JP5442751B2 - 位置情報分析装置及び位置情報分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが携帯する移動機の位置情報に基づく分析を行う位置情報分析装置及び位置情報分析方法に関する。
所定の場所における流入人口或いは流出人口を求める技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された方法によると、交差点など所定の複数の場所における流出人口及び流入人口を積算することによって、商圏から出店候補地などの対象地点に向かう人口を推定することが可能となる。
特開2005−84769号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、国勢調査などの統計データ、及び主な住宅地から幹線道路への経路別交差点の方向別台数比率などの実地調査データ、から出店候補地などの対象地点に向かう人口を推定するため、実際に特定の対象時間帯において特定の対象エリアへどれぐらいの人口がどのエリアから流入しているか、或いは、実際に特定の対象時間帯において特定の対象エリアからどれぐらいの人口がどのエリアへ流出しているか、を概算することができないという課題があった。
そこで、上述の課題を解決するために、本発明では、特定の対象時間帯において特定の対象エリアへどれぐらいの人口がどのエリアから流入しているかを概算することができる位置情報分析装置、及び位置情報分析方法を提供することを目的とする。
更に、上述の課題を解決するために、本発明では、特定の対象時間帯において特定の対象エリアからどれぐらいの人口がどのエリアへ流出しているかを概算することができる位置情報分析装置、及び位置情報分析方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る位置情報分析装置は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を流入元エリアごとに求める位置情報分析装置であって、対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込むポイントデータ読込部と、ポイントデータ読込部により読み込まれたポイントデータから、対象エリア内の位置を示す位置情報を含んだポイントデータを対象エリア内ポイントデータとして抽出する対象エリア内ポイントデータ抽出部と、対象エリア内ポイントデータ抽出部により抽出された対象エリア内ポイントデータにて、同一ユーザについての重複した対象エリア内ポイントデータを単一の対象エリア内ポイントデータとする第1の単一化部と、第1の単一化部による単一化後対象エリア内ポイントデータのユーザ識別情報をキーとして、該当するユーザに関する住所情報を読み込む住所情報読込部と、住所情報読込部により読み込まれた住所情報と、該当するユーザの対象エリア内ポイントデータとを結合する第1の結合部と、対象エリアおよび流入元エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込部と、第1の結合部により結合された住所情報を含む対象エリア内ポイントデータについて、前記住所情報に基づく住所を流入元エリアとして、当該流入元エリアごとに、当該対象エリア内ポイントデータの数を集計し、得られた集計値を、前記対象時間帯に前記対象エリアへ流入した流入元エリアごとの流入ユーザ数とする住所情報集計部と、前記対象エリアおよび前記流入元エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込部と、ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を、住所情報集計部により集計された流入ユーザ数および流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率に基づいて、流入元エリアごとに算出する流入元人口概算値算出部と、地図情報読込部により読み込まれた地図情報と、流入元人口概算値算出部により算出された流入元エリアごとの流入元人口概算値とを結合する第2の結合部と、第2の結合部により結合された地図情報を出力する出力部と、を備え、住所情報集計部は、地図情報読込部により読み込まれた地図情報における流入元エリアの粒度に応じて、対象エリア内ポイントデータの数を集計し、出力部は、流入元人口概算値に基づいて流入元エリア毎に色分けした地図情報を出力することを特徴とする。
上記位置情報分析装置により、対象時間帯に対象エリアへ流入した流入ユーザ数を流入元エリアごとに求めることができる。また、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を流入元エリアごとに求めることができる。
また、位置情報分析装置は、ポイントデータ読込部により読み込まれたポイントデータにて、同一ユーザについての重複したポイントデータを単一のポイントデータとする第2の単一化部と、国内人口数と第2の単一化部による単一化後ポイントデータの総数との比率を算出する比率算出部と、をさらに備え、流入元人口概算値算出部は、比率算出部により算出された比率を、流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率として用いてもよい。これにより、日本の総人口と、ポイントデータを登録したユーザ数との比率を算出することで、ポイントデータを登録したユーザに基づいて算出した流入ユーザ数から、ポイントデータを登録していない人も含めた概算値である流入元人口概算値を算出することが可能となる。
本発明の一側面に係る位置情報分析装置は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を流出先エリアごとに求める位置情報分析装置であって、ユーザ識別情報と関連付けられた住所情報を読み込む住所情報読込部と、住所情報読込部により読み込まれた住所情報のうち対象エリアに属している住所情報と関連付けられたユーザ識別情報を抽出するユーザ識別子抽出部と、対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込むポイントデータ読込部と、ポイントデータ読込部により読み込まれたポイントデータから、ユーザ識別子抽出部によって抽出されたユーザ識別情報を含んだポイントデータを対象ユーザポイントデータとして抽出する対象ユーザポイントデータ抽出部と、流出先エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込部と、対象ユーザポイントデータ抽出部により抽出された対象ユーザポイントデータにて、同一ユーザかつ同一流出先エリアについての重複した対象ユーザポイントデータを単一の対象ユーザポイントデータとする第3の単一化部と、第3の単一化部による単一化後対象ユーザポイントデータについて、前記流出先エリアごとに、前記単一化後の対象ユーザポイントデータを集計し、得られた集計値を、前記対象時間帯に前記対象エリアから流出した流出先エリアごとの流出ユーザ数とする位置情報集計部と、流出先エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込部と、ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を、位置情報集計部により集計された流出ユーザ数および流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率に基づいて、流出先エリアごとに算出する流出先人口概算値算出部と、地図情報読込部により読み込まれた地図情報と、流出先人口概算値算出部により算出された流出先エリアごとの流出先人口概算値とを結合する地図情報結合部と、地図情報結合部により結合された地図情報を出力する出力部と、を備え、位置情報集計部は、地図情報読込部により読み込まれた地図情報における流出先エリアの粒度に応じて、単一化後の対象ユーザポイントデータを集計し、出力部は、流出先人口概算値に基づいて流出先エリア毎に色分けした地図情報を出力することを特徴とする。
上記位置情報分析装置により、対象時間帯における対象エリアからの流出ユーザ数を流出先エリアごとに求めることができる。また、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を流出先エリアごとに求めることができる。
また、位置情報分析装置は、ポイントデータ読込部により読み込まれたポイントデータにて、同一ユーザについての重複したポイントデータを単一のポイントデータとする第2の単一化部と、国内人口数と第2の単一化部による単一化後ポイントデータの総数との比率を算出する比率算出部と、をさらに備え、流出先人口概算値算出部は、比率算出部により算出された比率を、流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率として用いてもよい。これにより、日本の総人口と、ポイントデータを登録したユーザ数との比率を算出することで、ポイントデータを登録したユーザに基づいて算出した流出ユーザ数から、ポイントデータを登録していない人も含めた概算値である流出先人口概算値を算出することが可能となる。
なお、位置情報分析装置は、対象エリアを入力するための対象エリア入力部をさらに備えてもよい。利用者は、対象エリアを自由に設定し、設定した対象エリアを入力することが可能となる。
また、位置情報分析装置は、対象時間帯を入力するための対象時間帯入力部をさらに備えてもよい。利用者は、対象時間帯を自由に設定し、設定した対象時間帯を入力することが可能となる。
