JP6389583B1 - 行動指標評価システム、行動指標評価方法、及びプログラム - Google Patents

行動指標評価システム、行動指標評価方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

本発明はIoTに関する。一実施形態に係る行動指標評価システムは、携帯端末の位置の軌跡を特定する軌跡特定手段と、前記携帯端末の軌跡に含まれる第1基準位置及び第2基準位置を特定する位置特定手段と、地図上において前記第1基準位置及び前記第2基準位置を結ぶ経路を特定する経路特定手段と、前記軌跡と前記経路とが乖離している度合いを示す指標を計算する計算手段と、前記計算手段により計算された指標に応じた情報を出力する出力手段とを有する。

Description

本発明はIoT(Internet of Things)に関し、携帯端末の位置の軌跡からユーザの行動指標を評価する技術に関する。
ユーザの移動軌跡を解析する技術が知られている。特許文献1には、対象物の有効範囲、並びにユーザの移動軌跡及び移動速度に基づいて、対象物に対するユーザの興味度を解析する技術が記載されている。
特開2006−133915号公報
特許文献1においては、ユーザの移動軌跡の近傍にある対象物に対する興味しか解析することができず、ユーザの潜在的な消費性向を解析することができなかった。
これに対し本発明は、ユーザの潜在的な消費性向を示す行動指標を評価する技術を提供する。
本発明は、携帯端末の位置の軌跡を特定する軌跡特定手段と、前記携帯端末の軌跡に含まれる第1基準位置及び第2基準位置を特定する位置特定手段と、地図上において前記第1基準位置及び前記第2基準位置を結ぶ経路を特定する経路特定手段と、前記軌跡と前記経路とが乖離している度合いを示す指標を計算する計算手段と、前記計算手段により計算された指標に応じた情報を出力する出力手段とを有する行動指標評価システム。
前記位置特定手段は、前記軌跡を用いて、前記携帯端末を所持するユーザの自宅を前記第1基準位置として、当該ユーザの勤務地又は学校所在地を前記第2基準位置として特定してもよい。
前記位置特定手段は、前記軌跡に含まれる位置であって、前記経路上に無い第3位置を特定し、前記出力手段は、前記第3位置に応じた情報を出力してもよい。
前記情報が、携帯端末又は当該携帯端末のユーザの識別子と、当該携帯端末の軌跡から得られた前記指標との組であってもよい。
前記情報が、広告であってもよい。
前記携帯端末から当該携帯端末の位置を示す位置情報及び当該位置情報に対応する時間情報の組を取得する取得手段を有し、前記軌跡特定手段は、前記取得手段により取得された複数組の位置情報及び時間情報を用いて前記携帯端末の位置の軌跡を特定してもよい。
また、本発明は、携帯端末の位置の軌跡を特定するステップと、前記携帯端末の軌跡に含まれる第1基準位置及び第2基準位置を特定するステップと、地図上において前記第1基準位置及び前記第2基準位置を結ぶ経路を特定するステップと、前記軌跡と前記経路とが乖離している度合いを示す指標を計算するステップと、前記計算された指標に応じた情報を出力するステップとを有する行動指標評価システムを提供する。
さらに、本発明は、コンピュータに、携帯端末の位置の軌跡を特定するステップと、前記携帯端末の軌跡に含まれる第1基準位置及び第2基準位置を特定するステップと、地図上において前記第1基準位置及び前記第2基準位置を結ぶ経路を特定するステップと、前記軌跡と前記経路とが乖離している度合いを示す指標を計算するステップと、前記計算された指標に応じた情報を出力するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
一実施形態に係る行動指標評価システム1の構成を例示する図。 サーバ10のハードウェア構成を例示する図。 携帯端末20のハードウェア構成を例示する図。 サーバ10の動作を例示するフローチャート。 指標Iを例示する図。
1…行動指標評価システム、10…サーバ、11…取得手段、12…軌跡特定手段、13…記憶手段、14…位置特定手段、15…経路特定手段、16…計算手段、17…出力手段、20…携帯端末、21…実行手段、22…記憶手段、23…通信手段、24…測位手段、25…位置取得手段、101…CPU、102…メモリ、103…ストレージ、104…通信IF、201…CPU、202…メモリ、203…ストレージ、204…通信IF、205…タッチスクリーン、206…GPS受信機
