JP5157171B2 - 現像器、画像形成装置 - Google Patents

現像器、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5157171B2
JP5157171B2 JP2007005121A JP2007005121A JP5157171B2 JP 5157171 B2 JP5157171 B2 JP 5157171B2 JP 2007005121 A JP2007005121 A JP 2007005121A JP 2007005121 A JP2007005121 A JP 2007005121A JP 5157171 B2 JP5157171 B2 JP 5157171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
stirring
detection
developing
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007005121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008170816A (ja
Inventor
利昭 鈴木
浩昭 熊井
潔 酒向
孝文 若井
徹 五十洲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2007005121A priority Critical patent/JP5157171B2/ja
Publication of JP2008170816A publication Critical patent/JP2008170816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5157171B2 publication Critical patent/JP5157171B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、静電潜像をトナー像に現像する現像器や前記現像器を備えた画像形成装置に関し、特に、トナー及びキャリアからなる2成分現像剤が内部に収容された現像器や前記現像器を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像保持体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器を備えたものが一般的である。前記現像器の現像容器に収容された現像剤は、回転可能な攪拌搬送部材により、前記現像容器内部を攪拌、搬送される。前記現像容器に収容される現像剤には、トナーのみから成る1成分現像剤と、トナーおよびキャリアから成る2成分現像剤とがある。前記2成分現像剤を使用する現像器には、トナー濃度を所定の値に維持するためにトナー濃度検出センサを備えたものがある。
前記トナー濃度センサを備えた現像器の従来技術として、特許文献1(特開2000−56555号公報)に記載された技術が公知である。前記特許文献1には、現像器の内壁面に露出する検出面を有するトナー濃度センサを、前記検出面が垂直となるように前記現像器に取り付けた技術が記載されている。
図6は従来の現像器の説明図であり、図6Aは一般的な従来の現像器の説明図、図6Bは小型化した現像容器にトナー濃度センサを取り付けた現像器の説明図、図6Cは小型化した現像容器に検出面が傾斜するようにトナー濃度センサを取り付けた現像器の説明図である。
図6Aにおいて、前記特許文献1のような従来の現像器01は、トナーおよびキャリアから成る2成分現像剤を収容する現像容器02と、前記現像容器02の現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材03と、検出面04a近傍の2成分現像剤のトナー濃度(トナーおよびキャリアの混合比率)を検出するトナー濃度センサ04と、を有する。前記トナー濃度センサ04は、前記検出面04a近傍のトナー濃度を検出するため、前記検出面04aの外径を小さくしすぎると、センサ自体の感度の低下や前記検出面04a近傍の現像剤量が不足等により、正確なトナー濃度検出ができないおそれがある。このため、前記トナー濃度センサ04の小型化には限界がある。
図6Bにおいて、現像器01の小型化に伴い前記現像容器02を小型化した場合、前記トナー濃度センサ04の小型化には限界があるため、トナー濃度センサ04の検出面04a近傍で現像剤量が不足して精確なトナー濃度検出ができないおそれがある。このため、前記特許文献1記載の技術では、検出精度を低下させないようにトナー濃度センサ04の大きさを維持したまま現像容器02を小型化することが困難である。また、特許文献1には、現像容器02の下端にトナー濃度センサ04を設置する技術(特許文献1の図5参照)も記載されている。この技術では、検出面04a近傍の現像剤不足によるトナー濃度センサ04の検出精度低下を抑制することが期待できるが、前記トナー濃度センサ04が下方に突出するので前記現像器01の小型化は困難である。
現像容器を小型化しつつ、検出面近傍の現像剤が不足しないようにトナー濃度センサを取り付ける方法として、図6Cに示す技術が考えられる。
図6Cにおいて、小型化された現像容器02にトナー濃度センサ04を取り付ける際、前記トナー濃度センサ04の検出面04a近傍に2成分現像剤が不足しないように、前記検出面04aが斜めの状態で配置され、且つ前記攪拌搬送部材03先端の回転軌跡と前記検出面04aの中央部とが最近接するように、前記トナー濃度センサ04が取り付けられている。
前記図6Cに示すような技術として他には、特許文献2(特開平6−11968号公報)がある。
特許文献2には、検出面が斜めの状態でトナー濃度センサが現像容器に取り付けられており、攪拌搬送部材先端の回転軌跡と前記検出面とが最近接する位置が、前記検出面表面の攪拌搬送部材回転方向の下流側となるように構成された現像器が記載されている。
特開2000−56555号公報(図1、図5) 特開平6−11968号公報(図1) 特開平5−150650号公報(図4)
一般的には、攪拌搬送部材の回転軌跡内の現像剤は、前記攪拌搬送部材の回転に伴って現像容器内を直接搬送される。前記攪拌搬送部材の回転軌跡から遠い現像剤ほど、前記攪拌搬送部材が回転することにより発生する現像剤の流れが弱い。