ところで、位置情報分析装置に係る発明は、位置情報分析方法に係る発明として捉えることができ、以下のように記述することができる。位置情報分析方法に係る発明も、同様の作用・効果を奏する。
本発明の一側面に係る位置情報分析方法は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を流入元エリアごとに求める位置情報分析装置、により実行される位置情報分析方法であって、前記対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込むポイントデータ読込ステップと、前記ポイントデータ読込ステップにおいて読み込まれたポイントデータから、前記対象エリア内の位置を示す位置情報を含んだポイントデータを対象エリア内ポイントデータとして抽出する対象エリア内ポイントデータ抽出ステップと、前記対象エリア内ポイントデータ抽出ステップにおいて抽出された対象エリア内ポイントデータにて、同一ユーザについての重複した対象エリア内ポイントデータを単一の対象エリア内ポイントデータとする第1の単一化ステップと、前記第1の単一化ステップにおける単一化後対象エリア内ポイントデータのユーザ識別情報をキーとして、該当するユーザに関する住所情報を読み込む住所情報読込ステップと、前記住所情報読込ステップにおいて読み込まれた住所情報と、該当するユーザの対象エリア内ポイントデータとを結合する第1の結合ステップと、前記第1の結合ステップにおいて結合された住所情報を含む対象エリア内ポイントデータについて、前記住所情報に基づく住所を流入元エリアとして、当該流入元エリアごとに、当該対象エリア内ポイントデータの数を集計し、得られた集計値を、前記対象時間帯に前記対象エリアへ流入した流入元エリアごとの流入ユーザ数とする住所情報集計ステップと、対象エリアおよび前記流入元エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込ステップと、ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を、住所情報集計ステップにおいて集計された流入ユーザ数および流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率に基づいて、流入元エリアごとに算出する流入元人口概算値算出ステップと、地図情報読込ステップにおいて読み込まれた地図情報と、流入元人口概算値算出ステップにおいて算出された流入元エリアごとの流入元人口概算値とを結合する第2の結合ステップと、第2の結合ステップにおいて結合された地図情報を出力する出力ステップと、を備え、住所情報集計ステップでは、地図情報読込ステップにより読み込まれた地図情報における流入元エリアの粒度に応じて、対象エリア内ポイントデータの数を集計し、出力ステップでは、前記流入元人口概算値に基づいて前記流入元エリア毎に色分けした地図情報を出力することを特徴とする。
本発明の一側面に係る位置情報分析方法は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を流出先エリアごとに求める位置情報分析装置、により実行される位置情報分析方法であって、ユーザ識別情報と関連付けられた住所情報を読み込む住所情報読込ステップと、住所情報読込ステップにおいて読み込まれた住所情報のうち前記対象エリアに属している前記住所情報と関連付けられたユーザ識別情報を抽出するユーザ識別子抽出ステップと、前記対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込むポイントデータ読込ステップと、前記ポイントデータ読込ステップにおいて読み込まれたポイントデータから、前記ユーザ識別子抽出ステップにおいて抽出されたユーザ識別情報を含んだポイントデータを対象ユーザポイントデータとして抽出する対象ユーザポイントデータ抽出ステップと、前記対象ユーザポイントデータ抽出ステップにおいて抽出された対象ユーザポイントデータにて、同一ユーザかつ同一流出先エリアについての重複した対象ユーザポイントデータを単一の対象ユーザポイントデータとする第3の単一化ステップと、前記第3の単一化ステップにおける単一化後対象ユーザポイントデータについて、前記流出先エリアごとに、前記単一化後の対象ユーザポイントデータを集計し、得られた集計値を、前記対象時間帯に前記対象エリアから流出した流出先エリアごとの流出ユーザ数とする位置情報集計ステップと、前記流出先エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込ステップと、ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を、位置情報集計ステップにおいて集計された流出ユーザ数および流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率に基づいて、流出先エリアごとに算出する流出先人口概算値算出ステップと、地図情報読込ステップにおいて読み込まれた地図情報と、流出先人口概算値算出ステップにおいて算出された流出先エリアごとの流出先人口概算値とを結合する地図情報結合ステップと、地図情報結合ステップにおいて結合された地図情報を出力する出力ステップと、を備え、位置情報集計ステップでは、地図情報読込ステップにより読み込まれた地図情報における流出先エリアの粒度に応じて、単一化後の対象ユーザポイントデータを集計し、出力ステップでは、流出先人口概算値に基づいて流出先エリア毎に色分けした地図情報を出力することを特徴とする。
本発明によれば、対象時間帯に対象エリアへ流入した流入ユーザ数を流入元エリアごとに求めることができる。また、対象時間帯における対象エリアからの流出ユーザ数を流出先エリアごとに求めることができる。
また、特定の対象時間帯において特定の対象エリアへどれぐらいの人口がどのエリアから流入しているかを概算することが可能となる。また、特定の対象時間帯において特定の対象エリアからどれぐらいの人口がどのエリアへ流出しているかを概算することが可能となる。
本実施形態の通信システムのシステム構成を示す図である。 本実施形態の位置情報分析システムの機能構成を示す図である。 図2及び図13に示すポイントデータ読込部が読み込むポイントデータの例を示す図である。 図2及び図13に示す地図情報読込部が読み込む地図情報の例を示す図である。 エリア識別子と市区町村名との関連の例を示す図である。 図2及び図13に示す住所情報読込部が読み込むデータの例を示す図である。 図2に示す第1の結合部が出力するデータの例を示す図である。 図2に示す第2の結合部が出力するデータの例を示す図である。 対象エリアの選択例を示す図である。 図2及び図13に示す出力部による出力の例を示す図である。 図2に示す位置情報分析装置における処理の流れを示す図である。 図2に示す第2の単一化部及び比率算出部における処理の流れを示す図である。 第2の実施形態における位置情報分析システムの機能構成を示す図である。 図13に示す地図情報結合部が出力するデータの例を示す図である。 図13に示す位置情報分析装置における処理の流れを示す図である。
本発明の実施形態に係る位置情報分析装置及び位置情報分析方法について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1〜12を用いて第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の通信システム10のシステム構成を示す図である。図1に示すように、この通信システム10は、移動機100、BTS(基地局)200、RNC(無線ネットワーク制御装置)300、交換機400、各種処理ノード700、および管理センタ500を含んで構成されている。また、この管理センタ500は、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィーユニット503、及び可視化ソリューションユニット504から構成されている。
交換機400は、BTS200、RNC300を介して、移動機100の位置情報を収集する。RNC300は、移動機100との間で通信接続が行われる際に、RRCコネクション要求信号における遅延値を用いて移動機100の位置を測定することができる。交換機400は、このように測定された移動機100の位置情報を、移動機100が通信接続を実行する際に受け取ることができる。交換機400は受け取った位置情報を記憶しておき、所定のタイミング、または管理センタ500からの要求に応じて、収集した位置情報を管理センタ500に出力する。ここで、一般的に、RNC300は、約千個からなるものであり、日本全国に配置されている。一方で、交換機400は、300個程度日本国内に配置されている。
各種処理ノード700は、RNC300および交換機400を通じて移動機100の位置情報を取得し、場合によっては位置の再計算などを行い、所定のタイミングで、または、管理センタ500からの要求に応じて、収集された位置情報を管理センタ500に出力する。
管理センタ500は、上述したとおり、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィーユニット503、および可視化ソリューションユニット504を含んで構成されており、各ユニットでは、移動機100の位置情報に用いた統計処理を行う。
社会センサユニット501は、各交換機400および各種処理ノード700から、又は、オフラインで、移動機100の位置情報等を含んだデータを収集するサーバ装置である。この社会センサユニット501は、交換機400および各種処理ノード700から定期的に出力されたデータを受信し、及び社会センサユニット501において予め定められたタイミングに従って交換機400および各種処理ノード700からデータを取得できるように構成されている。