1.構成
図1は、一実施形態に係る行動指標評価システム1の構成を例示する図である。行動指標評価システム1は、ユーザの位置情報の履歴に基づいて、そのユーザの消費性向を示す行動指標を評価するシステムである。行動指標評価システム1は、サーバ10及び携帯端末20を有する。携帯端末20は、ユーザにより所持(携帯)される。携帯端末20は、位置の履歴すなわちユーザの移動の軌跡を取得する。サーバ10は、ユーザの移動の軌跡に応じた情報を提供する。
携帯端末20は、実行手段21、記憶手段22、通信手段23、測位手段24、及び位置取得手段25を有する。実行手段21は、各種のアプリケーションプログラムを実行する。記憶手段22は、プログラム及びデータを記憶する。通信手段23は、インターネット等のネットワークを介してサーバ10等の他の装置と通信する。測位手段24は、携帯端末20の位置を示す情報(以下「位置情報」という)を計測する。位置取得手段25は、測位手段24から位置情報を取得する。この例において、記憶手段22は、位置情報の履歴を記憶する。携帯端末20の位置情報の履歴は、携帯端末20のユーザの移動軌跡を表しているといえるので、位置情報の履歴を「軌跡情報」という。なお図1においては携帯端末20を1台のみ図示しているが、行動指標評価システム1は複数の携帯端末20を有してもよい。
サーバ10は、取得手段11、軌跡特定手段12、記憶手段13、位置特定手段14、経路特定手段15、計算手段16、及び出力手段17を有する情報処理装置である。取得手段11は、携帯端末20から位置情報及び時間情報の組を取得する。位置情報は、携帯端末20の位置を示す。時間情報は、対応する位置情報の時間を示す。取得手段11は、連続する複数組の位置情報及び時間情報を一度に取得してもよいし、1組又は複数組の情報をそれぞれ個別に取得してもよい。軌跡特定手段12は、取得手段11が取得した情報を用いて、携帯端末20の位置の軌跡を特定する。こうして、軌跡特定手段12は、軌跡情報を生成する。記憶手段13は、各種のデータを記憶する。この例において、記憶手段13は、各携帯端末20の軌跡情報を記憶する。位置特定手段14は、一の携帯端末20に対して、その軌跡に含まれる第1基準位置及び第2基準位置を特定する。第1基準位置及び第2基準位置は、それぞれ軌跡に含まれる位置のうち所定の条件を満たす位置をいう。一例において、第1基準位置はユーザの自宅であり、第2基準位置は職場(勤務地)又は学校の所在地である。経路特定手段15は、地図上において第1基準位置及び第2基準位置を結ぶ経路を特定する。計算手段16は、軌跡情報により示される軌跡と、経路特定手段15により特定された経路とが乖離している度合いを示す指標を計算する。出力手段17は、計算手段16により計算された指標に応じた情報を出力する。指標に応じた情報とは、例えば、指標そのもの、指標及び関連する情報との組み合わせ、及び指標に基づいて得られる、指標以外の情報のいずれかである。
図2は、サーバ10のハードウェア構成を例示する図である。サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ102、ストレージ103、通信IF104を有するコンピュータ装置である。CPU101は、プログラムに従って処理を実行し、サーバ10の他のハードウェア要素を制御する制御装置である。メモリ102は、CPU101がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する主記憶装置であり、例えばRAM(Random Access Memory)を含む。ストレージ103は、各種のプログラム及びデータを記憶する不揮発性の補助記憶装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)の少なくとも一方を含む。通信IF104は、所定の通信規格(例えばTCP/IP)に従った通信を行うためのインターフェースであり、例えばNIC(Network Interface Card)を含む。
ストレージ103は、コンピュータ装置を行動指標評価システム1におけるサーバとして機能させるためのプログラム(以下「解析プログラム」という)を記憶している。CPU101が解析プログラムを実行している状態において、通信IF104は取得手段11及び出力手段17の一例である。メモリ102及びストレージ103の少なくとも一方は、記憶手段13の一例である。CPU101は、軌跡特定手段12、位置特定手段14、経路特定手段15、及び計算手段16の一例である。
