端ボウ17寄りに位置するように、これら両直線L1,L2の相対位置を設定し、上記「前傾姿勢」において上記シリンダ25が縮小作動する場合(即ち、上記後端ボウ17が「前傾姿勢」から「後傾姿勢」側へ作動を開始する場合)、そのシリンダ25による操作力が上記第1リンク片22Aを第3支点ピン33を中心として時計回り方向へ回転させるように働くようにしている。
尚、この実施形態では、上記第1リンク23と第2リンク24で特許請求の範囲中の「リンク機構20」が構成されている。
A−2:作動
以上のように構成された駆動装置は、以下のように作動する。
A−1−1:コンバーチブルトップ10の閉状態
図2は、上記コンバーチブルトップ10の閉状態を示している。この状態では、上記シリンダ25が縮小状態にあって、上記第2リンク24及び第1リンク23を介して、上記折曲リンク22が直状に延びた「展伸姿勢」とされている。この場合、上記折曲リンク22の上記第1リンク片22Aに設けた上記ガイドピン37が上記リヤサイドフレーム16に設けた上記ガイド溝18の他端に係合していることで、該折曲リンク22が更に下方側へ折曲されるのが確実に規制され、上記「展伸姿勢」への姿勢設定が正確に行なわれ、しかも上記シリンダ25の縮小作動の停止によるセルフロック作用によって、上記「展伸姿勢」が確実に保持される。
上記折曲リンク22の「展伸姿勢」への設定によって、上記後端ボウ17は「後傾姿勢」に姿勢設定され、該後端ボウ17に設けたシール材53の全周が上記トノカバー5の前面に設けられた上記バックガラス52に所定の押圧力で衝合され、該後端ボウ17とバックガラス52の間のシール性、即ち、上記コンバーチブルトップ10の幌11の後端部と上記バックガラス52の間のシール性が確保されている。また、上記幌11は適正な張力で張設される。
そして、このシール性は、長期に亘って良好に維持される。即ち、上記折曲リンク22が「展伸姿勢」において確実に姿勢保持され、且つこの「展伸姿勢」における上記後端ボウ17の上記バックガラス52側への押圧力は上記シリンダ25の作動力の大小によって変化することなく、上記第1リンク片22Aと第2リンク片22Bの長さ設定と該折曲リンク22の上記リヤサイドフレーム16に対する取付位置という「当初設定事項」によって決定され且つ維持されるものであることから、例えば、上記シール材53の経年劣化という要素を除外すれば、長期に亘って安定的に確保されるものである。また、上記幌11の張設状態も、上記幌11の上記トノカバー5に対する相対位置が「当初設定事項」に基づいて決定されることから、長期に亘って適正な張設状態が保持されることになる。
従って、この実施形態の駆動装置では、例えば、従来のように、上記後端ボウ17側のストライカ55を上記トノカバー5側のロック機構56に掛止させる構成とした場合のように、上記シール性の確保のために上記コンバーチブルトップ10の車載時に上記後端ボウ17の上記バックガラス52に対する位置及び角度、あるいは上記幌11の張り具合を調整する必要がなく、上記コンバーチブルトップ10の車載作業が格段に簡略化され、低コスト化が促進されることになる
また、従来のように上記後端ボウ17側に設けたストライカ55とロック機構56による掛止作用を利用するものでなく、上記バックガラス52にストライカ55を挿通させるための通孔を設ける必要がなく、この結果、上記バックガラス52部分の美観性、即ち、コンバーチブルトップ10の閉状態における車室後部の美観性が向上することになる。
A−1−2:コンバーチブルトップ10の閉状態からの開動作
上記コンバーチブルトップ10をその閉状態から開状態とする場合には、上記コンバーチブルトップ10を折り畳んでこれを車体後部の下方位置に設定された収納部(図示省略)に収納する場合における上記幌フレーム12と上記トノカバー5の干渉を回避する観点から、その先行操作として、閉状態にある上記コンバーチブルトップ10の上記後端ボウ17を一旦車室側へ傾倒させて上記バックガラス52から離間させる必要があることは既述の通りである。
