JP2008126987A - 自動車のコンバーチブルトップ - Google Patents

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Susumu Ishikawa
進 石川
Kosaku Ota
幸作 大田
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Abstract

【課題】簡単且つ安価な構成でリヤウインドの張出・収納を実現し得る自動車のコンバーチブルトップを提供する。
【解決手段】リヤウインド7の下端7a側に、該リヤウインド7を車体前後方向に傾動可能とするヒンジ部Xを設けるとともに、ヒンジ部Xには、幌6の展開姿勢においてリヤウインド7を車体後方側へ傾動させるように付勢する付勢手段19を付設する。係る構成により、クローズ動作時においては、リヤウインド7は、付勢手段19の付勢作用によってその下端7a側の上記ヒンジ部X回りに車体後方側へ強制的に傾動され、反転状態でスムーズ且つ的確に収納され、従来のようにリヤウインド用の昇降機構を備える必要がなく、リヤウインド7部分の構造が簡略化され、部品点数の低減と軽量化及び低コスト化が図られる。
【選択図】図1

Description

本願発明は、自動車のコンバーチブルトップの構造、更に詳しくはコンバーチブルトップにおけるリヤウインドの取付構造に関するものである。
自動車のコンバーチブルトップに関しては、従来から種々の構造が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
これら各特許文献に示されるコンバーチブルトップのクローズ状態における後部形体は、ルーフ部の後端から比較的小さい傾斜角をもって滑らかに下降する流線形体をもち、且つこの後部形体はその車幅方向の全域に渡って略同様とされる。そして、このコンバーチブルトップの表面を構成する幌の後部にリヤウインドが設けられている。従って、車室内のシートバックと上記リヤウインドの間には比較的大きなスペースが確保されている。
しかし、このスペースはコンバーチブルトップの後部形体の見栄えを重視してこれを流線型とした結果生じたスペースで、必要性の少ないスペースである。
そのため、このリヤウインドの前方側の無駄なスペースを小さくしつつ、コンバーチブルトップの後部形体の見栄えをも良好に維持したいとの要求があり、これに応えるものとして、コンバーチブルトップの車幅方向両側部のみをルーフ部後端から滑らかに下降する流線型とし、これらの中間部分で且つリヤウインドが配置される部分はルーフ部後端から鉛直に近い大きな傾斜角で下降させて、リヤウインドとシートバックの間のスペースの狭小化を図る試みがなされている。
特開2004−257203号公報 特開平7−25245号公報。
ところで、このようにコンバーチブルトップの後端部の車幅方向中間部分を、ルーフ後端から鉛直に近い角度で下降するように形成した場合、ここに配置されるリヤウインドは鉛直に近い姿勢とされる。従って、このリヤウインドの取付構造として、ドアガラスの取付構造を適用し得ることから、リヤウインドを、コンバーチブルトップ側ではなく、車体側に配置するとともにリヤウインド用の昇降機構を備え、コンバーチブルトップのオープン状態では上記リヤウインドを車体側に降下収納し、クローズ状態ではリヤウインドを上昇させて幌側に設けたリヤウインド用開口部分に密接させるようにしていた。
しかし、係る構造によれば、リヤウインドの昇降機構の付設により部品点数が増加し、重量アップ及びコストアップの一因となり好ましくない。
そこで本願発明は、簡単且つ安価な構成でリヤウインドの張出・収納を実現し得る自動車のコンバーチブルトップを提供することを目的としてなされたものである。
