JP4970155B2 - 制水体設置装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体管の外周面を、少なくとも分割構造を有する筐体により囲繞するとともに、この筐体に形成された開口部に管切断手段を接続し、管切断手段により筐体内部における流体管を不断水状態で切断して、回動軸と回動軸の回動により動作する弁体とを少なくとも有する制水体を、該筐体内部に設置する制水体設置装置に関する。
従来の制水体設置装置は、筐体内部の流体管を管切断手段により切断した後に、軸方向に延びる回動軸と弁体とを有する制水体を、開口部を通じて筐体内部に設置している(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−17986号公報(第3頁、第6図)
しかしながら、特許文献1にあっては、軸方向に延びる操作軸が予め接続された制水体を筐体内部に設置していたため、制水体を設置し難いばかりか、管切断手段若しくは制水体の出入りに用いる筐体の開口部に、操作軸を向けて制水体を設置する必要があるため、筐体内部における操作軸の軸方向を任意に設定できず限定されてしまうという不具合が生じていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、制水体を筐体内部に設置し易くするとともに、操作軸の軸方向を任意に設定できる制水体設置装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の制水体設置装置は、
流体管の外周面を、少なくとも分割構造を有する筐体により囲繞するとともに、該筐体に形成された開口部に管切断手段を接続し、該管切断手段により筐体内部における流体管を不断水状態で切断して、回動軸と該回動軸の回動により動作する弁体とを少なくとも有する制水体を、該筐体内部に設置する制水体設置装置であって、
前記筐体に挿通孔が形成されており、該挿通孔に挿通可能な操作軸と前記回動軸とに、該操作軸と回動軸とを軸周りに係合する一対の係合部が設けられ、前記弁体は、前記操作軸を回動操作することで前記回動軸を介して動作することを特徴としている。
この特徴によれば、筐体内部に制水体を設置した後に、筐体に形成された開口部とは別段の挿通孔を通じて、筐体の外方から操作軸を挿通できるため、制水体に、予め軸方向に延びる操作軸を組付けることなく、容易に筐体内部に設置できる。また、操作軸と回動軸とに、両軸を軸周りに係合する一対の係合部が設けられているため、筐体内部における回動軸の配置に依らず、操作軸の軸方向を任意に設定できる。
本発明の請求項2に記載の制水体設置装置は、請求項1に記載の制水体設置装置であって、
前記一対の係合部は、前記両軸のいずれか一方の外周面と、該外周面に嵌合可能に筒状に形成された前記両軸の他方の内周面とに設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、操作軸を筐体外方から挿通して一対の係合部を係合するだけで弁体を動作できるばかりか、一対の係合部が、互いに嵌合するように形成された両軸の内周面と外周面とに設けられているため、両軸を嵌合することで、一対の係合部を保護できる。
本発明の請求項3に記載の制水体設置装置は、請求項2に記載の制水体設置装置であって、
前記一対の係合部は、前記内周面と前記外周面のいずれか一方に、軸方向に沿って形成された凹溝と、前記内周面と前記外周面の他方に、前記凹溝に嵌合可能に形成された凸条と、から成ることを特徴としている。
この特徴によれば、一対の係合部を凹溝と凸条とにより簡易に構成できるばかりか、凹溝と凸条との凹凸係合により、両軸を確実に係合させることができる。
本発明の請求項4に記載の制水体設置装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の制水体設置装置であって、
前記両軸の外方を、該両軸の回動径よりも大径の内径を有し軸方向に延びるカバー筒が被覆していることを特徴としている。
この特徴によれば、両軸の回動径よりも大径の内径を有するカバー筒により、両軸を軸方向に沿って被覆しているため、両軸の係合箇所若しくは軸回りなどに、異物が混入する等の不具合を解消できる。
本発明の請求項5に記載の制水体設置装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の制水体設置装置であって、
