JP5153426B2 - 分岐口閉塞手段及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、略円筒形状の既設流体管に形成され、該既設流体管から分岐した分岐部が延設された分岐口を不断流状態で閉塞する分岐口閉塞手段及び方法に関する。
従来の分岐口閉塞手段若しくは方法は、既設流体管の外壁の所定箇所に取り付けた接続部材に閉塞体設置手段を設け、この閉塞体設置手段により既設流体管内の分岐口に閉塞体を設置することで、分岐口を密封状に閉塞し、不断流状態で分岐部の一部を除去し交換等を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−170527号公報(第6頁、第6図)
しかしながら、特許文献1にあっては、閉塞体が先細り状の円錐形に形成されており、分岐口に設置した閉塞体の先端部が分岐口を介し分岐部の内部に位置するため、閉塞体により閉塞した分岐部を除去等する場合、特に、分岐部における分岐口寄りの所定箇所を除去等する場合に、分岐部の内部に位置している閉塞体の先端部が妨げになってしまう虞が生じていた。また、この虞を解消しようとすると、閉塞体の形状を一々個別に設計する必要が生じ、閉塞体の用途が限定的となってしまう虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、既設流体管から分岐している分岐部の所望の箇所を除去等することができ、且つ汎用性を高めて適用できる分岐口閉塞手段及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の分岐口閉塞手段は、
略円筒形状の既設流体管に形成され、該既設流体管から分岐した分岐部が延設された分岐口を不断流状態で閉塞する分岐口閉塞手段であって、
前記既設流体管に連通する筒状部及び該筒状部を開閉可能な開閉部から成り、前記既設流体管の外壁の所定箇所に取付けられる接続部材と、
前記接続部材に取付けられ、前記開閉部を開状態にして前記筒状部内の既設流体管の管壁を穿孔する穿孔手段と、
該穿孔手段による管壁の穿孔の後に、前記開閉部を開状態にして閉塞体設置手段により設置され、既設流体管内の前記分岐口を密封状に閉塞する閉塞体と、から構成されており、
前記閉塞体の外面は、略円筒形状の前記既設流体管に対応するように、略円弧状の断面形状が長手方向に延びる略蒲鉾形状に形成されており、前記分岐口周囲の前記既設流体管の内壁に亘って当接するように成っていることを特徴としている。
この特徴によれば、接続部材に取付けられる閉塞体設置手段により穿孔を通じ既設流体管内部の分岐口に設置される閉塞体の外面が、略円筒形状の既設流体管に対応するように、略蒲鉾形状に形成されており、分岐口周囲に亘って既設流体管の内壁に当接して分岐口を密封状に閉塞できるため、不断流状態で、分岐口から分岐している分岐部の所望の箇所を除去することができる。また、閉塞体の外面が略蒲鉾形状に形成されていることで、一般的に多く用いられる略円筒形状に形成された既設流体管の内壁に当接することができ、閉塞体の汎用性が高まる。
本発明の請求項2に記載の分岐口閉塞手段は、請求項1に記載の分岐口閉塞手段であって、
前記接続部材は、前記分岐口に前記既設流体管の管軸を挟んで対向する所定箇所に接続されていることを特徴としている。
この特徴によれば、接続部材は、前記分岐口に前記既設流体管の管軸を挟んで対向する所定箇所に接続されていることで、穿孔と分岐口とを略同軸に形成できるため、閉塞体設置手段を同軸上に直線的に延ばして閉塞体を設置し易い。
本発明の請求項3に記載の分岐口閉塞手段は、請求項1または2に記載の分岐口閉塞手段であって、
前記閉塞体の外面に、前記分岐口の外周を囲む環状シールが設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞体の外面に設けられた分岐口の外周を囲む環状シールを、既設流体管の内壁との間に介在させることで、既設流体管内の流体が環状シールの内側に位置する分岐口側へ流通することを防ぎ、閉塞体を確実に密封状に閉塞できる。
本発明の請求項4に記載の分岐口閉塞手段は、請求項3に記載の分岐口閉塞手段であって、