また、前記図6Cに示す従来技術において、トナー濃度センサ04の検出面04a近傍では、攪拌搬送部材回転方向下流側の現像剤は、前記攪拌搬送部材03の回転方向上流側から搬送される現像剤により押されて流動する。しかし、前記検出面04aの攪拌搬送部材回転方向上流側の現像剤は流れが弱い。このため、前記図6Cに示す従来技術では、前記検出面04a近傍の攪拌搬送部材回転方向上流部06(図6C参照)で現像剤が滞留したり、淀んだりするおそれがある。前記検出面04a近傍の攪拌搬送部材回転方向上流部06で現像剤が滞留したり淀んだりした場合、湿度や温度等の要因により、前記検出面04a表面に現像剤が凝集、固着して前記トナー濃度センサ04の検出精度が低下するおそれがある。
特許文献2記載の技術では、トナー濃度センサの検出面表面と攪拌搬送部材先端の回転軌跡との最近接位置が、前記検出面の攪拌搬送部材回転方向下流側なので、前記図6Cに示す従来技術よりも前記検出面近傍の現像剤の流動性が悪く、現像剤の滞留が発生しやすい。
前記特許文献2や図6に示す従来技術では、近年の高画質化や低温定着性の要求からくる現像剤の流動性の悪化(滞留現像剤が発生しやすい)に対応できない。前記検出面近傍の流動性悪化に対応するため、前記検出面近傍を物理的に攪拌するマイラーやフィルム等を攪拌搬送部材に取り付ける方法(特開平5−150650号公報)も考えられるが、マイラーやフィルム等の耐久性(変形、破損等)に問題があり、比較的製品寿命の長い現像器には適さない、という問題がある。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)トナー濃度センサの検出精度低下を抑制すること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明の現像剤収容容器は、
現像剤が収容される現像剤収容室(7)と、
前記現像剤収容室(7)に収容された現像剤を攪拌搬送する回転可能な攪拌搬送部材(R2)と、
前記現像剤収容室(7)に露出して前記攪拌搬送部材(R2)により攪拌搬送される現像剤を検出する検出部(SN1a)を有する現像剤検出部材(SN1)であって、前記検出部(SN1a)と回転する前記攪拌搬送部材(R2)の回転軌跡の外端との最近接位置が前記検出部(SN1a)の攪拌搬送部材(R2)回転方向上流側に設定されると共に、前記最近接位置から前記撹拌搬送部材(R2)の回転方向の下流側に行くに連れて、検出部(SN1a)と前記撹拌搬送部材(R2)の回転軌跡の外端との距離が広がる前記現像剤検出部材(SN1)と、
前記検出部(SN1a)よりも前記撹拌搬送部材(R2)の回転方向の下流側における前記現像剤収容室(7)の内面が、前記撹拌搬送部材(R2)の回転軌跡の外端に近接し且つ予め設定された間隔を保って形成された前記現像剤収容室(7)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の現像剤収容容器では、現像剤収容室(7)に現像剤が収容される。回転可能な攪拌搬送部材(R2)は、前記現像剤収容室(7)に収容された現像剤を攪拌搬送する。現像剤検出部材(SN1)は、前記現像剤収容室(7)に露出する検出部(SN1a)を有する。前記検出部(SN1a)は、前記攪拌搬送部材(R2)により攪拌搬送される現像剤を検出する。前記現像剤検出部材(SN1)は、前記検出部(SN1a)と前記攪拌搬送部材(R2)の回転軌跡の外端との最近接位置が前記検出部(SN1a)の攪拌搬送部材(R2)回転方向上流側に設定されると共に、前記最近接位置から前記撹拌搬送部材(R2)の回転方向の下流側に行くに連れて、検出部(SN1a)と前記撹拌搬送部材(R2)の回転軌跡の外端との距離が広がっている。
また、前記検出部(SN1a)よりも前記撹拌搬送部材(R2)の回転方向の下流側における前記現像剤収容室(7)の内面は、前記撹拌搬送部材(R2)の回転軌跡の外端に近接し且つ予め設定された間隔を保って形成されている。
したがって、第1発明の前記現像剤収容容器(GV)では、前記検出部(SN1a)の攪拌搬送部材(R2)回転方向上流側で現像剤が滞留したり、淀んだりすることが低減される。このため、温度や湿度等の要因により、現像剤が前記検出部(SN1a)に凝集、固着することが低減されるので、前記現像剤検出部材(SN1)の検出精度の低下を抑制することができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の現像剤収容容器は、第1発明において、
前記撹拌搬送部材(R2)の回転方向に対して、前記検出部(SN1a)の下流側に配置された前記現像剤収容室(7)の内面が、前記撹拌搬送部材(R2)の回転方向に対する検出部(SN1a)の下流端より、重力方向で下方に配置された前記現像剤収容室(7)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の現像剤収容容器では、
前記撹拌搬送部材(R2)の回転方向に対して、前記検出部(SN1a)の下流側に配置された前記現像剤収容室(7)の内面は、前記撹拌搬送部材(R2)の回転方向に対する検出部(SN1a)の下流端より、重力方向で下方に配置されている。
(第1発明の形態
第1発明の形態の現像剤収容容器は、第1発明または第1発明の形態1において、
前記現像剤収容室(7)に回転可能に支持された回転軸(R2a)と、前記回転軸(R2a)に支持された搬送羽根(R2b)と、を有する前記攪拌搬送部材(R2)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態2の現像剤収容容器では、前記攪拌搬送部材(R2)の回転軸(R2a)は、前記現像剤収容室(7)に回転可能に支持されている。前記攪拌搬送部材(R2)の搬送羽根(R2b)は、前記回転軸(R2a)に支持されている。
したがって、第1発明の形態の現像剤収容容器(GV)では、前記現像剤検出部材(SN1)は、前記検出部(SN1a)と前記搬送羽根(R2b)の先端が描く回転軌跡との最近接位置が前記検出部(SN1a)の攪拌搬送部材(R2)回転方向上流側となるように設置される。このため、前記検出部(SN1a)の攪拌搬送部材(R2)回転方向上流側で現像剤が滞留したり、淀んだりすることが低減される。