前記制水体に、前記弁体の回動動作を規制する回動規制手段が、着脱自在に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、着脱自在の回動規制手段により弁体の回動動作を規制することで、制水体の筐体への設置の際に、例えば制水体が筐体内部に当接することにより、若しくは流体管内に生じる流体圧により、弁体が所定の位置から不測に回動してしまうことを防止できる。
本発明の請求項6に記載の制水体設置装置は、請求項5に記載の制水体設置装置であって、
前記筐体に、前記回動軸の他端側に向かって開口する孔部が形成されており、前記回動規制手段は、前記孔部を通じて設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、操作軸の挿通に用いる挿通孔とは別段に、筐体に、回動軸の他端側に向かって開口する孔部が形成されており、この孔部を通じて回動規制手段を着脱することで、回動規制手段の着脱と、操作軸の挿通とが干渉してしまう不具合を解消できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1(a)は、本発明の実施例における制水体設置装置の筐体を示す正面図であり、(b)は、(a)と同じく平面図である。図2は、筐体の開口部に管切断手段を接続する状況を示す概略図である。図3は、筐体の開口部に制水体押圧手段を接続する状況を示す概略図である。図4は、制水体の斜視図である。図5(a)は、制水体の一部断面図であり、(b)は、(a)と同じく下面図である。図6(a)は、制水体を設置した筐体内部を示す断面図であり、(b)は、回動規制部材を示す正面図である。図7は、分岐部材を接続した筐体を示す一部断面図である。図8(a)は、回動軸の周囲にカバー筒を接続した状態を示す拡大断面図であり、(b)は、回動軸に操作軸を接続した状態を示す拡大断面図である。
図1(a)、(b)に示されるように、既設の管路を構成し内部に流体が流通する流体管1の外周面を、水密に組付けた上下2分割構造の筐体2により囲繞する。筐体2は、流体管1の外周面に沿って軸方向左右それぞれに延びるスリーブ2a,2aと、接続部としてのフランジ2cを有し上方に向けて開口する開口部2bと、を備えた内空構造の円筒部材から主として成る。また、筐体2の周側壁における管軸の略直交位置には、前後に対向してそれぞれ開口した挿通孔2d、孔部2eが設けられており、後述する流体管1の切断及び制水体としての制水弁11を設置する際には、これら挿通孔2d、孔部2eは止水板28,29によりそれぞれ閉塞されている(図6(a)参照)。更に、筐体2の底板におけるスリーブ2a,2a寄りそれぞれの所定位置には、排水口2f,2fが設けられている。
また、各スリーブ2a,2aの端部における筐体2内周面と流体管1外周面との間に、環状のシール材4を周方向に沿って配置するとともに、このシール材4を分割構造の押輪3により保持することで、筐体2と流体管1との間における水密性を維持している。
次に、図2に示されるように、流体管1切断について説明すると、筐体2の開口部2bに、この開口部2bを開閉自在とし、閉状態においては筐体2内部の水密性を保持できる開閉弁5を接続する。続いて、流体管1の外径よりも大なる内径及び高さを有し、下端周縁に下向きに配設された穿孔刃7aと、穿孔刃7aと同じ中心軸を有し穿孔刃7aよりも下方の位置に下向きに配設されたセンタードリル7bと、センタードリル7bの先方に設けられた掛止片7cとを有する管切断手段としての内空円筒状の穿孔用カッタ7を、胴体6内部空間に設け、穿孔用カッタ7の中心軸がほぼ鉛直方向を向き、かつ筐体2内の流体管1の中心軸とほぼ直交方向に交差する位置に配設するように、胴体6を開閉弁5の上方に水密に連通接続する。
次に、開閉弁5を開状態とし、穿孔用カッタ7を回転動作させながら、穿孔刃7aが、流体管1の全断面を通過するように進退移動させるストローク機構8により、穿孔用カッタ7を下降動作させる。穿孔用カッタ7の回転動作及び下降動作により、流体管1は穿孔用カッタ7の直径寸法分離間した2箇所の切断面で、流体管1上面の外周面から下方に徐々に切断され、穿孔刃7aが流体管1の全断面を通過するように下降動作した地点で、2箇所の切断面で流体管1が切断され、2箇所の切断面の間で管片1aが流体管1の管路から分断される。
