JP5155735B2 - 移動式クランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス機械のスライド又はボルスタに金型をクランプする為の移動式クランプ装置に関し、特にクランプ本体を後退限位置に確実に停止させる為に制動する制動機構を設けたものに関する。
移動式クランプ装置は、自動車の鋼板部材等を成形するプレス機械のスライド又はボルスタに金型をクランプするクランプ装置である。特許文献1に示すように、スライドに付設される移動式クランプ装置は、スライドのT溝に係合してT溝に沿って移動可能なクランプ本体と、先端部がクランプ本体に連結されT溝に進入可能なチェーン部材を介してクランプ本体を進退駆動する為の移動駆動手段とを有する。前記クランプ本体は、油圧シリンダと、そのシリンダ本体から上方へ延びるピストンロッドの上端部に一体的に形成されてT溝に係合するT形係合部を備えている。
前記チェーン部材は、T溝の横溝部に支持される多数の遊転輪を備え、押し力と引っ張り力を伝達可能なプッシュ・プルチェーンに構成されている。そのため、チェーン部材の各対のリンク板にU形湾曲部又は溝形屈曲部が一体的に形成され、隣接する湾曲部又は屈曲部の端面同士を当接させることで、押し力を伝達可能に構成してある。前記複数の湾曲部又は屈曲部により、チェーン部材に沿って油圧ホースや信号ケーブルを導設するホース導設路が形成されている。
前記チェーン部材を往復移動駆動する移動駆動手段としては、油圧シリンダ又はエアシリンダによりピストンロッドの先端部に設けたスプロケットを昇降させてチェーン部材を進退駆動する機構、または電動モータによりスプロケットを介してチェーン部材を進退駆動する機構が採用されている。
前記の移動式クランプ装置では、クランプ本体が後退限位置に後退した時に、それを検知し且つクランプ本体を受け止める停止位置ストッパとこの停止位置ストッパに取付けられた近接スイッチがスライド又はボルスタ側に設けられ、クランプ本体が金型の近くまで前進したときに、それを検知する為の近接スイッチがクランプ本体に設けられている。例えば、特許文献1の移動式クランプ装置には、クランプ本体の初期位置(後退限位置)を検出するクランプ装置初期位置検出器と、クランプ本体が金型に接近した時にそれを検出するクランプ可能状態検出器とが設けられている。
特許第3665109号公報
前記チェーン部材を介してクランプ本体を移動駆動する移動駆動手段として、電動モータとスプロケットを採用する場合、クランプ本体を後退限位置に停止させる際に、電動モータを減速することなく、クランプ本体を停止位置ストッパに衝突させて停止させる。 即ち、減速開始位置を検知する為の近接スイッチ等をプレス機械のスライドやボルスタ側に装備することが困難であるため、電動モータを減速させることなく停止させる。
しかし、前記のようにクランプ本体を停止位置ストッパに衝突させて停止させる場合には、クランプ本体が停止するまでに、停止位置ストッパへの衝突と離隔を2,3回繰り返してから停止することになる。この場合、衝突音や振動が発生するだけでなく、クランプ本体が停止位置ストッパから離隔した状態で停止すると、後退限位置を検知する近接スイッチから確認信号(ON信号)がプレス機械の制御ユニットに出力されないため、制御ユニットにおける制御が混乱し、プレス機械の作動が異常になり、プレス機械が正常に作動しなくなるという問題がある。尚、このことは、移動駆動手段として油圧シリンダやエアシリンダを採用し、クランプ本体の後退限位置への後退動作速度を高くした場合にも同様に発生する。
本発明の目的は、クランプ本体が後退限位置に停止する際に、クランプ本体を制動して後退限位置に確実に停止可能にした移動式クランプ装置を提供することである。
請求項1の移動式クランプ装置は、プレス機械のスライド又はボルスタのT溝に係合するT形係合部と鉛直姿勢の油圧シリンダを備え且つT溝に沿って移動可能なクランプ本体と、先端部がクランプ本体に連結され且つT溝内に進入可能なチェーン部材を介してクランプ本体を進退駆動する為の移動駆動手段とを有する移動式クランプ装置において、前記スライド又はボルスタの端部に固定され且つ前記T溝に連なる延長T溝を有すると共に前記移動駆動手段が搭載されたフレーム部材と、前記クランプ本体のT形係合部が延長T溝内に後退して前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに、前記フレーム部材からT形係合部の側面摺動して制動力を作用させ、且つ前記クランプ本体が後退限位置に停止したときに、前記フレーム部材からT形係合部の側面に当接して付勢力を作用させる制動機構とを備えたことを特徴としている。
前記クランプ本体のT形係合部がフレーム部材に形成された延長T溝内に後退して前記クランプ本体が後退限位置に停止するときに、制動機構がフレーム部材からT形係合部に制動力を作用させるため、クランプ本体が後退限位置に確実に停止する。
請求項2の移動式クランプ装置は、請求項1の発明において、前記フレーム部材に、前記クランプ本体が後退限位置に後退した時にクランプ本体を受け止めるストッパ部材と、この後退限位置のクランプ本体を検出する検出スイッチとを設けたことを特徴としている。請求項3の移動式クランプ装置は、請求項1又は2の発明において、前記移動駆動手段は、チェーン部材に係合したスプロケットと、このスプロケットを回転駆動する電動モータとを備えたことを特徴としている。
