JP5244125B2 - クランプ移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス機械のスライドの下面のT溝に沿って押し引き可能なチェーン部材を介してクランプ装置を進退移動させるクランプ移動装置に関する。
従来、自動車工場等のプレスラインには、プレス機械のスライドの下面に金型を固定する為に、スライドの下面のT溝に沿って押し引き可能なチェーン部材を介してクランプ装置を進退移動させるクランプ移動装置が広く実用化されている。
特許文献1,2に記載のように、この種のクランプ移動装置は、プレス機械のスライドの下端の側部に固定されてチェーン案内溝を有するブロック部材と、このブロック部材上に縦向き姿勢に固定され且つ上方へ進退するピストンロッドを有するエアシリンダと、前記ピストンロッドの上端部に回転自在に装着されたスプロケットと、前記エアシリンダのシリンダ本体の上端に一端が固定され且つスプロケットを経由して下方へブロック部材の方へ延び且つブロック部材のチェーン案内溝で水平方向へ方向変換されて前記T溝内へ延び且つ他端が前記クランプ装置に連結されたチェーン部材と、エアシリンダとピストンロッドとチェーン部材の一部を収容する縦長のケース体とを有する。
前記チェーン部材は、複数のリンク板と、これらリンク板を連結する複数の連結ピンと、これら連結ピンの両端部に設けられた複数の遊転輪とを有する。各リンク板は、それと一体形成された案内路形成部であって遊転輪間ピッチと同幅の案内路形成部を有する。前記チェーン部材は、隣接するリンク板の案内路形成部の端部同士が当接することで、遊転輪側へのみ屈曲可能な片折れチェーンであって押し引き可能な片折れチェーンに構成されている。
特許第3281172号公報 特許第3665109号公報
最近の自動車の車体に採用される高張力鋼板の比率が増加しつつあるが、普通鋼の鋼板をプレス成形する場合に比べて、高張力鋼板をプレス成形する場合には、プレス機械の負荷が著しく増大する。そのため、プレス機械のスライドに作用する振動も著しく悪化することになる。
前記スライドの下面のT溝のサイズは一定ではないうえ、T溝の製作誤差もあるため、クランプ移動装置のチェーン部材の遊転輪の下端は、T溝の横溝部の下面に当接しているとしても、遊転輪の上端とT溝の横溝部の上面との間に隙間がある。そのため、プレス成形時には、上記の隙間の分だけチェーン部材が上下方向に振動するのを高頻度で繰り返すことになり、そのガタつきに起因して、チェーン部材の連結ピンが磨耗したり、リンク板のピン穴が拡大したりする現象が発生し、その結果連結ピンが破断したり、リンク板のピン穴周辺部が破損したりするという問題が頻繁に発生するようになってきた。
クランプ移動装置が故障すると、金型交換を行うことが不可能になり、自動車工場のプレスラインが停止するという事態になり、多大の損失が発生することになる。
本発明の目的は、T溝内におけるチェーン部材のガタ付きを防止可能なクランプ移動装置を提供することである。
本発明のクランプ移動装置は、プレス機械のスライドの下面のT溝に沿って金型固定用のクランプ装置をチェーン部材を介して水平方向へ進退移動させるクランプ移動装置であって、前記スライドの下端部の側部に固定されてチェーン案内溝を有するブロック部材と、前記クランプ装置に一端が連結されてT溝に沿って延び且つチェーン案内溝で上方へ方向変換されて上方へ延びるチェーン部材と、前記チェーン部材を進退駆動可能なチェーン部材駆動手段であって前記ブロック部材に設けられたチェーン部材駆動手段とを有するクランプ移動装置において、前記チェーン部材は、複数のリンク板と、これら複数のリンク板を連結する複数の連結ピンと、これら連結ピンの両端部に設けられた複数の遊転輪とを有し、前記チェーン部材のうち、少なくともスライドの下面のT溝内に導入される部分は、遊転輪側へ屈曲可能で且つ遊転輪と反対側へも所定角度屈曲可能な両折れチェーンで構成し、前記チェーン部材の残りの部分は、遊転輪側へのみ屈曲可能な片折れチェーンで構成し、前記クランプ装置により金型を固定し且つ前記チェーン部材に圧縮力が作用した状態においては、前記スライドの下面のT溝の横溝部内において両折れチェーンの複数の遊転輪を上下方向にジグザグ状態にしてスライドに対してガタつかないように構成したことを特徴としている。
