JP2002188934A - 情報提供システム、サーバ、携帯端末およびプログラム - Google Patents

情報提供システム、サーバ、携帯端末およびプログラム

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JP2002188934A
JP2002188934A JP2000387080A JP2000387080A JP2002188934A JP 2002188934 A JP2002188934 A JP 2002188934A JP 2000387080 A JP2000387080 A JP 2000387080A JP 2000387080 A JP2000387080 A JP 2000387080A JP 2002188934 A JP2002188934 A JP 2002188934A
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Masahiro Higuchi
正浩 樋口
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーマパーク内において、パレードのように
実施位置が時系列的に変化する動的行事が実施される場
合に、有益なサービスを入場者に提供することを目的と
する。 【解決手段】 サーバ2は、携帯端末8から受信した位
置情報とパレードの実施予定時刻や実施予定位置などの
実施予定情報とを関連付けてパレードの実施予定位置周
辺における携帯端末8の混雑具合いを混雑情報として生
成して携帯端末8に送信する。携帯端末8は、サーバ2
から混雑情報を受信すると、受信された混雑情報をディ
スプレイ10に表示する(例えばパレードの順路は「矢
印P」、混雑度が「大」の区画は「■印」、混雑度が
「中」の区画は「▲印」、混雑度が「小」の区画は「●
印」)。テーマパークを運営する側は、パレードが実施
される予定位置周辺における入場者の混雑具合いを携帯
端末8を携帯する入場者に知らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテーマパー
ク、遊園地或いはショッピングセンターなどの所定エリ
アを対象とする情報提供システム、前記情報提供システ
ム内のサーバおよび携帯端末ならびに前記携帯端末にて
実行されるプログラムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、例えばテーマパ
ーク、遊園地或いはショッピングセンターなどの所定エ
リアを対象とする情報提供システムが普及している。こ
の種の情報提供システムの一例として、例えばテーマパ
ークを運営する側が携帯端末を入場者に貸出し、携帯端
末の位置とアトラクションが実施される位置とを関連付
けてアトラクションが実施される位置周辺における携帯
端末の混雑具合いを検出し、検出した混雑具合いに基づ
いてアトラクションに参加或いはアトラクションを見物
するために要すると予想される待ち時間を算出するシス
テムがある。このものによれば、入場者は、携帯端末を
操作し、待ち時間を取得することによって、アトラクシ
ョンが実施される位置に行かなくとも、アトラクション
に参加或いはアトラクションを見物するために要すると
予想される待ち時間を知ることができ、例えば希望する
アトラクションの待ち時間が比較的長い間は、他のアト
ラクションに参加或いは他のアトラクションを見物する
など、時間を有効に使うことが可能となる。
【0003】さて、テーマパークなどでは、アトラクシ
ョンの一つとしてパレードが開催される場合がある。と
ころで、パレードは、出演者があらかじめ決められた場
所でパフォーマンスを演じるショーや、メリーゴーラン
ド或いはジェットコースターなどに代表される乗物施設
など、つまり、実施位置が時系列的に変化しないものと
は異なって、出演者が移動しながらパフォーマンスを演
じる、つまり、実施位置が時系列的に変化するという性
質を有している。
【0004】しかしながら、従来のものは、アトラクシ
ョンが上記したような出演者があらかじめ決められた場
所でパフォーマンスを演じるショーや、メリーゴーラン
ド或いはジェットコースターなどの乗物施設などの実施
位置が時系列的に変化しないものを対象としていること
から、アトラクションがパレードのように実施位置が時
系列的に変化するものであると、テーマパークを運営す
る側から見れば、有益なサービスを入場者に提供するこ
とができず、また、入場者から見れば、有益なサービス
を取得することができないという問題がある。
【0005】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、例えばパレードのように実施
位置が時系列的に変化する動的行事が実施される場合
に、有益なサービスを提供することができ、それに伴っ
て、有益なサービスを取得することができる情報提供シ
ステム、前記情報提供システム内のサーバおよび携帯端
末ならびに前記携帯端末にて実行されるプログラムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
によれば、移動可能な位置情報送信用端末の所定エリア
内における位置を位置情報として位置情報検出手段が検
出すると、情報生成手段は、位置情報検出手段が検出し
た位置情報と記憶手段が記憶している実施位置が時系列
的に変化する動的行事の実施予定時刻や実施予定位置な
どの実施予定情報とを関連付けて動的行事の実施予定位
置周辺における位置情報送信用端末の混雑具合いを混雑
情報として生成し、出力手段は、情報生成手段が生成し
た混雑情報を出力するように構成したので、例えばテー
マパークを対象とするものであれば、テーマパークを運