ペタマイニングユニット502は、社会センサユニット501から受信したデータを所定のデータ形式に変換するサーバ装置である。例えば、ペタマイニングユニット502は、ユーザIDをキーにソーティング処理を行うこと、及びエリアごとにソーティング処理を行うことが可能である。
モバイルデモグラフィーユニット503は、ペタマイニングユニット502において処理されたデータに対する集計処理、すなわち各項目のカウンティング処理を行うサーバ装置である。例えば、モバイルデモグラフィーユニット503は、あるエリアに在圏するユーザ数のカウント、及び在圏分布の集計をすることができる。
可視化ソリューションユニット504は、モバイルデモグラフィーユニット503において集計処理されたデータを可視可能に処理するサーバ装置である。例えば、可視化ソリューションユニット504は、集計されたデータを地図上にマッピング処理することができる。この可視化ソリューションユニット504にて処理されたデータは、企業、官公庁または個人等に提供され、店舗開発、道路交通調査、災害対策、環境対策などに利用される。なお、このように統計処理された情報は、当然にプライバシーを侵害しないように個人等は特定されないように加工されている。
なお、社会センサユニット501、ペタマイニングユニット502、モバイルデモグラフィーユニット503および可視化ソリューションユニット504はいずれも、前述したようにサーバ装置により構成され、図示は省略するが、通常の情報処理装置の基本構成(即ち、CPU、RAM、ROM、キーボードやマウス等の入力デバイス、外部との通信を行う通信デバイス、情報を記憶する記憶デバイス、および、ディスプレイやプリンタ等の出力デバイス)を備えることは言うまでもない。
図2に本実施形態における位置情報分析システム800aの機能構成を示す。図2に示すように、位置情報分析システム800aは、位置情報分析装置1、位置情報データベース30、住所情報データベース40、及び地図情報データベース50を含んで構成されている。
位置情報分析装置1は、ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた測位時刻情報(時刻情報)、及び当該ユーザのユーザ識別子(ユーザ識別情報)を含むポイントデータに基づいて対象時間帯における特定の対象エリアへの流入元人口概算値を流入元エリア毎に求める機能を有する。位置情報分析装置1が有する機能の詳細は後述する。
ここで、ユーザとは、位置情報分析システム800aに対して位置情報を登録する者のことを指す。本実施形態において発明の説明のために用いるユーザの例として、ある通信事業者が提供する移動通信サービスを利用している者を用いる。それによって、上述の通り、各種処理ノード700がRNC300および交換機400を通じて取得した移動機100の位置情報を位置情報分析装置1が利用することが可能となる。但し、移動機100の位置情報がGPS位置情報であれば、各種処理ノード700はRNC300および交換機400を経由せずに移動機100のGPS位置情報を取得することができ、位置情報分析装置1は、取得した移動機100のGPS位置情報を利用することが可能となる。GPS位置情報の取得については、後述する。
なお、本発明の応用範囲をこれに限定する必要はなく、居住地及び生活嗜好に大きな偏りがなく、且つ、後述の位置情報データベース30に対して位置情報を登録することが可能である一定の数以上の集団であれば、ユーザとして利用することが可能である。
対象エリアとは、0ではない面積を有し、位置情報分析システム800aの利用者によって自由に設定可能であるエリアのことを指す。本実施形態においては対象エリアとは、当該エリア内にどの程度の人口流入があったかを分析する対象を指す。本実施形態において発明の説明のための対象エリア設定方法として市区町村を指定することによる設定方法を用いる。但し、対象エリアの設定方法をこれに限る必要はなく、都道府県毎に設定しても良い。或いは、市区町村より細かい範囲で設定しても良い。更に、行政単位毎ではなく、土地を所定の面積を有するメッシュ状に予め分割しておき、該メッシュ毎に設定しても良い。
利用者とは、本発明の位置情報分析システム800aを用いて人口流入或いは人口流出を分析するもの、及び位置情報分析システム800aの管理者を含む者のことを指す。
流入元人口概算値とは、対象エリアへ流入した人口の概算値を指す。流入元エリアとは、対象エリアへ流入した人口がどのエリアから流入しているのかを算出するための基準となるように分割された土地を指す。本実施形態においては、流入元エリアへの分割方法(粒度)として市区町村程度の方法(粒度)を用いる。但し、流入元エリアへの分割方法(粒度)をこれに限定する必要はなく、都道府県毎に分割しても良い。或いは、市区町村より細かく分割しても良い。また、行政単位ではなく、所定の面積を有するメッシュ状に分割しても良い。本実施形態においては、流入元エリアの粒度と対象エリア設定方法とを同一(市区町村)としているが、両者は、同一でなくてもよい。
位置情報データベース30は、ユーザの位置情報を、該位置情報を測位した時刻である測位時刻情報と関連付けて保持する機能を有する。
具体的には、位置情報データベース30は、各種処理ノード700が、RNC300および交換機400を通じて取得した移動機100の位置情報を入力することにより、周期的にユーザの位置情報を収集する。
住所情報データベース40は、ユーザの住所情報を、該ユーザを一意に識別可能であるユーザ識別子と関連付けて保持する機能を有する。住所情報データベース40は、具体的には、例えば、通信事業者の顧客情報を利用することで実現可能である。
地図情報データベース50は、流入元エリア及び対象エリアの形状及び地表面における位置に関する情報を保持する機能を有する。
位置情報分析装置1、位置情報データベース30、住所情報データベース40、及び地図情報データベース50がそれぞれ有する機能は、物理的には管理センタ500に含まれる各サーバが協業することによって実現される。それぞれの機能は、ネットワーク上に分散する複数のサーバが実現しても良い。或いは、ネットワーク上の一つのサーバが一つの機能を実現しても良い。
位置情報分析装置1は、具体的には、対象時間帯入力部11、ポイントデータ読込部12、対象エリア入力部13、地図情報読込部14、対象エリア内ポイントデータ抽出部15、第1の単一化部16、住所情報読込部17、第1の結合部18、住所情報集計部19、流入元人口概算値算出部20、第2の結合部21、出力部22、第2の単一化部23、及び比率算出部24を含んで構成される。
対象時間帯入力部11は、利用者による対象時間帯の入力を受け付ける機能及び利用者から入力を受け付けた対象時間帯を後述の、ポイントデータ読込部12に対して出力する機能を有する。ここで、対象時間帯とは、利用者によって自由に設定可能である所定の長さを有する時間を指す。なお、対象時間帯の入力は必須ではなく、予め設定された対象時間帯や過去に入力された対象時間帯等を適用してもよい。
ポイントデータ読込部12は、位置情報データベース30から、対象時間帯入力部11が入力を受け付けた対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込む機能を有する。
ここで、ポイントデータとは、測位時刻情報、該時刻におけるユーザの位置情報、及び該ユーザを一意に識別可能であるユーザ識別子を含むデータを指す。ポイントデータにおいては、測位時刻情報と位置情報とは共にユーザ識別子と関連付けられている。ポイントデータの具体例を図3に示す。図3に示すように、本実施形態において発明を説明するために用いるポイントデータとして、ユーザ識別子、測位時刻情報、経度情報及び緯度情報(“経度情報”及び“緯度情報”の両方を含めて“位置情報”と称する)を含む情報を用いる。なお、ユーザの“位置情報”としては、例えば、経度情報及び緯度情報を含んだGPS位置情報を利用できる。このGPS位置情報は、図3に示すように、ユーザ識別子、測位時刻情報、経度情報および緯度情報を含んだ構成である。ここでGPS情報の収集について述べると、社会センサユニット501又はモバイルデモグラフィユニット503に設けられた図示しないGPS情報収集部が、各移動機100から発信された各移動機100の位置を示す経度情報および緯度情報を収集する。なお、GPS情報収集部は、収集した移動機100の経度情報および緯度情報を当該移動機100のユーザ識別子および測位時刻情報とともに、GPS位置情報として、例えばペタマイニングユニット502に設けられた図示しないGPS情報蓄積部に蓄積してもよい。また、ユーザの“位置情報”としては、GPS位置情報以外に、例えば、PRACH−PD処理で付与されるSAI(Subscriber Area ID)情報と関連付けられる基地局又はセクタ中心の座標(経度情報及び緯度情報)を利用してもよい。この場合、SAI情報が含まれるポイントデータと、該SAI情報に対応する基地局又はセクタ中心の座標情報(経度情報及び緯度情報)とを結合したデータを、上記の「ポイントデータ」として扱う。
“対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだポイントデータ”とは、図3に示す測位時刻情報が、対象時間帯入力部11が利用者から入力を受け付けた対象時間帯に含まれているポイントデータのことを指す。また、“全ユーザについてのポイントデータ”とは、言い換えると、図3に示すユーザ識別子の種類に関わらず全てのポイントデータ、との意味である。
対象エリア入力部13は、利用者による対象エリアの入力を受け付ける機能、及び入力を受け付けた対象エリアに関する情報を後述の対象エリア内ポイントデータ抽出部15に対して出力する機能を有する。なお、対象エリアの入力は必須ではなく、予め設定された対象エリアや過去に入力された対象エリア等を適用してもよい。