本発明によれば、前記チェーン部材のうち、少なくともスライドの下面のT溝内に導入される部分は、遊転輪側へ屈曲可能で且つ遊転輪と反対側へも所定角度屈曲可能な両折れチェーンで構成し、前記チェーン部材の残りの部分は、遊転輪側へのみ屈曲可能な片折れチェーンで構成し、クランプ装置により金型を固定し且つ前記チェーン部材に圧縮力が作用した状態においては、前記スライドの下面のT溝の横溝部内において両折れチェーンの複数の遊転輪を上下方向にジグザグ状態にしてスライドに対してガタつかないように構成したため、プレス機械によりプレス成形時に、T溝内において両折れチェーンがガタつくことがないから、チェーン部材の連結ピンの磨耗や、リンク板のピン穴周辺部の破損を確実に防止することができる。
本発明の上記の構成に加えて、次のような種々の構成を採用してもよい。
(1)前記チェーン部材駆動手段は、前記ブロック部材上に縦向き姿勢に固定され且つ上方へ進退するピストンロッドを有する流体圧シリンダと、前記ピストンロッドの上端部に回転自在に装着されたスプロケットと、前記流体圧シリンダと前記スプロケットとチェーン部材の一部を収容する縦長のケース体とを備え、前記チェーン部材は、前記チェーン案内溝から上方へ延びて前記スプロケットを経由して下方へブロック部材へ延び、チェーン部材の他端が前記流体圧シリンダのシリンダ本体の上端に固定される。この構成によれば、簡単な構造の流体圧シリンダを有効活用してチェーン部材を駆動することができる。
(2)前記ケース体に、片折れチェーン及び両折れチェーンが複数の遊転輪と反対側へ膨らんだ状態に屈曲しないように規制する第1規制部材を設ける。この構成によれば、前記ピストンロッドの上端のスプロケットを下降又は上昇させることで、チェーン部材をT溝に対して進退させることができる。
(3)前記両折れチェーンが複数の遊転輪側へ膨らんだ状態に屈曲しないように規制する第2規制部材として、流体圧シリンダのシリンダ本体の側面側に縦向きに配設された固定規制部材と、前記ピストンロッドの上端部に連結されて下方へ延び且つピストンロッドの退入に応じて固定規制部材に沿って下方へ移動する可動規制部材とを設ける。この構成によれば、前記ピストンロッドの上端のスプロケットを下降させることで、チェーン部材をT溝に対して確実に前進移動させることができる。
(4)前記チェーン部材駆動手段は、前記ブロック部材内に配設されてブロック部材に回転自在に支持されたスプロケットと、前記スプロケットを回転駆動する回転駆動手段と、前記スプロケットとチェーン部材の一部を収容する縦長のケース体とを備え、前記チェーン部材は、前記チェーン案内溝から上方へ延びて前記スプロケットを経由して上方へ延び且つ前記スプロケットよりも上方に湾曲部を形成し且つ他端が前記ブロック部材に固定される。この構成によれば、簡単な構造の回転駆動手段(例えば、電動モータなど)によりチェーン部材を駆動することができる。
(5)前記片折れチェーンの前記リンク板は断面U形の案内路形成部であって遊転輪間ピッチと同幅の案内路形成部を有し、隣接するリンク板の案内路形成部の端部同士が当接することで片折れチェーンが遊転輪と反対側へ屈曲しないように構成される。
(6)前記両折れチェーンの前記リンク板は断面U形の案内路形成部であって遊転輪間ピッチよりも狭幅の案内路形成部を有する。
本発明の実施例1に係るプレス機械のクランプ移動装置の正面図である。 前記クランプ移動装置の一部切欠き縦断正面図である。 前記クランプ移動装置の側面図である。 図2のVI−VIの線断面図である。 図2のV−Vの線断面図である。 前記プレス機械のスライドと金型とクランプ装置とチェーン部材の要部縦断正面図である。 前記金型とクランプ装置の要部底面図である。 前記クランプ装置の縦断面図である。 実施例2に係るプレス機械のスライドとクランプ移動装置の一部切欠き縦断面図である。 図9に図示したクランプ移動装置の側面図である。 実施例3に係るプレス機械のスライドとクランプ移動装置の一部切欠き縦断面図である。 図11のXII−XIIの線断面図である。
符号の説明
1 プレス機械
2 スライド
4 可動側金型
7 T溝
10,10A,10B クランプ移動装置
11,11A ブロック部材
20,20A,20B チェーン部材駆動手段
25 エアシリンダ
26 ピストンロッド
35,35A スプロケット
40,40A,40B チェーン部材
41 片折れチェーン
42 両折れチェーン
43,44 リンク板
46 遊転輪
55,55A 縦長のケース体
61 第1規制部材
62,62B 第2規制部材
63 固定規制部材
64,64B 可動規制部材
70 クランプ装置
100 回転駆動手段
以下、本発明に係る実施例について、図面を参照しながら説明する。
本実施例は、自動車工場等の立型のプレス機械において、スライドの下面のT溝に沿って金型固定用のクランプ装置をチェーン部材を介して水平方向へ進退移動させるクランプ移動装置に本発明を適用した場合の例である。