請求項4の移動式クランプ装置は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記制動機構は、前記T形係合部に形成された1対の係合凹部と、前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに前記1対の係合凹部に係合可能に前記フレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えたことを特徴としている。
請求項5の移動式クランプ装置は、請求項4の発明において、前記係合凹部は部分球面に形成され、前記制動部材の先端部に前記部分球面に係合可能な部分球状部が形成されたことを特徴としている。
請求項6の移動式クランプ装置は、請求項4の発明において、前記係合凹部は円錐面に形成され、前記制動部材の先端部に前記円錐面に係合可能な円錐状部が形成されたことを特徴としている。
請求項7の移動式クランプ装置は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記制動機構は、前記T形係合部に形成された1対の係合凹部と、前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに前記1対の係合凹部に係合可能に前記フレーム部材に付設された1対の弾性部材とを備えたことを特徴としている。
請求項8の移動式クランプ装置は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記制動機構は、前記T形係合部に形成された1対の傾斜面であって、クランプ本体の後退方向に移行する程前記フレーム部材からの離隔距離が大きくなる1対の傾斜面と、前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに前記1対の傾斜面に係合可能に前記フレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えたことを特徴としている。
請求項9の移動式クランプ装置は、請求項8の発明において、前記傾斜面は、前記T形係合部の側面の少なくとも一部に形成されたことを特徴としている。
請求項10の移動式クランプ装置は、請求項1の発明において、前記制動機構は、前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに前記T形係合部の1対の側面に摩擦接触可能に前記フレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えたことを特徴としている。
請求項11の移動式クランプ装置は、請求項10の発明において、前記制動部材の先端部は部分球状に形成され、前記T形係合部の側面に前記制動部材の先端部が係合して摩擦接触する部分円筒溝が形成されたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、スライド又はボルスタの端部に固定され且つスライド又はボルスタ内のT溝に連なる延長T溝を有するフレーム部材と、クランプ本体のT形係合部が延長T溝内に後退して前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに、フレーム部材からT形係合部の側面摺動して制動力を作用させ、且つクランプ本体が後退限位置に停止したときに、フレーム部材からT形係合部の側面に当接して付勢力を作用させる制動機構とを設けたため、クランプ本体を後退限位置に確実に停止させることができる。
請求項2の発明によれば、フレーム部材に、クランプ本体が後退限位置に後退した時にクランプ本体を受け止めるストッパ部材と、この後退限位置のクランプ本体を検出する検出スイッチとを設けたため、ストッパ部材によりクランプ本体を後退限位置に受け止め、その状態を検出スイッチで確実に検出することができる。
請求項3の発明によれば、前記移動駆動手段は、チェーン部材に係合したスプロケットと、このスプロケットを回転駆動する電動モータとを備えているため、電動モータを減速することなく、クランプ本体を後退限位置に停止させる際に制動機構を有効活用することができる。
請求項4の発明によれば、制動機構は、T形係合部に形成された1対の係合凹部と、クランプ本体が後退限位置に移動するときに1対の係合凹部に係合可能にフレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えているため、クランプ本体が後退限位置に移動するときに1対の制動部材を1対の係合凹部に係合させてクランプ本体を制動し、後退限位置に正確に停止させることができる。
請求項5の発明によれば、係合凹部は部分球面に形成され、制動部材の先端部に前記部分球面に係合可能な部分球状部が形成されたため、簡単な構造の制動機構を実現することができる。
請求項6の発明によれば、前記係合凹部は円錐面に形成され、前記制動部材の先端部に前記円錐面に係合可能な円錐状部が形成されたため、簡単な構造の制動機構を実現することができる。
請求項7の発明によれば、前記制動機構は、T形係合部に形成された1対の係合凹部と、クランプ本体が後退限位置に移動するときに1対の係合凹部に係合可能にフレーム部材に付設された1対の弾性部材とを備えているため、簡単な構造の制動機構を実現することができる。
