JP5155233B2 - 位置情報分析装置および位置情報分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが携帯する移動機の位置情報に基づくユーザ動向分析(例えばユーザの出没エリアの抽出など)を行う位置情報分析装置および位置情報分析方法に関する。
従来より、個々のユーザの位置情報に応じて、さまざまなサービス(情報提供など)を行う技術が提案されている。例えば、特許文献1には、サーバ装置が、ユーザの現在位置に対応する移動先リスト(過去に当該位置にいた多くのユーザが移動先として選択した移動場所のリスト)を生成し、ユーザに提供する、といった技術が提案されている。
特開2007−110341号公報 特開2002−44008号公報
従来は、ユーザの位置情報に応じて個々のユーザにサービス提供する技術は多く提案されているものの、多数のユーザの位置情報を巨視的に分析し、ユーザ動向に関するデータを収集する技術については、あまり提案されていなかった。
その反面、近年の消費者嗜好の多様化や複雑化に伴い、エリア限定の無い多数のユーザを対象とする巨視的なユーザ動向に関する分析データへのニーズは非常に高まっている。
一方、巨視的なユーザ動向に関するデータを収集するには、従来は、多数のユーザに対しアンケートを発送して回収し、多くの人手を使って収集するなどの非常に手間のかかる一連の作業が必要であり、ユーザにとってもアンケートに答えて返送するといった負担を強いるものであった。このように従来は巨視的なユーザ動向に関するデータを収集するだけでも非常に面倒であり、かかるデータを速やかに収集することは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑み、簡易に得られる多数のユーザの位置情報を効率的に分析し、巨視的なユーザ動向に関するデータを速やかに収集することを目的とする。
本発明に係る位置情報分析装置は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータであって、複数のユーザについての複数の時刻にわたる当該ポイントデータを入力する入力部と、入力された前記ポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合の当該ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上に前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記複数のユーザが頻繁に出没する出没エリアとして抽出する出没エリア抽出部と、抽出された出没エリア情報を保存する保存部と、前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、前記2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合する結合部と、前記結合で得られた前記2次元地図データ上で前記ユーザ毎のポイントデータと前記出没エリアとを結合したデータにて、各出没エリア内に位置する前記ユーザ毎のポイントデータの時刻情報に基づいて、各出没エリアについての前記ユーザ毎の滞在時間を求める滞在時間導出部と、求めた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての滞在時間情報に基づいて、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を求める滞在時間統計値導出部と、外部から入力された又は予め記憶されたユーザ毎の住所情報を含んだ属性データ、および、前記滞在時間導出部により求められた各出没エリアにおける前記ユーザ毎の滞在時間に基づいて、あるユーザについて、前記住所情報に該当する出没エリアの滞在時間を自宅での滞在時間とし、当該自宅での滞在時間を除外した時間帯を当該ユーザについての行動時間帯とすることで、各ユーザについて前記行動時間帯を求め、出没エリア毎に各ユーザについての行動時間帯の情報を統合することで前記出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を求める行動時間帯導出部と、を備え、前記出没エリア抽出部は、前記ポイントデータの分布状況として、前記入力された全ユーザのポイントデータの密度、前記入力された全ユーザのポイントデータ同士の距離、又は、前記入力された全ユーザ毎のポイントデータ同士の距離を求め、前記全ユーザのポイントデータの密度、前記全ユーザのポイントデータ同士の距離、又は、前記全ユーザ毎のポイントデータ同士の距離と、所定基準とに基づいて、前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記出没エリアとして抽出前記保存部は、前記全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値、をさらに保存し、前記保存部は、前記出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報、をさらに保存する、ことを特徴とする。
ここでの「ポイントデータ」としては、GPS測位システムで得られたGPS測位データ、又は、OPSデータを採用することができる。但し、OPSデータには、厳密な位置情報(緯度・経度情報)が含まれていないので、例えば、あるユーザが在圏するエリア情報を、当該ユーザが当該エリアの重心位置に位置するものと推定し、エリア情報を当該エリアの重心位置の位置情報(緯度・経度情報)に変換することで、OPSデータからポイントデータを得ることができる。
上記のように比較的簡易に得られるポイントデータについて、入力部が複数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータを入力し、出没エリア抽出部が、入力されたポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合の当該ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上にポイントデータが密集しているエリアを出没エリア(複数のユーザが頻繁に出没するエリア)として抽出し、そして保存部が、抽出された出没エリア情報を保存する。このようにして、本発明に係る位置情報分析装置によれば、簡易に得られる多数のユーザの位置情報を効率的に分析し、巨視的なユーザ動向に関するデータとして出没エリア情報を速やかに収集することができる。また、結合部が、入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合し、滞在時間導出部が、結合で得られた2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合したデータにて、各出没エリア内に位置するユーザ毎のポイントデータの時刻情報に基づいて、各出没エリアについてのユーザ毎の滞在時間を求めることができる。そして、滞在時間統計値導出部が、求めた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての滞在時間情報に基づいて、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を求め、保存部が、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を保存する。このようにして、巨視的なユーザ動向に関するデータとして、さらに、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を速やかに収集することができる。また、行動時間帯導出部が、ユーザ毎の住所情報を含んだ属性データ、および、各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間に基づいて、あるユーザについて、住所情報に該当する出没エリアの滞在時間を自宅での滞在時間とし、当該自宅での滞在時間を除外した時間帯を当該ユーザについての行動時間帯とすることで、各ユーザについて行動時間帯を求め、出没エリア毎に各ユーザについての行動時間帯の情報を統合することで出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を求め、そして、保存部が、出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を保存する。このようにして、巨視的なユーザ動向に関するデータとして、さらに、出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を速やかに収集することができる。