図1に示すように、プレス機械1において、スライド2の下面やボルスタ3の上面には、複数のT溝7が左右方向に形成されている。そのT溝7に係合可能な脚部87を有するクランプ装置70を進退移動する為の複数のクランプ移動装置10がプレス機械1の側部に設けられ、そのクランプ移動装置10によりT溝7に沿ってクランプ装置70を進退移動させることで、スライド2の下面には可動側の金型4を、また、ボルスタ3の上面には固定側の金型5を夫々固定する。
ここで、可動側金型4の左右両端のフランジ部4aをクランプするため、金型4の左右両側に位置する複数対のクランプ移動装置10がスライド2の側部に夫々設置され、固定側金型5の左右両端のフランジ部5aをクランプするため、金型5の左右両側に位置する複数対のクランプ移動装置10がボルスタ3の側部に夫々設置されている。そのため、以下の説明では、プレス機械1のスライド2の右側部に配設されたクランプ移動装置10を例として説明する。
図2と図3に示すように、クランプ移動装置10は、スライド2の下端部の側部に固定されてチェーン案内溝17を有するブロック部材11と、クランプ装置70に一端が連結されてT溝7に沿って延び且つチェーン案内溝17で上方へ方向変換されて上方へ延びるチェーン部材40と、チェーン部材40を進退駆動可能なチェーン部材駆動手段20であってブロック部材11に設けられたチェーン部材駆動手段20などから構成され、スライド2の下面のT溝7に沿ってチェーン部材40を介してクランプ装置70を水平方向へ進退移動させることができる。
次に、ブロック部材11について説明する。
図2に示すように、ブロック部材11は、第1ブロック13と第2ブロック14とを有している。この第1ブロック13が、スライド2の下端の右側部に、スペーサブロック15を介して4本のボルト13aにより強力に固定されている。このブロック部材11の内部には、チェーン部材40を案内するチェーン案内溝17を有し、このチェーン案内溝17は、スペーサブロック15と第1ブロック13に形成されたT溝7と同様の案内溝と、この案内溝に連通し湾曲して90度上方へ方向変換する第2ブロック14に形成されているT溝7と同様の湾曲案内溝とで構成されている。
このブロック部材11の下端には、1対のクランププレート21が装着され、一方のクランププレート21に第1近接スイッチ23が装着され、金型4から側方へ退避させた状態のときのクランプ装置70が1対のクランププレート21をクランプした状態になる。このクランプ装置70は、チェーン部材40を介してクランプ移動装置10と連結されている。第1近接スイッチ23は、待機位置に後退してきたクランプ装置70の受止部材91の端面と当接したことを検出し、その検出信号に基づいて図示外の制御ユニットがクランプ装置70をクランププレート21にクランプさせ、クランプ装置70を待機状態にさせる。
次に、チェーン部材40について説明する。
図2〜図6に示すように、チェーン部材40は、片折れチェーン41と両折れチェーン42とで構成されている。片折れチェーン41は、複数のリンク板43と、これらリンク板43を連結する複数の連結ピン45と、これら複数の連結ピン45の両端部に夫々設けられた複数の遊転輪46と、複数の連結ピン45に外嵌された複数のスペーサ47を有している。両折れチェーン41は、複数のリンク板44と、これらリンク板44を連結する複数の連結ピン45と、これら複数の連結ピン45の両端部に夫々設けられた複数の遊転輪46と、複数の連結ピン45に外嵌された複数のスペーサ47を有している。
このチェーン部材40は、クランプ装置70の連結部材87aに一端が連結されてT溝7に沿って延び、ブロック部材11のチェーン案内溝17で上方へ方向転換されて上方へ延び、チェーン案内溝17から上方へ延びてスプロケット35を経由して下方へブロック部材11へ延び、エアシリンダ25の上端の連結部25aに他端が固定されている。
チェーン部材40のうち、少なくともスライド2の下面のT溝7内に導入される部分を含む部分は、遊転輪46側へ屈曲可能で且つ遊転輪46と反対側へも所定角度屈曲可能な両折れチェーン部材42で構成されている。具体的には、クランプ装置70の一端からピストンロッド26が最大伸長状態のときのスプロケット35までの部分は、両折れチェーン部材42で構成されている。尚、図6において、例えば、両折れチェーン部材42の隣接するリンク板44とリンク板44のなす角度は約150度である。
クランプ装置70が金型4をクランプしたクランプ状態のとき、チェーン部材42に圧縮力が作用した状態では、両折れチェーン42の複数の遊転輪46は、スライド2の下面のT溝7の横溝部7b内において、上下方向にジグザグ状態(図6参照)にされてスライド2に対してガタつかないように構成されている。両折れチェーン42において、リンク板44は、連結ピン45に外挿されたスペーサ47との間に後述する案内路を形成する為に、遊転輪46間ピッチの約1/3の幅の断面U形の案内路形成部52を有している。案内路形成部52を狭幅に形成することにより、前記所定角度の屈曲が可能になっている。
