JPH1165216A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1165216A
JPH1165216A JP9217421A JP21742197A JPH1165216A JP H1165216 A JPH1165216 A JP H1165216A JP 9217421 A JP9217421 A JP 9217421A JP 21742197 A JP21742197 A JP 21742197A JP H1165216 A JPH1165216 A JP H1165216A
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JP
Japan
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developer
developing
supply
container
discharged
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Pending
Application number
JP9217421A
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English (en)
Inventor
Ryuji Hattori
龍治 服部
Shintaro Kaneko
伸太郎 金子
Shigemi Murata
重美 村田
Tetsuji Okamoto
哲二 岡本
Hirohisa Kono
裕久 河野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1165216A publication Critical patent/JPH1165216A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤搬出口から排出された現像剤の現
像容器内への逆流による混色を防止すること。 【解決手段】 現像剤貯蔵容器から新しい現像剤を補給
するための現像剤補給口74および余剰現像剤を排出す
るための現像剤排出口68を有しトナーおよびキャリア
から成る2成分現像剤を収容する現像容器61と、前記
現像剤補給口74へ前記新しい現像剤を補給する現像剤
補給部材Thと、前記現像剤排出口68から排出された
現像剤を現像剤回収容器に搬送する現像剤排出装置J
と、第1停止位置P1に移動したとき前記像担持体16
表面に隣接する現像領域Q2に前記2成分現像剤を搬送
する現像ロールR0と、前記現像ロールR0に現像剤を供
給する現像剤供給部材(R1+R2)とをそれぞれ備えた
前記複数の各現像器Dk,Dy,Dm,Dcを備えた画像形
成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等、電子写真方式の画像形成装置の像担持体(感光体)
上に形成された潜像をトナー像に現像する現像装置に関
し、特に、異なる色の現像剤をそれぞれ有する複数の現
像器が、回転する現像器支持部材に支持されて、順次現
像位置に移動し、停止して現像を行うように構成された
現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機またはプリンター等の画像形成装
置において、トナーとキャリアから成る2成分系の現像
剤を用いる現像装置では、現像動作により消費されるト
ナーと異なり、消費されずに現像装置内に残るキャリア
は使用時間が長くなるに従い、攪拌による表面樹脂コー
ト層の剥がれや表面へのトナー付着等により帯電性能が
低下する。このキャリアの劣化によるコピー画質の低下
を防ぐため、従来定期的に現像剤を交換して画質の低下
を防いでいる。
【0003】一方近年需要の高いカラー対応の画像形成
装置においては、複数の現像器に収納した複数色のトナ
ーを記録媒体上に重ね合わせる方法が一般的である。前
記方法として従来次の方式が知られている。 (a) ロータリー方式:複数の現像器が装着された回転体
を回転させ、複数色の現像器を順次感光体に対向あるい
は接触させて現像する方式。 (b)リトラクト方式:複数の現像器を感光体の周囲に配
置し、順次感光体に対向あるいは接触させて現像する方
式。 (c)タンデム方式:一つの像担持体とその回りに配置し
た単数または複数の現像器の組みを直列に配置して現像
する方式。
【0004】しかしこれらの方式を用いた従来のカラー
画像形成装置では、像担持体周辺のスペースあるいは装
置の大きさの制限上、1個当たりの現像器の大きさが制
限され、スペース上各現像器内に十分な現像剤量を確保
できない。そのため現像剤の交換インターバルが短くな
り、現像剤や現像機交換のためのサービスコストが増大
する、あるいは現像カートリッジ等の頻繁な交換により
1枚当りの単価が上昇する等の問題点があった。
【0005】前記問題点を解決する技術として、従来下
記の技術(J01)が知られている。 (J01)(トリクル方式) トリクル方式は、現像剤の帯電性能の低下を防止して現
像剤交換のインターバルを延ばすために、現像容器内に
現像剤を徐々に補給する一方で過剰になった(劣化し
た)現像剤を排出しながら現像を行う現像方式である。
このトリクル方式では、現像容器内の劣化現像剤が少し
ずつ新しい現像剤に置換され、現像器内現像剤の帯電性
能等の現像特性を一定に維持し、複写画質の低下を押さ
えることができる。このトリクル方式では、現像器内の
現像剤量を常に規定値に保持するように、現像剤の補給
と排出を行う必要がある。
【0006】前記トリクル方式の技術のうちロータリ式
の現像装置の現像剤の排出技術としては、従来下記の技
術(J02)が知られている。 (J02)(現像容器内の劣化現像剤を回転中心軸から排
出させる技術) この技術は、前記現像位置において停止した現像器の現
像容器の排出口から劣化現像剤を前記排出口と円筒状の
回転中心軸とをつなぐ現像剤連通路へ排出し、前記現像
位置の現像器の前記現像容器が回転して前記現像剤連通
路と回転中心軸とを接続した開口部が回転中心軸の上側
の位置にくる停止位置で、前記現像剤連通路内の排出さ
れた現像剤を前記回転中心軸へ落下させ、前記回転中心
軸と接続する回収容器に回収される構成の現像剤排出技
術である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(前記(J02)の問題点)前記(J02)の技術では、回
転移動する前記現像容器の停止位置により前記回転中心
軸の位置が前記現像容器の位置より上方になる。このよ
うな場合、前記現像容器の現像剤排出口が前記回転軸方
向(上方)に開口していると、前記回転中心軸には各色
の劣化現像剤が一括して集められているので、他の色の
劣化現像剤が前記回転中心軸から落下するなどして現像
容器の現像剤排出口を介して現像容器内へ逆流し、前記
現像容器内の現像剤が混色し、画像欠陥の原因となる。
このため前記現像剤排出口にシャッターを設けて、前記
現像容器の現像剤排出口が前記回転軸方向より下方の位
置にきたときにシャッターを閉じて前記混色の原因とな
る劣化現像剤の逆流を防止する方法が考えられる。しか
し、前記シャッターを現像剤排出口に設けた場合、回転
中心軸と排出口との位置の上下関係に応じてシャッター
を開閉して前記現像容器内の劣化現像剤を前記現像剤連
通路への排出する必要がある。また、前記現像容器内の
現像剤量を規定値内に保持できるようにするためにもシ
ャッターを開閉制御しなければならないが、そのような
制御には高い信頼性が要求される。
【0008】シャッターなどの現像剤排出口の遮蔽装置
を設けずに現像容器内の劣化現像剤の排出量を制御して
回転中心軸に搬送する技術としては従来下記の技術(J
03)が知られている。 (J03)(特願平8−303130号出願の技術) この出願の技術には、現像容器内の現像剤を現像容器の
排出口から現像剤連通路を介して回転中心軸へ排出する
ため、像担持体表面の潜像をトナー像に現像する停止位
置に設定された第1排出位置において前記現像容器の現
像剤排出口から排出された容器内の劣化現像剤を前記現
像剤連通路の貯溜部に一時的に貯溜し、前記停止位置か
ら90°以上の角度の停止位置に設定された第2排出位
置において前記貯溜された現像剤を前記回転中心軸へ落
下させて回転中心軸に排出する技術が提案されている。
【0009】(前記(J03)の問題点)例えば単色K
(黒)モードなど単色の画像形成モードにおいて、複数
枚のプリントを連続で行う場合には、トナーとともにキ
ャリアも連続して補充されるので、少ない枚数のプリン
トより現像容器内の現像剤量が過剰になり、トナー濃度
は低下するので余剰現像剤は多量に排出する必要があ
る。前記(J03)の技術では、前記現像位置で現像剤排
出口から排出された劣化現像剤が前記貯溜部で貯溜され
た後、前記第2排出位置において前記貯溜部から前記回
転中心軸へ劣化現像剤が搬送される。このため、単色連
続コピー時に現像剤が多量に使用されて劣化現像剤が多
量に前記回転中心軸へ排出する必要がある場合には、前
記現像位置で劣化現像剤を貯溜する前記貯溜部の容積を
大きくしないと、補給量にみあった量の前記劣化現像剤
が現像容器から排出されず前記現像容器内の現像剤量が
規定量内に保持されないという問題がある。しかし、前
記貯溜部の容積を大きくすると現像剤連通路も大きな
り、前記回転中心軸と現像容器との間に必要なスペース
が大きくなり現像器の小型化に対応しにくいという問題
がある。
【0010】本発明は、前記事情および検討に鑑み、下
記(O01)、(O02)の記載内容を課題とする。 (O01)2成分現像剤の交換や現像装置の保守作業を減
少させるために現像容器内の余剰現像剤を自動的に排出
させるトリクル方式を採用したフルカラーの現像装置に
おいて、単色連続画像形成動作時でも前記現像容器内の
現像剤量が規定量内に保持できるように劣化現像剤を排
出すること。 (O02)前記現像剤搬出口から排出された現像剤の現像
容器内への逆流による混色を防止すること。
【0011】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の説明において本発明の
構成要素の後に付記したカッコ内の符号は、本発明の構
成要素に対応する後述の実施例の構成要素の符号であ
る。なお、本発明を後述の実施例の構成要素の符号と対
応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするた
めであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではな
い。
【0012】(本発明)前記課題を解決するために、本
発明の現像装置は、下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(A01)画像書込装置により画像情報に応じた複数
の色成分の潜像が書き込まれ且つ回転移動する像担持体
(16)表面に隣接して配置されるとともに、固定フレ
ーム(F1,F2)により回転可能に支持された回転軸
(D0)を有する現像器支持部材(H)、(A02)前記現
像器支持部材(H)に支持され、前記回転軸(D0)の回
転移動および停止に伴って前記像担持体(16)表面の
各色成分の潜像を各色のトナー像に現像する第1停止位
置(P1)に順次停止する複数の現像器(Dk,Dy,D
m,Dc)、(A03)現像剤貯蔵容器(111k,111
y,111m,111c)から新しい現像剤を補給するた
めの現像剤補給口(74)および余剰現像剤を排出する
ための現像剤排出口(68)を有しトナーおよびキャリ
アから成る2成分現像剤を収容する現像容器(61)
と、前記現像剤補給口(74)へ前記新しい現像剤を補
給する現像剤補給部材(Th)と、前記現像剤排出口
(68)から排出された現像剤を現像剤回収容器(V)
に搬送する現像剤排出装置(J)と、前記第1停止位置