営する側が位置情報送信用端末を入場者に貸出すと、実
施位置が時系列的に変化する動的行事として例えばパレ
ードが実施される場合には、パレードの実施予定位置周
辺における入場者の混雑具合いが混雑情報として出力さ
れるようになる。
【0007】したがって、テーマパークを運営する側か
ら見れば、パレードが実施される予定位置周辺における
入場者の混雑具合いを入場者に知らせることができ、こ
れによって、有益なサービスを提供することができ、ま
た、入場者から見れば、出力された混雑情報を確認する
ことによって、パレードが実施される予定位置周辺にお
ける入場者の混雑具合いを知ることができ、これによっ
て、有益なサービスを取得することができる。
【0008】請求項2に記載した発明によれば、情報生
成手段は、出力手段の位置から動的行事の実施予定位置
周辺であって位置情報送信用端末の混雑具合いが比較的
小さい地域に至るまでの経路を経路案内情報として生成
し、出力手段は、情報生成手段が生成した経路案内情報
を出力するように構成したので、テーマパークを運営す
る側から見れば、入場者が居る位置からパレードを見物
し易い位置に至るまでの経路を入場者に知らせることが
でき、また、入場者から見れば、自分が居る位置からパ
レードを見物し易い位置に至るまでの経路を知ることが
できる。
【0009】請求項3に記載した発明によれば、出力手
段は、表示面積が比較的小さい表示手段から構成され、
携帯可能な携帯端末に設けられるように構成したので、
テーマパークを運営する側から見れば、携帯端末を入場
者に貸出すことによって、パレードが実施される予定位
置周辺における入場者の混雑具合いやパレードを見物し
易い位置に至るまでの経路を携帯端末を携帯する入場者
に知らせることができ、また、入場者から見れば、携帯
端末を携帯することによって、パレードが実施される予
定位置周辺における入場者の混雑具合いやパレードを見
物し易い位置に至るまでの経路を知ることができる。
【0010】請求項4に記載した発明によれば、位置情
報送信用移動端末と携帯端末とを一体に構成したので、
テーマパークを運営する側から見れば、位置情報送信用
端末と携帯端末を別々に管理するなどの手間を省くこと
ができ、また、入場者から見れば、位置情報送信用端末
と携帯端末を別々に携帯する煩わしさを解消することが
できる。
【0011】請求項5に記載した発明によれば、出力手
段は、表示面積が比較的大きい表示手段から構成され、
所定エリア内の所定位置に固定的に設置された表示専用
装置に設けられるように構成したので、上記した請求項
3に記載したものと比較すると、テーマパークを運営す
る側から見れば、携帯端末を入場者に貸出さなくとも、
パレードが実施される予定位置周辺における入場者の混
雑具合いやパレードを見物し易い位置に至るまでの経路
を不特定多数の入場者に一度に知らせることができ、ま
た、入場者から見れば、携帯端末を携帯しなくとも、パ
レードが実施される予定位置周辺における入場者の混雑
具合いやパレードを見物し易い位置に至るまでの経路を
知ることができる。
【0012】請求項6に記載した発明によれば、サーバ
において、情報生成手段は、携帯端末の所定エリア内に
おける位置を示す位置情報と記憶手段が記憶している実
施位置が時系列的に変化する動的行事の実施予定時刻や
実施予定位置などの実施予定情報とを関連付けて動的行
事の実施予定位置周辺における携帯端末の混雑具合いを
混雑情報として生成し、送信手段は、情報生成手段が生
成した混雑情報を携帯端末に送信し、これを受けて、携
帯端末では、サーバから混雑情報を受信すると、受信さ
れた混雑情報を出力手段から出力するように構成したの
で、テーマパークを対象とするものであれば、テーマパ
ークを運営する側から見れば、携帯端末を入場者に貸出
すことによって、パレードが実施される予定位置周辺に
おける入場者の混雑具合いを携帯端末を携帯する入場者
に知らせることができ、また、入場者から見れば、携帯
端末を携帯することによって、パレードが実施される予
定位置周辺における入場者の混雑具合いを知ることがで
きる。
【0013】請求項7に記載した発明によれば、サーバ
において、情報生成手段は、携帯端末の位置から動的行
事の実施予定位置周辺であって位置情報送信用端末の混
雑具合いが比較的小さい地域に至るまでの経路を経路案
内情報として生成し、送信手段は、情報生成手段が生成
した経路案内情報を携帯端末に送信し、これを受けて、
携帯端末では、サーバから経路案内情報を受信すると、
受信された経路案内情報を出力手段から出力するように
構成したので、テーマパークを運営する側から見れば、
入場者が居る位置からパレードを見物し易い位置に至る
までの経路を入場者に知らせることができ、また、入場
者から見れば、自分が居る位置からパレードを見物し易
い位置に至るまでの経路を知ることができる。
【0014】請求項8に記載した発明によれば、携帯端
末において、位置情報検出手段は、自端末の所定エリア
内における位置を位置情報として検出し、送信手段は、
位置情報検出手段が検出した位置情報をサーバに送信
し、これを受けて、サーバでは、携帯端末から位置情報
を受信すると、受信された位置情報と実施位置が時系列
的に変化する動的行事の実施予定時刻や実施予定位置な
どの実施予定情報とを関連付けて動的行事の実施予定位
置周辺における携帯端末の混雑具合い混雑情報として生
成して携帯端末に送信し、これを受けて、携帯端末にお
いて、サーバから受信手段が混雑情報を受信すると、出
力手段は、受信された混雑情報を出力するように構成し
たので、上記した請求項6に記載したものと同様にし
て、テーマパークを対象とするものであれば、テーマパ
ークを運営する側から見れば、携帯端末を入場者に貸出