チェーン40のうちの両折れチェーン42以外の残りの部分は、遊転輪46側へのみ屈曲可能な片折れチェーン41に構成されている。片折れチェーン41において、リンク板43は、連結ピン45に外挿されたスペーサ47との間に後述する案内路を形成する為に、遊転輪46間ピッチと同幅の断面U形の案内路形成部51を有している。片折れチェーン41においては、隣接するリンク板43の案内路形成部51の端部同士が当接することで遊転輪46側へ膨らんだ状態に屈曲しないように構成されている。尚、「片折れチェーン」とは、チェーンの片側へのみ屈曲可能なチェーンのことである。
複数の案内路形成部51,52により、チェーン部材40の全長に亙って案内路53が形成され、この案内路53にクランプ装置70の油圧シリンダ72に油圧を給排する油圧ホース54や電気信号ケーブルが導設される。案内路53に導設された油圧ホース54の一端が、第1ブロック13の油圧給排口13bに接続され、他端がクランプ装置70の油圧給排ポート89aに接続されている。油圧給排口13bは、油圧ホース等を介して油圧供給装置に接続される。電気信号ケーブルは、第2近接スイッチ92のコネクタ部に接続されるが、電気信号ケーブルは図示を省略し、油圧ホース54のみ図示している。
次に、チェーン部材駆動手段20について説明する。
図2〜図6に示すように、チェーン部材駆動手段20は、ブロック部材11上に縦向き姿勢に固定され且つ上方へ進退するピストンロッド26を有するエアシリンダ25(流体圧シリンダ)と、ピストンロッド26の上端部に回転自在に装着されたスプロケット35と、エアシリンダ25とスプロケット35とチェーン部材40の一部を収容する縦長のケース体55とを備えている。
エアシリンダ25は、第2ブロック14の上端に縦向き姿勢に固定され且つ加圧エアが充填及び排出されるシリンダ本体27と、このシリンダ本体27から上方へ進退するピストンロッド26とを有している。シリンダ本体27の上端部にはロッド側端壁29が設けられ、シリンダ本体27の下端部にヘッド側端壁31が夫々設けられている。
ロッド側端壁29には、ピストンロッド26が上下方向に摺動自在に挿通されている。このロッド側端壁29の側部には、シリンダ本体27内部に連通する前進用エア接続口29aが設けられ、このエア接続口29aには加圧エア供給ホースが接続され、その加圧供給ホースはケース体55を貫通して外部に延びて加圧供給源に接続されている。ヘッド側端壁部31はブロック部材11の上端部に固定され、後退用エア接続口31aがブロック部材11とヘッド側端壁31に設けられ、エア接続口31aに加圧供給ホースが接続され、その加圧供給ホースはケース体55を貫通して外部に延びて加圧供給源に接続されている。
エアシリンダ25のシリンダ本体27に4つのタイロッド33が設けられ、これらタイロッド33の上端部がロッド側端壁29に下方から貫通され上方からナット33aで夫々固定され、これらタイロッド33の下端部がヘッド側端壁31を貫通し、第2ブロック14に夫々螺着され、シリンダ本体27がブロック部材11に固定されている。ロッド側端壁29は、ケース体55の内面に当接され、外方から2本のボルト29bによりケース体55に固定されている。
図2に示すように、1対のスプロケット35は、ピストンロッド26の上端部に設けられた軸受35aに回転自在に支持されている。この1対のスプロケット35には、チェーン部材40の両側の遊転輪46が係合している。スプロケット35の軸受35aの上端部には、第2規制部材62における可動規制部材64の上端部64aが固定されている。
この1対のスプロケット35がチェーン部材40の両側の遊転輪46に係合しているので、エアシリンダ25のピストンロッド26を伸長させると、スプロケット35が回動しながら上方移動するため、クランプ装置70が外方(右方の待機位置側)へ引き駆動される。ピストンロッド26を退入させると、スプロケット35が回動しながら下方移動するため、クランプ装置70が内方(左方の金型側)へ押し駆動される。
図2〜図5に示すように、縦長のケース体55は、1対の断面溝形の金属板56と、上部を覆う上蓋部材57とを有し、第2ブロック14に縦向きに立設されている。このケース体55は、1対の金属板56を対向させ、その下端部を第2ブロック14に8本のボルト14aにより夫々固定し、上端部に上蓋部材57を4本のボルト57aにより固定することで構成されている。ケース体55の内部には、エアシリンダ25とスプロケット35と片折れチェーン41の一部と両折れチェーン42の一部が収容されている。ケース体55の後側面には端子ボックス59が設けられ、この端子ボックス59を介して複数の電気信号ケーブルが接続される。