前記分岐口に、前記既設流体管と前記分岐部との溶接接続による溶接部が形成されており、前記環状シールは、前記溶接部よりも外周側に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、環状シールが、既設流体管と分岐部との溶接接続で凹凸形状に形成され易い溶接部よりも外周側に設けられているため、溶接部に接触することで流体が漏出してしまう虞を回避できる。
本発明の請求項5に記載の分岐口閉塞手段は、請求項1ないし4のいずれかに記載の分岐口閉塞手段であって、
前記閉塞体の外面における前記分岐口に対向する対向箇所が、凹形状を成していることを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞体の外面における既設流体管の内壁と当接することの無い箇所である対向箇所が凹形状を成していることで、閉塞体の体積を減らして軽量化が可能となる。
本発明の請求項6に記載の分岐口閉塞方法は、
略円筒形状の既設流体管に形成され、該既設流体管から分岐した分岐部が延設された分岐口を不断流状態で閉塞する分岐口閉塞方法であって、
前記既設流体管に連通する筒状部及び該筒状部を開閉可能な開閉部から成る接続部材を、前記既設流体管の外壁の所定箇所に取付ける取付工程と、
前記取付工程の後に、前記接続部材に取付けられた穿孔手段により、前記開閉部を開状態にして前記筒状部内の既設流体管の管壁を穿孔する穿孔工程と、
前記穿孔工程の後に、前記接続部材に取付けられた閉塞体設置手段により、前記開閉部を開状態にして閉塞体を既設流体管内の前記分岐口に設置し、該分岐口を密封状に閉塞する閉塞工程と、から構成されており、
前記閉塞体の外面は、略円筒形状の前記既設流体管に対応するように、略円弧状の断面形状が長手方向に延びる略蒲鉾形状に形成されており、前記分岐口周囲の前記既設流体管の内壁に亘って当接するように成っていることを特徴としている。
この特徴によれば、接続部材に取付けられる閉塞体設置手段により穿孔を通じ既設流体管内部の分岐口に設置される閉塞体の外面が、略円筒形状の既設流体管に対応するように、略蒲鉾形状に形成されており、分岐口周囲に亘っての既設流体管の内壁に当接して分岐口を密封状に閉塞できるため、不断流状態で、分岐口から分岐している分岐部の所望の箇所を除去することができる。また、閉塞体の外面が略蒲鉾形状に形成されていることで、一般的に多く用いられる略円筒形状に形成された既設流体管の内壁に当接することができ、閉塞体の汎用性が高まる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1(a)は、本発明の実施例における既設流体管及び分岐管の接続状態を示す一部断面図であり、(b)は、同じく一部側断面図である。図2(a)は、流体管に接続部材を取付けた状態を示す正面図であり、(b)は、同じく側断面図である。図3は、接続部材に穿孔手段を取付ける状況を示す正面図である。図4は、接続部材に穿孔手段を取付けた状態を示す側断面図である。図5は、穿孔手段により流体管を穿孔する状況を示す側断面図である。図6は、接続部材から穿孔手段を取外す状況を示す正面図である。図7は、分岐口をカメラで確認する状況を示す側断面図である。図8は、分岐口を洗浄する状況を示す側断面図である。図9は、接続部材に閉塞体を取付けた状態を示す側断面図である。図10は、閉塞体の外面を示す斜視図である。図11は、閉塞体設置手段により閉塞体を分岐口に設置した状態を示す側断面図である。図12は、分岐管の所定箇所切除して閉止板を取付けた状態を示す側断面図である。図13は、接続部材に中蓋を設置する状況を示す側断面図である。図14は、接続部材に上蓋を設置した状態を示す側断面図である。
図1(a)、(b)に示されるように、既設流体管1(以下、単に流体管1と表記する。)が管軸方向に延びるとともに、流体管1の下端に形成された分岐口1aを介して分岐部としての分岐管2が流体管1から分岐し延設されており、流体管1の管内及び分岐管2の管内には、流体としてガスが流通している。
流体管1は、管軸に直交する断面形状が略円形状の比較的大径の円筒形状であって、流体管1の鉛直方向下端部に略円形の分岐口1aが形成され、分岐口1aと略同径の略円形状の断面形状を備えた分岐管2が鉛直下方に向けて延設されている。