ところで、出没エリアの抽出手法については、ポイントデータをユーザ毎に分類するか否かに応じて、および、ポイントデータの密度に基づく抽出を行うかポイントデータのグループ化に基づく抽出を行うかに応じて、計4通りの態様が挙げられる。そのため、出没エリア抽出部の構成態様として、以下4通りの態様が挙げられる。
即ち、出没エリア抽出部は、前記2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における、前記入力された全ユーザのポイントデータの密度を算出する全ユーザ密度算出部と、算出された全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを、前記出没エリアとして抽出する第1の抽出部と、を含む構成としてもよい。
また、出没エリア抽出部は、前記入力された全ユーザのポイントデータを前記2次元地図データ上にプロットした場合の前記ポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをグループ化するグループ化部と、グループ化された複数のポイントデータを前記2次元地図データ上で包含するエリアを、前記出没エリアとして抽出する第2の抽出部と、を含む構成としてもよい。
また、出没エリア抽出部は、前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部と、分類されたユーザ毎のポイントデータについて、前記2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における当該ユーザ毎のポイントデータの密度を算出するユーザ毎密度算出部と、算出された各区域におけるユーザ毎のポイントデータの密度を各区域について合算することで、各区域における全ユーザのポイントデータの密度を求める合算部と、求められた全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを、前記出没エリアとして抽出する第3の抽出部と、を含む構成としてもよい。
また、出没エリア抽出部は、前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部と、分類されたユーザ毎のポイントデータを前記2次元地図データ上にプロットした場合の前記ポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをユーザ毎にグループ化するユーザ毎グループ化部と、ユーザ毎にグループ化された複数のポイントデータを前記2次元地図データ上で包含するエリアを、全ユーザについて前記2次元地図データ上で重ね合わせる重ね合わせ部と、前記重ね合わせにより得られたエリアを、前記出没エリアとして抽出する第4の抽出部と、を含む構成としてもよい。
さて、本発明に係る位置情報分析装置は、前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、前記2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合する結合部と、前記結合で得られた前記2次元地図データ上で前記ユーザ毎のポイントデータと前記出没エリアとを結合したデータにて、前記出没エリアに対する前記ユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の移動履歴情報をユーザ毎に求める移動履歴導出部と、ユーザ毎の出没エリア間の移動履歴情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての出没エリア間の移動履歴情報に基づいて、全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報を求める移動量導出部と、をさらに備え、前記保存部は、前記全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報、をさらに保存する構成とすることが望ましい。この場合、結合部が、入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合し、移動履歴導出部が、結合で得られた2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合したデータにて、出没エリアに対するユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の移動履歴情報をユーザ毎に求めることができる。そして、移動量導出部が、ユーザ毎の出没エリア間の移動履歴情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての出没エリア間の移動履歴情報に基づいて、全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報を求め、保存部が、全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報を保存する。このようにして、巨視的なユーザ動向に関するデータとして、さらに、全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報を速やかに収集することができる。
また、本発明に係る位置情報分析装置は、前記保存部により保存された情報を読み出す読出し部と、読み出された情報を出力する出力部と、をさらに備える構成とすることが望ましい。この場合、保存部により保存されたさまざなま情報を出力して可視化することができる。
なお、位置情報分析装置に係る発明は、位置情報分析方法に係る発明として捉えることができ、以下のように記述することができる。位置情報分析方法に係る発明も、同様の作用・効果を奏する。