図2、図4、図5に示すように、ケース体55に、片折れチェーン41及び両折れチェーン42が複数の遊転輪46と反対側へ膨らんだ状態に屈曲しないように複数の遊転輪46を規制する第1規制部材61を設けてある。
両折れチェーン42が複数の遊転輪46側へ膨らんだ状態に屈曲しないように複数の遊転輪46を規制する第2規制部材62として、エアシリンダ25のシリンダ本体27側面沿って縦向きに配設された固定規制部材63と、ピストンロッド26の上端部に連結されて下方へ延び且つピストンロッド26の退入に応じて固定規制部材63に沿って下方へ移動する可動規制部材64とを設けてある。
第1規制部材61は、片折れチェーン41側の1対の規制部材61aと、両折れチェーン42側の1対の規制部材61bから構成されている。1対の規制部材61aは、1対の金属板56の左端部に形成された前後方向向きの板片部分である。遊転輪46が規制部材61aに右方から当接し、リンク板43がケース体55の開口部から部分的に突出している。両折れチェーン42側の規制部材61bは、ケース体55の前後の側壁面に固定された1対のL形板材の前後方向向きの板片部分で構成されている。遊転輪46が規制部材61bに左方から当接し、リンク板43が規制部材61b間の開口部から部分的に右方へ突出している。
固定規制部材63は、エアシリンダ25のシリンダ本体27の右側面に縦向きに配設され固定された縦長の板部材から形成され、両折れチェーン部材42の前後両側の遊転輪46が当接可能に構成されている。可動規制部材64は、ピストンロッド26の上端部に上端部が連結されて下方へ延び且つピストンロッド26の退入に応じて固定規制部材63に沿って下方へ移動するように設けられ、両折れチェーン部材42の前後両側のリンク板44が当接している。
次に、クランプ装置70について説明する。
図6〜図8に示すように、クランプ装置70は、金型4のフランジ部4aの下面を押圧可能なクランプ出力部71と、ピストンロッド75と一体形成された縦軸部材85と、断面T形の脚部87と、フランジ部4aの端面を受け止める受止部材91と、フランジ部4aの端面を検出する第2近接スイッチ92などを備えている。
クランプ出力部71は、油圧シリンダ72と、油圧シリンダ72に固定され且つクランプ時にフランジ部4aの下面を押圧する第1板部材81と、第1板部材81に固定され且つ第1板部材81の下面と油圧シリンダ72の上端面との間に設けられた第2板部材82とを有し、クランプ作動時には、このクランプ出力部71とスライド2の下面との間に金型4のフランジ部4aが挟圧されて、金型4がスライド2の下面に固定される。
図8に示すように、油圧シリンダ72は、シリンダ本体73と、ピストン74と、復帰用の圧縮スプリング77と、ピストン74に固着されたピストンロッド75と、クランプ作動時に油圧が充填される作動室76と、圧縮スプリング77を支持する蓋部材78と、エア抜きバルブ79を有し、縦軸部材85と脚部87の内部に設けられ且つ作動室76に連通された油路89に油圧ホース54が接続され、油圧供給装置に接続された油圧ホース54から作動室76に油圧が給排され、クランプ作動やアンクランプ作動させるように構成されている。
第1板部材81は、油圧シリンダ72の上端部に第2板部材82と重畳してビス83で固定され、第1板部材81の中心部には縦軸部材85が突出される挿通孔が設けられている。この第1板部材81の右端部に2つの突出部位が形成され、その上面には1対の受止部材91が夫々設置されている。尚、一方の受止部材91には第2近接スイッチ92が装備されている。第2板部材82には、第2近接スイッチ92のコネクタ部に電気信号ケーブルを接続する際に、ケーブル部分を固着する為の8つの小孔82aが設けられている。
縦軸部材85は、油圧シリンダ72のピストンロッド75と一体的に形成され、縦軸部材85の上端部には脚部87が一体的に形成され、脚部87を介してT溝7に沿って移動可能に摺動自在に係合されている。クランプする際には、金型4のフランジ部4aのU形の切欠部に縦軸部材85が導入される(図7参照)。
脚部87の右端部には、チェーン部材40が連結される連結部材87aが設けられ、この連結部材87aを介してクランプ移動装置10により、クランプ装置70がT溝7の内部を進退移動可能にされる。脚部87の内部に油路89が形成されて、連結部材87aの下方に形成された油圧給排ポート89aに油圧ホース54が接続され油圧シリンダ72の作動室76に油圧を給排可能に構成してある。