本願の第1の発明では、展開格納自在なフレームユニット5に取付けられた複数本の幌骨11〜14によって支持され、上記フレームユニット5の作動に伴って車室9を覆うクローズ状態と車室9を開放するオープン状態の間で姿勢変更される幌6を備えるとともに、その後部にはリヤウインド7が配置された自動車のコンバーチブルトップにおいて、上記幌骨11〜14のうち、車体前後方向の最後部に位置して車体前後方向に傾動自在とされた後端幌骨14が、車幅方向両側部において車体後方側へそれぞれ延出する延設部14a、14aと該各延設部14a、14aの中間同士を車幅方向に接続する横設部14bを備えるとともに、上記後端幌骨14の直前方側には中間幌骨13が車体前後方向に傾動自在に設けられるとともに、上記幌6は、その後部6bが、上記中間幌骨13の先端13bと上記後端幌骨14の上記延設部14aの間に張設される第1幌部6b1と、上記中間幌骨13の先端13bと上記後端幌骨14の上記横設部14bの間に張設される第2幌部6b2を備え、上記リヤウインド7が上記幌6の上記第2幌部6b2に取付けられる一方、上記リヤウインド7の下端7a側に、該リヤウインド7を車体前後方向に傾動可能とするヒンジ部Xが設けられるとともに、上記ヒンジ部Xには、上記幌6の展開姿勢において上記リヤウインド7を車体後方側へ傾動させるように付勢する付勢手段19が付設されていることを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る自動車のコンバーチブルトップにおいて、上記ヒンジ部Xが上記幌6の一部で構成されていることを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第1の発明に係る自動車のコンバーチブルトップにおいて、上記ヒンジ部Xが、上記リヤウインド7の下端7aを上記後端幌骨14の上記横設部14bに対して車体前後方向に回動自在に支承する支承体36で構成されていることを特徴としている。
本願発明では次のような効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係る自動車のコンバーチブルトップによれば、上記中間幌骨13と上記後端幌骨14の上記横設部14bの間に張設される上記幌6の上記中間部6b2に上記リヤウインド7が取付けられていることから、上記リヤウインド7は、コンバーチブルトップのクローズ動作時においては上記中間幌骨13側に懸架された状態で張出される一方、オープン動作時には上記幌6の折り畳みに伴って折曲格納される上記中間幌骨13と後端幌骨14とともに格納スペース内に収納される。
この場合、上記リヤウインド7の下端7a側に、該リヤウインド7を車体前後方向に傾動可能とするヒンジ部Xが設けられるとともに、上記ヒンジ部Xには、上記幌6の展開姿勢において上記リヤウインド7を車体後方側へ傾動させるように付勢する付勢手段19が付設されていることから、コンバーチブルトップのクローズ動作時においては、上記リヤウインド7は、上記付勢手段19の付勢作用によってその下端7a側の上記ヒンジ部X回りに車体後方側へ強制的に傾動され、反転状態でスムーズ且つ的確に収納される。
従って、クローズ状態において上記リヤウインド7が略鉛直に近い状態で張出される構成であるにも拘らず、従来のようにリヤウインド用の昇降機構を備える必要がなく、それだけリヤウインド7部分の構造が簡略化され、部品点数の低減と軽量化及び低コスト化が図られることになる。
(b)本願の第2の発明に係る自動車のコンバーチブルトップによれば、上記(a)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記ヒンジ部Xを上記幌6の一部で構成しているので、該幌6の可撓性によって上記リヤウインド7の反転作動が実現され、しかも専用のヒンジ機構を備える必要がないことから、低コスト化が促進される。