流体管1から分岐管2が分岐している分岐箇所について詳述すると、略円筒状の分岐管2の先端面2aが分岐口1aを介し流体管1の内壁1bよりも内方に若干入り込んだ状態で、流体管1と分岐管2とが分岐口1aに沿った溶接により固定に接続されており、流体管1の内部においては、分岐口1aに沿って溶接による凹凸状の溶接部Wが形成されている。
以下、不断流状態において分岐口1aを閉塞し、分岐管2を所望に除去する工程について順に説明する。
図1(a)、(b)に示されるように、分岐管2における所定箇所の外壁に、短管4及びバルブ5を介し穿孔機6を密封状に取り付け、分岐管2を穿孔する。具体的には、短管4の端部と分岐管2の外壁とを溶接により固定に接続した後に、バルブ5の開状態で穿孔機6内部の図示しない穿孔カッタにより、短管4内における分岐管2の外壁を穿孔する。穿孔後はバルブ5を閉状態とし、穿孔機6は取外しておく。
次に、図2(a)、(b)に示されるように、取付工程について説明すると、分岐口1aに対し流体管1の管軸を挟んで対向するように、流体管1の鉛直方向上端の外壁1cに、接続部材10を密封状に取り付ける。接続部材10は、後述のように流体管1に連通する円筒状の筒状部11と、この筒状部11の上側に接続し筒状部11を開閉可能な弁体を有する開閉部12とから構成されている。筒状部11の下端部は流体管1の外面に沿った曲面に形成されており、この下端部と流体管の外面とを溶接により固定に接続する。筒状部11と開閉部12とは、両部間に介在した図示しないパッキンにより密封状に接続されている。尚、接続部材は、必ずしも流体管と溶接により接続されるものに限られず、例えば接続部材は、各々がシール材を介して接続される分割構造を有し、流体管の周囲を水密に囲繞するものであってもよい。
図3に示されるように、流体管1の管壁を穿孔する穿孔手段13を、接続部材10の開閉部12に接続する。穿孔手段13は、筒状部11と略同径の胴部14内に配置され下端に穿孔刃15aを備えた円筒状のカッタドリル15と、軸部15cを介してカッタドリル15を軸方向に移動させ、且つ周方向に回転させる駆動部16と、から主として構成されており、穿孔手段13の胴部14と接続部材10の開閉部12とは、両部間に介在した図示しないパッキンにより密封状に接続されている。
次に、図4及び図5に示されるように、穿孔工程について説明すると、接続部材10の開閉部12を開状態にして、駆動部16によりカッタドリル15を図示下方に移動させるとともに周方向に回転させ、筒状部11内の流体管1の外壁1cを穿孔する。カッタドリル15の穿孔刃15aが流体管1の外壁1cを貫通することで穿孔部1dが形成され、穿孔部1dを通じて流体管1内のガスが接続部材10の筒状部11、開閉部12、そして穿孔手段13の胴部14内に漏出するが、上述したように各部同士は密封状に接続されているため、ガスが各部の外部に漏出することはない。
カッタドリル15の穿孔刃15aが周方向に亘って流体管1の外壁1cを穿孔することで、流体管1に分岐口1aと略同軸上にカッタドリル15と略同径の穿孔部1dが形成される。カッタドリル15の穿孔により流体管1と分断された切断片Pは、カッタドリル15の回転軸の下端側に設けられた係止片15bにより係止され、駆動部16によるカッタドリル15の上方移動とともに上方に移動する。そして、開閉部12を閉状態として、図6に示されるように、開閉部12と穿孔手段13の胴部14との接続を取外し、穿孔手段13とともに切断片Pを撤去する。
図7に示されるように、穿孔手段13を取外した後の開閉部12に、中央に小孔17aを有する蓋部17を密封状に取付け、この小孔17aを貫通する棒状体18の先端に設けられたカメラ20により、流体管1内の分岐口1aの周辺、より具体的には、分岐口1aの周方向に形成された溶接部Wの状態を観察する。カメラ20で撮られた画像情報は、有線で接続部材10の外部の表示モニタ21に送られ、この表示モニタ21で観察することができる。蓋部17の小孔17aの上側には、弾性を有する筒状体19が小孔17aに略同軸に密封状に取り付けられ、密封状を維持したまま筒状体19を貫通した棒状体18を、小孔17a近傍を中心として所望に傾けることが可能なため、カメラ20を分岐口1aの周方向に沿って移動して観察できる。小孔17aの左右両側に設けられた目視孔17bにより、カメラ20の位置を目視確認しながら棒状体18の傾きを調整する。