(P1)に移動したとき前記像担持体(16)表面に隣
接する現像領域(Q2)に前記2成分現像剤を搬送する
現像ロール(R0)と、前記現像ロール(R0)に現像剤
を供給する現像剤供給部材(R1+R2)とをそれぞれ備
えた前記複数の各現像器(Dk,Dy,Dm,Dc)、(A
04)前記各現像剤排出装置(J)から排出された前記余
剰現像剤を回収する前記現像剤回収容器(V)、(A0
5)前記第1停止位置(P1)で停止した前記現像器(D
k,Dy,Dm,Dc)の現像剤補給部材(Th)を作動さ
せる補給部材駆動装置(TDh)、(A06)前記第1停
止位置(P1)で停止した前記現像器(Dk,Dy,Dm,
Dc)の現像剤排出装置(J)を作動させる排出装置駆
動装置(JD)。
【0013】(本発明の作用)前述の特徴を備えた本発
明の現像装置は、画像書込装置により画像情報に応じた
複数の色成分の潜像が回転移動する像担持体(16)表
面に書き込まれる。固定フレーム(F1,F2)は、前記
像担持体(16)に隣接して配置される現像器支持部材
(H)の回転軸(Do)を回転可能に支持する。前記現
像器支持部材(H)に支持される複数の各現像器(D
k,Dy,Dm,Dc)は、回転軸(Do)の回転に伴って
回転移動して、前記像担持体(16)表面の各色成分の
潜像をトナー像に現像する第1停止位置(P1)に順次
停止する。
【0014】前記第1停止位置(P1)において 前記
現像器(Dk,Dy,Dm,Dc)の現像容器(61)の現
像剤供給部材(R1+R2)によりトナーおよびキャリア
から成る2成分現像剤が現像ロール(R0)に供給され
る。現像ロール(R0)は、前記像担持体(16)表面
に隣接する現像領域(Q2)に前記2成分現像剤を搬送
する。前記現像領域(Q2)において、搬送された2成
分現像剤中のトナーにより前記潜像はトナー像に現像さ
れる。この現像動作により現像容器(61)内の前記ト
ナーが消費されて少なくなり、キャリアは劣化する。補
給部材駆動装置(TDh)が現像剤補給部材(Th)を作
動させて、前記現像剤補給口(74)から容器(61)
内部に現像剤貯蔵容器(111k,111y,111m,
111c)から新しい現像剤を補給する。前記容器(6
1)内の余剰現像剤は、現像剤排出口(68)から排出
される。排出装置駆動装置(JD)は現像剤排出装置
(J)を作動させて、前記現像剤排出口(68)から排
出された現像剤を回収容器に排出する。
【0015】前記第1停止位置(P1)では前記現像容
器(61)内へ新しい現像剤が補給されるとともに前記
余剰現像剤が排出される。このため、単色の連続画像形
成動作によって前記現像剤が多量に使用されて前記現像
容器(61)内の劣化した現像剤が増加してもすぐに劣
化した現像剤が排出されるので、現像容器(61)内の
現像剤量が規定内に保持される。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の現像装置の実施の形態1は、
前記本発明において下記の要件を備えたことを特徴とす
る、(A07)一端に前記現像剤排出口(68)と接続す
る排出口接続部(71a)を有し他端に前記現像剤回収
容器(V)に連通する回収容器連通部(71b)を有し
且つ前記回転軸(D0)に沿って延びる現像剤排出筒(7
1)と、前記現像剤排出筒(71)内に排出された現像
剤を前記現像剤回収容器(V)に搬送する排出用現像剤
搬送部材(72)とを有する前記現像剤排出装置
(J)、
【0017】(実施の形態1の作用)前記本発明の現像
装置の実施の形態1では、現像容器(61)内の現像剤
は、前記第1停止位置において前記現像剤排出口(6
8)と接続する排出口接続部(71a)から現像剤排出
装置(J)の現像剤排出筒(71)の一端に排出され
る。現像剤排出筒(71)の一端に排出された現像剤
は、排出用現像剤搬送部材(72)により、現像剤排出
筒(71)内を前記回転軸(D0)に沿って搬送され、現
像剤排出筒(71)の他端の回収容器連通部(71b)
から排出される。回収容器連通部(71b)から排出さ
れた現像剤は、回収容器連通部(71b)に連通する前
記現像剤回収容器(V)に回収される。前述のように、
第1停止位置(P1)において現像剤排出筒(71)の
一端に排出された現像剤は、排出されると同時に排出用
現像剤搬送部材(72)により、現像剤排出筒(71)
内を前記回転軸(D0)に沿って他端の回収容器連通部
(71b)に向けて搬送される。したがって前記現像器
(Dk,Dy,Dm,Dc)が第1停止以外の位置に回転移
動して前記現像剤排出口(68)が現像容器(61)内
に対して上方に配置される状態となっても、前記第1停
止位置(P1)で前記現像剤排出口(68)から排出さ
れた余剰現像剤の現像容器(61)内への逆流はほとん
ど生じない。
【0018】また、前記現像剤の現像容器(61)内へ
の逆流は、前記現像容器(61)の停止位置の回転移動
時に流出した現像剤の現像剤排出筒(71)からの逆流
であるが、各色毎に現像剤が前記各現像剤排出筒(7
1)内で前記回転軸(D0)に沿って搬送されているた
め、現像剤が現像容器(61)内へ逆流しても各現像容
器(61)内には各現像容器(61)から流出した現像
剤の逆流である。したがって他の現像容器(61)の現
像剤(色の異なる現像剤)が前記逆流により流入するこ
とはないので混色を防止することができる。
【0019】(実施の形態2)本発明の現像装置の実施
の形態2は、前記本発明または本発明の実施の形態1に
おいて下記の要件を備えたことを特徴とする、(A08)
一端に前記現像器(Dk,Dy,Dm,Dc)が前記第1停
止位置(P1)に停止したときに前記現像剤貯蔵容器
(111k,111y,111m,111c)内の現像剤が
搬入される現像剤搬入口(76b)を有し他端に前記現
像剤補給口(74)と接続する補給口接続部(76a)
を有し且つ前記回転軸(D0)に沿って延びる現像剤補給
筒(76)と、前記現像剤補給筒(76)の一端に搬入
された現像剤を他端に搬送する前記現像剤補給筒(7
6)内に設けられた補給用現像剤搬送部材(77)とを
有する前記現像剤補給部材(Th)。
【0020】(実施の形態2の作用)前記本発明の現像
装置の実施の形態2では、前記現像剤貯蔵容器(111
k,111y,111m,111c)内の現像剤は、前記現
像器(Dk,Dy,Dm,Dc)が前記第1停止位置(P
1)に停止したとき、前記現像剤補給部材(Th)の現像
剤補給筒(76)の一端の現像剤搬入口(76b)に搬
入される。前記現像剤補給筒(76)内に設けられた補
給用現像剤搬送部材(77)は、現像剤補給筒(76)
の一端に搬入された現像剤を、前記回転軸(D0)に沿っ
て他端の補給口接続部(76a)に搬送する。補給口接
続部(76a)に搬送された現像剤は、現像剤補給口
(74)から前記現像容器(61)内に補給される。す
なわち、前記第1停止位置(P1)に停止している間に
前記前記現像剤貯蔵容器(111k,111y,111
m,111c)内の現像剤を、前記現像容器(61)内に
補給することができる。
【0021】(実施の形態3)本発明の現像装置の実施
の形態3は、前記本発明の実施の形態2において下記の
要件を備えたことを特徴とする、(A09)K(黒)、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色の
トナーおよびキャリアを有する現像剤を収容する前記現
像剤貯蔵容器(111k,111y,111m,111
c)、(Y010)前記現像器(Dk,Dy,Dm,Dc)の外
端よりも外方に伸びて前記現像剤搬入口(76b)が前
記回転軸(Do)の軸方向に所定間隔で配置された前記
現像剤補給筒(76)、(Y011)前記現像剤補給筒
(76)の前記現像剤搬入口(76b)に連通する補給
現像剤受け入れ部(100)を有し、前記補給現像剤受
け入れ部(100)に接続する補給現像剤受け入れ口
(93a)が外周面に前記回転軸(Do)の軸周りに90
°の間隔で設けられ、前記各現像器(Dk,Dy,Dm,
Dc)に対応して前記回転軸(Do)にその軸方向に所定
間隔で装着された回転円筒部材(Bk,By,Bm,B
c)、(Y012)前記固定フレーム(F1,F2)に固定支
持されるとともに前記回転円筒部材(Bk,By,Bm,
Bc)の外側に配置され、前記各現像器(Dk,Dy,D
m,Dc)が前記第1停止位置(P1)に順次停止したと
きの前記各回転円筒部材(Bk,By,Bm,Bc)の前記
補給現像剤受け入れ口(93a)が順次接続する現像剤
供給口(86e)を有する固定円筒部材(F1a)、(Y0
13)前記回転円筒部材(Bk,By,Bm,Bc)の外周面
および前記固定円筒部材(F1a)の内周面の間の空間に
配置されて、隣接する前記補給現像剤受け入れ口(93
a)の間を遮断するリング状シール部材(88)、(Y0
14)前記現像剤貯蔵容器(111k,111y,111
m,111c)のK(黒)、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)の各色のトナーおよびキャリアを有
する現像剤を、前記現像剤供給口(86e)に搬送する
現像剤搬送パイプ(114k,114y,114m,11
4c)および搬送スクリュー(116)。
【0022】(実施の形態3の作用)本発明の現像装置
の実施の形態3では、前記現像剤貯蔵容器(111k,
111y,111m,111c)は、K(黒)、Y(イエ
ロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色のトナー
およびキャリアを有する現像剤を収容する。前記固定円
筒部材(F1a)は、前記固定フレーム(F1,F2)に固
定支持されており、前記各現像器(Dk,Dy,Dm,D
c)に対応した複数の現像剤供給口(86e)を有する。
現像剤搬送パイプ(114k,114y,114m,11
4c)および搬送スクリュー(116)は、前記現像剤
貯蔵容器(111k,111y,111m,111c)のK
(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)の各色のトナーおよびキャリアを有する現像剤を、
前記現像剤供給口(86e)に搬送する。前記各現像器
(Dk,Dy,Dm,Dc)に対応して前記回転軸(Do)
にその軸方向に所定間隔で装着された回転円筒部材(B
k,By,Bm,Bc)は、前記固定円筒部材(F1a)の内
側に配置される。前記回転円筒部材(Bk,By,Bm,
Bc)の外周面に前記回転軸(Do)の軸周りに90°の
間隔で設けられた補給現像剤受け入れ口(93a)は、
前記各現像器(Dk,Dy,Dm,Dc)が前記第1停止位
置(P1)に順次停止したとき、対応する前記現像剤供
給口(86e)に接続する。
【0023】前記現像剤補給筒(76)は、前記現像器
(Dk,Dy,Dm,Dc)の外端よりも外方に伸びて前記
現像剤搬入口(76b)が前記回転軸(Do)の軸方向に
所定間隔で配置される。前記回転円筒部材(Bk,By,
Bm,Bc)の前記補給現像剤受け入れ口(93a)に接
続する補給現像剤受け入れ部(100)は、前記現像剤
補給筒(76)の前記現像剤搬入口(76b)に連通す
る。したがって、前記現像器(Dk,Dy,Dm,Dc)が
90°づつ回転して順次停止位置(P1)移動したと
き、前記回転円筒部材(Bk,By,Bm,Bc)の各補給
現像剤受け入れ口(93a)は前記各現像器(Dk,D
y,Dm,Dc)にそれぞれ対応した前記現像剤供給口
(86e)に順次接続する。このとき、前記現像剤搬送
パイプ(114k,114y,114m,114c)および
搬送スクリュー(116)により前記現像剤供給口(8
6e)に搬送された現像剤は、前記現像剤供給口(86
e)から、補給現像剤受け入れ口(93a)、補給現像剤
受け入れ部(100)を通って前記現像剤補給筒(7
6)の前記現像剤搬入口(76b)に搬送される。