この場合の動作は以下の通りである。即ち、図2に示す閉状態において、先ず、上記シリンダ25を伸長させる。すると、上記第2リンク24及び第1リンク23を介して上記折曲リンク22の第1リンク片22Aと第2リンク片22Bの連結点、即ち、上記第1連結ピン41部分が上方へ突き上げられ、該折曲リンク22が上方へ向かって山形に折曲され、上記第1リンク片22Aのガイドピン37が上記ガイド溝18の一端に係止した時点で、図1に示すように上記折曲リンク22は「折曲姿勢」に設定される。
この折曲リンク22の「展伸姿勢」から「折曲姿勢」への姿勢変更に伴って、上記後端ボウ17は上記後端ボウ支持アーム21の回動支点、即ち、上記第2支点ピン32を中心として車室側へ回動され、上記トノカバー5のバックガラス52から車室前方側へ離間される。この後端ボウ17の「前傾姿勢」への設定によって、上記トノカバー5を上方へ回動させても、該トノカバー5は上記後端ボウ17と干渉することがなく、また上方へ回動した上記トノカバー5と干渉することなく上記コンバーチブルトップ10を折り畳んで収納部へ収納することが可能となる。
B:第2の実施形態
図3及び図4は、本願発明の第2の実施形態に係るコンバーチブルトップの駆動装置の要部を示している。この第2の実施形態に係る駆動装置は、上記第1の実施形態に係る駆動装置と基本構成を同じとするものであって、これと異なる点は、上記シリンダ25の作用点の位置設定のみである。
即ち、上記第1の実施形態に係る駆動装置では、上記シリンダ25のロッド端を上記第2リンク24の中間位置、即ち、該第2リンク24を枢支する上記44第5支点ピン35と、該第2リンク24の上記第1リンク23への連結部分との中間位置に連結していたのに対して、この第2の実施形態に係る駆動装置では、上記シリンダ25のロッド端を上記固定ピン42に直接連結したものである。
係る構成とすることで、上記シリンダ25の推力が直接上記第1リンク23側に伝達されるため、例えば、第1の実施形態のように構成する場合に比して、上記シリンダ25の推力を小さく設定することができ、延いては該シリンダ25の低コスト化が促進されるという特有の効果が得られる。因みに、上記第1の実施形態のように、上記シリンダ25の推力を上記第2リンク24を介して上記第1リンク23に伝達する構成とした場合には、該シリンダ25のストロークを短くすることができ、その結果、上記シリンダ25の低コスト化が促進されるという特有の効果が得られるものである。
上記以外の構成及び作用効果は、全て上記第1の実施形態の場合と同様であるので、その該当説明を援用し、ここでの説明を省略する。
C:第3の実施形態
図5及び図6は、本願発明の第3の実施形態に係るコンバーチブルトップの駆動装置の要部を示している。この第3の実施形態に係る駆動装置は、上記第1の実施形態に係る駆動装置と基本構成を同じとするものであって、これと異なる点は、一部のリンク構成とその駆動手段のみである。
即ち、上記第1の実施形態においては、図1に示すように、上記シリンダ25を上記第2リンク24の中間位置に連結していたのに対して、この第3の実施形態においては、図5に示すように、上記第2リンク24の中間位置に第3連結ピン43により第3リンク30を連結するとともに、該第3リンク30の他端に、支点ピン29によって車体側に枢支されたセクターアーム28を連結している。さらに、このセクターアーム28に次述の電動ユニット26を係合させている。
上記セクターアーム28は、その中間位置が支点ピン29によって車体側部材に枢支されたレバー体であって、その一端側にセクターギヤ28Aを形成するとともに、他端側には第4連結ピン44によって上記第3リンク30が連結されている。
上記電動ユニット26は、第1の実施形態における上記シリンダ25と同様に、特許請求の範囲中の「駆動部」に該当するものであって、上記リヤサイドフレーム16の下方側において車体側に取付けられたモータユニット26Aとギヤユニット26Bで構成されるとともに、該ギヤユニット26Bには駆動ギヤ27が設けられている。そして、この駆動ギヤ27には、上記セクターアーム28の上記セクターギヤ28Aが噛合されている。