請求項8の発明によれば、前記制動機構は、T形係合部に形成された1対の傾斜面であって、クランプ本体の後退方向に移行する程前記フレーム部材からの離隔距離が大きくなる1対の傾斜面と、クランプ本体が後退限位置に移動するときに1対の傾斜面に係合可能にフレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えているため、クランプ本体が後退限位置に移動するときの制動機能を確保しながら、クランプ本体が後退限位置から前進する時の抵抗を小さくして、クランプ本体を進退駆動する為の移動駆動手段が大型化するのを防止することができる。
請求項9の発明によれば、前記傾斜面は、前記T形係合部の側面の少なくとも一部に形成されるため、前記傾斜面を側面の一部に形成する場合には構造を簡単化できる。
請求項10の発明によれば、前記制動機構は、クランプ本体が後退限位置に移動するときにT形係合部の1対の側面に摩擦接触可能にフレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えているため、制動機構の構造が著しく簡単になる。
請求項11の発明によれば、制動部材の先端部は部分球状に形成され、T形係合部の側面に制動部材の先端部が係合して摩擦接触する部分円筒溝が形成されたため、制動部材の先端部が部分円筒溝に円弧状の線で線接触するようになるから、制動性能を高めると共に、制動部材の先端部が摩耗しにくくなるため耐久性を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例に基づいて説明する。
本発明は、プレス機械のスライドに装備される移動式クランプ装置と、プレス機械のボルスタに装備される移動式クランプ装置とに適用可能であるが、以下の実施例は、主に、プレス機械のスライドに装備される移動式クランプ装置を例にして説明する。
図1に示すように、プレス機械Pは、下型の金型M1が固定されるボルスタ1と、上型の金型M2が固定されるスライド2と、このスライド2を昇降可能に支持するプレスフレーム(図示略)と、スライドを昇降駆動する昇降駆動手段(図示略)とを備えている。
スライド2の下端部には図1において左右方向向きの複数のT溝3が形成され、ボルスタ1の上端部には図1において左右方向向きの複数のT溝(図示略)が形成されている。 スライド2の左右の側部には複数のT溝3に対応する複数の移動式クランプ装置10が夫々装備されている。前記ボルスタ1の左右の側部には複数のT溝に対応する複数の移動式クランプ装置11が夫々装備されている。
ボルスタ1に設けた移動式クランプ装置11は、スライド2に設けた移動式クランプ装置10と同じ構造の、上下逆に設置されたものであるので、以下、スライド2の左側部に設けた1つの移動式クランプ装置10(以下、クランプ装置という)について説明する。
図1〜図8に示すように、クランプ装置10は、T溝3に沿って左右方向へ移動可能なクランプ本体20と、T溝3内に進入可能なチェーン部材41を介してクランプ本体20を移動駆動する移動駆動ユニット40(移動駆動手段)とを備えている。
このクランプ装置10を取り付けるため、ベースブロック43が取付けブロック42を介してスライド2の下端部の側部に固定され、これら取付けブロック42とベースブロック43にはスライド2のT溝3に連なる延長T溝48が形成されている。尚、ベースブロック43と取付けブロック42が「フレーム部材」に相当するものである。
クランプ装置10のクランプ本体20は、スライド2のT溝3に係合するT形係合部21と鉛直姿勢の油圧シリンダ22を備えている。T形係合部21は、T溝3の上端部の広幅溝部内を移動可能な上部係合部21aと、この上部係合部21aから下方へ延びて油圧シリンダ22のピストンロッド28に連なる下部係合部21bとを備えている。
チェーン部材41の先端部が、後述のチェーン連結機構70によりT形係合部21の上部係合部21aに連結されている。クランプ本体20の油圧シリンダ22の円筒状のシリンダ本体26の上端にベース板23が固定されている。
図2、図5に示すように、ベースブロック43の下端にはクランププレート9が固定されている。このクランププレート9の側部にはストッパ部材4が固定され、このストッパ部材4には近接スイッチ5が設けられ、シリンダ本体26上のベース板23の上面にはストッパブロック6が固定されている。クランプ本体20が図5に示す後退限位置(待機位置)まで後退した時に、ストッパブロック6をストッパ部材4で受け止めると共に、近接スイッチ5によりクランプ本体20が後退限位置にあることを検出するように構成してある。
図3に示すように、シリンダ本体26上のベース板23の上面には、センサ取付けブロック7が固定され、このセンサ取付けブロック7に近接スイッチ8が設けられ、クランプ本体20が金型M2に接近して固定可能状態になった時に、近接スイッチ8で金型M2のフランジ部の端面を検出するように構成してある。
図2〜図5に示すように、油圧シリンダ22は、シリンダ本体26と、ピストン27及びピストンロッド28と、ピストン27の上側のクランプ用油室29と、ピストン27の下側のスプリング室に装着された圧縮スプリング30(クランプ解除用スプリング)と、クランプ用油室29へ油圧を給排する油圧ポート31等を備えている。油圧シリンダ22のシリンダ本体26から上方へ延びるピストンロッド28の上端側部分に、延長T溝48とT溝3にスライド自在に係合するT形係合部21が一体形成され、シリンダ本体26の上端に固定されたベース板23に金型M2に当接するクランプ出力部32が形成されている。