本発明に係る位置情報分析方法は、位置情報分析装置において実行される位置情報分析方法であって、位置情報分析装置が、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータであって、複数のユーザについての複数の時刻にわたる当該ポイントデータを、前記位置情報分析装置に入力する入力ステップと、位置情報分析装置が、入力された前記ポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合の当該ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上に前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記複数のユーザが頻繁に出没する出没エリアとして抽出する出没エリア抽出ステップと、位置情報分析装置が、抽出された出没エリア情報を保存する第1の保存ステップと、位置情報分析装置が、前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、前記2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合する結合ステップと、位置情報分析装置が、前記結合で得られた前記2次元地図データ上で前記ユーザ毎のポイントデータと前記出没エリアとを結合したデータにて、各出没エリア内に位置する前記ユーザ毎のポイントデータの時刻情報に基づいて、各出没エリアについての前記ユーザ毎の滞在時間を求める滞在時間導出ステップと、位置情報分析装置が、求めた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての滞在時間情報に基づいて、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を求める滞在時間統計値導出ステップと、位置情報分析装置が、前記全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を保存する第2の保存ステップと、位置情報分析装置が、外部から入力された又は予め記憶されたユーザ毎の住所情報を含んだ属性データ、および、前記滞在時間導出ステップにおいて求められた各出没エリアにおける前記ユーザ毎の滞在時間に基づいて、あるユーザについて、前記住所情報に該当する出没エリアの滞在時間を自宅での滞在時間とし、当該自宅での滞在時間を除外した時間帯を当該ユーザについての行動時間帯とすることで、各ユーザについて前記行動時間帯を求め、出没エリア毎に各ユーザについての行動時間帯の情報を統合することで前記出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を求める行動時間帯導出ステップと、位置情報分析装置が、前記出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を保存する第3の保存ステップと、を備え、前記出没エリア抽出ステップでは、位置情報分析装置は、前記ポイントデータの分布状況として、前記入力された全ユーザのポイントデータの密度、前記入力された全ユーザのポイントデータ同士の距離、又は、前記入力された全ユーザ毎のポイントデータ同士の距離を求め、前記全ユーザのポイントデータの密度、前記全ユーザのポイントデータ同士の距離、又は、前記全ユーザ毎のポイントデータ同士の距離と、所定基準とに基づいて、前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記出没エリアとして抽出する、ことを特徴とする。
本発明によれば、簡易に得られる多数のユーザの位置情報を効率的に分析し、巨視的なユーザ動向に関するデータを速やかに収集することができる。
本実施形態の通信システムのシステム構成図である。 本実施形態の位置情報分析装置の機能ブロック構成図である。 出没エリア抽出部のさまざまな構成例を示す図である。 第1の処理に関するフローチャートである。 出没エリアの抽出処理のさまざまな態様を示す図である。 第2の処理に関するフローチャートである。 第3の処理に関するフローチャートである。 ポイントデータテーブルの一例を示す図である。 処理過程におけるポイントデータテーブルの一例を示す図である。 出没エリア間の移動量情報の一例を示す図である。 出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値の一例を示す図である。 各ユーザについての行動時間帯の情報の一例を示す図である。 地図上に出没エリアを表示した例を示す図である。 地図上に出没エリア間の移動量(大まかな流量)を表示した例を示す図である。 地図上に各出没エリアの滞在時間に関する所定の統計値を表示した例を示す図である。
添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
[通信システムの構成]
図1は、本実施形態の通信システム10のシステム構成図である。図1に示すように、この通信システム10は、移動機100、BTS(基地局)200、RNC(無線制御装置)300、交換機400、各種処理ノード700、および管理センタ500を含んで構成されている。また、この管理センタ500は、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503、および可視化ソリューションユニット504から構成されている。
交換機400は、BTS200、RNC300を介して、移動機100の位置情報を収集する。RNC300は、移動機100との間で通信接続が行われる際に、RRCコネクション要求信号における遅延値を用いて移動機100の位置を測定することができる。交換機400は、このように測定された移動機100の位置情報を、移動機100が通信接続を実行する際に受け取ることができる。交換機400は受け取った位置情報を記憶しておき、所定のタイミング、または管理センタ500からの要求に応じて収集した位置情報を管理センタ500に出力する。ここで、一般的に、RNC300は、約千個からなるものであり、日本全国に配置されている。一方で、交換機400は、300個程度日本国内に配置されている。
各種処理ノード700は、RNC300および交換機400を通じて移動機100の位置情報を取得し、場合によっては位置の再計算などを行い、所定のタイミングで、または、管理センタ500からの要求に応じて、収集された位置情報を管理センタ500に出力する。
管理センタ500は、上述したとおり、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503、および可視化ソリューションユニット504を含んで構成されており、各ユニットでは、移動機100の位置情報に用いた統計処理を行う。
社会センサユニット501は、各交換機400および各種処理ノード700から、又は、オフラインで、移動機100の位置情報等を含んだデータを収集するサーバ装置である。この社会センサユニット501は、交換機400および各種処理ノード700から定期的に出力されたデータを受信したり、または社会センサユニット501において予め定められたタイミングに従って交換機400および各種処理ノード700からデータを取得したりできるように構成されている。
ペタマイニングユニット502は、社会センサユニット501から受信したデータを所定のデータ形式に変換するサーバ装置である。例えば、ペタマイニングユニット502は、ユーザIDをキーにソーティング処理を行ったり、エリアごとにソーティング処理を行ったりする。
モバイルデモグラフィユニット503は、ペタマイニングユニット502において処理されたデータに対する集計処理、すなわち各項目のカウンティング処理を行うサーバ装置である。例えば、モバイルデモグラフィユニット503は、あるエリアに在圏するユーザ数をカウントしたり、また在圏分布を集計したりすることができる。
可視化ソリューションユニット504は、モバイルデモグラフィユニット503において集計処理されたデータを可視可能に処理するサーバ装置である。例えば、可視化ソリューションユニット504は、集計されたデータを地図上にマッピング処理することができる。この可視化ソリューションユニット504にて処理されたデータは、企業、官公庁または個人等に提供され、店舗開発、道路交通調査、災害対策、環境対策などに利用される。なお、このように統計処理された情報は、当然にプライバシーを侵害しないように個人等は特定されないように加工されている。
なお、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィユニット503および可視化ソリューションユニット504はいずれも、前述したようにサーバ装置により構成され、図示は省略するが、通常の情報処理装置の基本構成(即ち、CPU、RAM、ROM、キーボードやマウス等の入力デバイス、外部との通信を行う通信デバイス、情報を記憶する記憶デバイス、および、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイス)を備えることは言うまでもない。