地図情報読込部14は、対象エリア及び流入元エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む機能を有する。
ここで、地図情報には、ポリゴン情報と、該ポリゴン情報を一意に識別可能であるエリア識別子とを含む。ポリゴン情報とは、対象エリア及び流入元エリアの形状及び地表面上の位置を経度及び緯度によって特定した情報である。特定のエリア識別子、及び地表面上の特定の一点を定めた場合に、該地表面上の一点はポリゴン情報が特定する地表面上のエリアの中であるか、或いは外であるかについての位置関係が判断可能となっている。以後、位置情報が特定する地表面上の一点が、ポリゴン情報が特定する地表面上のエリア内である状態のことを“特定の位置情報は、特定のポリゴン情報に属している”と表現し、位置情報が特定する地表面上の一点が、ポリゴン情報が特定する地表面上のエリア内にない状態のことを“特定の位置情報は、特定のポリゴン情報に属していない”と表現する。
地図情報読込部14が読み込む地図情報の例を図4に示す。図4に示すように地図情報読込部14が読み込む地図情報は、ポリゴン情報と、該ポリゴン情報を一意に識別可能であるエリア識別子とが関連付けられた構造をしている。
地図情報読込部14は、更にエリア識別子と、市区町村名とが関連付けられているデータを地図情報データベース50から読み込んでも良い。市区町村名とエリア識別子とが関連付けられているデータの例を図5に示す。図5に例示するデータは予め位置情報分析装置1の保持部(図示せず)が保持していてもよい。
対象エリア内ポイントデータ抽出部15は、ポイントデータ読込部12により読み込まれたポイントデータから、対象エリア入力部13が入力を受け付けた対象エリア内の位置を示す位置情報を含んだポイントデータを対象エリア内ポイントデータとして抽出する機能、及び、抽出した対象エリア内ポイントデータを後述の第1の単一化部16に対して出力する機能を有する。
具体的には、対象エリア内ポイントデータ抽出部15は、対象エリア入力部13から対象エリアに関する情報を入力し、図5に示したデータを参照することで、該入力した対象エリアに関する情報をエリア識別子に変換する。対象エリア内ポイントデータ抽出部15は、地図情報読込部14を介して該エリア識別子と関連付けられたポリゴン情報を得る。更に、対象エリア内ポイントデータ抽出部15は、ポイントデータ読込部12から入力した各ポイントデータについて、該ポイントデータに含まれている位置情報が上記入力したポリゴン情報に属しているか否かを判断する。ポリゴン情報に属していると判断した場合には、対象エリア内ポイントデータ抽出部15は、該ポイントデータを対象エリア内ポイントデータとして抽出する。
第1の単一化部16は、対象エリア内ポイントデータ抽出部15により抽出された対象エリア内ポイントデータにて、同一ユーザについての重複した対象エリア内ポイントデータを単一の対象エリア内ポイントデータとする機能、及び単一化後対象エリア内ポイントデータを後述の第1の結合部18に対して出力する機能を有する。
具体的には、第1の単一化部16は、対象エリア内ポイントデータ抽出部15から入力した対象エリア内ポイントデータにおいて、図3に示すユーザ識別子が同一である対象エリア内ポイントデータについて、一の対象エリア内ポイントデータのみを残し、他の対象エリア内ポイントデータを削除する。これによって、同一ユーザについての重複した対象エリア内ポイントデータを単一の対象エリア内ポイントデータとすることが可能となる。なお、残す一の対象エリア内ポイントデータの選択方法は、特に限定しない。例えば、測位時刻情報が最後であるポイント情報を残しても良い。
住所情報読込部17は、住所情報データベース40から住所情報を読み込む機能を有する。
本実施形態における住所情報読込部17は、第1の単一化部16による単一化後対象エリア内ポイントデータのユーザ識別情報をキーとして該当するユーザに関する住所情報を読み込む機能、及び読み込んだ住所情報を後述の第1の結合部18へ出力する機能を有する。
第1の結合部18は、住所情報読込部17により読み込まれた住所情報と、該当するユーザの対象エリア内ポイントデータとを結合する機能を有する。
具体的には、第1の結合部18は、第1の単一化部16から入力した単一化後対象エリア内ポイントデータに含まれるユーザ識別子を住所情報読込部17へ出力し、住所情報読込部17を介して該ユーザ識別子と関連付けられた住所情報を得る。第1の結合部18は、得た住所情報と単一化後対象エリア内ポイントデータとを結合する。今、第1の単一化部16は、単一化後対象エリア内ポイントデータとして図3に示すデータを出力し、住所情報読込部17は図6に示す住所情報を読み込んだとする。この場合に、第1の結合部18の出力例を図7に示す。図7に示すように、第1の結合部18は、ユーザ識別子をキーとして関連付けられた住所情報を単一化後対象エリア内ポイントデータのうち対応するデータに付加する(結合する)。本実施例においては流入元エリアの粒度を市区町村としているため、第1の結合部18は、住所情報読込部17が読み込んだ住所情報から、市区町村の情報を得て該情報を単一化後対象エリア内ポイントデータに対して付加する(図7参照)。このように追加された“住所情報”は、流入元エリアに該当する。
住所情報集計部19は、第1の結合部18により結合された、住所情報を含む対象エリア内ポイントデータに基づいて対象時間帯に対象エリアへ流入した流入ユーザ数を地図情報読込部14により読み込まれた流入元エリアごとに集計する機能を有する。
本実施形態においては、地図情報読込部14は、流入元エリアとして市区町村毎の地図情報を読み込んでいる。従って、住所情報集計部19は、図7に示す第1の結合部18により結合された、住所情報を含む対象エリア内ポイントデータについて、「住所情報」に含まれている市区町村毎にデータ数を集計する。
住所情報集計部19は、更に、上記方法によって集計された単一化後対象エリア内ポイントデータ数を流入元エリア毎の流入ユーザ数として後述の流入元人口概算値算出部20へ出力する。
なお、流入元エリアとして市区町村ではなく所定のグリッドを用いた場合には、第1の結合部18は住所情報読込部17が読み込んだ住所情報を経度情報及び緯度情報に変換し、変換後の情報と対象エリア内ポイントデータとを結合する。即ち、この場合は、図7に示す「住所情報」には、市区町村名ではなく、経度情報及び緯度情報が含まれることとなる。この場合更に、住所情報集計部19は、地図情報読込部14が読み込んだ流入元エリアであるグリッドのうち、図7に示す「住所情報」に含まれる経度情報及び緯度情報によって特定される地表上の一点が、どのグリッドに属しているかを判断し、該グリッドに基づいて単一化後対象エリア内ポイントデータ数を集計する。
流入元人口概算値算出部20は、ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を住所情報集計部19により集計された流入ユーザ数及び流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率に基づいて、流入元エリアごとに算出する機能、及び算出した流入元エリア毎の流入元人口概算値を後述の第2の結合部21へ出力する機能を有する。
具体的には、流入元人口概算値算出部20は、後述の比率算出部24から流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率を入力する。該比率の算出方法については後述する。流入元人口概算値算出部20は、住所情報集計部19から入力した流入元エリア毎の流入ユーザ数に、比率算出部24から入力した比率を乗算することによって流入元エリア毎の流入元人口概算値を算出し、算出した流入元人口概算値を後述の第2の結合部21へ出力する。
第2の結合部21は、地図情報読込部14により読み込まれた地図情報と、流入元人口概算値算出部20により算出された流入元エリア毎の流入元人口概算値と、を結合する機能、及び結合したデータを後述の出力部22へ出力する機能を有する。
具体的には、第2の結合部21は、図5に示すエリア識別子と市区町村名との関連を参照することにより流入元人口概算値算出部20が算出した各流入元エリアの流入元人口概算値に対応するエリア識別子をそれぞれ得る。第2の結合部21は、得られたエリア識別子と、流入元人口概算値算出部20から入力した流入元人口概算値とを関連付ける(結合する)。更に、第2の結合部21は、エリア識別子をキーとして地図情報読込部14を介して入力した地図情報に含まれるポリゴン情報と、上記入力した流入元人口概算値とを関連付ける。
第2の結合部21の結合処理の結果得られたデータの例を図8に示す。
出力部22は、第2の結合部21により結合された地図情報を出力する機能を有する。図9に示すように、例としての対象エリアとして杉並区が入力された時、出力部22による出力の例を図10に示す。図10に示すように、出力部22は、第2の結合部21から入力したデータに含まれるポリゴン情報から流入元エリアの輪郭線を描き、該ポリゴン情報と関連付けられた流入元人口概算値の大小を例えば上記輪郭線内の色を分けるなどによって表現する。
流入元人口概算値の大小の表現方法は、様々な方法が考えられる。例えば色の濃淡で表現しても良い。暖色と寒色によって表現しても良い。図10に示すようにドット密度の高低によって表現しても良い。
このように、流入エリア毎の流入元人口概算値を表現することにより、所定の対象時間帯において対象エリア内に流入した人口がどのエリアから流入しているかを視覚的に表現することが可能となる。