すことによって、パレードが実施される予定位置周辺に
おける入場者の混雑具合いを携帯端末を携帯する入場者
に知らせることができ、また、入場者から見れば、携帯
端末を携帯することによって、パレードが実施される予
定位置周辺における入場者の混雑具合いを知ることがで
きる。
【0015】請求項9に記載した発明によれば、サーバ
では、携帯端末の位置から動的行事の実施予定位置周辺
であって携帯端末の混雑具合いが比較的小さい地域に至
るまでの経路を経路案内情報として生成して携帯端末に
送信し、これを受けて、携帯端末において、サーバから
受信手段が経路案内情報を受信すると、出力手段は、受
信された経路案内情報を出力するように構成したので、
上記した請求項7に記載したものと同様にして、テーマ
パークを運営する側から見れば、入場者が居る位置から
パレードを見物し易い位置に至るまでの経路を入場者に
知らせることができ、また、入場者から見れば、自分が
居る位置からパレードを見物し易い位置に至るまでの経
路を知ることができる。
【0016】請求項10に記載した発明によれば、当該
プログラムを携帯端末にて実行させることによって、上
記した請求項8に記載したものと同様の作用効果を得る
ことができ、すなわち、テーマパークを対象とするもの
であれば、テーマパークを運営する側から見れば、パレ
ードが実施される予定位置周辺における入場者の混雑具
合いを携帯端末を携帯する入場者に知らせることがで
き、また、入場者から見れば、パレードが実施される予
定位置周辺における入場者の混雑具合いを知ることがで
きる。
【0017】請求項11に記載した発明によれば、当該
プログラムを携帯端末にて実行させることによって、上
記した請求項9に記載したものと同様の作用効果を得る
ことができ、すなわち、テーマパークを運営する側から
見れば、入場者が居る位置からパレードを見物し易い位
置に至るまでの経路を入場者に知らせることができ、ま
た、入場者から見れば、自分が居る位置からパレードを
見物し易い位置に至るまでの経路を知ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明をテーマパークを対
象とした情報提供システムに適用した一実施例につい
て、図面を参照して説明する。まず、図1おいて、破線
Aは、テーマパーク内の敷地を概略的に示している。テ
ーマパークの敷地内には、管理センター1が設置されて
おり、管理センター1内には、サーバ2(本発明でいう
サーバ)、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと
略称する)3および交換機4が設置されている。
【0019】また、テーマパークの敷地内には、複数の
基地局5および複数の大型モニタ6(本発明でいう表示
専用装置)が設置されており、各基地局5は、基地局制
御装置7および交換機4を通じてサーバ2に接続されて
いると共に、各大型モニタ6は、交換機4を通じてサー
バ2に接続されている。この場合、各基地局5は、電波
環境が比較的良好な部位に設置されるのが望ましく、例
えばレストランの店内などの屋内であれば、例えば天井
などに設置されるのが望ましく、屋外であれば、周囲に
遮蔽物が存在しない部位に設置されるのが望ましい。ま
た、各大型モニタ6は、不特定多数の入場者が見易い部
位に設置されるのが望ましい。
【0020】携帯端末8(本発明でいう位置情報送信用
端末、携帯端末)は、テーマパークを運営する側が入場
者に貸出すものであり、入場者は、入場する際に携帯端
末8を受取り、退場する際に携帯端末8を返却するもの
である。この場合、各携帯端末8には、個別に端末ID
(例えば5桁の数字で表記される識別番号)が付与され
ており、サーバ2は、携帯端末8毎に当該携帯端末8が
貸出された時刻を示す貸出時刻および当該携帯端末8が
返却された時刻を示す返却時刻を管理する。尚、この場
合、携帯端末8は、入場者の全員に貸出されるのが最適
であるが、全入場者に貸出されなくとも、全入場者に対
して一定割合以上の入場者に貸出された場合であって
も、本発明は成立するものである。
【0021】次に、図2は、携帯端末8の外観斜視図を
示している。携帯端末8は、本体9が手に持つことが可
能な程度の大きさに構成されており、本体9の正面部に
は、ディスプレイ10(本発明でいう出力手段、表示手
段)と、多数のキー11a〜11fおよびスクロールキ
ー11gを配列してなる操作部11とが配設されてい
る。また、本体9の上面部には、無線通信用のアンテナ
12が配設されており、本体9の内部には、GPS(Gl
obal Positioning System )測位用のアンテナ13が配
設されている。
【0022】図3は、携帯端末8の電気的な構成を機能
ブロック図として示している。マイクロコンピュータを
主体としてなるCPU(Central Processing Unit )1
4(本発明でいう制御手段)には、GPS測位部15
(本発明でいう位置情報検出手段)、基地局5との間の
無線通信を行う無線通信部16(本発明でいう携帯端末
の送信手段、受信手段)、制御プログラムを格納してい
るROM(Read OnlyMemory)17、上記したディスプ
レイ10および操作部11が接続されている。
【0023】この場合、CPU14は、測位指令を一定
周期(例えば5分周期)でGPS測位部15に出力し、
GPS測位部15は、CPU14から測位指令を入力す
ると、GPS衛星18(図1参照)から受信したGPS
電波を復調処理してGPS情報を取得し、取得したGP
S情報を所定のアルゴリズムにしたがって演算し、携帯
端末8の位置を位置情報として取得する。そして、CP
U14は、GPS測位部15が位置情報を取得したこと
を検出すると、送信指令を無線通信部16に出力し、無