[位置情報分析装置の構成]
次に、本実施形態に係る位置情報分析装置について説明する。図2には位置情報分析装置600の機能ブロック構成を示す。この図2に示すように、位置情報分析装置600は、入力部601、出没エリア抽出部602、保存部603、結合部604、移動履歴導出部605、移動量導出部606、滞在時間導出部607、滞在時間統計値導出部608、行動時間帯導出部609、読出し部610、および、出力部611を備えている。各部の機能は後述する。
本実施形態における位置情報は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータの形式で処理される。多数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータは、位置情報データベース620に保存されている。ここでの「ポイントデータ」としては、GPS測位システムで得られたGPS測位データ、又は、OPSデータを採用することができる。但し、OPSデータには、厳密な位置情報(緯度・経度情報)が含まれていないので、例えば、あるユーザが在圏するエリア情報を、当該ユーザが当該エリアの重心位置に位置するものと推定し、エリア情報を当該エリアの重心位置の位置情報(緯度・経度情報)に変換することで、OPSデータからポイントデータを得ることができる。一方、ユーザの属性情報(住所、性別、年齢など)は、属性情報データベース630に保存されている。
図2の論理的な構成と図1のシステム構成との対応について概説する。ここでは、一例として、位置情報分析装置600が、図1のモバイルデモグラフィユニット503および可視化ソリューションユニット504に相当し、位置情報データベース620および属性情報データベース630が、図1のペタマイニングユニット502に相当する。
但し、別の例として、位置情報分析装置600における保存部603、読出し部610、および出力部611が図1のモバイルデモグラフィユニット503および可視化ソリューションユニット504に相当し、位置情報分析装置600における他の構成部、位置情報データベース620および属性情報データベース630が、図1のペタマイニングユニット502に相当する構成を採用してもよい。
以下、図2の位置情報分析装置600の各部の機能を説明する。入力部601は、複数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータを位置情報データベース620から読み出して位置情報分析装置600に入力する。
出没エリア抽出部602は、入力されたポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上にポイントデータが密集しているエリアを、出没エリアとして抽出する。ここでの「出没エリア」とは、特定の個人でなく多数のユーザが頻繁に訪れて滞在する傾向が認められるエリアを意味する。出没エリア抽出部602による出没エリアの抽出処理はさまざまな態様を採用することができ、各態様に応じて図3(a)〜(d)に示すさまざまな機能ブロック構成を採用することができる。本実施形態では、ポイントデータをユーザ毎に分類するか否かに応じて、および、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行うかポイントデータのグループ化に基づく抽出を行うかに応じて、計4通りの機能ブロック構成(図3(a)〜(d))を以下説明する。
出没エリア抽出部602は、図3(a)に示すように、2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における全ユーザのポイントデータの密度を算出する全ユーザ密度算出部602Aと、算出された全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを出没エリアとして抽出する第1の抽出部602Bと、を含んで構成することができる。この構成は、ポイントデータをユーザ毎に分類せずに、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行う態様に相当する。
また、出没エリア抽出部602は、図3(b)に示すように、全ユーザのポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをグループ化するグループ化部602Cと、グループ化された複数のポイントデータを2次元地図データ上で包含するエリアを出没エリアとして抽出する第2の抽出部602Dと、を含んで構成することができる。この構成は、ポイントデータをユーザ毎に分類せずに、抽出手法としてポイントデータのグループ化に基づく抽出を行う態様に相当する。
また、出没エリア抽出部602は、図3(c)に示すように、全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部602Eと、分類されたユーザ毎のポイントデータについて、2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における当該ユーザ毎のポイントデータの密度を算出するユーザ毎密度算出部602Fと、算出された各区域におけるユーザ毎のポイントデータの密度を各区域について合算することで、各区域における全ユーザのポイントデータの密度を求める合算部602Gと、求められた全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを出没エリアとして抽出する第3の抽出部602Hと、を含んで構成することができる。この構成は、ポイントデータをユーザ毎に分類して、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行う態様に相当する。
また、出没エリア抽出部602は、図3(d)に示すように、全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部602Iと、分類されたユーザ毎のポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをユーザ毎にグループ化するユーザ毎グループ化部602Jと、ユーザ毎にグループ化された複数のポイントデータを2次元地図データ上で包含するエリアを、全ユーザについて2次元地図データ上で重ね合わせる重ね合わせ部602Kと、重ね合わせにより得られたエリアを出没エリアとして抽出する第4の抽出部602Lと、を含んで構成することができる。この構成は、ポイントデータをユーザ毎に分類して、抽出手法としてポイントデータのグループ化に基づく抽出を行う態様に相当する。
上記4通りの態様のうち、ユーザ毎に分類したポイントデータからポイントデータの密度算出を行う図3(c)の態様や、ユーザ毎に分類したポイントデータに対しグループ化を行う図3(d)の態様では、密度算出処理やグループ化処理を分散して実行することで、処理負荷の分散を図ることができる。即ち、多数の対象ユーザを複数に分割し、分割した個々の対象ユーザ群ごとに、そのポイントデータに対し密度算出処理やグループ化処理を実行すればよい。
さて、図2に戻って、保存部603は、位置情報分析装置600において抽出又は導出された情報を保存する。結合部604は、全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと、出没エリア抽出部602により抽出された出没エリアとを結合する。