次に、図8に示されるように、上述したカメラ20を設けた棒状体18に換えて、先端に洗浄ノズル23が設けられた管状体22を蓋部17の小孔17aに貫通し、洗浄機本体24から供給される高圧洗浄水を、管状体22内部を介し洗浄ノズル23から放出し、カメラで確認した溶接部Wやその周辺を洗浄する。上記と同様に、密封状を維持したまま筒状体19に貫通した管状体22を、小孔17a近傍を中心として所望に傾けることが可能なため、目視孔17bにより、洗浄ノズル23の位置を目視確認しながら管状体22の傾きを調整しながら、洗浄ノズル23を分岐口1aの周方向に沿って移動して洗浄できる。洗浄後は、管状体22を引き上げて開閉部12を閉状態とし、管状体22を撤去する。
尚、特に図示しないが、洗浄を終了した後に、洗浄ノズル23を設けた管状体22に換えて、再び図7に示されるように、カメラ20を設けた棒状体18を小孔17aに貫通し、洗浄後の溶接部の状態を観察し確認してもよい。確認後は、棒状体18を引き上げて開閉部12を閉状態とし、棒状体18を撤去する。
次に、図9に示されるように、閉塞工程について説明すると、閉状態の開閉部12の上側に、内空状の蓋胴部26を接続するとともに、この蓋胴部26の内部に、後述のように分岐口1aを閉塞する閉塞体30を配置する。蓋胴部26と開閉部12とは、両部間に介在した図示しないパッキンにより密封状に接続されている。閉塞体30の上端に接続された閉塞体設置手段としての押込み棒27が、蓋胴部26の上面に形成された孔部を密封状に貫通し上方に延びている。
図10に示されるように、閉塞体30について詳述すると、閉塞体30の下方を向く外面30aは、略円筒形状の流体管1に対応するように、略円弧状の断面形状が長手方向に延びる略蒲鉾形状に形成されており、分岐口1a周囲の流体管1の内壁1bに亘って当接するように成っている。
また、閉塞体30の外面30aにおける分岐口1aに対向する対向箇所は、流体管1の分岐口1a及び分岐口1aの周囲に形成された溶接部Wよりも大径の凹形状を成す凹形部30bに形成されている。このように、閉塞体30の外面30aにおける流体管1の内壁1bと当接することの無い箇所である対向箇所が凹形状を成していることで、閉塞体30の体積を減らして軽量化が可能となる。
また、閉塞体30の外面30aに、分岐口1aの外周を囲む環状シール31が設けられており、より詳しくは、環状シール31は、流体管1と分岐管2との溶接接続で形成された溶接部Wよりも外周側に設けられている。
図11に示されるように、開閉部12を開状態とし、接続部材10の上方から押込み棒27を下方に向けて押し込むことで、閉塞体30を分岐口1aに向けて移動し、閉塞体30の外面30aを分岐口1a周囲に亘って流体管1の内壁1bに当接させる。より具体的には、押込み棒27により閉塞体30を鉛直下方に向けて直線状に閉塞体30を押し込み、閉塞体30の凹形部30bが、分岐口1a及び分岐口1aの周囲に形成された溶接部Wの外側を覆う位置において、閉塞体設置手段を構成する押込み機32により閉塞体30を下方に押圧し、閉塞体30の外面30aに設けられた環状シール31を流体管1の内壁1bに密封状に当接させる。
上述したように、接続部材10が、分岐口1aに流体管1の管軸を挟んで対向する所定箇所に接続されていることで、穿孔部1dと分岐口1aとを略同軸に形成できるため、押込み棒27を同軸上に配置し直線的に延ばして閉塞体30を分岐口1aに設置し易い。
またこのように、閉塞体30の外面30aに設けられた分岐口1aの外周を囲む環状シール31を、流体管1の内壁1bとの間に介在させることで、流体管1内のガスが環状シール31の内側に位置する分岐口1a側へ流通することを防ぎ、閉塞体30を確実に密封状に閉塞できる。
また、環状シール31が、流体管1と分岐管2との溶接接続で凹凸形状に形成された溶接部Wよりも外周側に設けられているため、溶接部Wに接触することで流体が漏出してしまう虞を回避できる。
次に、図11に示されるように、流体管1の内部において閉塞体30により分岐口1aを閉塞した状況下でバルブ5を開状態とし、ガスの流出状況、すなわち分岐管2内に残存する量のガスのみがバルブ5を介して流出し、残存量以上は流出しない状況を見ることで、分岐口1aが密封状に閉塞されていることを確認する。
