JP2019128611A - 生成装置、生成方法及び生成プログラム - Google Patents

生成装置、生成方法及び生成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019128611A
JP2019128611A JP2018007648A JP2018007648A JP2019128611A JP 2019128611 A JP2019128611 A JP 2019128611A JP 2018007648 A JP2018007648 A JP 2018007648A JP 2018007648 A JP2018007648 A JP 2018007648A JP 2019128611 A JP2019128611 A JP 2019128611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
unit
generation
position information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018007648A
Other languages
English (en)
Inventor
立 日暮
Ritsu Higure
立 日暮
孝太 坪内
Kota Tsubouchi
孝太 坪内
玲弥 山口
Reiya Yamaguchi
玲弥 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2018007648A priority Critical patent/JP2019128611A/ja
Publication of JP2019128611A publication Critical patent/JP2019128611A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】位置情報を効率的に活用する生成装置、生成方法及び生成プログラムを提供する。【解決手段】生成装置は、取得部と、抽出部と、生成部とを備える。取得部は、ユーザの位置情報を取得する。抽出部は、取得部によって取得された位置情報に関連する要素のうち、ユーザに対応付ける要素を抽出する。生成部は、抽出部によって抽出された要素とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。例えば、抽出部は、要素として、位置情報に対応する所定の領域を抽出する。【選択図】図5

Description

本発明は、生成装置、生成方法及び生成プログラムに関する。
従来、ユーザが所有する端末装置から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて各種情報処理を行う技術が提案されている。
例えば、端末装置の位置を測位した情報と、広告等のコンテンツに含まれる位置に関する情報との双方に基づいて、端末装置を利用するユーザの関心度を判定する技術が知られている。
特許第5221424号公報
しかしながら、上記の従来技術では、位置情報を効率的に活用することができるとは限らない。具体的には、従来技術では、個々のユーザの関心度を判定するに過ぎず、例えばある領域に属するユーザ群がどのような関心を有する傾向にあるかなど、位置情報を用いた様々な分析を効率よく行うことができるとは限らない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、位置情報を効率的に活用することができる生成装置、生成方法及び生成プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る生成装置は、ユーザの位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された位置情報に関連する要素のうち、前記ユーザに対応付ける要素を抽出する抽出部と、前記抽出部によって抽出された要素と前記ユーザとを対応付けたデータベースを生成する生成部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、位置情報を効率的に活用することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る生成処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る抽出処理を説明するための図である。 図3は、実施形態に係る生成システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る生成装置の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る位置情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るエリア定義記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係るエリア情報記憶部の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図11は、生成装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る生成装置、生成方法及び生成プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る生成装置、生成方法及び生成プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態に係る生成処理の一例〕
まず、図1及び図2を用いて、実施形態に係る生成処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る生成処理の一例を示す図である。図1では、生成装置100が、ユーザから取得した位置情報に関連する要素のうちユーザに対応付ける要素を抽出し、抽出した要素とユーザとを対応付けたデータベースを生成する処理を行う一例を示す。
図1に示す生成装置100は、実施形態に係る生成処理を実行する情報処理装置であり、例えば、ユーザが利用する端末と相互に通信を行うサーバ装置である。
図1に示すユーザ端末10、10及び10は、スマートフォン等の情報処理端末である。実施形態では、ユーザ端末10はユーザU01によって利用され、ユーザ端末10はユーザU02によって利用され、ユーザ端末10はユーザU03によって利用される。以下では、ユーザ端末10、10及び10等を区別する必要のないときは、「ユーザ端末10」と総称する。また、ユーザU01、U02及びU03等を区別する必要のないときは、「ユーザ」と総称する。なお、以下では、ユーザ端末10をユーザと読み替える場合がある。例えば、「ユーザが位置情報を送信する」とは、実際には、「ユーザが利用するユーザ端末10が位置情報を送信する」ことを意味する場合がある。
ユーザ端末10は、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して、自装置が所在する位置(例えば経度や緯度の数値等)を示す情報である位置情報を検知する。なお、位置情報は、位置を示す情報のみならず、その位置が検知された時間を含んでもよい。そして、ユーザ端末10は、例えば生成装置100の要求に従い、検知した位置情報を生成装置100に送信する。具体的には、ユーザ端末10は、生成装置100がユーザに提供するサービスであって、位置情報を利用するサービス(天気情報サービスや情報発信サービス等)の提供を受けるために、定期的かつ継続的に位置情報を生成装置100に送信する。ユーザ端末10から送信される位置情報は、生成装置100が有する記憶部に蓄積され、種々の情報処理に利用される。なお、生成装置100は、ユーザ端末10から送信される位置情報を自身で利用するのではなく、所定のサービスの提供者(サービスを提供するウェブサーバ等)に提供してもよい。
ここで、位置情報等のいわゆるビッグデータは、RDB(Relational Database、関係データベース)やKVS(Key-Value Store、キーバリューストア)のような方式により保持される。一般に、位置情報のように定期的かつ継続的に取得される情報は、情報量が膨大になることもあり、KVS方式を利用した分散処理型のデータベースに蓄積される。KVS方式では、一定の標識(キー)を指定してデータの読出し処理を行うため、情報利用者が柔軟に条件を指定してデータを活用することができるとは言い難い。例えば、位置情報の利用者は、「ユーザごとの位置情報を知りたい」とか、「場所ごとにどのくらいのユーザが所在するかを知りたい」など、情報処理に関する種々のニーズを有する。上記の分散処理型のデータベースでは、このような種々のニーズに柔軟に対応したり、高速に応答したりすることが難しい。
そこで、実施形態に係る生成装置100は、ユーザから取得した位置情報に関連する要素のうち、ユーザに対応付ける要素を抽出し、抽出した要素とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。すなわち、生成装置100は、各ユーザと位置情報とが対応付けられたデータベース(例えば、ユーザと当該ユーザの位置情報の履歴とが対応付けて蓄積されるデータベース)とともに、所定の要素とユーザとが対応付けられたデータベースを生成する。言い換えれば、生成装置100は、位置情報を高速処理するための並列化(ダブルマッピング処理)を行うことにより、位置情報の効率的な活用を実現する。以下、実施形態に係る生成処理について、図1を用いて流れに沿って説明する。