移動駆動ユニット40は、油圧シリンダ44(但し、エアシリンダでもよい)と、この油圧シリンダ44のピストンロッド45の先端部に設けられた1対のスプロケット46と、チェーン部材41と、ケース47などで構成されている。尚、ケース47の外面には端子ボックス24(但し、図4では図示略)が設けられている。
図4〜図6に示すように、チェーン部材41は、溝形の多数のリンク板49と、これらを連結する多数のピン部材及びスペーサ51と、各ピン部材の両端部に付設された1対の遊転輪50とを有する。チェーン部材41がストレートになった状態では隣接するリンク板49の端面同士が当接し、チェーン部材41は遊転輪50側へのみ屈曲可能に構成され、チェーン部材41は押力と引張り力を伝達可能に構成されている。チェーン部材41の基端部がベースブロック43に固定され、このチェーン部材41は1対のスプロケット46を経由して下方へ鉛直に延び、ベースブロック43と取付けブロック42内の延長T溝48を通ってスライド2のT溝3内へ導入され、チェーン部材41の先端がクランプ本体20のT形係合部21に連結されている。
1対のスプロケット46がチェーン部材41の2列の遊転輪50に係合しており、油圧シリンダ44のピストンロッド45を伸長させると、チェーン部材41が引き戻されてクランプ本体20が図5に示す後退限位置の方へ移動する。ピストンロッド45を退入させると、チェーン部材41が押し出されてクランプ本体20が図7に示すように金型M2の方へ移動する。
チェーン部材41における、多数の溝形部49aと多数のピン部材及びスペーサ51とでトンネル状のホース導設路52が形成され、このホース導設路52に油圧ホース53と信号ケーブル54が導設されて、クランプ本体20の方へ延びている。油圧ホース53の基端部は、ベースブロック43の油圧通路に接続され、その油圧通路が油圧供給源に接続されている。油圧ホース53の先端部はクランプ本体20の油圧シリンダ22に接続されている。信号ケーブル54の基端部は端子ボックス24に接続され、信号ケーブル54の先端部は前記近接スイッチ5,8に接続されている。
次に、油圧ホース53をクランプ本体20に接続する油圧ホース接続構造60について説明する。図5〜図8に示すように、油圧ホース53は、チェーン部材41のホース導設路52に沿ってクランプ本体20の近傍まで延び、クランプ本体20の近傍でチェーン部材41から離隔して下方へ延びている。この油圧ホース53の先端部にはフランジ形ホース継手61が接続されている。
クランプ本体20における油圧シリンダ22のシリンダ本体26には、ホース継手連結部62が形成され、このホース継手連結部62の軸線が水平面に対して30°以上且つ70°以下の角度(本実施例では、約60°)傾斜している。このホース継手連結部62にフランジ形ホース継手61が同心状に接続され、このフランジ形ホース継手61の軸線も水平面に対して30°以上且つ70°以下の角度傾斜する状態となっている。シリンダ本体26のうちのホース継手連結部62の近傍部位にフランジ形ホース継手61の軸線と直交状の取付座63が形成されている。フランジ形ホース継手61のフランジ部61aが取付座63に当接され、フランジ部61aが1対のボルト64により取付座63に固定されている。
ここで、フランジ形ホース継手61の軸線が水平面に対して傾斜する傾斜角が30°未満の場合には、クランプ装置10が図3に示す待機位置のときの油圧ホース53の湾曲部の最大曲率が大きくなるだけでなく、クランプ装置10が図7に示す使用位置のときにホース導設路52から離脱する油圧ホース53の長さが大きくなるため、好ましくない。
また、傾斜角が70°より大きい場合には、図7に示す使用位置のときに油圧ホース53の湾曲部の最大曲率が大きくなるため、好ましくない。
次に、チェーン部材41をクランプ本体20のT形係合部21に連結するチェーン連結機構70について説明する。図5〜図8に示すように、チェーン部材41の先端部にロッド状の連結部材71がピン72により連結され、この連結部材72の先端側部分には水平軸部71aが形成され、この水平軸部71aの途中部の外周部には係合凹部71bが形成されている。T形係合部21の上部係合部21aには水平連結穴73が形成され、T形係合部21の下部係合部21bのうちの水平連結穴73の下側の部位には、水平面に対して約45°傾斜した傾斜ボルト穴74が形成されている。
前記連結部材71の連結軸部71aが水平連結穴73に挿入され、傾斜ボルト穴74に螺合されたボルト75の先端部を係合凹部71bに係合させることにより、連結部材71が抜け止めされている。下部係合部21bの外表面部分に、傾斜ボルト穴74と直交する座面76が形成され、ボルト75に螺合させたロックナット77が座面76に当接されている。ボルト75の六角穴付きの頭部75aとロックナット77は、連結部材71の下方に位置し外部に露出している。尚、チェーン部材41に連結部材71を連結するピン部材72の両端部にも遊転輪50が設けられている。
次に、クランプ本体20を後退限位置に確実に停止させる為の制動機構80について説明する。この制動機構80は、クランプ本体20のT形係合部21が延長T溝48内に後退してクランプ本体20が図5に図示の後退限位置に停止するときに、ベースブロック43からT形係合部21の側面に制動力を作用させるものである。