(第1発明の形態
第1発明の形態の現像剤収容容器は、第1発明または第1発明の形態1、2のいずれかにおいて、
トナーおよびキャリアから成る2成分現像剤が収容された前記現像剤収容室(7)と、
2成分現像剤の混合比率を検出する前記現像剤検出部材(SN1)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態の現像剤収容容器では、前記現像剤収容室(7)にトナーおよびキャリアから成る2成分現像剤が収容される。前記現像剤検出部材(SN1)は、2成分現像剤の混合比率を検出する。
したがって、第1発明の形態の前記現像剤収容容器(GV)では、前記検出部(SN1a)の攪拌搬送部材(R2)回転方向上流側で2成分現像剤が滞留したり淀んだりすることが低減される。このため、温度や湿度等の要因により、2成分現像剤が前記検出部(SN1a)に凝集、固着することが低減されるので、前記現像剤検出部材(SN1)の検出精度の低下を抑制することができる。
(第1発明の形態
第1発明の形態の現像剤収容容器は、前記第1発明または第1発明の形態1ないし3のいずれかにおいて、
前記検出部(SN1a)が鉛直に対して斜めの角度に設置された前記現像剤検出部材(SN1)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態の現像剤収容容器では、前記現像剤検出部材(SN1)は、前記検出部(SN1a)が鉛直に対して斜めの角度になるように設置されている。
したがって、第1発明の形態の現像剤収容容器(GV)では、前記現像剤検出部材(SN1)の一部分が前記現像剤収容容器(GV)の外壁よりも外側に突出する場合、前記現像剤検出部材(SN1)を斜めに取り付けることにより、前記検出部(SN1a)が鉛直や水平になるように前記現像剤検出部材(SN1)を設置した場合と比較して、前記現像剤検出部材(SN1)が水平または鉛直方向に突出する量が少なくなるため前記現像剤収容容器(GV)を省スペース化することができる。
(第1発明の形態
第1発明の形態の現像剤収容容器は、第1発明または第1発明の形態1ないしのいずれかにおいて、
前記検出部(SN1a)表面を保護する被覆層が設けられた前記現像剤検出部材(SN1)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態の現像剤収容容器では、前記現像剤検出部材(SN1)は、前記検出部(SN1a)表面を保護する被覆層が設けられている。
したがって、第1発明の形態の現像剤収容容器(GV)では、前記検出部(SN1a)表面が損傷することによる前記現像剤検出部材(SN1)の検出精度の低下が防止される。
(第2発明)
前記技術的課題を解決するために第2発明の現像器は、第1発明または第1発明の形態1ないしのいずれかに記載の現像剤収容容器(GV)と、
前記現像剤収容容器(GV)に回転可能に支持され且つ表面に現像剤を担持して潜像を可視像に現像する現像領域(Q2)に現像剤を搬送する現像剤保持体(R0)と、
を備えたことを特徴とする。
(第2発明の作用)
前記構成要件を備えた第2発明の現像器は、第1発明または第1発明の形態1ないしのいずれかに記載の現像剤収容容器(GV)と、前記現像剤収容容器(GV)に回転可能に支持された現像剤保持体(R0)とを有する。前記現像剤保持体(R0)は、表面に現像剤を担持して潜像を可視像に現像する現像領域(Q2)に現像剤を搬送する。
したがって、第2発明の現像器(G)では、現像剤が前記検出部(SN1a)に凝集、固着することが低減されるので、前記現像剤検出部材(SN1)の検出精度の低下を抑制することができる。
(第3発明)
前記技術的課題を解決するために第3発明の画像形成装置は、第2発明に記載の現像器(G)を備えたことを特徴とする。
(第3発明の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の画像形成装置(U)は、第2発明に記載の現像器(G)を備えているので、前記現像剤検出部材(SN1)の検出精度の低下を抑制することができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)トナー濃度センサの検出精度低下を抑制することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の現像器を備えた画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、上面にプラテンガラス(透明な原稿台)PGを有する画像形成装置本体としてのデジタル式の複写機U1と、前記プラテンガラスPG上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ、ADF)U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置F1を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
前記複写機U1は、UI(ユーザインタフェース)と、前記プラテンガラスPGの下方に順次配置された画像読取部としてのIIT(イメージインプットターミナル)および画像記録用作動部としてのIOT(イメージアウトプットターミナル)と、前記IITまたはIOTに設けられたIPS(イメージプロセッシングシステム)とを有している。
複写機本体U1上面の透明なプラテンガラスPGの下方に配置された原稿読取装置としてのIITは、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置された露光系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光光学系Aを有している。
前記露光光学系Aは、その移動および停止が露光系レジセンサSpの検出信号により制御され、常時はホーム位置に停止している。
前記自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ)U2を使用して複写を行うADFモードの場合は、前記露光光学系Aはホーム位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の複写位置F1を順次通過する各原稿Giを露光する。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行うプラテンモードの場合、露光光学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原稿を露光走査する。