従って、上記電動ユニット26のモータユニット26Aが起動されるとその回転が上記ギヤユニット26Bにおいて減速されて上記駆動ギヤ27に伝達され、さらにこの駆動ギヤ27に噛合する上記セクターアーム28が回転される。そして、このセクターアーム28の回転力が上記第3リンク30を介して上記第2リンク24に伝達され、後は、上記第1の実施形態の場合と同様に、該第2リンク24に連結された上記第1リンク23を介して上記折曲リンク22が、図5に示すように上記第1リンク片22Aと第2リンク片22Bが折曲した「折曲姿勢」と、図6に示すように上記第1リンク片22Aと第2リンク片22Bが直線状に延びる「展伸姿勢」とに択一的に姿勢設定されるものである。
尚、この実施形態では、上記第1リンク23と第2リンク24と第3リンク30及びセクターアーム28によって特許請求の範囲中の「リンク機構20」が構成されている。
このように、この第3の実施形態では、上記第1の実施形態における上記シリンダ25を上記電動ユニット26に代えた点に最大の特徴があるが、このように上記電動ユニット26を用いて上記後端ボウ17を駆動させるようにすることで、シリンダよりも作動応答性が高いというモータの特性に起因して、上記コンバーチブルトップ10の開閉操作時における作動の応答性が良好となり、操作感が向上するという利点がある。
上記以外の構成及び作用効果は、全て上記第1の実施形態の場合と同様であるので、その該当説明を援用し、ここでの説明を省略する。
D:第4の実施形態
図7及び図8は、本願発明の第4の実施形態に係るコンバーチブルトップの駆動装置の要部を示している。この第4の実施形態に係る駆動装置は、上記第3の実施形態に係る駆動装置と基本構成を同じとするものであって、これと異なる点は、上記電動ユニット26の作用点の位置設定のみである。
即ち、上記第3の実施形態に係る駆動装置では、上記ギヤユニット26Bの駆動ギヤ27に噛合する上記セクターアーム28の他端を、上記第4リンク30及び上記第2リンク24を介して上記第1リンク23に連結していたのに対して、この第4の実施形態では上記セクターアーム28の他端を上記第4連結ピン44により上記第1リンク23に直接連結したものである。そして、上記セクターアーム28の回動範囲を上記第3の実施形態における上記セクターアーム28の回動範囲と同等としつつ、上記第1リンク23の変位量を上記第3の実施形態における第1リンク23の変位量と同等とすべく、換言すれば、上記電動ユニット26の駆動ギヤ27の作動角を変更することなく上記第1リンク23の所要の変位量を確保すべく、上記セクターアーム28の上記支点ピン29と上記第4連結ピン44との間の長さ寸法を長くとっている。
尚、この実施形態では、上記第1リンク23と上記セクターアーム28によって特許請求の範囲中の「リンク機構20」が構成されている。
係る構成とすることで、上記第3の実施形態の場合に比して、部材点数の低減による構造の簡略化及び低コスト化を図ることができるものである。
上記以外の構成及び作用効果は、全て上記第1の実施形態及び第3の実施形態の場合と同様であるので、その該当説明を援用し、ここでの説明を省略する。
1 ・・車両
2 ・・車室
3 ・・フロントヘッダー
5 ・・トノカバー
6 ・・ベースブレート
7 ・・姿勢規制部
10 ・・コンバーチブルトップ
11 ・・幌
12 ・・幌フレーム
13 ・・フロントフレーム
14 ・・ルーフサイドフレーム
15 ・・ルーフサイドフレーム
16 ・・リヤサイドフレーム
17 ・・後端ボウ
18 ・・ガイド溝
20 ・・リンク機構
21 ・・後端ボウ支持アーム
22 ・・折曲リンク
22A・・第1リンク片
22B・・第2リンク片
23 ・・第1リンク
24 ・・第2リンク