移動履歴導出部605は、結合部604による結合で得られた、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合したデータにおいて、出没エリアに対するユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の移動履歴情報をユーザ毎に求める。移動量導出部606は、ユーザ毎の出没エリア間の移動履歴情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての出没エリア間の移動履歴情報に基づいて、全ユーザに関する出没エリア間の移動量(大まかな流量)を求める。
滞在時間導出部607は、結合部604による結合で得られた、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合したデータにおいて、各出没エリア内に位置するユーザ毎のポイントデータの時刻情報に基づいて、各出没エリアについてのユーザ毎の滞在時間を求める。滞在時間統計値導出部608は、滞在時間導出部607により求められた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての滞在時間情報に基づいて、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値(例えば、平均滞在時間、最長滞在時間、中間滞在時間(滞在時間の中間値)など)を求める。
行動時間帯導出部609は、属性情報データベース630に記憶されたユーザ毎の住所情報を含んだ属性データ、および、滞在時間導出部607により求められた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間に基づいて、あるユーザについて、住所情報に該当する出没エリアの滞在時間を自宅での滞在時間とし、当該自宅での滞在時間を除外した時間帯を当該ユーザについての行動時間帯とすることで、各ユーザについて行動時間帯を求め、出没エリア毎に各ユーザについての行動時間帯の情報を統合することで出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を求める。
読出し部610は、保存部603により保存された情報を読み出す。出力部611は、読出し部610により読み出された情報を出力する。
[位置情報分析装置における各種の処理]
次に、位置情報分析装置600において実行される各種の処理を説明する。以下では、出没エリアの抽出と出没エリア間の移動量(大まかな流量)の導出を行う第1の処理、出没エリアの抽出と出没エリア毎の滞在時間に関する統計値の導出と出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯情報の導出を行う第2の処理、および、保存された情報の出力を行う第3の処理を、順に説明する。
(第1の処理)
まず、出没エリアの抽出と出没エリア間の移動量(大まかな流量)の導出を行う第1の処理を説明する。
図4に示すように、位置情報分析装置600において入力部601が、複数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータを位置情報データベース620から読み出して位置情報分析装置600に入力する(図4のステップS1)。ポイントデータは、ユーザの位置を示す位置情報(緯度情報と経度情報)、当該位置情報が得られた時刻情報(タイムスタンプ)、および当該ユーザのユーザ識別子を含んでおり、位置情報分析装置600内では、例えば、図8に示すようなテーブル形式のポイントデータテーブルとして一時記憶される。
次に、出没エリア抽出部602は、入力されたポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上にポイントデータが密集しているエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS2)。ステップS2の抽出処理には、前述したように計4通りの態様がある。以下、各態様について説明する。
ポイントデータをユーザ毎に分類せずに、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行う第1の態様では、出没エリア抽出部602は、前述した図3(a)の構成を備え、図5(a)に示すように全ユーザ密度算出部602Aが2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における全ユーザのポイントデータの密度を算出し(ステップS201)、第1の抽出部602Bが、上記算出された全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS202)。なお、上記の区域分けとしては、メッシュ状に多数の正方形に区域分けしてもよいし、多数のポリゴン(多角形)状に区域分けしてもよい(以下に出てくる区域分けについても同様である)。また、ポイントデータの密度としては、算出結果の安定性の点からみて、ポイントデータのカーネル密度を算出することが望ましい(以下に出てくるポイントデータの密度算出処理についても同様である)。
また、ポイントデータをユーザ毎に分類せずに、抽出手法としてポイントデータのグループ化に基づく抽出を行う第2の態様では、出没エリア抽出部602は、前述した図3(b)の構成を備え、図5(b)に示すようにグループ化部602Cが全ユーザのポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをグループ化し(ステップS203)、第2の抽出部602Dが、グループ化された複数のポイントデータを2次元地図データ上で包含するエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS204)。
また、ポイントデータをユーザ毎に分類して、抽出手法としてポイントデータの密度に基づく抽出を行う第3の態様では、出没エリア抽出部602は、前述した図3(c)の構成を備え、図5(c)に示すように分類部602Eが全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し(ステップS205)、ユーザ毎密度算出部602Fが、分類されたユーザ毎のポイントデータについて、2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における当該ユーザ毎のポイントデータの密度を算出する(ステップS206)。そして、合算部602Gが、算出された各区域におけるユーザ毎のポイントデータの密度を各区域について合算することで、各区域における全ユーザのポイントデータの密度を求め(ステップS207)、第3の抽出部602Hが、求められた全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS208)。
また、ポイントデータをユーザ毎に分類して、抽出手法としてポイントデータのグループ化に基づく抽出を行う第4の態様では、出没エリア抽出部602は、前述した図3(d)の構成を備え、図5(d)に示すように分類部602Iが全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し(ステップS209)、ユーザ毎グループ化部602Jが、分類されたユーザ毎のポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをユーザ毎にグループ化する(ステップS210)。そして、重ね合わせ部602Kが、ユーザ毎にグループ化された複数のポイントデータを2次元地図データ上で包含するエリアを、全ユーザについて2次元地図データ上で重ね合わせ(ステップS211)、第4の抽出部602Lが、重ね合わせにより得られたエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS212)。なお、ステップS211の重ね合わせで複数ユーザについてエリアが重なった部分と、重ならなかった部分(1つのユーザのみのエリア)とが出てくるが、その場合、例えば、重ならなかった部分における半分の領域(隣接する重なった部分との境界に近い方の半分の領域)と、重なった部分とを包含するエリアを出没エリアとして抽出する、といった抽出手法を採ることが望ましい。