まず、生成装置100は、図1に示すユーザ端末10、10及び10の各々から位置情報を取得する(ステップS01)。例えば、生成装置100は、生成装置100から各ユーザに提供されたスマートフォン用アプリケーションの機能を介して、ユーザの位置とユーザの識別情報(ID)とを対応付けた位置情報を取得する。例えば、生成装置100は、生成装置100が提供するサービスにユーザがログインしたことを契機としたり、バックグラウンドで動作するアプリケーション機能を利用したりして、当該ユーザの位置情報を取得する。なお、ユーザの識別情報とは、例えば、生成装置100が提供するサービスにおいて各ユーザに付与されるサービス用ID(ユーザアカウント)等である。これにより、生成装置100は、一人のユーザが複数のユーザ端末10を利用していたり、異なる環境でサービスにログインしていたりする場合でも、当該ユーザを一意に特定して位置情報を取得することができる。
なお、生成装置100は、ユーザの識別情報として、サービスを利用した際のクッキー(Cookie)情報や、端末固有の端末ID等を利用してもよい。生成装置100は、一意にユーザを特定し、特定したユーザから位置情報を継続的に取得する。例えば、生成装置100は、所定時間おき(例えば5分、15分、30分、1時間など)にユーザの位置情報を取得する。
生成装置100は、ユーザ端末10、10及び10の各々から位置情報を取得した場合、各々のユーザと位置情報とを対応付けたデータをデータベースDB01に格納する(ステップS02)。
図1に示すように、データベースDB01に格納される位置情報は、ユーザが所在した位置(例えば、経度や緯度等の具体的な数値)を示す情報である位置G01と、位置G01が観測された時間T01との組み合わせで示される。データベースDB01は、ユーザを軸として当該ユーザの位置情報が集積される。言い換えれば、データベースDB01には、各ユーザの位置の推移が記憶される。
そして、生成装置100は、取得した位置情報に基づき、ユーザに対応付ける要素を抽出する。図1の例では、生成装置100は、ユーザに対応付ける要素として、ユーザに対応付けるエリア(領域)を抽出するものとする(ステップS03)。
ここで、生成装置100が抽出するエリアについて、図2を用いて説明する。図2は、実施形態に係る抽出処理の一例を説明するための図である。図2では、位置情報に基づいて生成装置100が抽出するエリアの例を示す。
図2(a)では、生成装置100が、ユーザから取得した情報に基づいて任意にエリアを抽出する例を示す。例えば、生成装置100は、各ユーザの位置情報に基づいて、ユーザの所在する人数や、ユーザ同士の相対的な距離に関する情報を取得する。そして、生成装置100は、エリアを抽出するための定義情報(例えば、ユーザ同士の相対距離が所定距離以下であるユーザ数が閾値を超えているか等の判定基準)に基づいて、エリアを動的に抽出する。
例えば、図2(a)では、所定の領域にユーザU11とユーザU12とユーザU13とが所在する様子を模式的に示す。また、図2(a)では、ユーザU11等が所在する領域とは所定距離だけ離れた領域にユーザU14とユーザU15とユーザU16とが所在する様子を模式的に示す。生成装置100は、ユーザU11等の位置情報と定義情報に基づいて、ユーザU11等の所在場所からエリアを抽出する。
例えば、図2(a)の例では、生成装置100は、ユーザ同士の相対距離が所定距離以下であるユーザ数が3人以上観測される場合に、当該ユーザを囲むようにエリアを抽出するという定義情報を有するものとする。そして、生成装置100は、取得した位置情報に基づいて、ユーザU11やユーザU12やユーザU13が所在するエリアをエリアA11として抽出する。また、生成装置100は、取得した位置情報に基づいて、ユーザU14やユーザU15やユーザU16が所在するエリアをエリアA12として抽出する。このように、図2(a)の例では、生成装置100は、実際に取得されたユーザの位置情報に基づいてエリアを抽出する。これにより、生成装置100は、実際のユーザの分布に沿ったエリア抽出を行うことができる。なお、生成装置100は、一度抽出したエリアを継続して使用してもよいし、ユーザの分布に応じて、所定期間ごと(例えば1週間ごと)にエリアを更新してもよい。
また、図2(b)に示すように、生成装置100は、既存の地図情報を取得し、地図情報に基づいてエリアを抽出してもよい。図2(b)の例では、生成装置100は、ユーザの位置をプロット可能な地図M01を取得する。そして、生成装置100は、例えば地図M01に含まれる範囲をメッシュで区切ることにより、エリアA13を抽出する。
また、図2(c)に示すように、生成装置100は、既存の地図情報とともに、既存の境界線に関する情報をさらに取得してもよい。例えば、生成装置100は、公的に設定された境界線(例えば、市区町村の区切りなど)を含む地図M02を取得する。そして、生成装置100は、例えば地図M02に含まれる公的に抽出された境界線を利用し、エリアA14を抽出する。生成装置100は、既存の地図情報を利用することにより、公的な情報を利用したサービス(例えば、所定タイミングに所定の町に所在する人数等を把握する場合など)にとって有用なエリア抽出を行うことができる。
図1に戻って説明を続ける。図2で説明したいずれかの処理によりエリアを抽出した生成装置100は、抽出したエリアとユーザとを対応付けたデータを格納するためのデータベースであるデータベースDB02を生成する(ステップS04)。
図1に示すように、データベースDB02に格納される位置情報は、抽出した要素(図1の例ではエリア)を軸として、当該エリアに所在したユーザが集積される。言い換えれば、データベースDB02には、各エリアに分布するユーザの推移が記憶される。
このように、実施形態に係る生成装置100は、ユーザの位置情報を取得し、取得した位置情報に関連する要素のうち、ユーザに対応付ける要素(図1の例ではエリア)を抽出する。さらに、生成装置100は、抽出した要素とユーザとを対応付けたデータベースDB02を生成する。
すなわち、実施形態に係る生成装置100は、ユーザと対応付けられた位置情報を取得し続けるとともに、その処理に伴い、位置情報に関する要素を抽出して、抽出した要素を軸としたデータベースDB02を生成する。これにより、生成装置100は、例えば、単なる各ユーザの位置情報の履歴情報ではなく、どのエリアにどのタイミングでどのようなユーザが所在していたか、といったような、データの利用者のニーズに合わせた情報を高速にデータ利用者に提供することができる。具体的には、生成装置100は、ユーザと位置情報とを対応付けたデータベースDB01の構築とともに、位置情報から抽出した要素とユーザとを対応付けたデータベースDB02の生成という、ダブルマッピング処理を行う。これにより、生成装置100は、データ利用者に対して有用な情報を高速に提供することが可能になるので、位置情報を効率的に活用することができる。
なお、上記の図1の例において、生成装置100は、ユーザ端末10が検知した位置情報をユーザ端末10から取得することを示した。しかし、生成装置100は、ユーザ端末10からの送信によらず、所定時間おきにユーザ端末10をクロール(crawl)することにより、位置情報を取得するようにしてもよい。また、生成装置100は、必ずしもユーザ端末10自身が検知した位置情報を取得するのではなく、生成装置100がユーザ端末10から検出した情報に基づいてユーザ端末10の位置を推定し、推定した情報をユーザ端末10の位置情報としてもよい。以下、上記のような実施形態に係る生成処理を実行する生成装置100、及び生成装置100を含む生成システム1について、詳細に説明する。
〔2.生成システムの構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る生成装置100が含まれる生成システム1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る生成システム1の構成例を示す図である。図3に例示するように、実施形態に係る生成システム1には、ユーザ端末10と、ウェブサーバ30と、生成装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。また、図3に示す生成システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、生成システム1には、複数台のユーザ端末10や、複数台のウェブサーバ30が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、上述のように、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末である。また、ユーザ端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。さらに、ユーザ端末10には、位置情報を取得するための情報処理機能を有する種々のスマート機器が含まれてもよい。例えば、ユーザ端末10には、TV(Television)や冷蔵庫、掃除機などのスマート家電や、自動車などのスマートビークル(Smart vehicle)や、ドローン(drone)、家庭用ロボットなどが含まれてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザによる操作や、ユーザ端末10が有する機能に応じて、自装置の位置情報を取得し、記憶する。例えば、ユーザ端末10は、上述したGPSシステムなどの外部システムと通信を行うことによって位置情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、取得した位置情報を生成装置100に送信する。