第2の単一化部23は、ポイントデータ読込部12により読み込まれたポイントデータにて、同一ユーザについての重複したポイントデータを単一のポイントデータとする機能、及び該単一化後ポイントデータを後述の比率算出部24に対して出力する機能を有する。
具体的には、第2の単一化部23は、ポイントデータ読込部12が読み込んだ日本全国における全ユーザのポイントデータにおいて、ユーザ識別子が重複するポイントデータについて一のポイントデータを残して他のポイントデータを削除することによって単一化後ポイントデータを得る。
比率算出部24は、国内人口数と、第2の単一化部23による単一化後ポイントデータの総数との比率を算出する機能を有する。
具体的には、比率算出部24は、日本の総人口を単一化後ポイントデータの総数で割る。これによって、国内人口数と、位置情報データベース30が対象時間帯にポイントデータを得ることが出来たユーザの総数である単一化後ポイントデータの総数と、の比率を算出することができる。これにより、ポイントデータを得ることが出来たユーザに関する数字である流入ユーザ数から、ポイントデータを得ることが出来なかった人も含めた概算値である流入元人口概算値を得ることが可能となる。
なお、上記の比率としては、「所定範囲の地域における人口」に占める「位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数」の割合である端末契約率を用いてもよい。端末契約率を用いた例や端末契約率の求め方等については、後述する。また、上記の比率(端末契約率も含む)については、地域ごとの比率、性別ごとの比率、年代ごとの比率などを求めて利用してもよい。
次に、図11及び12を用いて本実施形態の位置情報分析装置1における処理の流れを説明する。
位置情報分析装置1における対象時間帯入力部11は、対象時間帯の入力を受け付ける(ステップS101)。なお、対象時間帯の入力は必須ではなく、予め設定された対象時間帯や過去に入力された対象時間帯等を適用してもよい。
ポイントデータ読込部12は、位置情報データベース30から、対象時間帯入力部11が入力を受け付けた対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込む(ステップS102:ポイントデータ読込ステップ)。
対象エリア入力部13は、対象エリアの入力を受け付ける(ステップS103)。なお、対象エリアの入力は必須ではなく、予め設定された対象エリアや過去に入力された対象エリア等を適用してもよい。
対象エリア内ポイントデータ抽出部15は、ポイントデータ読込部12により読み込まれたポイントデータから、対象エリア入力部13が入力を受け付けた対象エリア内の位置を示す位置情報を含んだポイントデータを対象エリア内ポイントデータとして抽出する(ステップS104:対象エリア内ポイントデータ抽出ステップ)。
第1の単一化部16は、対象エリア内ポイントデータ抽出部15により抽出された対象エリア内ポイントデータにて、同一ユーザについての重複した対象エリア内ポイントデータを単一の対象エリア内ポイントデータとする(ステップS105:第1の単一化ステップ)。
住所情報読込部17は、第1の単一化部16による単一化後対象エリア内ポイントデータのユーザ識別情報をキーとして該当するユーザに関する住所情報を読み込む(ステップS106:住所情報読込ステップ)。
第1の結合部18は、住所情報読込部17により読み込まれた住所情報と、該当するユーザの対象エリア内ポイントデータとを結合する(ステップS107:第1の結合ステップ)。
地図情報読込部14は、対象エリア及び流入エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む(ステップS108:地図情報読込ステップ)。
住所情報集計部19は、第1の結合部18により結合された住所情報を含む対象エリア内ポイントデータに基づいて、対象時間帯に対象エリアへ流入した流入ユーザ数を地図情報読込部14により読み込まれた流入元エリアごとに集計する(ステップS109:住所情報集計ステップ)。
流入元人口概算値算出部20は、ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を住所情報集計部19により集計された流入ユーザ数及び流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率に基づいて、流入元エリアごとに算出する(ステップS110:流入元人口概算値算出ステップ)。
第2の結合部21は、地図情報読込部14により読み込まれた地図情報と、流入元人口概算値算出部20により算出された流入元エリア毎の流入元人口概算値とを結合する(ステップS111:第2の結合ステップ)。
出力部22は、第2の結合部21により結合された地図情報を出力する(ステップS112:出力ステップ)。
次に、図12を用いて、流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率の算出処理の流れを説明する。
第2の単一化部23は、ポイントデータ読込部12により読み込まれたポイントデータにて、同一ユーザについての重複したポイントデータを単一のポイントデータとする(ステップS201)。そして、比率算出部24は、国内人口数と第2の単一化部23による単一化後ポイントデータの総数との比率を算出する(ステップS202)。
なお、流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率としては、上記のようにして算出された比率を用いる以外に、「所定範囲の地域における人口」に占める「位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数」の割合である端末契約率を用いてもよい。即ち、流入元人口概算値算出部20は、端末契約率を用いて流入ユーザ数を補正することにより、流入元人口概算値を求めてもよく、例えば、流入ユーザ数を端末契約率で除する(割り算する)ことで、流入元人口概算値を算出してもよい。なお、端末契約率は、位置情報分析装置1において予め記憶されていることとしてもよいし、処理が実施される度に入力されることとしてもよい。また、流入元人口概算値算出部20は、外部から位置情報分析装置1に入力された又は位置情報分析装置1に予め記憶された所定範囲の地域における人口に関する情報と、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数とに基づいて、端末契約率を算出してもよく、例えば、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数を所定範囲の地域における人口の値で除することにより端末契約率を算出してもよい。もちろん、端末契約率を都度算出することは必須ではない。このように、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数を用いて端末契約率を算出することにより、位置情報が得られない移動端末(例えば、電源オフ状態の移動端末や圏外に位置する移動端末等)の数を考慮した上で、流入元人口概算値を算出することが可能となる。なお、上記の比率(端末契約率も含む)については、地域ごとの比率、性別ごとの比率、年代ごとの比率などを求めて利用してもよい。
次に、本実施形態における位置情報分析システム800aにおける作用及び効果について説明する。
位置情報分析システム800aにおいては、ポイントデータ読込部12が対象時間帯に基づいて位置情報を読み込み、住所情報読込部17が住所情報を読み込んでいる。それら各情報を用いるために、特定の対象時間帯において特定の対象エリアへどれぐらいの人口がどのエリアから流入しているかを概算することができる。
また、位置情報分析装置1の第2の単一化部23は、ポイントデータ読込部12により読み込まれたポイントデータにて、同一ユーザについての重複したポイントデータを単一のポイントデータとし、比率算出部24は、国内人口数と第2の単一化部23による単一化後ポイントデータの総数との比率を算出している。日本の総人口と、ポイントデータを登録したユーザ数との比率を算出することで、ポイントデータを登録したユーザに基づいて算出した流入ユーザ数から、ポイントデータを登録していない人も含めた概算値である流入元人口概算値を算出することが可能となる。
また、対象エリア入力部13は、利用者からの対象エリアの入力を受け付けるため、利用者は、対象エリアを自由に設定することが可能となる。
また、対象時間帯入力部11は、利用者からの対象時間帯の入力を受け付けるため、利用者は、対象時間帯を自由に設定することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図13、14及び15を用いて、本発明の第2実施形態に係る位置情報分析システム800bについて説明する。上記説明した第1実施形態においては対象エリアへ流入する流入元人口概算値を算出したが、第2実施形態に係る位置情報分析システム800bでは、以下に述べるように、対象エリアから流出する流出先人口概算値を算出する。以下では、第1実施形態に係る位置情報分析システム800aとの相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
流出先人口概算値とは、対象エリアから流出した人口の概算値を指す。流出先エリアとは、対象エリアから流出した人口がどのエリアへ流出しているのかを算出するための基準となるように分割された土地を指す。
図13に示すように、本実施形態における位置情報分析システム800bは、位置情報データベース30、住所情報データベース40、地図情報データベース50、及び位置情報分析装置60を含んで構成されている。