以上のようなステップS2の抽出処理で得られた出没エリア情報(出没エリアID)は、位置情報分析装置600内では、例えば図9に示すようにポイントデータテーブルの1つの項目として追加され一時記憶される。
図4において次のステップS3では、保存部603が、抽出された出没エリア情報を保存する。なお、本実施形態では、処理過程で得られたユーザ毎の情報(例えば図8、図9のようなポイントデータテーブル)は、後続の処理のために位置情報分析装置600内の図示しない作業用メモリに一時記憶するものの、後述の出力処理のために保存部603に保存されることはない。即ち、ステップS3では、ユーザ毎の情報ではない(全ユーザに関する情報である)出没エリア情報が保存される。このように本実施形態では、処理過程で得られたユーザ毎の情報が出力処理のために保存されることのないよう考慮されており、ユーザ個人のプライバシーが侵害されることを回避している。なお、別の態様として、ユーザ毎の情報を保存する態様を採用してもよい。ただし、その場合、ユーザ毎の情報は出力されないよう出力処理の対象から除外される。
そして、結合部604が、全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと、出没エリア抽出部602により抽出された出没エリアとを結合する(ステップS4)。
さらに、移動履歴導出部605が、結合部604による結合で得られた、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合したデータにおいて、出没エリアに対するユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の移動履歴情報をユーザ毎に求める(ステップS5)。例えば、あるユーザについての出没エリアが、10時10分に「エリアA」、10時20分と10時30分と10時40分に「エリアB」、10時50分に「エリアC」である場合、出没エリアとして「エリアB」を想定したとき、エリアBには「エリアAから来た」点、およびエリアBから「エリアCへ行った」点が求められる。即ち、出没エリア間の移動履歴情報として出没エリアの「エリアB」については、エリアAから来たので、Fromエリアとして「エリアA」が求められ、エリアCへ行ったので、Toエリアとして「エリアC」が求められる。ここで、位置情報分析装置600内では、例えば図9に示すようにポイントデータテーブルの項目として「FromエリアID」と「ToエリアID」が追加され一時記憶される。
次に、移動量導出部606が、ユーザ毎の出没エリア間の移動履歴情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての出没エリア間の移動履歴情報に基づいて、全ユーザに関する出没エリア間の移動量(大まかな流量)を求め(ステップS6)、そして、保存部603が、求められた全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報(大まかな流量情報)を保存する(ステップS7)。例えば、ある平日の午前中の出没エリア間の移動量情報として、図10に示すようにエリアAからエリアBへ1000人、エリアBからエリアAへ150人、エリアAからエリアCへ500人、エリアCからエリアAへ100人といった情報が求められ、保存される。
以上のような第1の処理により、後述の出力処理のために、出没エリア情報、および全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報(大まかな流量情報)が求められ、保存される。
(第2の処理)
次に、出没エリアの抽出と出没エリア毎の滞在時間に関する統計値の導出と出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯情報の導出を行う第2の処理を説明する。
図6に示すように、位置情報分析装置600において入力部601が、複数のユーザについての複数の時刻にわたるポイントデータを位置情報データベース620から読み出して位置情報分析装置600に入力する(図6のステップS1)。
そして、出没エリア抽出部602は、入力されたポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合のポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上にポイントデータが密集しているエリアを出没エリアとして抽出する(ステップS2)。ステップS2の抽出処理は、第1の処理で詳述したので、ここでは詳細な説明を省略する。
次に保存部603が、抽出された出没エリア情報を保存する(ステップS3)。そして、結合部604が、全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと、出没エリア抽出部602により抽出された出没エリアとを結合する(ステップS4)。
そして、滞在時間導出部607が、結合部604による結合で得られた、2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと出没エリアとを結合したデータにおいて、各出没エリア内に位置するユーザ毎のポイントデータの時刻情報に基づいて、各出没エリアについてのユーザ毎の滞在時間を求める(ステップS8)。例えば、あるユーザについての出没エリアが、10時10分に「エリアA」、10時20分と10時30分と10時40分に「エリアB」、10時50分に「エリアC」である場合、当該ユーザが10時20分から10時40分までの間は「エリアB」にいたと判断できるので、出没エリア「エリアB」についての当該ユーザの滞在時間として20分が求められる。
次に、滞在時間統計値導出部608は、滞在時間導出部607により求められた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての滞在時間情報に基づいて、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値(例えば、平均滞在時間、最長滞在時間、中間滞在時間(滞在時間の中間値)など)を求める(ステップS9)。これにより、例えば、図11に示すようにある平日(24時間)における出没エリア毎の平均滞在時間、最長滞在時間、中間滞在時間、滞在した総ユーザ数が求められ、保存部3により保存される。
そして、ステップS10では、行動時間帯導出部609は、属性情報データベース630に記憶されたユーザ毎の住所情報を含んだ属性データ、および、滞在時間導出部607により求められた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間に基づいて、あるユーザについて、住所情報に該当する出没エリアの滞在時間を自宅での滞在時間とし、1日の時間帯(0時〜24時)から自宅での滞在時間を除外した時間帯を当該ユーザについての行動時間帯とすることで、各ユーザについて行動時間帯を求める。これにより、例えば、図12に示すように、各ユーザが滞在したエリアそれぞれについての到着時間(他のエリアから当該エリアへ到着した時間)、出発時間(当該エリアから他のエリアへ出発した時間)、エリア種別(自宅を「0」、それ以外を「1」とする)などの情報が求められ、位置情報分析装置600内に一時記憶される。さらに、行動時間帯導出部609は、出没エリア毎に各ユーザについての行動時間帯の情報を統合することで出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を求める。求められた出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報は保存部3により保存される。