ウェブサーバ30は、各種サービスを提供するウェブサイトが含むサービスページ(ウェブページ)をユーザ端末10に配信するサーバ装置である。例えば、ウェブサーバ30は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページをユーザ端末10に配信する。
生成装置100は、上述のように、取得した位置情報に関連する要素のうち、ユーザに対応付ける要素を抽出し、抽出した要素とユーザとを対応付けたデータベースを生成するサーバ装置である。なお、生成装置100は、サービスを提供するサービスサーバとしての機能を備えてもよい。すなわち、生成装置100は、上述したウェブサーバ30と一体であってもよい。
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。図4は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。図4に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、検知部14と、記憶部15と、制御部16とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、生成装置100やウェブサーバ30との間で情報の送受信を行う。通信部11は、例えばNIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(入力部12及び表示部13について)
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、ユーザ端末10に備えられた操作キー等によって実現される。表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12の一部と表示部13とは一体化される。
(検知部14について)
検知部14は、ユーザ端末10に関する各種情報を検知する。具体的には、検知部14は、ユーザ端末10に対するユーザの操作や、ユーザ端末10の所在する位置情報や、ユーザ端末10と接続されている機器に関する情報や、ユーザ端末10における環境等を検知する。図4に示す例では、検知部14は、操作検知部141と、位置検知部142と、外部装置検知部143と、環境検知部144とを有する。
(操作検知部141について)
操作検知部141は、ユーザ端末10に対するユーザの操作を検知する。例えば、操作検知部141は、入力部12に入力された情報に基づいて、ユーザの操作を検知する。すなわち、操作検知部141は、入力部12に画面をタッチする操作の入力があったことや、音声の入力があったこと等を検知する。また、操作検知部141は、ユーザによって所定のアプリが起動されたことを検知してもよい。かかるアプリがユーザ端末10内の撮像装置を動作させるアプリである場合、操作検知部141は、ユーザによって撮像機能が利用されていることを検知する。また、操作検知部141は、ユーザ端末10内に備えられた加速度センサやジャイロセンサ等で検知されたデータに基づき、ユーザ端末10自体が動かされているといった操作を検知してもよい。
(位置検知部142について)
位置検知部142は、ユーザ端末10の現在位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいてユーザ端末10の現在位置を示す位置(例えば、緯度及び経度)を検知する。
位置検知部142は、種々の手法により位置を検知することができる。例えば、位置検知部142は、GPS衛星に限らず、ユーザ端末10の様々な通信機能を利用して位置を検知してもよい。
例えば、位置検知部142は、ユーザ端末10のWi−Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、ユーザ端末10の位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、Wi−Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、ユーザ端末10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を検知してもよい。例えば、位置検知部142は、Bluetooth機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、加速度センサやジャイロセンサ等を利用したPDR(Pedestrian Dead Reckoning)技術を利用して自装置の位置を検知してもよい。また、位置検知部142は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、自装置が備える地磁気センサとに基づいて、自装置の位置を検知してもよい。
また、例えば、ユーザ端末10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等の機能を備えている場合(もしくは、ユーザ端末10が非接触型ICカードの履歴を読み取る機能を備えている場合)、ユーザ端末10によって駅での乗車料金の決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。位置検知部142は、かかる情報を取得することで、ユーザ端末10の位置を検知してもよい。また、位置は、ユーザ端末10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって検知されてもよい。
位置検知部142は、上述した手法の一つ又は組み合わせを用いて、自装置の位置を検知する。そして、後述する取得部161は、位置検知部142が検知した位置と、検知した時間との情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。
(外部装置検知部143について)
外部装置検知部143は、ユーザ端末10に接続される外部装置を検知する。例えば、外部装置検知部143は、外部装置との相互の通信パケットのやり取りなどに基づいて、外部装置を検知する。そして、外部装置検知部143は、検知した外部装置をユーザ端末10と接続される端末として認識する。また、外部装置検知部143は、外部装置との接続の種類を検知してもよい。例えば、外部装置検知部143は、外部装置と有線で接続されているか、無線通信で接続されているかを検知する。また、外部装置検知部143は、無線通信で用いられている通信方式等を検知してもよい。また、外部装置検知部143は、外部装置が発する電波を検知する電波センサや、電磁波を検知する電磁波センサ等によって取得される情報に基づいて、外部装置を検知してもよい。
(環境検知部144について)
環境検知部144は、ユーザ端末10における環境を検知する。環境検知部144は、ユーザ端末10に備えられた各種センサや機能を利用し、環境に関する情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲の音を収集するマイクロフォンや、ユーザ端末10の周囲の照度を検知する照度センサや、ユーザ端末10の物理的な動きを検知する加速度センサ(又は、ジャイロセンサなど)や、ユーザ端末10の周囲の湿度を検知する湿度センサや、ユーザ端末10の所在位置における磁場を検知する地磁気センサ等を利用する。そして、環境検知部144は、各種センサを用いて、種々の情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲における騒音レベルや、ユーザ端末10の周囲が撮像に適する照度であるか等を検知する。さらに、環境検知部144は、カメラで撮影された写真や映像に基づいて周囲の環境情報を検知してもよい。
(記憶部15について)
記憶部15は、各種情報を記憶する。記憶部15は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部15は、検知部14によって検知された各種情報を、検知された日時と対応付けて記憶する。具体的には、記憶部15は、位置検知部142によって検知された位置に基づく位置情報を記憶する。
(制御部16について)
制御部16は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部16は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部16は、生成装置100にユーザ端末10の位置情報を提供する処理を制御する。例えば、制御部16は、ユーザ端末10の位置情報の提供処理を実現するためのプログラム(アプリケーション)を実行制御する。プログラムは、予めユーザ端末10にインストールされていてもよいし、ユーザ端末10を有するユーザU01による操作に従ってサーバ装置(生成装置100、又は、各種プログラムを提供する外部サーバ)からダウンロードされ、ユーザ端末10にインストールされてもよい。