図3は、携帯端末20のハードウェア構成を例示する図である。携帯端末20は、CPU201、メモリ202、ストレージ203、通信IF204、タッチスクリーン205、及びGPS受信機206を有するコンピュータ装置、例えばスマートフォンである。CPU201は、プログラムに従って処理を実行し、携帯端末20の他のハードウェア要素を制御する制御装置である。メモリ202は、CPU101がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する主記憶装置であり、例えばRAMを含む。ストレージ203は、各種のプログラム及びデータを記憶する不揮発性の補助記憶装置であり、例えばSSDを含む。通信IF204は、所定の通信規格に従った通信を行うためのインターフェースであり、例えば無線通信用のチップ及びアンテナを含む。タッチスクリーン205は、ユーザに対して情報の入出力を行うための装置であり、例えば、画像を表示するディスプレイ及びユーザの指示を検知するためのタッチセンサを有する。GPS受信機206は、GPS衛星からGPS信号を受信し、受信したGPS信号を用いて自機の位置を計算する。GPS受信機206は、計算した位置を示す位置情報を出力する。
ストレージ203は、コンピュータ装置を行動指標評価システム1におけるクライアントとして機能させるためのプログラム(以下「クライアントプログラム」という)を記憶している。OS(Operating System)が起動された状態において、CPU201は実行手段21の一例である。CPU201がクライアントプログラムを実行している状態において、CPU201は、位置取得手段25の一例である。メモリ202及びストレージ203の少なくとも一方は記憶手段22の一例である。通信IF204は通信手段23の一例である。GPS受信機206は測位手段24の一例である。
2.動作
図4は、サーバ10の動作(行動指標評価方法の一例)を例示するフローチャートである。図4のフローは、例えば、サーバ10において解析プログラムが起動されたことを契機として開始される。なお以下において、軌跡特定手段12等の機能要素を処理の主体として説明するが、これは、解析プログラム等のソフトウェアをCPU101が実行することにより、CPU101が演算又は他のハードウェアの制御を行うことによりその処理を行うことを意味する。
ステップS101において、軌跡特定手段12は、軌跡情報を生成する。一例において、軌跡特定手段12は、取得手段11が取得した位置情報及び時間情報の組を用いて軌跡を特定し、軌跡情報を生成する。一例において、取得手段11は、携帯端末20から直接、位置情報及び時間情報の組を取得する。この場合、携帯端末20のCPU201はクライアントプログラムを実行している。クライアントプログラムは、GPS受信機206を起動させ、定期的に位置情報をタイムスタンプ(時間情報の一例)と共に記憶手段22に記憶する。クライアントプログラムは、所定のイベント(例えば、前回、軌跡情報をサーバ10に送信してから所定の時間が経過したというイベント等)を契機として、記憶手段22に記憶されている位置情報及び時間情報の組を、サーバ10に送信する。位置情報及び時間情報の組は、1組ずつ個別に送信されてもよいし、ある程度の量の複数組の位置情報及び時間情報がまとめて一度に送信されてもよい。あるいは、クライアントプログラムに代えて、携帯端末20のOSが定期的に位置情報を記憶手段22に記憶してもよい。別の例において、取得手段11は、携帯端末20から直接ではなく、他のサーバ(図示略)を介して位置情報及び時間情報の組を取得する。携帯端末20にインストールされている種々のアプリケーションプログラムの少なくとも一部は、携帯端末20の位置情報を他のサーバに送信する。取得手段11は、このサーバから少なくとも1組の位置情報及び時間情報を取得する。軌跡特定手段12は、生成した軌跡情報を記憶手段13に記憶する。