図9、図10に示すように、制動機構80は、T形係合部21の上部係合部21aの前側面と後側面に形成された1対の係合凹部81と、クランプ本体20が後退限位置に移動する時に1対の係合凹部81に係合可能にベースブロック43に付設された前後1対の制動部材82と、これら制動部材82をT形係合部21の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材83とを備えている。
係合凹部81は部分球面に形成されている。制動部材82は、その先端部に形成されて係合凹部81の部分球面に係合可能な部分球状部84と、鍔部85と、軸部86と、この軸部86に螺合されたボルト87とを有する。前記軸部86はベースブロック43に固定された固定具43aの軸穴に可動に貫通され、鍔部85と固定具43aの間において軸部86にはスプリング部材83が外装され、このスプリング部材83により、クランプ本体20が後退限位置に停止した時、制動部材82が係合凹部81の方へ弾性付勢されている。
次に、以上説明したクランプ装置10の作用、効果について説明する。
クランプ装置10により金型M2をクランプする際には、油圧供給源から移動駆動ユニット40の油圧シリンダ44に油圧を供給してピストンロッド45を退入させ、クランプ本体20を金型M2の方へ移動させ、油圧シリンダ22のピストンロッド28を金型M2のフランジに形成されたU形切欠部に係合させて、クランプ出力部32を金型M2のフランジに下方から対向させる。
次に、クランプ本体20の油圧シリンダ22のクランプ用油室29に油圧を供給してシリンダ本体26を上昇させて金型M2をスライド2にクランプする。クランプ解除する際には、油圧シリンダ22の油圧をドレン圧に切換え、圧縮スプリング30の弾性力によりシリンダ本体26を下降させてから、油圧シリンダ44のピストンロッド45を進出させて、チェーン部材41を引き戻し、クランプ本体20を後退限位置に移動させる。
フランジ形ホース継手61の軸線が水平面に対して30°以上且つ70°以下の角度傾斜する状態となるようにホース継手61をクランプ本体20のホース継手連結部62に接続したため、クランプ装置10の保守点検の際に、フランジ形ホース継手61をクランプ本体20のホース継手連結部62から分離する際に、腕を伸ばした状態でスパナ等の工具を手動で水平回動させる代わりに、傾斜面に沿って回動操作すればよいから、分離作業の作業性が改善され、簡単に能率的に分離することができる。
本実施例のフランジ形ホース継手61の場合、フランジ部61aを固定する1対のボルト64を外す際に、取付座63と平行な傾斜面内でスパナを回すことで、1対のボルト64を外すことができるため、簡単に能率的に油圧ホース53をホース継手連結部62から取り外すことができる。保守点検の終了後に、油圧ホース53を接続する場合にも上記と同様である。
しかも、ホース継手61の軸線が水平面に対して30°以上且つ70°以下の角度傾斜する状態で、ホース継手61がクランプ本体20に接続されているため、ホース継手61がクランプ本体20の外側へ突出する突出寸法が小さく、そのホース継手61から油圧ホース53が斜め上方へ延びるようになるため、クランプ装置10が後退限位置のときのクランプ装置10の全幅を小さくし、スライド2の外側端からチェーン部材41の外側面までの突出寸法を縮小することができる。
クランプ装置10,11がプレス機械のスライド2に設けられていても、ボルスタ1に設けられていても、クランプ装置10,11が使用位置のときも待機位置のときも、油圧ホース53の湾曲部は、曲率の小さな湾曲部になるから、油圧ホース53の耐久性が低下することがない。油圧シリンダ22のシリンダ本体26から上方へ延びるピストンロッド28の端部にT形係合部21が一体形成され、油圧シリンダ22のシリンダ本体26に金型M2をクランプするクランプ出力部32が形成されたため、クランプ装置10,11の構成が簡単になる。
チェーン連結機構70に関して、チェーン部材41の先端部にT形係合部21に連結解除可能に連結される連結部材71を設け、連結部材71の水平軸部71aをT形係合部21の水平連結穴73に挿入し、T形係合部21の傾斜ボルト穴74にボルト75を螺合させ、そのボルト75の先端部を水平軸部71aの係合凹部71bに係合させることにより、水平軸部71aをT形係合部21に連結したので、クランプ装置10,11の保守点検の際に、チェーン部材41を分離する作業の作業性を改善し、簡単に分離できる。クランプ装置10,11の保守点検の終了後に、チェーン部材41をT形係合部21に連結する際も上記と同様である。
T形係合部21の外表面部分に、傾斜ボルト穴74と直交する座面76を形成し、ボルト75に螺合させたロックナット77を座面76に当接させることにより、ボルト75が緩むのを確実に防止することができる。
制動機構80を設け、クランプ本体20のT形係合部21が延長T溝48内へ後退したとき、制動機構80の1対の制動部材82の部分球状部84の先端が上部係合部21aの前後の側面に摺動して制動力を付与し、後退限位置に停止したとき、1対の制動部材82の部分球状部84が1対の係合凹部81に係合状態になって、クランプ本体20が後退限位置に停止する。
このように、クランプ本体20を制動し、減速されたストッパブロック6がストッパ部材4に非常に小さな速度で当接し、1対の制動部材82の部分球状部84が1対の係合凹部81に係合状態になるため、ストッパブロック6がストッパ部材4に当接した状態でクランプ本体20が後退限位置に確実に停止する。