上述の流体管1の切断動作において、流体管1は不断水状態であるため、流体管1内は流体が流通している状態であり、穿孔用カッタ7による切断動作において、センタードリル7bが流体管1上面の外周面から流体管1の内部に達した時点で、流体管1の内部の流体が管外に漏出し、筐体2の内部及び上方に連通接続した胴体6内部を満たすようになる。ただし、流体管1の内部から漏出した流体が、筐体2の外部に漏出することはない。したがって、流体管1内の流体を不断水状態のまま、切断動作が可能となる。また、排水口2f,2fを筐体2外部に開放することにより、前記切断動作は、流体管1の切断時に発生する切り粉を筐体2外部に排出させながら行われる。
次に、流体管1の切断動作後に、胴体6の内部に配設した穿孔用カッタ7と、センタードリル7bの掛止片7cに掛止した切断後の管片1aとを開閉弁5の上方に引き上げて開閉弁5を閉状態とし、これらを胴体6とともに開閉弁5から取外す。
続いて、図3に示されるように、制水弁11の設置について説明すると、制水弁11を内部に配設するとともに挿入機10を接続した胴体9を、開閉弁5に水密に連通接続した後、開閉弁5を開状態として制水弁11を挿入機10により上方から下方に向かって押圧し、筐体2内部の所定位置に設置する。
このように、開口部2bが上方に向けて開口していることで、管切断手段としての穿孔用カッタ7若しくは制水弁11を、上方に向けて開口している開口部2bを通じて、筐体2内部に向けて下方に降ろすことで容易にアプローチできる。
図4、図5に示されるように、この制水弁11について説明すると、制水弁11は、上方に開口する分岐孔12a、及び側方に開口する第2の孔12bを備える弁筐体12と、回動軸13b周りに回動することで分岐孔12a及び第2の孔12bを開閉可能な弁体13と、から主として成る。分岐孔12aは流体管1から分岐される分岐路を構成し、第2の孔12bは流体管1の流路を構成する。具体的には、分岐孔12aと第2の孔12bは略90度の相対位置で開口する同径の円形状であって、これら両孔12a,12bと同径の円板状で周縁に環状のシール材14が貼付された弁体13が、後述する操作軸21(図6参照)を回動操作することで、回動軸13bを介して弁筐体12内において略90度の範囲で両孔12a,12bの間を自在に回動し、シール材14が分岐孔12aの周縁、若しくは第2の孔12bの周縁に当接することで、両孔12a,12bを水密に閉状態とする。また、弁筐体12における第2の孔12bの対向側は、両孔12a,12bと連通して開口している。更に、弁筐体12の側部には、弁体13の回動軸13bの軸端部が突設されている。
また、弁筐体12の上部は、筐体2の開口部2b内周面と略同径の外周面と、分岐孔12aと略同径の内周面と、を有する円板12cが配設され、この円板12cの外周面に沿って形成された凹溝にシール材15が嵌合されている。更に、弁筐体12の側部から底部にかけて、弁体13の回動軸を左右から挟むようにリブ12d,12dが形設され、このリブ12d,12dの側周面に沿って形成された凹溝にシール材16,16が、シール材15に連続して嵌合されている。また、弁筐体12の底面には、下方に延びる脚部17が2脚突設されている。
制水弁11は、弁体13が分岐孔12aを閉じた位置、すなわち第2の孔12bを開いた位置に回動された状態で、分岐孔12aを筐体2の開口部2b側に位置するようにし、且つ第2の孔12bを流体管1の下流側の切断箇所側に位置するようにして、筐体2内部に不断水状態で設置される。このように、制水弁11が流体管1の流路を構成する第2の孔12bを有しているため、不断水状態で制水弁11を設置できる。
筐体2の内底面には所定2箇所に凹部2g,2gが設けられており(図1(b)、図7参照)、筐体2の内周面に上下方向に設けられたガイド(図示略)に沿って制水弁11が案内され、弁筐体12の脚部17,17がこの凹部2g,2gに嵌合されることで、筐体2内における制水弁11の周方向の位置決めを行うとともに、筐体2内に所定に設置された弁筐体12の動きを規制する。
更に、図6(a)に示されるように、制水弁11の設置後に、筐体2上部外周面において複数形成された雌ネジ部2hに、ボルト25を筐体2内部に向かって螺挿し、ボルト25の周面を制水弁11の円板12c上面と当接させることで、制水弁11の筐体2内部における設置位置を保持し、流体圧による移動を防止する。
制水弁11が筐体2内部に設置された位置において、回動軸13bは流体管1の管軸に略直交する略水平方向に配置される。また、弁筐体12の外面に設けられたシール材15,16が筐体2の内面と水密に当接し、各シール材15,16を境としてその両側が仕切られるため、弁筐体12の外側では、シール材15により分岐孔12a側と、第2の孔12b及び回動軸13b側とは水密となり、同様にシール材16により第2の孔12b側と回動軸13b側とは水密となる。