露光された前記原稿Giからの反射光は、前記露光光学系Aを通ってCCD(固体撮像素子)上に収束される。前記CCDは、その撮像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する。
また、IPSは、前記IITのCCDから入力された読取画像信号をデジタルの画像書込信号に変換してIOTのレーザ駆動信号出力装置DLに出力する。
前記レーザ駆動信号出力装置DLは、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をROS(光書込走査装置、または画像書込装置)に出力する。
前記ROSの下方に配置された感光体(像保持体)PRは、矢印Ya方向に回転する。前記感光体PR表面は、帯電領域Q0において帯電ロール(チャージロール)CRにより帯電された後、潜像書込位置Q1において前記ROS(画像書込装置)のレーザビームLにより露光走査されて静電潜像が形成される。前記静電潜像が形成された感光体PR表面は回転移動して現像領域Q2、シート転写領域Q3を順次通過する。
前記現像領域Q2に移動した前記感光体PR表面の静電潜像は、現像器Gの現像ロール(現像剤保持体)R0により、トナー像Tnに現像される。前記感光体PR表面のトナー像Tnは、前記感光体PRの回転に伴って、前記シート転写領域Q3に移動する。
前記現像器G内部に収容された現像剤は、前記静電潜像をトナー像に現像するのに消費される。前記現像器Gに現像剤を補給するための現像剤カートリッジKは、カートリッジ装着部材KSに着脱可能に装着される。前記現像剤カートリッジK内の現像剤はリザーブタンクRTで攪拌されてから現像剤搬送部材GHにより現像器Gに搬送される。なお、前記カートリッジ装着部材KSに着脱可能に装着される現像剤カートリッジK内の現像剤をリザーブタンクRT、現像剤搬送部材GHにより現像器Gに搬送する構成は、従来公知(例えば、特開2003−84555号公報等参照)であり、種々の構成を採用可能であるため詳細な説明は省略する。
前記シート転写領域Q3において、前記感光体PRに対向して配置された転写ユニット(転写ベルト支持装置)TUは、駆動ロールRdおよび従動ロールRfを有するベルト支持ロール(Rd,Rf)により回転可能に支持され転写ベルトTB、転写ロールTRおよび剥離爪SCを有している。転写ロールTRは、感光体PR表面のトナー像をシートSに転写する部材であり、現像器Gで使用される現像用のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が電源回路Eから供給される。前記電源回路EはコントローラCにより制御される。
給紙トレイTR1〜TR4に収容されたシートSは、シート供給路SH1により前記シート転写領域Q3に搬送される。すなわち、前記各トレイTR1〜TR4のシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、複数の搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送されたシートSは、前記感光体PR上のトナー像がシート転写領域Q3に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドSG1から転写ユニットTUの転写ベルトTBに搬送される。転写ベルトTBは搬送されたシートSをシート転写領域Q3に搬送する。
前記感光体PR表面に現像されたトナー像Tnは、前記シート転写領域Q3において、転写ロールTRによりシートSに転写される。転写後、感光体PR表面は、感光体クリーナCLpによりクリーニングされて残留トナーが除去され、次に前記帯電ロールCRにより再帯電される。
シート転写領域Q3において転写ロールTRによりトナー像が転写された前記シートSは、シート転写領域Q3の下流側のシート剥離爪SCにより転写ベルトTB表面から剥離される。剥離されたシートSは、加熱ロールFhおよび加圧ロールFpを有する定着器Fでトナー像が加熱定着される。トナー像が加熱定着されたシートSは、シート排出路SH2に向かわせるように弾性変形するマイラゲートMGを通過する。
前記マイラゲートMGを通過したシートSは、正逆回転可能な搬送ロールRbが複数配置されたシート排出路SH2に搬送される。
前記シート排出路SH2の下流端部には切替ゲートGT1が配置されている。切替ゲートGT1は、画像形成装置Uに後処理装置(図示せず)が接続されている場合には、搬送されてきたシートSを排紙トレイTRhまたは図示しない後処理装置のいずれかに排出するように切替えられる。なお、後処理装置が装着されていない場合には、シート排出路SH2に搬送されたシートSは、前記切替ゲートGT1を通過してシート排出ロールRhから排紙トレイTRhに排出される。
なお、前記シートSの両面に画像形成する場合、前記搬送ロールRbは、片面記録済シートSの後端が前記マイラゲートMGを通過してから逆回転し、前記片面記録済シートSをスイッチバックさせる。前記搬送ロールRbによりスイッチバックした片面記録済シートSは、シート循環搬送路SH3に搬送される。シート循環搬送路SH3に搬送された片面記録済シートSは、表裏反転した状態で前記転写領域Q3に再送される。前記シート転写領域Q3に再送された片面記録済シートSは、2面目にトナー像が転写される。
なお、前記符号SH1〜SH3,Rp,Rs,Rr,Ra,Rb,MG等で示す構成要素から用紙搬送装置SHが構成される。
(現像器)
図2は本発明の実施例1の現像器の斜視説明図である。
図3は実施例1の現像器の断面図であり、図3Aは図2のIIIA−IIIA線断面図であり、図3Bは図2のIIIB−IIIB線断面図である。
図4は図3AのIV−IV線断面図である。
図5は実施例1のトナー濃度センサの説明図である。