そのため、ストッパブロック6がストッパ部材4から離隔した状態で後退限位置に停止することがなく、ストッパブロック6がストッパ部材4に当接した状態で後退限位置に停止する。それ故、近接スイッチ5によりストッパブロック6を確実に検出し、クランプ本体20が後退限位置に停止したことを確実に検出できる。そのため、近接スイッチ5の検出信号の不備により、プレス機械の制御ユニットによる制御が不安定化したり、制御ユニットが異常発生と判断してプレス機械を停止させるようなことが確実に解消する。
そして、クランプ本体20が後退限位置に確実に停止可能になるため、クランプ本体20を後退限位置へ後退移動させる速度を十分に高めることが可能となり、プレス機械Pの生産性を高めることができる。尚、クランプ本体20が後退限位置に停止後に、油圧シリンダ22に油圧を供給してクランプ本体20によりクランププレート9をクランプすることにより、クランプ本体20を後退限位置に固定状態に保持する。
この実施例2は、前記制動機構80を部分的に変更した制動機構80Aの例であり、前記実施例1の制動機構80と異なる構成についてのみ説明する。
図11、図12に示すように、制動機構80Aは、クランプ本体20のT形係合部21のうちの上部係合部21aに形成された前後1対の係合凹部81Aと、クランプ本体20が後退限位置に移動する時に1対の係合凹部81Aに係合可能にベースブロック43に付設された前後1対の制動部材82Aと、これら制動部材82AをT形係合部21の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材83Aとを備えている。
前記係合凹部81Aは円錐面に形成され、前記制動部材82Aの先端部には前記円錐面に係合可能な円錐状部84Aが形成されている。制動部材82Aは、円錐状部84Aの他に、鍔部85Aと、軸部86Aと、この軸部86Aに螺合されたボルト87Aとを有する。係合凹部81Aと円錐状部84A以外の構成は、制動機構80と同様であり、同様の作用、効果を奏する。
この実施例3は、前記制動機構80を部分的に変更した制動機構80Bの例であり、前記実施例1の制動機構80と異なる構成についてのみ説明する。
図13、図14に示すように、この制動機構80Bは、T形係合部21のうちの上部係合部21aに形成された前後1対の係合凹部81Bと、クランプ本体20が後退限位置に移動する時に1対の係合凹部81Bに係合可能にベースブロック43に付設された1対の弾性部材88を備えている。
係合凹部81Bは上部係合部21aの側面のほぼ全高に亙る立て向きの部分円筒面に形成されている。弾性部材88は板ばねで構成され、係合凹部81Bに係合可能な湾曲部88aと平板部88bを有する。弾性部材88の平板部88bは、ベースブロック43に形成された取付けブロック89の溝部89aに装着されて取付けブロック89に溶接やビスにて固定されている。この制動機構80Bは、構造が簡単であり、製作費の面で有利であり、前記制動機構80と同様の作用、効果を奏する。
この実施例4は、前記制動機構80を部分的に変更した制動機構80Cの例であり、前記実施例1の制動機構80と異なる構成についてのみ説明する。
図15、図16に示すように、この移動機構80Cは、T形係合部21に形成された1対の傾斜面93と、クランプ本体20が後退限位置に移動するときに1対の傾斜面93に係合可能にベースブロック43に付設された1対の制動部材82Cと、これら制動部材82CをT形係合部21の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材83Cとを備えている。
1対の傾斜面93は、T形係合部21のうちの上部係合部21aの前側面と後側面に、クランプ本体20の後退方向(図15の左方)に移行する程ベースブロック43からの離隔距離が大きくなる傾斜面に形成されている。この傾斜面93は、第1傾斜面93aとこの第1傾斜面93aの右端に連なる第2傾斜面93bとで構成され、第1傾斜面93aの傾斜角は第2傾斜面93bの傾斜角よりも大きく設定されている。
制動部材82Cは、その先端部に形成されて傾斜面93に係合可能な部分球状部84Cと、鍔部85Cと、軸部86Cと、この軸部86Cに螺合されたボルト87Cとを有する。前記軸部86Cはベースブロック43に固定された固定具43aの軸穴に可動に貫通され、鍔部85と固定具43aの間において軸部86Cにはスプリング部材83Cが外装され、このスプリング部材83Cにより制動部材82Cが傾斜面93の方へ弾性付勢されている。
この制動機構80Cでは、制動部材82Cの先端の部分球状部84Cが傾斜面93に当接係合して制動するようになっているため、クランプ本体20を後退限位置から金型M2の方へ前進させる際に部分球状部84CからT形係合部21に作用する抵抗力が小さくなるため、移動駆動ユニット40の小型化を図ることができる。
尚、制動部材82Cの先端部を上下方向に長い板状に形成して、その先端部を傾斜面93に線接触させるように構成してもよく、傾斜面93を単一の傾斜角を有する傾斜面に形成してもよく、また、傾斜面93をT形係合部21の前後の側面の左半部のみに形成してもよく、また、傾斜面93をT形係合部21の前後の側面の右半部のみに形成してもよい。また、傾斜面93を3つ以上の傾斜角を有する傾斜面に形成してもよく、また、傾斜面93を緩曲面状に形成してもよい。尚、実施例5に係る図18に示すように、傾斜面93に、制動部材82Cの先端部が摩擦接触する部分円筒溝21gを形成してもよい。