【0024】前記回転円筒部材(Bk,By,Bm,Bc)
の外周面および前記固定円筒部材(F1a)の内周面の間
の空間に配置されたリング状シール部材(88)は、隣
接する前記補給現像剤受け入れ口(93a)の間を遮断
し、且つ、隣接する現像剤供給口(86e)の間を遮断
する。したがって、隣接した現像剤供給口(86e),
(86e)間で異なる色の現像剤が、前記回転円筒部材
(Bk,By,Bm,Bc)の外周面および前記固定円筒部
材(F1a)の内周面の間の空間を移動して混ざり合うこ
とを防止することができる。
【0025】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。以後の説明の理解を容易にするために、図面に
おいて互いに直交する矢印X,Y,Zの方向に直交座標
軸X軸、Y軸、Z軸を定義し、矢印X方向を前方、矢印
Y方向を左方、 矢印Z方向を上方とする。この場合、
X方向(前方)と逆向き(−X方向)は後方、Y方向
(左方)と逆向き(−Y方向)は右方、Z方向(上方)
と逆向き(−Z方向)は下方となる。また、前方(X方
向)及び後方(−X方向)を含めて前後方向又はX軸方
向といい、左方(Y方向)及び右方(−Y方向)を含め
て左右方向又はY軸方向といい、上方(Z方向)及び下
方(−Z方向)を含めて上下方向又はZ軸方向というこ
とにする。さらに図中、「○」の中に「・」が記載され
たものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」
の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向か
う矢印を意味するものとする。
【0026】(実施例)図1は本発明の画像形成装置の
実施例の全体説明図である。図1において、画像形成装
置Uは、上面にプラテンガラス(透明な原稿台)A1を
有する画像形成装置本体としてのデジタル式の複写機U
1、前記プラテンガラスA1上に着脱自在に装着される自
動原稿搬送装置U2を備えている。前記自動原稿搬送装
置U2は、原稿給紙トレイTRkに収容された原稿Gi(i
=1,2,…)を順次取出して、前記プラテンガラスA
1上の複写位置に搬送し、複写済みの原稿を原稿排紙ト
レイTRhに排出するように構成されている。また、自動
原稿搬送装置U2は、前記原稿給紙トレイTRk上の原稿
の有無を検出する原稿有無センサS1、搬送される原稿
の通過を検出する原稿レジセンサS2等を有している。
【0027】前記複写機本体U1は、その上面に配置さ
れたUI(ユーザインタフェース)、前記プラテンガラ
スA1の下方に順次配置された原稿読取装置としてのI
IT(イメージインプットターミナル)、IPS(イメ
ージプロセッシングシステム)、及び画像記録用作動部
としてのIOT(イメージアウトプットターミナル)を
有している。前記UI(ユーザインタフェース)は、画
像形成装置Uのユーザがコピースタート等の作動指令信
号を入力操作するコピースタートボタン、コピー設定枚
数入力キー等の入力操作部材(図示せず)と、画像形成
装置Uの現在の設定状態に関する情報の表示等が行われ
る表示部(図示せず)とを有している。
【0028】複写機本体U1上面の透明なプラテンガラ
スA1の下方に配置された原稿読取装置としてのIIT
は、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置されたOP
Tレジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および画像
読取装置としての露光光学系1を有している。この露光
光学系1は、フルレートキャリッジに搭載されたランプ
ユニット2を有し、ランプユニット2は、露光ランプ3
および第1ミラー4を有している。また、露光光学系1
は、前記フルレートキャリッジの移動速度の1/2の速
度で移動するハーフレートキャリッジに搭載されたミラ
ーユニット5を有し、ミラーユニット5は、第2ミラー
6および第3ミラー7を有している。また、露光光学系
1はレンズ8を有している。
【0029】そして、前記ランプユニット2が原稿に対
して平行に図1中左右方向に移動し、前記移動ミラーユ
ニット5が前記ランプユニット2の移動速度の1/2の
速度で1/2の距離だけ移動すると、原稿Giとレンズ
8との間の距離は一定に保たれるので、その間、前記ラ
ンプ3によって照明された原稿Giの反射光は、前記露
光光学系1を通ってCCD(固体撮像素子)上に収束さ
れるように構成されている。前記CCDは、その撮像面
上に収束された原稿反射光をR(Red、赤)G(Green、
緑)、B(Blue、青)の3色の成分の電気信号に変換す
る。
【0030】IPS(イメージプロセッシングシステ
ム)は、前記CCDで得られる前記3色の電気信号を読
出す読取画像データ出力手段11および書込画像データ
を出力する書込画像データ出力手段12を有している。
前記読取画像データ出力手段11は、従来公知のAGC
(オートゲインコントローラ)、AOC(オートオフセ
ットコントローラ)、およびADC(アナログデジタル
コンバータ)等により構成されている。前記読取画像デ
ータ出力手段11の出力する画像データが入力される書
込画像データ出力手段12は、入力されたR,G,B3
色の画像データにシエーディング補正を行ってから、Y
(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K
(黒)の4色の画像データに変換し、さらに前記画像デ
ータに、拡大・縮小補正、濃度補正、等の従来公知の画
像処理を行う機能を有しており、画像データを一時的に
記憶する画像記憶メモリ13を有している。書込画像デ
ータ出力手段12は、処理が行われた画像データを書込
データとしてIOTのレーザ駆動信号出力装置14に出
力する。前記IOTのレーザ駆動信号出力装置14は、
入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をROS
(光書込走査装置、すなわち、潜像書込装置)に出力す
る。
【0031】前記ROSは、入力された前記レーザ駆動
信号により変調されたレーザビームLにより、回転する
像担持体16の静電潜像書込位置Q1を走査する。前記
回転する像担持体16に沿って、像担持体16の移動方
向で前記潜像書込位置Q1の上流側に、像担持体16を
一様に帯電させる帯電器17が配置されている。像担持
体16は、前記帯電器17により一様に帯電された後、
前記潜像書込位置Q1において、前記レーザビームLに
より静電潜像が書き込まれるように構成されている。
【0032】前記像担持体16の移動方向に沿って、前
記潜像書込位置Q1の下流側の現像領域Q2には、前記静
電潜像をトナー像に現像するロータリ式の現像ユニット
(現像装置)Dが配置されている。前記現像ユニットD
は、回転軸Do周囲に装着した4色の各色の現像を行う
現像器Dk,Dy,Dm,Dcを有しており、各現像器D
k,Dy,Dm,Dcは、K,Y,M,Cの各色のトナーお
よびキャリアを有する2成分現像剤を用いて現像を行う
現像器である。前記各4色の現像器Dk,Dy,Dm,Dc
は、前記回転軸Doの回転に連れて、順次、図2に示す
第1停止位置(現像位置、すなわち、前記現像領域Q
2)P1、第2停止位置P2、第3停止位置P3、および第
4停止位置P4に停止するように構成されている。
【0033】図1において、前記回転する像担持体16
の表面に沿って前記現像領域Q2の下流側にはトナー像
濃度センサSNdが配置され、その下流側に設定された転
写位置Q3には、転写ドラム21および転写器22が配
置されている。また、回転する像担持体16に沿って、
転写位置Q3の下流側には、除電器23およびクリーナ
ユニット24が配置されている。前記トナー像濃度セン
サSNdは、前記像担持体16に近接配置された発光素子
および受光素子により構成され、前記像担持体16上に
形成したテスト用の静電潜像を現像したトナー像(パッ
チ)の光反射率を計測して、トナー像濃度を検出する。
前記転写ドラム21の回転方向に沿って前記転写器22
の下流側には、除電器26、クリーナ27、および吸着
コロトロン28が順次配置されている。前記吸着コロト
ロン28は吸着位置Q4に配置されている。
【0034】前記転写ドラム21の下方には、下方に向
かって順次、記録シートを収容する第1給紙トレイT
1、第2給紙トレイT2、両面複写時等に使用する一時ス
トック用の中間トレイT0、第3給紙トレイT3、第4給
紙トレイT4、大量記録シートを収容する第5給紙トレ
イT5が着脱自在に収納されている。中間トレイT0は両
面コピーの際に1回目のコピーが行われた記録シート
(以下シート)Sを循環させて前記転写位置Q3に再送
する時に使用される中間トレイである。前記第1給紙ト
レイT1の右側上方位置には手差トレイ31が設けられ
ている。手差トレイ31から給紙用のローラR6および
R7により搬送される記録シートおよび前記各給紙トレ
イT1〜T5から送り出される各記録シートは、第1シー
ト搬送路32を通って前記吸着位置Q4に搬送されるよ
うになっている。第1シート搬送路32を搬送される記
録シートは、レジセンサSNyによって検出され、レジロ
ール33で一旦停止してから所定のタイミングで吸着位
置Q4に搬送される。吸着位置Q4において、シートS
は、吸着用ロール34により前記転写ドラム21に吸着
される。
【0035】前記転写ドラム21に吸着されたシートS
は転写ドラム21の回転に伴って前記転写位置Q3に搬
送される。前記転写器22は、前記転写位置Q3を通過
するシートSに像担持体16のトナー像を転写させる。
前記転写位置Q3を通過した像担持体16は、表面に残
留した現像剤が前記クリーナユニット24により回収さ
れた後、再び、前記帯電器17により一様に帯電される
ようになっている。前記吸着位置Q4で転写ドラム21
に吸着されたシートSはフルカラーの場合は4回転し、
前記転写器22を通る毎にK(黒)、Y(イエロー)、
マゼンタ(M)、およびC(シアン)のトナー像が転写
される。4色のフルカラー画像が形成されたシートSは
剥離コロトロン36で転写ドラム21から剥離されて、
第2シート搬送路37を通って定着位置Q5に搬送され
る。
【0036】定着位置Q5には加熱ロール41および加
圧ロール42から構成される一対の定着ロール41,4
2を有する定着装置Fが配置されており、定着位置Q5
を通過するシートS上の未定着トナー像を加熱加圧によ
り定着するように構成されている。前記加熱ロール41
内部には定着用ヒータ41hが内蔵されている。前記第
2シート搬送路37には、前記定着位置Q5の下流側に
シート排出トレイTRにシートを排出するための排出ロ
ーラ43が設けられている。
【0037】前記第2シート搬送路37には前記排出ロ
ーラ43の上流側に切替ゲート44が配置されている。
切替ゲート44は、前記第2シート搬送路37上のシー
トSの搬送方向をシート循環路46または前記シート排
出トレイTRの方向に切り替える際に使用される。シー
ト循環路46は、シート反転路47および前記中間トレ
イT0に切替ゲート48を介して接続されている。前記
切替ゲート48は、両面コピーを行う場合にはシート循
環路46のシートSをシート反転路47に向かわせるよ
うに構成されている。前記シート反転路47に設けられ
たシート状且つ櫛の歯状のマイラーゲート49は、通過
するシートSが下方に搬送される際には弾性変形により
シートSの下方への移動を許し、マイラーゲート49を
通過したシートSがスイッチバックして上方に搬送され
る場合には中間トレイT0の方向に誘導するように構成
されている。中間トレイT0に一旦収容されたシートS
は、中間トレイT0から前記第1シート搬送路32によ
り前記吸着位置Q4に再搬送されるように構成されてい
る。
【0038】図2は本発明の現像装置の実施例の拡大断
面図である。図3は本発明の現像装置の実施例の要部の