制水弁11の設置後、筐体2の開口部2bのフランジ2cに接続されていた開閉弁5及び挿入機10を筐体2から取外す。このように、弁体13が分岐孔12aを閉じた位置に回動された状態で、この分岐孔12aを開口部2b側に位置して制水弁11が筐体2内部に設置されているため、開口部2bから筐体2外部に漏水することなく、開口部2bに接続されていた開閉弁5を取外すことができる。また、第2の孔12bが開放されているので、不断水状態で制水弁11を設置する際でも流体管1内の流体の流通を遮断することがない。
尚、図6(a)に示されるように、弁体13が分岐孔12aを閉じた位置に回動された状態において、図6(b)に示される弁体13の回動を規制する回動規制手段としての回動規制部材19が、制水弁11に着脱可能に設けられている。より具体的には、制水弁11の回動軸13bの他端側に対向して略同軸に従動軸13cが設けられており、回動規制部材19は、正面視略中央に穿設された矩形状の穿孔19aが、穿孔19aよりも若干小型の矩形状に形成された従動軸13cの端部13eに係合されるとともに、正面視左右両側に形成されたボルト孔19b,19bと、従動軸13cの軸受部に形成されたボルト孔とに、ボルト30,30にて接続されており、従動軸13cを介して弁体13の回動動作を規制している。
このようにすることで、制水弁11の筐体2への設置の際に、制水弁11が筐体2内部に当接することにより、若しくは流体管内に生じる流体圧により、弁体13が分岐孔12aを閉じた位置から不測に回動してしまうことを防止できる。
また、上記した制水弁11の筐体2内部への設置後に、従動軸13cに向かって開口する筐体2の孔部2eを閉塞していた止水板29を取外して孔部2eを開放し、孔部2eを通じて回動規制部材19を取外すことで、弁体13が回動自在になる。尚、必要に応じて孔部2eを通じて回動規制部材19を制水弁11に取付けてもよい。
次に、図7に示されるように、筐体2の開口部2bのフランジ2cに、分岐路を構成する分岐部材18を接続する。具体的には、分岐部材18は、その端部が上方に向けて開口する開口部2bに接続されて上方向に延び、連続して略90度に曲がり、そして略水平方向に延びていることにより、流体管1の上方において略平行した分岐路を構成することが出来る。
このように、流体管1から分岐された分岐路が、管切断手段を接続し制水弁11を設置するために用いる開口部2bを介して形成可能となっていることで、流体管1を囲繞する筐体2に、分岐路を形成するための別段の開口を形成する必要がなく、筐体2の加工手間が容易になり、筐体2の強度も維持できる。また、開口部2bに備えられたフランジ2cを利用して、分岐部材18を接続できる。
また、開口部2bが上方に向けて開口していることで、例えば流体管1の左右側方に存在している他の部材によりスペースが無い場合でも、上方に向けて開口している開口部2bに分岐部材18を接続できる。
尚、排水口2fを利用して、流体管1と分岐部材18とを連通する分岐部材18よりも小径のバイパス管23を別段に設け、バイパス管23の管路に介在する開閉弁(図示略)によりこの管路を開閉することで、分岐孔12aを閉状態とした場合でも、分岐路への少量の分岐水量を制御することができる。
次に、図8(a)、(b)に示されるように、制水弁11の操作軸21の接続について説明すると、先ず筐体2の挿通孔2dを閉塞していた止水板28(図6(a)参照)を取外して挿通孔2dを開放する。上記のように、筐体2内の凹部2gに弁筐体12の脚部17が嵌合して位置決めされた制水弁11の設置位置において、挿通孔2dと制水弁11の回動軸13bとは略同軸に位置しており、上述したように、分岐孔12a及び第2の孔12bと、挿通孔2dとを水密に仕切るシール材15,16が介在しているため、前記止水板を取外し筐体2内部を開放しても、流体管1内の流体が、分岐孔12aや第2の孔12bから挿通孔2dを通じて漏出することを防止できる。
図8(a)に示されるように、筐体2外方から挿通孔2dを通じて筐体2内部に向かって、回動軸13b及び後述する操作軸21の回動径よりも大径の内径を有し軸方向に延びるカバー筒26を挿通し、回動軸13bを周方向に被覆して、カバー筒26の先端部と回動軸13bの軸受部とをボルト31により接続する。カバー筒26の先端面には、係合キー26aが軸方向に突設されており、この係合キー26aが軸受部の対向面に形成された凹部に係合されることで、カバー筒26の周方向位置が所定に調整され、ボルト31を螺挿し易くなる。