このうち位置情報データベース30、住所情報データベース40、及び地図情報データベース50が有する機能については、上記第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
位置情報分析装置60は、対象時間帯入力部11、ポイントデータ読込部12、対象エリア入力部13、地図情報読込部14、住所情報読込部17、出力部22、第2の単一化部23、比率算出部24、ユーザ識別子抽出部63、対象ユーザポイントデータ抽出部66、第3の単一化部68、位置情報集計部69、流出先人口概算値算出部70、及び地図情報結合部71を含んで構成されている。
このうち、対象時間帯入力部11、ポイントデータ読込部12、対象エリア入力部13、地図情報読込部14、住所情報読込部17、出力部22、第2の単一化部23、比率算出部24が有する機能については上記第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
ユーザ識別子抽出部63は、住所情報読込部17により読み込まれた住所情報のうち対象エリア入力部13により入力を受け付けられた対象エリアに属している住所情報と関連付けられたユーザ識別子を抽出する機能、及び抽出したユーザ識別子を後述の対象ユーザポイントデータ抽出部66に対して出力する機能を有する。
具体的には、ユーザ識別子抽出部63は、対象エリア入力部13から、利用者によって入力された対象エリアに関する情報を入力する。ユーザ識別子抽出部63は、図5に示すデータを参照して、対象エリア入力部13から入力した対象エリアに関する情報をエリア識別子に変換する。ユーザ識別子抽出部63は、地図情報読込部14を介して該変換後のエリア識別子と関連付けられたポリゴン情報を入力する。更に、ユーザ識別子抽出部63は、住所情報読込部17が読み込んだ各住所情報について上記入力したポリゴン情報に属しているか否か判断する。ポリゴン情報に属していると判断した場合に、ユーザ識別子抽出部63は、該住所情報と関連付けられたユーザ識別子を抽出する。
対象ユーザポイントデータ抽出部66は、ポイントデータ読込部12によって読み込まれたポイントデータから、ユーザ識別子抽出部63が抽出したユーザ識別子を含んだポイントデータを対象ユーザポイントデータとして抽出する機能、及び抽出した対象ユーザポイントデータを後述する第3の単一化部68に対して出力する機能を有する。
具体的には、対象ユーザポイントデータ抽出部66は、ポイントデータ読込部12が読み込んだポイントデータを入力し、入力した各ポイントデータについて、“ユーザ識別子”が、ユーザ識別子抽出部63が抽出したユーザ識別子に含まれている場合には、該ポイントデータを抽出する。
第3の単一化部68は、対象ユーザポイントデータ抽出部66により抽出された対象ユーザポイントデータにて、同一ユーザかつ同一流出先エリアについての重複した対象ユーザポイントデータを単一の対象ユーザポイントデータとする機能、及び単一化後対象ユーザポイントデータを後述の位置情報集計部69に対して出力する機能を有する。
具体的には、第3の単一化部68は、対象ユーザポイントデータ抽出部66から、対象ユーザポイントデータを入力し、地図情報読込部14を介して地図情報を入力する。第3の単一化部68は、入力された対象ユーザポイントデータに含まれる位置情報、及び地図情報に含まれるポリゴン情報から、各対象ユーザポイントデータについて、それぞれ位置情報が属しているポリゴン情報を判断する。第3の単一化部68は、位置情報が属しているポリゴン情報が同一であり、且つ同一のユーザ識別情報を含む対象ユーザポイントデータが複数存在する場合、それらのうち一の対象ユーザポイントデータを残し、他の対象ユーザポイントデータを消去する。ここで、複数の対象ユーザポイントデータの中から一の対象ユーザポイントデータを選択する方法については特に限定しないが、例えば、測位時刻情報が最後である対象ユーザポイントデータを一の対象ユーザポイントデータとして選択しても良い。
また、別の例として、第3の単一化部68は、入力された対象ユーザポイントデータをユーザごとに仕分けて、各ユーザについて、対象ユーザポイントデータに含まれる位置情報、及び地図情報に含まれるポリゴン情報から、各対象ユーザポイントデータについて位置情報が属しているポリゴン情報を判断し、ユーザごとに総流出先エリア数(即ち、異なるポリゴン情報の数)をカウントし、あるユーザについての1つの流出先エリアのユーザ数を当該ユーザの総流出先エリア数の逆数(即ち「1/当該ユーザの総流出先エリア数」)としてもよい。つまり、第3の単一化部68は、当該あるユーザについての1つの流出先エリアに関する対象ユーザポイントデータを、「1/当該ユーザの総流出先エリア数」の人数としてカウントされるよう設定してもよい。このように各ユーザについて、1つの流出先エリアのユーザ数を当該ユーザの総流出先エリア数の逆数とした上で、後述する位置情報集計部69によるユーザ数集計を行うことで、同一ユーザについての異なる流出先エリアのポイントデータについての二重カウントを回避することができる。
第3の単一化部68は、更に、単一化後対象ユーザポイントデータに含まれる位置情報が属するポリゴン情報と関連付けられたエリア識別子を、該単一化後対象ユーザポイントデータと関連付ける。
位置情報集計部69は、第3の単一化部68による単一化後対象ユーザポイントデータに基づいて、対象時間帯に対象エリアから流出した流出ユーザ数を流出先エリア毎に集計する機能、及び集計した流出先エリア毎の流出ユーザ数を後述の流出先人口概算値算出部70に対して出力する機能を有する。
具体的には、位置情報集計部69は、第3の単一化部68から、単一化後対象ユーザポイントデータを入力し、入力した単一化後対象ユーザポイントデータについて、第3の単一化部68により関連付けられたエリア識別子毎にデータ数を集計する。
位置情報集計部69は、更に、集計したデータ数と対応するエリア識別子とが関連付けた状態で含まれるデータを流出先エリア毎の流出ユーザ数として後述の流出先人口概算値算出部70へ出力する。
流出先人口概算値算出部70は、ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を、位置情報集計部69により集計された流出ユーザ数及び流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率に基づいて、流出先エリア毎に算出する機能、及び算出した流出先エリア毎の流出先人口概算値を後述の地図情報結合部71に対して出力する機能を有する。
具体的には、流出先人口概算値算出部70は、比率算出部24から流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率を入力する。本実施形態において用いる流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率とは、上記第1実施形態において説明した流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率と同一である。但し、第1実施形態と同様に、「流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率」としては、「所定範囲の地域における人口」に占める「位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数」の割合である端末契約率を用いてもよい。即ち、流出先人口概算値算出部70は、端末契約率を用いて流出ユーザ数を補正することにより、流出先人口概算値を求めてもよく、例えば、流出ユーザ数を端末契約率で除する(割り算する)ことで、流出先人口概算値を算出してもよい。なお、端末契約率は、位置情報分析装置1において予め記憶されていることとしてもよいし、処理が実施される度に入力されることとしてもよい。また、流出先人口概算値算出部70は、外部から位置情報分析装置1に入力された又は位置情報分析装置1に予め記憶された所定範囲の地域における人口に関する情報と、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数とに基づいて、端末契約率を算出してもよく、例えば、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数を所定範囲の地域における人口の値で除することにより端末契約率を算出してもよい。もちろん、端末契約率を都度算出することは必須ではない。このように、位置情報を得られた特定の通信事業者の移動端末数を用いて端末契約率を算出することにより、位置情報が得られない移動端末(例えば、電源オフ状態の移動端末や圏外に位置する移動端末等)の数を考慮した上で、流出先人口概算値を算出することが可能となる。なお、上記の比率(端末契約率も含む)については、地域ごとの比率、性別ごとの比率、年代ごとの比率などを求めて利用してもよい。
流出先人口概算値算出部70は、位置情報集計部69から入力した流出先エリア毎の流出ユーザ数それぞれについて、流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率を乗算することにより流出先エリア毎の流出先人口概算値を算出する。
地図情報結合部71は、地図情報読込部14により読み込まれた地図情報と、流出先人口概算値算出部70により算出された流出先エリア毎の流出先人口概算値とを結合する機能、及び結合したデータを出力部22に対して出力する機能を有する。
具体的には、地図情報結合部71は、第3の単一化部68によって単一化後対象ユーザポイントデータに関連付けられたエリア識別子をキーとして地図情報読込部14を介して入力した地図情報に含まれるポリゴン情報と、上記流出先エリア毎の流出先人口概算値とを関連付ける(結合する)。
地図情報結合部71の結合処理の結果得られたデータの例を図14に示す。