以上のような第2の処理により、後述の出力処理のために、出没エリア情報、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値、および出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報が求められ、保存される。
(第3の処理)
次に、保存された情報の出力を行う第3の処理を説明する。
図7に示すように、位置情報分析装置600において読出し部610は、保存部603により保存された情報(上記の第1、第2の処理で求められた情報)を読み出し(ステップS21)、出力部611は、読出し部610により読み出された情報を出力する(ステップS22)。例えば、出力部611は、図13に示すように多数のポイントデータをプロットした2次元の地図上に、出没エリアA1、A2、A3を表示する。これにより、地図上における出没エリアの位置を視覚的に容易に把握することができる。
また、出力部611は、図14に示すように出没エリアを表示した2次元の地図上に、出没エリア間の移動を矢印で表し、その移動量(大まかな流量)を矢印の太さで表す。これにより、出没エリア間の移動量(大まかな流量)を視覚的に容易に把握することができる。
また、出力部611は、図15に示すように出没エリアを表示した2次元の地図上に、各出没エリアの滞在時間に関する所定の統計値(例えば平均滞在時間)を表示してもよい。また、出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値や、出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報については、テーブル形式で表示してもよい。
以上説明した実施形態によれば、ユーザのリアクションを必要とせずに簡易に得られる多数のユーザの位置情報(GPS測位データやOPSデータ)を効率的に分析し、巨視的なユーザ動向に関するデータ(出没エリア情報、出没エリア間の移動量情報(大まかな流量情報)、出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値、出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報)を速やかに収集し出力することができる。
また、本実施形態では、処理過程で得られたユーザ毎の情報が出力処理のために保存されることのないよう考慮されており、ユーザ個人のプライバシーが侵害されることを回避している。なお、ユーザ毎の情報は保存してもよい。ただし、その場合、ユーザ毎の情報は出力されないよう出力処理の対象から除外される。
また、本実施形態では、個々のユーザの動向でなく、巨視的なユーザ動向に関するデータを収集するため、分析処理の基礎とされる位置情報は、必ずしもユーザの移動機から定期的に得られるものでなくてもよく、不定期に得られる位置情報であっても広く利用することができる。
10…通信システム、100…移動機、200…BTS、300…RNC、400…交換機、500…管理センタ、501…社会センサユニット、502…ペタマイニングユニット、503…モバイルデモグラフィユニット、504…可視化ソリューションユニット、600…位置情報分析装置、601…入力部、602…出没エリア抽出部、602A…全ユーザ密度算出部、602B…第1の抽出部、602C…グループ化部、602D…第2の抽出部、602E…分類部、602F…ユーザ毎密度算出部、602G…合算部、602H…第3の抽出部、602I…分類部、602J…ユーザ毎グループ化部、602K…重ね合わせ部、602L…第4の抽出部、603…保存部、604…結合部、605…移動履歴導出部、606…移動量導出部、607…滞在時間導出部、608…滞在時間統計値導出部、609…行動時間帯導出部、610…読出し部、611…出力部、620…位置情報データベース、630…属性情報データベース、700…各種処理ノード。

Claims (8)

  1. ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータであって、複数のユーザについての複数の時刻にわたる当該ポイントデータを入力する入力部と、
    入力された前記ポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合の当該ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上に前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記複数のユーザが頻繁に出没する出没エリアとして抽出する出没エリア抽出部と、
    抽出された出没エリア情報を保存する保存部と、
    前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、前記2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合する結合部と、
    前記結合で得られた前記2次元地図データ上で前記ユーザ毎のポイントデータと前記出没エリアとを結合したデータにて、各出没エリア内に位置する前記ユーザ毎のポイントデータの時刻情報に基づいて、各出没エリアについての前記ユーザ毎の滞在時間を求める滞在時間導出部と、
    求めた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての滞在時間情報に基づいて、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を求める滞在時間統計値導出部と、
    外部から入力された又は予め記憶されたユーザ毎の住所情報を含んだ属性データ、および、前記滞在時間導出部により求められた各出没エリアにおける前記ユーザ毎の滞在時間に基づいて、あるユーザについて、前記住所情報に該当する出没エリアの滞在時間を自宅での滞在時間とし、当該自宅での滞在時間を除外した時間帯を当該ユーザについての行動時間帯とすることで、各ユーザについて前記行動時間帯を求め、出没エリア毎に各ユーザについての行動時間帯の情報を統合することで前記出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を求める行動時間帯導出部と、
    を備え、
    前記出没エリア抽出部は、
    前記ポイントデータの分布状況として、前記入力された全ユーザのポイントデータの密度、前記入力された全ユーザのポイントデータ同士の距離、又は、前記入力された全ユーザ毎のポイントデータ同士の距離を求め、前記全ユーザのポイントデータの密度、前記全ユーザのポイントデータ同士の距離、又は、前記全ユーザ毎のポイントデータ同士の距離と、所定基準とに基づいて、前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記出没エリアとして抽出
    前記保存部は、前記全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値、をさらに保存し、
    前記保存部は、前記出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報、をさらに保存する、
    ことを特徴とする位置情報分析装置。
  2. 前記出没エリア抽出部は、