次に、図8(b)に示されるように、筐体2外方から挿通孔2dを通じて筐体2内部に向かって、軸ユニット20に構成された操作軸21の端部を挿通する。操作軸21は回動軸13bと同様の軸体であって、操作軸21の先端部は、回動軸13bの外径と略同径の内周面を有し、回動軸13bの外周面に嵌合可能な筒状部21aに形成されている。また、筒状部21aの内周面には軸方向に沿って係合部としての凹溝21bが形成されているとともに、回動軸13bの外周面には凹溝21bに嵌合可能な係合部としての凸条13dが形成されており、すなわち凹溝21bと凸条13dとが、一対の係合部を構成している。
操作軸21は、カバー筒26の内部を軸方向に挿通され、筒状部21aの内周面が回動軸13bの外周面を嵌合するとともに、筒状部21aに形成された凹溝21bが回動軸13bに形成された凸条13dと係合する。このように操作軸21の凹溝21bと、回動軸13bの凸条13dとを凹凸嵌合することで、操作軸21と回動軸13bとを軸回りに同期して回動出来ることになる。
そして、軸ユニット20に構成された操作軸21の軸受部27と、カバー筒26の後端部とをボルト32により接続し、軸ユニット20のフランジ22と挿通孔2dのフランジとをボルト・ナット33で接続する。軸ユニット20の軸受部27には、係合キー27aが軸方向に突設されており、この係合キー27aがカバー筒26の後端面に形成された凹部に係合されることで、軸ユニット20の周方向位置が所定に調整され、ボルト32、ボルト・ナット33を螺挿し易くなる。
このように、筐体2内部に制水弁11を設置した後に、筐体2に形成された開口部2bとは別段の挿通孔2dを通じて、筐体2の外方から操作軸21を挿通できるため、制水体11に、予め軸方向に延びる操作軸21を組付けることなく、容易に筐体2内部に設置できる。また、操作軸21と回動軸13bとに、両軸21,13bを軸周りに係合する一対の係合部としての凹溝21b、凸条13dが設けられているため、筐体2内部における回動軸13bの配置に依らず、操作軸21の軸方向を任意に設定できる。
また、操作軸21を筐体2外方から挿通して一対の係合部としての凹溝21b、凸条13dを係合するだけで弁体13を回動動作できるばかりか、一対の係合部としての凹溝21b、凸条13dが、互いに嵌合するように形成された操作軸21の内周面と回動軸13bの外周面とに設けられているため、両軸21,13bを嵌合することで、凹溝21b、凸条13dを保護できる。
更に、一対の係合部は、操作軸21の筒状部21aの内周面に軸方向に沿って形成された凹溝21bと、回動軸13bの外周面に凹溝21bに嵌合可能に形成された凸条13dと、から成ることで、一対の係合部を凹溝21bと凸条13dとにより簡易に構成できるばかりか、凹溝21bと凸条13dとの凹凸係合により、両軸21,13bを確実に係合させることができる。
また、両軸21,13bの回動径よりも大径の内径を有するカバー筒26により、両軸21,13bを軸方向に沿って被覆しているため、両軸21,13bの係合箇所若しくは軸回りなどに、異物が混入する等の不具合を解消できる。
また、操作軸21の挿通に用いる挿通孔2dとは別段に、筐体2に、回動軸13bの他端側、すなわち従動軸13cに向かって開口する孔部2eが形成されており、この孔部2eを通じて上述した回動規制部材19を着脱することで、回動規制部材19の着脱と、操作軸21の挿通とが干渉してしまう不具合を解消できる。
次に、図7に示されるように、操作軸21の後端部に減速機24を接続する。減速機24に設けられた上下に延びる回動操作軸24aを直接に回動操作することで、操作軸21を介し回動軸13bを回動動作させ、弁体13を任意に回動することができる。尚、本実施例のように減速機を取付けずに、回動軸13bに接続された操作軸21を直接に回動操作してもよい。
制水弁11は、上述したように、分岐孔12aを備える弁筐体12と、分岐孔12aを開閉可能に弁筐体12に設けられた弁体13とから成り、開口部2b側に位置している分岐孔12aを弁体13により開閉することで、流体の分岐路への流通を制御できる。
また弁筐体12は、流体管1の切断箇所側に位置している第2の孔12bを更に備えるとともに、弁体13は、更に第2の孔12bを開閉可能に設けられており、流体管1の切断箇所側に位置している第2の孔12bを弁体13により開閉することで、更に流体の流体管1内の流通を制御できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、制水弁11を構成する回動軸13bが、筐体2内部において略水平方向に配置され、回動軸13に接続する操作軸21を挿通可能な挿通孔2dが、筐体2の側面に形成されているが、例えば回動軸が筐体内部において上下方向に配置され、挿通孔が筐体の上面若しくは下面に形成されていてもよい。