この実施例5は、前記制動機構80を部分的に変更した制動機構80Dの例であり、前記実施例1の制動機構80と異なる構成についてのみ説明する。
図17、図18に示すように、この移動機構80Dは、クランプ本体20が後退限位置に移動するときに、T形係合部21の1対の側面に摩擦接触可能に前記ベースブロック43に付設された1対の制動部材82Dと、これら制動部材82DをT形係合部21の方へ弾性付勢する1対のスプリング部材83Dと、T形係合部21の前後の1対の側面に形成され制動部材82Dの先端部が摩擦接触する部分円筒溝21gを備えている。
T形係合部21の前後の側面は延長T溝48の縦壁面と平行な鉛直面に形成され、これら側面の中段部に図18に示すような部分円筒溝21gが形成されている。制動部材82Dの先端部84Dは部分球状に形成され、その先端部が部分円筒溝21gに係合して摩擦接触するように構成されている。尚、部分円筒溝21gの左端部には、制動部材82Dの先端部84Dを案内するテーパ部を形成することが望ましい。制動部材82Dは、実施例1の制動部材82と同様に、鍔部85Dと、軸部86Dと、この軸部86Dに螺合されたボルト87Dとを有する。スプリング部材83Dは鍔部84Dと固定具43aの間において軸部86Dに外装された圧縮コイルスプリングからなる。
この制動機構80Dの作用、効果について説明する。
クランプ本体20が右方から後退限位置の方へ移動して来たとき、1対の制動部材82Dの先端部が1対の部分円筒溝21gに夫々係合して摩擦接触するため、実施例1の制動機構80と同様に、クランプ本体20に制動力が作用して減速された状態でクランプ本体20は後退限位置に停止し、その停止位置を保持する。
この制動機構80Dは、T形係合部21側の構成が簡単化されているため、全体として構成が簡単化し、製作費の面でも有利である。制動部材82Dの先端部84Dが部分円筒溝21gに円弧状の線で線接触するようになるから、制動性能を高めると共に、制動部材82Dの先端部が摩耗しにくくなるため耐久性を高めることができる。
尚、前記部分円筒溝21gは省略可能であり、その場合、制動部材82Dの先端部84DがT形係合部21の前後の平面状の側面に摩擦接触することになる。また、制動部材82Dの先端部の形状は部分球状とは異なる形状(例えば、円錐台や角錐台など)に形成し、制動部材82Dの先端部に平面部を形成し、その先端部をT形係合部21の前後の側面に摩擦面接触させるように構成してもよい。
図19、図20に示す実施例4の移動式クランプ装置10Aは、前記油圧シリンダ44の代わりに電動モータ90aによりスプロケット91を介してチェーン部材41を駆動するように構成した移動駆動ユニット40A(移動駆動手段)を設けたものであり、その他の構成は実施例1と同様であるので、実施例1の構成要素と同一のものに同一符号を付して説明を省略する。
図19、図20に示すように、ケース部材47の下部の内部に、チェーン部材41の2列の遊転輪50に係合した2つのスプロケット91とこれらスプロケット91を支持する支持板92とが設けられ、この支持板92はベースブロック43に固定されている。ケース部材47の下部の外面には、電動モータ90aにより減速機90bを介して前記スプロケット91を回転駆動可能な駆動ユニット90が設けられている。
尚、駆動ユニット90の上方には端子箱24Aも取付けられている。尚、図19、図20に示すクランプ本体20は後退限位置に後退し、ストッパ部材4でストッパブロック6を受け止めた状態になっている。このクランプ装置10Aにも、前記制動装置80,80A〜80Dの何れかが設けられている。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
[1]前記制動機構80,80A〜80DからT形係合部21の上部係合部21aに制動力を付加するように構成したが、制動機構80,80A〜80DからT形係合部21の下部係合部21bに制動力を付加するように構成してもよい。また、制動機構80,80A〜80DからT形係合部21の上部係合部21aと下部係合部21bに制動力を付加するように構成してもよい。
[2]前記制動機構80,80Aの係合凹部81,81Aを上部係合部21aの前後の側面の全高に亙る立長の溝に形成し、部分球部84や円錐部84Aは、その縦長の溝に係合する縦長の形状に形成してもよい。
[3]前記T形係合部21の上部係合部21aの上面に制動力を付加する構造の制動機構に構成してもよい。
[4]その他、当業者であれば、前記の実施例に部分的に変更を付加した種々の形態でも実施可能であり、本発明はそのような種々の形態も包含するものである。
本発明の実施例1に係るクランプ装置を装備したプレス機械の正面図である。 スライドとクランプ装置の斜視図である。 スライドとクランプ装置の斜視図である。 スライドの要部とクランプ装置の正面図である。 待機位置にしたクランプ装置の要部の断面図である。 待機位置にしたクランプ装置の要部の側面図である。 使用位置にしたクランプ装置の要部の断面図である。 使用位置にしたクランプ装置の要部の斜視図である。 フレーム部材とT形係合部と制動機構の横断面図である。 図9の制動機構の要部拡大図である。 実施例2に係るフレーム部材とT形係合部と制動機構の横断面図である。 図11の制動機構の要部拡大図である。 実施例3に係るフレーム部材とT形係合部と制動機構の横断面図である。 図14の制動機構の要部拡大図である。 実施例4に係るフレーム部材とT形係合部と制動機構の横断面図である。 図15の制動機構の要部拡大図である。 実施例5に係るフレーム部材とT形係合部と制動機構の横断面図である。 図17のXVIII −XVIII 線断面図である。 実施例6に係るスライドとクランプ装置の斜視図である。 図19のスライドとクランプ装置の斜視図である。