そして、図12に示されるように、分岐管2の所望の箇所、本実施例では比較的流体管1寄りの所定箇所において分岐管2を切断により除去し、切断箇所に閉止板2bを密封状に接続する。
このようにすることで、接続部材10に取付けられる閉塞体設置手段としての押込み棒27により穿孔部1dを通じ流体管1内部の分岐口1aに設置される閉塞体30の外面30aが、略円筒形状の流体管1に対応するように、略蒲鉾形状に形成されており、分岐口1a周囲に亘って流体管1の内壁1bに当接して分岐口1aを密封状に閉塞できるため、不断流状態で、分岐口1aから分岐している分岐管2の所望の箇所を除去することができる。また、閉塞体30の外面30aが略蒲鉾形状に形成されていることで、一般的に多く用いられる略円筒形状に形成された流体管1の内壁1bに当接することができ、閉塞体30の汎用性が高まる。
次に、押込み棒27とともに閉塞体30を上方に引き上げて開閉部12を閉状態とし、閉塞体30、押込み棒27、押込み機32、そして蓋胴部26を撤去する。そして、図13左側に示されるように、開閉部12の上側に、内空状の筒胴部33を接続するとともに、この筒胴部33の内部に中蓋37を配置して、筒胴部33に中蓋設置装置34を接続する。開閉部12と筒胴部33とは、両部間に介在した図示しないパッキンにより密封状に接続されている。中蓋設置装置34は、中蓋37を着脱可能に係合した軸部36と、この軸部36を軸方向に移動させる駆動部35と、から主として構成されており、筒胴部33と中蓋設置装置34とは、上述と同様に図示しないパッキンにより密封状に接続されている。中蓋37は、接続部材10の筒状部11の内径と略同径の外径を有する円板状に形成され、周面に亘ってシール部材38が設けられている。
図13右側及び囲い部に示されるように、中蓋設置装置34により下方に移動した中蓋37は、筒状部11の内周面に内径方向に突出した突出部11a上に当接した位置で位置決めされる。次に、筒状部11の外周面に径方向に設けられた係止ネジ9のネジ蓋9aを取外して、ネジ筒9c内に配置されたネジ部9bを内径方向に螺入し、ネジ部9bの先端と突出部11aとの間で中蓋37を挟持する。中蓋37の周面に設けられたシール部材38が筒状部11の内周面11bに亘って密接しているため、流体管1内のガスが中蓋37よりも上方に流出してしまうことなくシールされる。そして、中蓋37を残し、中蓋37との係合を解除した軸部36を上方に引き上げ、中蓋設置装置34を筒胴部33とともに取外し、続いて接続部材10の開閉部12を筒状部11から取外す。
最後に、図14に示されるように、筒状部11の上端に上蓋40を被覆して周方向に亘って溶接接続を行うことで、中蓋37と上蓋40とで筒状部11内を二重に密封状にシールする。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、流体管1及び分岐管2内部を流通する流体としてガスが示されているが、流体は、例えば上下水道などの液体であってもよく、若しくは気液混合した流体であってもかまわない。
また例えば、上記実施例では、流体管1から下方に向けて延設される分岐管2が、分岐口1aにおいて溶接接続され、流体管1の内部において分岐口1aに沿って凹凸状の溶接部Wが形成されているが、流体管の内部における溶接部は、流体管の内周面に略面一に形成されていてもよい。また分岐管の分岐方向は、例えば水平方向若しくは上方向等であってもよく、また流体管と分岐管との接続は、例えば鋳造で形成された一体のT字管等によるものであってもかまわない。
また例えば、上記実施例では、分岐口1aに流体管1の管軸を挟んで対向する箇所を穿孔して穿孔部1dを形成しているが、流体管を穿孔する箇所は、例えば分岐口近傍の所定箇所であってもよい。
更に例えば、上記実施例では、閉塞体30の外面30aに環状シール31が設けられているが、例えば閉塞体の外面が全体に亘って弾性材からなり、当該閉塞体の外面全体を流体管の内面に密接させることで、分岐口を密封状に閉塞させてもよい。