線通信部16は、CPU14から送信指令を入力する
と、GPS測位部15が取得した位置情報を携帯端末8
の端末IDと共に基地局5、基地局制御装置7および交
換機4を通じてサーバ2に送信する。
【0024】また、CPU14は、サーバ2から無線通
信部16が交換機4、基地局制御装置7および基地局5
を通じてテーマパーク内にて実施されるパレードに関す
る様々な情報(詳しくは後述する実施予定情報、混雑情
報および経路案内情報)を受信したことを検出すると、
表示指令をディスプレイ10に出力し、ディスプレイ1
0は、CPU14から表示指令を入力すると、それら受
信されたパレードに関する様々な情報を表示する。
【0025】次に、図4は、大型モニタ6の外観斜視図
を示している。大型モニタ6は、本体19の正面部に、
不特定多数の入場者が一度に見ることが可能な程度の大
きさの表示部20(本発明でいう出力手段、表示手段)
が配設されて構成されている。
【0026】図5は、大型モニタ6の電気的な構成を機
能ブロック図として示している。マイクロコンピュータ
を主体としてなるCPU21には、交換機4との間の通
信を行う通信部22、制御プログラムを格納しているR
OM23および上記した表示部20が接続されている。
この場合、CPU21は、サーバ2から通信部22が交
換機4を通じて上記したテーマパーク内にて実施される
パレードに関する様々な情報を受信したことを検出する
と、表示指令を表示部20に出力し、表示部20は、C
PU21から表示指令を入力すると、それら受信された
パレードに関する様々な情報を表示する。
【0027】次に、図6は、サーバ2の電気的な構成を
機能ブロック図として示している。マイクロコンピュー
タを主体としてなるCPU24(本発明でいう情報生成
手段)には、パソコン3との間のインタフェース機能を
有する外部機器インタフェース部25、交換機4との間
の通信を行う通信部26(本発明でいうサーバの送信手
段)、制御プログラムを格納しているROM27、位置
情報データベース28および実施予定情報データベース
29(本発明でいう記憶手段)が接続されている。
【0028】CPU24は、テーマパーク内の敷地を、
図7に示すように、マトリックス状に複数の区画に分割
して管理しており、携帯端末8から通信部26が基地局
5、基地局制御装置7および交換機4を通じて位置情報
と共に端末IDを受信したことを検出すると、受信され
た位置情報および端末IDを識別し、図8に示すよう
に、携帯端末8の端末IDと当該携帯端末8が存在する
区画とを関連付けて位置情報データベース28に格納す
る。この場合、CPU24は、区画を3桁の数字(N,
M)の組合わせによって管理しており、また、端末ID
に対して上記した貸出時刻および返却時刻をも管理して
いる。
【0029】また、CPU24は、パソコン3からテー
マパーク内にて実施されるパレードの実施予定時刻や実
施予定位置などの実施予定情報を入力すると、図9に示
すように、入力された実施予定情報を実施予定情報デー
タベース29に格納する。尚、実施予定時刻および実施
予定位置は、例えばパレードの先頭を基準として決定し
ている。また、図8中および図9中に示すX方向および
Y方向は、それぞれ図7中における左右方向(例えば東
西方向)および上下方向(例えば南北方向)に対応す
る。
【0030】次に、上記した構成の作用について、図1
0ないし図17も参照して説明する。ここで、図10
は、携帯端末8が行う処理を示しており、図11は、サ
ーバ2が行う処理を示している。
【0031】さて、入場者は、携帯端末8にて所定の操
作を行うことによって、テーマパーク内にて実施される
パレードに関する様々な情報として、上記したように実
施予定情報、混雑情報および経路案内情報を取得するこ
とができる。ここで、実施予定情報とは、パレードの実
施予定時刻および実施予定位置を示すものであり、混雑
情報とは、パレードの実施予定位置周辺における入場者
の混雑具合いを示すものであり、経路案内情報とは、携
帯端末8が存在する位置、つまり、携帯端末8を携帯す
る入場者から見れば、自分が居る位置からパレードの実
施予定位置周辺であって混雑具合いが比較的小さい地
域、つまり、パレードを見物し易い位置に至るまでの経
路を示すものである。以下、入場者が実施予定情報、混
雑情報および経路案内情報を取得する処理について説明
する。
【0032】まず、携帯端末8において、CPU14
は、例えば図12に示すようなメインメニューが表示さ
れている表示画面上で、「5 パレードのご案内」が選
択されて確定されたことを検出すると、パレード情報取
得処理に移行する。CPU14は、パレード情報取得処
理に移行すると、無線通信部16からサーバ2に実施予
定情報要求コマンドを送信させ(ステップS1)、サー
バ2からの実施予定情報の受信を一定時間にわたって待
機する(ステップS2,S3)。
【0033】サーバ2において、CPU24は、携帯端
末8から実施予定情報要求コマンドが受信されたことを
検出すると、ステップT1において「YES」と判定
し、実施予定情報データベース29から実施予定情報を
読出す(ステップT2)。そして、CPU24は、実施
予定情報データベース29から読出した実施予定情報を
テーマパーク内の地図に重ねるように編集し、通信部2
6から携帯端末8に送信させる(ステップT3)。
【0034】携帯端末8において、CPU14は、実施
予定情報要求コマンドをサーバ2に送信させてから一定
時間が経過するよりも前に、サーバ8から実施予定情報
が受信されたことを検出すると、ステップS2において
「YES」と判定し、図13に示すように、受信された
実施予定情報をディスプレイ10に表示させる(ステッ
プS4)。ここで、図13では、実施予定位置、つま