図4に示すように、制御部16は、取得部161と、受信部162と、送信部163とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。例えば、制御部16は、RAMを作業領域として上述したプログラムを実行することにより、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現する。なお、制御部16の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部16が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部161について)
取得部161は、各種情報を取得する。例えば、取得部161は、検知部14を制御することにより、検知部14によって検知される各種情報を取得する。例えば、取得部161は、位置検知部142によって検知された情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。なお、取得部161は、位置情報に限らず、ユーザ端末10の周囲の環境に関する情報等の各種センサ情報を含む、ユーザ端末10のコンテキストに関する情報を取得してもよい。
取得部161は、所定の時間毎に位置情報を取得するようにしてもよい。例えば、取得部161は、定期的(1分毎や、3分毎や、5分毎等)に、上述した検知部14を制御すること等により、位置情報を取得する。なお、取得部161が位置情報を取得するタイミングは、生成装置100によって設定されてもよい。
(受信部162について)
受信部162は、各種情報を受信する。例えば、受信部162は、生成装置100から送信される位置情報の要求を受信する。受信部162は、受信した情報を、制御部16の各処理部へ送る。
(送信部163について)
送信部163は、各種情報を送信する。例えば、送信部163は、受信部162に受信された要求に従い、位置情報を生成装置100に送信する。
例えば、送信部163は、ユーザを識別するための識別情報(ユーザID)と、取得部161によって取得された位置情報と対応付けて生成装置100に送信する。このとき、送信部163は、取得部161によって位置情報が取得されるたびに位置情報等を生成装置100に送信してもよいし、所定の期間毎に位置情報等を生成装置100に送信してもよい。例えば、送信部163は、定期的(1分毎、3分毎、5分毎、1時間毎など)に、位置情報を生成装置100に送信する。また、送信部163が位置情報を取得するタイミングは、生成装置100によって設定されてもよい。
〔4.生成装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る生成装置100の構成について説明する。図5は、実施形態に係る生成装置100の構成例を示す図である。図5に示すように、生成装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、生成装置100は、生成装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えばNIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10やウェブサーバ30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、位置情報記憶部122と、エリア定義記憶部123と、エリア情報記憶部124とを有する。
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す。図6は、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。図6に示すように、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「端末ID」、「属性情報」、「興味関心情報」、「行動履歴情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報を示す。なお、本明細書中では、図6に示すような識別情報を参照符号として用いる場合がある。例えば、ユーザID「U01」によって識別されるユーザを「ユーザU01」と表記する場合がある。「端末ID」は、ユーザが利用するユーザ端末10を識別する識別情報を示す。なお、各ユーザは、複数の端末を所有していてもよい。
「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報を示す。なお、図6に示した例では、属性情報を「D01」といった概念で表記しているが、実際には、属性情報の項目には、ユーザの年齢や性別や職業や年収や居住地等の種々の具体的な情報が記憶される。
「興味関心情報」は、ユーザの興味関心に関する情報を示す。図6では、興味関心情報を「E01」といった概念で表記しているが、実際には、興味関心情報の項目には、種々のサービスの利用を介して、生成装置100やウェブサーバ30によってユーザに設定された興味関心情報(ユーザの購買履歴や検索履歴から、ユーザが興味関心を抱いていると想定されるカテゴリや情報の内容等)が記憶される。
「行動履歴情報」は、ユーザの行動履歴に関する情報を示す。図6では、行動履歴情報を「F01」といった概念で表記しているが、実際には、行動履歴情報の項目には、種々のサービスにおけるユーザの行動履歴(ウェブページ等の閲覧履歴や、商品の購買履歴や、検索履歴等)が記憶される。
すなわち、図6では、ユーザ情報記憶部121に記憶されるデータの一例として、ユーザID「U01」によって示されるユーザU01が、端末ID「C01」で識別されるユーザ端末10を利用していることを示している。また、ユーザU01の属性情報が「D01」であり、興味関心情報が「E01」であり、行動履歴情報が「F01」であることを示している。
(位置情報記憶部122について)
位置情報記憶部122は、ユーザの位置情報に関する情報を記憶する。なお、位置情報記憶部122は、図1に示したデータベースDB01に対応する。ここで、図7に、実施形態に係る位置情報記憶部122の一例を示す。図7は、実施形態に係る位置情報記憶部122の一例を示す図である。図7に示した例では、位置情報記憶部122は、「ユーザID」、「位置情報」といった項目を有する。また、「位置情報」の項目は、「取得日時」、「位置」といった小項目を有する。
「ユーザID」は、図6に示した同一の項目に対応する。「位置情報」は、ユーザに対応付けられて記憶される位置情報を示す。「取得日時」は、位置がユーザ端末10によって検知(取得)された日時を示す。「位置」は、具体的なユーザ(言い換えればユーザ端末10)の位置を示す。図7では、位置を「G01」といった概念で表記しているが、実際には、位置の項目には、ユーザの位置を示す具体的な情報(例えば経度や緯度の数値等)が記憶される。
すなわち、図7では、位置情報記憶部122に記憶されるデータの一例として、ユーザU01が、取得日時「T01」において位置「G01」に所在したことや、取得日時「T02」において位置「G02」に所在したことや、取得日時「T03」において位置「G03」に所在したことを示す位置情報と対応付けて記憶されていることを示している。
(エリア定義記憶部123について)
エリア定義記憶部123は、エリアの定義に関する情報を記憶する。ここで、図8に、実施形態に係るエリア定義記憶部123の一例を示す。図8は、実施形態に係るエリア定義記憶部123の一例を示す図である。図8に示した例では、エリア定義記憶部123は、「定義情報」、「エリアID」、「範囲」といった項目を有する。
「定義情報」は、エリアが抽出される際の定義を示す。「エリアID」は、定義情報に従い抽出されたエリアを識別する識別情報を示す。「範囲」は、エリアの地図上の範囲を示す。図8では、範囲を「H01」といった概念で表記しているが、実際には、範囲の項目には、エリアが含む地理的範囲を示す具体的な情報(例えば経度や緯度の数値等)が記憶される。
すなわち、図8では、エリア定義記憶部123に記憶されるデータの一例として、「ユーザ数」や「相対距離」によってエリアが定義されるという定義情報があり、その定義情報に従って抽出されたエリアとしてエリアID「A01」で識別されるエリアA01があり、その範囲は「H01」であることを示している。
(エリア情報記憶部124について)
エリア情報記憶部124は、エリアとエリアに対応付けられた情報とに関する情報を記憶する。なお、エリア情報記憶部124は、図1に示したデータベースDB02に対応する。ここで、図9に、実施形態に係るエリア情報記憶部124の一例を示す。図9は、実施形態に係るエリア情報記憶部124の一例を示す図である。図9に示した例では、エリア情報記憶部124は、「エリアID」、「所在ユーザ情報」といった項目を有する。また、所在ユーザ情報は、「取得日時」、「ユーザID」といった小項目を有する。