(c)本願の第3の発明に係る自動車のコンバーチブルトップによれば、上記(a)に記載の効果に加えて、以下のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記ヒンジ部Xを、上記リヤウインド7の下端7aを上記後端幌骨14の上記横設部14bに対して車体前後方向に回動自在に支承する支承体36で構成しているので、上記支承体36の支承作用によって上記リヤウインド7は全体的に傾動し、且つその支承位置が一定に保持されることから、特にコンバーチブルトップ4の格納状態における上記リヤウインド7の収納位置が一定であってその収納状態が安定したものとなる。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
I:第1の実施形態
図1及び図2には本願発明の第1の実施形態に係るコンバーチブルトップ4のクローズ状態を、図4にはクローズ状態とオープン状態の中間状態を、更に図5にはオープン状態を、それぞれ示しており、同各図において符号1は車体、符号2は車室前部に設けられたフロントヘッダーであり、上記車室9が上記コンバーチブルトップ4によって開閉蓋される。
A:コンバーチブルトップ4の構成
上記コンバーチブルトップ4は、車体1における車室9の後部寄り両側部にそれぞれ固定配置された固定部20にその基端部が取付けられた左右一対のフレームユニット5と、該一対のフレームユニット5、5を車幅方向に跨いで取付けられた複数の幌骨11〜14と、これら一対のフレームユニット5、5と複数の幌骨11〜14をその上側から覆うように被せられた幌6を備えて構成される。
上記フレームユニット5は、その基端が上記固定部20に枢支されて車体前後方向に枢動可能とされた第1リンクバー21と、該第1リンクバー21より後方側においてその基端が上記固定部20に枢支されて車体前後方向に枢動可能とされた第2リンクバー22と、上記第1リンクバー21の先端寄り部位と上記第2リンクバー22の先端に跨って枢支された第3リンクバー23と、該第1リンクバー21の先端に枢支された第4リンクバー24と、該第4リンクバー24の先端と上記フロントヘッダー2に着脱されるフロント部材10を連結する第5リンクバー25と、上記フロント部材10と上記第4リンクバー24の中間部を連結する第6リンクバー26及び第7リンクバー27を備えて構成される。
そして、このフレームユニット5は、上記第1リンクバー21を適宜の駆動手段(図示省略)によって枢動させることで、図1に示すように上記フロントヘッダー2側へ展開して上記フロント部材10を上記フロントヘッダー2に連結させる展開姿勢と、図4に示すように上記固定部20より後方側の格納室16内に折曲倒伏して格納される折曲倒伏姿勢を選択的に採り得るようになっている。尚、このフレームユニット5は、車幅方向の両側にそれぞれ設けられている。
また、上記各フレームユニット5、5間には上記各幌骨、即ち、上記第7リンクバー27に設けられた第1幌骨11と、上記第1リンクバー21の先端に設けられた第2幌骨12と、上記第1リンクバー21の基端寄り部位に同一の枢支点15回りに枢動自在に取付けられた第3幌骨13(特許請求の範囲中の「中間幌骨」に該当する)と第4幌骨14(特許請求の範囲中の「後端幌骨」に該当する)が設けられている。尚、上記フレームユニット5の展開姿勢において、上記第3幌骨13が上記第4幌骨14よりも車体前方側に位置するようになっている。
上記第1幌骨11と第2幌骨12は、共に上記フレームユニット5の展開姿勢において上記幌6の前部寄り部分を下方から支持してその展張形状を整える。
上記第3幌骨13は、図1及び図2に示すように、次述する幌6の後上部においてその形状を規定するもので、全体として足長のコ字形の屈曲形体をもち、その両端がそれぞれ左右一対の第1リンクバー21にそれぞれ連結されている。
上記第4幌骨14は、次述する幌6の後下部においてその下端形状を規定するもので、上記枢支点15に枢支された下端14cから車体後方側へ湾曲延出したのち、車体前方側へ折り返された略三角形の平面形体をもつ左右一対の延設部14a、14aと、該各延設部14a、14aの上記枢支点15寄り部分同士を車幅方向に連結する直状の横設部14bを備えて構成される。