り、パレードの順路を「実線矢印P」にて示しており、
また、主要な地点における実施予定時刻をも示してい
る。このような制御によって、携帯端末8を携帯する入
場者は、パレードの実施予定時刻および実施予定位置を
知ることができる。
【0035】また、この場合、携帯端末8を携帯する入
場者は、この状態から、スクロールキー11gを操作す
ることによって、表示画面をスクロールさせて見ること
ができ、また、「拡大」キーや「縮小」キーとして割当
てられた所定のキーを操作することによって、表示画面
を拡大させたり、縮小させて見ることをもできる。
【0036】さて、携帯端末8において、CPU14
は、上記したような実施予定情報と共に「混雑情報を見
る」キー10aおよび「戻る」キー10bをタッチパネ
ル形式によって表示させており、次いで、この状態か
ら、混雑情報の取得を要求する操作、つまり、「混雑情
報を見る」キー10aが操作されたことを検出すると、
ステップS5において「YES」と判定し、無線通信部
16からサーバ2に混雑情報要求コマンドを送信させ
(ステップS6)、サーバ2からの混雑情報の受信を一
定時間にわたって待機する(ステップS7,S8)。
【0037】サーバ2において、CPU24は、実施予
定情報を携帯端末8に送信させてから一定時間が経過す
るよりも前に、携帯端末8から混雑情報要求コマンドが
受信されたことを検出すると、ステップT4において
「YES」と判定し、位置情報データベース28から位
置情報を読出す(ステップT6)。そして、CPU24
は、先に実施予定情報データベース29から読出した実
施予定情報と、位置情報データベース28から読出した
位置情報とを関連付けて混雑情報を生成する(ステップ
T7)。
【0038】具体的に説明すると、CPU24は、パレ
ードの実施予定位置周辺の区画毎に、該当する区画内に
存在する携帯端末8の端末数を算出し、算出した端末数
に基づいて混雑度を判定する。すなわち、CPU24
は、例えばパレードの実施予定位置周辺の区画内に存在
する携帯端末8の端末数が例えば「20」以上であれ
ば、混雑度が「大」であると判定し、また、携帯端末8
の端末数が例えば「10」以上であって「20」未満で
あれば、混雑度が「中」であると判定し、さらに、携帯
端末8の端末数が例えば「10」未満であれば、混雑度
が「小」であると判定し、パレードの実施予定位置周辺
の区画毎の混雑度を示す混雑情報を生成する。そして、
CPU24は、このようにして生成した混雑情報を通信
部26から携帯端末8に送信させる(ステップT8)。
【0039】携帯端末8において、CPU14は、混雑
情報要求コマンドをサーバ2に送信させてから一定時間
が経過するよりも前に、サーバ8から混雑情報が受信さ
れたことを検出すると、ステップS7において「YE
S」と判定し、図14に示すように、受信された混雑情
報をディスプレイ10に表示させる(ステップS9)。
ここで、図14では、混雑度が「大」の区画を「■印」
にて示しており、混雑度が「中」の区画を「▲印」にて
示しており、混雑度が「小」の区画を「●印」にて示し
ている。このような制御によって、携帯端末8を携帯す
る入場者は、パレードの実施予定位置周辺における入場
者の混雑具合いを知ることができる。
【0040】また、携帯端末8において、CPU14
は、上記したような混雑情報と共に「経路案内情報を見
る」キー10cおよび「戻る」キー10dをタッチパネ
ル形式によって表示させており、次いで、この状態か
ら、経路案内情報の取得を要求する操作、つまり、「経
路案内情報を見る」キー10cが操作されたことを検出
すると、ステップS10において「YES」と判定し、
無線通信部16からサーバ2に経路案内情報要求コマン
ドを送信させ(ステップS11)、サーバ2からの経路
案内情報の受信を一定時間にわたって待機する(ステッ
プS12,S13)。
【0041】サーバ2において、CPU24は、混雑情
報を携帯端末8に送信させてから一定時間が経過するよ
りも前に、携帯端末8から経路案内情報要求コマンドが
受信されたことを検出すると、ステップT9において
「YES」と判定し、経路案内情報要求コマンドを送信
した携帯端末8の端末IDを識別し、該当する携帯端末
8が存在する区画を識別する(ステップT11)。そし
て、CPU24は、経路案内情報要求コマンドを送信し
た携帯端末8が存在する区画からパレードの実施予定位
置周辺であって混雑具合いが比較的小さい地域に至るま
での経路を算出し、経路案内情報を生成する(ステップ
T12)。そして、CPU24は、このようにして生成
した経路案内情報を通信部25から携帯端末8に送信さ
せる(ステップT13)。
【0042】そして、携帯端末8において、CPU14
は、経路案内情報要求コマンドをサーバ2に送信させて
から一定時間が経過するよりも前に、サーバ8から経路
案内情報が受信されたことを検出すると、ステップS1
2において「YES」と判定し、図15に示すように、
受信された経路案内情報をディスプレイ10に表示させ
る(ステップS13)。ここで、図15では、携帯端末
8が存在する区画を「人印」にて示しており、携帯端末
8が存在する区画からパレードの実施予定位置周辺であ
って混雑具合いが比較的小さい地域に至るまでの経路を
「破線矢印Q」にて示している。このような制御によっ
て、携帯端末8を携帯する入場者は、自分が居る位置か
らパレードを見物し易い位置に至るまでの経路を知るこ
とができる。
【0043】尚、この場合、サーバ2において、CPU
24は、経路案内情報要求コマンドを送信した携帯端末
8が存在する区画からパレードの実施予定位置周辺であ
って混雑具合いが比較的小さい地域に至るまでの経路が
複数存在する場合には、それら複数の経路に優先順位を