「エリアID」は、図8に示した同一の項目に対応する。「所在ユーザ情報」は、エリアに含まれる(所在する)ユーザに関する情報を示す。「取得日時」及び「ユーザID」は、図7に示した同一の項目に対応する。
すなわち、図9では、エリア情報記憶部124に記憶されるデータの一例として、エリアA01に所在する(対応付けられた)ユーザとして、取得日時「T01」におけるユーザU01や、取得日時「T01」におけるユーザU04や、取得日時「T01」におけるユーザU07や、取得日時「T04」におけるユーザU02等が存在することを示している。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、生成装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部130は、取得部131と、抽出部132と、生成部133と、送信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザ端末10から、ユーザ端末10を利用するユーザの位置情報を取得する。具体的には、取得部131は、位置情報として、ユーザ端末10によって検知されたり、取得されたりした各種情報を取得する。取得部131は、所定の時間間隔でユーザ端末10から位置情報を取得し、取得した位置情報を位置情報記憶部122に格納する。
取得部131は、複数のユーザの位置情報を取得する。そして、後述する抽出部132は、取得した複数のユーザの位置関係に基づいて、位置情報に関する要素として、ユーザと対応付けるエリアを抽出する。
また、取得部131は、位置情報に対応する地図情報を取得してもよい。地図情報は、例えば、地図情報を表示するアプリケーションや、カーナビゲーション機能を提供するためのアプリケーション等を提供するサービス提供者から取得する。後述する抽出部132は、取得した地図情報に基づいてユーザと対応付けるエリアを抽出してもよい。
また、取得部131は、位置情報以外のユーザに関する各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、利用するサービスにおいてユーザが登録した情報に基づいて、ユーザの属性情報を取得する。また、取得部131は、サービスにおけるユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴情報を取得する。取得部131は、種々の既存の技術(例えば、ユーザの興味関心や行動に基づいて広告を配信するための広告配信技術等)を利用して、種々の情報を取得してもよい。
なお、取得部131は、曜日情報を含めた日時情報とともに位置情報を取得するようにしてもよい。例えば、後述する抽出処理は、例えば、ユーザが平日の早朝に所在する位置や、平日の昼間に所在する位置や、休日に所在する位置など、日時や曜日との関係性によって行われてもよい。このため、取得部131は、曜日情報を含めた日時情報とともに位置情報を取得することで取得する位置情報の情報量を高め、より精度の高い生成処理が行われるようにしてもよい。
また、取得部131は、必ずしもユーザ端末10が位置を検知した時間と同じ時間に位置情報を取得しなくてもよい。すなわち、取得部131は、リアルタイムに位置情報を取得するのではなく、処理に利用する際に、ユーザ端末10の記憶部に記憶されている位置情報をまとめて取得するようにしてもよい。
また、取得部131は、位置情報として、ユーザ端末10と他の装置における通信の状況を取得してもよい。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10がアクセスポイントを介してインターネットなどにアクセスしている通信状況を取得する。この場合、取得部131は、アクセスポイントとの通信状況から検出される情報を位置情報として取得する。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10と通信中のアクセスポイントの設置位置を割り出し、割り出したアクセスポイントの設置位置に基づいて、ユーザ端末10の位置情報として取得するようにしてもよい。また、取得部131は、上述のように、駅改札の装置とユーザ端末10との通信を検出することでユーザ端末10の位置情報を取得したり、ユーザ端末10のIPアドレスに基づいて位置情報を取得したりしてもよい。
(抽出部132について)
抽出部132は、取得部131によって取得された位置情報に関連する要素のうち、ユーザに対応付ける要素を抽出する。
例えば、抽出部132は、要素として、位置情報に対応する所定の領域(エリア)を抽出する。図1及び図2に示したように、抽出部132は、様々な手法を用いて、ユーザに対応付けるためのエリアを抽出する。
例えば、抽出部132は、複数のユーザの位置情報の関係性に基づいて所定のエリアを抽出する。具体的には、抽出部132は、複数のユーザの位置情報に基づいてユーザ間の距離を算出し、算出した距離に基づいてエリアを抽出する。より具体的には、抽出部132は、図2(a)に示したように、算出した複数のユーザの相互の距離と、そのような距離関係を有するユーザの合計数とに基づいてエリアを抽出する。
例えば、抽出部132は、エリアの定義情報に従い、ユーザの相互の距離が所定の距離以内であるユーザ数が所定のタイミングで所定数以上観測される場合に、それらのユーザを含む範囲を所定のエリアとして抽出する。なお、抽出部132は、エリアを抽出するための定義情報について、生成装置100の管理者等から入力を受け付けてもよいし、種々の学習処理を経て、最適化されたユーザ数や所定距離を導出するようにしてもよい。
なお、抽出部132は、さらに地図情報を利用してエリアを抽出するようにしてもよい。地図情報には、河川や山などの地形情報が含まれる。そして、抽出部132は、複数のユーザの位置情報の関係性と、地図情報における地形情報とに基づいてエリアを抽出してもよい。すなわち、抽出部132は、ユーザ同士の絶対的な距離が所定閾値内であったとしても、それらのユーザの範囲が河川や山で区切られており、実際には同じ地区や地域に所在すると想定されない場合、そのユーザ同士を同じ範囲に含むようなエリアを抽出しないようにしてもよい。このような地形を含めた判定は、例えば、カーナビゲーションのように道路や地形情報を含めて距離を測定する既存技術を利用することで実現することができる。
抽出部132は、エリアを抽出する場合、全てのエリアを排他的に抽出してもよいし、一部が重複するようなエリアを抽出してもよい。また、抽出部132は、所在するユーザの数との関係性に基づいて、一定の密度(エリアの面積に対する所在ユーザの数)を超えない範囲でエリアを抽出するなど、種々の調整を行ってもよい。
また、抽出部132は、エリアとして、地図情報において予め定義された領域である既存領域を抽出してもよい。既存領域とは、例えば図2(b)に示したように、地図をメッシュで区切ることにより定義されるエリアである。あるいは、既存領域とは、例えば図2(c)に示したように、都道府県又は市区町村のような予め公的に定義されたエリアである。
なお、抽出部132は、位置情報を取得した際に常にエリアを抽出することを要しない。例えば、抽出部132は、取得した位置情報に対応するエリアが既に抽出されている場合には、新たにエリアを抽出することを要しない。この場合、抽出部132は、既に生成部133によって生成されているデータベースにユーザIDとエリアとを対応付けて情報を格納する。
(生成部133について)
生成部133は、抽出部132によって抽出された要素とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。具体的には、生成部133は、抽出部132によって抽出された所定の領域(エリア)とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。
例えば、生成部133は、ユーザIDと位置情報の履歴とを対応付けて蓄積し続けるデータベースである位置情報記憶部122とともに、取得した位置情報に基づいて抽出された要素とユーザIDとを対応付けて蓄積するためのデータベースであるエリア情報記憶部124を生成する。すなわち、生成部133は、一般的な分散処理型のデータベースでは解析処理が困難な位置情報等のデータについて、高速処理を行うことを可能にするデータベースを生成する。
生成部133は、抽出された要素とユーザとを対応付けて記憶するデータベースであれば、様々なデータベースを生成することができる。例えば、生成部133は、抽出部132によって抽出された既存領域とユーザとを対応付けたデータベースを生成してもよい。これにより、生成部133は、観測対象とする既存エリア(例えば、所定の町や地域)に所在するユーザ数などを高速に算出するためのデータベースを生成することができる。
なお、生成部133は、位置情報を取得した際に常にデータベースを生成することを要しない。例えば、生成部133は、取得した位置情報に対応するエリアが既に抽出されており、かかるエリアとユーザIDとを対応付けるためのデータベースが生成されている場合には、新たにデータベースを生成することを要しない。この場合、生成部133は、新たにデータベースに格納する情報(ユーザIDとエリアとが対応付けられた情報)に基づいて、既存のデータベースを更新する。すなわち、生成部133が実行するデータベースの生成とは、データベースの更新を含む概念である。