前記図2とは異なる部分の拡大断面図で、図3Aは現像
装置の要部拡大断面図、図3B〜図3Eは現像剤補給口
の開閉シャッタの作動説明図である。図4は、同実施例
の現像器を、回転する現像器支持部材に装着した状態を
示す図である。図2〜図4において、前記現像ユニット
DのK,Y,M,Cの4色の現像器Dk,Dy,Dm,Dc
を装着した回転軸Doは、前側固定フレームF1に固定支
持された固定円筒部材F1aの前壁部分および後側固定フ
レームF2(図4参照)により回転自在に支持されてい
る。前記回転軸Doの後方(−X方向)外端部には駆動
ギヤG0と噛み合う被駆動ギヤG1が固着されている。駆
動ギヤG0は、図示しない駆動モータにより回転駆動さ
れる。ギヤG0の回転時にはギヤG1および回転軸Doも
一体的に回転駆動されるように構成されている。
【0039】図4において、前記回転軸Doの前端部に
は前側回転プレート56、後端部には後側回転プレート
57が固定支持されており、各プレート56および後側
回転プレート57は前記回転軸Doと一体的に回転可能
に支持されている。前記回転軸Doには、前記前側回転
プレート56の後面側の隣接部分および前記後側回転プ
レート57の前面側の隣接部分に、回転軸Doの外周を
被覆するプラスチック製の連結ブロック58が設けられ
ている。前記連結ブロック58は前記現像器Dk,Dy,
Dm,Dcを連結支持するために使用する部材である。前
記連結ブロック58は断面略正方形であり(図2参
照)、軸方向に延びる4つの側面を有している。そし
て、各側面にはそれぞれ前後一対のピン挿入孔59,5
9が形成されている。前記ピン挿入孔59,59は、後
述の現像器Dk,Dy,Dm,Dcの突出ピンが挿入される
孔であり、現像器を位置決め固定するために使用される
孔である。前記符号Do,56〜59により現像器支持
部材Hが構成されている。
【0040】図2、図3において、各現像器Dk,Dy,
Dm,Dcは、前記駆動ギヤG0の回転による回転軸Doの
回転に連れて回転移動し、順次、第1停止位置(現像位
置、現像剤補給位置、現像剤排出位置)P1、第2停止
位置P2、第3停止位置P3、および第4停止位置P4に
停止するように構成されている。本実施例では前記第1
停止位置P1は、現像位置であると同時に、現像剤補給
位置、現像剤排出位置を兼ねており、この第1停止位置
で各現像器Dk,Dy,Dm,Dcの現像動作が行われる。
前記各現像器Dk,Dy,Dm,Dcはそれぞれ現像容器6
1を有しており、前記第1停止位置において、現像剤補
給部材(Th)による各現像容器61内への新規現像剤
の補給、現像容器61からの余剰現像剤の排出および排
出された余剰現像剤の移動(後述)が行われるようにな
っている。
【0041】各現像容器61はそれぞれその外側面に前
後一対の突出ピン62,62を有している。前記一対の
突出ピン62,62は、前記現像器支持部材Hのピン挿
入孔59,59に挿入され、現像容器61を位置決め固
定するために使用される。前記各現像器Dk,Dy,D
m,Dcはそれぞれ同様の構成を有しているので、以下、
現像器Dyについて説明する。図2において、現像器Dy
の現像容器61は、負極性に帯電されるトナーおよび正
極性に帯電される磁性キャリアから成る2成分現像剤を
収容している。前記現像容器61は、現像ロールR0を
収容する現像ロール収容部63、前記現像ロール収容部
63に隣接する第1の現像剤溜まり64および前記第1
の現像剤溜まり64に隣接する第2の現像剤溜まり65
を有している。前記現像ロール収容部63内には、前記
現像ロールR0上の現像剤の層厚を規制するための層厚
規制部材Sbが配置されている。また、前記第1の現像
剤溜まり64には第1搬送部材R1が配置され、前記第
2の現像剤溜まり65には第2搬送部材R2が配置され
ている。
【0042】図5は前記図4の現像容器の後端部に設け
たギヤの配置を示す図である。図6は前記図4に示す現
像容器の斜視図である。図7は同実施例で使用する現像
容器の現像位置における要部説明図で、図7Aは図6の
VIIA−VIIA線断面図、図7Bは図6のVIIB−VII
B線断面図、図7Cは図6のVIIC−VIIC線断面図で
ある。図8は前記図7BのVIII−VIII線断面図であ
る。図8に示すように、前記第1の現像剤溜まり64お
よび第2の現像剤溜まり65の間にはそれらの両端部以
外の部分に仕切壁66が設けられており、第1の現像剤
溜まり64および第2の現像剤溜まり65はその前後方
向(X軸方向)両端部の接続部Eにおいて接続してい
る。図2、図8に示す前記現像ロールR0は、磁石ロー
ルの外側にスリーブを設けた従来公知のものである。そ
して前記第1の現像剤溜り64の現像剤は、前記磁石ロ
ールの磁力によって前記現像ロールR0の表面上に吸着
され、搬送されるようになっている。また前記現像ロー
ルR0の軸は、前記前側回転プレート56および後側回
転プレート57によって回転自在に支持されている。
【0043】前記第1現像剤搬送部材R1の回転軸の後
端にはギヤG6およびG7が装着されている。また、前記
現像ロールR0の回転軸の後端にはギヤG8が装着され、
また前記第2現像剤搬送部材R2の回転軸の後端にはギ
ヤG9が装着されている。前記ギヤG7は前記ギヤG8お
よびG9と噛み合っている。前記第1および第2の現像
剤搬送部材R1,R2により現像剤供給部材(R1+R2)
が構成されている。
【0044】前記ギヤG6に回転力が伝達(伝達機構に
ついては後述)されるとギヤG7,G8,G9が回転し、
前記現像ロールR0および現像剤供給部材(R1+R2)
が回転する。前記現像剤供給部材(R1+R2)の回転に
より、前記第1および第2現像剤溜り64,65内の現
像剤は互いに逆方向に搬送されながら、循環する。前記
第2の現像剤溜り65側の現像容器61の側壁には現像
剤排出口68が形成されている。前記現像剤排出口68
には現像容器61の外側面から外方に膨出する排出筒接
続部69が設けられている。排出筒接続部69には現像
剤排出筒71の排出口接続部71aが接続されており、
現像剤排出口68から排出された現像剤は排出筒接続部
69、排出口接続部71aを経て現像剤排出筒71内に
排出されるようになっている。現像剤排出筒71の前端
(X方向端)には回収容器連通部71b(図8参照)が
形成されている。図9に示すように回収容器連通部71
bから排出された現像材は回収容器Vに排出されるよう
に構成されている。すなわち、回収容器連通部71bは
回収容器Vと連通している。
【0045】図7、図8に示すように前記現像剤排出筒
71内には排出用現像剤搬送スクリュー(すなわち、排
出用現像剤搬送部材)72が回転可能に配置されてい
る。現像剤排出筒71内の排出用現像剤搬送スクリュー
72の回転軸72a後端部(−X方向端部)には、ギヤ
G10(図4、図5参照)が固着されている。そして前記
ギヤG10は前記ギヤG9に噛み合っている。そして、前
記排出用現像剤搬送スクリュー72の回転により、前記
現像剤排出筒71内の余剰現像剤は、前方(X方向)に
搬送され、前記回収容器連通部71bから排出されるよ
うになっている。
【0046】図2、図6〜図8に示すように、前記第2
の現像剤溜まり65の上面には現像剤補給口74が形成
されている。なお、現像剤補給口74から補給された新
規な現像剤が補給直後に前記現像剤排出口68から排出
されるのを防ぐため、前記現像剤補給口74は前記現像
剤排出口68の位置より搬送方向下流側に形成されてい
る。前記現像剤補給口74には補給口開閉シャッタ74
aが配置されており、前記補給口開閉シャッタ74aは回
転自在にヒンジ連結されたプレートにより構成されてお
り、現像容器61が前記第1停止位置P1に移動した状
態では自重により前記現像容器61内側へ開くようにな
っている。
【0047】図3Bに示す第1停止位置P1では補給口
開閉シャッタ74aは重力により上端部のヒンジ軸回り
に回転して下方に垂れ下がった状態に保持される。この
とき、補給口開閉シャッタ74aは前記現像剤補給口7
4を開いており、現像剤の補給が可能である。図3Cに
示す第2停止位置P2では補給口開閉シャッタ74aは重
力により上端部のヒンジ軸回りに回転して下方に垂れ下
がった状態に保持される。このとき、補給口開閉シャッ
タ74aは前記現像剤補給口74を閉塞している。図3
Dに示す第3停止位置P3では補給口開閉シャッタ74a
の自由端は現像剤補給口74に形成された段部に支持さ
れた状態で現像剤補給口74を閉塞している。図3Eに
示す第4停止位置P4では補給口開閉シャッタ74aの自
由端部は上端に位置しており、垂直位置からわずかに左
側に傾いた状態で、前記現像剤補給口74の段部に支持
されている。そしてその状態で前記補給口開閉シャッタ
74aは前記現像剤補給口74を閉塞している。
【0048】図3、図4、図6において、前記第1停止
位置P1に移動した現像容器61の上面外側には、前記
現像剤補給口74に接続する補給口接続部76aを有す
る現像剤補給筒76が固着されている。前記現像剤補給
筒76内には、図4に示すように補給用現像剤搬送スク
リュー(すなわち、補給用現像剤搬送部材)77が回転
可能に配置されている。前記現像剤補給筒76および補
給用現像剤搬送スクリュー77により現像剤補給部材T
h(図6参照)が構成されている。また、補給用現像剤
搬送スクリュー77は、前記現像剤補給筒76の前端
(X軸方向端)の開口(現像剤搬入口)76bよりも前
方に延びており、前記補給用現像剤搬送スクリュー77
の軸77aの前端(X方向の端)にはベアリング78が
回転可能に支持されている。そして、前記補給用現像剤
搬送スクリュー77の回転により、前記現像剤搬入口7
6bから現像剤補給筒76内に搬入された現像剤は、後
方(−X軸方向)に搬送され、前記補給口接続部76a
および現像剤補給口74(図3、図4、図6参照)から
前記第2の現像剤溜まり65(図8参照)内に補給され
るようになっている。
【0049】図4、図5において、現像剤補給筒76内
の補給用現像剤搬送スクリュー77の回転軸77a後端
部(−X軸方向端部)には、ギヤG11が固着されてい
る。そして前記ギヤG11は前記現像剤供給部材(R1+
R2)のギヤG9に噛み合っている。図4において、図示
しない駆動装置により回転駆動される駆動ギヤG12に噛
み合う被駆動ギヤG13が前記後側固定フレームF2に支
持されている。前記被駆動ギヤG13と同軸のギヤG14
は、ギヤG6と噛み合っている。ギヤG6は、前記第1の
現像剤搬送部材R1と一体的に回転するギヤG7と同軸の
ギヤである。図4、図5から分かるように、前記後側固
定フレームF2に支持されたギヤG14は、現像位置P1
(図2、図3参照)に移動してきた各現像器Dk,Dy,
Dm,Dcに支持されたギヤG6と噛み合うように配置さ
れている。
【0050】前記ギヤG14およびG6が噛み合った状態
で、前記駆動ギヤG12が回転駆動されると、その回転力
は、ギヤG13、G14、G6を介してギヤG7に伝達され
る。ギヤG7の回転により第1の搬送部材R1が回転す
る。ギヤG7の回転はギヤG8、ギヤG9、ギヤG10およ
びギヤG11に伝達されて、現像ロールR0、第2の搬送
ロールR2、前記現像剤排出筒71の排出用現像剤搬送
スクリュー72、前記現像剤補給筒76内の補給用現像
剤搬送スクリュー77が回転する。前記ギヤG12〜G1
4,G6,G7、G9、G10および前記ギヤG12の駆動モー
タ等により排出装置駆動装置JD(図4参照)が構成さ
れる。
【0051】図9は現像器の現像剤補給装置の説明図
で、図10のIX−IX線横断面図である。図10は前記
図9のX−X線断面図である。図11は前記図9のXI
−XI線断面図である。図12は前記図9のXII−XII
線断面図である。図13は前記図9のXIII−XIII線断
面図である。図14は前記図9のXIV-XIV線断面図
である。図15は前記図9のXV−XV線断面図であ