(a)は、本発明の実施例における既設流体管及び分岐管の接続状態を示す一部断面図であり、(b)は、同じく一部側断面図である。 (a)は、流体管に接続部材を取付けた状態を示す正面図であり、(b)は、同じく側断面図である。 接続部材に穿孔手段を取付ける状況を示す正面図である。 接続部材に穿孔手段を取付けた状態を示す側断面図である。 穿孔手段により流体管を穿孔する状況を示す側断面図である。 接続部材から穿孔手段を取外す状況を示す正面図である。 分岐口をカメラで確認する状況を示す側断面図である。 分岐口を洗浄する状況を示す側断面図である。 接続部材に閉塞体を取付けた状態を示す側断面図である。 閉塞体の外面を示す斜視図である。 閉塞体設置手段により閉塞体を分岐口に設置した状態を示す側断面図である。 分岐管の所定箇所切除して閉止板を取付けた状態を示す側断面図である。 接続部材に中蓋を設置する状況を示す側断面図である。 接続部材に上蓋を設置した状態を示す側断面図である。
符号の説明
1 流体管(既設流体管)
1a 分岐口
1d 穿孔部
2 分岐管
10 接続部材
11 筒状部
12 開閉部
13 穿孔手段
15 カッタドリル
20 カメラ
23 洗浄ノズル
27 押込み棒(閉塞体設置手段)
30 閉塞体
30a 外面
30b 凹形部
31 環状シール
32 押込み機(閉塞体設置手段)

Claims (6)

  1. 略円筒形状の既設流体管に形成され、該既設流体管から分岐した分岐部が延設された分岐口を不断流状態で閉塞する分岐口閉塞手段であって、
    前記既設流体管に連通する筒状部及び該筒状部を開閉可能な開閉部から成り、前記既設流体管の外壁の所定箇所に取付けられる接続部材と、
    前記接続部材に取付けられ、前記開閉部を開状態にして前記筒状部内の既設流体管の管壁を穿孔する穿孔手段と、
    該穿孔手段による管壁の穿孔の後に、前記開閉部を開状態にして閉塞体設置手段により設置され、既設流体管内の前記分岐口を密封状に閉塞する閉塞体と、から構成されており、
    前記閉塞体の外面は、略円筒形状の前記既設流体管に対応するように、略円弧状の断面形状が長手方向に延びる略蒲鉾形状に形成されており、前記分岐口周囲の前記既設流体管の内壁に亘って当接するように成っていることを特徴とする分岐口閉塞手段。
  2. 前記接続部材は、前記分岐口に前記既設流体管の管軸を挟んで対向する所定箇所に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の分岐口閉塞手段。
  3. 前記閉塞体の外面に、前記分岐口の外周を囲む環状シールが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の分岐口閉塞手段。
  4. 前記分岐口に、前記既設流体管と前記分岐部との溶接接続による溶接部が形成されており、前記環状シールは、前記溶接部よりも外周側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の分岐口閉塞手段。
  5. 前記閉塞体の外面における前記分岐口に対向する対向箇所が、凹形状を成していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の分岐口閉塞手段。
  6. 略円筒形状の既設流体管に形成され、該既設流体管から分岐した分岐部が延設された分岐口を不断流状態で閉塞する分岐口閉塞方法であって、
    前記既設流体管に連通する筒状部及び該筒状部を開閉可能な開閉部から成る接続部材を、前記既設流体管の外壁の所定箇所に取付ける取付工程と、
    前記取付工程の後に、前記接続部材に取付けられた穿孔手段により、前記開閉部を開状態にして前記筒状部内の既設流体管の管壁を穿孔する穿孔工程と、
    前記穿孔工程の後に、前記接続部材に取付けられた閉塞体設置手段により、前記開閉部を開状態にして閉塞体を既設流体管内の前記分岐口に設置し、該分岐口を密封状に閉塞する閉塞工程と、から構成されており、
    前記閉塞体の外面は、略円筒形状の前記既設流体管に対応するように、略円弧状の断面形状が長手方向に延びる略蒲鉾形状に形成されており、前記分岐口周囲の前記既設流体管の内壁に亘って当接するように成っていることを特徴とする分岐口閉塞方法。
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