図2〜図4において、前記現像領域Q2で感光体PRに対向して配置された現像器Gは、負(−)極性に帯電するトナー及び正(+)極性に帯電するキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像容器(現像剤収容容器)GVを有している。前記現像容器GVは、現像容器本体1と、その上端を塞ぐ現像容器カバー2と、現像容器本体1の前端に連結された前側接続部材3と、を有している。
図3において、現像容器本体1はその内側に、現像ロールR0を収容する現像ロール室(現像ロール収容部)4と、前記現像ロール室4に隣接する第1撹拌室6と、前記第1撹拌室6に隣接する第2撹拌室(現像剤収容室)7とを有している。前記現像容器カバー2は前記現像ロール室4を形成するロール収容壁2aと、前記第2撹拌室7上に配置される上壁2bと、前記上壁2bの右側(+Y側)から下方に伸びて前記現像容器本体1の側壁に当接する被係止壁2cとを有している。前記ロール収容壁2aは頂壁2a1及び側壁2a2を有しており、前記頂壁2a1の内面側の前記現像ロール室4内には、現像容器カバー2が現像容器本体1に装着された時に前記現像ロールR0表面の現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材8が設けられている。前記現像容器カバー2が現像容器本体1に装着された際には、前記被係止壁2cに形成された係止口2c1(図2参照)が前記現像容器本体1の外側面に形成された係止爪(図示せず)により係止される。
図4、図5において、前記第1撹拌室6は現像容器本体1側の第1主撹拌室6aと前側接続部材3の補給室6bとを有している。前記補給室6bの上部には、現像剤補給口3a(図2参照)が形成されており、前記現像剤補給口3aには、前記現像剤搬送部材GH(図1参照)によってリザーブタンクRTから現像剤が補給される。
図2、図3Bにおいて、前記第2撹拌室7の後部外壁には、センサユニットSUが固定支持されており、前記センサユニットSUは、トナー濃度を検出するトナー濃度センサ(現像剤検出部材)SN1を有している。前記トナー濃度センサ(透磁率センサ)SN1は、前記第2撹拌室7の内部に露出する検出面(検出部)SN1aを有する。実施例1のトナー濃度センサSN1は、前記検出面SN1aが円形状に構成されており、前記検出面SN1aの直径が8[mm]のものを使用した。また、前記第2撹拌室7の後端部の外側壁上部には、劣化した現像剤を排出する現像剤排出口(トナー排出口)7aが形成されている。前記現像剤排出口7aには、図示しない排出現像剤搬送部材が接続されており、現像剤排出口7aから排出された排出現像剤は回収ボックス(図示せず)に回収される。
図3、図4において、前記第1撹拌室6と第2撹拌室7との間には、前後方向(X軸方向)の前側部分と後端部の2ヶ所以外の部分には、第1撹拌室6と第2撹拌室7との間を仕切る仕切壁9が形成されている。したがって、前記第1主撹拌室6a及び第2撹拌室7は仕切壁9が設けられていない前側連通部E1及び後側連通部E2において連通するように構成されている(図4参照)。
図3、図5において、前記仕切壁9には、トナー濃度センサSN1の近傍に対応する位置から前側(後述する第2搬送方向上流側)にかけて、上方に突出する現像剤流入防止部9aが形成されている。図3Bに示すように、前記トナー流入防止部9aの上端と、現像容器カバー2の上壁2bとの間には、空気圧変動低減用隙間9bが形成されており、前記空気圧変動低減用隙間9bによりトナー濃度センサSN1近傍の気密性が高まりすぎることが防止されている。このため、上壁2bをユーザが押したり、外部の空気圧が変動したり、現像剤の補給や落下により現像容器GV内の空気圧が変動した時に、空気の流れが拡散しやすく空気圧変動の影響が低減される。この結果、トナー濃度センサSN1近傍や上流側の空気圧が変動した時に、下流側の現像剤排出口7aに空気の流れが集中して、現像剤排出口7aから現像剤が噴出したり、漏れたりすることを低減できる。
前記第1撹拌室6及び第2撹拌室7とによって循環撹拌室(6+7)が構成されている。
図3、図4において、前記現像ロールR0は磁性を有する回転不能の磁性ロール11の外側に回転駆動される現像スリーブ12を設けた従来公知のものである。また、前記現像ロールR0のロール軸R0aの後端(−X側端)にはギアG0が固着されており、現像スリーブ12が回転駆動される。また、現像ロール室4には、前記現像ロールR0の前後両端部に対向する位置に磁気シール13が配置されている。前記磁気シール13は、現像ロールR0に非接触の状態で配置されており、高速回転する現像ロールR0の摩耗を低減し、寿命を延ばすと共に、磁気シール13が形成する磁界により現像ロール室4内部の現像剤が外部に漏れないように構成されている。
図3、図4において、実施例1の磁性ロール11は、現像領域Q2に対向する現像磁極(S)や、層厚規制部材8に対向するトリミング磁極(S)、現像磁極とトリミング磁極の間に配置された搬送磁極(N)、現像磁極のスリーブ回転方向下流側に順に配置された第1反発磁極(N)及び第2反発磁極(N)を有する。したがって、前記第1主撹拌室6aの現像剤は前記磁性ロール11の磁力によって前記現像ロールR0(現像スリーブ12)の表面上に吸着されて、層厚規制部材8により層厚が規制された後、現像領域Q2に搬送される。このとき、図3に示すように、現像スリーブ12表面には、磁極(S、N)に対応する部分に現像剤が多く付着し、層厚規制部材8により規制され、層厚規制部材8の現像ロールR0回転方向上流側の現像剤が多くなると、現像剤が第1撹拌室6や第2撹拌室7に落下する。なお、図3において、トリミング磁極及び第2反発磁極以外の部分の現像剤は記載を省略している。
図3、図4において、前記第1撹拌室6及び第2撹拌室7には現像剤を撹拌しながら搬送する第1撹拌部材R1および第2撹拌部材(攪拌搬送部材)R2が配置されている。前記第1撹拌部材R1は、前記現像ロールR0の軸方向に伸びる第1回転軸R1aと、前記回転軸R1aの外周に固着された撹拌搬送羽根R1bと、回転軸R1aの前側部分の外周に固着された逆搬送羽根R1cとを有している。前記撹拌搬送羽根R1bは、現像剤を第1搬送方向(後側(−X側)から前側(+X側))に搬送するために前記後側連通部E2から前側連通部E1にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1cは前記現像剤補給口3aから前側連通部E1にかけて設けられており、現像剤補給口3aから補給された現像剤を後側に搬送し、撹拌搬送羽根R1bの第1搬送方向の逆方向に搬送することによって、前側連通部E1の位置で現像剤を第1撹拌室6から第2撹拌室7に流入させている。前記回転軸R1aは前記前側接続部3の前面壁と前記現像容器本体1の後面壁によって回転自由に支持されており、回転軸R1aの後端部(−X側端部)にはギアG1が固着されている