25 ・・シリンダ(駆動部)
26 ・・電動ユニット(駆動部)
27 ・・駆動ギヤ
28 ・・セクターアーム
29 ・・支点ピン
30 ・・第3リンク
31 ・・第1支点ピン
32 ・・第2支点ピン
33 ・・第3支点ピン
34 ・・第4支点ピン
35 ・・第5支点ピン
36 ・・第6支点ピン
37 ・・ガイドピン
41 ・・第1連結ピン
42 ・・第2連結ピン
43 ・・第3連結ピン
44 ・・第4連結ピン
51 ・・カバー本体
52 ・・バックガラス
53 ・・シール材

Claims (3)

  1. 車両の車室の上方側において折曲・展開可能とされた幌フレーム(12)によって幌(11)を支持して構成され、該幌フレーム(12)の後端部の左右両側にはリヤサイドフレーム(16)と該リヤサイドフレーム(16)に対して車体前後方向に傾動可能に連結され、かつ上記幌(11)の後端が連結され、車体前方に傾動した状態で上記幌(11)の上記リヤサイドフレーム(16)との間の車体後方側部分を折り畳む一方、車体後方に傾動した状態で上記幌(11)の上記車体後方側部分を張設する後端ボウ(17)とが設けられ、上記幌フレーム(12)の展開・折曲によって車室(2)の上方を開閉蓋するコンバーチブルトップ(10)と、
    該コンバーチブルトップ(10)の後方側に設けられ、前面にバックガラス(52)が設けられたトノカバー(5)と、を備え、
    上記幌フレーム(12)の展開状態において、上記コンバーチブルトップ(10)の後部形体は、ルーフ部後端部において縦方向に切り落とされて車体後方側に開口する一方、上記トノカバー(5)は、車幅方向の両側部が上記コンバーチブルトップ(10)のルーフ部後端から連続して車体後方側へ滑らかに下降傾斜するような流線型に隆起形成され、かつ上記後端ボウ(17)が上記バックガラス(52)に衝合するように構成されたコンバーチブルトップの駆動装置であって
    上記リヤサイドフレーム(16)側にその一端部が枢支された第1リンク片(22A)の他端部と上記後端ボウ(17)側にその一端部が枢支された第2リンク片(22B)の他端部とを相対回動可能に連結して構成される折曲リンク(22)と、
    上記リヤサイドフレーム(16)の下方側において車体に取付けられた駆動部(25,26)と、を備え、
    上記後端ボウ(17)は、上記幌フレーム(12)の展開状態において、
    上記幌(11)の上記車体後方側部分が張設された状態で、上記駆動部(25,26)の駆動力によって上記折曲リンク(22)折曲ることで上記バックガラス(52)から離間する一方
    上記幌(11)の上記車体後方側部分が折り畳まれた状態で、上記駆動部(25,26)の駆動力によって上記折曲リンク(22)が直線状に展伸ることで上記バックガラス(52)側に押圧固定されて該バックガラス(52)との間のシール性を確保し、上記幌(11)の上記車体後方側部分が張設されるように構成されることを特徴とするコンバーチブルトップの駆動装置。
  2. 請求項1において、
    上記折曲リンク(22)と上記リヤサイドフレーム(16)の間に、該折曲リンク(22)が折曲姿勢から直線状の展伸姿勢に姿勢変更される際、該折曲リンク(22)が上記展伸姿勢を越えて上記折曲姿勢時の折曲方向とは反対側へ折曲されるのを規制するとともに、上記リンク(22)が展伸姿勢から折曲姿勢に姿勢変更される際、該折曲リンク(22)が上記折曲姿勢を越えてさらに折曲されるのを規制する姿勢規制部(7)が備えられていることを特徴とするコンバーチブルトップの駆動装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記駆動部(25,26)が、複数のリンクからなるリンク機構(20)を介して上記折曲リンク(22)に連結されていることを特徴とするコンバーチブルトップの駆動装置。
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