ステップS102において、位置特定手段14は、記憶手段13に記憶されている軌跡情報を用いて、第1基準位置及び第2基準位置を特定する。第1基準位置は、携帯端末20のユーザの自宅の位置であり、第2基準位置は、ユーザの職場又は学校の所在地である。位置特定手段14は、所定の長さ(例えば1週間)以上の期間において集められた軌跡情報を用いて第1基準位置及び第2基準位置を特定する。位置特定手段14は、例えば、夜間(午後9時から翌朝6時まで)においてユーザの滞在時間が最も長い位置を自宅と特定する。また、位置特定手段14は、例えば、日中(午前9時から午後4時まで)においてユーザの滞在時間が最も長い位置を職場又は学校と特定する。あるいは、自宅及び職場の位置は、ユーザが指定してもよい。この場合、位置特定手段14は、ユーザの指示入力に応じて自宅及び職場の位置を特定する。
ステップS103において、経路特定手段15は、地図上において第1基準位置と第2基準位置とを結ぶ経路を特定する。ここで特定される経路を、以下において「特定経路」という。地図上における経路検索には周知の技術が用いられる。特定経路の特定において、そのユーザの軌跡情報が参照されてもよい。軌跡情報を参照することによって、よりユーザの行動の実体に即して特定経路を特定することができる。例えば、第1基準位置から第2基準位置まで移動するのに複数の鉄道路線を利用可能な場合、経路特定手段15は、ユーザがどの鉄道路線を利用しているか、軌跡情報を用いて特定する。
ステップS104において、計算手段16は、指標Iを計算する。指標Iは、ユーザの行動指標の一例である。指標Iは、あるユーザについて、記憶手段13に記憶されている軌跡情報により示される軌跡と、経路特定手段15により特定された特定経路とが乖離している度合いを示す。対象となる軌跡と特定経路とが完全に一致している場合(すなわち、そのユーザが、自宅と勤務先との間を毎日同じ経路に沿って移動し、一切寄り道をしなかった場合)、指標Iは最大値(例えば100)となる。仮に、対象となる軌跡と特定経路とが、第1基準位置及び第2基準位置以外の地点においてはまったく一致しなかった場合(例えば、そのユーザが、自宅と勤務先との間を往復する際に、行きも帰りも毎日異なる場所に寄り道をした場合)、指標Iは最小値(例えばゼロ)となる。指標Iは所定のアルゴリズムにより計算される。
指標Iは、例えば、以下の指針に沿って計算される。
(1)特定経路と比較して軌跡の延べ長さが長いほど、指標Iは大きくなる。すなわち、より遠くに寄り道するユーザほど、高い指標Iが得られる。
(2)軌跡を1日ずつ区分した場合、日毎に計算される指標が基準値より高い日が多いほど、高い指標Iが得られる。すなわち、月曜から金曜までの軌跡の延べ長さと経路との差がともに5kmであるユーザが2人いた場合、毎日1kmずつ寄り道するユーザの方が、1日だけ5kmの寄り道するユーザよりも指標Iは大きくなる。
(3)単位時間当たりの移動距離が短いほど、指標Iは大きくなる。すなわち、軌跡の延べ長さと経路との差がともに5kmであるユーザが2人いた場合、第1基準位置から第2基準位置までの移動時間が2時間であるユーザの方が、15分で移動するユーザよりも指標Iは大きくなる。
(4)自身の軌跡における重なりが少ないほど、指標Iは大きくなる。すなわち、軌跡の延べ長さと経路との差がともに5kmであるユーザが2人いた場合、毎日異なる場所に寄り道するユーザの方が、毎日同じ場所に寄り道するユーザよりも指標Iは大きくなる。
なお、指針(1)〜(4)はあくまで一例であって、計算手段16は必ず指針(1)〜(4)を満たすように指標Iを計算しなければならないわけではない。
図5は、指標Iを例示する図である。ここでは、ユーザA及びユーザBの2人のユーザについて計算される指標Iを例示する。ユーザAは、自宅P1と職場P2との間を、毎日ほぼ寄り道無しで通勤する人物である。この例で、ユーザAの指標IはI[A]=20である。一方、ユーザBは、自宅と職場だけでなく、他の地点(位置PA、PB、PC、PD、及びPE)に立ち寄っている。ユーザBの指標Iは、I[B]=85である。
ここで、指標Iは以下の意義を有する。指標Iが高いユーザというのは、自宅と勤務地(学校)との2地点間移動というルーチンに対して、2点間の(決められた)経路以外の動線が発生するユーザというのは、寄り道する傾向(多動性又は衝動性)が高い人物である。寄り道は、買い物、習い事、友人との会合等、何らかの消費行動を伴うことが多い。したがって、指標Iが高いユーザというのは、実体験に積極的な人物、すなわち実世界での消費性向が潜在的に高い人物であるといえる。すなわち、指標Iは、そのユーザの消費性向又はマーケティング感応度を表しているといえる。