付して経路案内情報を生成し、携帯端末8において、C
PU14は、図16に示すように、受信された経路案内
情報を優先順位を付してディスプレイ10に表示させ
る。ここで、図16では、優先順位を「印」および
「印」にて示している。
【0044】また、サーバ2において、CPU24は、
携帯端末8から経路案内情報要求コマンドを受信した時
点で既にパレードが実施されているような場合には、携
帯端末8が存在する区画からパレードの実施予定位置ま
でに至る距離や携帯端末8を携帯する入場者の歩行速度
などに基づいて携帯端末8を携帯する入場者がパレード
を見物することが可能となる位置までに至る経路を案内
する。
【0045】ところで、サーバ2は、上記したように実
施予定情報、混雑情報および経路案内情報を携帯端末8
に送信することによって、それら実施予定情報、混雑情
報および経路案内情報を携帯端末8のディスプレイ10
に表示させるのみでなく、実施予定情報、混雑情報およ
び経路案内情報を大型モニタ6に例えば定期的に配信す
ることによって、図17に示すように、それら実施予定
情報、混雑情報および経路案内情報を大型モニタ6の表
示部20に表示させる。ここで、図17では、大型モニ
タ6が設置されている区画を「★(現在地)印」にて示
している。このような制御によって、入場者は、携帯端
末8を携帯しなくとも、パレードの実施予定時刻および
実施予定位置、パレードの実施予定位置周辺における入
場者の混雑具合いおよび自分が居る位置からパレードを
見物し易い位置に至るまでの経路を知ることができる。
尚、この場合、大型モニタ6が不特定多数の入場者が見
易い部位に設置されていれば、不特定多数の入場者が一
度に実施予定情報、混雑情報および経路案内情報を取得
することができる利点がある。
【0046】以上に説明したように本実施例によれば、
テーマパーク内において、サーバ2は、携帯端末8から
受信した位置情報を位置情報データベース28に格納
し、携帯端末8から混雑情報要求コマンドを受信する
と、位置情報データベース28から位置情報を読出すと
共に、実施予定情報データベース29からテーマパーク
内にて実施されるパレードの実施予定時刻および実施予
定位置を示す実施予定情報を読出し、それら読出した位
置情報と実施予定情報とを関連付けてパレードの実施予
定位置周辺における携帯端末8の混雑具合いを混雑情報
として生成して携帯端末8に送信し、携帯端末8は、サ
ーバ2から混雑情報を受信すると、受信された混雑情報
をディスプレイ10に表示するように構成したので、テ
ーマパークを運営する側から見れば、携帯端末8を入場
者に貸出すことによって、パレードが実施される予定位
置周辺における入場者の混雑具合いを携帯端末8を携帯
する入場者に知らせることができ、また、入場者から見
れば、携帯端末8を携帯することによって、パレードが
実施される予定位置周辺における混雑具合いを知ること
ができる。
【0047】また、サーバ2は、携帯端末8から経路案
内情報要求コマンドを受信すると、経路案内情報要求コ
マンドを送信した携帯端末8が存在する区画を識別し、
携帯端末8が存在する区画からパレードの実施予定位置
周辺であって混雑具合いが比較的小さい地域に至るまで
の経路を経路案内情報として生成して携帯端末8に送信
し、携帯端末8は、サーバ2から経路案内情報を受信す
ると、受信された経路案内情報をディスプレイ10に表
示するように構成したので、テーマパークを運営する側
から見れば、携帯端末8を携帯する入場者が居る位置か
らパレードを見物し易い位置に至るまでの経路を携帯端
末8を携帯する入場者に知らせることができ、また、携
帯端末8を携帯する入場者から見れば、自分が居る位置
からパレードを見物し易い位置に至るまでの経路を知る
ことができる。
【0048】また、サーバ2は、これら混雑情報や経路
案内情報を大型モニタ6にも配信し、大型モニタ6は、
サーバ2から混雑情報や経路案内情報を受信すると、受
信された混雑情報や経路案内情報を表示部20に表示す
るように構成したので、テーマパークを運営する側から
見れば、パレードが実施される予定位置周辺における混
雑具合いやパレードを見物し易い位置に至るまでの経路
を不特定多数の入場者に一度に知らせることができ、入
場者から見れば、携帯端末8を携帯しなくとも、パレー
ドが実施される予定位置周辺における混雑具合いやパレ
ードを見物し易い位置に至るまでの経路を知ることがで
きる。
【0049】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。テーマパークを対象とする構成に限らず、遊園地
やショッピングセンターなどを対象とする構成であって
も良い。携帯端末の位置を検出する方法としては、携帯
端末側でGPS情報を演算して位置情報を取得する構成
に限らず、携帯端末がGPS情報をサーバに送信し、サ
ーバ側でGPS情報を演算して位置情報を取得する構成
であっても良い。また、GPS機能を利用することに限
らず、携帯端末が基地局に位置登録を行うように構成
し、位置登録している基地局の設置位置を検出すること
によって、携帯端末の概ねの位置を検出する構成であっ
ても良い。
【0050】テーマパークを運営する側が携帯端末を貸
出す形態に限らず、入場者が所有する携帯端末や携帯電
話端末を利用する形態であっても良く、具体的には、入
場者が入場する際に、上記した処理を行うプログラムを
インストールし、例えばインストールされたプログラム
が有効となる時間を制限する機能を持たせることによっ
て、入場者が退場する際に、インストールされたプログ
ラムが無効となるような構成であっても良い。位置情報
をサーバに送信する位置情報送信用端末と、サーバから
実施予定情報、混雑情報および経路案内情報を受信して