第2近接スイッチ92は、受止部材91に貫通状に装着されており、その先端の検出部が受止部材91の側面と同一面に位置し、フランジ部4aのほぼ鉛直な端面とクランプ装置70との当接を検出するようになっている。第2近接スイッチ92のコネクタ部には図示外の電気信号ケーブルが接続される。
以下、このクランプ移動装置10の作用及び効果について説明する。
プレス機械1のスライド2に可動側の金型4を固定していない状態では、クランプ装置70はクランププレート21をクランプした状態で待機位置にある。次に、スライド2を上昇させた状態で、上下に組み合わせた可動側と固定側の金型4,5をボルスタ3の上面に搬入し、その後スライド2を下降させて可動側金型4の上面に当接させる。
次に、クランププレート21へのクランプを解除し、前進用エア接続口29aからエアシリンダ25に加圧エアを供給し、加圧エアによりピストンロッド26を退入させ、クランプ装置70を待機位置から左方へ金型4の方へ前進移動させる。クランプ装置70が金型4のフランジ部4aのほぼ鉛直な端面と当接したことを第2近接スイッチ92で検出し、その検出信号に基づいて、プレス機械1の制御ユニットによりクランプ装置70の前進移動を停止させる。制御ユニットにより、作動室76に油圧を供給することによりクランプ出力部71に金型4のフランジ部4aをクランプさせ、金型4をスライド2に固定する。
ここで、第1規制部材61を設けているため、金型4をクランプするためにピストンロッド26の上端のスプロケット35を下降させても上昇させても、チェーン部材40が本体ケース55から外方に突出するように屈曲することが無く、チェーン部材40をT溝7に対して進退させることができる。
両折れチェーン42の複数の遊転輪46が遊転輪46側へ膨らんだ状態に屈曲しないように規制する第2規制部材62として、固定規制部材63と可動規制部材64を設けたため、ピストンロッド26の上端のスプロケット35を下降させても、両折れチェーン42が遊転輪46側へ膨らんだ状態に屈曲することがなく、チェーン部材40をT溝7に対して確実に前進移動させることができる。
金型4をクランプしたクランプ状態のとき、T溝7内において、両折れチェーン42は、前進移動させている際のクランプ装置70の自重又は慣性や、チェーン部材40の自重や、クランプ装置70がフランジ部4aに当接した際の衝撃などにより、チェーン部材40に圧縮力が作用した状態において、複数の遊転輪46がT溝7の横溝部7b内において上下方向にジグザグ状態に屈曲され、T溝7の横溝部7bの上下の壁面に当接状態を維持する。
このように、両折れチェーン42の複数の遊転輪46をT溝7の横溝部7bにおいて上下方向にジグザグ状態にすることで、クランプする際に両折れチェーン42を遊転輪46の上端及び下端と横溝部7bの上面及び下面との間の隙間を無くすことができる。このため、プレス機械1によるプレス成形時に、T溝7内において両折れチェーン42がガタつくことがないから、チェーン部材40の連結ピン45の磨耗や、リンク板44のピン穴周辺部の破損を確実に防止することができる。
片折れチェーン41には、複数のリンク板43とスペーサ47との間に形成された複数の案内路形成部51により油圧ホース54や信号線を案内する案内路53を形成することができるうえ、遊転輪46の反対側へ屈曲しない片折れチェーンとすることができる。
片折れチェーン41と同様に、両折れチェーン42にも複数の案内路形成部52により油圧ホース54や信号線を案内する案内路53を形成することができるうえ、遊転輪46側へ屈曲可能でかつ遊転輪46と反対側へも所定角度屈曲可能な両折れチェーン42とすることができる。
金型4を取り外す際は、スライド2を上下の金型4,5が当接する位置まで下降させ、プレス機械1の制御ユニットによりクランプ装置70のクランプを解除させると共に、エアシリンダ25の後退用エア接続口31aからエアを供給し、ピストンロッド26を伸長させることでクランプ装置70を後退させて待機位置へ移動させる。第1近接スイッチ23が受止部91の端面と当接したことを検出したとき、その検出信号に基づいて制御ユニットにより、エアシリンダ25を停止させて後退駆動を停止させ、クランププレート21をクランプさせ待機状態にする。
次に、実施例2のクランプ移動装置10Aについて説明する。
図9、図10に示すように、このクランプ移動装置10Aにおける実施例1と同様の構成要素に同一の参照符号を付して説明を省略する。このクランプ移動装置10Aは、スライド2の下端部の側部に固定されてチェーン案内溝17を有するブロック部材11Aと、クランプ装置70に一端が連結されてT溝7に沿って延び且つチェーン案内溝17で上方へ方向変換されて上方へ延びるチェーン部材40Aと、チェーン部材40Aを進退駆動可能なチェーン部材駆動手段20Aであってブロック部材11Aに設けられたチェーン部材駆動手段20Aとを有している。