また、上記第4幌骨14は、図1に示すように、上記車室9の後方側に設けられたコンバーチブルトップ格納用の格納室16(図4参照)の開口部を開閉するリッド8の上面側に当接された中間姿勢と、図4に示すように上記中間姿勢から所定角度だけ上方へ回動した跳上げ姿勢と、図5に示すように車体後方へ倒伏した上記第1リンクバー21と略平行となるように車体後方へ倒伏した倒伏姿勢に選択的に姿勢設定可能とされている。尚、この第4幌骨14は、図示しない駆動手段によって、上記第1リンクバー21の作動に連動して駆動される。
上記幌6は、上述のように上記各幌骨11〜14等の上側を覆うものであるが、具体的には、図1及び図2に示すように、車幅方向においては左右一対の上記各フレームユニット5,5に跨り、また車長方向においては上記フロント部材10と上記第4幌骨14に跨って張設され、上記車室9の上側を覆うようになっている。そして、この幌6の前部は上記フロント部材10に固定され、両側部は上記各フレームユニット5,5に取付けられ、更に、その後部においては、斜め後方へ立設された上記第3幌骨13に支持されたのち、その下端縁は上記第4幌骨14に固定される。
このようにして上記幌6を張設することで、図1及び図2に示すように、該幌6の後部6bは、その車幅方向の両側部に位置し、上記第3幌骨13の先端13bから上記第4幌骨14の延設部14aの間に車体後方側へ滑らかな傾斜をもって張設される第1幌部6c1、6c1と、該各第1幌部6b1、6b1の中間に位置し、上記第3幌骨13の先端13bから上記第4幌骨14の横設部14bの間において鉛直に近い角度で車体後方側へ傾斜する第2幌部6b2を備える。そして、この幌6の後部6bの第2幌部6b2にリヤウインド7を、その下端7aが上記第4幌骨14の横設部14bとの間に所定の間隔を保持した状態で配置している。この実施形態では、上記リヤウインド7の下端7aと上記第4幌骨14の横設部14bの間に位置する幌布部分で特許請求の範囲中の「ヒンジ部X」が構成される。
さらに、上記リヤウインド7の下端7aの左右両側部位と上記第4幌骨14の横設部14bの間には、スプリング19が張設配置され、上記幌6のクローズ状態においては、該スプリング19によって上記リヤウインド7の下端7a側が常時車室9側(図3の矢印N方向)へ引張付勢される。尚、この実施形態では、上記ブラシ19で特許請求の範囲中の「付勢手段」が構成される。
B:コンバーチブルトップ4の作動
続いて、上記コンバーチブルトップ4の作動を、そのクローズ状態からオープン状態とする場合を例にとって説明する。
図1に示すようにクローズ状態にある上記コンバーチブルトップ4をオープン状態に移行させて上記車室9の上部を開放する場合には、上記フレームユニット5の展開姿勢から折曲倒伏姿勢への作動に先立って、先ず図4に示すように、上記第4幌骨14をその倒伏姿勢(図1に示す姿勢)から跳ね上げてこれを跳上げ姿勢に姿勢変更させる。この第4幌骨14の姿勢変更動作に伴って、上記幌6の後部6bは、その第1幌部6b1においても第2幌部6b2においても共に弛みを生じ、この弛みに引かれる格好で上記第3幌骨13も車体前方側へ回動変位する。
このとき、上記リヤウインド7の下端7a部分が上記スプリング19によって車室9寄りに引張付勢されており、しかも上記リヤウインド7の下端7aと上記第4幌骨14の横設部14bとの間が上記幌6の中間部6b2の一部で構成され可撓性を有していることから、上記リヤウインド7はその下端7aが上記横設部14bより車体後方側から該横設部14bを乗り越えて車室9寄りへ移動する。従って、上記リヤウインド7は、上記第4幌骨14との関係では、その下端7a側を中心にその上端7bが車体後方側へ変位するように傾動し、上記第3幌骨13と第4幌骨14の間で反転し易い姿勢とされる。
このように上記第4幌骨14を跳上げ姿勢とすることで、上記リッド8を開いて上記格納室16を開放することができる。
上記リッド8を開いた後、上記コンバーチブルトップ4を展開姿勢から折曲倒伏姿勢へ姿勢変更すると、上記フレームユニット5の折曲動に伴って、上記第3幌骨13と第4幌骨14はこれらの間隔を狭めながら車体後方側へ倒伏され、図5に示すように、上記コンバーチブルトップ4は折曲状態で上記格納室16内に格納される。