表示する携帯端末とが別体の構成であっても良く、その
場合には、例えば入場者の全員に位置情報送信用端末を
貸出し、希望する入場者のみに携帯端末を貸出す構成で
あっても良い。
【0051】携帯端末における操作手順は、他の手順で
あっても良く、つまり、実施予定情報、混雑情報および
経路案内情報を順次表示させる手順に限らず、例えばこ
れら実施予定情報、混雑情報および経路案内情報を選択
する選択画面を表示させ、選択されたいずれかの情報の
みを表示させる手順であっても良い。携帯端末や大型モ
ニタにおける表示形態は、他の形態であっても良く、平
面的(二次元的)に表示するものに限らず、立体的(三
次元的)に表示するものであっても良い。
【0052】携帯端末がサーバに位置情報を送信する周
期は、5分周期に限らず、例えばテーマパーク内の敷地
の大きさや入場者数によって可変的に決定されるもので
あっても良い。また、学習機能を備えることによって、
例えば携帯端末を携帯する入場者の移動速度が比較的速
い傾向が続くような場合であれば、周期を比較的短く設
定し、一方、入場者の移動速度が比較的遅い傾向が続く
ような場合であれば、周期を比較的長く設定する構成で
あっても良い。さらに、携帯端末がサーバに位置情報を
送信する動作を時間で管理する構成に限らず、例えば区
画が変更した場合に限って位置情報を送信するなど移動
距離で管理する構成であっても良い。
【0053】混雑情報を生成する場合に、混雑度を3段
階によって示す構成に限らず、例えば5段階などの他の
段階数によって示す構成であっても良い。また、混雑度
をカラー表示によって示す構成であっても良く、例えば
混雑度が「大」の区画を「赤色」にて示しており、混雑
度が「中」の区画を「黄色」にて示しており、混雑度が
「小」の区画を「青色」にて示すような構成であっても
良い。
【0054】サーバにおいて、携帯端末から実施予定情
報要求コマンド、混雑情報要求コマンド或いは経路案内
情報要求コマンドを受信したことを条件として実施予定
情報、混雑情報或いは経路案内情報を送信する構成に限
らず、パレードの実施予定時刻の所定時間前となったこ
とを条件として実施予定情報、混雑情報或いは経路案内
情報を強制的に配信する構成であっても良い。また、経
路案内を音声ガイダンスを併用して行う構成であっても
良い。
【0055】携帯端末や大型モニタに実施予定情報、混
雑情報或いは経路案内情報を配信するのみでなく、実施
予定情報や混雑情報をテーマパーク内の場内放送にて放
送する構成であっても良い。1区画の大きさは、テーマ
パーク内の敷地の大きさに基づいて決定すれば良く、ま
た、マップコード(株式会社デンソーの登録商標)を利
用する構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における全体の構成を概略的
に示す図
【図2】携帯端末の外観斜視図
【図3】携帯端末の電気的な構成を示す機能ブロック図
【図4】大型モニタの外観斜視図
【図5】大型モニタの電気的な構成を示す機能ブロック
【図6】サーバの電気的な構成を示す機能ブロック図
【図7】テーマパークの区画を概略的に示す図
【図8】位置情報を示す図
【図9】実施予定情報を示す図
【図10】携帯端末の処理を示すフローチャート
【図11】サーバの処理を示すフローチャート
【図12】携帯端末におけるメインメニューの表示の一
例を示す図
【図13】携帯端末における実施予定情報の表示の一例
を示す図
【図14】携帯端末における混雑情報の表示の一例を示
す図
【図15】携帯端末における経路案内情報の表示の一例
を示す図(その1)
【図16】携帯端末における経路案内情報の表示の一例
を示す図(その2)
【図17】大型モニタにおける混雑情報の表示の一例を
示す図
【符号の説明】
図面中、2はサーバ(サーバ)、6は大型モニタ(表示
専用装置)、8は携帯端末(位置情報送信用端末、携帯
端末)、10はディスプレイ(出力手段、表示手段)、
14はCPU(制御手段)、15はGPS測位部(位置
情報検出手段)、16は無線通信部(携帯端末の送信手
段、受信手段)、20は表示部(出力手段、表示手
段)、24はCPU(情報生成手段)、26は通信部
(サーバの送信手段)、29は実施予定情報データベー
ス(記憶手段)である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定エリアを対象とする情報提供システ
    ムであって、 移動可能な位置情報送信用端末の所定エリア内における
    位置を位置情報として検出する位置情報検出手段と、 実施位置が時系列的に変化する動的行事の実施予定時刻
    や実施予定位置などの実施予定情報を記憶する記憶手段
    と、 前記位置情報検出手段が検出した位置情報と前記記憶手
    段が記憶している動的行事の実施予定情報とを関連付け
    て動的行事の実施予定位置周辺における位置情報送信用
    端末の混雑具合いを混雑情報として生成する情報生成手
    段と、 この情報生成手段が生成した混雑情報を出力する出力手
    段とを備えたことを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記情報生成手段は、前記出力手段の位
    置から動的行事の実施予定位置周辺であって位置情報送
    信用端末の混雑具合いが比較的小さい地域に至るまでの
    経路を経路案内情報として生成し、 前記出力手段は、前記情報生成手段が生成した経路案内
    情報を出力することを特徴とする請求項1記載の情報提
    供システム。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、表示面積が比較的小さ
    い表示手段から構成され、携帯可能な携帯端末に設けら