る。図16は前記図10のXVI−XVI線断面図であ
る。図4、図9において、前記現像剤補給筒76の前方
(X方向)側である前記前側固定フレームF1の前面側
(X側)には、固定円筒部材F1aが固定されている。
【0052】前記固定円筒部材F1aは、現像容器61へ
補給する各色のトナーが混色しないようにシールされた
複数のリング状の部材を前後方向に連結して構成されて
いる。すなわち、前記固定円筒部材F1aは、前側固定フ
レームF1の前面に接続されるフレーム固定用リング状
連結部材Lb、その前面側に順次接続される排出用リン
グ状連結部材Lh、前記現像容器61へ各色の現像剤を
補給するためのK(黒)用リング状連結部材Lk、Y
(イエロー)用リング状連結部材Ly、M(マゼンタ)
用リング状連結部材Lm、C(シアン)用リング状連結
部材Lc、および前壁用リング状連結部材Lfにより構成
されている。前記各Lk、Ly、Lm、Lcは同様の構成な
ので前記K用リング状連結部材Lkを代表して説明す
る。
【0053】図19は前記現像剤補給装置のリング状連
結部材の全体説明図で、図19Aはリング状連結部材の
正面、図19Bは前記図19AのXIXB−XIXB線断
面図である。図20は前記リング状連結部材の詳細説明
図で、図20Aは前記リング状連結部材の上面図、図2
0Bは前記図20Aの矢印XXB方向から見た図、図2
0Cは前記図20AのXXC−XXC線断面図、図20
Dは前記図20BのXXD−XXD線断面図である。図
21は前記リング状連結部材のシール部材の全体説明図
で、図21Aはシール部材の正面図、図21Bは前記図
21AのXXIB−XXIB線断面図、図21Cは前記図
21Bの矢印XXIC部分の拡大図である。図22は前
記現像剤補給装置のスペーサの説明図で、図22Aは前
記スペーサの正面図、図22Bは前記図22AのXXII
B−XXIIB線断面図である。
【0054】図19、図20において、前記K用リング
状連結部材Lkは、リング状連結部材本体86を有して
いる。図20において、前記リング状連結部材本体86
の外周には他のリング状連結部材Lb、Lh、Ly、Lm、
Lcと連結してネジN1a,N1b(図17参照)およびN1
cにより前記前側固定フレームF1に固定されるための3
つの連結固定部86a,86b,86cが形成されてい
る。また、前記リング状連結部材本体86外周面の直径
から外れた位置には、現像剤供給部86dが前記リング
状連結部材本体86外周面に一体成形されており、前記
現像剤供給部86dの内側には現像剤供給口86eが形成
されている。また、前記リング状連結部材本体86の内
周面にはその両端側にシール部材嵌合部86f,86f
(図20D参照)が形成されている。
【0055】前記現像剤供給口86eの開口端面(上端
面)にはスポンジ製の筒状の搬送パイプ受け部材87
(図19A参照)が接着されている。図21において、
前記シール部材嵌合部86e,86eには弾性を有するリ
ング状のシール部材88がそれぞれ装着される。前記シ
ール部材88はリング状のスペーサ当接面88aおよび
内周側に突出するリング状シール部88bを有する。前
記K用リング状連結部材Lkは、リング状連結部材本体
86と、搬送パイプ受け部材87と、前記リング状連結
部材本体86の内周面に弾性により装着される一対のシ
ール部材88、88とにより構成される。前記Y,M,
C用のリング状連結部材Ly、Lm,Lcは、前記K用リ
ング状連結部材Kkと同様に構成されている。前記シー
ル部材88のスペーサ当接面88aは前記各リング状連
結部材87に前記リング状連結部材Lb、Lh、Ly、L
m、Lcと連結して前記前側固定フレームF1に固定され
る際、各スペーサ当接面88aが互いに対向するように
なっている。前記各スペーサ当接面88aの間にはリン
グ状のスペーサ89(図9、図22参照)が配置され
る。
【0056】図9、図10に示す前記排出用リング状連
結部材Lhは、前記リング状連結部材本体86と同様の
リング状連結部材本体86′を有している。前記リング
状連結部材本体86′には、K用リング状連結部材本体
86の前記現像剤供給部86dおよび現像剤供給口86e
の代わりに、回収容器接続口86g′が、前記回転軸Do
の下方側に形成されている。前記排出用リング状連結部
材Lhのリング状連結部材本体86′(図9、図10参
照)のその他の構成は、前記K用リング状連結部材本体
86と同様に構成されている。前記排出用リング状連結
部材Lhは、前記リング状連結部材本体86′と、その
内周面に装着されるシール部材88(図21参照)によ
り構成されている。前記回収容器接続口86g′の下方
の位置には、回収容器Vが配置されている。
【0057】前記フレーム固定用リング状連結部材Lb
(図9参照)は、前記排出用リング状連結部材Lhの後
側面(−X側の面)に接合しており、リング状連結部材
本体86″を有している。前記リング状連結部材本体8
6″は前記リング状連結部材本体86′とほぼ同様の形
状をしており前記3つの連結固定部86a,86b,86
cと同様の連結固定部を有している。また、前記リング
状連結部材本体86″は、前記リング状連結部材本体8
6′に比べて全体的に軸方向の長さが短く、約1/2程
度に形成されており、前記回収容器接続口86g′は省
略されている。前記フレーム固定用リング状連結部材L
bは、前記前側固定フレームに接合状態で固定される。
【0058】図9、図15、図16において、前記前壁
用リング状連結部材Lfは、前記C(シアン)用リング
状連結部材Lcの前面側に接合されており、前記フレー
ム固定用リング状連結部材Lbのリング状連結部材本体
86″と同様の円筒部Lf1を有し、前記円筒部Lf1の前
端面には平板部Lf2を有している。前記円筒部Lf1およ
び平板部Lf2は一体成形されている。前記円筒部Lf1の
外側面には前記3つの連結固定部86a,86b,86c
と同様の連結固定部を有している。
【0059】図9に示す前記各リング状連結部材Lb,
Lh,Lk,Ly,Lm,Lc,Lfは、前記Lk,Ly,L
m,Lcの3つの連結固定部86a,86b,86cおよび
それらと同様の前記Lb,Lh,Lfの連結固定部がネジ
N1a,N1b(図17参照)およびN1cにより前記前側固
定フレームF1に固定される。また、前記前壁用リング
状連結部材Lfは、前記平板部Lf2の中心部に前記回転
軸D0を回転可能に支持している。前記各リング状連結
部材Lb,Lh,Lk,Ly,Lm,Lc,Lfにより前記固
定円筒部材F1aが構成されている。
【0060】図23は前記現像剤補給装置の円筒部材の
説明図で、図23Aは円筒部材の正面図、図23Bは前
記図23Aの矢印XXIIIB方向から見た図、図23C
は前記図23Bの矢印XXIIIC方向から見た図、図2
3Dは前記図23CのXXIIID−XXIIID線断面図、
図23Eは前記図23CのXXIIIE−XXIIIE線断面
図である。図24は前記現像剤補給装置の円筒部材本体
の説明図で、図24Aは前記円筒部材本体の前面図、図
24Bは前記図24AのXXIVB−XXIVB線断面
図、図24Cは前記図24AのXXIVC−XXIV線断
面図、図24Dは前記図24AのXXIVD−XXIVD
線断面図である。図25は前記図24の円筒部材本体の
説明図で、図25Aは前記図24Bの矢印XXVA方向
から見た図、図25Bは前記図25Aの矢印XXVB部
分の拡大図である。図26は前記円筒部材本体の要部説
明図で、図26Aは前記図24Aの矢印XXVIA部分
を示す図、図26Bは前記図26Aの矢印XXVIB方
向から見た図、図26Cは前記図26AのXXVIC−
XXVIC線断面図、図26Dは前記図26Cの矢印X
XVID方向から見た図、図26Eは前記図26BのX
XVIE−XXVIE線断面図である。
【0061】図9において、前記固定円筒部材F1aの内
側には複数の回転円筒部材Bh,Bk,By,Bm,Bc,
Bfにより構成される回転円筒部材Bが配置されてい
る。前記回転円筒部材Bは、その中心部が前記回転軸D
0に嵌合して支持され、前記回転軸D0と一体的に回転す
るようになっている。前記回転円筒部材Bは、前記回転
軸D0に沿って前記前側回転フレーム56から前方向へ
順に、前記各現像剤排出筒71の先端部を支持する排出
用円筒部材Bh、各トナー色の現像容器61の現像剤補
給筒76先端部を支持するK(黒)用円筒部材Bk、Y
(イエロー)用円筒部材By、M(マゼンタ)用円筒部
材Bm、C(シアン)用円筒部材Bcおよび前側円筒部材
Bfがそれぞれ連結されて構成されている。
【0062】前記各円筒部材Bk、By、Bm、Bcは同様
の構成なので前記K用円筒部材Bkを代表して説明す
る。図9および図23〜図26において、前記K用円筒
部材Bkは、円筒部材本体90を有している。円筒部材
本体90は、前記外筒部91を有し、外筒部91は後側
大径外筒部92と、前記後側大径外筒部92の前方側に
延びる前側小径外筒部93を有している。前記前側小径
外筒部93の外径は前記後側大径外筒部92の内径と同
じ大きさに形成されており、図9に示すように、前記K
用円筒部材Bkが他の円筒部材と前後に連結される際に
は、前側小径外筒部93が前記後側大径外筒部92内に
嵌合される。前記後側大径外筒部92の後端面(−X側
端面)92aにはリング固定凸部92b(図25参照)が
形成されている。図26において、前記前側小径外筒部
93の側面には、補給現像剤受入れ口93aが形成され
ており、前記補給現像剤受入れ口93aの円周方向の両
側の位置には、図26Eに示すように先端が中心方向に
延びて屈曲している内側屈曲部93bおよび先端が外側
に延びて屈曲している外側屈曲部93cが形成されてい
る。
【0063】図24において、円筒部材本体90は、そ
の中心部に内筒部94を有し、内筒部94は円筒状の前
側大径内筒部96および後側小径内筒部97を有してい
る。前記後側小径内筒部97の外径は前記前側大径内筒
部96の内径と同じ大きさに形成されており、図9に示
すように、前記K用円筒部材Bkが他の円筒部材Bh,B
yと前後に連結される際には、後側小径内筒部97が前
記前側大径内筒部96内に嵌合される。このとき、内筒
部94の端面どうしが当接して前後方向の位置決めが行
われる。また、円筒部材本体90は、前記外筒部91お
内筒部94を連結するリング状の連結壁98および強度
補強用の4枚のリブ99を有している。前記連結壁98
の外周縁は前記大径外筒部92および前側小径外筒部9
3の境界部に連結されている。前記リブ99は、前記連
結壁98の前側面(X側の面)に、90°毎に合計4個
形成されている。
【0064】前記内筒部94にはその後側部分に回転軸
嵌合孔94aが形成され、前側部分に小径内筒部嵌合孔
94bが形成されている。図9に示すように、前記回転
軸嵌合孔94aは前記回転軸Doに嵌合して装着されてお
り、前記小径内筒部嵌合孔94bは前記後側小径内筒部
97(図24C、図24D参照)と嵌合している。前記
内筒部94には、4本の固定ネジ貫通孔94cが中心軸
に沿って形成されている。前記連結壁98には、前記4
個の各リブ99により4個に分割される各壁部分には補
給部材貫通孔98aが形成されており、1個の壁部分に
はベアリング貫通孔(図23C参照)98bが形成され
ている。
【0065】前記連結壁98には、前記4個の各リブ9
9により4個に分割される各壁部分のうちの3個の壁部
分には補給部材貫通孔98aが形成されており、1個の
壁部分には前記3個の壁部分の補給部材貫通孔98aの
内径よりも1回り内径の小さな補給部材貫通孔98b
(図23C、図26C、図26E参照)が形成されてい
る。図26Cにおいて前記連結壁98の後面(−X側の
面)には、前記補給部材貫通孔98bの内径よりも大き
な内径を有する補給筒前端収容孔98cが形成されてい
る。この補給筒前端収容孔98cは前記補給部材貫通孔
98aの内径と同じ内径を有し、前記補給部材貫通孔9
8bおよび補給筒前端収容孔98cは同心に配置されてい