P プレス機械
1 ボルスタ
2 スライド
3 T溝
4 ストッパ部材
5 近接スイッチ
10,10A,11 移動式クランプ装置
20 クランプ本体
21 T形係合部
21g 部分円筒溝
22 油圧シリンダ
26 シリンダ本体
40,40A 移動駆動ユニット
41 チェーン部材
43 ベースブロック
80,80A,80B,80C,80D 制動機構
81,81A,81B 係合凹部
82,82A,82C,82D 制動部材
83,83A,83C,83D スプリング部材
88 弾性部材
90a 電動モータ
91 スプロケット

Claims (11)

  1. プレス機械のスライド又はボルスタのT溝に係合するT形係合部と鉛直姿勢の油圧シリンダを備え且つT溝に沿って移動可能なクランプ本体と、先端部がクランプ本体に連結され且つT溝内に進入可能なチェーン部材を介してクランプ本体を進退駆動する為の移動駆動手段とを有する移動式クランプ装置において、
    前記スライド又はボルスタの端部に固定され且つ前記T溝に連なる延長T溝を有すると共に前記移動駆動手段が搭載されたフレーム部材と、
    前記クランプ本体のT形係合部が延長T溝内に後退して前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに、前記フレーム部材からT形係合部の側面摺動して制動力を作用させ、且つ前記クランプ本体が後退限位置に停止したときに、前記フレーム部材からT形係合部の側面に当接して付勢力を作用させる制動機構と、
    を備えたことを特徴とする移動式クランプ装置。
  2. 前記フレーム部材に、前記クランプ本体が後退限位置に後退した時にクランプ本体を受け止めるストッパ部材と、この後退限位置のクランプ本体を検出する検出スイッチとを設けたことを特徴とする請求項1に記載の移動式クランプ装置。
  3. 前記移動駆動手段は、チェーン部材に係合したスプロケットと、このスプロケットを回転駆動する電動モータとを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式クランプ装置。
  4. 前記制動機構は、前記T形係合部に形成された1対の係合凹部と、前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに前記1対の係合凹部に係合可能に前記フレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の移動式クランプ装置。
  5. 前記係合凹部は部分球面に形成され、前記制動部材の先端部に前記部分球面に係合可能な部分球状部が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の移動式クランプ装置。
  6. 前記係合凹部は円錐面に形成され、前記制動部材の先端部に前記円錐面に係合可能な円錐状部が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の移動式クランプ装置。
  7. 前記制動機構は、前記T形係合部に形成された1対の係合凹部と、前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに前記1対の係合凹部に係合可能に前記フレーム部材に付設された1対の弾性部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の移動式クランプ装置。
  8. 前記制動機構は、前記T形係合部に形成された1対の傾斜面であって、クランプ本体の後退方向に移行する程前記フレーム部材からの離隔距離が大きくなる1対の傾斜面と、前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに前記1対の傾斜面に係合可能に前記フレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の移動式クランプ装置。
  9. 前記傾斜面は、前記T形係合部の側面の少なくとも一部に形成されたことを特徴とする請求項8に記載の移動式クランプ装置。
  10. 前記制動機構は、前記クランプ本体が後退限位置に移動するときに前記T形係合部の1対の側面に摩擦接触可能に前記フレーム部材に付設された1対の制動部材と、これら制動部材をT形係合部の方へ夫々弾性付勢する1対のスプリング部材とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動式クランプ装置。
  11. 前記制動部材の先端部は部分球状に形成され、前記T形係合部の側面に前記制動部材の先端部が係合して摩擦接触する部分円筒溝が形成されたことを特徴とする請求項10に記載の移動式クランプ装置。
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