次に、ブロック部材11Aについて説明する。
ブロック部材11Aは、第1ブロック13と第2ブロック14Aとを有し、スライド2の下端の右側部に、第1ブロック13がスペーサブロック15を介して複数本のボルト13aにより強力に固定されている。ブロック部材11Aの内部にはチェーン部材40Aを案内する前記実施例1と同様のチェーン案内溝17が設けられている。第2ブロック14Aの内部には1対のスプロケット35Aが配設されて回転可能に第2ブロック14Aに支持されている。この1対のスプロケット35Aには、チェーン部材40Aの両側の遊転輪46が係合している。
次に、チェーン部材40Aについて説明する。
チェーン部材40Aは、片折れチェーン41と両折れチェーン42とで構成され、クランプ装置70に一端が連結されてT溝7に沿って延び且つチェーン案内溝17で上方へ方向変換されて上方へ延び、スプロケット35Aを経由して上方へ延び且つスプロケット35Aよりも上方に形成される湾曲部110を経由して他端がブロック部材11Aに固定されている。
このチェーン部材40Aのうちの、少なくともスライド2の下面のT溝7内に導入される部分、つまり、クランプ装置70に装着された一端からチェーン部材40Aがケース体55A内に最大限後退した状態のときの湾曲部110までの部分が両折れチェーン42で構成され、このチェーン部材40Aの残りの部分は、片折れチェーン41で構成されている。
次に、チェーン部材駆動手段20Aについて説明する。
チェーン部材駆動手段20Aは、前記1対のスプロケット35Aと、スプロケット35Aを回転駆動する回転駆動手段100と、スプロケット35Aとチェーン部材40Aの一部を収容する縦長のケース体55Aとを備えている。
回動駆動手段100は、電動モータ又はエアモータなどで構成され、回転軸101を介してスプロケット35Aに連結され、スプロケット35Aを回転駆動する。この1対のスプロケット35Aがチェーン部材40Aの両側の遊転輪46に係合しているので、スプロケット35Aを時計回りに回転させると、クランプ装置70が内方(左方の金型の方)へ押し駆動される。スプロケット35Aを反時計回りに回転させると、クランプ装置70が外方(右方の待機位置)へ引き駆動される。
この縦長ケース体55Aには、前記実施例1と同様に、第1規制部材61が設けられており、スプロケット35Aの回転駆動時に、チェーン部材40Aが遊転輪46と反対側へ膨らむように屈曲しないように規制し、チェーン部材40Aの複数の遊転輪46がケース体55Aの外方へ移動しないように規制している。尚、実施例1の第2規制部材に相当する部材は設けられていないが、油圧ホース54によりチェーン部材40Aの湾曲110以外の部分が屈曲しないように規制している。
このように、このクランプ移動装置10Aよれば、制御ユニットにより回転駆動手段100を制御することで、チェーン部材40AがT溝7内を前進駆動され、金型4のフランジ部4aに当接され、金型4をクランプすることができる。このとき、スライド2の下面のT溝7の横溝部7b内において両折れチェーン42の複数の遊転輪46が上下方向にジグザグ状態になりスライド2に対してガタつかない。他の効果については、実施例1と略同様の効果を奏するため説明は省略する。
次に、実施例3のクランプ移動装置10Bについて説明する。
図11,図12に示すように、このクランプ移動装置10Bにおける実施例1と同様の構成要素に同一の参照符号を付して説明を省略する。このクランプ移動装置10Bにおいては、チェーン部材40Bは、前述の両折れチェーン42のみで構成され、一端がクランプ装置70の連結部材87aに連結され、他端がチェーン部材駆動手段20Bのエアシリンダ25のシリンダ本体27の上端の連結部25aに固定されている。
第2規制部材62Bの可動規制部材64Bは、両折れチェーン42が遊転輪46側へ膨らんだ状態に屈曲しないように規制するため、両折れチェーン42の内側に沿うように縦向きに設けられている。この可動規制部材64Bは、連結部64bと第1板部64cと第2板部64dから側面視逆U形に形成され、連結部64bがピストンロッド26の上端部に連結されて第1,第2板部64c,64dが下方へ延びている。ピストンロッド26の退入に応じて、第1板部64cが固定規制部材63に沿って下方へ移動するように設けられ、第2板部64dが、ロッド側端壁部29の貫通穴29aを挿通して下方へ移動するように設けられている(図12参照)。第1板部64cと第2板部64dには、両折れチェーン42の両側のリンク板44が当接して規制されている。