次に図15を用いて本実施形態に係る位置情報分析装置60における処理の流れについて説明する。
対象エリア入力部13は、対象エリアの入力を受け付ける(ステップS301)。なお、対象エリアの入力は必須ではなく、予め設定された対象エリアや過去に入力された対象エリア等を適用してもよい。
住所情報読込部17は、ユーザ識別子と関連付けられた住所情報を読み込む(ステップS302:住所情報読込ステップ)。
ユーザ識別子抽出部63は、住所情報読込部17により読み込まれた住所情報のうち対象エリア入力部13が入力を受け付けた対象エリアに属する住所情報と関連付けられたユーザ識別子を抽出する(ステップS303:ユーザ識別子抽出ステップ)。
対象時間帯入力部11は、対象時間帯の入力を受け付ける(ステップS304)。なお、対象時間帯の入力は必須ではなく、予め設定された対象時間帯や過去に入力された対象時間帯等を適用してもよい。
ポイントデータ読込部12は、位置情報データベース30から、対象時間帯入力部11が入力を受け付けた対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全てのユーザについてのポイントデータを読み込む(ステップS305:ポイントデータ読込ステップ)。
対象ユーザポイントデータ抽出部66は、ポイントデータ読込部12によって読み込まれたポイントデータから、ユーザ識別子抽出部63が抽出したユーザ識別子を含んだポイントデータを対象ユーザポイントデータとして抽出する(ステップS306:対象ユーザポイントデータ抽出ステップ)。
地図情報読込部14は、流出先エリアのポリゴン情報を含む地図情報を読み込む(ステップS307:地図情報読込ステップ)。
第3の単一化部68は、対象ユーザポイントデータ抽出部66により抽出された対象ユーザポイントデータにて、同一ユーザかつ同一流出先エリアについての重複した対象ユーザポイントデータを単一の対象ユーザポイントデータとする(ステップS308:第3の単一化ステップ)。ここで、第3の単一化部68は、位置情報が属しているポリゴン情報が同一であり、且つ同一のユーザ識別情報を含む対象ユーザポイントデータが複数存在する場合、それらのうち一の対象ユーザポイントデータを残し、他の対象ユーザポイントデータを消去することで、上記同一ユーザかつ同一流出先エリアについての重複した対象ユーザポイントデータを単一の対象ユーザポイントデータとしてもよい。
なお、別の例として、第3の単一化部68は、入力された対象ユーザポイントデータをユーザごとに仕分けて、各ユーザについて、対象ユーザポイントデータに含まれる位置情報、及び地図情報に含まれるポリゴン情報から、各対象ユーザポイントデータについて位置情報が属しているポリゴン情報を判断し、ユーザごとに総流出先エリア数(即ち、異なるポリゴン情報の数)をカウントし、あるユーザについての1つの流出先エリアのユーザ数を当該ユーザの総流出先エリア数の逆数(即ち「1/当該ユーザの総流出先エリア数」)としてもよい。つまり、第3の単一化部68は、当該あるユーザについての1つの流出先エリアに関する対象ユーザポイントデータを、「1/当該ユーザの総流出先エリア数」の人数としてカウントされるよう設定してもよい。このように各ユーザについて、1つの流出先エリアのユーザ数を当該ユーザの総流出先エリア数の逆数とした上で、後述する位置情報集計部69によるユーザ数集計を行うことで、同一ユーザについての異なる流出先エリアのポイントデータについての二重カウントを回避することができる。
位置情報集計部69は、第3の単一化部68による単一化後対象ユーザポイントデータに基づいて、対象時間帯に対象エリアから流出した流出ユーザ数を流出先エリア毎に集計する(ステップS309:位置情報集計ステップ)。
流出先人口概算値算出部70は、ユーザに加え、ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を、位置情報集計部69により集計された流出ユーザ数及び流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率に基づいて、流出先エリア毎に算出する(ステップS310:流出先人口概算値算出ステップ)。
地図情報結合部71は、地図情報読込部14により読み込まれた地図情報と流出先人口概算値算出部70により算出された流出先エリア毎の流出先人口概算値とを結合する(ステップS311:地図情報結合ステップ)。
出力部22は、地図情報結合部71により結合された地図情報を出力する(ステップS312:出力ステップ)。
次に、本実施形態における位置情報分析システム800bにおける作用及び効果について説明する。
位置情報分析システム800bにおいては、ポイントデータ読込部12が対象時間帯に基づいて位置情報を読み込み、住所情報読込部17が住所情報を読み込んでいる。それら各情報を用いるために、特定の対象時間帯において特定の対象エリアからどれぐらいの人口がどのエリアへ流出しているかを概算することができる。
また、位置情報分析装置1の第2の単一化部23は、ポイントデータ読込部12により読み込まれたポイントデータにて、同一ユーザについての重複したポイントデータを単一のポイントデータとし、比率算出部24は、国内人口数と第2の単一化部23による単一化後ポイントデータの総数との比率を算出している。日本の総人口と、ポイントデータを登録したユーザ数との比率を算出することで、ポイントデータを登録したユーザに基づいて算出した流出ユーザ数から、ポイントデータを登録していない人も含めた概算値である流出先人口概算値を算出することが可能となる。
1、60…位置情報分析装置、10…通信システム、11…対象時間帯入力部、12…ポイントデータ読込部、13…対象エリア入力部、14…地図情報読込部、15…対象エリア内ポイントデータ抽出部、16…第1の単一化部、17…住所情報読込部、18…第1の結合部、19…住所情報集計部、20…流入元人口概算値算出部、21…第2の結合部、22…出力部、23…第2の単一化部、24…比率算出部、30…位置情報データベース、40…住所情報データベース、50…地図情報データベース、63…ユーザ識別子抽出部、66…対象ユーザポイントデータ抽出部、68…第3の単一化部、69…位置情報集計部、70…流出先人口概算値算出部、71…地図情報結合部、100…移動機、200…BTS、300…RNC、400…交換機、500…管理センタ、501…社会センサユニット、502…ペタマイニングユニット、503…モバイルデモグラフィーユニット、504…可視化ソリューションユニット、700…各種処理ノード、800a、800b…位置情報分析システム。

Claims (8)

  1. ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を流入元エリアごとに求める位置情報分析装置であって、
    前記対象時間帯内の時刻を示す前記時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込むポイントデータ読込部と、
    前記ポイントデータ読込部により読み込まれたポイントデータから、前記対象エリア内の位置を示す位置情報を含んだポイントデータを対象エリア内ポイントデータとして抽出する対象エリア内ポイントデータ抽出部と、
    前記対象エリア内ポイントデータ抽出部により抽出された対象エリア内ポイントデータにて、同一ユーザについての重複した対象エリア内ポイントデータを単一の対象エリア内ポイントデータとする第1の単一化部と、
    前記第1の単一化部による単一化後対象エリア内ポイントデータのユーザ識別情報をキーとして、該当するユーザに関する住所情報を読み込む住所情報読込部と、
    前記住所情報読込部により読み込まれた住所情報と、該当するユーザの対象エリア内ポイントデータとを結合する第1の結合部と、
    前記第1の結合部により結合された住所情報を含む対象エリア内ポイントデータについて、前記住所情報に基づく住所を流入元エリアとして、当該流入元エリアごとに、当該対象エリア内ポイントデータの数を集計し、得られた集計値を、前記対象時間帯に前記対象エリアへ流入した流入元エリアごとの流入ユーザ数とする住所情報集計部と、
    前記対象エリアおよび前記流入元エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込部と、
    前記ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を、前記住所情報集計部により集計された流入ユーザ数および流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率に基づいて、前記流入元エリアごとに算出する流入元人口概算値算出部と、
    前記地図情報読込部により読み込まれた地図情報と、前記流入元人口概算値算出部により算出された前記流入元エリアごとの流入元人口概算値とを結合する第2の結合部と、
    前記第2の結合部により結合された地図情報を出力する出力部と、
    を備え
    前記住所情報集計部は、前記地図情報読込部により読み込まれた地図情報における前記流入元エリアの粒度に応じて、前記対象エリア内ポイントデータの数を集計し、
    前記出力部は、前記流入元人口概算値に基づいて前記流入元エリア毎に色分けした地図情報を出力す位置情報分析装置。
  2. 前記位置情報分析装置は、
    前記ポイントデータ読込部により読み込まれたポイントデータにて、同一ユーザについての重複したポイントデータを単一のポイントデータとする第2の単一化部と、
    国内人口数と前記第2の単一化部による単一化後ポイントデータの総数との比率を算出する比率算出部と、
    をさらに備え、