    前記2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における、前記入力された全ユーザのポイントデータの密度を算出する全ユーザ密度算出部と、
    算出された全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを、前記出没エリアとして抽出する第1の抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の位置情報分析装置。
  3. 前記出没エリア抽出部は、
    前記入力された全ユーザのポイントデータを前記2次元地図データ上にプロットした場合の前記ポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをグループ化するグループ化部と、
    グループ化された複数のポイントデータを前記2次元地図データ上で包含するエリアを、前記出没エリアとして抽出する第2の抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の位置情報分析装置。
  4. 前記出没エリア抽出部は、
    前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部と、
    分類されたユーザ毎のポイントデータについて、前記2次元地図データ上で予め複数に区域分けされた各区域における当該ユーザ毎のポイントデータの密度を算出するユーザ毎密度算出部と、
    算出された各区域におけるユーザ毎のポイントデータの密度を各区域について合算することで、各区域における全ユーザのポイントデータの密度を求める合算部と、
    求められた全ユーザのポイントデータの密度が所定の基準値以上であるエリアを、前記出没エリアとして抽出する第3の抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の位置情報分析装置。
  5. 前記出没エリア抽出部は、
    前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類する分類部と、
    分類されたユーザ毎のポイントデータを前記2次元地図データ上にプロットした場合の前記ポイントデータ同士の距離を求め、求めた距離が所定の基準距離以下となるポイントデータをユーザ毎にグループ化するユーザ毎グループ化部と、
    ユーザ毎にグループ化された複数のポイントデータを前記2次元地図データ上で包含するエリアを、全ユーザについて前記2次元地図データ上で重ね合わせる重ね合わせ部と、
    前記重ね合わせにより得られたエリアを、前記出没エリアとして抽出する第4の抽出部と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の位置情報分析装置。
  6. 前記位置情報分析装置は、
    前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、前記2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合する結合部と、
    前記結合で得られた前記2次元地図データ上で前記ユーザ毎のポイントデータと前記出没エリアとを結合したデータにて、前記出没エリアに対する前記ユーザ毎のポイントデータの相対的な位置関係の時系列的な遷移に基づいて、出没エリア間の移動履歴情報をユーザ毎に求める移動履歴導出部と、
    ユーザ毎の出没エリア間の移動履歴情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての出没エリア間の移動履歴情報に基づいて、全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報を求める移動量導出部と、
    をさらに備え、
    前記保存部は、前記全ユーザに関する出没エリア間の移動量情報、をさらに保存する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の位置情報分析装置。
  7. 前記保存部により保存された情報を読み出す読出し部と、
    読み出された情報を出力する出力部と、
    をさらに備える請求項1〜の何れか1項に記載の位置情報分析装置。
  8. 位置情報分析装置において実行される位置情報分析方法であって、
    位置情報分析装置が、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータであって、複数のユーザについての複数の時刻にわたる当該ポイントデータを、前記位置情報分析装置に入力する入力ステップと、
    位置情報分析装置が、入力された前記ポイントデータを2次元地図データ上にプロットした場合の当該ポイントデータの分布状況に基づいて、所定基準以上に前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記複数のユーザが頻繁に出没する出没エリアとして抽出する出没エリア抽出ステップと、
    位置情報分析装置が、抽出された出没エリア情報を保存する第1の保存ステップと、
    位置情報分析装置が、前記入力された全ユーザのポイントデータをユーザ毎に分類し、前記2次元地図データ上でユーザ毎のポイントデータと前記抽出された出没エリアとを結合する結合ステップと、
    位置情報分析装置が、前記結合で得られた前記2次元地図データ上で前記ユーザ毎のポイントデータと前記出没エリアとを結合したデータにて、各出没エリア内に位置する前記ユーザ毎のポイントデータの時刻情報に基づいて、各出没エリアについての前記ユーザ毎の滞在時間を求める滞在時間導出ステップと、
    位置情報分析装置が、求めた各出没エリアにおけるユーザ毎の滞在時間情報を全ユーザについて統合し、得られた全ユーザについての滞在時間情報に基づいて、全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を求める滞在時間統計値導出ステップと、
    位置情報分析装置が、前記全ユーザについての出没エリア毎の滞在時間に関する所定の統計値を保存する第2の保存ステップと、
    位置情報分析装置が、外部から入力された又は予め記憶されたユーザ毎の住所情報を含んだ属性データ、および、前記滞在時間導出ステップにおいて求められた各出没エリアにおける前記ユーザ毎の滞在時間に基づいて、あるユーザについて、前記住所情報に該当する出没エリアの滞在時間を自宅での滞在時間とし、当該自宅での滞在時間を除外した時間帯を当該ユーザについての行動時間帯とすることで、各ユーザについて前記行動時間帯を求め、出没エリア毎に各ユーザについての行動時間帯の情報を統合することで前記出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を求める行動時間帯導出ステップと、
    位置情報分析装置が、前記出没エリア毎の全ユーザ行動時間帯に関する情報を保存する第3の保存ステップと、
    を備え、
    前記出没エリア抽出ステップでは、
    位置情報分析装置は、前記ポイントデータの分布状況として、前記入力された全ユーザのポイントデータの密度、前記入力された全ユーザのポイントデータ同士の距離、又は、前記入力された全ユーザ毎のポイントデータ同士の距離を求め、前記全ユーザのポイントデータの密度、前記全ユーザのポイントデータ同士の距離、又は、前記全ユーザ毎のポイントデータ同士の距離と、所定基準とに基づいて、前記ポイントデータが密集しているエリアを、前記出没エリアとして抽出する、
    ことを特徴とする位置情報分析方法。
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