再び図4を参照する。ステップS105において、出力手段17は、計算された指標Iに応じた情報を出力する。指標Iに応じた情報とは、指標Iそのものを含む情報であってもよいし、指標Iを含まない情報であってもよい。指標Iの出力先は、指標Iに対応するユーザ本人であってもよいし、指標Iに対応するユーザ以外のユーザ又は事業者であってもよい。
一例において、出力手段17は、指標Iがしきい値以上であるユーザに対し、広告を送信する。ここで送信される広告は、指標Iに応じた情報の一例である。広告は、例えば、以下の(1)〜(3)のいずれかである。
(1)そのユーザの第1基準位置又は第2基準位置の近傍の店舗に関する広告。
第1基準位置及び第2基準位置は、そのユーザの生活の拠点となる位置であると考えられる。したがって、これらの位置の近傍、すなわちこれらの位置から所定の距離的又は(移動)時間的範囲内にある店舗に関する広告を出力することには合理性がある。
(2)そのユーザの特定経路の近傍の店舗に関する広告。
特定経路は、第1基準位置から第2基準位置まで(又はその逆)移動する際の基本的な移動経路であると考えられる。したがって、特定経路の近傍、すなわち特定経路上の地点から所定の距離的又は時間的範囲内にある店舗に関する広告を出力することには合理性がある。
(3)そのユーザの軌跡上の、特定経路から外れた位置に関する広告。
特定経路から外れた位置とは、そのユーザの軌跡に含まれる位置であって、特定経路上に無い第3位置の一例であり、例えば寄り道の目的地である。位置特定手段14は、例えば、軌跡上の位置の滞在時間に基づいて第3位置を特定する。より具体的には、位置特定手段14は、滞在時間が所定のしきい値以上である地点を第3位置として特定する。ここは寄り道の目的地であると考えられる。例えば、第3位置が英会話教室であった場合、出力手段17は、英語の教材に関する広告を出力する。あるいは、この場合、出力手段17は、この英会話教室の近傍にある喫茶店の広告を出力する。このように、第3位置に関連する広告とは、第3位置において提供される商品又は役務に関連する広告であってもよいし、第3位置と地理的に関連する広告であってもよい。
別の例において、出力手段17は、事業者からの要求に対し、対応するユーザの指標Iの一覧を、その事業者の端末装置に送信する。事業者からの要求は、例えば、ユーザを特定する情報を含む。ユーザを特定する情報は、1人以上のユーザを一意に特定する情報(例えばあらかじめ付与された識別子又は氏名)又はユーザを絞り込む情報(例えば、性別、年齢層、居住地域等)である。この場合、サーバ10は、記憶手段13に記憶されている複数のユーザについての指標Iの中から、要求に応じた指標Iを抽出する抽出手段(図示略)を有する。出力手段17は、この抽出手段により抽出された指標Iの一覧を、要求の送信元である端末装置に送信する。ここで送信される一覧は、指標Iに応じた情報の一例であり、携帯端末又はその携帯端末のユーザの識別子と、その携帯端末の軌跡から得られた指標との組の一例である。
さらに別の例において、出力手段17は、計算された指標Iを、対応するユーザの属性情報(名前、年齢、性別等)と対応付けて記憶手段13に記憶する。ここで記憶される指標Iは、指標Iに応じた情報の一例である。出力手段17は、ここまで説明した3つの例のうち、少なくともいずれか1つの態様によって指標Iに応じた情報を出力する。
このように、本実施形態によれば、サーバ10はユーザの行動そのものから、潜在的な消費性向を示す指標を得ることができる。
3.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
出力手段17が広告を出力する場合において、広告を出力する対象は指標Iがしきい値以上であるユーザの携帯端末に限定されない。例えば、指標Iが低いユーザであっても、オンラインショッピングやオンライントレード等、仮想空間における消費性向が高い場合もある。この場合、出力手段17は、ユーザの指標Iに応じて異なる広告を出力する。例えば、指標Iが高いユーザに対しては実空間に関連する広告(又は地理上の地域が限定された広告)を出力し、指標Iが低いユーザに対しては仮想空間に関連する広告(又は地理上の地域が限定されていない若しくは限定が弱い広告)を出力する。
携帯端末20が自身の位置を特定する方法はGPS信号を用いる手法に限定されない。例えば、測位手段24は、あらかじめ各地に設置された発信機から発信されるビーコン信号を受信し、このビーコン信号を用いて自身の位置を特定してもよい。あるいは、測位手段24は、無線信号の送受信をした無線アクセスポイントから得られた情報を用いて自信の位置を特定してもよい。