    前記流入元人口概算値算出部は、前記比率算出部により算出された比率を、流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率として用いる、
    ことを特徴とする請求項に記載の位置情報分析装置。
  3. ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を流出先エリアごとに求める位置情報分析装置であって、
    ユーザ識別情報と関連付けられた住所情報を読み込む住所情報読込部と、
    前記住所情報読込部により読み込まれた住所情報のうち前記対象エリアに属している前記住所情報と関連付けられたユーザ識別情報を抽出するユーザ識別子抽出部と、
    前記対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込むポイントデータ読込部と、
    前記ポイントデータ読込部により読み込まれたポイントデータから、前記ユーザ識別子抽出部によって抽出されたユーザ識別情報を含んだポイントデータを対象ユーザポイントデータとして抽出する対象ユーザポイントデータ抽出部と、
    前記対象ユーザポイントデータ抽出部により抽出された対象ユーザポイントデータにて、同一ユーザかつ同一流出先エリアについての重複した対象ユーザポイントデータを単一の対象ユーザポイントデータとする第3の単一化部と、
    前記第3の単一化部による単一化後対象ユーザポイントデータについて、前記流出先エリアごとに、前記単一化後の対象ユーザポイントデータを集計し、得られた集計値を、前記対象時間帯に前記対象エリアから流出した流出先エリアごとの流出ユーザ数とする位置情報集計部と、
    前記流出先エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込部と、
    前記ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を、前記位置情報集計部により集計された流出ユーザ数および流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率に基づいて、前記流出先エリアごとに算出する流出先人口概算値算出部と、
    前記地図情報読込部により読み込まれた地図情報と、前記流出先人口概算値算出部により算出された前記流出先エリアごとの流出先人口概算値とを結合する地図情報結合部と、
    前記地図情報結合部により結合された地図情報を出力する出力部と、
    を備え
    前記位置情報集計部は、前記地図情報読込部により読み込まれた地図情報における前記流出先エリアの粒度に応じて、前記単一化後の対象ユーザポイントデータを集計し、
    前記出力部は、前記流出先人口概算値に基づいて前記流出先エリア毎に色分けした地図情報を出力す位置情報分析装置。
  4. 前記位置情報分析装置は、
    前記ポイントデータ読込部により読み込まれたポイントデータにて、同一ユーザについての重複したポイントデータを単一のポイントデータとする第2の単一化部と、
    国内人口数と前記第2の単一化部による単一化後ポイントデータの総数との比率を算出する比率算出部と、
    をさらに備え、
    前記流出先人口概算値算出部は、前記比率算出部により算出された比率を、流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率として用いる、
    ことを特徴とする請求項に記載の位置情報分析装置。
  5. 前記位置情報分析装置は、
    前記対象エリアを入力するための対象エリア入力部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の位置情報分析装置。
  6. 前記位置情報分析装置は、
    前記対象時間帯を入力するための対象時間帯入力部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の位置情報分析装置。
  7. ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を流入元エリアごとに求める位置情報分析装置、により実行される位置情報分析方法であって、
    前記対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込むポイントデータ読込ステップと、
    前記ポイントデータ読込ステップにおいて読み込まれたポイントデータから、前記対象エリア内の位置を示す位置情報を含んだポイントデータを対象エリア内ポイントデータとして抽出する対象エリア内ポイントデータ抽出ステップと、
    前記対象エリア内ポイントデータ抽出ステップにおいて抽出された対象エリア内ポイントデータにて、同一ユーザについての重複した対象エリア内ポイントデータを単一の対象エリア内ポイントデータとする第1の単一化ステップと、
    前記第1の単一化ステップにおける単一化後対象エリア内ポイントデータのユーザ識別情報をキーとして、該当するユーザに関する住所情報を読み込む住所情報読込ステップと、
    前記住所情報読込ステップにおいて読み込まれた住所情報と、該当するユーザの対象エリア内ポイントデータとを結合する第1の結合ステップと、
    前記第1の結合ステップにおいて結合された住所情報を含む対象エリア内ポイントデータについて、前記住所情報に基づく住所を流入元エリアとして、当該流入元エリアごとに、当該対象エリア内ポイントデータの数を集計し、得られた集計値を、前記対象時間帯に前記対象エリアへ流入した流入元エリアごとの流入ユーザ数とする住所情報集計ステップと、
    前記対象エリアおよび前記流入元エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込ステップと、
    前記ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアへの流入元人口概算値を、前記住所情報集計ステップにおいて集計された流入ユーザ数および流入元人口概算値と流入ユーザ数との比率に基づいて、前記流入元エリアごとに算出する流入元人口概算値算出ステップと、
    前記地図情報読込ステップにおいて読み込まれた地図情報と、前記流入元人口概算値算出ステップにおいて算出された前記流入元エリアごとの流入元人口概算値とを結合する第2の結合ステップと、
    前記第2の結合ステップにおいて結合された地図情報を出力する出力ステップと、
    を備え
    前記住所情報集計ステップでは、前記地図情報読込ステップにより読み込まれた地図情報における前記流入元エリアの粒度に応じて、前記対象エリア内ポイントデータの数を集計し、
    前記出力ステップでは、前記流入元人口概算値に基づいて前記流入元エリア毎に色分けした地図情報を出力す位置情報分析方法。
  8. ユーザの位置を示す位置情報、当該位置情報が得られた時刻情報、および当該ユーザのユーザ識別情報を含むポイントデータに基づいて、対象時間帯における対象エリアからの流出先人口概算値を流出先エリアごとに求める位置情報分析装置、により実行される位置情報分析方法であって、
    ユーザ識別情報と関連付けられた住所情報を読み込む住所情報読込ステップと、
    前記住所情報読込ステップにおいて読み込まれた住所情報のうち前記対象エリアに属している前記住所情報と関連付けられたユーザ識別情報を抽出するユーザ識別子抽出ステップと、
    前記対象時間帯内の時刻を示す時刻情報を含んだ全ユーザについてのポイントデータを読み込むポイントデータ読込ステップと、
    前記ポイントデータ読込ステップにおいて読み込まれたポイントデータから、前記ユーザ識別子抽出ステップにおいて抽出されたユーザ識別情報を含んだポイントデータを対象ユーザポイントデータとして抽出する対象ユーザポイントデータ抽出ステップと、
    前記対象ユーザポイントデータ抽出ステップにおいて抽出された対象ユーザポイントデータにて、同一ユーザかつ同一流出先エリアについての重複した対象ユーザポイントデータを単一の対象ユーザポイントデータとする第3の単一化ステップと、
    前記第3の単一化ステップにおける単一化後対象ユーザポイントデータについて、前記流出先エリアごとに、前記単一化後の対象ユーザポイントデータを集計し、得られた集計値を、前記対象時間帯に前記対象エリアから流出した流出先エリアごとの流出ユーザ数とする位置情報集計ステップと、
    前記流出先エリアを含んだ地域を示す地図情報を読み込む地図情報読込ステップと、
    前記ユーザに加え、前記ポイントデータに関係しない人を含めた、対象時間帯における対象エリアからの前記流出先人口概算値を、前記位置情報集計ステップにおいて集計された流出ユーザ数および流出先人口概算値と流出ユーザ数との比率に基づいて、前記流出先エリアごとに算出する流出先人口概算値算出ステップと、
    前記地図情報読込ステップにおいて読み込まれた地図情報と、前記流出先人口概算値算出ステップにおいて算出された前記流出先エリアごとの流出先人口概算値とを結合する地図情報結合ステップと、
    前記地図情報結合ステップにおいて結合された地図情報を出力する出力ステップと、
    を備え
    前記位置情報集計ステップでは、前記地図情報読込ステップにより読み込まれた地図情報における前記流出先エリアの粒度に応じて、前記単一化後の対象ユーザポイントデータを集計し、
    前記出力ステップでは、前記流出先人口概算値に基づいて前記流出先エリア毎に色分けした地図情報を出力す位置情報分析方法。
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