(送信部134について)
送信部134は、各種情報を送信する。例えば、送信部134は、ウェブサーバ30等のサービス提供者側からのリクエストに応答して、各種情報を送信する。例えば、送信部134は、あるタイミングにおいて所定のエリアに所在するユーザ数の問い合わせがあった場合、対応するユーザ数を算出するとともに、算出した数を問い合わせ元に送信する。
具体的には、送信部134は、エリアと時間との指定を含む問い合わせを受け付けた場合、指定された時間の間にそのエリアに所在していたユーザの数を算出し、算出した結果を問い合わせ元に送信する。
〔5.処理手順〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る生成装置100による処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、生成装置100は、ユーザの位置情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。生成装置100は、位置情報を取得していない場合(ステップS101;No)、取得するまで待機する。
一方、位置情報を取得した場合(ステップS101;Yes)、生成装置100は、ユーザ(より正確には、ユーザID)と位置情報とを対応付けて記憶部120内に格納する(ステップS102)。
その後、生成装置100は、位置情報に対応するエリアが既に存在するか否かを判定する(ステップS103)。位置情報に対応するエリアが存在しない場合(ステップS103;No)、生成装置100は、位置情報に基づいてエリアを抽出する(ステップS104)。位置情報に基づいてエリアを抽出した場合、もしくは、位置情報に対応するエリアが既に存在していた場合(ステップS103;Yes)、生成装置100は、エリアと対応付けたデータベースを生成(もしくは更新)する(ステップS105)。
〔6.変形例〕
上述した生成装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
〔6−1.抽出する要素〕
上述した実施形態では、生成装置100は、取得した位置情報に関連する要素として、ユーザが所在するエリアを抽出する例を示した。しかし、生成装置100は、ユーザが所在するエリア以外を要素として抽出してもよい。
例えば、生成装置100は、ユーザの興味関心を示す情報である興味関心情報を取得した場合には、要素として興味関心情報を抽出し、抽出した興味関心情報とユーザとを対応付けたデータベースを生成してもよい。
具体的には、生成装置100は、ユーザが興味関心を有している対象とユーザIDとを対応付けたデータベースを生成する。これにより、生成装置100は、位置情報を取得したユーザのうち、ある対象に興味関心を有しているユーザの数を算出したり、全ユーザのうちある対象に興味関心を有しているユーザの割合を算出したりすることができる。また、生成装置100は、複数の要素を抽出してもよい。例えば、生成装置100は、エリアとユーザとを対応付けたデータベースに加えて、興味関心情報とユーザとを対応付けたデータベースを生成してもよい。これにより、生成装置100は、位置情報に基づくユーザの分析をより高速に、かつ、精度よく行うことができる。
〔6−2.指定された要素の抽出〕
生成装置100は、ウェブサーバ30等のサービス提供者からの要望に基づいて要素を抽出してもよい。例えば、サービス提供者は、自身が提供したサービスに関心を有しているユーザの数や、自身が提供するサービスと関連するサービスに興味を有するユーザの数や、ある地域において自身が提供したサービスを利用しているユーザの数等を知りたい場合がある。この場合、サービス提供者は、生成装置100に対して、自身が知りたい情報を送信する。そして、生成装置100は、サービス提供者の要望に沿って要素を抽出する。
すなわち、生成装置100は、要素に関する指定情報を取得し、取得した指定情報に基づいて要素を抽出してもよい。指定情報とは、例えば、サービス提供者が指定する情報であり、例えば、特定の地図上の領域(範囲)を指定する情報であったり、特定の興味関心の対象を示したりする情報である。これにより、生成装置100は、サービス提供者の要望に沿った分析を行うためのデータベースを適切に生成することができる。
〔6−3.位置情報〕
上記実施形態では、位置情報は、ユーザ端末10が取得するGPS情報や、アクセスポイント等から取得することを説明した。しかし、生成装置100は、異なる情報からユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。
例えば、生成装置100は、ユーザ端末10がウェブサーバ30から提供される各種サービスを利用した履歴に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。具体的には、生成装置100は、路線検索サービスにおいて頻繁にユーザ端末10から入力される駅を、ユーザの最寄り駅と推定する。そして、生成装置100は、最寄り駅を含む所定範囲をユーザ端末10が所在する地域として取得してもよい。かかる処理によれば、生成装置100は、ユーザ端末10が位置情報を取得する機能を有していない場合であっても、ユーザ端末10の位置情報を取得することができる。
〔6−4.ユーザ端末の構成〕
上記実施形態では、ユーザ端末10の構成例について図4を用いて説明した。しかし、ユーザ端末10は、図4で例示した全ての処理部を備えることを必ずしも要しない。例えば、ユーザ端末10は、表示部13や検知部14を必ずしも備えていなくてもよい。また、ユーザ端末10は、2以上の機器に分離されて図4を示す構成が実現されてもよい。例えば、ユーザ端末10は、少なくとも検知部14と取得部161とを有する検知装置と、少なくとも通信部11を有する通信装置とが分離された構成を有する、2台以上の機器により実現されてもよい。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る生成装置100やユーザ端末10やウェブサーバ30は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、生成装置100を例に挙げて説明する。図11は、生成装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図3に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る生成装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図5に示した抽出部132と、生成部133とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、生成装置100が、ユーザ端末10の位置情報を取得する取得処理と、抽出された要素とユーザとを対応付けたデータベースを生成する生成処理とを行う例を示した。しかし、上述した生成装置100は、取得処理を行う取得装置と、生成処理を行う生成装置とに分離されてもよい。この場合、取得装置は、取得部131を少なくとも有する。生成装置は、生成部133を少なくとも有する。この場合、実施形態に係る生成装置100による処理は、取得装置と、生成装置といった各装置を含む生成システム1によって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、生成装置100は、実施形態に係る生成処理について、例えば、分散処理を行うデータベースであって、位置情報データを高速処理するためのダブルマッピング構造を有するデータベースのいずれにも適用可能である。一例として、実施形態に係る生成処理は、HadoopのMapReduce処理等に適用可能である。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る生成装置100は、取得部131と、抽出部132と、生成部133とを有する。取得部131は、ユーザの位置情報を取得する。抽出部132は、取得部131によって取得された位置情報に関連する要素のうち、ユーザに対応付ける要素を抽出する。生成部133は、抽出部132によって抽出された要素とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。
このように、実施形態に係る生成装置100は、位置情報を取得し続けるとともに、位置情報に関連する要素を抽出して、抽出した要素とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。これにより、生成装置100は、単なる各ユーザの位置情報の履歴情報のみならず、要素に対応したユーザに関するマッピング情報を有することができるため、位置情報に関する分析処理等を高速に行うことができる。結果として、生成装置100は、データ利用者等に対して有用な情報を高速に提供することが可能になるので、位置情報を効率的に活用することができる。
また、抽出部132は、要素として、位置情報に対応する所定の領域を抽出する。生成部133は、抽出部132によって抽出された所定の領域とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。