また、前記第2撹拌部材R2も、第2回転軸R2aおよび撹拌搬送羽根(搬送羽根)R2bおよび逆搬送羽根R2cとを有している。前記撹拌搬送羽根R2bは現像剤を第2搬送方向(前側(+X側)から後側(−X側))に搬送するために前記前側連通部E1から後側連通部E2にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1cは前記後側連通部E2のさらに後端側(−X側端側)に設けられており(図4参照)、現像剤を撹拌搬送羽根R2bの搬送方向の逆方向に搬送することによって、現像剤を第2撹拌室7から第1撹拌室6に流入させている。前記第2回転軸R2aは現像容器本体1の前面壁と後面壁とによって回転自由に支持され、後端部にギアG2が固着されている。前記第2回転軸R2aには、前記トナー濃度センサSN1の検出面SN1aと対向する位置に、前記検出面SN1a近傍の現像剤を撹拌するパドルPDが設けられている。
図4において、前記ロール軸R0aのギアG0は第1回転軸R1aのギアG1と噛合っており、ギアG1は前記第2回転軸R2aのギアG2と噛合っている。そして、ギアG0が回転すると、ギアG1はギアG0と逆方向に回転し、前記ギアG1とギアG2は互いに逆方向に回転する。即ち、前記ギアG1及びギアG2と一体に回転する第1撹拌部材R1及び第2撹拌部材R2は互いに逆方向に回転する。したがって、前記第1撹拌部材R1及び第2撹拌部材R2の回転によって、前記第1撹拌室6及び第2撹拌室7の中の現像剤は互いに逆方向に搬送されている。
前記第1撹拌部材R1及び第2撹拌部材R2とによって、循環搬送部材(撹拌搬送部材)(R1+R2)が構成されている。また、前記現像ロールR0、現像容器GV、センサユニットSU、現像ロール室4、循環撹拌室(6+7)、第1撹拌部材R1および第2撹拌部材R2等によって現像器Gが構成されている。
図5において、前記第2回転軸R2aの回転に伴って一体的に回転するパドルPD先端が描く回転軌跡と、前記トナー濃度センサSN1の検出面SN1aとの間には、前記検出面SN1aに前記パドルPDの先端が接触しないようにする接触防止空間21が設けられている。前記パドルPD先端の軌跡と前記検出面SN1aとが最近接する前記接触防止空間21の最近接位置21aは、前記最近接位置21aよりも前記パドルPDの回転方向上流側が下流側よりも狭くなるように、検出面SN1aの中央部よりも前記パドルPDの回転方向上流側に位置するように設定されている。
実施例1のパドルPDは、前記パドルPD先端の回転軌跡が直径14[mm]となるように構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、現像器Gに収容されているトナーおよびキャリアから成る2成分現像剤が使用されて、感光体PR表面に形成された静電潜像がトナー像に現像される。この現像によりトナーが消費されて、現像器G内のトナー濃度(トナーおよびキャリアの割合)が低下する。なお、トナー濃度は、現像剤が検出面SN1a近傍を通過する際、トナー濃度センサSN1により検出される。この検出結果に基づいて、前記リザーブタンクRTから現像剤が補給される。
前記トナー濃度センサSN1の検出面SN1a近傍を通過する現像剤は、第2撹拌部材R2と一体的に回転するパドルPDにより攪拌される。前記パドルPDが現像剤を攪拌する際、前記パドルPDの回転軌跡内の現像剤は前記パドルPDが直接接触して攪拌される。
前記パドルPDの回転軌跡よりも外側の現像剤は、前記パドルPDの回転により遠心方向に押される現像剤の移動により押し出される形で攪拌搬送される。このとき、前記パドルPD先端の回転軌跡に近い現像剤ほど、前記パドルPDの回転により遠心方向に押される現像剤により搬送されやすい。すなわち、前記検出面SN1a表面の現像剤は、最近接位置21aで現像剤が最も流れやすく、前記最近接位置21aから離れると搬送されにくい。ここで、前記最近接位置21aのパドルPD回転方向下流側の位置では、上流側の最近接位置21aで搬送された現像剤に押し出されるように搬送されるため、比較的現像剤は搬送されやすく滞留は発生しにくい。一方、前記最近接位置21aのパドルPD回転方向上流側の位置は、前記パドルPDと内壁面の距離が広い状態から狭い状態へ移行していく位置であるため、前記パドルPDによる現像剤の搬送力が十分に伝わらず、現像剤の滞留が発生しやすい。しかし、前記最近接位置21aが前記検出面SN1aの回転方向中部よりも上流側に設定されているので、現像剤の滞留や固着が発生した場合でも、トナー濃度センサSN1へ与える影響を極僅かに抑えることができる。
前記実施例1の現像器Gでは、前記検出面SN1a表面に現像剤が凝集、固着することが抑制されるので、前記トナー濃度センサSN1の検出精度の低下を抑制することができる。
前記実施例1のトナー濃度センサSN1では、前記現像容器GVよりも外側に突出する検出面SN1aの反対側部分は、前記検出面SN1aが鉛直又は水平となるように前記トナー濃度センサSN1を設置した場合と比較して、水平または鉛直方向に突出する量が少なくなる。したがって、前記現像器Gを省スペース化することができる。さらに、前記検出面SN1aが斜めとなるようにトナー濃度センサSN1を設置しているので、前記現像器Gを小型化しても、前記トナー濃度センサSN1の検出面SN1a近傍で現像剤が不足することが防止される。このため、前記現像器Gを小型化した場合でも、前記トナー濃度センサSN1の検出精度低下が抑制される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H08)を下記に例示する。
(H01)前記実施例1において、本発明は現像器を備えたモノクロの画像形成装置に限定されず、複数の現像器や現像装置、現像ユニット等を備えたカラー画像形成装置に本発明を適用することも可能である。また、本発明は、複写機やファクシミリ装置等の画像形成装置にも適用することが可能である。