る。
【0066】図26、図26Eにおいて、前記円筒部材
本体90は、前記前側小径外筒部93の前記補給現像剤
受入れ口93aの内側に、前記前側小径外筒部93およ
び連結壁98等と一体的に形成された補給現像剤受入れ
部100(図26A、図26C、図26E参照)が形成
されている。前記補給現像剤受入れ部100は、図26
Cに示すように前記連結壁98の前方に間隔を置いて配
置された平面壁101および前記連結壁98および平面
壁101間に設けられた曲面壁102により形成されて
いる。前記曲面壁102は図26Eに示すように、前記
補給現像剤受入れ口93aから下方に向かって狭くなる
ように形成されている。前記平面壁101の前面には前
方に延びる補給部材支持円筒部101aが設けられてお
り、補給部材支持円筒部101aの内孔は前記補給部材
貫通孔98bと同心で且つ同一の内径を有している。
【0067】図16において、前記補給部材支持円筒部
101a内には前記現像剤補給筒76の前端部が嵌合
し、現像剤補給筒76前端は前記連結壁98の後面(−
X側の面)に当接して位置決めされる。このとき、前記
現像剤補給筒76前端の現像剤搬入口76b(図6参
照)は前記補給部材貫通孔98bに接続する。前記現像
剤補給筒76の現像剤搬入口76bよりも前方に延びる
補給用現像剤搬送スクリュー77の軸77aの前端(X
方向の端)のベアリング78(図6参照)は前記補給部
材支持円筒部101a内周面に嵌合して支持される。し
たがって、前記補給現像剤受け入れ口93aから補給現
像剤受け入れ部100に供給された現像剤は、前記補給
用現像剤搬送スクリュー77の回転により、前記現像剤
搬入口76bから現像剤補給筒76内に搬入される。こ
の現像剤補給筒76の現像剤は、後方(−X軸方向)に
搬送され、前記補給口接続部76aおよび現像剤補給口
74(図3、図4、図6参照)から前記第2の現像剤溜
まり65(図8参照)内に補給されるようになってい
る。前記K用円筒部材Bkの円筒部材本体90は、前記
符号91〜102で示された要素により構成されてい
る。
【0068】図27は前記円筒部材のプレートリング部
材の説明図で、図27Aは前記プレートリング部材の要
部説明図、図27Bは前記図27Aの矢印XXVIIB方
向から見た図、図27Cは前記図27Aの矢印XXVII
C−XXVIIC線断面図、図27Dは前記図27Aの矢
印XXVIID部分拡大図である。図23、図27におい
て、前記円筒部材本体90の後側大径外筒部92の外側
面にはリングカバー106が装着されている。リングカ
バー106は、断面L字状の部材で、前記後側大径外筒
部92の後端面92aに接触する前端面接触面106aを
有しており、前記前端面接触面106aには被固定用凹
部106b(図27A、図27D参照)が合計3個形成
されている。前記被固定用凹部106bは前記後側大径
外筒部92のリング固定凸部96bに固定される。
【0069】前記K(黒)用円筒部材Bkは、前記円筒
部材本体90およびリングカバー106により構成され
ている。また、前記Y(イエロー)用円筒部材By、M
(マゼンタ)用円筒部材Bm、C(シアン)用円筒部材
Bcは、前記K(黒)用円筒部材Bkと同様の前記円筒部
材本体90およびリングカバー106により構成されて
いる。そして、前記各円筒部材Bk、By、Bm、Bcの横
断面図である図11〜図14(すなわち、図9のXI−
XI線断面図〜XIV−XIV線断面図)から分かるよう
に、前記各円筒部材Bk、By、Bm、Bcの各補給現像剤
受け入れ部100の位置は、前記回転軸Do回りに90
°づつずれて配置されている。。
【0070】前記図4から分かるように、前記各円筒部
材Bk、By、Bm、Bcの各補給現像剤受入れ口93a
は、いずれも上向きに配置されている。したがって、例
えば前記円筒部材Bkの補給現像剤受け入れ部100が
前記補給現像剤受け入れ口93aに接続する状態では、
その他の各円筒部材By、Bm、Bcのは、補給現像剤受
け入れ部100は、それらの補給現像剤受け入れ口93
aに接続する位置から90°、180°、および270
°回転した位置に配置されている。そして、前記回転軸
Doが90°づつ回転するに伴い、前記各円筒部材By、
Bm、Bcの補給現像剤受け入れ部100が補給現像剤受
け入れ口93aに接続する位置に順次移動するようにな
っている。
【0071】図28は排出用円筒部材の説明図で、図2
8Aは前記排出用円筒部材の側面図、図28Bは前記図
28Aの矢印XXVIIIB方向から見た図、図28Cは
前記図28Aの矢印XXVIIIC方向から見た図、図2
8Dは前記図28BのXXVIIID−XXVIIID線断面
図、図28Eは前記図28BのXXVIIIE−XXVIII
E線断面図である。図28において、前記排出用円筒部
材Bhは、前記K用円筒部材Bkの円筒部材本体90に類
似した形状の円筒部材本体90′およびリングカバー1
06により構成されている。図28において、前記円筒
部材本体90′の構成要素であって前記円筒部材本体9
0の構成要素91〜98に対応する構成要素には、同一
符号に「′」(ダッシュ)を付して、説明は省略する。
排出用円筒部材Bhの円筒部材本体90′は、前記K用
円筒部材Bkの円筒部材本体90の4枚のリブ99、補
給現像剤受入れ部100、および補給現像剤受入れ孔9
3a等を省略し、且つ前記連結壁98の代わりに厚さの
分厚い連結壁98′を有している。前記厚さの分厚い連
結壁98′には4個の同一内径の補給部材貫通孔98
a′と、4個の排出部材貫通孔98b′が形成されてい
る。
【0072】前記4個の補給部材貫通孔98a′は前記
現像剤補給筒76が貫通(図16参照)し、前記4個の
排出部材貫通孔98bは現像剤排出筒71の先端が貫通
(図9参照)している。また、前記前側小径外筒部93
には90°毎に合計4個の回収容器連通口93a′が形
成されている。なお、前記排出筒接続部69、現像剤排
出筒71、排出用現像剤搬送スクリュー72、排出用円
筒部材Bh、および排出用リング状連結部材Lhにより現
像剤排出装置J(J=69+71+72+Bh+Lh)が
構成される。
【0073】図29は円筒部材の前側に配置された前側
円筒部材の説明図で、図29Aは前記前側円筒部材の部
分断面図で、図29BのXXIXA−XXIXA線断面
図、図29Bは前記図29Aの矢印XXIXB方向から
見た図、図29Cは前記図29Aの矢印XXIXC方向
から見た図、図29Dは前記図29Aの矢印XXIXD
部分拡大図、図29Eは前記図29BのXXIXE−X
XIXE線断面図である。図15、図29において、前
記前側円筒部材Bfは、前記K用円筒部材Bkの円筒部材
本体90に対応する円筒部材本体90″およびリングカ
バー106により構成されている。前記前側円筒部材B
fの円筒部材本体90″は、前記K用円筒部材Bkの円筒
部材本体90の前記前側小径外筒部93、4枚のリブ9
9、補給現像剤受入れ部100、および補給現像剤受入
れ孔93a等を省略している。前記円筒部材本体90″
は、外筒部91″、内筒部94″、前記外筒部91″お
よび内筒部94″の前端を連結する連結壁98″を有し
ており、前記外筒部91″は前記後側大径外筒部92と
同一の外径を有している。前記外筒部91″の後端面9
1aにはリング固定凸部91bが設けられている。前記リ
ング固定凸部91bには前記リングプレ−ト106の被
固定凹部106b(図27D参照)が嵌合する。
【0074】前記内筒部94″は前側小径内筒部96″
およびその後側大径内筒部97″により構成されてい
る。前記内筒部94″には回転軸嵌合孔94a″および
円周方向に90°づつ離れた位置に合計4本の固定ネジ
貫通孔94c″が形成されている。前記連結壁98″に
は孔98a″が形成されている。前記前側円筒部材Bfの
4個の固定ネジ貫通孔94c″(図29A〜C参照)、
排出用円筒部材Bhの4個の固定ネジ貫通孔94c′およ
び前記K,Y,M,Cの各円筒部材Bk,By,Bm,Bc
の4個の固定ネジ貫通孔94cは一直線状に接続されて
おり、前記各貫通孔94c,94c′,94c″を貫通す
る固定ネジN2(図9参照)の先端は前記前側回転フレ
ーム56に固定したナット(図示せず)に螺合してい
る。
【0075】図9〜図15において、前記固定ネジN2
(図9参照)によって互いに連結された前記円筒部材B
k、By、Bm、Bcの各現像剤受入れ口93aは軸回りに
90°づつずれるように配置されている。前記各円筒部
材Bk、By、Bm、Bcの位置は回転軸Doに沿ってずれ
ているので、前記各現像剤受入れ口93aの位置も回転
軸Do方向にずれている。このため、前記各現像剤補給
筒76の先端部の現像剤搬入口76bは軸方向に位置が
異なるようになっているので、前記各現像剤補給筒76
先端部は軸方向に長さが異なるように形成されている。
前記各現像剤補給筒76の先端部に形成された現像剤搬
入口76b(図6参照)は前記各円筒部材Bk、By、B
m、Bcの補給現像剤受入れ部100を介して現像剤受入
れ口93aと連通する。
【0076】例えば、前記K(黒)用円筒部材Bkの補
給現像剤受入れ部100から前記現像容器Dkに現像剤
を補給する現像剤補給筒76は、その前端部(X側端
部)が前記排出用円筒部材Bh(図28参照)の補給部
材貫通孔98a′を貫通して、その前端は前記K(黒)
用円筒部材Bkの補給現像剤受入れ部100に接続する
前記補給筒前端収容孔98c(図26c参照)内に収容さ
れている。また例えば、前記Y(イエロー)用円筒部材
Byの補給現像剤受入れ部100から前記現像容器Dyに
現像剤を補給する現像剤補給筒76は、その前端部(X
側端部)が前記排出用円筒部材Bh(図28参照)の補
給部材貫通孔98a′および前記K(黒)用円筒部材Bk
の補給部材貫通孔98aを貫通して、その前端は前記Y
(イエロー)用円筒部材Byの補給現像剤受入れ部10
0に接続する前記補給筒前端収容孔98c(図26c、図
16参照)内に収容されている。M(マゼンタ)用およ
びC(シアン)用の円筒部材Bm,Bcについても現像剤
補給筒76は同様に配置されている。
【0077】前記各円筒部材Bk、By、Bm、Bcの現像
剤受入れ口93aは前記各リング状連結部材Lk、Ly、
Lm、Lc内で軸回りに回転して前記各リング状連結部材
Lk、Ly、Lm、Lcの現像剤供給口86e(図20A、
図20C参照)と連通している。前記現像剤搬入口76
b(図6参照)には各トナー色毎に前記現像剤受入れ口
93aから落下してくる新しい2成分現像剤が搬入され
るようになっている。前記回転する各円筒部材Bh、B
k、By、Bm、Bcおよび前記固定支持された各リング状
連結部材Lh、Lk、Ly、Lm、Lcの間の空間は、シー
ル部材88によって、各円筒部材Bh、Bk、By、Bm、
Bc毎にシールされているので、新しい2成分現像剤の
供給や余剰現像剤の排出の際前記各円筒部材Bh、Bk、
By、Bm、Bcおよび各リング状連結部材Lh、Lk、L
y、Lm、Lcの間の空間内に漏出した現像剤が他の円筒
部材の方へ移動しないようになっている。
【0078】図17は現像剤供給ケースと現像剤補給装
置の位置関係を示す説明図である。図18は前記図17
の矢印XVIII方向から見た図である。図17、図18
において、前記固定円筒部材F1aの上方には現像剤供給
ケースKが配置されている。前記現像剤供給ケースK
は、K(黒)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、およ
びC(シアン)のトナーおよびキャリアを含む2成分現
像剤が貯蔵された現像剤貯蔵容器111k,111y,1
11m,111cおよびその下方に設けた現像剤撹拌容器
112k,112y,112m,112cを有している。現
像剤貯蔵容器111k,111y,111m,111cから
現像剤撹拌容器112k,112y,112m,112cに
供給された2成分現像剤は、それぞれ現像剤撹拌容器1