このように、この実施形態では、上記リヤウインド7の下端7a側に上記幌6の一部を存在させてこれをヒンジ部Xとして利用するとともに、上記リヤウインド7の下端7a側を上記スプリング19によって上記車室9側に引張付勢するという、簡単且つ安価な構成で、上記リヤウインド7の格納・張出を容易且つ的確に行なうことができるものである。
II:第2の実施形態
図6には本願発明の第2の実施形態に係るコンバーチブルトップ4のクローズ状態における要部を、図7にはクローズ状態とオープン状態の中間状態における要部を、それぞれ示している。
ここで、この第2実施形態のコンバーチブルトップ4は、その基本構成を上記第1の実施形態に係るコンバーチブルトップ4と同様とするものであり、これと異なる点は、上記幌6の中間部6b2に取付けられた上記リヤウインド7の支持構造及び付勢構造であるため、これら同様構造部分については上記第1実施形態における該当説明を援用し、ここでは上記相違構造についてのみ説明する。
上記リヤウインド7は、上記幌6の中間部6b2に取付けられ、上記コンバーチブルトップ4のクローズ状態では上記中間部6b2を介して上記第3幌骨13側に懸架支持されるが、この実施形態では、更に上記リヤウインド7の下端7a側を支承体36によって上記第4幌骨14の横設部14b側に支承させている。
即ち、上記支承体36は、特許請求の範囲中の「ヒンジ部X」を構成するものであって、その一端側に固定した上記リヤウインド7を、上記第4幌骨14の横設部14bに対して、ピン37回りに車体前後方向へ傾動可能に支持する。そして、上記支承体36には、上記リヤウインド7を常時車体後方側へ傾動させる方向(矢印M方向)へ付勢するスプリング19(特許請求の範囲中の「付勢手段19」に該当する)が設けられている。
このように構成された上記コンバーチブルトップ4は次のように作動する。
図6に示すようにクローズ状態にある上記コンバーチブルトップ4をオープン状態に移行させて上記車室9の上部を開放する場合には、上記フレームユニット5の展開姿勢から折曲倒伏姿勢への作動に先立って、先ず図7に示すように、上記第4幌骨14をその倒伏姿勢(図1に示す姿勢を参照)から跳ね上げてこれを跳上げ姿勢に姿勢変更させる。この第4幌骨14の姿勢変更動作に伴って、上記幌6の後部6bは、その第1幌部6b1においても第2幌部6b2においても共に弛みを生じ、この弛みに引かれる格好で上記第3幌骨13も車体前方側へ回動変位する。
このとき、上記リヤウインド7の下端7a部分が上記スプリング19によって車室9寄りに回動付勢されており、しかも上記リヤウインド7の下端7aと上記第4幌骨14の横設部14bとが上記支承体36によって剛体的に支持されていることから、上記リヤウインド7はその全体が上記ピン37を中心として車体後方側(矢印M方向)へ傾動可能とされる。従って、上記リヤウインド7は、上記第4幌骨14との関係では、その下端7a側を中心にその上端7bが車体後方側へ変位するように傾動し、上記第3幌骨13と第4幌骨14の間で反転し易い姿勢とされる。
このように上記第4幌骨14を跳上げ姿勢とすることで、上記リッド8を開いて上記格納室16を開放することができる。
上記リッド8を開いた後、上記コンバーチブルトップ4を展開姿勢から折曲倒伏姿勢へ姿勢変更すると、上記フレームユニット5の折曲動に伴って、上記第3幌骨13と第4幌骨14はこれらの間隔を狭めながら車体後方側へ倒伏され、上記コンバーチブルトップ4は折曲状態で上記格納室16内に格納される(図5参照)。
このように、この実施形態では、上記リヤウインド7の下端7a側を上記支承体36によって上記第4幌骨14側へ剛体的に、且つ車体前後方向に傾動可能に支持するとともに、上記リヤウインド7を上記スプリング19によって上記車室9側に回動付勢するという、簡単且つ安価な構成で、上記リヤウインド7の格納・張出を容易且つ的確に行なうことができるものである。