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の情報
    提供システム。
  4. 【請求項4】 前記位置情報送信用移動端末と前記携帯
    端末とは、一体に構成されていることを特徴とする請求
    項3記載の情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記出力手段は、表示面積が比較的大き
    い表示手段から構成され、所定エリア内の所定位置に固
    定的に設置された表示専用装置に設けられていることを
    特徴とする請求項1または2記載の情報提供システム。
  6. 【請求項6】 所定エリアを対象とすると共にサーバか
    ら受信した混雑情報を出力手段から出力するように構成
    された携帯端末を具備した情報提供システム内のサーバ
    であって、 実施位置が時系列的に変化する動的行事の実施予定時刻
    や実施予定位置などの実施予定情報を記憶する記憶手段
    と、 携帯端末の所定エリア内における位置を示す位置情報と
    前記記憶手段が記憶している動的行事の実施予定情報と
    を関連付けて動的行事の実施予定位置周辺における携帯
    端末の混雑具合いを混雑情報として生成する情報生成手
    段と、 この情報生成手段が生成した混雑情報を携帯端末に送信
    する送信手段とを備えたことを特徴とするサーバ。
  7. 【請求項7】 携帯端末は、サーバから受信した経路案
    内情報を前記出力手段から出力するように構成され、 前記情報生成手段は、携帯端末の位置から動的行事の実
    施予定位置周辺であって携帯端末の混雑具合いが比較的
    小さい地域に至るまでの経路を経路案内情報として生成
    し、 前記送信手段は、前記情報生成手段が生成した経路案内
    情報を携帯端末に送信することを特徴とする請求項6記
    載のサーバ。
  8. 【請求項8】 所定エリアを対象とすると共に携帯端末
    から受信した位置情報と実施位置が時系列的に変化する
    動的行事の実施予定時刻や実施予定位置などの実施予定
    情報とを関連付けて動的行事の実施予定位置周辺におけ
    る携帯端末の混雑具合いを混雑情報として生成して携帯
    端末に送信するように構成されたサーバを具備した情報
    提供システム内の携帯端末であって、 自端末の所定エリア内における位置を位置情報として検
    出する位置情報検出手段と、 この位置情報検出手段が検出した位置情報をサーバに送
    信する送信手段と、 サーバから混雑情報を受信する受信手段と、 この受信手段が受信した混雑情報を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  9. 【請求項9】 サーバは、携帯端末の位置から動的行事
    の実施予定位置周辺であって携帯端末の混雑具合いが比
    較的小さい地域に至るまでの経路を経路案内情報として
    生成して携帯端末に送信するように構成され、 前記受信手段は、サーバから経路案内情報を受信し、 前記出力手段は、前記受信手段が受信した経路案内情報
    を出力することを特徴とする請求項8記載の携帯端末。
  10. 【請求項10】 所定エリアを対象とすると共に携帯端
    末から受信した位置情報と実施位置が時系列的に変化す
    る動的行事の実施予定時刻や実施予定位置などの実施予
    定情報とを関連付けて動的行事の実施予定位置周辺にお
    ける携帯端末の混雑具合いを混雑情報として生成して携
    帯端末に送信するように構成されたサーバを具備した情
    報提供システム内の携帯端末の制御手段に、 自端末の所定エリア内における位置を位置情報として検
    出する手順と、 検出された位置情報をサーバに送信する手順と、 サーバから混雑情報を受信する手順と、 受信された混雑情報を出力する手順とを実行させること
    を特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 サーバは、携帯端末の位置から動的行
    事の実施予定位置周辺であって携帯端末の混雑具合いが
    比較的小さい地域に至るまでの経路を経路案内情報とし
    て生成して携帯端末に送信するように構成され、 携帯端末の前記制御手段に、 サーバから経路案内情報を受信する手順と、 受信された経路案内情報を出力する手順とを実行させる
    ことを特徴とする請求項10記載のプログラム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010244122A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Ntt Docomo Inc 位置情報分析装置および位置情報分析方法
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KR101762381B1 (ko) 2017-02-13 2017-08-04 (주)모노리스 차량 주행용 테마파크 시스템
JP2019106114A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 藤崎電機株式会社 情報提供方法、情報提供システム及びコンピュータプログラム
WO2024075152A1 (ja) * 2022-10-03 2024-04-11 日本電信電話株式会社 情報収集システム、情報収集方法、情報収集サーバ、およびプログラム

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