12k,112y,112m,112c内で循環しながら撹
拌される。前記現像剤撹拌容器112k,112y,11
2m,112cで撹拌された2成分現像剤は、パイプ接続
孔113k,113y,113m,113cから現像剤搬送
パイプ114k,114y,114m,114cに供給され
る。
【0079】前記各現像剤搬送パイプ114k,114
y,114m,114c内にはそれぞれ搬送スクリュー1
16が回転自在に配置されており、前記各現像剤搬送パ
イプ114k,114y,114m,114cの端部に配置
されたモータユニット117k〜117cによって回転駆
動される。前記各現像剤搬送パイプ114k,114y,
114m,114cの搬送スクリュー116の回転によっ
て現像剤貯蔵容器111k,111y,111m,111c
の新しい2成分現像剤を前記現像剤供給口86eへ搬送
するようになっている。前記符号76〜117,Lk〜
Lc,Lh,Bk〜Bc,Bf,Bh,Kで示された構成要素
から前記現像剤補給装置T(図4、図16、図18最
少)が構成される。また、前記ギヤG6,G7,G9、G1
1〜G14により補給部材駆動装置TDhが構成される。
【0080】図17において、前記パイプ接続孔113
y,113m,113cは、1直線上に配置した前記4個
の現像剤供給孔86eの片側(右側)に直線状に配置さ
れており、前記パイプ接続孔113kのみ前記1直線上
の4個の現像剤供給孔86eの反対側(左側)に配置さ
れている。図17から分かるように、前記各現像剤貯蔵
容器111k,111y,111m,111cは同じ構成の
ものが使用され、現像剤貯蔵容器111kのみが他の現
像剤貯蔵容器111y,111m,111cに対してZ軸
回りに180°回転した状態で配置されている。したが
って、前記各パイプ接続孔113k,113y,113
m,113cから前記現像剤供給孔86eへの現像剤の搬
送方向は、現像剤搬送パイプ114kのみ右方向(−Y
方向)であり、他の現像剤搬送パイプ114y,114
m,114cは左方向(Y方向)である。また、前記現像
剤搬送パイプ114k,114y,114m,114cは互
いに平行に配置されている。
【0081】前述のように、各現像剤貯蔵容器111
k,111y,111m,111cを同じ構成とすることに
より、部品種類を減少させ、製造コストを節約すること
ができる。また、前述のように、現像剤搬送パイプ11
4k,114y,114m,114cを互いに平行に配置す
ることにより、組立作業を容易にすることができる。本
実施例では、異なる間隔で配置されている現像剤供給孔
86eおよびパイプ接続孔113k,113y,113m,
113cを接続する現像剤搬送パイプ114k,114
y,114m,114cを互いに平行に配置するために、
現像剤供給孔86eの並ぶ方向(前後方向、X軸方向)
に対して前記パイプ接続孔113k,113y,113
m,113cの並ぶ方向(すなわち、前記各現像剤貯蔵容
器111k,111y,111m,111cの並ぶ方向)を
交差させている。
【0082】なお、前記現像剤貯蔵容器111kおよび
111yを前記1直線上の4個の現像剤供給孔86eに対
して左右対称に配置した場合、現像剤搬送パイプ114
kおよび114yは同じ構成のものを使用することが可能
となる。この場合も、部品種類を減少させることが可能
となる。なおまた、前記現像剤貯蔵容器111k,11
1y,111m,111cを前記1直線上の4個の現像剤
供給孔86eに対して左右対称に配置した場合(現像剤
供給孔86eの左側に111k,111yを配置し、右側
に111m,111cを配置した場合)、現像剤搬送パイ
プ114kおよび114cを同じ構成とすることが可能で
あり、また,現像剤搬送パイプ114yおよび114mを
同じ構成とすることが可能である。この場合、現像剤搬
送パイプの種類は2種類となり、部品点数をさらに減少
させることが可能となる。
【0083】(実施例の作用)潜像書込位置Q1におい
てROS(光書込走査装置、すなわち、潜像書込装置)
により静電潜像が書き込まれた像担持体16は現像領域
Q2に移動する。前側固定フレームF1、後側固定フレー
ムF2により回転可能に支持された現像器支持部材H
は、前記現像領域Q2において像担持体16表面に隣接
して配置される。前記現像器支持部材Hに支持された複
数の現像器Dk,Dy,Dm,Dcは、前記現像器支持部材
Hの回転および停止に伴って前記像担持体16表面の潜
像をトナー像に現像する第1停止位置(現像位置、現像
剤補給位置、現像剤排出位置)P1、第2停止位置P2、
第3停止位置P3、および第4停止位置P4に順次移動停
止する。
【0084】(第1停止位置P1における動作)図4、
図5において、前記第1停止位置P1(図2、図3参
照)に停止した現像器Dk,Dy,Dm,Dcの現像容器6
1に支持された前記ギヤG7と同軸のギヤG6は、固定フ
レームF2に支持されたギヤG14と噛み合う。ギヤG14
の回転により前記ギヤG6およびG7が回転し、それに連
れてギヤG7に噛み合うギヤG8、G9も回転し、さらに
前記ギヤG9に噛み合うギヤG10およびギヤG11も回転
する。前記ギヤG7,G8,G9,G10,G11の回転によ
り、現像ロールR0、第1搬送部材R1、第2搬送部材R
3、補給用現像剤搬送スクリュー77、排出用現像剤搬
送スクリュー71が回転する。これらの部材の回転によ
りこの第1停止位置P1では次の動作が行われる。
【0085】(1)現像動作 前記現像容器61内において、現像剤供給部材(R1+
R2)は、現像ロールR0に現像剤を供給する。現像ロー
ルR0は、前記像担持体16表面に対向する現像領域Q2
にトナーおよびキャリアから成る2成分現像剤を搬送す
る。このとき搬送されるトナーにより前記像担持体16
表面の静電潜像がトナー像に現像される。この現像動作
により、現像容器61内のトナーは消費されて減少しキ
ャリアは汚れて劣化する。キャリアおよびトナーを有す
る2成分現像剤の補給が行われるが、キャリアは消費さ
れないので、現像容器61内の2成分現像剤量が増加し
ていく。特に単色の連続コピーを行うと現像剤量が急増
する。したがって、キャリアを含む劣化した2成分現像
剤を排出する必要が生じてくる。
【0086】(2)現像剤排出動作 前記第1搬送部材R1および第2搬送部材R2の回転によ
り第1、第2の現像剤溜まり64、65内の現像剤が搬
送され、前記第1、第2の現像剤溜まり64、65内で
循環して前記現像剤排出口68から現像剤が排出され
る。この時、前記現像剤排出口68が垂直な面内に配置
された状態で現像剤が排出されるので、現像剤排出口6
8の下端位置の高さよりも高い位置の現像剤が排出され
ることになる。すなわち、現像剤排出口68の高さより
も現像剤上端が低ければ、現像剤が現像剤排出口68か
ら排出されることはない。したがって、余剰現像剤のみ
が排出される。
【0087】排出された余剰現像剤は現像剤排出筒71
内の排出用現像剤搬送スクリュー72によって現像剤排
出筒71の先端(すなわち前方、X方向)部である回収
容器連通部71bへ搬送される。搬送された前記余剰現
像剤は回収容器連通部71bから前記排出用円筒部材Bh
内へ排出される。図9において、排出用円筒部材Bh内
へ排出された余剰現像剤は、排出用円筒部材Bhに形成
された回収容器連通口93a′から前記排出用リング状
連結部材Lhの回収容器接続口86g′を経て前記回収容
器Vへ排出され、回収される。前記第1停止位置P1で
は現像剤排出筒71内の排出用現像剤搬送スクリュー7
2が回転しているので現像剤排出筒71内の余剰現像剤
が確実に排出される。
【0088】図3において、前記現像剤排出口68には
シャッターなどの遮蔽部材を設けていない。したがっ
て、第2停止位置P2で現像剤排出口68が下方側に開
口し、現像容器61内の現像剤が現像剤排出筒71内へ
移動するが、第3、第4停止位置P3、P4では前記現像
剤排出筒71内へ移動した現像剤が現像容器61内へ戻
される。前記第1停止位置P1では現像剤排出筒71内
の排出用現像剤搬送スクリュー72が常時回転して現像
剤排出筒71内の余剰現像剤が確実に搬送されているの
で、前記第3、第4停止位置P3,P4において前記現像
容器61内へ逆流される現像剤は、前記停止位置P2に
移動したときに現像容器61から前記現像剤排出筒71
内に排出された現像剤のみである。また、各色毎に余剰
現像剤が前記各現像剤排出筒71内で搬送されるので、
前記現像容器61内へ戻される現像剤は、前記現像容器
61内の現像剤であるので、他の現像容器61内の色の
異なるトナーを含む現像剤と混色することがない。
【0089】(3)現像剤補給動作 現像剤供給ケースKの現像剤貯蔵容器111k,111
y,111m,111c(図17、図18参照)の現像剤
は、各現像剤搬送パイプ114k,114y,114m,
114cを介して前記リング状連結部材Lk、Ly、Lm、
Lcの各現像剤供給口86e(図17、図18参照)へ搬
送される。前記現像剤供給口86eは前記円筒部材Bk、
By、Bm、Bcの現像剤受入れ口93aのうちいずれか1
個と連通し、現像剤受入れ口93aから現像剤搬入口7
6b(図6参照)を通って現像剤補給筒76内に供給さ
れる。本実施例では前記供給された現像剤は前記現像剤
補給筒76内の補給用現像剤搬送スクリュー77の回転
駆動により現像容器61の現像剤補給口74(図6参
照)へ搬送される。
【0090】(4)補給現像剤搬送動作 前記補給用現像剤搬送スクリュー77が回転すると、前
記現像剤補給筒76(図6参照)内の現像剤が後方(−
X方向)の現像剤補給口74へ搬送される。現像剤補給
口74の現像容器61内側に配置された補給口開閉シャ
ッタ74aが自重および現像剤の重みによって容器内側
へ開き、搬送されてきた現像剤が前記現像剤補給口74
から現像容器61内に補給される。前記現像剤補給口7
4は前記現像剤排出口68の下流側に隣接して配置され
ているので、現像剤補給口74から補給された現像剤は
現像剤排出口68から離れる方向に搬送される。したが
って、補給された新しい現像剤がすぐに現像剤排出口6
8から排出されることはない。すなわち、前記現像剤排
出口68から排出される現像剤は劣化した現像剤を多く
含む現像剤である。
【0091】前記第1停止位置P1では、現像容器61
内への新しい現像剤の補給および排出が同時に行われ
る。このため、単色連続コピーのとき一個の現像容器6
1の現像剤を多量に使用しても、新しい現像剤と劣化し
た現像剤とが同時に補給、排出されるので現像容器61
内の現像剤量は規定量内に保持される。
【0092】(実施例2)図30は本発明の画像形成装
置の実施例2の要部説明図である。図30は前記実施例
1の図9に対応するする図である。図9に示す前記実施
例1においては、回転軸Doの前端部(X側端部)が、
前記前側円筒部材Bfを貫通して、前壁用リング状連結
部材Lfに回転自在に支持されているのに対し、この図
30に示す実施例2では、回転軸Doの前端部(X側端
部)は、前記前側円筒部材Bfを貫通せずに、前側円筒
部材Bfに複数のねじN3により固定されている。この実
施例2の構成は、その他の点では前記実施例1と同様で
ある。
【0093】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)前記実施例では排出用現像剤搬送スクリュー7
2の回転駆動は、前記排出用現像剤搬送スクリュー72
のギヤG10をギヤG6に連動する現像剤供給部材(R1+
R2)のギヤG9と噛み合わせて駆動する代わりに、前記
排出用現像剤搬送スクリュー72のギヤG10を前記ギヤ
G6(現像ロールR0等に回転力を伝達するギヤ)とは独
立して回転駆動することが能である。
【0094】(H02)単色連続画像形成動作を行った場
合、トナーとともにキャリアも連続して補充されるの
で、通常より現像器内の現像剤量が過剰になる。そこ
で、排出用現像剤搬送スクリュー72を他の部材から独