本願発明の第1の実施の形態に係る自動車のコンバーチブルトップのクローズ状態における要部側面図である。 図1のII−II矢視図である。 図1の要部拡大図である。 コンバーチブルトップの半開状態における要部拡大側面図である。 コンバーチブルトップのオープン状態における要部拡大側面図である。 本願発明の第2の実施の形態に係る自動車のコンバーチブルトップのクローズ状態における要部側面図である。 コンバーチブルトップの半開状態における要部拡大側面図である。
符号の説明
1 ・・車体
2 ・・フロントヘッダー
3 ・・リヤ開口部
4 ・・コンバーチブルトップ
5 ・・フレームユニット
6 ・・幌
6a ・・幌の前部
6b ・・幌の後部
6b1 ・・第1幌部
6b2 ・・第2幌部
7 ・・リヤウインド
8 ・・リッド
9 ・・車室
10 ・・フロント部材
11 ・・第1幌骨
12 ・・第2幌骨
13 ・・第3幌骨(中間幌骨)
14 ・・第4幌骨(後端幌骨)
15 ・・枢支点
16 ・・格納室
19 ・・スプリング(付勢手段)
20 ・・固定部
21 ・・第1リンクバー
22 ・・第2リンクバー
23 ・・第3リンクバー
24 ・・第4リンクバー
25 ・・第5リンクバー
26 ・・第6リンクバー
27 ・・第7リンクバー
36 ・・支承体(ヒンジ部)
37 ・・ピン
X ・・ヒンジ部

Claims (3)

  1. 展開格納自在なフレームユニット(5)に取付けられた複数本の幌骨(11)〜(14)によって支持され、上記フレームユニット(5)の作動に伴って車室(9)を覆うクローズ状態と車室(9)を開放するオープン状態の間で姿勢変更される幌(6)を備えるとともに、その後部にはリヤウインド(7)が配置された自動車のコンバーチブルトップであって、
    上記幌骨(11)〜(14)のうち、車体前後方向の最後部に位置して車体前後方向に傾動自在とされた後端幌骨(14)が、車幅方向両側部において車体後方側へそれぞれ延出する延設部(14a)、(14a)と該各延設部(14a)、(14a)の中間同士を車幅方向に接続する横設部(14b)を備えるとともに、上記後端幌骨(14)の直前方側には中間幌骨(13)が車体前後方向に傾動自在に設けられるとともに、
    上記幌(6)は、その後部(6b)が、上記中間幌骨(13)の先端(13b)と上記後端幌骨(14)の上記延設部(14a)の間に張設される第1幌部(6b1)と、上記中間幌骨(13)の先端(13b)と上記後端幌骨(14)の上記横設部(14b)の間に張設される第2幌部(6b2)を備え、上記リヤウインド(7)が上記幌(6)の上記第2幌部(6b2)に取付けられる一方、
    上記リヤウインド(7)の下端(7a)側に、該リヤウインド(7)を車体前後方向に傾動可能とするヒンジ部(X)が設けられるとともに、
    上記ヒンジ部(X)には、上記幌(6)の展開姿勢において上記リヤウインド(7)を車体後方側へ傾動させるように付勢する付勢手段(19)が付設されていることを特徴とする自動車のコンバーチブルトップ。
  2. 請求項1において、
    上記ヒンジ部(X)が上記幌(6)の一部で構成されていることを特徴とする自動車のコンバーチブルトップ。
  3. 請求項1において、
    上記ヒンジ部(X)が、上記リヤウインド7の下端(7a)を上記後端幌骨(14)の上記横設部(14b)に対して車体前後方向に回動自在に支承する支承体(36)で構成されていることを特徴とする自動車のコンバーチブルトップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016049820A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 マツダ株式会社 車両の開閉ルーフ構造
JP2016049821A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 マツダ株式会社 車両の開閉ルーフ構造

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