このように、このクランプ移動装置10Bにおいて、可動規制部材64Bによりピストンロッド26の上端の1対のスプロケット35を下降させても、両折れチェーン42が屈曲することなく移動させることなく、チェーン部材40BをT溝7に対して確実に前進移動させることができる。チェーン部材40Bが両折れチェーン42のみで構成されているので、片折れチェーン41と両折れチェーン42から構成されるチェーン部材40と比較して製造コストを抑制することができる。他の効果については、実施例1と略同様の効果を奏するため説明は省略する。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変更形態について説明をする。
1〕前記第1,第2近接スイッチ23,92の代わりに、接触式スイッチを採用可能である。
2〕その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を不可した形態で実施することができ本発明はそれらの変更形態も包含するものである。
本発明は、自動車工場等の立型のプレス機械において、スライドの下面のT溝に沿って押し引き可能なチェーン部材を介してクランプ装置を進退移動させるクランプ移動装置に利用することができる。

Claims (4)

  1. プレス機械のスライドの下面のT溝に沿って金型固定用のクランプ装置をチェーン部材を介して水平方向へ進退移動させるクランプ移動装置であって、
    前記スライドの下端部の側部に固定されてチェーン案内溝を有するブロック部材と、前記クランプ装置に一端が連結されてT溝に沿って延び且つチェーン案内溝で上方へ方向変換されて上方へ延びるチェーン部材と、前記チェーン部材を進退駆動可能なチェーン部材駆動手段であって前記ブロック部材に設けられたチェーン部材駆動手段とを有するクランプ移動装置において、
    前記チェーン部材は、複数のリンク板と、これら複数のリンク板を連結する複数の連結ピンと、これら連結ピンの両端部に設けられた複数の遊転輪とを有し、
    前記チェーン部材のうち、少なくともスライド下面のT溝内に導入される部分は、遊転輪側へ屈曲可能で且つ遊転輪と反対側へも所定角度屈曲可能な両折れチェーンで構成し、
    前記チェーン部材の残りの部分は、遊転輪側へのみ屈曲可能な片折れチェーンで構成し、
    前記チェーン部材駆動手段は、
    前記ブロック部材上に縦向き姿勢に固定され且つ上方へ進退するピストンロッドを有する流体圧シリンダと、前記ピストンロッドの上端部に回転自在に装着されたスプロケットと、前記流体圧シリンダと前記スプロケットとチェーン部材の一部を収容する縦長のケース体とを備え、
    前記チェーン部材は、前記チェーン案内溝から上方へ延びて前記スプロケットを経由して下方へブロック部材へ延び、チェーン部材の他端が前記流体圧シリンダのシリンダ本体の上端に固定され、
    前記両折れチェーンが複数の遊転輪側へ膨らんだ状態に屈曲しないように複数の遊転輪を規制する第2規制部材として、流体圧シリンダのシリンダ本体の側面側に縦向きに配設された固定規制部材と、前記ピストンロッドの上端部に連結されて下方へ延び且つピストンロッドの退入に応じて固定規制部材に沿って下方へ移動する可動規制部材とを設け、
    前記クランプ装置により金型を固定し且つ前記チェーン部材に圧縮力が作用した状態においては、前記スライドの下面のT溝の横溝部内において両折れチェーンの複数の遊転輪を上下方向にジグザグ状態にしてスライドに対してガタつかないように構成したことを特徴とするクランプ移動装置。
  2. 前記ケース体に、片折れチェーン及び両折れチェーンが複数の遊転輪と反対側へ膨らんだ状態に屈曲しないように複数の遊転輪を規制する第1規制部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のクランプ移動装置。
  3. 前記片折れチェーンの前記リンク板は断面U形の案内路形成部であって遊転輪間ピッチと同幅の案内路形成部を有し、隣接するリンク板の案内路形成部の端部同士が当接することで片折れチェーンが遊転輪と反対側へ屈曲しないように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のクランプ移動装置。
  4. 前記両折れチェーンの前記リンク板は断面U形の案内路形成部であって遊転輪間ピッチよりも狭幅の案内路形成部を有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ移動装置。
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