また、上記実施例では、制水弁11は、回動軸13b周りに回動動作する弁体13と、この弁体13により開閉される分岐孔12a及び第2の孔12bを有する弁筐体12と、から構成されているが、制水体は、回動軸と、この回動軸の回動により動作する弁体とを少なくとも有するものであれば、例えば制水体は、ボール弁、バタフライ弁若しくはスルース弁であってもよいし、また孔等を有する弁筐体を特段に有していなくても構わない。
また、上記実施例では、回動規制部材19が、操作軸21を挿通する挿通孔2dとは別段に筐体2に形成された孔部2eを通じて、回動軸の他端側に着脱自在に設けられているが、例えば回動規制手段は、操作軸用の挿通孔を通じて、回動軸と操作軸との接続箇所近傍に設けられていてもよい。
更に、上記実施例では、操作軸21と回動軸13bとを略同軸上に配置して接続しているが、例えば、操作軸と回動軸を略平行方向に配置して軸周りに係合させてもよいし、また例えば、操作軸と回動軸の端部に傘歯車を配設して、両軸を略直交方向に配置して係合させてもよい。
(a)は、本発明の実施例における制水体設置装置の筐体を示す正面図であり、(b)は、(a)と同じく平面図である。 筐体の開口部に管切断手段を接続する状況を示す概略図である。 筐体の開口部に制水体押圧手段を接続する状況を示す概略図である。 制水体の斜視図である。 (a)は、制水体の一部断面図であり、(b)は、(a)と同じく下面図である。 (a)は、制水体を設置した筐体内部を示す断面図であり、(b)は、回動規制部材を示す正面図である。 分岐部材を接続した筐体を示す一部断面図である。 (a)は、回動軸の周囲にカバー筒を接続した状態を示す拡大断面図であり、(b)は、回動軸に操作軸を接続した状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 流体管
2 筐体
2b 開口部
2d 挿通孔
2e 孔部
7 穿孔用カッタ(管切断手段)
11 制水弁(制水体)
12 弁筐体
13 弁体
13b 回動軸
13c 従動軸
13d 凸条(係合部)
13e 端部
18 分岐部材
19 回動規制部材(回動規制手段)
19a 穿孔
20 軸ユニット
21 操作軸
21a 筒状部
21b 凹溝(係合部)
24 減速機
26 カバー筒
28,29 止水板

Claims (6)

  1. 流体管の外周面を、少なくとも分割構造を有する筐体により囲繞するとともに、該筐体に形成された開口部に管切断手段を接続し、該管切断手段により筐体内部における流体管を不断水状態で切断して、回動軸と該回動軸の回動により動作する弁体とを少なくとも有する制水体を、該筐体内部に設置する制水体設置装置であって、
    前記筐体に挿通孔が形成されており、該挿通孔に挿通可能な操作軸と前記回動軸とに、該操作軸と回動軸とを軸周りに係合する一対の係合部が設けられ、前記弁体は、前記操作軸を回動操作することで前記回動軸を介して動作することを特徴とする制水体設置装置。
  2. 前記一対の係合部は、前記両軸のいずれか一方の外周面と、該外周面に嵌合可能に筒状に形成された前記両軸の他方の内周面とに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の制水体設置装置。
  3. 前記一対の係合部は、前記内周面と前記外周面のいずれか一方に、軸方向に沿って形成された凹溝と、前記内周面と前記外周面の他方に、前記凹溝に嵌合可能に形成された凸条と、から成ることを特徴とする請求項2に記載の制水体設置装置。
  4. 前記両軸の外方を、該両軸の回動径よりも大径の内径を有し軸方向に延びるカバー筒が被覆していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の制水体設置装置。
  5. 前記制水体に、前記弁体の回動動作を規制する回動規制手段が、着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の制水体設置装置。
  6. 前記筐体に、前記回動軸の他端側に向かって開口する孔部が形成されており、前記回動規制手段は、前記孔部を通じて設けられていることを特徴とする請求項5に記載の制水体設置装置。
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