立して駆動させる場合、現像器内の現像剤が、1回の現
像剤排出動作で排出できる現像剤量を越えて過剰になる
以前に、単色の連続プリントを一時中断し、現像剤排出
動作を行うように構成することが可能である。前記現像
剤排出動作は、たとえば、大型のシートサイズであれば
10枚毎、小型のシートサイズであれば20枚毎、とい
うように、定期的に動作を実行することが可能である。
また、前記現像剤排出動作を実行する間隔は、画像形成
エリアの大きさ毎に変更することが可能である。
【0095】(H03)単色の連続プリントを一時中断し
て行う現像剤排出動作は、キャリアの補給量を直接また
は間接的に検知して、検知結果にもとづき排出動作を行
うようにすることが可能である。たとえば、補給される
キャリアを含んだトナーの補給時間を積算し、積算値が
一定値に達すると自動的に単色連続プリントを中断し、
現像剤排出動作を行うように構成することが可能であ
る。また、本発明の現像装置を備えた画像形成装置への
入力画像がディジタル画像であるときには、画像情報量
の積算値、あるいは、露光装置の発光量の積算値等が一
定値に達したときに現像剤排出動作を行うことが可能で
ある。
【0096】
【発明の効果】前述の本発明の現像装置は、下記の効果
を奏することができる。 (E01)2成分現像剤の交換や現像装置の保守作業を減
少させるために現像容器内の余剰現像剤を自動的に排出
させるトリクル方式を採用したフルカラーの現像装置に
おいて、単色連続画像形成動作時でも前記現像容器内の
現像剤量が規定量内に保持できるように劣化現像剤を排
出することができる。 (E02)前記現像剤搬出口から排出された現像剤の現像
容器内への逆流による混色を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の画像形成装置の実施例の全体
説明図である。
【図2】 図2は本発明の現像装置の実施例の拡大断面
図である。
【図3】 図3は本発明の現像装置の実施例の要部の異
なる部分の拡大断面図で、図3Aは現像装置の要部拡大
断面図、図3B〜図3Eは現像剤補給口の開閉シャッタ
の作動説明図である。
【図4】 図4は、同実施例の現像器を、回転する現像
器支持部材に装着した状態を示す図である。
【図5】 図5は前記図4の現像容器の後端部に設けた
ギヤの配置を示す図である。
【図6】 図6は前記図4に示す現像容器の斜視図であ
る。
【図7】 図7は同実施例で使用する現像容器の現像剤
供給部材および現像剤排出装置の、現像位置における要
部説明図で、図7Aは図6のVIIA−VIIA線断面
図、図7Bは図6のVIIB−VIIB線断面図、図7C
は図6のVIIC−VIIC線断面図である。
【図8】 図8は前記図7BのXIII−XIII線断面図で
ある。
【図9】 図9は現像器の現像剤補給装置の説明図で、
図10のIX−IX線横断面図である。
【図10】 図10は前記図9のX−X線断面図であ
る。
【図11】 図11は前記図9のXI−XI線断面図であ
る。
【図12】 図12は前記図9のXII−XII線断面図で
ある。
【図13】 図13は前記図9のXIII−XIII線断面図
である。
【図14】 図14は前記図9のXIV-XIV線断面図
である。
【図15】 図15は前記図9のXV−XV線断面図で
ある。
【図16】 図16は前記図10のXVI−XVI線断面
図である。
【図17】 図17は現像剤供給ケースと現像剤補給装
置の位置関係を示す説明図である。
【図18】 図18は前記図17の矢印XVIII方向か
ら見た図である。
【図19】 図19は前記現像剤補給装置のリング状連
結部材の全体説明図で、図19Aはリング状連結部材の
正面、図19Bは前記図19AのXIXB−XIXB線断
面図である。
【図20】 図20は前記リング状連結部材の詳細説明
図で、図20Aは前記リング状連結部材の上面図、図2
0Bは前記図20Aの矢印XXB方向から見た図、図2
0Cは前記図20AのXXC−XXC線断面図、図20
Dは前記図20BのXXD−XXD線断面図である。
【図21】 図21は前記リング状連結部材のシール部
材の全体説明図で、図21Aはシール部材の正面図、図
21Bは前記図21AのXXIB−XXIB線断面図、図
21Cは前記図21Bの矢印XXIC部分の拡大図であ
る。
【図22】 図22は現像剤補給装置のスペーサの説明
図で、図22Aは前記スペーサの正面図、図22Bは前
記図22AのXXIIB−XXIIB線断面図である。
【図23】 図23は現像剤補給装置の円筒部材の説明
図で、図23Aは前記円筒部材の前面図、図23Bは前
記図23Aの矢印XXIIIB方向から見た図、図23C
は前記図23Bの矢印XXIIIC方向から見た図、図2
3Dは前記図23CのXXIIID−XXIIID線断面図、
図23Eは前記図23CのXXIIIE−XXIIIE線断面
図である。
【図24】 図24は現像剤補給装置の円筒部材本体の
説明図で、図24Aは前記円筒部材本体の要部説明図、
図24Bは前記図24AのXXIVB−XXIVB線断面
図、図24Cは前記図24AのXXIVC−XXIV線断
面図、図24Dは前記図24AのXXIVD−XXIVD
線断面図である。
【図25】 図25は前記図24の円筒部材本体の説明
図で、図25Aは前記図24Bの矢印XXVA方向から
見た図、図25Bは前記図25Aの矢印XXVB部分の
拡大図である。
【図26】 図26は前記円筒部材本体の要部説明図
で、図26Aは前記図24Aの矢印XXVIA部分を示
す図、図26Bは前記図26Aの矢印XXVIB方向か
ら見た図、図26Cは前記図26AのXXVIC−XX
VIC線断面図、図26Dは前記図26Cの矢印XXVI
D方向から見た図、図26Eは前記図26BのXXVI
E−XXVIE線断面図である。
【図27】 図27は円筒部材のプレートリング部材の
説明図で、図27Aはプレートリング部材の要部説明
図、図27Bは前記図27Aの矢印XXVIIB方向から
見た図、図27Cは前記図27Aの矢印XXVIIC−X
XVIIC線断面図、図27Dは前記図27Aの矢印XX
VIID部分拡大図である。
【図28】 図28は排出用円筒部材の説明図で、図2
8Aは前記排出用円筒部材の側面図、図28Bは排出用
円筒部材の前面図で前記図28Aの矢印XXVIIIB方
向から見た図、図28Cは前記図28Aの矢印XXVII
IC方向から見た図、図28Dは前記図28BのXXVI
IID−XXVIIID線断面図、図28Eは前記図28B
のXXVIIIE−XXVIIIE線断面図である。
【図29】 図29は円筒部材の前側に配置された前側
円筒部材の説明図で、図29Aは前記前側円筒部材の部
分断面図で、図29BのXXIXA−XXIXA線断面
図、図29Bは前記図29Aの矢印XXIXB方向から
見た図、図29Cは前記図29Aの矢印XXIXC方向
から見た図、図29Dは前記図29Aの矢印XXIXD
部分拡大図、図29Eは前記図29BのXXIXE−X
XIXE線断面図である。
【図30】 図30は本発明の画像形成装置の実施例2
の要部説明図である。
【符号の説明】
(Dk,Dy,Dm,Dc)…現像器、Do…回転軸、F1…
固定フレーム(前側固定フレーム)、F2…固定フレー
ム(後側固定フレーム)、H…現像器支持部材、P1…
第1停止位置、Q2…現像領域、R0…現像ロール、(R
1+R2)…現像剤供給部材、T…現像剤補給装置、16
…像担持体、61…現像容器、68…現像剤排出口、7
1…現像剤排出筒、71a…排出口接続部、71b…回収
容器連通部、71…現像剤回収容器、72…排出用現像
剤搬送部材、73…現像剤排出装置、74…現像剤補給
口、76…現像剤補給筒、76a…補給口接続部、76b
…現像剤搬入口、77…補給用現像剤搬送部材、JD…
排出装置駆動装置、TDh…補給部材駆動装置、(11
1k,111y,111m,111c)…現像剤貯蔵容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 21/14 G03G 21/00 372 (72)発明者 岡本 哲二 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 河野 裕久 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする現
    像装置、(A01)画像書込装置により画像情報に応じた
    複数の色成分の潜像が書き込まれ且つ回転移動する像担
    持体表面に隣接して配置されるとともに、固定フレーム
    により回転可能に支持された回転軸を有する現像器支持
    部材、(A02)前記現像器支持部材に支持され、前記回
    転軸の回転移動および停止に伴って前記像担持体表面の
    各色成分の潜像を各色のトナー像に現像する第1停止位
    置に順次停止する複数の現像器、(A03)現像剤貯蔵容
    器から新しい現像剤を補給するための現像剤補給口およ
    び余剰現像剤を排出するための現像剤排出口を有しトナ
    ーおよびキャリアから成る2成分現像剤を収容する現像
    容器と、前記現像剤補給口へ前記新しい現像剤を補給す
    る現像剤補給装置と、前記現像剤排出口から排出された
    現像剤を現像剤回収容器に搬送する現像剤排出装置と、
    前記第1停止位置に移動したとき前記像担持体表面に隣
    接する現像領域に前記2成分現像剤を搬送する現像ロー
    ルと、前記現像ロールに現像剤を供給する現像剤供給部
    材とをそれぞれ備えた前記複数の各現像器、(A04)前
    記各現像剤排出装置により搬送された排出現像剤を回収
    する前記現像剤回収容器、(A05)前記第1停止位置で
    停止した前記現像器の現像剤補給装置を作動させる補給
    部材駆動装置、(A06)前記第1停止位置で停止した前
    記現像器の現像剤排出装置を作動させる排出装置駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の現像装置、(A07)一端に前記現像剤排出
    口と接続する排出口接続部を有し他端に前記現像剤回収
    容器に連通する回収容器連通部を有し且つ前記回転軸に
    沿って延びる現像剤排出筒と、前記現像剤排出筒内に排
    出された現像剤を前記現像剤回収容器に搬送する排出用
    現像剤搬送部材とを有する前記現像剤排出装置、
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の現像装置、(A08)前記現像器が
    前記第1停止位置に停止したときに前記現像剤貯蔵容器
    内の現像剤が搬入される現像剤搬入口を一端に有し他端
    に前記現像剤補給口と接続する補給口接続部を有し且つ
    前記回転軸に沿って延びる現像剤補給筒と、前記現像剤
    補給筒の一端に搬入された現像剤を他端に搬送する前記
    現像剤補給筒内に設けられた補給用現像剤搬送部材とを
    有する前記現像剤補給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6920301B2 (en) * 2001-07-31 2005-07-19 Canon Kabushiki Kaisha Rotary developing apparatus with developer recovery
CN100394330C (zh) * 2004-05-14 2008-06-11 富士施乐株式会社 显影剂回收机构以及成像装置
US8135312B2 (en) 2007-11-16 2012-03-13 Fuji Xerox Co., Ltd Development apparatus and image forming apparatus

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