(H02)前記実施例1において、現像容器に収容する現像剤は、トナーおよびキャリアから成る2成分現像剤に限定されず、トナーのみから成る1成分現像剤を収容することも可能である。この場合、前記現像容器には、前記トナー濃度センサの代わりに前記現像容器に収容された現像剤の有無を検出するセンサを取り付けることも可能である。1成分現像剤を収容し且つ、現像剤の有無を検出するセンサを取り付けた現像容器を有する現像器において、本発明を適用した場合、前記センサの検出部近傍でトナーの流動性が悪くなることが抑制されるので、トナーの有無を正確に検出することができる。
(H03)前記実施例1において、トナー濃度センサの検出面に前記検出面を保護するための被覆層を設けることも可能である。
(H04)前記実施例1において、本発明はセンサを取り付けた現像器に限定されず、センサを取り付けた現像剤カートリッジやリザーブタンク、現像剤が搬送される搬送路等の収容された現像剤が搬送される現像剤収容容器に本発明を適用することも可能である。
(H05)前記実施例1において、検出面が斜めになるようにトナー濃度センサを現像容器に取り付けたがこれに限定されず、前記検出面が水平から鉛直の間の任意の角度となるように前記トナー濃度センサを現像容器に取り付けることも可能である。
(H06)前記実施例1において、パドル先端の回転軌跡と検出面との最近接位置が前記検出面表面の攪拌搬送部材回転方向上流側となるようにトナー濃度センサを設置したがこれに限定されず、前記パドルを省略して、第2攪拌搬送部材の撹拌搬送羽根先端の回転軌跡と前記検出面との最近接位置が前記検出面の攪拌搬送部材回転方向上流側となるようにトナー濃度センサを設置することも可能である。
(H07)前記実施例1において、現像容器に収容された2成分現像剤を攪拌搬送する部材は、回転軸や攪拌搬送羽根等を有する第2攪拌搬送部材に限定されず、クランク形状や螺旋形状(スプリング形状)等の攪拌搬送部材を使用することも可能である。
(H08)前記実施例1において、先端の回転軌跡の直径が14[mm]のパドルと、円形状の検出面の直径が8[mm]のトナー濃度センサを使用したがこれに限定されず、設計に応じた任意のサイズのパドルやトナー濃度センサを使用することが可能である。また、前記トナー濃度センサの検出面は、円形状に限定されず、楕円形や四角形のものを使用することも可能である。
図1は本発明の実施例1の現像器を備えた画像形成装置の全体説明図である。 図2は本発明の実施例1の現像器の斜視説明図である。 図3は実施例1の現像器の断面図であり、図3Aは図2のIIIA−IIIA線断面図であり、図3Bは図2のIIIB−IIIB線断面図である。 図4は図3AのIV−IV線断面図である。 図5は実施例1のトナー濃度センサの説明図である。 図6は従来の現像器の説明図であり、図6Aは一般的な従来の現像器の説明図、図6Bは小型化した現像容器にトナー濃度センサを取り付けた現像器の説明図、図6Cは小型化した現像容器に検出面が傾斜するようにトナー濃度センサを取り付けた現像器の説明図である。
7…現像剤収容室、
G…現像器、
GV…現像剤収容容器、
Q2…現像領域、
R0…現像剤保持体、
R2…攪拌搬送部材、
R2a…回転軸、
R2b…搬送羽根、
SN1…現像剤検出部材、
SN1a…検出部、
U…画像形成装置。

Claims (8)

  1. 現像剤が収容される現像剤収容室と、
    前記現像剤収容室に収容された現像剤を攪拌搬送する回転可能な攪拌搬送部材と、
    前記現像剤収容室内に露出して前記攪拌搬送部材により攪拌搬送される現像剤を検出する検出部を有する現像剤検出部材であって、前記検出部と回転する前記攪拌搬送部材の回転軌跡の外端との最近接位置が前記検出部の攪拌搬送部材回転方向上流側に設定されると共に、前記最近接位置から前記撹拌搬送部材の回転方向の下流側に行くに連れて、検出部と前記撹拌搬送部材の回転軌跡の外端との距離が広がる前記現像剤検出部材と、
    前記検出部よりも前記撹拌搬送部材の回転方向の下流側における前記現像剤収容室の内面が、前記撹拌搬送部材の回転軌跡の外端に近接し且つ予め設定された間隔を保って形成された前記現像剤収容室と、
    を備えたことを特徴とする現像剤収容容器。
  2. 前記撹拌搬送部材の回転方向に対して、前記検出部の下流側に配置された前記現像剤収容室の内面が、前記撹拌搬送部材の回転方向に対する検出部の下流端より、重力方向で下方に配置された前記現像剤収容室、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容容器。
  3. 前記現像剤収容室に回転可能に支持された回転軸と、前記回転軸に支持された搬送羽根と、を有する前記攪拌搬送部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤収容容器。
  4. トナーおよびキャリアから成る2成分現像剤が収容された前記現像剤収容室と、
    2成分現像剤の混合比率を検出する前記現像剤検出部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の現像剤収容容器。
  5. 前記検出部が鉛直に対して斜めの角度に設置された前記現像剤検出部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の現像剤収容容器。
  6. 前記検出部表面を保護する被覆層が設けられた前記現像剤検出部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の現像剤収容容器。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の現像剤収容容器と、
    前記現像剤収容容器に回転可能に支持され且つ表面に現像剤を担持して潜像を可視像に現像する現像領域に現像剤を搬送する現像剤保持体と、
    を備えたことを特徴とする現像器。