実施形態においてサーバ10が有するものとして説明された機能は、物理的に複数の装置に分散して実装されてもよい。すなわち、ネットワーク上に配置された複数の装置が協働して実施形態におけるサーバ10として機能してもよい。あるいは、実施形態においてサーバ10が有するものとして説明された機能の一部を、クライアントに実装してもよい。また、実施形態においてサーバ10が有するものとして説明された機能の一部は省略されてもよい。
サーバ10のハードウェア構成は実施形態で例示したものに限定されない。要求される機能を有するものであれば、サーバ10及び携帯端末20はどのようなハードウェア構成を有していてもよい。
CPU101等により実行されるプログラムは、光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの記憶媒体により提供されてもよいし、インターネット等の通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、これらのプログラムは、実施形態で説明したすべてのステップを実行させるものでなくてもよい。

Claims (8)

  1. 携帯端末の位置の軌跡を特定する軌跡特定手段と、
    前記携帯端末の軌跡に含まれる第1基準位置及び第2基準位置を特定する位置特定手段と、
    地図上において前記第1基準位置及び前記第2基準位置を結ぶ経路を特定する経路特定手段と、
    前記軌跡と前記経路とが乖離している度合いを示す指標を計算する計算手段と、
    前記計算手段により計算された指標に応じた情報を出力する出力手段と
    を有する行動指標評価システム。
  2. 前記位置特定手段は、前記軌跡を用いて、前記携帯端末を所持するユーザの自宅を前記第1基準位置として、当該ユーザの勤務地又は学校所在地を前記第2基準位置として特定する
    請求項1に記載の行動指標評価システム。
  3. 前記位置特定手段は、前記軌跡に含まれる位置であって、前記経路上に無い第3位置を特定し、
    前記出力手段は、前記第3位置に応じた情報を出力する
    請求項1又は2に記載の行動指標評価システム。
  4. 前記情報が、携帯端末又は当該携帯端末のユーザの識別子と、当該携帯端末の軌跡から得られた前記指標との組である
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の行動指標評価システム。
  5. 前記情報が、広告である
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の行動指標評価システム。
  6. 前記携帯端末から当該携帯端末の位置を示す位置情報及び当該位置情報に対応する時間情報の組を取得する取得手段を有し、
    前記軌跡特定手段は、前記取得手段により取得された複数組の位置情報及び時間情報を用いて前記携帯端末の位置の軌跡を特定する
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の行動指標評価システム。
  7. システムが、携帯端末の位置の軌跡を特定するステップと、
    前記システムが、前記携帯端末の軌跡に含まれる第1基準位置及び第2基準位置を特定するステップと、
    前記システムが、地図上において前記第1基準位置及び前記第2基準位置を結ぶ経路を特定するステップと、
    前記システムが、前記軌跡と前記経路とが乖離している度合いを示す指標を計算するステップと、
    前記システムが、前記計算された指標に応じた情報を出力するステップと
    を有する行動指標評価方法。
  8. コンピュータに、
    携帯端末の位置の軌跡を特定するステップと、
    前記携帯端末の軌跡に含まれる第1基準位置及び第2基準位置を特定するステップと、
    地図上において前記第1基準位置及び前記第2基準位置を結ぶ経路を特定するステップと、
    前記軌跡と前記経路とが乖離している度合いを示す指標を計算するステップと、
    前記計算された指標に応じた情報を出力するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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