このように、実施形態に係る生成装置100は、ユーザが所在する領域を要素として抽出する。これにより、生成装置100は、各ユーザの位置の動向のみならず、ある領域にユーザがどのくらい所在するかといった、領域を軸とした情報を高速に提供することができる。
また、取得部131は、複数のユーザの位置情報を取得する。抽出部132は、複数のユーザの位置情報の関係性に基づいて所定の領域を抽出する。
このように、実施形態に係る生成装置100は、複数のユーザの位置情報の位置関係に基づいて領域を抽出してもよい。これにより、生成装置100は、実際にユーザが所在する範囲を領域として抽出できるので、実状に即した分析処理を容易に行うことができる。
また、抽出部132は、複数のユーザの位置情報に基づいてユーザ間の距離を算出し、算出した距離に基づいて所定の領域を抽出する。
このように、実施形態に係る生成装置100は、ユーザ間の距離に基づいて領域を算出することで、ユーザの実際の分布状況に応じて領域を適切に抽出することができる。
また、取得部131は、位置情報に対応する地図情報を取得する。抽出部132は、複数のユーザの位置情報の関係性と、地図情報における地形情報とに基づいて、所定の領域を抽出する。
このように、実施形態に係る生成装置100は、地形情報を参照することで、例えば、河川や山などを隔てて所在するユーザなど、地形的に同じ範囲に含めることが適切でないユーザを排除して領域を抽出することができる。これにより、生成装置100は、より実状に即した領域を抽出することができる。
また、取得部131は、位置情報に対応する地図情報を取得する。抽出部132は、所定の領域として、地図情報において予め定義された領域である既存領域を抽出する。生成部133は、抽出部132によって抽出された既存領域とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。
このように、実施形態に係る生成装置100は、地図情報を利用して、既存の領域を抽出するようにしてもよい。これにより、生成装置100は、都道府県別のユーザ分布や、市区町村ごとのユーザ分布など、ニーズが比較的多いと想定される要求に対して正確に応答するためのデータベースを生成することができる。
また、取得部131は、ユーザの興味関心を示す情報である興味関心情報を取得する。抽出部132は、要素として興味関心情報を抽出する。生成部133は、抽出部132によって抽出された興味関心情報とユーザとを対応付けたデータベースを生成する。
このように、実施形態に係る生成装置100は、要素として興味関心情報を抽出してもよい。これにより、生成装置100は、位置情報を収集したユーザのうち、興味関心を軸として類似するユーザを抽出したり、特定の対象に興味を有するユーザの数を算出したりすることができる。すなわち、生成装置100は、より詳細にユーザを分析することができる。
また、取得部131は、要素に関する指定情報を取得する。抽出部132は、取得部131によって取得された指定情報に基づいて要素を抽出する。
このように、実施形態に係る生成装置100は、指定情報に基づいて要素を抽出することで、例えばサービス提供者等の要望に応じたデータベースを生成する。これにより、生成装置100は、サービス提供者の要望に沿った分析を行うためのデータベースを適切に生成することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 生成システム
10 ユーザ端末
30 ウェブサーバ
100 生成装置
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 位置情報記憶部
123 エリア定義記憶部
124 エリア情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 抽出部
133 生成部
134 送信部

Claims (10)

  1. ユーザの位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された位置情報に関連する要素のうち、前記ユーザに対応付ける要素を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された要素と前記ユーザとを対応付けたデータベースを生成する生成部と、
    を備えたことを特徴とする生成装置。
  2. 前記抽出部は、
    前記要素として、前記位置情報に対応する所定の領域を抽出し、
    前記生成部は、
    前記抽出部によって抽出された所定の領域と前記ユーザとを対応付けたデータベースを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の生成装置。
  3. 前記取得部は、
    複数のユーザの位置情報を取得し、
    前記抽出部は、
    前記複数のユーザの位置情報の関係性に基づいて前記所定の領域を抽出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の生成装置。
  4. 前記抽出部は、
    前記複数のユーザの位置情報に基づいてユーザ間の距離を算出し、算出した距離に基づいて前記所定の領域を抽出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の生成装置。
  5. 前記取得部は、
    前記位置情報に対応する地図情報を取得し、
    前記抽出部は、
    前記複数のユーザの位置情報の関係性と前記地図情報における地形情報とに基づいて、前記所定の領域を抽出する、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の生成装置。
  6. 前記取得部は、
    前記位置情報に対応する地図情報を取得し、
    前記抽出部は、
    前記所定の領域として、前記地図情報において予め定義された領域である既存領域を抽出し、
    前記生成部は、
    前記抽出部によって抽出された既存領域と前記ユーザとを対応付けたデータベースを生成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の生成装置。
  7. 前記取得部は、
    前記ユーザの興味関心を示す情報である興味関心情報を取得し、
    前記抽出部は、
    前記要素として前記興味関心情報を抽出し、
    前記生成部は、
    前記抽出部によって抽出された興味関心情報と前記ユーザとを対応付けたデータベースを生成する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の生成装置。
  8. 前記取得部は、
    前記要素に関する指定情報を取得し、
    前記抽出部は、
    前記取得部によって取得された指定情報に基づいて前記要素を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の生成装置。
  9. コンピュータが実行する生成方法であって、
    ユーザの位置情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された位置情報に関連する要素のうち、前記ユーザに対応付ける要素を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程によって抽出された要素と前記ユーザとを対応付けたデータベースを生成する生成工程と、
    を含んだことを特徴とする生成方法。
  10. ユーザの位置情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された位置情報に関連する要素のうち、前記ユーザに対応付ける要素を抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順によって抽出された要素と前記ユーザとを対応付けたデータベースを生成する生成手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする生成プログラム。
JP2018007648A 2018-01-19 2018-01-19 生成装置、生成方法及び生成プログラム Pending JP2019128611A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018007648A JP2019128611A (ja) 2018-01-19 2018-01-19 生成装置、生成方法及び生成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018007648A JP2019128611A (ja) 2018-01-19 2018-01-19 生成装置、生成方法及び生成プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019128611A true JP2019128611A (ja) 2019-08-01

Family