  8. 請求項に記載の現像器を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2007005121A 2007-01-12 2007-01-12 現像器、画像形成装置 Active JP5157171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007005121A JP5157171B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 現像器、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007005121A JP5157171B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 現像器、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008170816A JP2008170816A (ja) 2008-07-24
JP5157171B2 true JP5157171B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=39698944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007005121A Active JP5157171B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 現像器、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5157171B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2812335B2 (ja) * 1988-08-31 1998-10-22 京セラ株式会社 トナー濃度制御方法
JPH04253078A (ja) * 1990-12-28 1992-09-08 Kyocera Corp トナー濃度制御方法
JPH05150650A (ja) * 1991-11-27 1993-06-18 Mita Ind Co Ltd 現像装置のトナー濃度検出装置
JP3005116B2 (ja) * 1992-06-26 2000-01-31 富士通株式会社 トナー濃度検出装置
JPH09281790A (ja) * 1996-04-10 1997-10-31 Konica Corp 現像装置
JP3987167B2 (ja) * 1997-09-19 2007-10-03 株式会社リコー 画像形成装置
JPH11352764A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Canon Inc 現像装置および画像形成装置
JP2000056555A (ja) * 1998-08-13 2000-02-25 Canon Inc 現像装置および画像形成装置
JP2001005278A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Canon Inc 画像形成装置
JP4113815B2 (ja) * 2002-09-24 2008-07-09 株式会社リコー トナー濃度検知装置の取り付け方法、現像装置、及び、画像形成像装置
JP4385809B2 (ja) * 2004-03-22 2009-12-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008170816A (ja) 2008-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4710760B2 (ja) 現像剤搬送装置および画像形成装置
KR101170710B1 (ko) 현상 장치, 화상 형성 장치, 현상 방법 및 화상 형성 방법
JP3680571B2 (ja) 現像装置
JP5157137B2 (ja) 現像剤搬送装置および画像形成装置
JP4513854B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5581636B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4655576B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5966604B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP4896181B2 (ja) 現像装置
JP3690117B2 (ja) 現像装置
JP5157171B2 (ja) 現像器、画像形成装置
JP2010113210A (ja) 現像装置、像保持体ユニットおよび画像形成装置
JP2006243515A (ja) 現像装置
JP4945980B2 (ja) トナー補給装置および画像形成装置
JP2007072480A (ja) 画像形成装置
JP4492283B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP4655984B2 (ja) 現像装置および前記現像装置を備えた画像形成装置
JP2014035350A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2016186622A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP6011397B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JPH1165216A (ja) 現像装置
JP6079291B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2023064252A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP4716943B2 (ja) 現像装置、および画像形成装置
JP4706541B2 (ja) 現像装置および前記現像装置を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5157171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350