ID=67473121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018007648A Pending JP2019128611A (ja) 2018-01-19 2018-01-19 生成装置、生成方法及び生成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019128611A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021005971A1 (ja) 2019-07-10 2021-01-14 日本製鉄株式会社 熱間圧延鋼板

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002077971A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Nec Corp 加入者情報調査サービスシステム及びその方法
JP2003030373A (ja) * 2001-07-10 2003-01-31 Fujitsu Ltd 人口分布解析装置
WO2005038680A1 (ja) * 2003-10-15 2005-04-28 Fujitsu Limited 情報配信サービス提供システム及び同システムにおける情報配信方法並びに同システムに用いられるサーバシステム
JP2009116541A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Ntt Docomo Inc 位置情報解析装置、情報配信システムおよび位置情報解析方法
JP2010244122A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Ntt Docomo Inc 位置情報分析装置および位置情報分析方法
WO2011021608A1 (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 管理サーバ、通信システムおよび統計処理方法
JP2012073979A (ja) * 2010-09-30 2012-04-12 Hitachi Automotive Systems Ltd Ev車の配車・運行管理システム
JP2012190352A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Omron Corp 情報提供システム
JP2013097471A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Zenrin Datacom Co Ltd 流動人口特定システム、流動人口特定方法及び流動人口特定プログラム
WO2016197857A1 (zh) * 2015-06-12 2016-12-15 阿里巴巴集团控股有限公司 位置信息提供方法及装置
JP2017046287A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 日本電気株式会社 サービス情報配信システム、情報配信サーバ、及び、サービス情報配信方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002077971A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Nec Corp 加入者情報調査サービスシステム及びその方法
JP2003030373A (ja) * 2001-07-10 2003-01-31 Fujitsu Ltd 人口分布解析装置
WO2005038680A1 (ja) * 2003-10-15 2005-04-28 Fujitsu Limited 情報配信サービス提供システム及び同システムにおける情報配信方法並びに同システムに用いられるサーバシステム
JP2009116541A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Ntt Docomo Inc 位置情報解析装置、情報配信システムおよび位置情報解析方法
JP2010244122A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Ntt Docomo Inc 位置情報分析装置および位置情報分析方法
WO2011021608A1 (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 管理サーバ、通信システムおよび統計処理方法
JP2012073979A (ja) * 2010-09-30 2012-04-12 Hitachi Automotive Systems Ltd Ev車の配車・運行管理システム
JP2012190352A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Omron Corp 情報提供システム
JP2013097471A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Zenrin Datacom Co Ltd 流動人口特定システム、流動人口特定方法及び流動人口特定プログラム
WO2016197857A1 (zh) * 2015-06-12 2016-12-15 阿里巴巴集团控股有限公司 位置信息提供方法及装置
JP2017046287A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 日本電気株式会社 サービス情報配信システム、情報配信サーバ、及び、サービス情報配信方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021005971A1 (ja) 2019-07-10 2021-01-14 日本製鉄株式会社 熱間圧延鋼板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11470443B2 (en) Harvesting labels for significant locations based on candidate points of interest and contextual data
CN106462627B (zh) 根据多个位置数据报告分析语义地点和相关数据
US10356559B2 (en) Harvesting labels for significant locations and updating a location fingerprint database using harvested labels
US20170017928A1 (en) Inferring physical meeting location
JP6599674B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理方法、相関関係情報データ、記憶媒体、相関関係情報の生成方法
US11521237B2 (en) Method and system for determining fact of visit of user to point of interest
US11523248B2 (en) Inference of logistical relationships from device location data
JP2019139654A (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム
JP6840095B2 (ja) 情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラム
JP6692377B2 (ja) 算出装置、算出方法及び算出プログラム
JP6664583B2 (ja) 情報制御装置、情報制御方法及び情報制御プログラム
JP6687648B2 (ja) 推定装置、推定方法及び推定プログラム
JP2019128611A (ja) 生成装置、生成方法及び生成プログラム
JP2018045599A (ja) 判定装置、判定方法、及び判定プログラム
JP5998182B2 (ja) Poiデータ生成装置、端末装置、poiデータ生成方法およびプログラム
JP6494577B2 (ja) 判定装置、判定方法、及び判定プログラム
JP6494848B2 (ja) 判定装置、判定方法、及び判定プログラム
JP6698720B2 (ja) 通信制御プログラム、通信制御装置、通信制御方法、管理サーバ、管理方法及び管理プログラム
JP2019128921A (ja) 判定プログラム、判定装置及び判定方法
JP6389583B1 (ja) 行動指標評価システム、行動指標評価方法、及びプログラム
US20230345205A1 (en) Home location based normalization
JP6902009B2 (ja) 生成装置、生成方法及び生成プログラム
CN117348114A (zh) 基于实时数据校正天气预报信息的方法、系统及存储介质
JP2019128640A (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190906

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20191101

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200331